WO1999061962A1

WO1999061962A1 - Convertisseur de fichiers de programmes d'usinage pour equipement a commande numerique, et programme de memorisation de support d'enregistrement lisible par ordinateur pour commander un ordinateur executant une procedure de conversion de fichiers

Info

Publication number: WO1999061962A1
Application number: PCT/JP1998/002344
Authority: WO
Inventors: Daisuke Fujino
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 1998-05-28
Filing date: 1998-05-28
Publication date: 1999-12-02
Also published as: KR20010022291A; HK1028458A1; GB2341243A; TW407227B; GB2341243B; KR100363814B1; GB9929530D0; CN1261964A; DE19882537T1; US6609045B1; CN1105953C

Description

明細数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置およびファイルコンバートの手 ^1をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンビュ一タ読み取り可能な記録媒体技術分野

この発明は、数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置およびファイルコンバートの手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、 NU R B S補間指令を含む加工プログラムのファイルコンバータ装置およびファイルコンバートの手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。背景技術

数値制御装置において、機械の移動経路を指定する基本的な指令として、直線補間指令（G O 1 ) と円弧補間指令（G O 2 , G O 3 ) とがある。

自由曲線形状の移動経路を指令するには、曲線を微小線分で近似して直線補間によって指令していた。このような微小線分の直線補間では曲線上の点列を直線で結んで補間していくため、曲線を微小線分で近似するときの近似精度によつては微小線分の境界に於いて機械の移動経路に滑らかさが失われる場合がある。そこで、指令された点列を直線補間ではなく、点列を通過して滑らかな曲線補間軌跡を得るスプライン補間することがー部で採用されている。

第 1 7図（a ) 、 ( b ) は、スプライン補間の様子と指令プログラムを示している。プ πグラムでスプラインを指令する Gコードを記述し、..その後に通過点の座標値を連ねて記述することで数値制御装置は指合された点列を通過する滑らかな措令経路によって機械の移動を制御する。第 1 7図（a)、 (b)では、点 P。までは指令コード GO 1による直線補間で移動し、これより以降は指令コード GO 6. 1によりスプライン補間モードとなり、その後に続いて通過点、 Ρ₂ 、 · · · Pn の座標値を指合することにより、 P, 、 P₂ 、 · ■ ·、 Ρ_π を通過する滑らかな曲線に沿って機械の移動が制御される。

また、一部では、曲線形状を微小線分で近似するのではなく、直接数学的な曲線定義によつて指令して、この曲線定義を数値制御装置が直接読み取つて曲線補間によつて機械の移動経路を制御する技術が提唱されており、この場合の曲線定義としては、曲線表現の自由度の高い NURBS (No n Un i f o rm R a t i ona l B— S p 1 i n e ；非一様有理化 Bスプライン）が提唱されている。

第 14図は、特開平 4一 175905号公報に例示された NURBS補間のプログラムによる指合フォーマットを示している。この指令フォーマットでは、コ

—ド G70. 0に続くアドレス Mで NURBSの階数、アドレス Nで NURBS の制御点数を指令し、コード G 70. 0に続くアドレス Kでノットベクトルを指令し、 G70. 1に続くアドレス X, Υ, Zで各制御点の（X, Y， Ζ)座標およびァドレス Wで各制御点の重みを指令している。

また、第 15図は、特開平 8— 305430号公報に例示された NUR B S補間のプログラムによる指令フォーマツトを示している。この指令フォーマツトでは、コード G06. 2に続くアドレス Ρで NURBSの階数、アドレス Κでノットベクトル、アドレス X, Y, Zで制御点の（X, Y, Z)座標、アドレス尺で各制御点の重みを指令している。

いずれにしても NURBS曲線は階数と各制御点の座標値と重みおよびノットべクトルを指合することにより一意的に定めることができる。

NURBS補間機能を有する NC工作機械においては、上述のようなフォーマットによつて記述された NURBS補間指令を含む加工プログラムを直接読み取つて N U R B S曲線上の移動量をサ一ボの補間周期で分配制御することにより N URB S補間を行うことができる。

しかしながら、 NUR B S補間機能を有する N C工作機械は未だ一般的ではなく、 NUR B S補間機能を有していたとしても高価なォプション設定となっていることが通常である。

また、 NURBS補間指令自体にも規格としてのフォーマットがなく、 NCメ一力により独自のフォーマツ卜が採用されている。

したがって、形状設計の自由度の高さから NURBSによって設計され NUR B S補間指令を含むフォーマッ卜で出力された加工プログラムを使用して実際に加工を行なうには、一部の特定の機械でしか加工ができないという問題点があつた。

また、 A社の NURBS補間指令フォーマツトで作成された加工プログラムは、他の B社の N C工作機械では加工できないという問題点があつた。

この発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、あるフォーマッ卜によって記述された NURBS補間指令を含む加工プログラムを、 NURB S補間機能を具備しておらず、直線補間、スプライン補間をサポートする NCェ作機械や、フォーマツトが異なる NURBS補間指令をサポートする NC工作機械で使用できるコ一ド体系、フォーマットの加工プログラムに変換するファイルコンノく一夕装置およびファイルコンバートの手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的としている。発明の開示

