JP3520221B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP3520221B2 JP13850799A JP13850799A JP3520221B2 JP 3520221 B2 JP3520221 B2 JP 3520221B2 JP 13850799 A JP13850799 A JP 13850799A JP 13850799 A JP13850799 A JP 13850799A JP 3520221 B2 JP3520221 B2 JP 3520221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水槽の背部側にド
ラムを直接回転駆動するモータを備えたドラム式洗濯機
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のドラム式洗濯機
の構成を図9に示す。この図9において、外箱1の内部
に水槽2が複数組のサスペンション3により弾性支持し
て配設され、この水槽2の内部にドラム4が横軸状態で
回転可能に配設されている。このドラム4の背部に取り
付けられたドラム軸5は、水槽2の後部に取り付けられ
た軸受ハウジング6に軸受7,8を介して回転可能に支
承され、このドラム軸5のドラム4とは反対側の端部に
従動プーリ9が取り付けられている。
【0003】水槽2の外下面部にはモータ支え10が取
り付けられ、このモータ支え10にモータ11が取り付
けられている。そして、このモータ11の回転軸12に
は駆動プーリ13が取り付けられ、この駆動プーリ13
と前記従動プーリ9との間にベルト14が掛け渡されて
いる。
【0004】この構造で、モータ11の回転駆動力が、
回転軸12から駆動プーリ13、ベルト14、及び従動
プーリ9の順に伝達されて、ドラム軸5がドラム4と共
に回転され、このドラム4の回転によって、洗濯物の洗
濯、脱水、そして乾燥が行われるようになっている。
【0005】一方、例えば特開平9−182369号公
報には、水槽の背部に設けられたアウタロータ形のモー
タにより、ドラムを直接回転駆動する構成としたドラム
式洗濯機が開示されている。この場合、モータにおける
ロータが、ドラム軸に直結されている。このようにドラ
ムをモータにより直接回転駆動するダイレクトドライブ
方式のものでは、前記従来例に対し、駆動プーリ、ベル
ト、及び従動プーリを必要とせず、構造が簡単になる利
点がある。
【0006】ところで、上記した図9の従来構成のもの
の場合、脱水運転時において、ドラム4内の洗濯物の偏
りにより偏心した遠心力F1がドラム4に作用した場
合、軸受ハウジング6は、軸受7,8において図9に矢
印で示す方向の荷重F2,F3を受ける。しかし、図9
のようなベルト駆動方式のものの場合には、モータ11
は水槽4の下面にモータ支え10を介して固定されてい
るため、上記荷重F2,F3の影響を殆ど受けず、ベル
ト14の張力F4以外には大きな力は作用せず、モータ
11の取り付けについては、ベルト14のテンションの
みに依存した位置で問題はなかった。
【0007】ところが、ドラムをモータにより直接回転
駆動するダイレクトドライブ方式のものの場合、ロータ
はドラム軸に直結される一方、ステータは水槽の背部に
設けられた取付板に固定されることになる。従って、ロ
ータとステータは異なる部品に固着されることになるた
め、ロータとステータの軸心(中心)を一致させること
に細心の注意を必要とする。
【0008】また、ドラム式洗濯機においては、水槽の
開口部側がベローズにより外箱と連結されているため
に、水槽の支持構造が、縦軸形の脱水兼用洗濯機に比べ
て固くなる傾向があり、上記したような脱水運転時にド
ラム内の洗濯物の偏りにより偏心した遠心力(F1)が
ドラムに作用した場合、軸受ハウジングに作用する荷重
(F2,F3)は大きなものとなる。その結果、軸受回
りの構造部品は、脱水運転中において上記荷重(F2,
F3)を受けることにより、微小ではあるが変形し、ス
テータとロータとの位置関係が変化しやすく、ステータ
とロータとの間のエアギャップも変化してしまうことに
なる。
【0009】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ドラムをモータにより直接回転
駆動する構成としたものにおいて、そのモータのステー
タとロータとの同心度を確保でき、また、それらの間の
エアギャップが変化することを極力防止できるドラム式
洗濯機を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1のドラム式洗濯機は、外箱の内部に弾性
