JP3835985B2 - ペニス拡張装置 - Google Patents

Description

【０００１】
この発明は、長期間にわたって海綿体を伸延処理することによって男性器を拡大するペニス拡張装置に関し、これは陰茎亀頭を固定する解除可能な固定装置と引っ張り支持部として作用する陰茎根の受容部との間に延在する延伸要素を備える。
【０００２】
ペニスが過小であることに悩んでいる男性にとって、現状では２つの対応策が提供されている。１つは手術によってペニスを拡張することであるが、この種の処置は非常に高コストであるとともに危険性もともなう。さらに、冒頭に挙げた種類の装置を使用して長期的に海綿体の延伸処置を行うものがある。この種の装置は、例えば、国際特許出願ＷＯ９６／２６６９１号公報およびＷＯ９７／２８７６４号公報、ならびにドイツ実用新案第２９６０２１０１号公報に記載されている。既知のペニス拡張装置において、延伸要素はいずれも２本の棒部材から形成され、それらは拡張するペニスに平行して延在している。これらの棒部材は、陰茎根の領域を包囲するリング上または基礎板上に支持されている。ここで棒部材の長さは、引っ張り支持部として作用するリングと亀頭部を固定する固定装置との間で調節可能であり（ＷＯ９６／２６６９１号およびＷＯ９７／２８７６４号）、この際追加的に引張力を生成する圧力バネを設けるか（ＷＯ９７／２８７６４号）；または陰茎亀頭を固定するための固定装置を棒部材上で移動させ所要の位置に固定し得るように構成することができる（ドイツ実用新案第２９６０２１０１号）。
【０００３】
既知のペニス拡張装置は、多数の重大な欠点を有している。特に、海綿体の延伸処理を目立たないようにすることが不可能である。それどころか、既知の延伸機構を使用する処置によれば、延伸する部分が身体から９０°の角度で突出する。さらに、延伸機構は必然的に延伸される部分よりも長くなる。従って、処置の間は通常の衣服を着ることが実質的に不可能となる。その結果、既知のペニス拡張装置は自宅または個人的な居室においてのみ使用可能である。従って、毎日の使用時間が短いものとなり、該当する男性にとって効果の薄いものとなる。
【０００４】
前述した既知のペニス拡張装置の欠点から、本発明の目的は、目立たないように身体に装着することが可能なペニス拡張装置を提供することである。
【０００５】
前記の課題は、本発明に従って、延伸要素を使用者の身体に巻き付けることができる柔軟なバンドとして形成することによって解決される。本発明に従って延伸要素を構成することにより、延伸するペニスが延伸処置中に略横方向を向いて使用者の身体に密着する。このことにより、通常の服装における延伸処置を可能にし、従って処置の時間も個人的な居室にいる時間に制限されることはなく、それどころか日常の職業生活においても何時間も処置を行うことができる。その結果、本発明に係る装置を継続的に使用することによって、わずか数ヵ月でペニスを持続的に延伸させることができる。この種の拡張による肉体的または精神的な効果は絶大なものである。
【０００６】
前述した利点に加えて、本発明に係るペニス拡張装置は、従来のものと比べて装置コストが著しく小さくなり、従って製造コストを削減することができる。
【０００７】
本発明の第１の好適な追加構成によれば、バンドは弾力的に延伸することができる。この点に関して、バンドはゴムバンドとすることが特に好適である。バンドを弾力的に延伸することができることにより、特に効果的な一定の引張力が達成され、これによって拡張する部分を継続的に延伸するとともに徐々に拡大させることができる。
【０００８】
本発明の別の好適な追加構成によれば、バンドは長さ調節可能である。本発明に係るペニス拡張装置は、バンドを短縮または延長することによって使用者の胴回りに適応させることができる。さらに、この方法によって延伸圧力を適正に調節することができる。
【０００９】
本発明の別の好適な追加構成によれば、陰茎根の受容部はリングパッキングとして形成される。このリングパッキング上にはバンドの一端の領域を固定することができ、延伸処置の開始ごとにペニスを介してその根底部まで推動される。その後バンドを使用者の身体に装着し、亀頭を保持方向に固定する。このリングパッキングは、亀頭にかかる引張力の反対方向応力を陰茎根に伝達し、従って閉の力学系が形成される。
【００１０】
陰茎亀頭の固定装置は、皿状の支持部材を備えることが好適である。この際、特にチューブ状の小バンドを備えることができ、これによって陰茎亀頭を支持部材に固定することができる。
【００１１】
本発明に係るペニス拡張装置のさらに別の追加構成によれば、陰茎根の受容部および／またはこれに対して取り付けられたバンド端部と陰茎亀頭固定装置および／またはこれに対して取り付けられたバンド端部との間に延在するホルダ要素を備えることを特徴としている。このホルダ要素は例えば非弾力性のバンドで形成することができ、ペニス拡張装置を規定通りに使用している際には引張されていない。これは、使用者が例えば放尿するために固定装置への陰茎亀頭の固定を解除する際に作用する。この際、このホルダ要素は、固定要素が弾力延伸性のバンドの引張力によって使用者の背中の方に振られることを防止する。このホルダ要素は、陰茎亀頭から解除された固定装置を使用者の腰の側部に保持するように設計され、従って陰茎亀頭を簡単に再固定することが可能となる。さらに、ホルダ要素は、使用者が延伸処置を実施せずに“予備的”に装着している際に、ペニス拡張装置が下方にずれることを防止する。
【００１２】
以下に、本発明の好適な実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【００１３】
図１に示されたペニス拡張装置は弾力延伸性の平らなバンド１を備え、その一端に陰茎根３の受容部２が取り付けられ、他の端部には陰茎亀頭５を固定するための固定装置４が取り付けられている。この際陰茎根３の受容部２はリングパッキング６として形成され、ここでバンド１との間の接続はバンドの全幅にわたって延在する嵌め棒７によって形成される。陰茎亀頭５を固定するための固定装置４はチューブ状の小バンド８からなり、その両端は嵌め棒９に取り付けられ、この嵌め棒はバンド１の第２の端部に固定される。両方の嵌め棒７と９の間には紐１１状のホルダ要素１０が延在し、これはペニス拡張装置を規定通りに使用している際には緩やかに取り付けられており、固定装置４が陰茎亀頭５から解除された際に初めて支持するよう作用する。両方の嵌め棒７および９への紐１１の固定は解放可能に実施され、この位置における接続はバンド１が使用者の身体に巻き付けられた際に初めて形成される。
【００１４】
図２の透視図には、陰茎亀頭５を固定するための固定装置４が皿状の支持部材１２を備えることが示されており、これは陰茎亀頭５と茎部１３の前端を下から部分的に包囲する。支持部材１２はバンド１の一端と固定的に接続されている。その部分には、陰茎亀頭を支持部材に固定する小バンド８の両端が固定されている。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係るペニス拡大装置の第１の好適な実施例を示す全体説明図であり、規定通りに使用している状態を示している。
【図２】 陰茎亀頭の固定装置の特に好適な構成形態を示す説明図である。