この発明は、コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネ —シヨンファイルを生成するファイルコンバータ装置であり、 NURBS補間指合を含む数値制御装置用の加工プログラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令を微小線分補間指合に変換する変換手段を有し、前記変換手段によって NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合を微小線分補間指令に変換することによりデスティネーションフアイルを生成する数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置を提供することができる。

したがって、 NURBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムの N

URBS補間指令を微小線分補間指令に変換し、デスティネーションファイルとして NUR B S補間指令を含まない一般的な加工プログラムが得られる。

また、この発明は、コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネ一ションファイルを生成するファイルコンバータ装置であり、 NURBS 補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合をスプライン補間指令に変換する変換手段を有し、前記変換手段によって NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURB S補間指令をスプライン補間指令に変換することによりデスティネーシヨンファィルを生成する数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置を提供することができる。

したがって、 NURBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムの N URBS補間指令をスプラィン補間指令に変換し、デスティネーションファイルとして N U R B S補間指令を含まなレ、一般的な加工プ口グラムが得られる。また、この発明は、 NURBS補間指令からスプライン補間指令への変換に於いては、 NURBS曲線からの弦誤差が許容値以内となるように折れ線近似を行うことにより点列を生成したのち、この点列を通過するスプライン曲線を発生させ、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成し、この再構築された点列をスプライン補間指合の通過点列とする数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置を提供することができる。したがって、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内の点列が構築され、滑らかなスプライン曲線が得られる。

また、この発明は、 NURBS曲線からスプライン曲線の通過点列を構成する過程において、通過点の追加があった場合には、再構成した点列から再度この点列を通過するスプライン曲線を発生し、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成する過程を、新規の通過点の追加がなくなるまで繰り返す数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置を提供することができる。

したがって、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内の点列が構築され、広域に瓦って滑らかなスプライン曲線が得られる。

また、この発明は、コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネ一シヨンファイルを生成するファイルコンバータ装置であり、 NURBS 補間指令を含む N C工作機械用の加工プ αグラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指合部分を異なる表現仕様の NURBS補間指令に変換する変換手段を有し、前記変換手段によって NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指令に変換すことによりデスティネーションフアイルを生成する数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバ一夕装置を提供することができる。

したがって、 URBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムの NU R B S補間指令を異なる表現仕様の NUR B S補間指合に変換し、デスティネーシヨンフアイルとして異なる表現仕様の NUR B S補間指令による加工プログラ厶が得られる。

また、この発明は、コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネ一シヨンファイルを生成するファイルコンバータ装置であり、 NURBS 補間指令を含む N C工作機械用の加工プログラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合部分は微小線分補間指令する変換する変換手段と、 NURBS補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令部分はスプライン補間指合に変換する変換手段と、 NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指令に変換する変換手段と、前記 3個の変換手段よりの一つの変換手段を選択設定する変換モード設定手段とを有し、前記変換モード設定手段により選択設定された変換モードに応じて N U R B S補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令部分は微小線分補間指合あるいはスプライン補間指令あるいは異なる表現仕様の NU R B S補間指令に変換することによりデスティネーションフアイルを生成する数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置を提供することがでさる。

したがって、変換モード設定手段により変換モードを選択設定でき、選択設定された変換モードに応じて NURBS補間指令部分を微小線分補間指合あるいはスプライン補間指合に変換し、デスティネーションファイルとして NURBS補間指合を含まない一般的な加工プログラムあるいは NU R B S補間指令を異なる表現仕様の NURBS補間指令に変換し、デスティネ一シヨンファイルとして異なる表現仕様の NURBS補間指令による加工プログラムが得られる。

また、この発明は、 NURBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラ厶をソースファイルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令を微小線分補間指令に変換する変換する手順と、 NUR B S補間指合部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令を微小線分補間指令に変換したデータをデスティネ —シヨンファイルに書き込む手順とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。

したがって、記録媒体に格納したプログラムをコンビュ一夕が実行することにより、 NUR B S補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムの NURBS 補間指令を微小線分補間指令に変換し、デスティネ一シヨンファイルとして NU RBS補間指令を含まなし、一般的な加工プログラムが得られる。

また、この発明は、 NURBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムをソースファイルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令をスプライン補間指令に変換する変換する手順と、 NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令をスプライン補間指令に変換したデータをデステイネーシヨンフアイルに書き込む手順とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュー夕読み取り可能な記録媒体を提供することができる。したがって、記録媒体に格納したプログラムをコンピュータが実行することにより、 NURBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムの NURBS 補間指令をスプライン補間指令に変換し、デスティネ一シヨンファイルとして N URBS補間指令を含まなレ、一般的な加工プログラ厶が得られる。

また、この発明は、 NURBS補間措令をスプライン補間指令に変換する手順として、 NURBS曲線からの弦誤差が許容値以内となるように折れ線近似を行うことにより点列を生成したのち、この点列を通過するスプライン曲線を発生させ、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成し、この再構築された点列をスプライン補間指令の通過点列とする手順をコンピュー夕に実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。

したがって、記録媒体に格納したプログラムをコンピュータが実行することにより、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内の点列が構築され、滑らかなスプライン曲線が得られる。

また、この発明は、 NURBS曲線からスプライン曲線の通過点列を構成する過程において、通過点の追加があった場合には、再構成した点列から再度この点列を通過するスプライン曲線を発生し、各通過点間の区間の線分と 3次スプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成する過程を、新規の通過点の追加がなくなるまで繰り返す手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。