支持して配設された水槽と、この水槽の内部に横軸状態
で回転可能に配設されたドラムと、このドラムの背部に
当該ドラムと一体回転するように設けられたドラム軸
と、前記水槽の背部に設けられ、軸受を介して前記ドラ
ム軸を回転可能に支承する軸受ハウジングと、前記水槽
の背部側に設けられ、前記ドラム軸に連結されたロータ
を有し、そのドラム軸を介して前記ドラムを回転駆動す
るモータとを具備し、前記軸受ハウジングの外周部に
、前記モータにおけるステータの径方向の位置決めを
したことを特徴とする。
【0011】上記したものによれば、モータのロータが
ドラム軸に直結され、ドラムをそのモータにより直接回
転駆動する構成であるから、駆動プーリやベルト、及び
従動プーリを必要としない。
【0012】そして、ドラム軸を軸受を介して支承する
軸受ハウジングの外周部に対し、モータにおけるステー
タの径方向の位置決めをしているので、ロータの回転中
心であるドラム軸とステータの中心とを容易に一致させ
ることができ、ひいてはステータとロータとの間のエア
ギャップを確保できる。また、脱水運転時にドラム内の
洗濯物の偏りにより偏心した遠心力がドラムに作用した
場合において、ドラム軸が微妙に変位したとしても、軸
受ハウジングを介してステータもそのドラム軸に沿って
変位するようになり、ステータと、ドラム軸ひいてはロ
ータとの相対位置は殆ど変化せず、よって、ステータと
ロータとの間のエアギャップが変化することを極力防止
できるようになる。
【0013】この場合、位置決め部のステータと当接し
得る軸方向長さは、そのステータの軸方向長さとほぼ同
じか若しくはそれ以上とすることが好ましい。また、ス
テータは、軸受ハウジングに取付固定することが好まし
い。
【0014】また、同様な目的を達成するために、請求
項8の発明は、外箱の内部に弾性支持して配設された水
槽と、この水槽の内部に横軸状態で回転可能に配設され
たドラムと、このドラムの背部に当該ドラムと一体回転
するように設けられたドラム軸と、前記水槽の背部に設
けられ、軸受を介して前記ドラム軸を回転可能に支承す
る軸受ハウジングと、前記水槽の背部側に設けられ、前
記ドラム軸に連結されたロータを有し、そのドラム軸を
介して前記ドラムを回転駆動するモータとを具備し、前
記水槽の後壁と、当該後壁を補強する補強部と、前記軸
受ハウジングとを合成樹脂により一体に形成すると共
に、前記軸受ハウジングの外周部に、前記モータにおけ
るステータの径方向の位置決めをする位置決め部を一体
に設けたことを特徴とする。このような構成とした場合
でも、請求項1の場合と同様な作用効果を得ることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1ないし図4を参照して説明するまず、ドラム
式洗濯機の概略的な構成を示す図3において、外箱21
には、前面部のほぼ中央部に洗濯物出入口22が形成さ
れ、後面部のほぼ中央部に作業口23が形成されてい
る。そして、外箱21の前面部には洗濯物出入口22を
開閉する扉24が回動可能に設けられ、後面部には作業
口23を覆う裏板25が着脱可能に設けられている。
【0016】外箱21の内部には、水槽26が、支持板
27と、複数組例えば4組(2組のみ図示)のサスペン
ション28とにより弾性支持して配設されている。この
水槽26はドラム状を成すもので、外箱21の内部には
その軸方向が前後となる横軸状に配設されている。この
水槽26の前部のほぼ中央部には接続口29が形成され
ていて、この接続口29が、ベロー30によって前記外
箱21の洗濯物出入口22に連ねられている。水槽26
の底部には図示はしないが排水口が形成されていて、こ
の排水口に排水弁31が接続され、この排水弁31に排
水ホース32が接続されている。
【0017】そして、水槽26の内部にはドラム33が
配設されている。このドラム33は、水槽26より径小
なドラム状をなすもので、洗濯槽として機能すると共
に、脱水槽として機能し、更に乾燥用のドラムとしても
機能するものであり、水槽26と同じくその軸方向が前
後となる横軸状態にて、回転可能に配設されている。こ
のドラム33の胴部には、通水用であり且つ通気用でも
ある孔34がほぼ全域に形成されている。
【0018】さて、図1には、ドラム33の駆動装置部
分が詳細に示されている。この図1において、例えば合
成樹脂製の水槽26の後壁である後端板部には、例えば
ステンレスなどの金属製の補強板35が複数個(一部の
み図示)のボルト36により固着されている。また、例
