JP7428793B2 - 加工経路作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加工経路作成装置に関し、特にプログラムで指令された加工経路をスムージングする機能を備えた加工経路作成装置に関する。
工作機械で加工を行う場合、加工プログラムにおいてワークに対する工具の相対的位置を表す複数の指令点を指令する。制御装置は、加工プログラムを実行し、各指令点を通るようにワークに対して工具を相対的に移動させることでワークを加工する。各指令点を連結して形成される工具の移動経路(加工経路)に平滑化処理(スムージング処理)を施すスムージング機能が知られている。スムージング機能は、例えば加工面を滑らかで高品位なものとするために用いられる。
一般に、スムージング処理では、指令点によって与えられた加工経路に対して、指令点毎に離散的な値を設定して得られるスムージング曲線をもとに、スムージング点を生成する。生成されたスムージング点を通るスムージング経路を設定することで、加工面が滑らかになるよう加工経路の最適化が行われる。スムージング処理の手法には、スムーズトレランス制御による手法や、B-スプライン曲線やベジェ曲線を用いる手法、単純平均や加重平均を用いる手法等がある。
スムージング処理では、加工経路が同じ場合であっても指令点の数や点列(各指令点の間隔)のパターンが異なることで、処理の結果として得られるスムージング経路の形状に違いが生じる。
このような問題に対処する技術として、指令点の間を一定間隔で分割し、その分割点を指令点とみなしてスムージング処理をする技術が公知となっている(例えば、特許文献1等)。
特開2018-073097号公報
しかしながら、オペレータが作成する加工プログラムには、加工面を滑らかにすることなく、直線や頂点を有する加工経路で加工することが望まれる箇所が含まれることもある。このような箇所を含む加工プログラムに対してスムージング処理を行うと、直線や頂点を有する加工経路での加工が望まれる箇所に対してもスムージングが行われてしまう。そのため、本来想定していた加工形状を実現できず、加工対象が不良になるといった課題がある。
このような課題に対して、例えば直線や頂点を表したい部分に対して、直線を細かく分割するように、あるいは、頂点を形成する線分を細かく分割するように多くの分割点を設けて対処することもできる。しかし、どれだけ多くの分割点を設けたとしても微小な曲線で構成される補間となる。そのため、望まれる精度を維持することはできない。また、分割点の増加に伴うスムージング処理の負荷の増大が別の問題として生じてしまう。
他の対処法として、加工プログラムにスムージング処理のON/OFFを行う指令を追記することができる。つまり、直線や頂点といった形状の維持が必要な部分では、スムージング処理を行わないようにすることができる。しかしながら、この場合は加工プログラムに対して、スムージング処理のON/OFFの切り替えを行うすべての部分に指令の追記を行う必要がある。その結果、オペレータの加工プログラムの作成の負担が大きくなるという問題が生じる。
そこで、所定の基準に基づいてスムージング処理のON/OFFを自動的に判定する技術が望まれている。
本発明の一態様では、スムージング処理のON/OFFの判定を形状に依存するパラメータを用いて行うことで、上記課題を解決する。
より具体的には、曲率に係るパラメータを用いることで、スムージング処理のON/OFFの判定を行う。一般に、直線や頂点といった形状を有するような加工経路が急激に変化する部分では曲率に係るパラメータの変化が大きく、その前後では曲率に係るパラメータの変化が小さい場合が多いので、この傾向を判定に反映させる。
そして、本発明の一態様は、加工プログラムに基づいてワークに対する工具の移動経路である加工経路を作成する加工経路作成装置であって、前記加工プログラムを解析して加工経路を作成する解析部と、前記解析部が作成した加工経路における各部分の形状に基づいて、前記加工経路における各部分におけるスムージング処理の機能のON/OFFを判定する形状判定部と、前記形状判定部による判定結果に基づいて、前記加工経路の内でスムージング処理の機能をONとすると判定された部分についてスムージング処理を行い、前記加工経路の内でスムージング処理の機能をOFFとすると判定された部分についてスムージング処理を行わないスムージング処理部と、を備えた加工経路作成装置である。
本発明の一態様により、加工経路の急激に変化する部分を、形状に依存するパラメータを用いて特定することにより、複雑な形状の加工物にもスムージングを適用することができる。曲率に係るパラメータは指令点の細かさに依存しないため、加工経路が急激に変化する部分の判定を精度よく行うことができる。