したがって、記録媒体に格納したプログラムをコンピュータが実行することにより、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内の点列が構築され、広域に亙って滑らかなスプライン曲線が得られる。

また、この発明は、 NURBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プ oグラムをソースファイルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令をスプライン補間指令に変換する変換する手順と、 NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指令に変換する手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令を異なる表現仕様の NU R B S補間指令に変換したデ一夕をデスティネーシヨンファイルに書き込む手順とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュー夕読み取り可能な記録媒体を提供することができる。

したがって、記録媒体に格納したプログラムをコンピュータが実行することにより、 UR B S補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムの NUR B S補間指令を異なる表現仕様の NURBS補間指令に変換し、デスティネーションフアイルとして異なる表現仕様の NURBS補間指令による加工プログラムが得られる。

また、この発明は、 NURBS補間指令を含む NC工作機械用の加工プログラ厶をソースファイルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令部分は微小線分補間指合する変換する変換手順と、 NUR B S補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令部分はスプライン補間指令に変換する変換手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指令に変換する変換手順と、前記 3個の変換手段よりの一つの変換手段を選択設定する変換モード設定手順と、前記変換モード設定手順により選択設定された変換モードに応じて NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令部分は微小線分補間指令あるいはスプライン補間指合あるいは異なる表現仕様の NURBS補間指令に変換したデ一夕をデスティネーシヨンファイルに書き込む手順とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。

したがって、記録媒体に格納したプログラムをコンピュータが実行することにより、変換モード設定手順により変換モードを選択設定でき、選択設定された変換モ一ドに応じて NURBS補間指合部分を微小線分補間指令あるいはスプライン補間指令に変換し、デスティネーションファイルとして NURBS補間指令を含まない一般的な加工プログラムあるいは NU R B S補間指令を異なる表現仕様の NURBS補間指令に変換し、デスティネーシヨンファイルとして異なる表現仕様の NURBS補間措令による加工プログラムが得られる。図面の簡単な説明

第 1図は、この発明によるファイルコンバ一夕装置の一つの実施例を示す構成図であり、第 2図は、この発明によるファイルコンバータ装置の一つの実施例を示すブロック線図であり、第 3図は、この発明によるファイルコンバータ装置におけるファイルコンバート手順を示す処理フロー図であり、第 4図（a) 、 (b ) は、曲線の折れによる近似形態を示す説明図であり、第 5図は、 NURBS曲線上の点の表わし方を示す説明図であり、第 6図は、 NURBS曲線から弦誤差を許容値以内とする時のサンプリング点の決め方を説明する図であり、第 7図は、 NURBS補間指令部を微小線分指令に変換したときのテキストデ一夕の形態を示すリスト図であり、第 8図は、この発明によるファイルコンバータ装置で N URBS補間指令部をスプライン補間指令に変換する時のスプライン曲線の通過点の決定手順を示す処理フロー図であり、第 9図は、スプライン曲線の性質を示す説明図であり、第 1 0図（a) 〜（c) は、 NURBS曲線上にスプライン曲線の通過点が取られる様子を示す説明図であり、第 1 1図は、スプライン曲線と NURBS曲線の最大誤差を求める手法を示す説明図であり、第 1 2図（a) 〜 (c) は、スプライン曲線の 1点に対する NURBS曲線上の点の求め方を示す説明図であり、第 1 3図は、 NURBS補間指令部をスプライン曲線補間指令に変換したときのテキストデータの形態を示すリスト図であり、第 1 4図は、 NU RBS補間指合の一つのフォーマット例を示すリスト図であり、第 1 5図は、 N URBS補間指合の他のフォーマットを示すリスト図であり、第 1 6図は、第 1 4図の NURBS補間指合を第 1 5図のフォーマツ卜に変換したときのテキストデータの形態を示すリスト図であり、第 1 7図（a) 、 (b) は、スプライン補間を示す説明図である。発明を実施するための最良の形態

この発明に係る好適な実施の形態を添付図面を参照して説明する。

第 1図は、この発明による数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバー夕装置の一つの実施例の構成を示している。

第 1図において、 1はパーソナルコンピュータ等の一般的なコンピュータを示している。コンピュータ 1にはオペレーションシステム（OS) が搭載されている。

ファイルコンバータ 3は、コンピュータ 1のオペレーションシステム 2上で動作するアプリケーションプログラムであり、実際にはコンピュータ 1が読み取り可能なハードディスク磁気メモリ、フロッピーディスク磁気メモリ、 I Cメモリカードなどの外部記録媒体に格納される。これにより、コンピュータ 1は数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバ一夕装置として動作する。ファイルコンバータ 3は、入力対象である加工内容を記述したプログラムファィル（以後ソースファイルと称す） 4を読み込み、これを指定のコード体系、フォーマットに変換し、変換後ファイル（以後デスティネーションファイルと称す ) 5を出力する。ソースファイル 4は、あるフォーマツ卜によって記述された NURBS補間指令を含む加工プログラムであり、 C A D/C AM装置などによつて作成することがではきる。

ファイルコンバータ 3は、その加工プログラム、換言すれば、ソースファイル 4を、 NURBS補間機能を具備しておらず、直線補間、スプライン補間をサボ —トする NC工作機械や、フォーマツトが異なる NURBS補間指令をサポートする NC工作機械で使用できるコード体系、フォーマツトの加工プログラムに変換するファイルコンパ一夕である。

