WO1998033457A1

WO1998033457A1 - Appareillage orthopedique pour phimosis

Info

Publication number: WO1998033457A1
Application number: PCT/JP1998/000421
Authority: WO
Inventors: Kanji Ito
Original assignee: Tao, Wen
Priority date: 1997-02-03
Filing date: 1998-02-02
Publication date: 1998-08-06
Also published as: EP0958799B1; CA2282695C; AU5680098A; CA2282695A1; CN100387206C; CN1189998A; EP0958799A4; JP3295815B2; DE69825423T2; KR100354561B1; AU736631B2; US6139515A; EP0958799A1; KR20000069467A; ATE272375T1; DE69825423D1

Description

明細包 φ

正具技術分野

本発明は、包茎矯正具に関するものであり、より詳細には、仮性包茎の包皮により被覆された亀頭部分を比較的長時間に亘つて露出状態に保持し得る簡単な構成の包茎矯正具に関するものである。背景技術

一般に、陰茎部の包皮が亀頭を包む包茎状態又は包茎症状は、亀頭が完全に包皮に覆われる真性包茎又は完全包茎、狭小な包皮輪（包皮の開口部）に起因する嵌頓包茎、或いは、常時は包皮が亀頭を覆い且つ勃起時等に亀頭が露出する仮性包茎を含む。真性包茎及び嵌頓包茎は、恥垢による炎症又は感染症等のみならず、陰茎癌との関連性をも指摘されていることから、多くの真性包茎又は嵌頓包茎の男性は、包皮の部分的切除等の医療的措置を必要とされ、一般に医療機関による包皮切除手術又は背面切開術等を受ける。

他方、仮性包茎は一般に、包茎口が比較的大きいにもかかわらず、包皮が陰茎部全長に比べて過大な全長を有し、この結果、包皮の先端部分が、少なくとも部分的に亀頭部を被覆してしまうことに起因する。仮性包茎の症状においては、亀頭部は、陰茎部の勃起時等に露出する。このため、多くの仮性包茎の男性は、仮性包茎を自覚し且つ意識する一方、日常的又は平均的な生活において格別の支障又は不都合を認識し難く、従って、一般的には、上記の如き包皮切除手術等を受けるにまで至っていない。

仮性包茎の男性を対象とした包茎矯正具が、例えば、特開昭 6 2 - 1 7 2 9 4 8号公報等に開示されている。同公報に開示された包茎帯は、包皮を陰茎部の根元部付近に強制的に後退せしめる円形の包皮付勢手段を備えており、包皮は、包茎矯正具の装着時に包皮付勢手段の筒孔開口縁にて身体側ないし根元部側に押圧される。

包皮を身体側に押圧ないし付勢するにすぎない従来構造の包茎矯正具によれば、余剰ないし過分の包皮は、陰茎部と陰嚢部との間に滞留又は集積し、これにより、包皮は、短期的に後退位置に保持し得るかもしれない。しかしながら、従来の包茎矯正具は、筒孔等の摩擦係合により包皮を強制的に陰茎部の根元部分に後退させ、根元部の局所的な締付けにより包皮を後退位置に保持する構造を有するにすぎず、従って、長時間の包茎矯正具の使用又は着用の結果として生じ得る包皮の復元、即ち、包茎状態の再現を確実に回避することはできない。しかも、この種の包茎矯正具は、陰茎部の揷通開口の直径を個人差に応じて設定し難く、かくして、このような形式の包茎矯正具は、規格化された大量生産に対して所望の如く適応し得ず、大量且つ安価に供給し得る包茎矯正具の開発が要望されている。本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主に仮性包茎の余剰包皮を強制的に陰茎根元領域に後退せしめ、亀頭部分の露出状態を長時間に亘つて確実に保持し得るとともに、大量生産に適した規格化可能な構造を有する簡単な構成の包茎矯正具を提供することにある。発明の開示

上記目的を達成するために、本発明は、人体の腰部に装着可能な環状の腰部保持帯と、該腰部保持帯に懸吊され、陰茎部を揷通可能な領域を形成する弾性的に伸長可能な支持帯と、前記腰部保持帯の人体背面領域と前記支持帯とを相互連結する弾性的に伸長可能な牽引帯と、前記支持帯と前記牽引帯との連接領域に配置された陰嚢押圧帯とを備え、前記支持体の上端部は、前記腰部保持帯に連接され、前記陰嚢押圧帯は、前記牽引帯にて人体股間部内方に牽引されることを特徴とする包茎矯正具を提供する。

