JPH09114512A - Nc工作機械による曲面加工方法 - Google Patents

Nc工作機械による曲面加工方法

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JPH09114512A
JPH09114512A JP7292021A JP29202195A JPH09114512A JP H09114512 A JPH09114512 A JP H09114512A JP 7292021 A JP7292021 A JP 7292021A JP 29202195 A JP29202195 A JP 29202195A JP H09114512 A JPH09114512 A JP H09114512A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NC工作機械によって5軸制御側刃加工を行
なうに際し、その際、(a)パソコンで金型等の曲面加
工を可能とし、(b)ソフトの変換の必要なく、(c)
工作機械のテ−ブル稼働方式に拘らず汎用性を有する方
法を開発する。 【解決手段】 本発明NC工作機械による曲面加工方法
は、(1)NURBS曲面表現式に従って、制御点の
座標位置、制御点の持つ重み、ノットベクトルを読
み込み、曲面の加工位置等の決定に必要な1パッチを決
定する手段と、(2)パラメ−タ値を設定する手段と、
(3)上記パラメ−タ値における工具座標位置と傾斜ベ
クトルを計算する手段と、(4)上記工具座標位置及び
傾斜ベクトルを基にNCデ−タを計算する手段と、
(5)製品の形状デ−タと工具軌跡との距離が許容範囲
に納まっているか否かを判断するトレランスチェックを
行なう手段と、(6)上記NCデ−タを書込む手段と、
(7)パラメ−タ値設定手段に回帰し、又は、曲面パッ
チ化手段に回帰する手段とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型、航空部品、
インペラ−等の曲面をNC工作機械にて加工する方法に
関し、更に詳細には、該曲面加工を工具の先端でなく工
具の側刃で加工する技術分野に関する。
【0002】
【技術の背景】金型製品は、多品種少量生産化が進み、
金型製造メ−カ−には納期の短縮と高精度化が望まれる
情勢にあるが、従来の金型加工ではボ−ルエンドミル等
の先端が球状の工具で加工するため、点接触での加工の
連続であり作業効率が悪く、又、隣接する工具軌跡との
間に山状の切り残しが出るので、これを熟練者が手作業
で削り落とす等の面倒な作業が残される。そこで、工具
の先端でなく工具の側面で形状に沿って加工すれば、加
工の効率を一段と向上させると共に手作業が殆ど無くな
るので形状精度があがることが期待できる。このような
工具の側面を使用して加工するには、X,Y,Z軸の直
交軸の他に2軸の回転軸制御を加える5軸制御加工で工
具軸を任意の位置と角度で制御する方法を開発する必要
がある。
【0003】
【従来の技術】上記5軸制御加工に関する技術に関し、
金型の加工ではないが、航空機のプロペラ等の部品の生
産に際し、5軸のNCマシニングセンタ−にボ−ルエン
ドミルを用いて切削加工した例がある。しかし、斯かる
航空部品での例をそのまま本発明の目的に適用しようと
すると、下記の如き問題を生じる。
【0004】(a)親会社と同じCADか、又は、その
図形デ−タが利用可能なCAD/CAMを購入し、該子
会社のCAD/CAMに適応した側刃加工のソフトウエ
アを開発しなければならず、該CAD/CAMの購入と
専用ソフトウエアの開発は費用的にたいへん高価であ
り、資金面に乏しい中小企業等関連子会社の経費を非常
に圧迫することになる。
【0005】(b)親会社のCADの曲面の表現式と、
子会社のCAD/CAMの曲面の表現式が異なる場合に
は、変換ソフトを開発又は購入して、曲面表現を合せる
という煩わしい変換工程が必要となる。
【0006】(c)5軸制御工作機械には、工具が固定
でテ−ブルが作動するテ−ブル稼働方式と、逆にテ−ブ
ルが固定で工具が作動する工具稼働方式と、回転軸の2
軸が独立した座標系上で作動する独立稼働方式の3方式
があり、従来の側刃加工ソフトウエアは、そのうちいず
れか一つにしか適応できないから、限られた工作機械に
しか適応できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記5軸制御加工によって側刃加工を行なうことを目的と
し、その際、(a)高価なCAD/CAMによらず、市
販のパソコンで金型等の曲面加工を可能とし、費用の低
廉化を図り、(b)親会社の図形デ−タの曲面を、変換
の必要なく、直接子会社のパソコンで読み取り可能と
し、工程の簡略化を図り、(c)子会社の有する工作機
械がテ−ブル稼働式、工具稼働式又は独立稼働式のいず