ファイルコンバータ 3は、入力したソースファイル（加工プログラム） 4を逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令を微小線分補間指合、スプライン補間指令あるいは他のフォーマツトの NUR B S補間指令に変換し、デスティネーションファイル 5を生成する。

ソースファイル 4、デスティネーションファイル 5は、ハードディスク磁気メモリ、フロッピ一ディスク磁気メモリ、 I Cメモリカードなど外部記録媒体によつて提供される。

ここで、これらソースファイル 4、デスティネーションファイル 5は必ずしもコンピュータ 1の内部にある必要はなく、外部のコンピュータ内に存在してネットワーク等を介してコンピュータ 1と入出力される構成であってもよい。

第 2図は、この発明による数値制御装置のための加工プログラムのファィルコンバ一夕装置の詳細構成を示している。

このファイルコンバータ装置は、 NURBS補間指合を含む N C工作機械用の加工プログラムをソースファイル 4として入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指合部分は微小線分補間指合する変換する微小線分補間変換手段 i 0と、 NURB S補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令部分はスプライン補間指令に変換するスプライン補間変換手段 1 1と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令部分を異なる表現仕様（フォーマツト）の NUR BS補間指令に変換する NURBS補間フォーマツト変換手段 1 2と、前述の 3 個の変換手段 1 0、 1 1、 1 2よりの一つの変換手段を選択設定する変換モード設定手段 1 3とを有している。

スプライン補間変換手段 1 1は、 NURBS補間指令からスプライン補間指令への変換に於いて、 NURBS曲線からの弦誤差が許容値以内となるように折れ線近似を行うことにより点列を生成した後、この点列を通過するスプライン曲線を発生させ、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成し、この再構築された点列をスプライン補間指令の通過点列とする。スプライン補間変換手段 1 1は、 NURBS曲線からスプライン曲線の通過点列を構成する過程において、通過点の追加があった場合には、再構成した点列から再度この点列を通過するスプライン曲線を発生し、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成する過程を、新規の通過点の追加がなくなるまで繰り返す。

変換モード設定手段 1 3は、実際にはコンピュ一夕の変換モード設定画面においてキーホードゃマウス等の入力手段によるユーザ操作によって一^ ^の変換手段を選択設定する。

ファイルコンバータ装置は、変換モード設定手段 1 3によって選択設定された変換モードに応じて NURBS補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS捕間指令部分は微小線分補間指令あるいはスプライン補間指合あるいは異なる表現仕様の NURBS補間指令に変換し、変換後のデータをデスティネージョンファィル 5に書き込む。

なお、ファイルコンバータ装置は、上述の 3個の変換手段 1 0、 1 1、 1 2のいずれか一^ 3のみを有しているものであってもよく、この場合には、変換モード設定手段 1 3は省略される。

つぎに、ファイルコンバータ 3の処理フローを第 3図を参照して説明する。まず、加工内容を記述したプログラムファイルをソースファイル 4としてォープンし、ファイルをコンバートした結果を書き込むデスティネーシヨンファイル

5をオープンする（ステップ S 1 0 1) 。この時点ではデスティネーションファィル 5は空である。

つぎに、 NURBS補間指合をコンバートする変換形態を変換モード設定手段

1 3によって指定する（ステップ S 1 02) 。

ここでの変換形態としては、

(a) NURBS補間指令を微小線分補間指令にコンバート

(b) NURBS補間指令をスプライン補間指合にコンパ一ト

(c) NURBS補間指令を他のフォーマツ卜の NURBS補間指令にコンパ一卜

の 3種類が準備されており、（a) 〜（c) のいずれか一つをユーザが選択できる。

ここで、（a) を選択した場合には変換後の弦誤差 £を設定する。（b) を選択した場合には弦誤差 εおよび NURBS曲線と変換後のスプライン曲線との許容誤差 5を設定する。（c) を選択した場合には変換後の NURBSフォーマツトを指定する。

つぎに、ソースファイルから 1ブロック読み取り（ステップ S 1 03) 、デー夕が有る場合には（ステップ S 1 04肯定）、そのブロックが NURBS補間モ —ドであるか否かをチヱックする（ステップ S 1 05) 。

NURBS補間モードでなければ（ステップ S 1 0 5否定）、すなわち、 GO 1 (直線補間）や GO 2、 G O 3 (円弧補間）モードやその他の NURBS補間以外のモードの場合には、読み取った 1プロックをそのままデスティネ一ションファイルに書き込み（ステップ S 1 06) 、ステップ S 1 03にループバックして次ブロックの読み込みを行う。

これに対し、 NURBS補間モードであれば（ステップ S 1 05肯定）、そのプロック中に記述された NUR B S曲線を規定する各種情報をメモリに蓄積する (ステップ S 1 07) 。そして、そのブロックがひとつの NURBS曲線の最後の情報となるまでステップ S 1 08からステップ S 1 03にループバックして各種情報をメモリに蓄積する。

たとえば、第 i 4図に例示されているソースファイルでは、 NO 04のブロックに対して G 70. 0の記述があるため、ステップ S 1 05で NURBS補間モードと判定される。そしてステップ S 1 07において、アドレス Mで示される階数とアドレス Nで示される制御点数の情報がメモリに取り込まれる。