えばステンレスなどの金属製のドラム33の後壁である
後端板部には、それより板厚の大きな金属製の、補強板
を兼ねるドラム支え37が複数個(図3に一個のみ図
示)のボルト38により固着されている。水槽26の後
端板部及び補強板35のほぼ中央部には、それぞれハウ
ジング挿入孔39,40が形成されており、ここに例え
ばアルミニウム製の筒状の軸受ハウジング41が挿入さ
れている。この軸受ハウジング41は、外方へ張り出し
た鍔状の取付部41aを一体に有していて、この取付部
41aに形成された4個のボルト挿通孔41b(図2参
照)に挿通したボルト42を補強板35にねじ込むこと
によって水槽26の背部に固定されている。
【0019】ドラム33の後端板部の中心部には、ドラ
ム支え37の中心部を挟んで、後方へ突出するドラム軸
43が複数本(1本のみ図示)のボルト44によって固
着されており、従って、ドラム33の背部に、ドラム軸
43が当該ドラム33と一体回転するように設けられて
いる。また、ドラム33の内側には、前記ボルト44の
各頭部を覆い隠すキャップ45が、ねじ46によって取
り付けられている。
【0020】そして、ドラム軸43は、前記軸受ハウジ
ング41内に挿入され、当該軸受ハウジング41内に配
設されたそれぞれボールベアリングからなる軸受47,
48により回転可能に支承されている。前後の軸受4
7,48間には、アウターカラー49及びインナーカラ
ー50が配設されている。なお、水槽26の前記ハウジ
ング挿入孔39と軸受ハウジング41との間には、それ
らの間とドラム軸43周囲面との間とを水密に封じるシ
ール51が取り付けられている。
【0021】さて、前記水槽26の背部側には、モータ
52が設けられている。このモータ52は、ロータ53
がステータ54の外側に位置して回転するアウターロー
タ形のブラシレスモータである。このうちステータ54
は、図4にも示すように、積層鉄心からなる円環状をな
すステータコア55と、このステータコア55の各ティ
ース部にボビン56を介して設けらた巻線57とを有し
て成るものである。
【0022】ステータコア55の内周部には、それぞれ
軸方向に延びるボルト挿通孔58aを有する4個のボス
部58が内方側へ突出する形態で一体に設けられてい
て、ステータ54は、ボルト挿通孔58aを挿通した各
ボルト59を前記軸受ハウジング41の取付部41aに
固着することにより、その軸受ハウジング41を囲繞す
る状態で軸受ハウジング41の取付部41aに取付固定
されている。このとき、取付部41aとステータコア5
5との間には薄板状の絶縁板60を介在させている。こ
の場合、ステータ54は、軸受ハウジング41の外周部
において、軸方向のほぼ中央部に位置している。
【0023】ここで、軸受ハウジング41の外周部に
は、図2に示すように、前記各ボス部58に対応して径
方向外方へ突出する4個の凸形状の位置決め部61が一
体に設けられていて、各位置決め部61が、ステータ5
4の対応するボス部58に径方向から当接している。こ
れにより、ステータ54の径方向の位置決めがなされて
いる。各位置決め部61の先端部には、ボス部58の先
端部を受ける凹部61aが形成されている。また、各位
置決め部61は、前記取付部41aに連なって軸方向に
延びていて、図1に示すように、ボス部58と当接し得
る軸方向長さL1は、ステータコア55の軸方向長さL
2より少し大きく設定されている。この場合、位置決め
部61の軸方向長さL1は、ステータコア55の軸方向
長さL2とほぼ同じであれば、少し小さくても良い。さ
らに、各位置決め部61は取付部41aに連なっている
ことにより、その取付部41aにより補強された形態と
なっている。
【0024】一方、ロータ53は、ロータヨークを兼ね
る浅底容器状をなすフレーム62と、このフレーム62
の周囲部内面に配置された多数個のロータマグネット6
3と、これらを一体化した合成樹脂64とを有し、全体
として浅底容器状をなすものであり、その底部側の中心
部を前記ドラム軸43の反ドラム33側端部(後端部)
に嵌合し、セレーション等による係合と、ナット65に
よる締付けとにより、そのドラム軸43に一体回転する
ように連結されている。
【0025】上記ステータコア55には、ドラム33の
回転を検知する回転センサ66が取り付けられている。
この回転センサ66は、例えばホールICから成るもの
で、取付板を兼ねる回路基板67に実装された状態で、
該回路基板67を介して取り付けられている。この取付
状態で、該回転センサ66は前記ロータマグネット63
と対向し、このロータマグネット63の各極を検知する
