WO2000053837A1

WO2000053837A1 - Machine a laver a tambour

Info

Publication number: WO2000053837A1
Application number: PCT/JP2000/000713
Authority: WO
Inventors: Masumi Ito; Fumitaka Yamazaki; Shinichiro Kawabata; Kiyomi Sasano; Shuji Hashiba
Original assignee: Kabusiki Kaisha Toshiba
Priority date: 1999-03-10
Filing date: 2000-02-09
Publication date: 2000-09-14
Also published as: TW504532B; EP1118703A4; CN1296535A; KR20010078713A; US6564594B1; DE60025586D1; CN1137302C; KR100415024B1; DE60025586T2; EP1118703A1; EP1118703B1

Description

明細書ドラム式洗濯機技術分野

本発明は、横軸回転可能に構成された回転槽を備えたドラム式洗濯機に関し、特には、モー夕により前記回転槽を直接的に回転駆動するように構成したドラム式洗濯機に関する。背景技術

従来よりドラム式洗濯機は次のように構成されている。即ち、外箱の内部に、複数組のサスペンションにより弾性支持された水槽が配設され、この水槽の内部に回転槽が横軸回転可能に配設されている。前記水槽の後部には軸受が配設されており、この軸受に前記回転槽の回転軸が支持されている。前記回転軸の後端部には、従動プーリが取付けられている。また、前記水槽の下部には、モ —夕が配設されており、このモ一夕の回転軸には、駆動プーリが取付けられている。そして、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間にはベルトが掛け渡されている。

上記構成においては、前記モ一夕の回転軸が回転すると、その回転は、駆動プーリ、ベルト、従動プーリに伝達され、この結果、回転槽が回転する。

ところが、上述のように、モータの回転駆動力を駆動プーリ，ベルト，従動プ一リからなるベルト伝達機構を介して回転軸、即ち回転槽に伝達する構成とすると、その分、構造が複雑となり、製造コストが高くなるという問題があつた。また、上記構成では、モー夕の回転駆動力を伝達する際、前記駆動プーリやベルト、従動プーリに振動が発生する。特に、前記モ一夕が高速回転するときは、駆動プーリに掛けられたベルトがスリップして、ベルトが揺動する。そのため、ベルト伝達機構に発生する振動が大きくなり、この結果、大きな騒音が発生するという問題があった。

このような問題を解決するものとして、例えば日本特開平 1 0— 2 0 1 9 9 3号が知られている。この明細書に開示されたドラム式洗濯機は、水槽の後面部にモ一夕が配設されており、このモー夕により回転槽の回転槽軸を直接的に回転駆動させるように構成されている。上記構成のドラム式洗濯機では、ベルト伝達機構が不要となるため、その分、構造を簡単にすることができると共に、振動や騒音の発生を抑えることができる。

ところで、上記構成のドラム式洗濯機では、従来のドラム式洗濯機において従動プーリやベルトが配設されていた水槽の後部の空間に前記モー夕が配設されることになる。この場合、モータの回転駆動時に水槽が揺動して後方に傾いたときに、前記モ一夕が外箱の後壁部に衝突して破損することを避けるために、前記モー夕を外箱から十分に離間させて配設する必要がある。このため、水槽の後部に大きな空間を確保しなければならず、外箱が前後方向に大形化してしまうという問題があった。

また、ドラム式洗濯機は、防水パンの上に設置することが一般に行われている。この場合、前記防水パンのサイズは、従来のドラム式洗濯機の大きさに合わせて規格化されている。このため、上述のように外箱の前後方向の長さ寸法が大きくなると、規格化されている防水パンを使用することができないという不具合が生じる。

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水槽の後面部にモー夕を配設したことにより、外箱が前後方向に大形化することを極力抑えることができるドラム式洗濯機を提供するにある。発明の開示

本発明のドラム式洗濯機は、外箱と、この外箱の内部に弾性支持された水槽と、この水槽の内部に横軸回転可能に配設されたドラム形の回転槽と、前記水槽の後面部に設けられ、前記回転槽を直接的に回転駆動するモー夕とを備え、前記水槽の後面部のうち前記モー夕が設けられた部分から前記外箱の後壁部までの距離は、前記水槽の後面部のその他の部分から前記外箱の後壁部までの距離よりも、長くなるように構成したところに特徴を有する。