以降、 NURBS補間モ一ドであり、ステップ S 1 03、ステップ S 1 04、 S 1 05、 S 1 07、 S 1 08→S 1 03の処理ループで、順次 N 005のブロックからノットべクトル情報、 N 00 6以降のプロックから制御点の座標および重みの情報がメモリに取り込まれる。

そして、予め取り込んだ制御点数の数（本例ではブロック NO 04でァドレス Nで示される 5個）だけ制御点の情報を取り込んだ時点で、 NURBSの最後のブロックと判定される（ステップ S 1 0 8肯定）。本例に於いては、ブロック N 007の前のブロック（X 80. 0 Y 0. 0 Z 0. 0W1. 0 ； ) を取り込んだ時点で制御点数分の情報が取り込めたため、このブロックが N U R B Sの最後のブロックと判定される。

NURBSの最後のブロックと判定されると、つぎに、メモリに蓄積された N URBSの情報からステップ S 1 02で指定した所定の変換を行なう（ステップ S 1 09) o

(a) の微小線分補間指合への変換が指定された場合には、 NURBS曲線を微小線分に変換して所定のデータを構成する。

(b) のスプライン補間指令への変換が指定されている場合には、 NURBS 曲線をスプライン曲線の通過点列に変換して所定のデータを構成する。

(c) の他の NURBS形式への変換が指定されている場合には、 NURBS のフォーマツトの変換を行なし、所定のデータを構成する。

各変換処理におけるデータの構成方法については後述する。つぎに、上述のようにして構成された変換結果のデータをテキストデ一夕としてデスティネーシヨンファイルに書き込み（ステップ S 1 1 0)、ステップ S 1 03にループバックする。

以上の処理を繰り返すことにより、デスティネーションファイルには、ソースファイル中の NURBS補間以外のプロックはそのまま、 NURBS補間のプロックは微小線分補間またはスプライン補間または他の NURBS補間形式に変換されたデ一夕が順次書き込まれていく。

そしてソースファイルの全てのデ一夕の処理が終わると、読み込みデータ無しとし（ステップ S 104否定）、ソースファイル、デスティネ一ションファイルをクローズして全ての処理を終了する（ステップ S 1 1 1) 。

つぎに、各変換処理について説明する。

(N U R B S—微小線分への変換）

NURBS曲線から微小線分に変換する場合の処理について説明する。

本処理に於いては、 NURBS曲線を第 4図（a)、 (b) に示されているように、 NURBS曲線 B上の隣接するサンプリング点 P sを結ぶ線分と NURB S曲線との距離（弦誤差） dが設定した許容誤差 εを超えないようにサンプリング点をとることによつて点列を生成する。

データ蓄積された NURBS曲線の曲線上の位置べクトルを旦 (t) とすると、第 5図の旦 (t) は次式により表現される。但し、 t _s ≤ t≤ t _e である。なお以降では、アンダーバーを付した記号をベクトルとして、スカラーとは区別して表記するものとする。

∑N 〖

= ( 1 ) S ここで、 nは制御点数、 P i は制御点の位置ベクトル、 Wi は制御点の重み、 kは階数であり、 tは所定の範囲 t_s ≤ t≤ t _e を定義域とするパラメ一夕である。但し、（ 1≤ i≤n)である。

Ni. _k (t) は Bスプライン基底関数であり、以下のように再帰的に定義される。

ここで、 t i はノットであり、 [t。 t！ t ₂ · · · t_m ] はノットべクトルであり、その個数 m+ 1は制御点数と階数の和（m + 1 ) ==n + kである。なお、階数 kの NURBS曲線旦（t) の定義域を t_s ≤ t≤ t _e とするとき、上記ノットべクトルに対して t _s 二 t ！、 t_e =t_m__k の関係がある。

この NURBS曲線旦（t)上に点旦』 (=B_ (t」））が取られたとき、弦誤差 ε以下となるつぎの点旦』₊₁ はつぎのように取ればよい。

第 6図に示されているように、 Atを微小なパラメータの変化量として、

とするとき、 i = 2, 3, · ■ ·, kに対して、旦」を始点とする旦へのべクトルをで表わすと、 _Q_i の^ __k への射影べクトル^ i は、

Q^' i = (Q i , Q. ) / I Q_i I ² · Q., … （ 4 ) で与えられ、点 fと _gとの距離 d』iは、

d _jS= I Q i — _g， i I

で与えられる。

したがって、 kを 1から増加させ上式を計算して、

d ϋ < ε ··■ ( 5 ) 但し、 0 < i < k

となる最大の kを求めれば、 B_{i + I} =B_jkとなる。したがって、互。 =互（t_s ) から始めて（ j = 0)順次旦 _{j +1} を求めていけば、 NURBS曲線との弦誤差が ε以下となるようなサンプリング点旦。、、 · · ·_ΒΝ が求まる。ただし ^_Ν =Β_ ( t _e ) である。

第 7図は、このようにして変換された点列によって構成されるテキストデータであり、先頭の GO 1は直線補間を示す Gコードである。このようにして構成されたテキストデ一夕はデスティネ一シヨンファイルに書き込まれる。

