JP6091910B2 - 包皮収納器具 - Google Patents

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Description

本発明は、男性の陰茎の余剰包皮を収納する包皮収納器具に関する。
仮性包茎などにより陰茎の包皮のたるみが大きく、亀頭の雁首辺りに余剰包皮が集まると、衛生上の問題が発生していた。
このため、陰茎の根元側など、他の場所に余剰包皮を寄せておくための包皮収納器具(包茎矯正器具)が従来から提供されており、例えば、下記特許文献1,2に開示された包茎矯正器具が知られている。
特許第3122062号公報 特開2003−33380号公報
しかし、上記特許文献1,2に開示された包茎矯正器具は、単に陰茎に装着したリングで余剰包皮を寄せる方法であるため、リングが動いてずれてしまったり、リングから包皮が抜けてしまったりして、安定して包皮を寄せ集めておくのが困難である。
また、リングがずれてしまうのを防止するためにリングの締め付けを強くすると、装着者が痛みを感じ、長時間の装着が困難になる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、長時間の装着が可能でありながら安定して余剰包皮を収納することができる包皮収納器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る包皮収納器具は、陰茎に装着されて余剰包皮を寄せ集めるための包皮収納器具において、伸縮性のある布製の筒であり、装着時に陰茎に密着して装着される布筒と、前記布筒の側周面に周方向に周回して設置される第一リング紐と、前記布筒の側周面の前記第一リング紐の根元側に所定の間隔をおいた場所に、周方向に沿って周回して設置される第二リング紐と、前記布筒の縦方向の筒長を調整するための筒長調整部材と、を備え、陰茎への装着時に前記第一リング紐及び前記第二リング紐により陰茎を締め付けながら陰茎への装着時に前記布筒の筒長を縮めることで、前記第一リング紐と前記第二リング紐との間に余剰包皮を寄せ集めて収納しておくことを特徴とする。
本発明に係る包皮収納器具によれば、長時間の装着が可能であって、安定して余剰包皮を寄せ集めて収納しておくことが可能である。
図1は、本発明の第一実施形態に係る包皮収納器具の正面図である。 図2は、本発明の第一実施形態に係る包皮収納器具の平面図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係る包皮収納器具の斜視図である。 図4は、本発明の第一実施形態に係る包皮収納器具の装着状態を示す図である。 図5は、本発明の第二実施形態に係る包皮収納器具の正面図である。 図6は、本発明の第二実施形態に係る包皮収納器具の平面図である。 図7は、本発明の第二実施形態に係る包皮収納器具の斜視図である。 図8は、本発明の第二実施形態に係る包皮収納器具の装着状態を示す図である。 図9は、本発明の第三実施形態に係る包皮収納器具の正面図である。 図10は、本発明の第三実施形態に係る包皮収納器具の平面図である。 図11は、本発明の第三実施形態に係る包皮収納器具の斜視図である。 図12は、本発明の第三実施形態に係る包皮収納器具の装着状態を示す図である。
(第一実施形態)
まず、図1〜図4を参照しながら本発明の第一実施形態について詳細に説明する。図1は、第一実施形態に係る包皮収納器具の正面図である。図2は、第一実施形態に係る包皮収納器具の平面図である。図3は、第一実施形態に係る包皮収納器具の斜視図である。図4は、第一実施形態に係る包皮収納器具を装着した状態を示す図である。
第一実施形態に係る包皮収納器具10は、円筒形状の布筒11と、布筒11の先端側(図1において上端側)に設置される第一リング紐16と、布筒11の根元側(図1において下端側)に設置される第二リング紐17と、布筒11の縦方向の長さ(筒長)を調整するための筒長調整紐18と、を備えている。
