WO1999019709A1

WO1999019709A1 - Element de prelevement d'echantillons et instrument de controle d'essuyage

Info

Publication number: WO1999019709A1
Application number: PCT/JP1998/004586
Authority: WO
Inventors: Toshinori Igarashi; Noriaki Hattori; Seiji Murakami; Tatsuya Sakakibara; Morisaku Saito
Original assignee: Kikkoman Corporation
Priority date: 1997-10-13
Filing date: 1998-10-12
Publication date: 1999-04-22
Also published as: US6524530B1; EP1024354A4; JP2000146957A; EP1024354A1

Description

明細書検体採取具及び拭取検査用器具技術分野

本願発明は、液体中あるいは固体表面のバクテリア類を採取し、発光反応等によりその量を測定する器具に関する。背景技術

従来、固体表面等のバクテリア類を綿棒で拭き取り、反応薬を作用させてその量を検査する器具として、 "SPECIMEN COLLECTING DEVICE" ( USP 4353868 )、 "TEST APPRATUS SYSTEM AND METHOD FOR THE DETECTION OF TEST SAMPLES" (WO9703209 )、 "SAMPLING AND ASSAY DEVICE" (W09723596 ) 等を挙げることができる。

US4353868は、下部に槍状の凸部を備えた管状の本体、該本体に挿通された綿棒、及び本体の先端部に装着された吸着材で検査用器具を構成し、拭き取り後反応試薬容器を突き上げてシール材を破り、次いで本体を逆にし吸着材を介して試薬と綿棒先端部の綿部を接触させて成るものである。

WO9703209は、管状の本体、そこに挿通された綿棒、及び本体の先端部に装着された試薬容器で検査用器具を構成し、綿棒を押し下げることにより試薬容器のシール材を破り試薬と綿棒の綿部を接触させることにより、被検査体のノ、' クテリァ量を検査するものである。

W09723596は、器具全体を一体化し、上記 WO9703209のものにシ一ル材を破る部材を付加しこれでシール材を破るよう構成したものである。

まず、 US4353868 は、綿棒の綿部と試薬を吸着材を介して接触させているため反応が遅く、さらに発色反応に応用した場合は、接触効率が悪いため十分な発色を期待することができない。

WO9703209は、綿棒を押し下げに際し、例えば抽出材との反応のため途中で綿棒を停止させる必要があるが、ィンジケ一夕はあるもののその停止機構がなく操作者の注意力に頼ることになる。

また、 W09723596の場合は、全体が一体的に組み立てられており、例えば発色反応のみにしか使えず、用途に多様性がない。発明の開示

そこで本願発明者は鋭意研究の結果、反応試薬容器を着脱自在にすることにより、バクテリア類の採取具として利用できること、及び抽出剤等の容器を下方に向けて徐々に細くすること、あるいは放射状に切れ目のはいった綿部搔取を形成させること等により、その場所で綿棒が一時停止し綿棒に付着したパクテリァ類は効率的に抽出されて反応試薬容器に落下し、その検出ができることを知見し本願発明を完成させた。

すなわち、本発明の第 1の概念によれば、管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に揷通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、及び本体の下方に設置された抽出液容器より構成される検体採取具が提供される。

抽出液が飛散するのを防止するための飛散防止部材は前記本体の下方に設けられ、飛散防止部材は前記抽出液容器の下方に設置される。

本発明の第 2の概念によれば、下方に飛散防止部材が設置され管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に挿通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、飛散防止部材の上方に設置された抽出液容器、及び試験管状をし本体下端部の開口部に上下動自在に揷通されて成る反応試薬容器より構成される拭取検査用器具が提供される。

この拭取検査用器具においても、抽出液が飛散するのを防止するための飛散防止部材は前記本体の下方に設けられ、飛散防止部材は前記抽出液容器の下方に Sxii ciれる。

本発明の第 3の概念によれば、下方に飛散防止部材が設置され管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に揷通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、飛散防止部材の上方に設置された抽出液容器、該抽出液容器の上方に設置されたブレーカ、及び試験管状をし

訂正された用紙（規則 91 ) 本体下端部の開口部に上下動自在に揷通されて成る反応試薬容器より構成される拭取検査用器具が提供される。

前記抽出液容器の下方に放射状の切れ目が入った複数の綿部搔取片を設けるようにすれば、前記綿棒の先端に設けられた綿部の表面を搔取り、かつ綿部を絞ることができ、バクテリア類の抽出が有効に行われるため好ましい。この各綿部搔取片の基端部にくびれ部を設けるようにするとよい。