上述のように、この発明によるファイルコンバータの NURBS補間指令から微小線分補間指令への変換機能を使うことにより、加工プログラムの NUR B S 補間指令以外は無変換、 NUR B S補間指令部分は指定の弦誤差以内の微小線分指令に変換された加工プログラムが得られるため、 NURBS補間指令を含む加ェプログラムを変換して NURBS補間をサボ一トしない NC工作機械で形状が許容誤差以内となる加工が可能となる。

(NURBS→スプライン）

つぎに、 NURBS曲線からスプライン曲線の点列へ変換する処理フローを第 8図を参照して説明する。

コンピュータ内部に持つ NURBS曲線の数学的表現を旦（t) とする。まず、曲線互（t) から上述の（NURBS—微小線分への変換）の手順と同じ手順で、曲線を許容誤差 εで微小線分データに近似する（ステップ S 201 )。本例では第 9図（a) に示されているように、曲線互 (t) が旦。，旦，、 - - · B_N からなる N+ 1個（本例では N+ 1 = 1 0) の通過点で表される。つぎに、 N+ 1個の通過点からスプライン曲線を発生する（ステップ S 202

) 0

公知の曲線理論（例えば「形状処理工学（ I) 」山口富士夫著、日刊工業新聞社刊）によると、 N+ 1個の点旦。、旦！、 · · · B_N を滑らかに通過する 3次スプライン曲線上の点 ( t) は、 — , から旦 j の第 1 0図に示す区間において、

』

(j = 2,3"..，_n) (6) で表現される。

ここで、は指定点互』における単位接線ベクトルであり、 C j は旦，から旦』までの距離である。また、 tは曲線パラメ一夕であり、（o≤ t≤ i ) でめる。

式（6) のスプライン曲線は、指定点旦〗、 j - 0, 1 2 . . . Nを必ず通過するが、 _gj を適切に取らないと各指定点において 2次微分が連続にならない。 2次微分が各指定点旦 , j = 0, 1, 2 . . . Nにおいて連続となるための条件は、

し . +レ ,' +ι

(j ,2,...,N ) (7) である。なお旦。と旦の両端点については、端点での曲率を 0として以下の条件を追加する。

2 c , q_₀ + c！ _qi =3 (Β^ι 一旦。 ) … （ 8 a ) c_N q_N- i + 2 c N q_N = 3 (B_N - B_N- i ) （8 bリ式（7) (8 a) , (8 b) の（N+ 1 ) 個の連立方程式を解くことによつて、接線ベクトル _gj を求めることにより、全区間の 3次スプライン曲線が求められる。

すなわち、旦」〜旦 _{j +1} の各区間において、始点を =Β_, 、終点を B_{j +}】、始点における単位接線べクトルを q_s , 終点における接線べクトルを二旦』" 、線分の長さを C 二 C _{j + 1} とすると、

K。二 f _s … （9 a)

K, = c q__s ··· ( 9 b)

K₃ =2 (JP_S -^e ) + C q__s + c q__e … ( 9 d) とおくと、 £』〜f_{j + 1} の区間におけるスプライン曲線 £ (t) は、

P_ (t) =K₃ t ³ +Κ₂ t ² +Κ: t十]^。 … （ 1 0 ) で与えられる。但し、（0 t≤ 1 ) である。

つぎに、 j = 0に初期化し（ステップ S 203 ) 、スプラインの各区間における誤差を評価する（ステップ S 204) 。

誤差の計算方法として、旦〜旦』₊₁ の区間において、式（1 0) で表される曲線 (t) を、パラメ一夕 tを△ t刻みで動かしながら各点 f (t) と線分互 j B__{j + 1} との距離の最大値を求め、これを誤差とする（第 1 1図参照）。スプライン曲線上の点 £ (t) に対応する元の NURBS曲線上の点旦 ( f ) の求め方はつぎのようにすればよい。

式（1 0) より、 f (t) =K₃ t ³ +K₂ t ² +K, t+K。（但し、 0≤ t≤ 1 )であるから、点 P (t) における接線べクトルは、

d^ (t) /^/d t = 3K₃ t² +2K₂ t+K, - (1 1) により容易に求められる。

この区間のスプライン曲線の始点 ( 0 )、終点]^ ( 1 ) を与える NUR B S 曲線旦 ( t) のパラメ一夕をそれぞれ t _s 、 t _e とすれば、点 £ (t) (但し、

0≤ t≤ 1 ) に対応する NURBS曲線旦 (t)上の点の初期値として旦（ t' ) (但し、 t' 二 t_s + t · ( 一 t_s ) ) を与える（第 12図（a) 参照）。つぎに、点 f (t) から旦（t' ) に向かうべクトル丄をとり、丄と接線べクトルの内積（丄、 V を求める。

べクトル上と接線べクトルのなす角を 0とすると、この内積の符号を調べれば、（]：、 ¥) > 0のとき、 0< 90° 、（r、 v) =0のとき 0=90° 、（ r、 v) く 0とのとき 0> 9 O° となる。

したがって、（丄、）〉 0の時には、 t' 一 d t' →t' 、（r、 v) く 0 の時には t' + d t ' → t ' に更新して互（ t ' ) およびベクトル丄をとり、内積（丄、 _v) を求める処理を繰り返す。