布筒11は、伸縮性の高いストッキング素材から形成された筒長60mm程度、直径25mm程度の円筒形状の部材であり、筒の上端及び下端は開放されている。布筒11の外周面には、その縦方向に上端から下端まで延在して外側に突出した側縁部12a,12bが形成されている。側縁部12a,12bは、布筒11の周方向に180°間隔で二箇所に形成されている。
布筒11の上端部には、側周面の上端縁に沿って第一リング紐16を周回設置させるための第一リング紐挿通部13aが形成されている。具体的には、第一リング紐挿通部13aとして、布筒11の本体側周面を貫通する挿通穴が上端縁に沿って複数形成されており、布筒11の外側から内側、内側から外側へと、順次第一リング紐16をこの挿通穴に通すことで、布筒11の上端部に第一リング紐16を周回設置する。
また、布筒11の側縁部12a,12bの上端部分にも第一リング紐16を貫通させるための挿通穴が形成されている。このようにして布筒11の上端縁に沿って周回設置された第一リング紐16を締めたり弛めたりすることで、布筒11の上端開口を絞ったり拡げたりすることができる。
また、布筒11の下端部にも同様に第二リング紐17を周回設置させるための第二リング紐挿通部13bが形成されており、第二リング紐17を締めたり弛めたりすることで、布筒11の下端開口を絞ったり拡げたりすることができる。
布筒11の側周面と側縁部12との接続部分には、筒長調整紐18を通すため調整紐挿通部14が形成されている。具体的には、布筒11の外周面と側縁部12との境界に沿って、布筒11の上端から下端まで筒長調整紐18を通すための布で囲われた調整紐通路が形成されている。調整紐挿通部14a,14bは、両側の側縁部12a,12bにそれぞれ形成されており、筒長調整紐18a,18bがそれぞれ通されている。
リング紐16,17は、ストッキング素材から造られた高い伸縮性のある紐である。リング紐16,17は、リング紐挿通部13に通した後に両端を結び付けて接続固定することで、リング形状に構成されている。
リング紐16,17及び布筒11の素材がストッキング素材であるため、リング紐16,17の一部を引っ張って布筒11の上下端開口を締め付けると、リング紐16,17と布筒11との摩擦により両者が相対的に移動し難くなるため、布筒11の上下端開口は締め付けられた状態を維持し、容易には拡がらない。
もちろん、リング紐16,17の両端を常に結んで接続固定しておく必要は無く、包皮収納器具10を人体に装着した際にのみリング紐16,17の両端を結ぶようにしても良い。また、両端を結んで接続することなく、布筒11との摩擦によりリング紐16,17を締め付けた状態を維持するようにしても良い。
筒長調整紐18は、合皮製の紐であり、若干の伸縮性を有する紐である。筒長調整紐18は、布筒11の筒長よりも若干長く70mm程度である。筒長調整紐18は、布筒11の調整紐挿通部14に通されたうえで、両端近傍に止め結びによるこぶ(ストッパー)が形成されており、両端が調整紐挿通部14内に入り込まないように構成されている。
布筒11は、調整紐挿通部14に通されている筒長調整紐18に対して縦方向に伸び縮みしながらスライド可能である。側縁部12を掴みながら布筒11の一端側を筒長調整紐18に対して縦方向に強制的にスライドさせると、布筒11は折り畳まれて皺状になりながら筒長が短くなる。いったん布筒11を縮ませると、ストッキング素材の布筒11と筒長調整紐18との間の摩擦により、布筒11は皺状に折り畳まれて縮んだ状態が維持される(図4の装着状態参照)。
このとき、筒長調整紐18は、布筒11が縮んだ分だけ、調整紐挿通部14から露出した状態となる。また、この縮んだ状態から筒長が伸びる方向に布筒11の一端側を引っ張ると、布筒11を元の縮んでいない平常時の状態まで伸ばして戻ることができる。
以上、包皮収納器具10の構成について説明したが、続いて、包皮収納器具10を人体に装着する手順について説明する。人体への装着前に、まず、布筒11を筒長60mmの縮んでいない元の状態に戻しておく。このとき、布筒11の上端部に設置された第一リング紐16と、下端部に設置された第二リング紐17との間隔は約60mm程度である。