れの場合でも適用でき、汎用性を持たせることができる
よう試みたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段をフロ
−チャ−トで示す図1に従って説明すると、先ず、親会
社等の有する図形デ−タ(以下親デ−タという)を受け
取った後、該親デ−タを読み込み、パッチ化する。その
手段は、親デ−タに採用されているNURBS曲面、B
−スプライン曲面、Be´zier曲面のいずれかの曲
面に対し、その曲面の特性を捉えて、これをパッチ化す
る。
【0009】NURBS曲面は、下記の通りの表現式に
表される。
【式4】
【0010】このNURBS曲面(図2参照)表現式の
特性に着目した場合、制御点の位置座標、制御点の
持つ重み、ノットベクトルにより曲面上の諸特性が得
られ、ノットベクトルの数と位数と制御点の数との間に
は、(ノットベクトルの数=位数+制御点の数)の関係
があるので、親デ−タの有する次数と制御点数から、該
関係式を利用して曲面上の加工位置等の決定に必要な最
小限の情報量を一単位とし、これをパッチ化と呼ぶ(図
3参照)。
【0011】(b)B−スプライン曲面は、下記の通り
の表現式に表される。
【式5】 B−スプライン基底関数は上記NURBS曲面と等しく
表現される。
【0012】このB−スプライン曲面表現式の特性に着
目した場合、制御点の位置座標、ノットベクトルに
より曲面上の諸特性が得られ、ノットベクトルの数と位
数と制御点の数との間には、(ノットベクトルの数=位
数+制御点の数)の関係があるので、親デ−タの有する
次数と制御点数から、該関係式を利用して曲面上の加工
位置等の決定に必要な最小限の情報量をパッチ化する。
【0013】(c)Be´zier曲面表現式は、下記
の通りに示される。
【式6】
【0014】このBe´zier曲面表現式の場合は、
制御点の位置座標のみで曲面上の諸特性が得られるの
で、親デ−タの制御点数、制御点の値から、曲面上の加
工位置等の決定に必要な最小限の情報量をパッチ化す
る。
【0015】上記3種類の曲面を処理可能とすることに
よって、殆どの親デ−タに対応できるので、本発明では
ソフト変換の必要がなくなる。膨大な量の親デ−タか
ら、曲面上の加工位置等を決定するに最小限必要な情報
量をパッチ化して読み込むことによって、比較的メモリ
−容量の少ないパソコンでも処理を可能とする要因とな
る。パソコン以上のメモリ−容量を有するコンピュ−タ
にも本発明が応用できることは勿論である。
【0016】次に、上記パッチ化した曲面に、該曲面の
加工位置に相当する、u方向及びv方向のパラメ−タ値
の設定を行なう。ここでパラメ−タ値とは、上記B−ス
パライン基底関数のu、vの値を指し、図2に示す如き
NURBS曲面の場合、その値によって任意の点が決定
され、該任意の点において後述の加工位置座標及びベク
トル計算を行なうことになる。従って、パラメ−タ値設
定には、その位置で加工位置座標及びベクトルを計算し
た場合に適当な精度で曲面加工ができるよう設定する。
その設定の仕方は任意であるが、例えば、t=0〜1の
間に、t=0,0.1,0.2,0.3・・・0.9,
1.0というように増分値(0.1の値)を定めてパラ
メ−タ値を設定することができる。ここで増分値とは、
ある点のパラメ−タ値と次の点のパラメ−タ値との差を
いう。そして、このパラメ−タ値設定が適当であったか
否かは、後述のトレランスチェックの工程で適否の判断
を受け、もし粗すぎて不適切であった場合には再度の設
定を行なうことになる。このパラメ−タ値設定により、
曲面の加工位置を任意に設定することが可能となる。
【0017】さて、上記パラメ−タ設定値において、先
ず、法線ベクトルを求め、次いで工具半径、切り残し量
を考慮して、工具軸の位置座標及び接線ベクトルを計算
する。
【0018】そして、上記工具軸の位置座標及び接線ベ
クトルから、個々の工作機械の仕様を考慮したNCデ−
タの計算を行なう。ここでNCデ−タとは、NC工作機
械で曲面加工するに必要な工具、テ−ブル等の全てのデ
−タをいい、具体的には、工具の位置、工具軸の傾斜角
度、回転数、送り速度等をいう。該デ−タの計算にあっ
て、下記の3つの稼働方式に適用可能なNCデ−タの計
算を行なう。即ち、マシニングセンタ−等の工作機械の
回転軸の稼働方式には、2軸ともテ−ブルが動く場合
と、2軸とも工具側が動く場合と、2軸とも独立し
た座標系上で動く場合とがあり、の場合にはワ−クが
取り付けられている軸を先に計算してから、残りの軸を
求め、の場合には、工具が直接取り付けられている軸
を先に計算してから、残りの軸を求め、の場合はいず
れの軸から求めても良いことになる。なぜなら、ワ−ク
が取り付けられている軸又は工具が取り付けられている
軸の回転ベクトルの方向が他方の軸の回転によって変化
するため、その影響を受けないよう、ワ−クが取り付け