前記ブレーカの内壁には、シ一ル材を容易に破れるように可動片が設けられている。この可動片は、綿部により下方に押圧されたときに容易に曲がるように形成されている。

本発明の第 4の概念によれば、円筒状をし上下部が開口され中段部に隔壁を備え該隔壁を貫通して連通路を有する連結部材、抽出液容器を下方に備え円筒状をし上部が開口され連結部材の上部開口部に着脱自在に挿通された本体、保持部材と該部材に保持された綿棒より成り本体の上部開口部に着脱自在に揷通された検体拭取具、及び試験管状をし連結部材の下部開口部に着脱自在に挿通されて成る反応試薬容器より構成される拭取検査用器具が提供される。

上記第 4の概念による発明には、前記本体の下方にブレーカが設けられる。上記第 2、第 3及び第 4の概念による発明においては、反応試薬容器の測定容器を、その下方の空間部を角筒状に形成し該空間部の側面に沿って相対向する側面の外周部を切り落とし、他の相対向する側壁を円弧状に厚く形成し該側壁に凸レンズ作用を有するようにする。図面の簡単な説明

図 1は、拭取検査用器具の正面断面図、

図 2は、図 1の拭取検査用器具の分解図、

図 3は、反応試薬容器を押し上げた図、

図 4は、検体拭取具を押し下げた図、

図 5は、拭取検査用器具の他の実施例の正面断面図、

図 6は、拭取検査用器具の他の実施例の正面断面図、

図 7は、図 6の拭取検査用器具の分解図、図 8は、図 7の 8— 8視図、

図 9は、抽出液容器の他の実施例図、

図 1 0は、図 9の 1 0— 1 0視断面図、

図 1 1は、ブレーカの下面図、

図 1 2は、ブレーカの他の実施例図（下面図）、

図 1 3は、ブレーカの他の実施例図（下面図)、

図 1 4は、図 1 3の 1 4一 1 4視断面図、

図 1 5は、図 1 3の 1 5— 1 5視展開図、

図 1 6は、図 7の 1 6— 1 6視断面図、

図 1 7は、図 7の 1 7— 1 7視断面図、

図 1 8は、図 7の 1 8— 1 8視断面図、

図 1 9は、図 6の実施例で、発光反応時を示す図、

図 2 0は、拭取検査用器具の他の実施例の正面断面図、

図 2 1は、図 2 0の実施例で、発光反応時を示す図、

図 2 2は、他の実施例におけるシール部の拡大図、

図 2 3は、拭取検査用器具の他の実施例の正面断面図、

図 2 4は、図 2 3の実施例で、発光反応時を示す図、

図 2 5は、反応試薬容器の他の実施例図、

図 2 6は、図 2 5の 2 6 - 2 6視断面図、

図 2 7は、ブレーカの他の実施例図、

図 2 8は、抽出液容器とブレーカの他の実施例図、

図 2 9は、ブレーカの他の実施例図、

図 3 0は、反応試薬容器の他の実施例図、発明を実施するための最良の形態

まず図 1 , 2において、 1は、本願発明に係る拭取検査用器具 1を示し、主に検体採取具 2と試験管状をした反応試薬容器 3から構成されている。そして検体採取具 2は、検体拭取具 4、抽出液容器 5、及び管状をした検体採取具 2 の本体 6より構成されている。検体拭取具 4は、棒状の綿軸 7とその下端部の卵状に形成されて設置されている綿部 8より成る綿棒 9と、該綿棒 9を保持する保持部材 1 0より構成されている。

保持部材 1 0は、下段の小径部 1 1と上段の大径部 1 2より成り、小径部 1 1の径は、本体 6に挿入された場合、任意の位置で停止する程度の大きさとする。そして、その段部 1 3は、本体 6の上端部 1 4と当接しストッパーの役目をする。

検体拭取具 4は、本体 6に着脱自在に揷通されており、本体 6より取り外し検体の表面を綿棒 9で拭き、バクテリァ類を採取する作用を有する。

抽出液容器 5には、検体を拭くことにより綿棒 9の綿部 8に付着したバクテリア類を抽出するための抽出液 2 5あるいは純水等が封入されている。

抽出液容器 5は、上部が円筒状で下部が円錐状、すなわち漏斗状に形成されており、その接合部には段部 1 6が形成される。そして、上下端部は開口されていて前記抽出液 2 5を注入後、そこは例えばアルミ箔等のシール材 1 7 a , 1 7 b等でシールされる。

このシール材 1 7 a , 1 7 bは、綿棒 9の押圧により容易に破れる程度のもので形成される。そして、抽出液容器 5の円筒状部 1 5の外径は、本体 6に揷入されたときに、容易に押し込める程度の大きさとする。

検体採取具 2の本体 6は、上下端部が開放された管状の部材で構成されており、下方の内壁面に円環状をした突起部材 1 8、及びその少し下に漏斗状をした飛散防止部材 1 9がそれそれ設けられている。この突起部材 1 8と前記抽出液容器 5の段部 1 6が係合し、突起部材 1 8により抽出液容器 5が本体 6内において定位することになる。