この平常時の状態のまま包皮収納器具10を陰茎1に装着する。具体的には、陰茎1の先端を布筒11内に挿入し、布筒11の先端部が亀頭3を超えるところまで移動させて仮装着する。このとき、布筒11の先端部が亀頭3の雁首の根元側に接触する位置となる。装着にあたっては、布筒11の側縁部12a,12bを引っ張って布筒11の筒径を拡げながら装着すれば、容易に行うことができる。
この仮装着の状態では、第一リング紐16が亀頭3の雁首の根元側部分に位置し、第二リング紐17は、第一リング紐16から根元側に60mm程度離れた位置にある。また、布筒11の円筒の直径は25mm程度であるので、通常であれば、布筒11は、伸縮性のあるストッキング素材が伸びて、円筒が少し拡げられた状態で陰茎に密着して装着されている。
続いて、陰茎1のサイズに応じて、第一リング紐16及び第二リング紐17を適宜締め付ける。締め付けの強さは適宜調整すれば良い。このように、リング紐16,17により陰茎1を締め付けた状態で、筒長調整紐18を用いて、根元側を先端側に移動させるように布筒11の筒長を縮める。
具体的には、布筒11の側縁部12を掴んで、布筒11の根元側を筒長調整紐18に対して先端側へスライドさせる。これにより、布筒11の下端部に設置された第二リング紐17は、布筒11の下端部と一緒に陰茎先端に向けて移動し、布筒11は、皺状に折り畳まれながら縮む。
高伸縮性で陰茎の表面を締め付けている第二リング紐17は、陰茎包皮に対して滑ることがなく、密着している包皮部分と一体となって陰茎1の先端側に移動する。また、包皮は、陰茎の内部本体(海綿体)に対して容易に前後に移動可能である。このため、この第二リング紐17の移動に伴って、元々その場所にあった陰茎包皮が第二リング紐17と第一リング紐16との間に寄せ集められることになる。
最終的には、図4に示すように、第一リング紐16から10mm程度離れた位置まで第二リング紐17を移動させることで、陰茎1の余剰包皮の大部分を第一リング紐16と第二リング紐17との間に寄せ集めることができる。寄せ集められた包皮は、幾重にも折れ曲がった布筒11によってカバーされ、外からは見えない状態となる。
この最終的な装着状態では、布筒11と筒長調整紐18との間の摩擦により、縮められた布筒11は伸びることなく縮んだ状態で維持され、陰茎1の余剰包皮を寄せ集めた状態をそのまま安定して維持することができる。
次に、包皮収納器具10を外す際には、装着状態から第一リング紐16及び第二リング紐17を弛めたうえで、布筒11の側縁部12を掴んで径を拡げながら陰茎1から包皮収納器具10を取り外せば良い。
なお、上記装着手順では、余剰包皮を亀頭3の雁首近傍に寄せ集める場合について説明したが、陰茎の根元側など、適宜他の場所に寄せ集めることも可能である。陰茎の根元部分に集める場合には、仮装着において、布筒11の下端側が陰茎1の根元に位置するように装着し、布筒11の上端側(第一リング紐16)を陰茎1の根元側(第二リング紐17)に向けて移動させれば良い。
また、最終的な装着状態における第一リング紐16と第二リング紐17との間隔は、寄せ集めた余剰包皮の量によって適宜変更可能であるが、最終的な装着状態において、第一リング紐16と第二リング紐17との間隔が7mm以上であって20mm以下となるように布筒11の筒長を調整するのが望ましい。
第一リング紐16と第二リング紐17との間隔が7mmよりも短いと、余剰包皮が収納する空間が狭すぎて、安定した収納ができなくなり、逆に20mmよりも長いと、包皮の寄せ集めが不十分となってしまう。
以上、詳細に説明した本実施形態によれば、包茎の人や包皮のたるみの大きい人にとって、余剰包皮を一箇所に寄せ集めた状態を安定して維持することができるので、様々なメリットが生じる。例えば、包茎のために亀頭3が包皮により覆われたり、雁首辺りに余剰包皮が集まったりすると、衛生上の問題が発生するが、他の場所に余剰包皮を寄せ集め、亀頭3を完全に露出させておくことで、このような問題を解決できる。
また、包皮がたるんだ状態でコンドームを装着しても、コンドームがすぐにはずれてしまうといった問題も発生するが、本実施形態に係る包皮収納器具10によれば、このような問題も解決できる。なお、コンドーム装着の際には、陰茎1の根元側に余剰包皮を集めるようにするのが望ましい。