本発明の上記構成によれば、腰部保持帯は、人体の腰部分に係止され、牽引帯は、支持帯を股間部内方に引張り、陰嚢押圧帯を人体後方に付勢し、陰嚢押圧帯は、人体の陰嚢表皮に当接し、陰嚢を人体後方に押圧する。この結果、陰嚢の表皮は、陰茎部の包皮を後方に引張る。陰茎部の余剰包皮は、上記支持帯により陰茎部の根元領域に向かって押圧されるとともに、陰嚢の表皮にて股間部内方に引張られ、かくして、人体陰茎の亀頭部は、比較的長時間に亘つて確実に完全露出する。かかる構成の包茎矯正具の使用者又は着用者は、余剰包皮を陰茎根元部に後退させ、亀頭部の完全露出状態を比較的長時間に亘つて保持し得るので、余剰包皮の切除手術等を受けずに、亀頭部の露出による心理的な性的劣等感の解消、生理的能力の充実、陰茎部の有効長の実質的な増大、更には、陰茎部の硬度及び感受性の向上等の副次的効果を得ることができる。

また、上記構成の包茎矯正帯は、素材の弾性により使用者の人体寸法に比較的容易に適応し得る構造を有するので、一般的な衣類と同様の態様に従って規格化し且つ大量生産することができる。

本発明の好適な実施形態によれば、左右一対の上記支持帯が陰茎貫通領域に配置され、左右の支持帯は、人体の陰茎部の直径よりも小さい所定寸法の幅員を有する間隙又はスリットを形成する。支持帯の間に形成された間隙は、上記陰茎部揷通領域を画成する。好ましくは、左右一対の上記牽引帯が支持帯の下端部に連接され、上記陰嚢押圧帯は、牽引帯及び支持帯の連接領域において、支持帯の裏面に縫着又は貼着され、左右の支持帯を架橋する。

本発明の或る実施形態によれば、上記支持帯は、一定の幅の間隙を上下方向に形成する。好ましくは、上記間隙の寸法は、 2 mm以下の寸法に設定される。本発明の他の実施形態によれば、上記間隙は、上方に向かって若干拡開する。

本発明の或る好適な実施形態において、上記陰嚢押圧帯は、上記支持体と上記牽引帯との連接部により構成される。好ましくは、支持帯及び牽引帯は、実質的に同一の弾性素材からなり、該支持帯及び牽引帯は、前記腰部保持帯よりも弾性伸縮率を抑制される。

本発明は又、陰嚢表皮に当接し、人体陰嚢部の付け根部分を挟持する一対の当接部と、該当接部を弾性変位可能に支持する一対の腕部と、該腕部を内方に付勢する付勢手段とを備え、前記当接部は、陰嚢表皮を陰嚢の前後方向から挟持し、陰嚢表皮の張力を介して陰茎包皮を後方に引張ることを特徴とする包茎矯正具を提供する。

本発明の上記構成によれば、当接部は、陰嚢表皮を挟持し、陰茎包皮を全体的に人体後方に牽引する。この結果、陰茎部の余剰包皮は、陰茎部の根元領域に向かって股間部内方に引張られ、人体陰茎の亀頭部は、比較的長時間に亘つて確実に完全露出状態を保持する。

本発明の他の好適な実施形態において、上記当接部は、球形又は円筒形に形成される。好ましくは、陰嚢表皮に弾力的に当接し得る軟質樹脂、織布又は不織布等の柔軟な被覆材が、当接部の外面に配置される。更に好ましくは、上記腕部は、弾性変形可能な素材からなり、該腕部の弾性は、上記付勢手段を構成する。他の好適な実施形態として、上記腕部の部は、回動手段を介して相互連結され、該回動手段は、上記腕部を内方に付勢する軟性パネ又はゴム等の弾性体からなる上記付勢手段を備える。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の第 1実施例に係る包茎矯正具の全体構成を示す斜視図であり、図 2は、図 1に示す包茎矯正具の正面図である。

図 3は、図 1及び図 2に示す包茎矯正具を人体に装着した状態を示す概略側面図である。

図 4は、本発明の他の実施例に係る包茎矯正具を示す正面図及び背面図であり、図 5は、図 4に示す包茎矯正具の平面図、右側面図、左側面図及び底面図である c 図 6は、本発明の更に他の実施例に係る各種包茎矯正具を例示する概略側面図める。発明を実施するための最良の形態