なお、本体 6の内部に抽出液容器 5を接着あるいは加熱による溶着等の手段で固定すれば、突起部材 1 8を省略することができる。

抽出液容器 5の下方の開口部 2 0の径は、綿部 8の軸直角方向の径とほぼ同じ大きさとする。これにより後述するごとく、綿棒 9により抽出液容器 5のシール材 1 7 a， 1 7 bを破った後、綿部 8は、抽出液容器 5の開口部 2 0に挿通されるわけであるが、このとき上記のように構成しておけば、抽出液容器 5 の開口部 2 0を塞ぐことになり、抽出液と綿部 8の接触を保証し、バクテリア類の抽出が有効に行われる。

なお、この抽出液の反応試薬容器 3への送出は、この部分を押圧または本体 6を軽く振ることにより遂行される。従って前者の場合、抽出液容器 5、本体 6、飛散防止部材 1 9等は、柔軟性を備えた部材で形成される。

反応試薬容器 3は、例えば発色試薬等の反応試薬 2 4が注入された後、上方の開口部 2 1が例えばアルミ箔等のシール材 2 2でシールされる。次いで、この状態で反応試薬容器 3は、本体 6の下方より挿入される。従って、反応試薬容器 3の外径は、これが本体 6に挿入されたとき、任意の位置で停止する程度の大きさにする。

そして、反応試薬容器 3を突き上げることにより、飛散防止部材 1 9の開口部 2 6によりシール材 2 2が破られ、綿部 8より抽出されたバクテリア類が抽出液と共に反応試薬容器 3に落下送出され、発色等の反応をしパクテリァ類を検出する構成となっている。

開口部 2 6は、図 2のごとく鋭角状に形成させれば、シ一ル材 2 2を破るのに有効である

反応試薬としては、ルシフェラ一ゼ、ルシフェリン、マグネシウムイオン、ジチオスレィトール、及び緩衝液等より成るもの、あるいは、ルシフェラ一ゼ、ジチオスレィトール、ビルべートオルトホスフエ一トジキナーゼ、ホスホエノ一ルビルビン酸、ピロリン酸ナトリウム、ルシフェリン、マグネシウムイオン、及び緩衝液等より成るもの等を挙げることができる。

拭取検査用器具 1は、当初は図 1に示すように、検体拭取具 4の小径部 1 1 及び反応試薬容器 3が各々途中まで挿入された状態で提供される。すなわち、抽出液容器 5及び反応試薬容器 3は、抽出液あるいは試薬が注入されシール材 1 7 a , 1 7 b , 2 2によりそれそれシールされたままの状態である。

そして最初に、検体拭取具 4を本体 6より引き抜き、綿部 8により検体表面を拭き、パクテリア類を採取する。次にバクテリア類を採取した検体拭取具 4 を本体 6に挿入た後、反応試薬容器 3を押し上げ該容器 3のシール材 2 2を飛散防止部材 1 9の開口部 2 6に押し当ててシール材 2 2を破る。このとき飛散

訂正された用紙（規則 91 ) 防止部材 1 9と本体 6の接合部 2 3がストッパーとなり、反応試薬容器 3は、常に一定の位置で停止する（図 3参照）。

そして次に、検体拭取具 4を保持部材 1 0の段部 1 3と本体 6の上端部 1 4 が当接するまで押し下げる（図 4参照)。

すると、綿棒 9により抽出液容器 5の上下のシール材 1 7 a， 1 7 bが順次破られ、綿部 8に付着したバクテリア類は、抽出液との接触により抽出液側に移行する。つまり、保持部材 1 0の段部 1 3が本体 6の上端部 1 4に当接したときに、綿部 8は、抽出液容器 5の開口部 2 0を塞ぐような位置になるよう検体拭取具 4を形成するのである。

ここにおいて前述のごとく、抽出液容器 5の開口部 2 0を綿部 8で塞ぐごとく構成することにより、抽出液と綿部 8の接触時間が保証されるのである。そして次に、抽出液容器 5の位置する近辺を押圧することにより間接的に綿部 8も押圧され、さらに開口部 2 0も長孔状になり、抽出液は、反応試薬容器 3に落下し反応試薬 2 4とバクテリア類を含んだ抽出液が接触し、例えば発色反応によりこの部分が光ることになる。そして、反応試薬容器 3をルミメータに装着し光量を測定してバクテリア類の量を測定する。

なお、上記押圧操作のとき抽出液の一部が近辺に飛散することもあるが、この飛散防止部材 1 9によりそれが防止され全ての抽出液が、反応試薬容器 3に供給されることになる。

次に、図 5に他の実施例を示す。本実施例は、飛散防止部材 1 9を省略した例で、この場合は、抽出液容器 5を本体 6に固定し、該容器 5の開口部 2 0で反応試薬容器 3のシール材 2 2を破ることになる。本実施例の場合、抽出液容器 5近辺を押圧する際にゆつくり行えば抽出液の飛散は防止され、該抽出液の全量を反応試薬容器 3へ導くことができる。