第1実施形態による加工経路作成装置の概略的なハードウェア構成図である。 第1実施形態による加工経路作成装置の概略的な機能ブロック図である。 形状判定部による判定動作の例を示す図である。 スムージング処理部の動作結果の例を示す図である。 第2実施形態による加工経路作成装置の概略的なハードウェア構成図である。 第2実施形態による加工経路作成装置の概略的な機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は第1実施形態による加工経路作成装置を示す概略的なハードウェア構成図である。加工経路作成装置1は、例えば工作機械等の加工を行う産業機械を制御する制御装置に実装することができる。また、加工経路作成装置1は、例えば工作機械を制御する制御装置に併設されたパソコンや、該制御装置と有線/無線のネットワークを介して接続されたパソコン、フォグコンピュータ、クラウドサーバ等に実装することができる。本実施形態では、加工経路作成装置1を、工作機械を制御する制御装置と併設したパソコンに実装した例を示す。
加工経路作成装置1が備えるCPU11は、加工経路作成装置1を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、バス22を介してROM12に格納されたシステム・プログラムを読み出し、該システム・プログラムに従って加工経路作成装置1全体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表示データ、及び外部から入力された各種データ等が一時的に格納される。
不揮発性メモリ14は、例えば図示しないバッテリでバックアップされたメモリやSSD(Solid State Drive)等で構成される。不揮発性メモリ14は、加工経路作成装置1の電源がオフされても記憶状態を保持する。不揮発性メモリ14には、インタフェース15を介して外部機器72から読み込まれたデータや加工プログラムが記憶される。また、不揮発性メモリ14には、インタフェース16を介して制御装置2から取得したデータや加工プログラムが記憶される。また、不揮発性メモリ14には、入力装置71を介して入力されたデータや加工プログラム等が記憶される。不揮発性メモリ14に記憶されたデータや加工プログラムは、実行時/利用時にはRAM13に展開されても良い。また、ROM12には、公知の処理プログラムや解析プログラム等の各種システム・プログラムがあらかじめ書き込まれている。
インタフェース15は、加工経路作成装置1のCPU11とUSB装置等の外部機器72と接続するためのインタフェースである。外部機器72側からは、例えば工作機械の制御に用いられる加工プログラムや各種パラメータ等を読み込むことができる。また、加工経路作成装置1内で編集した加工プログラムや各種パラメータ等は、外部機器72を介して外部記憶手段に記憶させることができる。
表示装置70には、例えば、不揮発性メモリ14に読み込まれた各データ、加工プログラムやシステム・プログラム等が実行された結果として得られたデータ等がインタフェース18を介して出力されて表示される。また、キーボードやポインティングデバイス等から構成される入力装置71は、インタフェース19を介して作業者による操作に基づく指令、データ等をCPU11に渡す。
図2は、第1実施形態による加工経路作成装置1が備える機能を概略的なブロック図として示したものである。本実施形態による加工経路作成装置1が備える各機能は、CPU11がシステム・プログラムを実行し、加工経路作成装置1の各部の動作を制御することにより実現される。
加工経路作成装置1は、解析部100、形状判定部110、スムージング処理部120、ユーザインタフェース部130、出力部140を備える。また、加工経路作成装置1のRAM13乃至不揮発性メモリ14には、制御装置2、入力装置71、外部機器72等から取得した加工プログラム200が予め記憶される。
解析部100は、CPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理が行われることで実現される。解析部100は、加工プログラム200における工作機械3の動作指令のブロックを解析する。そして、その解析結果に基づいて工作機械3が備える工具の加工経路を作成する。解析部100は、作成した加工経路に係るデータを、形状判定部110へ出力する。