以下、添付図面を参照して、本発明の実施例に係る包茎矯正具について、詳細に説明する。

包茎矯正具 1は、人体の腰部に装着可能な環状の腰部保持帯又は腰ベルト 2と、腰部保持帯 2の人体正面領域 2 aから下方に延びる一対の支持帯 3とを備える。左右の支持帯 3の下端部は、一対の牽引帯 4を介して、腰部保持帯 2の人体背面領域 2 bに連結される。人体正面側の陰嚢表皮に当接可能な陰嚢押圧帯 5が、支持帯 3と牽引帯 4との連接領域において支持帯 3及び牽引帯 4の裏面に固着される。

腰部保持帯 2は、被覆弾性糸を含む伸縮可能な弾性織布からなり、人体のゥェスト部分を周回可能な周囲長を備えるとともに、着用時にウェスト部分に密着し 5 得る所望の弾性を有する。牽引帯 4の後端部が、縫製手段又は係止手段により腰部保持帯 2の背面領域 2 bに固定される。

牽引帯 4は、背面領域 2 bから人体臀部の表面に沿って下方に延び、人体の股間部を通って人体前方に延び、更に、縫製手段又は係止手段により支持帯 3の下端部に固定される。牽引帯 4も又、腰部保持帯 2と同様に被覆弾性糸を含む伸縮

1 0 可能な弾性織布からなり、包茎矯正具 1の着用時に若干伸長し、その弾性復元力により支持帯 3を股間部内方に牽引する。

支持帯 3は、股間部から腹部表面に沿って上方に延在し、支持帯 3の上端部は、縫製手段又は係止手段により腰部保持帯 2の正面領域 2 aに固定される。左右の支持帯 3は、僅かに相互離間し、人体の陰茎部の直径よりも小さい所定寸法の幅 i s 員を有する間隙又はスリット 6を形成する。支持帯 3は、腰部保持帯 2及び牽引帯 4と同様に被覆弾性糸を含む伸縮可能な弾性織布からなり、股間部領域において相互連結された牽引帯 4及び支持帯 3は、着用時に僅かに伸長し、人体の腹部、股間部及び臀部に沿つて緊張状態に延在する。

陰嚢押圧帯 5は、左右の支持帯 3を架橋するように支持帯 3の下端部裏面に延

2 0 在し、縫製手段又は係止手段により支持帯 3の下端部裏面及び牽引帯 4の股間部裏面に固定される。陰嚢押圧帯 5は、陰嚢部の正面側表皮を人体後方に押圧可能な織布又は不織布からなり、陰嚢表皮に接触可能な柔軟な表面を有する。陰嚢押圧帯 5は、伸長した牽引帯 4及び支持帯 3の弾性復元力の存在下に人体の陰嚢部正面に当接し、制限された牽引帯 4の張力により人体の陰嚢部を後方に付勢し、

2 5 この結果、人体の陰嚢部は、股間内方に向かって人体後方に引張られる。

図 3は、上記構成の包茎矯正具 1を人体に装着した状態を示す概略側面図であ ο

径方向に僅かに伸長した腰部保持帯 2は、若干の緊張状態にて人体のウェスト部（腰部）を周回し、ウェスト部の所定位置に位置決めされ、素材が保有する弾性復元力によりウェスト部に密着し、人体の腰部分に係止される。人体の陰茎部は、左右の支持帯 3の間に形成された間隙 6を拡大し、間隙 6を貫通する。人体の股間部及び臀部領域を介して腰部保持帯 2の背面領域 2 bに延びる牽引帯 4は、支持帯 3の下端部と背面領域 2 bとの間の領域において僅かに伸長し、緊張状態に保持されるとともに、支持帯 3を股間部内方に牽引し、支持帯 3の下端部領域に位置する陰嚢押圧帯 5を人体後方に付勢し、陰嚢を股間部内方に引張る。即ち、陰嚢押圧帯 5は、人体の陰嚢表皮に当接し、陰嚢を人体後方に押圧し、この結果、陰嚢の表皮は、該表皮と連続する陰茎部の包皮を後方に引張る。

