JPH0316637Y2 - - Google Patents

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JPH0316637Y2
JPH0316637Y2 JP930589U JP930589U JPH0316637Y2 JP H0316637 Y2 JPH0316637 Y2 JP H0316637Y2 JP 930589 U JP930589 U JP 930589U JP 930589 U JP930589 U JP 930589U JP H0316637 Y2 JPH0316637 Y2 JP H0316637Y2
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heater
inner shell
door
hot air
dryer
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヒーターを衣類等被乾燥物撹拌乾燥
用回転円筒状内胴の開口部に対向して設置するこ
とにより熱風の全量を内胴内に供給し、熱効率・
乾燥処理能力を従来機より改善する乾燥機に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の乾燥機においては、乾燥機外胴内に多孔
円周面を有する回転円筒状内胴を設け、外胴上部
に設けたヒーターを通過した熱風が内胴外周上の
パンチ穴を経て内胴内へ供給され、回転撹拌され
る衣類等に接触することにより乾燥を行つていた
(第1図)。
しかし、この形式では、以下の問題点が生じて
いた。
(1) 熱風は回転する内胴外周壁(非開孔部)に接
触するため熱風の流れが妨げられ(第2図A)、
熱風の相当量は直接内胴内へ供給されず、その
分熱損失を生じていた。従つて該損失分は乾燥
に直接の実効は示さない。
(2) 熱風の全量が乾燥に利用されず、熱効率が悪
いため完全乾燥に長時間を要し、作業能率が悪
く、また、熱源として大量の燃料・電気等を消
費し、非経済的であつた。
(3) 完全乾燥に長時間を有するため、衣類等の摩
耗等による痛みも早かつた。
(4) ヒーターが外胴上部に締結され(大型機では
当然高位置となる)、更に通常本体中に設けら
れているため(第1図B)、ヒーター・フイル
ターの保守点検・清掃が困難であつた。
(5) 本体中にヒーター格納スペースを要するため
同一本体寸法での内胴の大径化に限界があつ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記先行技術の有する欠点を除去し、
ヒーターの熱量を最大限乾燥に利用し、乾燥処理
能力・経済性を飛躍的に向上させる乾燥機を提供
することにより従来機に不可避な問題を解決し
た。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は次の構成からなる。
(1) 多孔円周面を有する被乾燥物撹拌乾燥用の回
転円筒状内胴を外胴内に格納する乾燥機におい
て、内胴開口部の両端に対向する外胴前面及び
背面に各々被乾燥物投入ドア及び取出ドアを設
け、該両ドアに各々直接ヒーターを設けること
を特徴とする乾燥機。
(2) 請求項1に記載の乾燥機において、内胴開口
部の一端に対向する外胴背面に直接ヒーターを
設け、他方端に対向する外胴前面に被乾燥物投
入・取出ドアを設けることを特徴とする乾燥
機。
〔作用〕
本考案の乾燥機を上記のように構成することに
よつて、熱風の全量が内胴開口部を経て内胴内に
直接供給されるため熱風供給時の熱損失はゼロで
ある。従つて極めて良好な熱効率を実現する。
〔実施例〕
上記作用・効果を奏するため本考案は主として
トンネルタイプ及び片ドアタイプの二種を構成し
得る。以下図面を参照して説明する。
A トンネルタイプ 被乾燥物撹拌・乾燥のため、円周面にパンチ穴
を施した大径の円筒状バスケツトを本体内胴とし
て設ける。該内胴はステンレス等公知の耐熱性材
料を採用できる。また内胴の回転駆動はベルト駆
動等公知の手段で実施される。該内胴は本体外胴
に格納される(第3図)。
内胴開口部両端に対向する外胴前面壁及び後面
壁に開口部を設け、両開口部上に、重ねて各々被
乾燥物投入ドア、取出ドアを設置する(第3図
A,C)。
ドアはスライドアツプ式、リンクアーム式、ヒ
ンジ式等公知方式を適宜適用できる。尚、図面中
では投入ドアにスライドアツプ式、取出ドアにヒ
ンジ式を例示した(第3図)。
この投入ドア、取出ドアに各々ヒーターを直接
設ける。外胴開口部・ドア・ヒーターの寸法及び
形状は円形・正方形等随意好適に選択し得る。
ドアは額縁状ないしドーナツ状中空にし、中空
輪郭をヒーター輪郭より若干幅だけ狭くして、ド
アとヒーターを締結することにより、ヒーター温
熱面全面を内胴内側方向に露出対向させる(第3
図A,C)。
本体電源をONするとブロワーにより外気が投
入ドア、取出ドア両方向からヒーターを通過後熱
風として内胴内へ供給される(第2図B、第3
図)。
熱風の全量が内胴外壁を通過せず、直接回転内
胴内で撹拌されている被乾燥物と接触するため、
被乾燥物接触前の熱損失が皆無である。
パンチ穴の無い所から熱風が供給されるので熱
風は、排風時(乾燥に充分利用された後)に1回
内胴壁底部のパンチ穴を通過するのみであり、熱
風の流れが極めてスムーズである(第2図B)。
この点で、従来機において熱風を内胴外周壁の
パンチ穴から内胴内へ向けて供給する際相当量の
熱風が回転する内胴外周壁に妨げられ内胴内へは
充分に供給されないという欠点(第2図A)を解
消する。
尚、本考案に於いては、熱風が内胴内で被乾燥
物に接触する前に内胴外へ排出される(熱風がシ
ヨートパスする)ことがないようにパンチ穴はヒ