Claims (8)

1. 海綿体を長期間延伸処置することによって男性器を拡大するペニス拡張装置であり、陰茎亀頭（５）を固定するための固定装置（４）と引っ張り支持として作用する陰茎根（３）の受容部（２）との間に延在する延伸要素からなり、
   延伸要素は使用者の身体に巻き付けることができる弾力性のバンド（１）によって形成することを特徴とするペニス拡張装置。
2. バンド（１）は弾力的に延伸可能であることを特徴とする請求項１記載のペニス拡張装置。
3. バンド（１）は長さ調節可能であることを特徴とする請求項１または２記載のペニス拡張装置。
4. 陰茎根（３）の受容部（２）はリングパッキング（６）として形成されることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載のペニス拡張装置。
5. 陰茎亀頭（５）の固定装置（４）は支持部材（１２）を備える請求項１ないし４のいずれかに記載のペニス拡張装置。
6. 固定装置（４）は陰茎亀頭（５）を支持部材（１２）に固定するため小バンド（８）を備えることを特徴とする請求項５記載のペニス拡張装置。
7. 支持部材（１２）は皿状に形成されることを特徴とする請求項５または６記載のペニス拡張装置。
8. 陰茎根（３）の受容部（２）および／またはこれに対して取り付けられたバンド（１）の端部と陰茎亀頭（５）の固定装置（４）および／またはこれに対して取り付けられたバンド（１）の端部との間に延在するホルダ要素（１０）を備えることを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載のペニス拡張装置。

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