かくして、人体陰茎部の余剰包皮は、図 3に矢印 Dで示す如く、左右の支持帯 3により陰茎部の根元領域に向かって押圧されるとともに、陰嚢表皮の張力にて股間部内方に引張られ、この結果、人体陰茎の亀頭部は、確実に完全露出する。かかる構成の包茎矯正具 1によれば、支持帯 3の間隙 6を貫通する陰茎部の包皮は、包茎矯正具 1の着用時に支持帯 3との接触により陰茎根元部に向かって押圧される。しかも、図 3に示す陰嚢押圧帯 5の陰嚢押圧力 Fは、股間部内方に陰嚢を付勢するように作用するので、陰嚢表皮は、股間部内方（人体後方）に引張られ、この結果、人体陰茎部の余剰包皮は、陰茎の根元部領域に引張られ且つ根元領域全体に亘つて伸長し、亀頭部の露出状態を保持する。包茎矯正具 1は、包茎矯正具 1を人体から取外すまで陰嚢に対する付勢状態を維持し、陰茎の余剰包皮は、陰嚢押圧力 Fが解放されるまで陰茎の根元部領域に保持され、従って、亀頭の完全露出状態は、比較的長期に継続する。

このような包茎矯正具 1によれば、包皮切除手術等の医療処置によることなく、余剰包皮を陰茎根元部に後退せしめ、亀頭部の完全露出状態を比較的長時間に亘つて保持することができる。しかも、このような亀頭部の露出により、心理的な性的劣等感を或る程度解消し得るばかりでなく、使用者の個性を損なわずに各個人の生理的能力を十分に発揮せしめることが可能となる。更に、上記包茎矯正具

1によれば、亀頭部は、包茎矯正具 1の着用時にのみ露出し、常時は、亀頭部を被覆し、亀頭保護機能を発揮し得る一方、包茎矯正具 1の着用時には、上記支持帯 3及び陰嚢押圧帯 5が下腹部及び陰茎根元部を押圧し、陰茎部全体を相対的に前方に露出せしめるので、陰茎部の有効長が実質的に増大する。従って、上記構成の包茎矯正具 1は、陰茎部の短縮を生じさせ得る包皮切除手術等の医療処置に比べ、費用的に極めて安価であるばかりでなく、実用的にも予期せぬ効果を奏するので、実益的に極めて有利である。また、支持帯 3、牽引帯 4及び陰嚢押圧帯

5の包皮引張作用により、亀頭部が完全に露出するとともに、陰茎の表皮に適度な張力が作用し且つ陰茎の根元部分に適当な圧力が作用するので、仮性包茎の症状の有無に関わらず、陰茎部の硬度、陰茎部の感受性及び勃起状態の持続時間が向上する等の副次的効果が得られる。

図 4は、本発明の他の実施例に係る包茎矯正具を示す正面図（図 4 A) 及び背面図（図 4 B ) であり、図 5は、図 4に示す包茎矯正具の平面図（図 5 A) 、右側面図（図 5 B ) 、左側面図（図 5 C ) 及び底面図（図 5 D ) である。なお、図

4及び図 5において、前述の実施例における構成要素と実質的に同一の構成要素については、同一の参照符号が付されている。

図 4及び図 5に示す包茎矯正具は、前述の実施例と実質的に同一の全体構造を有する。しかしながら、本実施例の包茎矯正具 1において、陰嚢押圧帯 5は、支持帯 3と牽引帯 4との連接部又は接合部により形成される。また、支持帯 3及び牽引帯 4は、実質的に同一の弾性織布からなり、腰部保持帯 2は、支持帯 3及び牽引帯 4よりも伸縮率が高く、比較的伸縮し易い弾性織布からなる。牽引帯 4は、包茎矯正具 1の着用時に若干伸長し、その弾性復元力により陰嚢押圧帯 5 (支持帯 3と牽引帯 4との連接部）及び支持帯 3を股間部内方に牽引する。

また、支持帯 3の間に形成される間隙 6は、上方に向かって若干拡開しており、例えば、間隙 6は、最下端部において約 2腿以下の寸法に設定され、最上端部において、約 5乃至 1 5画の範囲の幅を有する。

図 6は、本発明の更に他の実施例に係る各種包茎矯正具を例示する概略側面図である。

図 6には、人体陰嚢部の付け根部分を人体正面側及び人体背面側から挟持し、人体陰茎部の余剰包皮を陰茎の根元部領域に引張る構造を備えた包茎矯正具 1 0、 2 0が、例示されている。