形状判定部110は、CPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理が行われることで実現される。形状判定部110は、解析部100から入力された加工経路に係るデータに基づいて、該加工経路の各部の形状を判定する。例えば、形状判定部110は、加工経路の各指令点の位置における曲率を算出し、その曲率に基づいて加工経路の各部の形状を判定する。加工経路の各指令点の位置における曲率は、例えば加工経路に対して仮のスムージング処理を行い、そのスムージング曲線の各指令点近傍における曲率κを以下の数1式により算出し、これを当該指令点における曲率とすればよい。なお、数1式においてf’(a)、f”(a)は加工経路を仮スムージング処理して得られたスムージング曲線を表す関数をy=f(x)とした時のx=aの位置における微分値及び二階微分値である。なお、曲率の算出方法は数1式に限定されるものではなく、他の一般的な手法を適宜採用することができる。
Figure 0007428793000001
形状判定部110は、曲率が予め定めた閾値Thκ以上(又は超える)となる指令点については、スムージング処理をOFFにする(スムージング処理の対象としない)と判定する。形状判定部110は、曲率が予め定めた閾値Thκ未満(又は以下)となる指令点について、スムージング処理をONにする(スムージング処理の対象とする)と判定するようにしても良い。形状判定部110は、各指令点におけるスムージング処理のON/OFFの判定結果をスムージング処理部120へ出力する。
図3は、加工プログラム200により指令される加工経路の例を示している。図3の例では、加工プログラム200により指令点Pi-1~Pi+5が指令されており、スムージング処理はスムーズトレラント制御により行われているものとする。この時、形状判定部110は、まず指令点Pi-1~Pi+5により指令される加工経路をスムーズトレラント制御による仮スムージングを行い、仮スムージング曲線を算出する。そして、指令点Pi-1~Pi+5の近傍における仮スムージング曲線の曲率(例えば、スムージング処理のために算出された補間点の内で指令点に最も近い点における曲率)を該指令点の曲率として算出する。例えば指令点Piや指令点Pi+1における曲率よりも大きく、指令点Pi+2~指令点Pi+4における曲率よりも小さい閾値Thκが予め設定される。この場合、形状判定部110は、略直角に曲がる加工経路、および略直角よりも急峻に曲がる加工経路についてはスムージング処理をOFFにすると判定する。
スムージング処理部120は、CPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理が行われることで実現される。スムージング処理部120は、形状判定部110から入力された各指令点におけるスムージング処理のON/OFFの判定結果に基づいて、加工経路のスムージング処理を行う。スムージング処理部120は、形状判定部110がスムージング処理をONにすると判定した指令点ではスムージング処理を行う。また、スムージング処理部120は、形状判定部110がスムージング処理をOFFにすると判定した指令点ではスムージング処理を行わず、加工経路を変更しない。スムージング処理部120が作成した加工経路は、ユーザインタフェース部130へと出力される。
図4は、図3の例において、指令点Piや指令点Pi+1における曲率よりも大きく、指令点Pi+2~指令点Pi+4における曲率よりも小さい閾値Thκを設定した場合の、スムージング処理部120によるスムージング処理の結果を示す図である。図4に例示されるように、形状判定部110による判定に基づいて、指令点Piや指令点Pi+1においてはスムージング処理が実行され、指令点Pi+2~指令点Pi+4においてはスムージング処理は実行されずに本来の加工経路が出力される。
ユーザインタフェース部130は、CPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理と、インタフェース18を用いた出力処理が行われることで実現される。ユーザインタフェース部130は、スムージング処理部120が形状判定部110の判定結果に従ってスムージング処理した加工経路を表示装置70に表示する。ユーザインタフェース部130は、例えばスムージング処理した加工経路に、スムージング処理がONと判定された指令点と、スムージング処理がOFFと判定された指令点とを識別可能に表示しても良い。また、ユーザインタフェース部130は、各指令点におけるスムージング処理のON/OFFを修正する入力をオペレータから受け付けても良い。そして、ユーザインタフェース部130は、オペレータからの各指令点に対するスムージング処理のON/OFFの修正を考慮して再度スムージング処理を行うようにスムージング処理部120に対して指令するようにしても良い。ユーザインタフェース部130は、スムージング処理部120がスムージング処理した加工経路を出力部140へ出力する指令をオペレータから受け付けても良い。