なお、本実施例は、抽出液容器 5を直接本体 6に固定した場合を示した。次に図 6〜図 1 8に拭取検査用器具の他の実施例を示す。まず図 6〜図 7において、 1 Aは、拭取検査用器具を示し、主に検体採取具 2 Aと試験管状をした反応試薬容器 3 Aから構成されている。そして検体採取具 2 Aは、検体拭取具 4 A、抽出液容器 5 A、ブレーカ 3 6、及び管状をした検体採取具 2 Aの本

訂正された用紙（規則 91) 体 6 Aより構成されている。

反応試薬容器 3 Aは、測定容器 3 8とキャップ 3 9から構成されており、円筒状したキャップ 3 9の上下部は開口されている。特に上部の開口部 4 0は例えばアルミ箔で形成されたシール材 4 1により閉鎖されており、キャップ 3 9 の装着により反応試薬容器 3 Aは密閉される。

検体拭取具 4 Aは、棒状の綿軸 7とその下端部の卵状に形成されて設置されている綿部 8より成る綿棒 9と、該綿棒 9を保持する保持部材 1 0より構成されている。

保持部材 1 0は、下段の小径部 1 1と上段の大径部 1 2より成り、そしてその断面は、図 1 6〜図 1 7に示すように軽量化あるいは取扱等の面から十字状をしており、特に小径部 1 1の中段部には、つば状部材 4 8が設けられていて、該部材 4 8の径が小径部 1 1の径となる。つば状部材 4 8は軸方向に柔軟性を有しており、かつ本体 6 Aにおける小径部 1 1の挿入部 4 9の内径より少し大きく形成されている。本構成により小径部 1 1が本体 6 Aに挿入された時、つば状部材 4 8が少し変形し適度な抵抗力を生じさせ、本体 6 Aにおいて検体拭取具 4 Aを任意の位置で定位させる作用をする。

そして、小径部 1 1と大径部 1 2の境界の段部 1 3は、本体 6 Aの上端部 1 4に当接し、検体拭取具 4 Aが本体 6 Aにおいて下動する時に常に一定の位置で停止する作用を有する。

検体拭取具 4 Aは、本体 6 Aに着脱自在に装着されており、本体 6 Aより取り外し検体の表面を綿棒 9で拭き、バクテリア類を採取する作用を有する。抽出液容器 5 Aには、検体を拭くことにより綿棒 9の綿部 8に付着したパクテリア類を抽出するための抽出液 2 5あるいは純水等が封入されている。

抽出液容器 5 Aは、円筒状に形成されており、その下部には放射状に切れ目のはいった綿部搔取片 5 2が形成されている（図 8参照）。そして、上下端部は開口されていて、まず下部をシール材 5 3でシールした後、前記抽出液 2 5を注入し、次いで上部をシール材 5 4でシールして、抽出液 2 5を封入する。このシール材 5 3 , 5 4は、綿棒 9の押圧により容易に破れる程度のもので例えばアルミ箔で形成される。そして、抽出液容器 5 Aの円筒状部の外径は、本体 6 Aに挿入されたときに、容易に押し込める程度の大きさとする。

抽出液容器 5 Aの綿部搔取片 5 2は放射線状の切れ目が入っていることにより後述するごとく、綿棒 9により抽出液容器 5 Aの上のシール材 5 4を破った後、綿部 8により花びらが開くような状態に押し広げられる構造をしている。このとき、綿部搔取片 5 2を押し広げることにより綿部搔取片 5 2の尖った先端により抽出液容器 5 Aの下のシール材 5 3を破り、また綿部 8を中心に位置させる働きを有する。このとき上記のように構成しておけば、抽出液 2 5と綿部 8の接触を保証し、かつ綿部搔取片 5 2が綿部 8の表面を搔取り、かつ絞る行程があるためバクテリア類の抽出が有効に行われる。

そして、例えば 3対設けられている綿部搔取片 5 2のうち 1対の綿部搔取片 5 2 a (図 8参照）の先端を他のものより長く、すなわち中心部により近く形成する。これにより綿部搔取片 5 2 aが早くシ一ル材 5 3に接触することになり、応力集中の原理によりシール材 5 3をより少ない力で破ることができる。そしてさらに、図 9に綿部搔取片 5 2の他の実施例を示す。本実施例は搔取片 5 2の基端部にくびれ部 7 5を設けたもので、この構成により綿部搔取片 5 2を容易に曲げることができる。