上記構成によれば、前記水槽の後面部と前記外箱との間に、前記モー夕を配設するスペースを確保しつつ、前記外箱のうち前記モ一夕が配置していない部分が前後方向に大形化することを極力抑えることができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記水槽の後面部のうち前記モー夕が設けられる部分を凹状に構成したところに特徴を有する。上記構成によれば、前記水槽の後面部に設けられた凹状部分に前記モ一夕の少なくとも一部を位置させることにより、前記外箱の後壁部を前記水槽の後面部に近付けることができる。このため、外箱を前後方向に小形化することができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記モー夕を、ァゥ夕口一夕形のモー夕から構成したことを特徴とする。外径寸法が同じであるィンナ一口一夕形のモー夕及びァゥ夕口一夕形のモ一夕でそれぞれ得られるトルクを同等にするためには、インナ一口一夕形のモ一夕の軸方向寸法を、ァゥ夕口一夕形のモ一夕のそれよりも大きくする必要がある。即ち、上記構成によれば、ァゥ夕口一夕形モー夕を採用することにより、モー夕の軸方向寸法を小形化することができる。このため、前記水槽の後面部に前記モー夕を配設することにより外箱が前後方向に大形化することを極力抑えることができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記モー夕が駆動されたときに揺動しない固定部を有し、前記モー夕が駆動されて前記水槽が揺動したとき、前記固定部に対して前記モー夕よりも先に接触する接触部を、前記水槽もしくは前記水槽に固定された部材のうち前記モ一夕以外の部材に設けたことを特徴とする。上記構成によれば、前記水槽が揺動しても、前記モー夕が破損することを極力防止することができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記回転槽と前記モー夕とを連結する回転軸と、この回転軸を支持する軸受とを備え、前記軸受の一部は前記モータのステ一夕の内側に位置するように構成したことを特徴とする。上記構成によれば、前記ステ一夕の内側のスペースを前記軸受を配設するために利用でき、外箱が前後方向に大形化することをより一層抑えることができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記外箱の後壁部のうち、前記モー夕と対向する部分に通気口を形成したことを特徴とする。上記構成によれば、前記通気口を介して前記外箱の内外を空気が流通するようになるため、前記モー夕からの放熱を促進することができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記モ一夕のロー夕に、冷却用の送風羽根を設けたことを特徴とする。上記構成によれば、前記送風羽根の送風作用により前記モー夕周辺に空気を流通させることができるので、前記モー夕からの放熱を促進することができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記外箱の後壁部に設けられた開口部と、前記外箱に着脱可能に設けられ前記開口部を塞ぐ裏板を備え、前記裏板のうち前記モ一夕と対向する部分に外方へ突出する凸部を設けたことを特徴とする。上記構成によれば、前記凸部内に前記モー夕の少なくとも一部を配置させることができ、その分、前記外箱の後面部を前方に位置させることができるので、前記外箱が前後方向に大形化することを極力抑えることができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記水槽の下部に設けられ、前記水槽の内部に収容される水を加熱する加熱手段と、前記凸部の下部もしくは側部に形成され、前記外箱の内外を連通する孔部とを備えたことを特徴とする。上記構成によれば、前記加熱手段により加熱された外箱内の空気を、前記孔部を介して前記外箱の外部に排出することができるので、前記凸部内に熱が籠り、その熱により前記モー夕が悪影響を受けることを極力防止できる。また、前記孔部は、前記凸部の下部もしくは側部に位置しているので、前記凸部に水がかかったときに、前記孔部から前記外箱内に水が侵入することを防止できる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記モー夕の一部を前記凸部内に位置するように構成したところに特徴を有し、この構成によって、前記外箱の前後方向の小形化を図ることができる。

本発明のドラム式洗濯機は、前記裏板をプレス成形することにより前記凸部をテーパ状に形成すると共に、前記凸部の周壁部のうち下部もしくは側部に、前記外箱の内外を連通する孔部を形成したことを特徴とする。上記構成によれば、前記裏板と前記凸部とが一体的に構成されるため、前記裏板に継ぎ目が生じることがない。また、前記凸部をテ一パ状に構成したことにより、前記凸部の内面に沿って空気が流れやすくなり、前記凸部内に熱が籠り難くなる。本発明のドラム式洗濯機は、前記孔部に、ル一バ一を設けたところに特徴を有し、この構成により、前記孔部から前記外箱内に水や異物が侵入することを防止できると共に、前記孔部から外部に漏出するモータ駆動時の騒音を小さく抑えることができる。

ところで、洗濯機は通常、防水パンの上に設置される。この場合、ドラム式洗濯機等の全自動洗濯機に用いられる防水パンの標準サイズは、一般に、縦 5 4 0 m m x横 5 4 0 m mに設定されている。本発明のドラム式洗濯機は、前記外箱の底部の前後方向の長さ寸法が、 5 4 0 m m未満となるように設定されていることを特徴とし、この構成によれば、前記モ一夕を前記水槽の後面部に配設したことにより前記外箱の前後方向の長さ寸法が大きくなっても、規格化されている防水パンの上に設置できなくなるという不具合がない。図面の簡単な説明