そして、出力部140は、CPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理と、インタフェース18を用いた出力処理が行われることで実現される。出力部140は、スムージング処理部120がスムージング処理した加工経路を制御装置2へと出力する。出力部140は、スムージング処理した加工経路に沿って工具を移動させる指令を含むブロックを加工プログラム200の所定のブロックと入れ替えたものを制御装置2へと出力するようにしても良い。
上記構成を備えた本実施形態による加工経路作成装置1は、加工プログラム200で指令される加工経路について、各指令点における形状に基づいて該指令点におけるスムージング処理をONにするかOFFにするかを判定する。そのため、オペレータは予め加工プログラムに対してスムージング処理のON/OFFの指令を埋め込まなくても、自動的に各指令点におけるスムージング処理のON/OFFが判定される。オペレータは、自動的に判定された結果として作成された加工経路を確認し、必要に応じて一部の指令点におけるスムージング処理のON/OFFを修正することができる。さらに、修正された加工経路を制御装置2へと出力して加工を行うことができる。そのため、オペレータの加工プログラムの作成に係る労力が軽減される。
本実施形態による加工経路作成装置1の一変形例として、形状判定部110は、加工経路の各部の形状を、例えば各指令点の位置における曲率変化に基づいて判定するようにしても良い。加工経路の各指令点の位置における曲率変化は、例えば以下に示す数2式で算出される曲率変化量αを用いて判定するようにしてよい。数2式において、Ri(iは正の整数)は、加工経路における各指令点Pi(iは正の整数、最初の指令点はP0とする)の位置における曲率半径である。なお、指令点の位置における曲率半径は、加工経路に対して仮のスムージング処理を行い、そのスムージング曲線の各指令点近傍における曲率半径Rを以下の数3式により算出し、これを当該指令点における曲率半径とすればよい。また、数2式においてRsiは、指令点Piの近傍に位置するスムージング処理のための補間点(図3の例におけるSj)の直前の補間点(図3の例におけるSj-1)における曲率半径である。また、数3式においてf’(a)、f”(a)は加工経路を仮スムージング処理して得られたスムージング曲線を表す関数をy=f(x)とした時のx=aの位置における微分値及び二階微分値である。
Figure 0007428793000002
Figure 0007428793000003
曲率変化量を用いる場合には、形状判定部110は、曲率変化量が予め定めた閾値Thα以上(又は超える)の指令点については、スムージング処理をOFFにする(スムージング処理の対象としない)と判定する。形状判定部110は、曲率変化量が予め定めた閾値Thα未満(又は以下)の指令点について、スムージング処理をONにする(スムージング処理の対象とする)と判定するようにすれば良い。
また、加工経路の各指令点の位置における曲率変化は、例えば以下に示す数4式で算出される曲率変化率βを用いて判定するようにしてよい。
Figure 0007428793000004
曲率変化率を用いる場合には、形状判定部110は、曲率変化率が1から予め定めた閾値Thβ以上(又は超える)離れている指令点についてはスムージング処理をOFFにする(スムージング処理の対象としない)と判定する。形状判定部110は、曲率変化率が1から予め定めた閾値Thβ未満(又は以内)の範囲にある指令点について、スムージング処理をONにする(スムージング処理の対象とする)と判定するようにすれば良い。
なお、曲率変化の算出方法は上記した曲率変化量や曲率変化率を求める手法に限定されるものではなく、他の一般的な手法を適宜採用することができる。
本変形例による加工経路作成装置1は、加工プログラム200で指令される加工経路について、各指令点における曲率変化に基づいて該指令点におけるスムージング処理をONにするかOFFにするかを判定する。曲率変化を示す値は加工経路がなだらかな曲がり具合から急な曲がり具合へと変化する部分、及び急な曲がり具合からなだらかな曲がり具合へと変化する部分で大きな値を取る。そのため、一般的にオペレータが急峻な変化を意図している部分、すなわち鋭角に加工することを意図した部分でスムージング処理がOFFされ、それ以外の部分でスムージング処理がONになる傾向が強くなる。そのため、よりオペレータの意図を反映したスムージング処理の制御を行える。
図5は第2実施形態による加工経路作成装置を示す概略的なハードウェア構成図である。本実施形態では、加工経路作成装置1を、工作機械を制御する制御装置に実装した例を示している。