ここで、 d t' は NURBS曲線旦（t) のパラメ一夕の微小増分値であり、 f が増加すれば、角度 Θは減少し、 t' が減少すれば、角度 0は増加するので (第 1 2図（b) 参照）、内積（丄、 Y の符号が反転するたびに、 d t' を半減すれば繰り返し処理のたびにべクトル上は接線べクトルに垂直に近づく。したがって、所望の精度で繰り返し処理を中断して点 (t) に対応する NU RBS曲線上の点旦（t' ) を得る（第 1 2図（c) 参照）。

つぎの処理として、誤差 d」が許容誤差 5を超えたか否かを評価する（ステツプ S 205 ) 。 d』 >(5であれば（ステップ S 205肯定）、誤差が許容誤差を超えたものとして、区間旦」〜旦 _{j +1} 内に曲線上の通過点を 1点追加する（ステップ S 206 ) 。

新たな通過点の決め方としては、元の NURBS曲線旦 (t) 上の点旦」、旦 _{i +1} を与えるパラメ一夕をそれぞれ t j 、 t _{i +1} とすれば、パラメータ t ' を、 t' = t j + ( t H — t j ) / 2として、新たな通過点旦 ' ニ旦（ t ' ) とする。または旦』 Β_, ' ニ旦』 ' B__{j + 1} となるように、パラメ一夕 t' を収束演算によって求めても良い。

第 9図（b) に示されている例では、区間旦 ₄ 〜旦 ₅ で、スプライン曲線が元の曲線旦 ( t) から大きく外れた軌跡を描いているため、誤差 d j が大きくなり、 d₅ > eとなったため、新たに通過点旦 ₄'を追加した。

なお、 dj ≤ 5であれば（ステップ S 205否定）、ステップ S 20 6はジャンプする。

つぎに、全ての区間について評価を行つたかを調べ（ステップ S 207 ) 、 j く（N— 1 ) であれば（ステップ S 207否定）、 j + 1→ jに更新し（ステツプ S 208 ) 、ステップ S 204以降で、つぎの区間の誤差を評価する。ステップ全ての区間について評価が終了したならば（ステップ S 207肯定）、新たな通過点の追加があつたか否かを調べ（ステップ S 20 9 ) 、追加があつたならば（ステップ S 20 9肯定）、それらの通過点を加えて新たな通過点列を生成する（ステップ S 2 1 0) 。ここで、点数 N+ 1は新たな通過点数分増加する。

本例では追加された通過点旦を加えて新たな点列旦。、旦，、 · · ■、旦₁₀ が生成される。第 9図（c) の旦 ₅ 、旦 ₆ · · '、 B!。がそれぞれ元の旦 ₄' (第 9図（b) ) 、互 ₅ 、 · · · B (第 9図（a) ) に対応する。

そして、ステップ S 202に戻って更新された通過点列によって再度スプライン曲線を生成し直し、新たに生成されたスプライン曲線の誤差の評価をステップ S 204以降で繰り返す。

このようにして、通過点列から生成されるスプライン曲線と元の曲線の誤差が十分小さくなれば、新たに通過点を追加することがなくなり、ステップ S 209 で処理を終了する。

第 1 3図は、このようにして変換された点列によって構成されるテキストデー夕を示している。先頭の G 06. 1はスプライン補間を示す Gコードであり、このようなテキストデータをデスティネ一シヨンファイルに書き込むことが行われる。

上述のように、この発明によるファイルコンバータの NURBS補間指合からスプライン補間指令への変換機能を使うことにより、加工プログラムの NURB S補間指合以外は無変換に、 NUR B S補間指合部分は指定の許容誤差以内のスブラィン補間指合に変換された加工プログラムが得られるため、 NURBS補間指令を含む加工プログラムを変換してスプライン補間をサボ一卜する NC工作機械で加工が可能となり、しかもスプライン補間で加工した軌跡と元の N U R B S 補間で加工すベき軌跡との間で所望の誤差が保証されるという効果がある。

(NURBS NURBS)

本例に於いては、第 1 4図に示されているようなフォーマツトによる NURB S補間指令から第 1 5図に示されているようなフォ一マツトによる NURBS補間指令に変換する場合について説明する。

第 1 4図に例示されているソースファイルを読み込んだ時に、 NURBSの最終プロックと判定された時点で、内部に蓄積した NUR B Sの情報は、

階数 M=4

制御点数 N二 5

ノットべクトノレ（ 1 0点）

t二 [0.0, 0.0, 1.0, 1.0, 2.0, 3.0， 4.0, 5.0, 6.0, 6.0] 5点の制御点の X， Υ, Z座標とゥヱイト

である。

NURBS曲線では、各制御点と、（制御点数十階数 + 1) 個のノットべクトルが決まれば一意的に NURBSが定義できるため、所定のフォーマツ卜の NU RBSの形式にこれらをの情報を展開するのは容易である。

変換先の N U RBSのフォーマットを第 1 5図に示されているような形態に指定した場合には、第 1 6図に示されているようなテキストデ一夕に展開され、デステイネ一ションファイルに書き込まれる。

上述のように、この発明によるファイルコンバータの NURBS補間指令のフォ一マツト変換機能を使うことにより、 A社の NURBSフォーマツトに準じて生成された加工プログラムを B社の NC加工機械の NURBSフォーマツ卜に変換して加工することが容易に可能となる。産業上の利用の可能性

この発明による数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置およびファイルコンパ一トの手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、各種の NC加工機械のための加ェプログラムを作成するファイルコンバ一夕として適している。