図 1は本発明の第 1の実施例を示すドラム式洗濯機の縦断側面図、図 2は回転槽の駆動機構を拡大して示す縦断面図、

図 3はモ一夕の分解斜視図、

図 4は本発明の第 2の実施例を示す図 1相当図、

図 5は本発明の第 3の実施例を示す図 1相当図、

図 6は本発明の第 4の実施例を示す図 1相当図、

図 7はドラム式洗濯機の後面図図 8は本発明の第 5の実施例を示す図 7相当図、

図 9は図 8の 9一 9線に沿う縦断面図、

図 1 0は本発明の第 6の実施例を示す図 7相当図、

図 1 1は図 1 0の 1 1— 1 1線に沿う縦断面図、

図 1 2は本発明の第 7の実施例を示す図 6相当図、発明を実施するための最良の形態

本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。まず、図 1ないし図 3は、本発明の第 1の実施例を示している。図 1は本発明が適用されたドラム式洗濯機を示す。この図 1において、外箱 1は、全体としてほぼ矩形箱状をなしており、その前壁部 2のほぼ中央部には、洗濯物の出入口 2 aが形成されていると共に前記出入口 2 aを開閉する扉 3が設けられている。また、前記外箱 1の後壁部 4のほぼ中央部には、開口部たる作業口 5が形成されている。更に、前記後壁部 4には、前記作業口 5を塞ぐように裏板 6 がたとえばねじ（図示せず）により着脱可能に取付けられている。

前記裏板 6には、後方へやや膨出する凸部 7が形成されている。前記凸部 7 は、前記裏板 6のうち前記後壁部 4への取付部である周辺部を除く部分をプレス成形することにより打ち出し形成されている。このとき、前記凸部 7は、前部から後部に向かって渐次径小となるテ一パ状に構成されている。

前記外箱 1の内部には、ドラム状をなす例えばプラスチック製の水槽 8が、その軸方向が前記外箱 1の前後方向とほぼ一致するように配設されている。前記水槽 8は、支持板 9を介して複数組例えば 4組のサスペンション 1 0 (図 1 では 2組のみ図示）により前記外箱 1の底部に弾性支持されている。前記水槽 8は、前端板部 1 1と胴部 1 2と後端板部 1 3とから構成されている。前端板部 1 1のほぼ中央部には開口部 1 9が形成されている。前記水槽 8の開口部 1 9と前記外箱 1の出入口 2 aとは、ベロー 2 0により接続されている。前記水槽 8の後端板部 1 3には、前記水槽 8の内方に向かって突出する凹部 2 1が形成されている。前記凹部 2 1は、後側から前側に向かって漸次径小となるすり鉢状に構成されており、前記凹部 2 1の奥部はほぼ平坦面状に構成されている。前記水槽 8の底部には図示しない排水口が形成されている。前記排水口には、排水弁 2 2が接続されており、前記排水弁 2 2には排水ホース 2 3が接続されている。

一方、前記水槽 8の内部にはドラム状をなす例えばステンレス製の回転槽 1 4が回転可能に配設されている。前記回転槽 1 4は、洗濯槽、脱水槽として機能する。前記回転槽 1 4は、前端板部 1 5と胴部 1 6と後端板部 1 7とから構成されている。前記回転槽 1 4は、前記水槽 8と同様に、その軸方向が前記外箱 1の前後方向とほぼ一致するように配置されている。前記回転槽 1 4の前端板部 1 5のほぼ中央部には、前記水槽 8の開口部 1 9よりもやや径小な開口部 1 8が形成されている。前記回転槽 1 4の後端板部 1 7には、凹部 2 5が形成されている。前記凹部 2 5は、前記水槽 8の凹部 2 1に入り込むように構成されている。前記水槽 8の凹部 2 1及び前記回転槽 1 4の凹部 2 5は、前記裏板 6の凸部 7と対向するように構成されている。また、前記回転槽 1 4の胴部 1 6には、通水孔、通気孔として機能する多数個の孔 2 6が形成されている。次に、前記回転槽 1 4を回転駆動する駆動機構の構成について図 2及び図 3 を参照しながら説明する。

図 2に示すように、前記水槽 8の後端板部 1 3の後面部には、金属、例えばステンレス製の補強板 2 7が複数個のボルト 2 8 (図 2では一部のみ示す）により固着されている。従って、本実施例においては、前記補強板 2 7の後面部が前記水槽 8の後面部として機能する。前記補強板 2 7には、前記水槽 8の凹部 2 1に対応する凹部 3 1が形成されている。また、前記回転槽 1 4の後端板部 1 7の後面部には、前記後端板部 1 7よりも厚肉に形成され、前記後端板部 1 7の補強板としても機能する金属製の回転槽支え 2 9が、複数個のボルト 3 0 (図 1に一個のみ図示）により固着されている。前記回転槽支え 2 9には、前記回転槽 1 4の凹部 2 5に対応する凹部 3 2が形成されている。前記補強板 2 7の凹部 3 1及び前記水槽 8の凹部 2 1のほぼ中央部には、孔部 4 9 , 5 0がそれぞれ形成されている。これら孔部 4 9 , 5 0には、筒状の軸受ハウジング 4 2の前端部が挿入されている。前記軸受ハウジング 4 2の外周面部に形成された取付部 4 2 aを介して複数本のボルト 5 2 (図 2に 1本のみ図示）を補強板 2 7に螺揷することにより、前記軸受ハウジング 4 2が前記補強板 2 7に固定されている。このとき、前記軸受ハウジング 4 2は、その後部を除くほぼ全体が前記補強板 2 7の凹部 3 1内に位置するように構成されている。