ことによってロータ53の回転、ひいてはドラム33の
回転を検知するようになっている。
【0026】なお、本実施例のドラム式洗濯機は、上記
回転センサ66の検知結果をもとに洗濯布量や乾燥布
量、あるいはアンバランス量の検出を行うもので、その
検出並びにその検出結果に基づく運転の制御をする制御
装置68(図3参照)が、前記外箱21の前上部に設け
られている。また、本実施例の洗濯機は、洗濯物の洗
濯、脱水をするだけでなく、乾燥もするもので、図示し
ないが、その乾燥のための例えば送風装置や除湿装置及
びヒータ等を初めとした乾燥機能部品も設けられてい
る。
【0027】上記構成において、洗濯物の洗いや、脱
水、あるいは乾燥を行う際に、モータ52の巻線57に
通電することに基づきロータ53が回転され、このロー
タ53の回転がドラム軸43からドラム33に伝達され
てドラム33が回転駆動される。特に脱水時には、ドラ
ム33は高速回転される。
【0028】このような構成とした本実施例によれば、
次のような効果を得ることができる。まず、モータ52
のロータ53がドラム軸43に直結され、ドラム33を
そのモータ52により直接回転駆動する構成であるか
ら、駆動プーリやベルト、及び従動プーリを必要としな
い。
【0029】そして、ドラム軸43を軸受47,48を
介して支承する軸受ハウジング41の外周部に、モータ
52におけるステータ54の径方向の位置決めをする位
置決め部61を一体に設けているので、ロータ53の回
転中心であるドラム軸43とステータ54の中心とを容
易に一致させることができ、ひいてはステータ54とロ
ータ53との間のエアギャップを確保できる。また、脱
水運転時にドラム33内の洗濯物の偏りにより偏心した
遠心力がドラム33に作用した場合において、ドラム軸
43が微妙に変位したとしても、軸受ハウジング41を
介してステータ54もそのドラム軸43に沿って変位す
るようになり、ステータ54と、ドラム軸43ひいては
ロータ53との相対位置は殆ど変化せず、よって、ステ
ータ54とロータ53との間のエアギャップが変化する
ことを極力防止できるようになる。
【0030】ちなみに、モータのステータの径方向の位
置決めを、軸受ハウジングから径方向に離間した部位で
行うようにした場合、或いは軸受ハウジングとは別部材
にて行うようにした場合には、脱水運転時の洗濯物の偏
りによりドラム軸が微妙に変位すると、ドラム軸とステ
ータとの相対位置が微妙に変化し、ひいてはステータと
ロータとの間のエアギャップが変化することになる。
【0031】また、上記位置決め部61においてステー
タ54のボス部58と当接し得る軸方向長さL1を、そ
のステータ54の軸方向長さL2より少し大きく設定し
ているので、ステータ54を一層安定した状態で支持す
ることができ、ステータ54とドラム軸43との間の位
置ずれを一層防止できるようになる。
【0032】しかも、ステータ54は、軸受ハウジング
41の取付部41aに取付固定しているので、ステータ
54を軸受ハウジング41以外の部材に固定する場合に
比べて、ステータ54とドラム軸43との間の位置ずれ
を一層防止できるようになる。また、ステータ54を取
付部41aに固定するためのボス部58は、ステータ5
4の中心から外側に離れた部位に位置しているので、ボ
ス部58に作用する荷重を極力小さくでき、ステータ5
4を安定した状態で固定することができる。
【0033】図5は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、軸受ハウジング70と、水
槽26の後壁を補強する円板状の補強体71とを例えば
アルミニウムにより一体に形成している。この場合、軸
受ハウジング70は、ステータ54を取り付ける取付部
70aから補強体71にかけた部分が他の部分より厚肉
となっていて、強度が高くなっている。また、ステータ
54の径方向の位置決めをする位置決め部61は、軸受
ハウジング70と、取付部70aを介して補強体71と
の双方に連なった形態となっている。
【0034】このような構成とした第2実施例において
は、軸受ハウジング70と、補強体71とを一体とした
ことにより、構成部品を削減できると共に組立て工数を
削減できる。また、位置決め部61は、軸受ハウジング
70と補強体71との双方に連なった形態となっている
ので、一層補強された構成となる。
【0035】図6は本発明の第3実施例を示したもので
あり、この第3実施例は上記した第1及び第2実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、軸受ハウジング7