また、包皮収納器具10により余剰包皮を所定の場所に寄せ集めて収納しておくことで、包皮収納器具10を仮性包茎の場合の包茎矯正器具として利用することもできる。
(第二実施形態)
続いて、本発明の第二実施形態について詳細に説明する。図5は、第二実施形態に係る包皮収納器具の正面図である。図6は、第二実施形態に係る包皮収納器具の平面図である。図7は、第二実施形態に係る包皮収納器具の斜視図である。図8は、第二実施形態に係る包皮収納器具を装着した状態を示す図である。
第二実施形態に係る包皮収納器具20は、第一実施形態に係る包皮収納器具10と比べて、筒長を調整するための筒長調整部材を備えておらず、筒長がほぼ固定である点で大きく異なる。包皮収納器具20は、円筒形状の布筒21と、布筒21の先端側(図5において上端側)に設置される第一リング紐26と、布筒21の根元側(図5において下端側)に設置される第二リング紐27と、を備えている。
布筒21は、伸縮性の高いストッキング素材から形成された筒長25mm程度、直径30mm程度の円筒形状の部材であり、筒の上端及び下端は開放されている。布筒21の上端から5mm程度離れた位置には、第一リング紐26を側周面に沿って周回設置させるための第一リング紐挿通部23aが形成されている。
具体的には、第一リング紐挿通部23aとして、布筒21の所定の場所から側周面沿いに略一周に渡って延在する、布で囲われたリング紐通路が形成されている。第一リング紐26の一端がこのリング紐通路の一端から露出し、他端がこのリング紐通路の他端から露出しており、第一リング紐26の一端又は他端を引っ張って締め付けることで、第一リング紐挿通部23aにおいて布筒21の筒径を絞り、陰茎を締め付けることができる。
布筒21の下端から5mm程度離れた位置には、同じく第二リング紐27を側周面に沿って周回設置させるための第二リング紐挿通部23bが形成されており、第二リング紐27の一端又は他端を引っ張って締め付けることで、第二リング紐挿通部23bの位置において布筒21の筒径を絞り、陰茎を締め付けることができる。
第一リング紐挿通部23aと第二リング紐挿通部23bとの間隔は15mm程度である。第一リング紐挿通部23aと第二リング紐挿通部23bとの間において、布筒21の側周面には、5mm×8mm程度の長方形の包皮解放穴25が一箇所形成されている。
布筒21の第一リング紐挿通部23aの上側には、先端縁部29aが形成され、布筒21の第二リング紐挿通部23bの下側には、根元縁部29bが形成されている。包皮収納器具20を陰茎に装着する際には、この縁部29を掴みながら行うことができる。
第一リング紐26及び第二リング紐27は、ストッキング素材から造られた高伸縮性のある紐である。リング紐26,27の両端部には止め結びが形成されており、リング紐26,27の両端がリング紐挿通部23内に引き込まれた状態とならず、外に露出した状態が維持されている。
第二実施形態においても、第一実施形態と同様に、布筒21及びリング紐26,27の素材が高伸縮性のストッキング素材であるため、一旦リング紐26,27の端部を引っ張って布筒21の筒径を絞ると、布筒21とリング紐26,27との摩擦により、その状態を維持することができる。
以上、包皮収納器具20の構成について説明したが、続いて、包皮収納器具20を人体に装着する手順について説明する。なお、図8では、陰茎の代わりに長尺円筒部材に模擬的に装着した状態を示している。
本実施形態の包皮収納器具20は、第一実施形態に係る包皮収納器具10のように筒長が大きく伸縮することがないので、平常時の筒長25mm程度の状態のまま、縁部29をつまんで筒径を拡げなら陰茎を布筒21内に通すことで、包皮収納器具20を陰茎に仮装着する(図8の状態)。
続いて、この仮装着の状態で第一リング紐26及び第二リング紐27を陰茎のサイズに応じて適宜弛めに締め付けたうえで、包皮解放穴25から内側の包皮を挟んで外側に引っ張ると、陰茎全体の余剰包皮が布筒21内に引き寄せられ、第一リング紐26と第二リング紐27との間に寄せ集められる。
このようにして陰茎の余剰包皮を寄せ集めた状態で、痛くない程度に第一リング紐26及び第二リング紐27を再び締め付けると装着が完了し、余剰包皮を寄せ集めた状態を維持することができる。