前記軸受ハウジング 4 2の内部には、前軸受 4 5及び後軸受 4 8がアウターカラ一 4 6及びインナーカラー 4 7を介してはめ込まれている。前記前軸受 4 5及び後軸受 4 8には、回転軸 4 4が支持されている。このとき、前記水槽 8 の孔部 5 0内には、前記軸受ハウジング 4 2の前端部に位置してシール部材 5 1がはめ込まれている。これにより、前記水槽 8の後端板部 1 3と前記回転軸 4 4との間が水密にシールされている。

一方、前記回転軸 4 4の前端部は、前記回転槽支え 2 9の凹部 3 2及び前記回転槽 1 6の凹部 2 5のほぼ中央部に複数本のボルト 5 4 (図 2において 1本のみ示す）によって固着されている。このとき、前記回転槽 1 6の凹部 2 5のほぼ中央部には、前記ボルト 5 4の各頭部を覆い隠すキャップ 5 5が、ねじ 5 6によって取付けてられている。

これに対して、前記軸受ハウジング 4 2の外周部には、ァゥ夕口一夕形のブラシレスモ一夕 3 3を構成するステ一夕 3 5が固定されている。図 3に示すように、前記ステ一夕 3 5は、電磁鋼板を積層してなるステ一夕コア 3 6と、このステ一夕コア 3 6の外周部に突設されたティース部 3 6 aにプラスチック製のボビン 3 7を介して卷装された卷線 3 8とから構成されている。前記ステ一夕コア 3 6の内周部には、複数個の突部 3 6 bが形成されている。前記突部 3 6 bをそれぞれボルト 4 3を介して前記軸受ハウジング 4 2の取付部 4 2 aに取付けることにより、前記ステ一夕 3 5が前記軸受ハウジング 4 2に固定されている。このとき、図 1に示すように、前記ステ一夕 3 5は、ほぼ全体が前記補強板 2 7の凹部 3 1内に位置するように構成されている。

図 2及び図 3に示すように、前記回転軸 4 4の後端部には、前記モー夕 3 3 を構成する口一夕 3 4が固定されている。前記口一夕 3 4は、口一夕ハウジング 3 9と、この口一夕ハウジング 3 9の周囲部 3 9 aに配設されたヨーク 4 0 と、前記周囲部 3 9 aの内周面部に固着された磁極形成用のマグネヅト 4 1とから構成されている。このとき、図 1に示すように、前記口一夕 3 4は、その前半部が前記補強板 2 7の凹部 3 1内に位置するように構成されている。また、前記回転軸 4 4の後端部及び前記ロータハウジング 3 9の後端板部 3 9 bは、前記裏板 6の凸部 7内に位置するように構成されている。

図 2及び図 3に示すように、前記口一夕ハウジング 3 9の後端板部 3 9 bの中心部には、孔部 3 9 cが形成されている。前記孔部 3 9 cには前記回転軸 4 4の後端部が嵌合されている。このとき、前記孔部 3 9 cの内周面部と前記回転軸 4 4の外周面部とはセレ一シヨンにより係合されている。また、前記回転軸 4 4のうち前記孔部 3 9 bよりも後方に突出する部分はナツト 5 3により締め付けられている。

また、前記口一夕ハウジング 3 9の後端板部 3 9 bの前面部には、放射状に延びる複数個の送風羽根 3 9 dが突設されている。更に、前記口一夕ハウジング 3 9の後端板部 3 9 bには、前記送風羽根 3 9 dの間に位置するように複数の開口部 3 9 eが形成されている。

更にまた、図 2に示すように、前記ステ一夕コア 3 6の前部には絶縁基台 5 7が取付けられている。前記絶縁基台 5 7には、前記回転槽 1 4の回転を検知する検知手段たる回転センサ 5 8が取付けられている。前記回転センサ 5 8は、例えばホール I Cから構成されており、前記マグネット 4 1と対向するように配置されている。

以上により、前記回転軸 4 4と前記ロー夕 3 4とは一体に回転するように構成されている。従って、前記回転軸 4 4は前記モー夕 3 3の回転軸として機能する。また、前記回転軸 4 4の前端部は前記回転槽 1 4に固定されており、従つて、本実施例においては、前記回転軸 4 4が、前記モ一夕 3 3と前記回転槽 1 4とを連結する回転軸として機能する。

更に、前記モー夕 3 3は、前記作業口 5と対向するように構成されている。このとき、前記作業口 5は、前記モ一夕 3 3の外形寸法よりも大きくなるように構成されている。従って、前記作業口 5から前記裏板 6を取り外すことにより、前記作業口 5を介して前記モー夕 3 3の点検、修理を簡単に行うことができる。