0と、水槽26の後壁を補強する補強体72とを例えば
アルミニウムにより一体に形成している。この場合、補
強体72は、中央部の円板部73と、この円板部73か
ら放射状に延びた3本のアーム部74とから構成されて
いて、各アーム部74の先端部が水槽26に固定される
ようになっている。そして、各アーム部74の基端部
に、ステータ54を取り付けるための取付穴75が形成
されている。この場合、取付穴75は3個である。これ
に対応してステータ54のボス部58は、図示はしない
が3個であり、ステータ54は、そのボス部58及び取
付穴75を介してボルト59により補強体72に取り付
けられるようになっている。
【0036】補強体72において、ステータ54を受け
る部分は平坦面により形成されている。各アーム部74
において、ステータ54の外周位置(二点鎖線参照)よ
り外側に位置する部分は、先端に向かうに従って厚さが
次第に薄くなるように形成されている。軸受ハウジング
70の外周部には、ステータ54の径方向の位置決めを
する位置決め部61が3個設けられている。このような
構成とした第3実施例によれば、軸受ハウジング70と
補強体72とを一体に形成した構成とすることにより、
構成部品を削減できると共に組立て工数を削減でき、し
かも、補強体72をアーム構造とすることにより、軽量
化することも可能となる。
【0037】図7及び図8は本発明の第4実施例を示し
たものであり、この第4実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、水槽75を合成樹
脂製とし、この水槽75の後壁75aと、この後壁75
aを補強する補強部を構成する補強リブ76と、軸受ハ
ウジング77とを前記合成樹脂により一体に形成すると
共に、軸受ハウジング77の外周部に、ステータ54に
おけるステータコア55の内周面に当接してステータ5
4の径方向の位置決めをする凸形状の位置決め部78を
一体に形成している。軸受ハウジング77と位置決め部
78との間は2本のリブ79により連結されている。ま
た、軸受ハウジング77の内周部には、軸受ケース80
をインサート成形により一体化していて、その軸受ケー
ス80内に、あらかじめ軸受47,48を圧入してい
る。ステータ54は、水槽75の後壁75aに一体に形
成されたボス部81にボルト59により固定されてい
る。
【0038】このような構成とした第4実施例において
も、構成部品を削減できると共に組立て工数を削減で
き、しかも軽量化も可能となる。また、位置決め部78
は、水槽75の後壁75aと、補強リブ76と、リブ7
9とにより補強された構成とすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
のドラム式洗濯機によれば、ドラムをモータにより直接
回転駆動する構成としたものにおいて、そのモータのス
テータとロータとの同心度を確保でき、また、それらの
間のエアギャップが変化することを極力防止することが
できる。
【0040】請求項2,3のドラム式洗濯機によれば、
ステータとドラム軸との位置ずれを一層防止でき、ステ
ータとロータとの間のエアギャップが変化することを一
層防止することができる。請求項4,5のドラム式洗濯
機によれば、ステータの径方向の位置決めが容易にでき
る。請求項6のドラム式洗濯機によれば、構成部品を削
減できると共に組立て工数を削減でき、しかも、位置決
め部を補強することができる。
【0041】請求項7のドラム式洗濯機においても、構
成部品を削減できると共に組立て工数を削減できる。請
求項8のドラム式洗濯機によれば、請求項1と同様に、
ドラムをモータにより直接回転駆動する構成としたもの
において、そのモータのステータとロータとの同心度を
確保でき、また、それらの間のエアギャップが変化する
ことを極力防止することができる。また、構成部品を削
減できると共に組立て工数を削減でき、しかも軽量化も
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】ロータを外した状態での要部の背面図
【図3】全体の破断側面図
【図4】モータの分解斜視図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す軸受ハウジング及び
補強体の斜視図
【図7】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図8】図2相当図
【図9】従来例を示す図3相当図
【符号の説明】
21は外箱、26は水槽、28はサスペンション、33
はドラム、41は軸受ハウジング、43はドラム軸、4