また、綿部搔取片 5 2の先端部に図 1 0に示すように切断刃 3 1を設ければ、シ一ル材を破るのにより効果的である。

ブレーカ 3 6は、下方に一端が該ブレーカ 3 6の胴部 5 5の内壁と連結片 5 6により繋がれている可動片 5 7を有し、綿部 8により下方に押されたときに容易に曲がるように形成されている（図 1 1参照）。また、可動片 5 7の先端部の下部に鋭角状に形成された突起 5 8を設け、シール材 5 4を破るのに適した構造に成形する。なお、ブレーカ 3 6は、例えば綿棒 9でシ一ル材 5 4が容易に破れるような場合は不要で、必要に応じて設ければよいものである

図 1 2にブレーカ 3 6の他の実施例を示す。本例は、可動片 5 7の先端部 7 4を鋭角状に形成した例である。

そしてさらに、図 1 3〜図 1 5に可動片 5 7の他の実施例を示す。本実施例は、可動片 5 7の先端部の下部に切断刃 7 6を設けた例である。

また、ブレーカ 3 6の可動片 5 7の代わりに、図 8あるいは図 9に示す綿部揷入される。従って、反応試薬容器 3 Aの外径は、これが本体 6 Aに揷入されたとき、任意の位置で停止する程度の大きさにする。

そして、反応試薬容器 3 Aを突き上げることにより、飛散防止部材 1 9 Aの鋭角部 6 2によりシール材 4 1が破られ、綿部 8より抽出されたバクテリア類が抽出液と共に反応試薬容器 3 Aに落下送出され、発色等の反応をしパクテリァ類を検出する構成となっている。

拭取検査用器具 1 Aは、最初は図 6に示すように、検体拭取具 4 Aの小径部 1 1及び反応試薬容器 3 Aは、各々途中まで挿入された状態で提供される。すなわち、抽出液容器 5 A及び反応試薬容器 3 Aは、抽出液 2 5あるいは反応試薬 2 4が注入されシール材 4 1 , 5 3 , 5 4によりそれそれシールされたままの状態である。

そして最初に、検体拭取具 4 Aを本体 6 Aより引き抜き、綿部 8により検体表面を拭き、バクテリア類を採取する。次にバクテリア類を採取した検体拭取具 4 Aを本体 6 Aに挿入した後、反応試薬容器 3 Aを押し上げ該容器 3 Aのシ —ル材 4 1を飛散防止部材 1 9 Aの鋭角部 6 2に押し当ててシール材 4 1を破る。このとき突起部材 6 0がストッパーとなり、反応試薬容器 3 Aは、常に一定の位置で停止する。

次いで、検体拭取具 4 Aを押し下げると、まず綿棒 9によりブレーカ 3 6の可動片 5 7を押し曲げることにより抽出液容器 5 Aの上のシール材 5 4を破り、綿部 8は抽出液容器 5 Aの内部に入る。

そして次に検体拭取具 4 Aを保持部材 1 0の段部 1 3と本体 6 Aの上端部 1 4が当接するまで押し下げる。この行程において、綿棒 9のさらなる押し下げについては、綿部搔取片 5 2より抵抗を受けるため綿部 8と抽出液 2 5との接触が必然的に長くなり、綿部 8に付着したバクテリア類の抽出液 2 5への移行が保証される。さらに、綿部 8の表面を綿部搔取片 5 2が花びら状に開かれる過程で綿部搔取片 5 2の先端で搔取る行程があるために綿部 8の表面に付着したバクテリア類を効率よく液体に移行することを可能にしている（図 1 9参照）。すなわち、綿部搔取片 5 2と綿部 8により抽出液容器 5 Aのシール材 5 4を破つた状態においては綿部搔取片 5 2の構造により液体は容易に抽出液容器 5

訂正された用紙（規則 91 ) - 10 - 搔取片 5 2を用いてもよい。

検体採取具 2 Aの本体 6 Aは、上下端部が開放された管状の部材で構成されており、下方の内壁面に円環状をした突起部材 6 0が設けられており、さらに該突起部材 6 0に下方に連結して飛散防止部材 1 9 Aが延設されている。この突起部材 6 0に前記抽出液容器 5 Aが載置され、抽出液容器 5 Aが本体 6 A内において定位することになる。

飛散防止部材 1 9 Aは、綿部 8よりバクテリア類を抽出した抽出液 2 5を反応試薬容器 3 Aへ送るとき、抽出液 2 5の飛散を防止する作用を有するものであるが、同時にキャップ 3 9のシ一ル材 4 1を破る作用を有する。そのため飛散防止部材 1 9 Aの下端部は、斜めに切断した形状をしており鋭角部 6 2を有している。

本体 6 Aの上部すなわち検体拭取具 4 Aの揷入部 4 9の内壁面には、軸方向に直線状の突起部材 6 3が設けられている（図 1 8参照）。この突起部材 6 3の先端部 6 4と前記保持部材 1 0のつば状部材 4 8の外周部が摺動し、摺動面を少なくしてその動きを円滑にしている。さらに、突起部材 6 3は、つば状部材 4 8の挿入を円滑にするために挿入部 4 9の入口部はテーパー状に形成されている。