更にまた、本実施例においては、前記モー夕 3 3から前記外箱 1の後面部までの長さ寸法、例えば、図 1に示すように口一夕ハウジング 3 9から裏板 6までの長さ寸法 E , Fは、前記水槽 8の後部から外箱 1の後壁部 4までの長さ寸法 Dよりも若干大きくなるように構成した。このため、洗濯或いは脱水運転時に前記水槽 8が揺動して後方に傾いても、前記口一夕ハウジング 3 9よりも先に前記補強板 2 7が前記外箱 1の後壁部 4に当たる。即ち、本実施例においては、前記後壁部 4が、前記水槽 8が揺動しても揺動しない固定部として機能し、前記補強板 2 7が接触部として機能する。以上の構成により、前記口一夕ハウジング 3 9が裏板 6に当たって前記モ一夕 3 3が破損することを極力防止することができる。

尚、図 1に示すように、前記外箱 1の前部の上部には制御装置 5 9が配設されている。詳しい説明は省略するが、前記制御装置 5 9は例えばマイクロコンピュー夕（以下、マイコン）を主体とした回路から構成されており、洗濯運転、脱水運転などを制御するための制御プログラムが記憶されている。更に、前記制御装置 5 9は、前記回転センサ 5 8の検出結果に基づいて前記回転槽 1 4内に収容された洗濯物の量、回転槽のアンバランスの程度を検出するように構成されている。

さて、上記構成の洗濯機においては、前記モー夕 3 3に通電し、前記ロー夕 3 4を回転させると、前記ロー夕 3 4と一体的に前記回転軸 4 4及び前記回転槽 1 4が回転する。即ち、前記口一夕 3 4の回転は、前記回転槽 1 4に直接的に伝達される。このため、前記モ一夕 3 3の駆動時に発生する振動及び騒音を低減することができる。

また、前記口一夕ハウジング 3 9に設けられた送風羽根 3 9 dの送風作用により、前記開口部 3 9 eから前記ロー夕 3 4と前記ステ一夕 3 5との間に空気が取り込まれる。このため、前記ステ一夕 3 5と前記口一夕 3 4との間を空気が流通し、この流通空気を介して前記モ一夕 3 3のの各部で発生する熱を放熱することができる。従って、前記モ一夕 3 3の温度上昇を抑えることができる。更に、本実施例においては、前記水槽 8の後面部のうち前記モ一夕 3 3が配設される部分に凹部 3 1を形成し、この凹部 3 1内に前記モ一夕 3 3のほぼ前半部を収容させるように構成した。従って、前記水槽 8の後方部に、前記モ一夕 3 3を配設するために必要な大きさの空間を確保しながら、前記外箱の後壁部 4を前記水槽 8の後面部に近付けることができる。このため、水槽の後方部に従動プーリやベルトなどを配設していた従来のドラム式洗濯機に比べて、前記外箱 1の前後方向の長さ寸法（図 1中、 H 1にて示す）を小さくすることができる。

また、本実施例においては、前記裏板 6に凸部 7を設け、この凸部 7内に前記モー夕 3 3の後部が位置するように構成した。従って、前記モー夕 3 3が前記凸部 7内に位置する分だけ、前記外箱 1の後壁部 4を前記水槽 8の後面部に近付けることができる。このため、前記外箱 1を前後方向により一層、小形化することができる。この場合、前記裏板 6部分の前記外箱 1の前後方向の長さ寸法（図 1中、 H 2にて示す）は、凸部 7が設けられている分だけ、その他の部分に比べて大きくなる。しかし、前記外箱 1の下部における前後方向の長さ寸法が小さくなるため、洗濯機を小さいスペースに設置できるという効果がある。

尚、本実施例においては、前記回転槽 1 4の後端板部 1 5に凹部 2 5を設けたことにより前記回転槽 1 4の容量が小さくなる。しかし、ドラム式洗濯機においては、洗濯及び脱水運転時に回転する回転槽 1 4の周壁部 2 4 dの内面部に沿って洗濯物は移動する。そのため、前記回転槽 1 4の後端板部 1 5に前記凹部 2 5を設けても、前記回転槽 1 4内に収容可能な洗濯物量は殆ど減少しない。

図 4は本発明の第 2の実施例を示すものであり、第 1の実施例と異なるところを説明する。尚、第 1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第 2の実施例では、前記裏板 6に通気口 6 1が形成されている。この場合、前記通気口 6 1は、多数の小孔から構成されている。