ーター両端から離して開けることが望ましい(第
5図A)。
B 片ドアタイプ 基本的構造は上記トンネルタイプと同様である
が、外胴前面壁及び後面壁にトンネルタイプと同
様に二ヵ所開口部を設け、その一端には被乾燥物
投入・取出ドアを設け、他の一端にはヒーターを
直接設ける(第4図A,B)。
熱風はトンネルタイプ同様全量が内胴内へ供給
される。
本形式はヒーター一個で済むので、より安価か
つ簡易な省エネタイプとして構成でき、内容量の
少ない小型乾燥機には好適である。
尚、シヨートパスしないようパンチ穴の位置を
ヒーター側から離すことは上記トンネルタイプと
同様である(第5図B)。
〔効果〕
(1) 熱風の全量が内胴開口部から内胴内へ直接供
給されるので従来機のように熱風の流れが回転
する内胴外壁に接触する際の熱損失がなく、極
めて熱効率が良い。
(2) 熱効率が良いので、短時間で完全乾燥でき、
作業能率が格段に向上する。また短時間乾燥に
より省熱風を実現し、実用性・経済性に優れ
る。
(3) 短時間乾燥のため被乾燥物の摩耗等痛みは従
来機より少ない。
(4) ヒーターが本体内に格納されることなく、投
入、取出ドアに直接一体式に設けられているた
めヒーター、フイルターの保守点検・清掃が容
易である。
(5) 乾燥機本体内にヒーターを設けないので、同
一本体寸法では従来機に比してより大径の内胴
を採用できる。これによりリネン物等投入取出
時の作業効率が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは従来機の構造を示す正面図及び
側面図である。第2図は従来機Aと本考案Bの熱
風の流れを比較した概念図である。第3図は本考
案トンネルタイプの構造を示し、第3図Aは正面
図、第3図Cは背面図、第3図Bは投入.取出ド
アを閉めた状態を示す右側面図、第3図Dは両ド
アを開けた状態を示す左側面図である。第4図
A,Bは本考案片ドアタイプの構造を示す正面図
及び右側面図である。第5図Aはトンネルタイプ
におけるパンチ穴の配置を示す。第5図Bは片ド
アタイプにおけるパンチ穴の配置を示す。 1……内胴、2……外胴、3……ヒーター、4
……被乾燥物投入取出ドア、5……コントロール
パネル、6……ブロワー駆動モーター、7……内
胴駆動モーター、8……熱風、9……排風、10
……パンチ穴、11……被乾燥物、12……ド
ア、13……ヒーター一体式投入ドア、14……
ヒーター一体式取出ドア、15……ブロワー、1
6……スライドレール、17……スライドユニツ
ト、18……内胴支持ローラー、19……熱源入
口、20……熱源ドレン、21……フレキシブル
チユーブ、22……ヒンジ、23……開孔部、2
4……非開孔部、25……シヨートパス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多孔円周面を有する被乾燥物撹拌乾燥用の回
    転円筒状内胴を外胴内に格納する乾燥機におい
    て、内胴開口部の両端に対向する外胴前面及び
    背面に各々被乾燥物投入ドア及び取出ドアを設
    け、該両ドアに各々直接ヒーターを設けること
    を特徴とする乾燥機。 (2) 請求項1に記載の乾燥機において、内胴開口
    部の一端に対向する外胴背面に直接ヒーターを
    設け、他方端に対向する外胴前面に被乾燥物投
    入・取出ドアを設けることを特徴とする乾燥
    機。
JP930589U 1989-01-31 1989-01-31 Expired JPH0316637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP930589U JPH0316637Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP930589U JPH0316637Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02102192U JPH02102192U (ja) 1990-08-14
JPH0316637Y2 true JPH0316637Y2 (ja) 1991-04-09

Family

ID=31215937

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP930589U Expired JPH0316637Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31

Country Status (1)

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JP (1) JPH0316637Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000053837A1 (fr) * 1999-03-10 2000-09-14 Kabusiki Kaisha Toshiba Machine a laver a tambour

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000053837A1 (fr) * 1999-03-10 2000-09-14 Kabusiki Kaisha Toshiba Machine a laver a tambour

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02102192U (ja) 1990-08-14

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