JPH0327626Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は男の幼児における、亀頭補助具に関
するものである。

小児の頃は、どんな小児でも亀頭は隠れてい
る。医学名では包茎と呼んでいるが、これは陰茎
の発育につれて次第に露出してくるのが普通であ
るが、この包茎には仮性包茎と真性包茎とがあ
る。真性包茎は人工的には、矯正は困難であるの
で、医学的な手術を受けなければならない。

本考案は、この仮性包茎をその侭の状態にして
おいて、成人して不幸な事態に至るのを防ぐため
と、常に包茎が被ぶつているので、細菌感染の機
も多くなる恐れがあるのを防ぐために、男児の幼
時代に於いて、家庭で養育者が、その侭放置する
ことなく人工的に容易に亀頭を露出させる補助具
を装着させて、完全に矯正させる、従来まで開発
されていなかつた考案を提供するものである。

以下、図面に基づいて構造と、その実施態様を
詳細に説明する。

第１図は本考案の前面覆い具１に腰バンド２を
装置した状態を見た正面図であるが、該前面覆い
具は、俗に言う褌状のものである。従つて、幼児
に使用するので厚めの木綿生地か、又は、通気性
のある合成材を使用し、本体の前面上部には、腰
バンド２を取付ける止穴２Ａが設けられてあり、
中央部には陰茎を突出させる中央孔３が貫通され
ている。股下に当る部分は、くい込まないため、
ある程度の巾を有する帯状にして、股下に当る中
央部には生地を縮ませた、伸縮部１Ａを設けてあ
る。端布は、腰バンド２の中央止穴２Ｃに挿入し
て、固着する。

第２図は前記した中央孔３の部分を、第１図、
及び第３図に図示した如くＡ〜A′矢の方向に断
面した状態を見たものであるが、この部分に、保
持筒４が脱着自在に取付くのであるが、該保持筒
は基部に当る部分がゴムを使用してあるので、充
分にその効果があるよう球面をした凹凸部を形成
してある。その凹部は３Ａで凹部は３Ｂで、こゝ
に該保持筒体の基部ゴム４Ｄが密着するように、
手加減で容易に固着することができる。

第４図は腰バンドの平面図と正面図で、左右に
は止具２Ｂが固着して、前面覆い具１の止穴に挿
入する。中央にある中央止穴２Ｃは、前記の前面
覆い具の端部の布を止める。

第５図は保持筒４の正面図と中心部より上部を
断面した図であるが、図示のように保持筒体は自
由に伸縮自在なゴム質、又は合成樹脂材を使用し
てある。この内部に、幼児の陰茎を挿入し、養育
者が亀頭を露出させ、その基部に当る部分に突出
口４Ａが接触するので、軟かい材料にして球形状
にし、且つ、伸縮できるようにしてあるが、前後
と後部に保持安定のため、適当な厚みと巾を有す
るリング４Ｂ，４Ｄが外径に固着してある。

露出した亀頭は或る程度期間が経過すると、表
皮にも抵抗力が付くが、本補助具装着当初は前記
した細菌などの防止のために使用するのが第６図
に示した亀頭覆い５で、前記保持筒の前部に被せ
ると取付締ゴム５Ｂにより固着する。これには前
面に小便口５Ａが明けられているので、常時使用
が可と、容易に取り外し消毒も可能なようにして
ある。

以上が本考案の構造と実施態様であるが、前述
した如く、陰茎の発育経過に於ける適切な指導の
不充分に依り、社会人として、家庭人として、数
多くの非劇が発生している。然し、現実として養
育者が行動にて指導することは、仲々至難な実状
でもあるので、本考案によつて、一つの被服のよ
うな感触で使用させるには、幼児期が一番可能で
あるので、この考案を提供し、健全な青年の育成
に役立たせるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は前面覆い具１の正面図、第２図は第１
図、及び第３図のＡ〜A′矢の方向の断面図、第
３図は第１図の平面図、第４図は腰バンド２の平
面、及び正面図、第５図は保持筒５の平面の中心
よりの断面図、第６図は亀頭覆い５の、正面と一
部断面図。 １……前面覆い具、１Ａ……伸縮部、２……腰
バンド、２Ａ……腰バンド止穴、２Ｂ……止具、
２Ｃ……中央止穴、３……中央孔、３Ａ……凹
部、３Ｂ……凸部、４……保持筒、４Ａ……突出
口ゴム、４Ｂ，４Ｃ……リング、４Ｄ……基部ゴ
ム、５……亀頭覆い、５Ａ……小便口、５Ｂ……
取付締ゴム。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の条件を有する前面覆い具１、中央孔３、
   腰バンド２、保持筒４、亀頭覆い５からなること
   を特徴とする男性幼児の亀頭補助具。 イ 上記前面覆い具１は平面が三角形状にして、
   中央部には凹部３Ａ、凸部３Ｂを形成した中央
   孔３を設け、該三角形の下部からはある巾を有
   する、帯状にして、中央部は特に柔軟な伸縮部
   １Ａに取付けられていること。 ロ 上記腰バンド２は、前面覆い具１の上部左右
   の腰バンド止穴２Ａに引掛るように鍵状の止具
   をもつた、伸縮性のある帯状になつているこ
   と。 ハ 上記保持筒４は、外径が伸縮自在の柔軟性が
   あるよう蛇腹状とし、前後に円形状を保つよ
   う、リング４Ｂ，４Ｃを挿入固着し、該保持筒
   の前部と後部には、伸縮取付けさせる、突出口
   ゴム４Ａと基部ゴム４Ｄを該保持筒体と一体化
   させ、亀頭覆い５は突出口４Ａ部に脱着自在に
   被せて止めること。