上述のように、前記モー夕 3 3が駆動されると、前記送風羽根 3 9 dの送風作用により前記ロー夕ハウジング 3 9と前記裏板 6との間の空間から前記ステ —夕 3 5と前記ロー夕 3 4との間に空気が取り込まれる。このとき、本実施例では、前記通気口 6 1を介して外箱 1の内外の空気が流通する。このため、モ —夕 3 3で発生する熱を効率良く放熱することができ、冷却性能が向上する。特に、前記モ一夕 3 3は、前記外箱 1内のうち前記凹部 2 1と前記凸部 7とで囲まれた空間に配置されているため、その空間に前記モー夕 3 3で発生した熱が籠り易い。そかし、本実施例では、前記通気口 6 1を介して熱を外部に放出することができる。

図 5は本発明の第 3の実施例を示すものであり、第 1の実施例と異なるところを説明する。尚、第 1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第 3の実施例では、前記送風羽根 3 9 bに加えて、口一夕ハウジング 3 9の周囲部 3 9 aの外周面部にも複数枚の送風羽根 7 1を設けている。前記送風羽根 7 1は、前記口一夕ハウジング 3 9と一体的に形成されており、遠心送風羽根として機能する。

上記構成によれば、前記モー夕 3 3の回転に伴い前記送風羽根 7 1が回転し、前記モ一夕 3 3周辺の空気が撹拌される。従って、前記モー夕 3 3の周辺を流通する空気を介したモー夕 3 3からの放熱が促進される。このため、前記モー夕 3 3を一層効率良く冷却することができる。尚、上記第 3の実施例においても、上記第 2の実施例で示した通気口 6 1を前記裏板 6に設けると良いる。このような構成によれば、モ一夕 3 3を更に効率良く冷却することができる。

図 6及び図 7は本発明の第 4の実施例を示しており、上記第 1の実施例と異なるところを説明する。尚、第 1の実施例と同一部分には同一符号を付している。本実施例においては、前記裏板 6の凸部 7を、第 1の実施例に示す凸部 7 よりも大きく後方へ突出させている。そして、前記裏板 6の凸部 7の周壁部 7 aのうち下方部には、例えば円形状をなす多数の孔部 8 1が形成されている。また、本実施例においては、前記水槽 8の後端板部 1 3及び補強板 2 7並びに前記回転槽 1 4の後端板部 1 6及び回転槽支え 2 9を、ほぼ平坦面状に構成している。言い換えると、前記水槽 8の後端板部 1 3及び補強板 2 7並びに前記回転槽 1 4の後端板部 1 6及び回転槽支え 2 9には、いずれも凹部 2 1 , 2 5， 3 1 , 3 2が形成されていない。

このとき、前記モー夕 3 3のほぼ後半部が前記凸部 7内に位置するように構成されている。具体的には、前記外箱 1の前後方向の長さ寸法 H 1 (図 1参照）が 5 4 0 m m未満となるように、前記モー夕 3 3のうち前記凸部 7内に位置する部分の軸方向長さ寸法（図 6中、 L aにて示す）が設定されている。この 5 4 0 m mという長さは、ドラム式洗濯機等の全自動洗濯機を設置するために一般的に用いられている防水パンのサイズ（縦 5 4 0 m m x横 5 4 0 m m ) に対応している。尚、本実施例のドラム式洗濯機の横方向の長さ寸法は、従来と同じである。

従って、水槽 8の後面部を平坦面状に構成しても、裏板 6の凸部 7を、後方に大きく突出させることにより、外箱 1の前後方向の長さ寸法、特に外箱 1の下部の前後方向の長さ寸法を小さくすることができる。

更に、本実施例においては、前記水槽 8の底部の外面部には、加熱手段たる加熱器 8 2が配設されている。この加熱器 8 2は、前記水槽 8にねじ止めされたケース 8 2 aと、このケース 8 2 aに収容された加熱要素 8 2 bとから構成されている。前記加熱要素 8 2 bは、例えばシ一ズヒ一夕から構成されている。前記加熱器 8 2により、前記水槽 3内の水は加熱され温水が生成される。

上記構成においては、洗い運転或いはすすぎ運転時時に、前記加熱器 8 2に通電され、この結果、前記水槽 8の水が加熱される。このとき、前記加熱器 8 2周辺の空気も加熱され、外箱 1内を上昇する。このため、前記凸部 7内に温かい空気が籠り、その熱により前記モ一夕 3 3や前記軸受 4 5 , 4 8が悪影響を受けることが懋念される。しかし、本実施例においては、前記裏板 6の凸部 7に設けられた孔部 8 1を介して外箱 1の内外を空気が流通する。このため、前記凸部 7内に熱が籠ることを防止でき、熱による前記モータ 3 3や前記軸受 4 5 , 4 8への悪影響を低減できる。

特に、本実施例においては、前記裏板 6の凸部 7のうちの下方部に前記孔部 8 1を設けた。そのため、上方から前記凸部 7に水がふりかかった場合でも、その水が前記孔部 8 1から外箱 1内に入って前記モー夕 3 3を濡らしてしまうことを防止できる。