Claims

請求の範囲

1. コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネーションファィルを生成するフアイルコンバ一夕装置であり、

NURBS補間指合を含む数値制御装置用の加工プログラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プ πグラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令を微小線分補間指令に変換する変換手段を有し、前記変換手段によって NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令を微小線分補間指令に変換することによりデスティネーションファイルを生成することを特徴とする数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置。

2. コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネーションフアイルを生成するファイルコンバータ装置であり、

NURBS補間指合を含む数値制御装置用の加工プログラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令をスプライン補間指令に変換する変換手段を有し、前記変換手段によって NURBS補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令をスプラィン補間指令に変換することによりデスティネ —シヨンフアイルを生成することを特徴とする数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置。

3. NURBS補間指令からスプライン補間指令への変換に於いては、 NURB S曲線からの弦誤差が許容値以内となるように折れ線近似を行うことにより点列を生成したのち、この点列を通過するスプライン曲線を発生させ、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成し、この再構築された点列をスプライン補間指合の通過点列とすることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置。

4. NURBS曲線からスプライン曲線の通過点列を構成する過程において、通過点の追加があった場合には、再構成した点列から再度この点列を通過するスプライン曲線を発生し、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成する過程を、新規の通過点の追加がなくなるまで繰り返すことを特徴とする請求の範囲第 3項記載の数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置。

5. コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネーションフアイルを生成するファイルコンパ一夕装置であり、

NURBS補間指令を含む N C工作機械用の加工プログラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指令に変換する変換手段を有し、前記変換手段によって N U R B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指合に変換すことによりデスティネーションフアイルを生成することを特徵とする数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバータ装置。

6. コンピュータ上で動作し、ソースファイルを変換してデスティネーションフアイルを生成するファイルコンバータ装置であり、

NURBS補間指令を含む N C工作機械用の加工プログラムをソースファイルとして入力し、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令部分は微小線分補間指令する変換する変換手段と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指合部分はスプライン補間指令に変換する変換手段と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指令に変換する変換手段と、前記 3個の変換手段よりの一つの変換手段を選択設定する変換モード設定手段とを有し、前記変換モード設定手段により選択設定された変換モードに応じて NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合部分は微小線分補間指令あるいはスプライン補間指令あるいは異なる表現仕様の N U RBS補間指令に変換することによりデスティネーションファイルを生成することを特徴とする数値制御装置のための加工プログラムのファイルコンバー夕装置。

7. NURBS補間指合を含む数値制御装置用の加工プログラムをツースフアイルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NUR B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合を微小線分補間指合に変換する変換する手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURB S補間指合を微小線分補間指合に変換したデ一タをデスティネージョンファイルに書き込む手順とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンビユー夕読み取り可能な記録媒体。

8. NURB S補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムをソースフアイルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NUR BS補間指合部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令をスプライン補間指令に変換する変換する手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR BS補間指令をスプライン補間指令に変換したデ一夕をデスティネーシヨンファィルに書き込む手順とをコンピュー夕に実行させるプ口グラムを格納したコンビュ一タ読み取り可能な記録媒体。

9. 請求の範囲第 8項記載のコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュ一夕読み取り可能な記録媒体において、

NURBS補間指令をスプライン補間指令に変換する手順として、 NURBS 曲線からの弦誤差が許容値以内となるように折れ線近似を行うことにより点列を生成したのち、この点列を通過するスプライン曲線を発生させ、各通過点間の区間の線分とスプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成し、この再構築された点列をスプラィン補間指合の通過点列とする手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

1 0. 請求の範囲第 9項に記載のコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンビュ一夕読み取り可能な記録媒体におし、て、

NURBS曲線からスプライン曲線の通過点列を構成する過程において、通過点の追加があつた場合には、再構成した点列から再度この点列を通過するスプラィン曲線を発生し、各通過点間の区間の線分と 3次スプライン曲線の誤差が許容値以内であるかを評価し、誤差が許容値を超える場合には当該区間内に通過点を追加して点列を再構成する過程を、新規の通過点の追加がなくなるまで繰り返す手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

1 1. NURBS補間指令を含む数値制御装置用の加工プログラムをソースファィルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NU R B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令をスプライン補間指令に変換する変換する手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NU R B S補間指令部分を異なる表現仕様の NUR B S補間指令に変換する手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NURBS補間指令を異なる表現仕様の NURBS補間指令に変換したデ一夕をデスティネーシヨンファイルに書き込む手順とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

12. NURBS補間指令を含む NC工作機械用の加工プログラムをソ一スファィルとして入力する手順と、入力した加工プログラムを逐次解析しながら、 NU R B S補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指令部分は微小線分補間指令する変換する変換手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NU RBS補間指合部分はスプライン補間指合に変換する変換手順と、 NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR B S補間指合部分を異なる表現仕様の NU R B S補間指令に変換する変換手順と、前記 3個の変換手段よりの一つの変換手段を選択設定する変換モード設定手順と、前記変換モ—ド設定手順により選択設定された変換モードに応じて NURBS補間指令部分以外は無変換とし、 NUR BS補間指合部分は微小線分補間指令あるいはスプライン補間指令あるいは異なる表現仕様の N U RBS補間指令に変換したデータをデスティネーションフアイルに書き込む手順とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンビュ —夕読み取り可能な記録媒体。