られている軸又は工具が取り付けられている軸の原点位
置で、その軸の回転角度を先に求めてから残りの回転角
度を求めるのである。従って、上記3つの稼働方式によ
る計算が可能なため、工作機械の仕様によって3種類の
計算方法を使い分けし、NCデ−タの計算を行なうこと
ができる。この回転軸の制御により例えばボ−ルエンド
ミルの側刃による切削加工が可能となる。
【0019】さて、NCデ−タの計算が終了したら、製
品の形状デ−タと工具軌跡との距離を計算し、その値が
許容範囲内であるか否かのトレランスチェックを行な
う。そして、もし、その値が許容値を超えている場合に
は、既設定のパラメ−タ値に対し、増分値の分割を行な
い、上記パラメ−タの設定段階に戻す。このとき、1/
2,1/3等のように増分の分割値を予め設定して置け
ば、上記パラメ−タの設定−工具軸及びベクトルの計算
−NCデ−タの計算−トレランスチェックまでの工程
が、パラメ−タ値が適正になるまで自動的に分割が繰り
返される。
【0020】上記トレランスチェックにあって、従来の
直線近似方式は行なわず、本発明は製品の形状デ−タと
工具軌跡との距離を直接求め、その距離が一定の設定値
内に納まっているか否かを判断する。即ち、従来のトレ
ランスチェックは、製品の形状デ−タを仮想の直線に近
似させ、その直線と工具軌跡との距離を求める方式を採
用しているが(図5参照)、これは計算が簡便である利
点を有する一方で、精度が不十分となる欠点がある。そ
こで、本発明は、曲面のパッチ化を行なうことで一定単
位の曲面を捉えて計算を行なうことが可能となったこと
から、2次,3次曲面の形状デ−タでも、その形状デ−
タと工具軌跡との距離を直接求めることとし(図4参
照)、その結果、精度面での飛躍的な向上が図れた。
【0021】トレランスチェックに適合したら、工具の
座標位置、工具軸の傾斜角度、回転数、送り速度等をN
Cデ−タとして書き込み処理を行なう。
【0022】そして、曲面のパラメ−タ値が終了点に達
したら、その1パッチのNCデ−タが作成されたので、
元の曲面パッチ化工程に戻し、再度同様の工程を繰り返
すことで、最終的に全面の曲面加工をするNCデ−タが
作成される。そのデ−タを基にマシニングセンタ−等の
工作機械を作動させ、金型等の曲面を切削又は研磨加工
等を行なう。
【0023】
【実施例1】NURBS曲面の表現式を用い、親デ−タ
が3次で、制御点数が4である場合に、制御点の位置
座標、制御点の持つ重み、ノットベクトルを以下の
通りに入力した。 P0,0=(-39.66350,58.45616,-101.31109) P1,0=(-38.88368,57.65230,-101.39976) P2,0=(-38.10825,56.84501,-101.50049) P3,0=(-37.33733,56.03440,-101.01326) P0,1=(-39.66350,58.45616,-101.31109) P1,1=(-38,88368,57.05230,-101.39976) P2,1=(-38.10825,56.84501,-101.50049) P3,1=(-37.33733,56.03440,-101.61326) P0,2=(-13.02091,47.51173, -29.18957) P1,2=(-11.32811,46.27641, -29.86914) P2,2=( -9.63836,45.05097, -30.57466) P3,2=( -7.95195,43.83562, -31.30602) P0,3=(-13.02091,47.51173, -29.18957) P1,3=(-11.32811,46.27641, -29.86914) P2,3=( -9.63836,45.05097, -30.57466) P3,3=( -7.95195,43.83562, -31.30602) P0,0〜P3,3の重み=1.0 u方向ノットベクトル=(-3,-2,-1,0,1,2,3,4) v方向ノットベクトル=(-3,-2,-1,0,1,2,3,4)
【0024】次いで、パラメ−タ値設定を行ない、 u方向のパラメ−タ=0.1 v方向のパラメ−タ=0.0 とした。
【0025】次いで、工具軸、ベクトルの計算を行な
い、 工具先端座標=(-15.76736,48.05774,-41.85425) u方向接線ベクトル=(0.76318,-0.57477,-0.29525) v方向接線ベクトル=(-0.35685,0.14735,-0.92246) 法線ベクトル=(-0.57578,-0.81229,0.09298) となった。
【0026】更に、NCデ−タの計算を行ない、 X=-0.395 mm Y=-272.884 mm Z=-679.670 mm A=-8.473 deg B=201.148 deg F=304.929 mm/min となった。