同時に、本体 6 Aの下端部すなわち反応試薬容器 3 Aの揷入部 6 6にも、直線状の突起部材 6 7が設置されている。そして、飛散防止部材 1 9 Aと本体 6 Aの内壁面との間に、リング状の隙間 6 8を設ける。この隙間 6 8に反応試薬容器 3 Aが挿入され、シール材 4 1が破られることになる。このとき突起部材 6 0が反応試薬容器 3 Aのストッパーになる。

なお、この抽出液 2 5の反応試薬容器 3 Aへの送出は、飛散防止部材 1 9 Aを押圧、または本体 6 Aを下に向け本体 6 Aを軽く振ることにより遂行される。従って、前者の場合抽出液容器 5 A、本体 6 A、飛散防止部材 1 9 A等は、柔軟性を備えた部材で形成する。

反応試薬容器 3 Aは、測定容器 3 8に例えば発色試薬等の反応試薬 2 4が注入された後、上方の開口部 7 0をシール材 4 1で封印されたキャップ 3 9により密閉される。次いで、この状態で反応試薬容器 3 Aは、本体 6 Aの下方より Aから出ることがないように構成することにより抽出液 2 5と綿部 8の接触時間が保証されるのである。

そして次に、抽出液容器 5 Aの位置する近辺を押圧、または拭取検査用器具 1 A全体を上下方向に軽く振ることにより、反応試薬容器 3 Aに落下し反応試薬 2 4とバクテリア類を含んだ抽出液 2 5が接触し、例えば発色反応によりこの部分が光ることになる。そして、反応試薬容器 3 Aをルミメータに装着し光量を測定してバクテリァ類の量を測定する。

なお、上記押圧等の操作のとき抽出液の一部が近辺に飛散することもあるが、この飛散防止部材 1 9 Aによりそれが防止され、全ての抽出液が反応試薬容器 3 Aに供給されることになる。

次ぎに図 2 0 , 2 1に他の実施例を示す。本実施例は、本体 6 Bの下部に一体的に抽出液容器 5 Bを形成し、本体 6 Bと反応試薬容器 3 Bを連結部材 8 0 にそれそれ揷通させた例である

まず連結部材 8 0は円筒状をしており、中段部に水平に隔壁 8 1を備え、上方に本体 6 Bが、下方に反応試薬容器 3 Bがそれそれ上下動自在に嵌装され、本体 6 Bと反応試薬容器 3 Bが一体化され、拭取検査用器具 1 Bを形成する。なお、検体採取具 2 Bは検体拭取具 4 Bと本体 6 Bで、検体拭取具 4 Bは綿棒 9とその保持部材 1 0よりそれそれ構成されている。

隔壁 8 1には、連通路 8 2が貫通設置されており、その上下端 8 3， 8 4は、鋭角状に形成されていて、反応試薬容器 3 Bのシール部材 4 1、及び本体 6 B の底部 8 5を破断可能にしている。一方、本体 6 Bの下部は、上記の如く有底すなわち底部 8 5が設けられていて抽出液容器 5 Bを形成し、さらにその上部には、ブレーカ 3 6が嵌装されていて突起部材 8 6上に定置されている。

ブレーカ 3 6の下部には、シール材 8 7が貼着されており、該ブレーカ 3 6 を設置することにより本体 6 Bの下端部に密閉室 8 8が形成され、そこに抽出液 2 5が封入されることになる。底部 8 5は破れやすいように薄く形成するか、あるいは図示する如く連通路 8 2に対応するリング状の切欠部 8 9を設けるとよい。

ブレーカ 3 6は、シール部材 8 7が綿棒 9により容易に破れる場合図 2 2に示す如く省略してもよい。すなわち、本体 6 Bの内部にシール材 8 7を例えばリング状の突起部材 9 2に貼着して設ける。

そして、本体 6 Bの下部外周には、連結部材 8 0の内径より少し大きめのつば状部材 9 0を周設し、連結部材 8 0に本体 6 Bを挿入したときに任意の位置で停止可能に構成する。また、かく構成することにより、底部 8 5が破られたとき抽出液 2 5が、たとえ拭取検査用器具 1 Bを上下逆転させたとしても、外部へ漏れるのを防止できる。

本実施例における拭取検査器具 1 Bは、まず最初に本体 6 Bに抽出液を注入後、底部がシール材 8 7でシールされたブレーカ 3 6を挿入して抽出液を密封し、次いで、検体拭取具 4 Bをその綿部 8がブレーカ 3 6近辺に到達するまで挿入する。