7,48は軸受、52はモータ、53はロータ、54は
ステータ、55はステータコア、58はボス部、61は
位置決め部、70は軸受ハウジング、71は補強体、7
2は補強体、75は水槽、75aは後壁、76は補強リ
ブ(補強部)、77は軸受ハウジング、78は位置決め
部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱の内部に弾性支持して配設された水
    槽と、 この水槽の内部に横軸状態で回転可能に配設されたドラ
    ムと、 このドラムの背部に当該ドラムと一体回転するように設
    けられたドラム軸と、 前記水槽の背部に設けられ、軸受を介して前記ドラム軸
    を回転可能に支承する軸受ハウジングと、 前記水槽の背部側に設けられ、前記ドラム軸に連結され
    たロータを有し、そのドラム軸を介して前記ドラムを回
    転駆動するモータとを具備し、 前記軸受ハウジングの外周部に対し、前記モータにおけ
    るステータの径方向の位置決めをしたことを特徴とする
    ドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 位置決め部は軸受ハウジングの外周部に
    一体に有し、前記位置決め部のステータと当接し得る軸
    方向長さは、そのステータの軸方向長さとほぼ同じか若
    しくはそれ以上としたことを特徴とする請求項1記載の
    ドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 位置決め部は軸受ハウジングの外周部に
    一体に有し、ステータは、軸受ハウジングに取付固定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯
    機。
  4. 【請求項4】 位置決め部は軸受ハウジングの外周部に
    一体に有し、モータはアウタロータ形で、ステータは、
    軸受ハウジングを囲繞する円環状をなすと共に内周部に
    内方側へ突出するボス部を有していて、前記位置決め部
    は、前記ステータの内側から前記ボス部に当接している
    ことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 位置決め部は軸受ハウジングの外周部に
    一体に有し、モータはアウタロータ形で、ステータは、
    軸受ハウジングを囲繞する円環状をなしていて、前記
    置決め部は、前記ステータに対し径方向の内側から当接
    する凸形状をなしていることを特徴とする請求項1記載
    のドラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 位置決め部は軸受ハウジングの外周部に
    一体に有し、軸受ハウジングと、水槽の後壁を補強する
    補強体とを一体に形成すると共に、前記位置決め部を、
    それら軸受ハウジングと補強体との双方に連なるように
    設けたことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯
    機。
  7. 【請求項7】 位置決め部は軸受ハウジングの外周部に
    一体に有し、軸受ハウジングと、水槽の後壁を補強する
    補強体とを一体に形成し、ステータを、前記補強体に取
    付固定したことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗
    濯機。
  8. 【請求項8】 外箱の内部に弾性支持して配設された水
    槽と、 この水槽の内部に横軸状態で回転可能に配設されたドラ
    ムと、 このドラムの背部に当該ドラムと一体回転するように設
    けられたドラム軸と、 前記水槽の背部に設けられ、軸受を介して前記ドラム軸
    を回転可能に支承する軸受ハウジングと、 前記水槽の背部側に設けられ、前記ドラム軸に連結され
    たロータを有し、そのドラム軸を介して前記ドラムを回
    転駆動するモータとを具備し、 前記水槽の後壁と、当該後壁を補強する補強部と、前記
    軸受ハウジングとを合成樹脂により一体に形成すると共
    に、前記軸受ハウジングの外周部に、前記モータにおけ
    るステータの径方向の位置決めをする位置決め部を一体
    に設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
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