図 8及び図 9は本発明の第 5の実施例を示しており、第 4の実施例と異なるところを説明する。尚、第 4の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第 5の実施例においては、図 8に示すように、前記凸部 7の周壁部 7 aには、前記孔部 8 1に代えて横長形状の孔部 8 3が形成されている。また、図 9 に示すように、前記孔部 8 3の下縁部には、前記外箱 1の内部に向かって上方へ突出するるルーバー 8 4がー体的に形成されている。

上記構成によれば、前記ルーバー 8 4により、前記孔部 8 3を介して前記外箱 1内に水が進入することを一層防止することができる。また、前記ルーバー 8 4によって前記孔部 8 3を介して前記外箱 1の外部へ漏出する前記モー夕 3 3の運転音を小さくすることができるので、ドラム式洗濯機の静音化を図ることができる。更に、孔部 8 3から外箱 1の内部に異物が入ることを防止できる。図 1 0及び図 1 1は本発明の第 6の実施例を示しており、第 5の実施例と異なるところを説明する。尚、第 5の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第 6の実施例においては、前記裏板 6の凸部 7の周壁部 7 aのうち側部にも複数の孔部 8 5及びル一バ一8 6を形成している。

このような構成によれば、外箱 1の内外を流通する空気量を増やすことができ、モー夕 3 3ゃ軸受 4 5 , 4 8の放熱効果をさらに高めることができる。図 1 2は、本発明の第 7の実施例を示しており、上記第 4の実施例と異なるところを説明する。尚、第 4の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第 7の実施例に示すドラム式洗濯機は、更に、乾燥装置 9 1を有している。前記乾燥装置 9 1は、熱交換器 9 2、ファン装置 9 3、加熱装置 9 4を備えている。前記熱交換器 9 2は、外気と温風とを熱交換するもので、前記水槽 8の後部に配設されている。前記熱交換器 9 2の内部には、例えば電磁形の給水弁 (図示せず）により湿気凝縮用の水が供給される。前記ファン装置 9 3は、送風ケ一シング 9 3 aの内部に送風羽根及びファンモ一夕（いずれも図示せず）が収容されて構成されており、前記水槽 8の上部後方に配設されている。前記加熱装置 9 4は、乾燥ヒー夕（図示せず）を備えており、前記水槽 8の上方部の前後方向ほぼ中央部に配設されている。

前記水槽 8の後端板部 1 3には、温風戻し口 9 5が形成されている。前記温風戻し口 9 5には、前記熱交換器 9 2の一端部が接続されている。前記熱交換器 9 2の他端部は、蛇腹状の連結ダクト 9 6を介して前記ファン装置 9 3の吸入側に接続されている。前記ファン装置 9 3の吐出側はダクト 9 7により前記加熱装置 9 4に接続されている。前記べ口一 2 0には、温風吐出口 9 8が形成されている。前記温風吐出口 9 8と前記加熱装置 9 4とはダクト 9 9により接続されている。

上記構成においては、前記回転槽 2 4は、洗濯槽、脱水槽の他、乾燥用のドラムとして機能する。即ち、乾燥運転時には、前記回転槽 2 4が回転されると同時に、乾燥装置 9 3が駆動され、加熱装置 9 4の乾燥ヒー夕が発熱する。この結果、図 1 2中矢印 Aで示すように、回転槽 2 4内の空気は、温風戻し口 9 5から熱交換器 9 2内に吸引される。熱交換器 9 2内に吸引された空気は、続いて、連結ダクト 9 6、ファン装置 9 3、ダクト 9 7、加熱装置 9 4、ダクト 9 9を通り、温風吐出口 9 8から水槽 8内、つまり回転槽 2 4内に戻される。この循環により回転槽 2 4内の空気は温風化されると共に除湿され、回転槽 2 4内部の洗濯物が乾燥される。

このような構成においては、加熱器 8 2に加えて乾燥装置 9 1を熱源として備えているため、外箱 1内の温度がさらに高くなり、その熱により前記モー夕 3 3ゃ軸受 4 5 , 4 8は更に大きな影響を受ける。しかし、このような構成においても、前記裏板 6の凸部 7に設けられた孔部 8 1を介して外箱 1の内外を空気が流通するため、前記モー夕 3 3の放熱が良好に行われ、前記モー夕 3 3 の温度上昇を極力抑えることができる。

尚、上記第 7の実施例では、前記水槽 8の後部に前記熱交換器 9 2が配設されており、前記水槽 8が揺動して後方に傾いたときは、前記モ一夕 3 3よりも先に、前記熱交換器 9 2が外箱 1の後壁部 4に接触するように構成されているこのため、従って、本実施例においては、前記熱交換器 9 2が接触部として機能する。

本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。

前記モー夕 3 3は、ほぼ全体が凹部 3 1内に位置するように構成しても良いこの場合は、前記裏板 6はほぼ平坦面上に構成することも良い構成である。第 4ないし第 7の実施例においても、水槽 8の後面部に凹部を形成し、この凹部内にモー夕を位置させても良い。