なお、このままの状態にしておけば、リング紐26,27が徐々に少しずつ弛んでいくが、長時間にわたって、余剰包皮を寄せ集めた状態を維持できる。一方、多少の痛みを伴っても短期間限定で弛みを完全に防止したい場合には、リング紐26,27の両端を固く結び付けるようにしても良い。
また、包皮収納器具20の陰茎への装着位置は、包皮を寄せ集めて収納するために、陰茎の亀頭よりも根元側に装着する必要があるが、適宜所望の位置に装着すれば良い。
以上、詳細に説明した本実施形態によれば、上記第一実施形態と同様の作用効果を奏し、余剰包皮を寄せ集めた状態を安定して維持できる。
(第三実施形態)
続いて、本発明の第三実施形態について詳細に説明する。図9は、第三実施形態に係る包皮収納器具の正面図である。図10は、第三実施形態に係る包皮収納器具の平面図である。図11は、第三実施形態に係る包皮収納器具の斜視図である。図12は、第三実施形態に係る包皮収納器具を装着した状態を示す図である。
第三実施形態に係る包皮収納器具30は、第二実施形態に係る包皮収納器具20と比べて、筒長が若干長く、第三のリング紐を備える点で異なるが、その他の構成はほぼ同様であるため、異なる部分を中心に説明する。
包皮収納器具30は、円筒形状の布筒31と、布筒31の先端側(図9において上端側)から根元側(図9において下端側)に向けて順に設置される第一リング紐36、第二リング紐37及び第三リング紐38と、を備えている。
布筒31は、伸縮性の高いストッキング素材から形成された筒長40mm程度、直径30mm程度の円筒形状の部材であり、筒の上端及び下端は開放されている。布筒31の上端から5mm程度離れた位置には、第一リング紐36を側周面に沿って周回設置させるための第一リング紐挿通部33aとして、布筒31の側周面に沿って略一周に渡って延在する、布で囲われたリング紐通路が形成されている。
第一リング紐挿通部33aから10mm程度下端側に離れた位置には、第二リング紐37を側周面に沿って周回設置させるための第二リング紐挿通部33bが形成されている。第二実施形態と同様に、リング紐挿通部33a,33bに通された第一リング紐36や第二リング紐37の端部を引っ張って締め付けることで、リング紐挿通部33a,33bの位置において布筒の31の筒径を絞り、陰茎を締め付けることができる。
布筒31の下端から10mm程度離れた位置には、第三リング紐38を布筒31の側周面に沿って周回設置させるための第三リング紐挿通部33cが形成されており、第三リング紐38の端部を引っ張って締め付けることで、第三リング紐挿通部33cの位置に置いて布筒31の筒径を絞り、陰茎を締め付けることができる。
なお、第三リング紐38は、陰茎の余剰包皮を直接寄せ集めるために使用されるのではなく、後述するように、包皮収納器具30を陰茎に装着した際に、包皮が収納された部分を布筒31でカバーする際の締結部材として機能する。
なお、第一リング紐36及び第二リング紐37の両端部は、布筒31の外側に露出しているのに対して、第三リング紐38の両端部は布筒31の内側に露出するように構成されている。
布筒31の側周面には、第一リング紐挿通部33aと第二リング紐挿通部33bとの間において、5mm×5mm程度の正方形の包皮解放穴35が周方向に沿って順に四箇所形成されている。
以上、包皮収納器具30の構成について説明したが、続いて、包皮収納器具30を人体に装着する手順について説明する。なお、図12では、陰茎の代わりに長尺円筒部材に模擬的に装着した状態を示しており、図12(a)は仮装着の状態、図12(c)は最終的な装着状態を示している。
装着にあたっては、第二実施形態と同様に筒長40mm程度の平常時の状態のまま、縁部39をつまみながら陰茎を布筒31に通すことで、包皮収納器具30を陰茎に仮装着する(図12(a)の状態)。
続いて、この仮装着の状態で第一リング紐36及び第二リング紐37を陰茎のサイズに応じて適宜弛めに締め付けたうえで、何れかの包皮解放穴35から内側の包皮を外側に引っ張ると、陰茎全体の余剰包皮が布筒31内に引き寄せられ、第一リング紐36と第二リング紐37との間に寄せ集められる。この状態で、痛くない程度に第一リング紐36と第二リング紐37を適宜締め付け、余剰包皮を寄せ集めた状態を維持できるようにする。