加工経路作成装置1が備えるCPU311は、加工経路作成装置1を全体的に制御するプロセッサである。CPU311は、バス322を介してROM312に格納されたシステム・プログラムを読み出し、該システム・プログラムに従って加工経路作成装置1全体を制御する。RAM313には一時的な計算データや表示データ、及び外部から入力された各種データ等が一時的に格納される。
不揮発性メモリ314は、例えば図示しないバッテリでバックアップされたメモリやSSD(Solid State Drive)等で構成される。不揮発性メモリ314は、加工経路作成装置1の電源がオフされても記憶状態が保持される。不揮発性メモリ314には、インタフェース315を介して外部機器372から読み込まれたデータや加工プログラムが記憶される。また、不揮発性メモリ314には、入力装置371を介して入力されたデータや加工プログラム、工作機械から取得される各データ等が記憶される。不揮発性メモリ314に記憶されたデータや加工プログラムは、実行時/利用時にはRAM313に展開されても良い。また、ROM312には、公知の解析プログラムなどの各種システム・プログラムがあらかじめ書き込まれている。
インタフェース315は、CPU311とUSB装置等の外部機器372とを接続するためのインタフェースである。外部機器372側からは、例えば工作機械の制御に用いられる加工プログラムや各パラメータ等を読み込むことができる。また、加工経路作成装置1内で編集した加工プログラムや各パラメータ等は、外部機器372を介して外部記憶手段に記憶させることができる。PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)316は、加工経路作成装置1に内蔵されたシーケンス・プログラムで工作機械及び該工作機械の周辺装置(例えば、工具交換装置や、ロボット等のアクチュエータ、工作機械に取付けられているセンサ等)にI/Oユニット317を介して信号を出力し制御する。また、PLC316は、産業機械の本体に配備された操作盤の各種スイッチや周辺装置等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU311に渡す。
表示装置370には、メモリ上に読み込まれた各データ、加工プログラムやシステム・プログラム等が実行された結果として得られたデータ等がインタフェース318を介して出力されて表示される。また、キーボードやポインティングデバイス等から構成される入力装置371は、インタフェース319を介して作業者による操作に基づく指令、データ等をCPU11に渡す。
工作機械が備える軸を制御するための軸制御回路330はCPU311からの軸の移動量を示す指令を受けて、軸の指令をサーボアンプ340に出力する。サーボアンプ340はこの指令を受けて、工作機械が備える駆動部を軸に沿って移動させるサーボモータ350を駆動する。軸のサーボモータ350は位置・速度検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置・速度フィードバック信号を軸制御回路330にフィードバックする。これにより、位置・速度のフィードバック制御が行なわれる。なお、図5のハードウェア構成図では軸制御回路330、サーボアンプ340、サーボモータ350は1つずつしか示されていないが、実際には制御対象となる工作機械に備えられた軸の数だけ用意される。例えば、一般的な工作機械を制御する場合には、工具が取り付けられた主軸とワークとを直線3軸(X軸,Y軸,Z軸)方向へと相対的に移動させる3組の軸制御回路330、サーボアンプ340、サーボモータ350が用意される。
スピンドル制御回路360は、主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ361にスピンドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ361はこのスピンドル速度信号を受けて、工作機械のスピンドルモータ362を指令された回転速度で回転させ、工具を駆動する。
スピンドルモータ362にはポジションコーダ363が結合され、ポジションコーダ363が主軸の回転に同期して帰還パルスを出力する。その帰還パルスはCPU311によって読み取られる。
図6は、第2実施形態による加工経路作成装置1が備える機能を概略的なブロック図として示したものである。本実施形態による加工経路作成装置1が備える各機能は、図5に示した加工経路作成装置1が備えるCPU311がシステム・プログラムを実行し、加工経路作成装置1の各部の動作を制御することにより実現される。