アウター口一夕形のモ一夕 3 3に代えて、インナ一口一夕形のモ一夕により回転槽を回転するように構成することも可能である。また、口一夕とステ一夕とが径方向に対向するラジアルギヤップ形に限られず、ロータとステ一夕とが軸方向に対向するアキシャルギヤヅプ形のモ一夕でも良い。産業上の利用の可能性以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、狭い場所に設置することができる洗濯機として有用であり、特に、前後方向の長さ寸法が限られた場所に設置するのに適している。

Claims

請求の範囲

1. 外箱（ 1 ) と、

この外箱（ 1 ) の内部に弾性支持された水槽（8 ) と、

この水槽（8) の内部に横軸回転可能に配設されたドラム形の回転槽（ 1 4) と、

前記水槽（ 8) の後面部（2 7) に設けられ、前記回転槽（ 1 4) を直接的に回転駆動するモー夕（ 33) とを備え、

前記水槽（8) の後面部（2 7) のうち前記モー夕（3 3) が設けられた部分から前記外箱（ 1 ) の後壁部（4) までの距離は、前記水槽（8) の後面部（2 7) のその他の部分から前記外箱（ 1 ) の後壁部（4) までの距離よりも長くなるように構成したドラム式洗濯機。

2. クレーム 1のドラム式洗濯機において、

前記水槽（ 8) の後面部（2 7 ) のうち前記モ一夕（3 3) が設けられる部分（3 1 ) を凹状に構成したことを特徴とする。

3. クレーム 1または 2のドラム式洗濯機において、

前記モ一夕（ 33) を、ァゥ夕口一夕形のモー夕から構成したことを特徴とする。

4. クレーム 1または 2のドラム式洗濯機において、

前記モー夕（ 33 ) が駆動されたときに揺動しない固定部（4) を有し、前記モー夕（ 33) が駆動されて前記水槽（8) が揺動したとき、前記固定部（4) に対して前記モー夕（3 3) よりも先に接触する接触部（ 2 7) を、前記水槽（ 8 ) もしくは前記水槽（ 8) に固定された部材のうち前記モー夕 ( 3 3 ) 以外の部材に設けたことを特徴とする。

5. クレーム 4のドラム式洗濯機において、

前記モ一夕（33) から前記外箱（ 1 ) の後壁部（4) までの距離を、前記水槽（8) の後面部（27) のうち前記モ一夕（33) が設けられた部分を除く部分から前記外箱（1 ) の後壁部（4) までの距離よりも長くなるように構成したことを特徴とする。

6. クレーム 1または 2のドラム式洗濯機において、

前記回転槽（ 14) と前記モ一夕（33) とを連結する回転軸（44) と、この回転軸（44) を支持する軸受（45, 48) とを備え、

前記軸受（45, 48 ) の一部は前記モー夕（33) のステ一夕（35) の内側に位置するように構成したことを特徴とする。

7. クレーム 1または 2のドラム式洗濯機において、

前記外箱（ 1 ) の後壁部（4) のうち、前記モー夕（33) と対向する部分に通気口（61) を形成したことを特徴とする。

8. クレーム 1または 2のドラム式洗濯機において、

前記モ一夕（33) の口一夕（34) に、冷却用の送風羽根（ 39 d , 7 1 ) を設けたことを特徴とする。

9. クレーム 1のドラム式洗濯機において、

前記外箱（ 1 ) の後壁部（4) に設けられた開口部（5) と、

前記外箱（ 1 ) に着脱可能に設けられ前記開口部（5) を塞ぐ裏板（6) を備え、前記裏板（6) のうち前記モ一夕（33) と対向する部分に外方へ突出する凸部（7) を設けたことを特徴とする。

10 · クレーム 9のドラム式洗濯機において、

前記水槽（8) の下部に設けられ、前記水槽（8) の内部に収容される水を加熱する加熱手段（82) と、前記凸部（7) の下部もしくは側部に形成され、前記外箱（ 1) の内外を連通する孔部（8 1 , 83， 85) とを備えたことを特徴とする。

1 1. クレーム 9のドラム式洗濯機において、

前記モータ（33) の一部は、前記凸部（7) 内に位置するように構成したことを特徴とする。

1 2. クレーム 9のドラム式洗濯機において、

前記裏板（6) をプレス成形することにより前記凸部（7) をテ一パ状に形成すると共に、前記凸部（7) の周壁部（7 a) のうち下部もしくは側部に前記外箱（ 1 ) の内外を連通する孔部（ 8 1 , 83 , 85 ) を形成したことを特徴とする。

1 3. クレーム 1 0のドラム式洗濯機において、

前記孔部（8 1 , 83， 85 ) に、ルーバー（ 84, 86 ) を設けたことを特徴とする。

1 4. クレーム 1のドラム式洗濯機において、

前記外箱（ 1 ) の下部の前後方向の長さ寸法は、 54 O mm未満に設定されていることを特徴とする。