【0027】トレランスチェックを行ない、 設定値=0.003 mm 誤差量=0.000043mm でトレランスチェック合格となった。
【0028】上記NCデ−タを書き込み、5軸マシニン
グセンタ−を作動させて金型の曲面切削加工を行ない、
形状精度の優れた曲面を得た。
【0029】
【実施例2】B−スプライン曲面を用い、親デ−タが3
次で、制御点数が4である場合に、 制御点の位置座標、ノットベクトルを以下の通り入
力した。 P0,0=(-38.88368,57.65230,-101.39976) P1,0=(-38.10825,56.84501,-101.50049) P2,0=(-37.33733,56.03440,-101.61326) P3,0=(-36.57102,55.22057,-101.73805) P0,1=(-38.88368,57.65230,-101.39976) P1,1=(-38.10825,56.84501,-101.50049) P2,1=(-37.33733,56.03440,-101.61326) P3,1=(-36.57102,55.22057,-101.73805) P0,2=(-11.32811,46.27641, -29.86914) P1,2=( -9.63836,45.05097, -30.57466) P2,2=( -7.95195,43.83562, -31.30602) P3,2=( -6.26912,42.63054, -32.06310) P0,3=(-11.32811,46.27641, -29.86911) P1,3=( -9.63836,45.05097, -30.57466) P2,3=( -7.95195,43.83562, -31.30602) P3,3=( -6.26912,42.63054, -32.06310) u方向ノットベクトル=(-3,-2,-1,0,1,2,3,4) v方向ノットベクトル=(-3,-2,-1,0,1,2,3,4)
【0030】次いで、パラメ−タ値設定を行ない、 u方向のパラメ−タ=0.1 v方向のパラメ−タ=0.0 とした。
【0031】次いで、工具軸、ベクトルの計算を行な
い、 工具先端座標=(-14.23038,46.90280,-42.46132) u方向接線ベクトル=(0.76147,-0.57091,-0.30694) v方向接線ベクトル=(-0.36942, 0.15305,-0.91656) 法線ベクトル=(-0.57244, -0.81445, 0.09472) となった。
【0032】更に、NCデ−タの計算を行ない、 X=-2.674 mm Y=-274.460 mm Z=- 678.704 mm A=- 8.803 deg B= 201.952 deg F= 302.596 mm/min となった。
【0033】トレランスチェックを行ない、 設定値=0.003 mm 誤差量=0.000044mm でトレランスチェック合格となった。
【0034】上記NCデ−タを書き込み、5軸マシニン
グセンタ−を作動させて金型の曲面切削加工を行ない、
形状精度の優れた曲面を得た。
【0035】
【実施例3】Be´zier曲面表現式を用い、親デ−
タが3次である場合に、制御点の座標位置を以下の通り
入力した。 P0,0=(-31.77782,50.46471,-102.75177) P1,0=(-30.89381,49.72947,-102.94402) P2,0=(-29.97342,48.99528,-103.12974) P3,0=(-29.01616,48.26717,-103.28368) P0,1=(-31.77782,50.46471,-102.75177) P1,1=(-30.89381,49.72947,-102.94402) P2,1=(-29.97342,48.99528,-103.12974) P3,1=(-29.01616,48.20717,-103.28368) P0,2=( 2.68199,34.76349, -37.23965) P1,2=( 3.82687,33.13141, -38.31958) P2,2=( 4.77308,31.51519, -39.43960) P3,2=( 5.54964,29.89190, -40.66449) P0,3=( 2.68199,34.76349, -37.23965) P1,3=( 3.82687,33.13141, -38,31958) P2,3=( 4.77305,31.51519, -39.43960) P3,3=( 5.54964,29.86190, -40.66449)
【0036】次いで、パラメ−タ値設定を行ない、 u方向のパラメ−タ=0.1 v方向のパラメ−タ=0.0 とした。
【0037】次いで、工具軸、ベクトルの計算を行な