図 6 (A) に示す包茎矯正具 1 0は、実質的に陰嚢部 Pの外形に相補する形態に成形された弾性変形可能な一対の腕部 1 1を備える。前後の腕部 1 1は、連接部 1 2において一体的に相互連結され、連接部 1 2は、前後の腕部 1 1の相互離間を可能にする所望の弾性を有する。各腕部 1 1の上位先端部分には、球形の拡大当接部 1 3が形成され、当接部 1 3は、腕部 1 1及び連接部 1 2の弾性変位により人体陰嚢部の付け根部分を弾力的に把持し、陰嚢部の表皮、殊に、人体正面 s 側に位置する陰嚢表皮を股間部内方に引張り、陰茎部の余剰包皮を陰茎の根元部領域に引張る。

図 6 ( B ) に示す包茎矯正具 2 0は、上記包茎矯正具 1 0の腕部 1 1及び当接部 1 3と実質的に同一の構造及び機能を有する腕部 2 1及び当接部 2 3を備える c しかしながら、腕部 2 1の基端部は、ヒンジ部又は回動手段 2 2において回動可 L o 能に相互連結され、ヒンジ部 2 2は、腕部 2 1の回動を規制するリーフスプリング又はコイルスプリング等の弾性体（図示せず）を備える。ヒンジ部 2 2は、前後の当接部 2 3を相互接近せしめるように当接部 2 3を包茎矯正具 2 0の内方に付勢する。

使用において、腕部 1 1の延長部分 2 4を手指にて把持し、腕部 2 1を外方に

1 5 回動させ、当接部 2 3を相互離間せしめる。しかる後、延長部分 2 4を解放し、ヒンジ部 2 2の復元力により、当接部 2 3にて陰嚢部の付け根部分を弾力的に把持する。当接部 2 3は、陰嚢表皮に弾力的に当接し得る軟質樹脂、織布又は不織布等の柔軟な被覆材 2 5を備え、被覆材 2 5は、陰嚢部の表皮を股間部内方に引張り、陰嚢表皮の張力を介して陰茎部の余剰包皮を陰茎の根元部領域に引き込む。

2 0 以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。

2 5 産業上の利用可能性

以上説明した如く、本発明の上記構成によれば、主に仮性包茎の余剰包皮を強制的に陰茎根元領域に後退せしめ、亀頭部分の露出状態を長時間に亘つて確実に保持し得るとともに、大量生産に適した規格化可能な構造を有する簡単な構成の包茎矯正具を提供することが可能となる。

Claims

求の範囲

1. 人体の腰部に装着可能な環状の腰部保持帯と、該腰部保持帯に懸吊され、陰

5 茎部を揷通可能な領域を形成する弾性的に伸長可能な支持帯と、前記腰部保持帯の人体背面領域と前記支持帯とを相互連結する弾性的に伸長可能な牽引帯と、前記支持帯と前記牽引帯との連接領域に配置された陰嚢押圧帯とを備え、前記支持体の上端部は、前記腰部保持帯に連接され、前記陰嚢押圧帯は、前記牽引帯にて言青

人体股間部内方に牽引されることを特徴とする包茎矯正具。

1 0 2. 一対の前記支持帯が、前記腰部保持帯と前記牽引帯との間に延在し、前記支持帯の間に形成された間隙が、前記陰茎部挿通領域を画成することを特徴とする請求項 1に記載の包茎矯正具。

3. 前記間隙は、上方に向かって若干拡開することを特徴とする請求項 2に記載の包茎矯正具。

i s 4. 前記間隙の寸法は、 2腿以下の寸法に設定されることを特徴とする請求項 2 に記載の包茎矯正具。

5. 前記陰嚢押圧帯は、前記支持体と前記牽引帯との連接部により構成されることを特徴とする請求項 1に記載の包茎矯正具。

6. 前記支持帯及び前記牽引帯は、実質的に同一の弾性素材からなり、該支持帯

2 0 及び牽引帯の弾性伸縮率は、前記腰部保持帯よりも伸縮率が抑制されることを特徴とする請求項 1乃至 5のいずれか 1項に記載の包茎矯正具。

7. 陰嚢表皮に当接し、人体陰嚢部の付け根部分を挟持する一対の当接部と、該当接部を弾性変位可能に支持する一対の腕部と、該腕部を内方に付勢する付勢手段とを備え、前記当接部は、陰嚢表皮を陰嚢の前後方向から挟持し、陰嚢表皮の

2 5 張力を介して陰茎包皮を後方に引張ることを特徴とする包茎矯正具。