加工経路作成装置1は、解析部100、形状判定部110、スムージング処理部120、ユーザインタフェース部130、制御部150を備える。また、加工経路作成装置1のRAM13乃至不揮発性メモリ14には、制御装置2、入力装置71、外部機器72等から取得した加工プログラム200が予め記憶される。
本実施形態による形状判定部110、スムージング処理部120、ユーザインタフェース部130は、第1実施形態による各機能と同様である。
解析部100は、CPU311がROM312から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU311によるRAM313、不揮発性メモリ314を用いた演算処理が行われることで実現される。解析部100は、加工プログラム200から工作機械3の動作指令のブロックを解析する。そして、その解析結果に基づいて工作機械3が備えるサーボモータ350やスピンドルモータ362の動作を指令する指令データが作成される。指令データの内で、工具の加工経路に係るデータは、形状判定部110へ出力される。また、スピンドルモータ362や周辺装置の動作を指令する指令データについては、制御部150へと出力される。
制御部150は、CPU311がROM312から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU311によるRAM313、不揮発性メモリ314を用いた演算処理と、軸制御回路330、スピンドル制御回路360、PLC316を用いた工作機械3の各部の制御処理が行われることで実現される。制御部150は、スムージング処理部120がスムージング処理を行うことで得られた加工経路に基づいて、工作機械3の各軸を制御してワークと工具とを相対的に移動させる制御を行う。また、制御部150は、例えば工作機械3の主軸を回転させる指令データに基づいて主軸の回転に係るデータを生成してスピンドルモータ362に出力する。更に、制御部150は、例えば工作機械3の周辺装置を動作させる指令データに基づいて該周辺装置を動作させる所定の信号を生成してPLC316に出力する。
上記構成を備えた本実施形態による加工経路作成装置1は、加工プログラム200で指令される加工経路について、各指令点における形状に基づいて該指令点におけるスムージング処理をONにするかOFFにするかを判定する。そのため、オペレータは予め加工プログラムに対してスムージング処理のON/OFFの指令を埋め込まなくても、自動的に各指令点におけるスムージング処理のON/OFFが判定され、その判定結果に基づいた工具の移動制御が行われる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例のみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
1 加工経路作成装置
2 制御装置
3 工作機械
11,311 CPU
12,312 ROM
13,313 RAM
14,314 不揮発性メモリ
15,16,18,19,315,318,319 インタフェース
316 PLC
317 I/Oユニット
22,322 バス
330 軸制御回路
340 サーボアンプ
350 サーボモータ
360 スピンドル制御回路
361 スピンドルアンプ
362 スピンドルモータ
363 ポジションコーダ
70,370 表示装置
71,371 入力装置
72,372 外部機器
100 解析部
110 形状判定部
120 スムージング処理部
130 ユーザインタフェース部
140 出力部
150 制御部
200 加工プログラム

Claims (1)

  1. 加工プログラムに基づいてワークに対する工具の移動経路である加工経路を作成する加工経路作成装置であって、
    前記加工プログラムを解析して加工経路を作成する解析部と、
    前記解析部が作成した加工経路における各部分の形状に基づいて、前記加工経路における各部分におけるスムージング処理の機能のON/OFFを判定する形状判定部と、
    前記形状判定部による判定結果に基づいて、前記加工経路の内でスムージング処理の機能をONとすると判定された部分についてスムージング処理を行い、前記加工経路の内でスムージング処理の機能をOFFとすると判定された部分についてスムージング処理を行わないスムージング処理部と、
    を備え
    前記形状判定部は、曲率変化量が予め定めた閾値以上の又は前記閾値を超える指令点については、前記スムージング処理をOFFにすると判定し、前記曲率変化量が前記閾値未満の又は前記閾値以下の指令点については、前記スムージング処理をONにすると判定する加工経路作成装置。
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