続いて、布筒31の第三リング紐38が設置されている側である下側半分を上側半分に被せるように折返し、布筒31の下側半分により布筒31の上側半分を覆うようにする(図12(b)の状態)。このように折り返した状態では、第三リング紐38の両端部が外側に露出した状態となるので、装着した布筒31がずれたりしないように、適宜第三リング紐38を締め付ければ、装着が完了する。
なお、第3実施形態においても、陰茎の亀頭よりも根元側であれば、適宜所望の位置に装着すれば良い。以上、詳細に説明した本実施形態によれば、上記第二実施形態と同様の作用効果を奏し、余剰包皮を寄せ集めた状態を安定して維持できる。
以上、本発明の第一〜第三実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、包皮収納器具のサイズや形状等は適宜変更可能であり、装着者の体型等に合わせて適宜変更すれば良い。
なお、装着時に陰茎の余剰包皮を収納する場所となる第一リング紐と第二リング紐との間隔は、第一実施形態では可変、第二実施形態では15mm程度に固定、第三実施形態では10mm程度に固定としているが、上述したように、両者の間隔が最終的な装着状態において7〜20mmとなるように構成できれば良い。
すなわち、第一実施形態のように両者の間隔が可変式の場合には、装着時に7〜20mmの間隔に設定できるような構成にするのが望ましく、第二及び第三実施形態のように両者の間隔が固定式の場合には、7〜20mmの範囲の間隔に固定するように構成するのが望ましい。
また、上記実施形態では、布筒の素材として高い伸縮性を有するストッキング素材を用いているが、これに限らず種々の布素材を用いることができる。但し、布筒に対して包皮が相対的に容易に移動できると、寄せ集めた余剰包皮がすぐに元に戻ってしまう。このため、布筒の素材としては、平常時の布筒の筒径よりも太い陰茎に密着しながら装着可能である程度に伸縮性を有する素材を用いることが望ましい。
また、上記実施形態では、リング紐の素材として高い伸縮性を有するストッキング素材を用いているが、伸縮性のない紐も含め、種々の素材を採用することができる。但し、伸縮性のある紐であれば、布筒との間の摩擦が大きくなり、リング紐による締め付け等を維持しやすくなると共に、装着時に弾性力により陰茎を締め付けることができる。
同じく、筒長調整紐の素材としても伸縮性のない紐も含めて、種々の素材を採用することができるが、伸縮性のある紐であれば、布筒との間の摩擦が大きくなり、筒長調整紐により布筒を縮めた状態を維持しやすくなる。
1 陰茎
3 亀頭
10,20,30 包皮収納器具
11,21,31 布筒
12 側縁部
13,23,33 リング紐挿通部
14 調整紐挿通部
25,35 包皮解放穴
16,26,36 第一リング紐
17,27,37 第二リング紐
38 第三リング紐
29,39 縁部
18 筒長調整紐

Claims (2)

  1. 陰茎に装着されて余剰包皮を寄せ集めるための包皮収納器具において、
    伸縮性のある布製の筒であり、装着時に陰茎に密着して装着される布筒と、
    前記布筒の側周面に周方向に周回して設置される第一リング紐と、
    前記布筒の側周面の前記第一リング紐の根元側に所定の間隔をおいた場所に、周方向に沿って周回して設置される第二リング紐と、
    前記布筒の縦方向の筒長を調整するための筒長調整部材と、
    を備え、陰茎への装着時に前記第一リング紐及び前記第二リング紐により陰茎を締め付けながら陰茎への装着時に前記布筒の筒長を縮めることで、前記第一リング紐と前記第二リング紐との間に余剰包皮を寄せ集めて収納しておくことを特徴とする包皮収納器具。
  2. 前記筒長調整部材は、前記布筒の側周面に縦方向に沿って延在して設置された筒長調整紐であり、当該筒長調整紐に沿って前記布筒の一端部をスライドさせることで、前記布筒の筒長を調整可能であることを特徴とする請求項1記載の包皮収容器具。
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