い、 工具先端座標=(-0.95379,34.27499,-50.16925) u方向接線ベクトル=(0.43145,-0.74542, -0.50811) v方向接線ベクトル=(-0.46565, 0.23586,-0.85295) 法線ベクトル=(-0.75687, -0.6559, 0.24574) となった。
【0038】更に、NCデ−タの計算を行ない、 X=-23.202 mm Y=-293.831 mm Z=-665.242 mm A=-13.642 deg B= 208.631 deg F= 427.558 mm/min となった。
【0039】トレランスチェックを行ない、 設定値=0.003 mm 誤差量=0.000119mm でトレランスチェック合格となった。
【0040】上記NCデ−タを書き込み、5軸マシニン
グセンタ−を作動させて金型の曲面切削加工を行ない、
形状精度の優れた曲面を得た。
【0041】
【発明の効果】以上の構成に係わる本発明は、下記の如
き効果を奏する。 (a)5軸制御で金型の曲面での側刃加工が可能となっ
たので、自動化が可能となると共に、手作業が殆どなく
なり形状精度が向上し、主に金型の曲面加工の他、航空
部品、プロペラ等にも優れた曲面加工が行なえる。 (b)親デ−タをパッチ化してパソコンにも読み取り可
能としたので、従来の高価なCAD/CAMによらず市
販のパソコンが使用でき、費用の低廉化を図ることがで
きる。 (c)親デ−タとの間で曲面表現の違いがあっても、N
URBS曲面表現等3つの表現で対応できるので、殆ど
の場合、親デ−タをソフトで変換する必要がなく、工程
を簡便化できる。 (d)工作機械の稼働方式の違いにも対応できるので汎
用的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手段を示すフロ−チャ−ト図
【図2】NURBS曲面を表す模式図。
【図3】本発明の曲面のパッチ化を示す模式図。
【図4】本発明のトレランスチェックの方法を示す模式
図。
【図5】従来のトレランスチェックの方法を示す模式
図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)下記(a)〜(c)の曲面表現式
    のうちいずれか一つを用い、 (a)NURBS曲面表現式 【式1】 (b)B−スプライン曲面表現式 【式2】 (c)Be´zier曲面表現式 【式3】 上記曲面表現式に従って、 (イ)NURBS曲面の場合は、制御点の座標位置、
    制御点の持つ重み、ノットベクトルを読み込み、 (ロ)B−スプライン曲面の場合は、制御点の座標位
    置、ノットベクトルを読み込み、 (ハ)Be´zier曲面の場合は、制御点の座標位置
    を読み込み、曲面の加工位置等の決定に必要な1パッチ
    を決定する手段と、 (2)上記曲面の個々の加工位置、ベクトルを計算する
    ためにパラメ−タ値を設定する手段と、 (3)工具半径と切り残し量を考慮して上記パラメ−タ
    値における工具座標位置と傾斜ベクトルを計算する手段
    と、 (4)上記工具座標位置及び傾斜ベクトルを基に工具の
    位置、工具軸の傾斜角度、回転数、送り速度等からなる
    NCデ−タを計算する手段と、 (5)製品の形状デ−タと工具軌跡との距離が許容範囲
    に納まっているか否かを判断するトレランスチェックを
    行ない、もし納まっていない場合にはパラメ−タ値の再
    設定をする手段と、 (6)上記NCデ−タを書込む手段と、 (7)上記パラメ−タ値が一パッチを終了したか否かを
    判断した後、一パッチを終了していない場合にはパラメ
    −タ値設定手段に回帰し、終了している場合には曲面パ
    ッチ化手段に回帰する手段と、 を有することを特徴とするNC工作機械による曲面加工
    方法。
  2. 【請求項2】 NCデ−タの計算に当たって、工作機
    械の回転軸の稼働方式が2軸ともテ−ブルが動く場合に
    は、ワ−クが取り付けられている軸を先に計算してか
    ら、残りの軸を求め、2軸とも工具側が動く場合に
    は、工具が直接取り付けられている軸を先に計算してか
    ら、残りの軸を求め、2軸とも独立した座標系で動く
    場合には任意の一方から求める方法で予め3種類設定
    し、それぞれの計算方法によってNCデ−タの計算を行
    なう請求項1記載のNC工作機械による曲面加工方法。
  3. 【請求項3】 トレランスチェックが不適切な場合にパ
    ラメ−タ値設定手段に回帰する際に、予め該パラメ−タ
    値を分割する手段を備えて適切な値になるまで自動的に
    パラメ−タ設定が行なえるようにした請求項1,2記載
    のNC工作機械による曲面加工方法。
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