そして次ぎに、検体拭取具 4 Bが装着された本体 6 Bすなわち検体採取具 2 Bを、連結部材 8 0に本体 6 Bの底部 8 5が連通路 8 2の上端部 8 3近辺に到達するまで挿入し、その後反応試薬容器 3 Bを連結部材 8 0の下部開口部へ揷入する。この状態が図 2 0である。

拭取検査用器具 1 Bを使用するときは、検体拭取具 4 Bを本体 6 Bより引き抜き、綿部 8により検体表面を拭き、バクテリア類を採取する。次にパクテリァ類を採取した検体拭取具 4 Bを本体 6 Bに挿入した後、反応試薬容器 3 Bを押し上げ該容器 3 Bのシール材 4 1を連通路 8 2の下端部 8 4に押し当ててシ —ル材 4 1を破る。

次いで、検体拭取具 4 Bを保持部材 1 0の段部 1 3と本体 6 Bの上端部 1 4 が当接するまで押し下げる。すると、綿棒 9によりブレーカ 3 6の可動片 5 7 によりシール材 8 7が破られ、綿部 8に付着したパクテリア類は、抽出液との接触により抽出液側に移行する。

そして次ぎに、本体 6 Bを押し下げて連通路 8 2の上端部 8 3で該本体 6 B の底部 8 5を破ることにより、バクテリア類を含んだ抽出液が連通路 8 2を通り反応試薬容器 3 Bに流入し、反応試薬 2 4と接触する。そして発色反応によりバクテリア類の存在を確認する。この状態が図 2 1である。

次ぎに図 2 3， 2 4にさらに他の実施例を示す。本実施例は前記図 2 0， 2

訂正された用紙（規則 91 ) 1の実施例において、ブレーカ 3 6を省略した例で、本実施例においては、本体 6 C内に抽出液 2 5を封入することになる。従って綿部 8は、使用前から抽出液と接触していることになる。

そして、本体 6 Cに検体拭取具 4 Cを挿入するに際し、例えば該拭取具 4 C の保持部材 1 0につば状部材 9 1を設けることにより、本体 6 C内の密閉が得られる。図 2 3は使用前、図 2 4はバクテリア類を含んだ抽出液と発光試薬を接触させた状態をそれそれ示す。

次に図 2 5， 2 6に反応試薬容器 3の他の実施例を示す。本実施例は、反応試薬容器 3における測定容器 3 8の下方部 9 4を肉厚に、かつ測定容器 3 8の下方の空間部 9 9を図 2 6に示すごとく角筒状にそれそれ形成し、該空間部 9 9の側面に沿って相対向する側壁部 9 5， 9 6の外周部を切り落とし、他の相対向する側壁部 9 7， 9 8をそのまま残して成るものである。かく構成することにより、相対向する側壁部 9 7 , 9 8が蒲鋅状に形成されレンズ作用を有することになり、測定用器 3 8内で発光させた時、側壁部 9 7 , 9 8を通過した光は集光され、そこに検出器を設置させることにより感度を向上させることができる。

次に図 2 7にブレーカの他の実施例を示す。本実施例は、ブレーカ 3 6 Aを筒状例えば円筒状にかつ下端部 4 2を鋭角状にそれそれ形成し、上端部 4 3を保持部材 1 0の下端部に、綿棒 9を包むようにそれと同心的な位置関係で、着脱自在に設置させて成るものである。下端部 4 2の鋭角に形成された部分には、綿棒 9の綿部 8が位置するようにし、さらに該下端部 4 2には、抽出液 2 5の流通孔 4 4が設けられている。ブレーカ 3 6 Aの装着手段は、例えば保持部材 1 0の下端部にブレーカ 3 6 Aが挿入可能な設置孔を穿設し、着脱自在に装着する。

本実施例において、実施に際しては、まず検体拭取具 4 Aを本体 6 Aから抜き取り、次にブレーカ 3 6 Aを検体拭取具 4 Aから取り外し、綿部 8で検体表面を拭う。そして次に、ブレーカ 3 6 Aを検体拭取具 4 Aに再装着した後本体 6 Aに挿入し、そのまま押し込む。このとき反応試薬容器 3 Aを押し上げ、シール材 4 1を前記同様に破いておく。そして次にまず、抽出液容器 5 Aの上側

訂正された用紙（規則 91 ) のシール材 5 4を破り、流通孔 4 4を介して抽出液 2 5と綿部 8を接触させ、採取したバクテリア類を抽出液 2 5に移す。その後さらに検体拭取具 4 Aを押し込み、下側のシール材 5 3を破り抽出液 2 5を反応試薬容器 3 Aに流下させる ο

次に図 2 8に抽出液容器とブレーカの他の実施例を示す。本実施例は、抽出液容器 5 Dを円環状に形成し、ブレーカ 3 6 Bをカッター部材 4 5とその保持部材 4 6で構成させて成るものである。

まず抽出液容器 5 Dは、カッター部材 4 5で容易に破られる部材例えば薄膜状のプラスチックシート材で形成させ、本体 6 Bの底部に置く。次にブレーカ 3 6 Bに関し、その下面にカッター部材 4 5が設置された保持部材 4 6を本体 6 Bの中段部に位置させる。保持部材 4 6は、円板状に形成された本体 6 B内を上下動自在に装着させるが、任意の位置で定位するような嵌合とする。従つて本実施例の場合、ブレーカ 3 6 Bは、本体 6 Bに装着されたままであり、検体拭取具 4 Bの押し込みにより下動し、カツ夕一部材 4 5で抽出液容器 5 Dを破る構成となっている。

そして次に図 2 9にブレーカのさらに他の実施例を示す。本実施例は、図 2 7の変更実施例で、ブレーカ 3 6 Bと保持部材 1 0を分離させ、ブレーカ 3 6 Bにはつば状部材 5 0を設置した例である。ブレーカ 3 6 Bは、本体 6 A内を上下動自在に挿入され、つば状部材 5 0の外径は、ブレーカ 3 6 Bが本体 6 A 内の任意の位置で停止し、かつ保持部材 1 0の上からの押圧により容易に下動する程度の大きさとする。

本実施例においては、検体拭取具 4 Aを本体 6 Aからはずすとき、ブレーカ 3 6 Bを本体 6 Aに残すことができるため、それを図 2 7の実施例のように検体拭取具 4 Aから取り外す手間が省ける。そして本実施例におけるブレーカ 3 6 Bは、検体拭取具 4 Aの再挿入により下方に押圧され、シール材 5 3， 5 4を破る構成となっている。

そしてまた図 3 0に反応試薬容器 3の他の実施例を示す。本実施例は、図 1 の変更実施例で、反応試薬容器 3の上端部につば状部材 3 0を設けた例である。本実施例により反応試薬容器 3と本体 6の摺動が円滑になり、かつシール性も

訂正された用紙（規則 91) 得られる。産業上の利用可能性

本願発明により、抽出液と綿部の接触時間が十分に保証されるので採取したバクテリア類の抽出が完全に行われ、高精度の測定を行うことができる。さらに飛散防止部材により抽出液の全てを反応試薬容器に導くことができる。

丁正された用紙（規則 91 )

Claims

請求の範囲

1 . 管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に挿通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、及び本体の下方に設置された抽出液容器より構成されることを特徴とする検体採取具。

2 . 下方に飛散防止部材が設置され管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に挿通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、及び飛散防止部材の上方に設置された抽出液容器より構成されることを特徴とする検体採取具。

3 . 抽出液容器を下方に備え管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に挿通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、及び試験管状をし本体下端部の開口部に上下動自在に挿通されて成る反応試薬容器より構成されることを特徴とする拭取検査用器具。

4 . 下方に飛散防止部材が設置され管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に挿通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、飛散防止部材の上方に設置された抽出液容器、及び試験管状をし本体下端部の開口部に上下動自在に揷通されて成る反応試薬容器より構成されることを特徴とする拭取検査用器具。

5 . 下方に飛散防止部材が設置され管状をし上下が開口された本体、該本体の上部開口部に着脱自在に挿通された保持部材と該部材に保持された綿棒より成る検体拭取具、飛散防止部材の上方に設置された抽出液容器、該抽出液容器の上方に設置されたブレーカ、及び試験管状をし本体下端部の開口部に上下動自在に挿通されて成る反応試薬容器より構成されることを特徴とする拭取検査用

6 . 円筒状をし上下部が開口され中段部に隔壁を備え該隔壁を貫通して連通路を有する連結部材、抽出液容器を下方に備え円筒状をし上部が開口され連結部材の上部開口部に着脱自在に挿通された本体、保持部材と該部材に保持された綿棒より成り本体の上部開口部に着脱自在に挿通された検体拭取具、及び試験管状をし連結部材の下部開口部に着脱自在に揷通されて成る反応試薬容器より構成されることを特徴とする拭取検査用器具。

7 . 円筒状をし上下部が開口され中段部に隔壁を備え該隔壁を貫通して連通路を有する連結部材、抽出液容器を下方に備え円筒状をし上部が開口され連結部材の上部開口部に着脱自在に揷通された本体、該本体の下方に設置されたブレ一力、保持部材と該部材に保持された綿棒より成り本体の上部開口部に着脱自在に揷通された検体拭取具、及び試験管状をし連結部材の下部開口部に着脱自在に装着されて成る反応試薬容器より構成されることを特徴とする拭取検査用

8 . 反応試薬容器の測定容器を、その下方の空間部を角筒状に形成し該空間部の側面に沿って相対向する側面の外周部を切り落とし、他の相対向する側壁を円弧状に厚く形成し該側壁にレンズ作用を有するよう形成させた請求項 3ないし請求項 7記載の拭取検査用器具。