WO1997035140A1

WO1997035140A1 - Joint flexible en acier inoxydable

Info

Publication number: WO1997035140A1
Application number: PCT/JP1996/000686
Authority: WO
Inventors: Isamu Sasaki
Original assignee: Isamu Sasaki
Priority date: 1996-03-15
Filing date: 1996-03-15
Publication date: 1997-09-25

Description

明細書ステンレス製のフレキシブル継手技術分野

この発明は、水道配管などに際し、特に現場作業性に優れたステンレス製のフレキシブル継手に関するものである。背景技術

配水本管から配水小管を分岐させ、各宅地内へと水道管を引き込む場合には、配水小管からサドル分水栓や各種の継手などを介して引き込み用の分岐配管を行い、この引き込み用の分岐配管を仕切弁，水道メータなどに接統させて各蛇口へと接統させている。

しかして、近年は赤水の発生防止や耐久性などに優れるため、引き込み用の分岐配管や維手類などは、蛇腹部を設けたステンレス鐧管、すなわちフレキシブルなステンレス鐧管が多く用いられてきている。

このような部品類によつて配管を行った場合には、配管系の剛性を保ちつつ、配管系に加わる振動や地盤沈下などによる変位を吸収することが可能となるが、配管作業においては、作業現場で剛性を有するこれらの部品類を、容易かつ速やかに寸法調節や接続作業を行う必要がある。

このため、水道配管にステンレス鐧管が用いられるようになつてきた近年においては、特に作業性よく配管を行うことが可能なステンレス製のフレキシブル継手が要請されている。

この発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業現場において容易かつ速やかに寸法調節や接続作業を行うことができ、作業性のよいステンレス製のフレキシブル継手を提供することにある。発明の開示

この発明は、上記のような目的を達成するために、ステンレス製のフレキシブル継手として、請求項 1記載のように、ステンレス鋼管の中間部に蛇腹部を形成するとともに、その両端側をそれぞれ直管部として形成してなるフレキシブル継手本体と、サドル分水栓など給水側に接続されるフレキシブル継手本体の一方側の直管部であって、直管部端面に当接されるとともに、直管部の外周面に取付けられるスリ一ブに止め線を介して遊嵌自在に取付けられる袋ナットと、分水管などのステンレス鐧管に接統されるフレキシブル継手本体の他方側の直管部であって、直管部の外周に取付けられるとともに、直管部に形成される環状の膨出部が 0リングを介して環状溝に圧入されて抜け止め防止が図られるスリーブと、上記スリーブの開放端と突き合わされる一方端が、突き合わされるスリーブの開放端と溶接されて、スリーブより一体的に延設される所定長さのステンレス鋼管と、を具備することを特徴とする _β

また、請求項 2記載のように、ステンレス鐧管の中間部に蛇腹都を形成するとともに、その両端側をそれぞれ直管部として形成してなるフレキシブル楗手本体と、サドル分水栓など給水側に接統されるフレキシブル継手本体の一方側の直管部であって、直管都端面に当接されるとともに、直管都の外周面に取付けられるスリーブに止め線を介して遊嵌自在に取付けられる袋ナツトと、分水管などのステンレス鐧管に接続されるフレキシブル継手本体の他方側の直管部であって、直管部の外周に取付けられるとともに、直管都に形成される環状の膨出部が 0リングを介して環状溝に圧入されて抜け止め防止が図られるスリ一ブと、上記スリーブの開放端側の外周に設けられ、分水管などのステンレス鐧管との接統を図る連結金具と螺合されるネジ部と、を具備することを特徴とする _β 図面の簡単な説明

第 1図は、この発明に係る第 1の実施例を示す断面図、第 2図は、第 2の実施例を示す断面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第 1図において、フレキシブル継手本体 1を形成すべく、ステンレス鋼管 2 の中央部分に蛇腹部 3を形成し、その両端部分に所定長さの直管部 4 , 5を形成する。蛇腹部 3の外周面は、金厲編形ブレード 6により覆われている。直管部 4は、図示しないが、サドル分水栓など給水側（図中 A側）に接統されるフレキシブル継手本体 1の一方側の直管部であり、この直管部 4の端面はフレア加工されている。

また、この直管部 4の外周面には、フレア加工された直管部 4の端面に当接するようにしてスリーブ 7が取付けらている。このスリーブ 7は、その外周面に環状溝 7 aが形成されるとともに、その開放端側（図中 A側）に止め線 8が配置され、この止め線 8が袋ナツト 9の内周面に設けられた S状溝 9 aに嵌合されることにより、スリーブ 7に対して袋ナット 9が遊嵌自在に取付けられることとなる。

さらに、この袋ナント 9はその内周面にネジ部 9 bが形成されており、これにより袋ナツト 9をサドル分水栓などに螺着自在とする。

一方、直管部 5 (図中 B側）は、分水管などのステンレス鐧管 1 0に接統されるフレキシブル継手本体 1の他方側の直管部であり、この直管部 5の外周にはスリーブ 1 1が取付けられている。

スリーブ 1 1は、その外周面に環状溝 1 1 aが形成されるとともに、その開放端側（図中 B倒）の内周面に環状溝 1 1 bが形成されており、直管部 5に形成された環状の膨出部 5 aが 0リング 1 2を介して内周面に設けられた環状溝 1 l b内に圧入され、直せ部 5とスリーブ 1 1との水密性を確保しつつ両者を —体的に取付ける。

スリーブ 1 1の開放端と突き合わされる分水管などのステンレス鐧管 1 0の端部は、開放端と溶接 1 3されて一体化され、スリーブ 1 1より延設される所定長さのステンレス鋼管とされる。

なお、ブレード 6の端部は、一方はスリーブ 7の環状溝 7 a内に挿入され、この環状溝 7 a内でプレスリング 1 4によりかしめられ、他方はスリーブ 1 1 aの環状溝 1 1 a内に挿入され、この環状溝 1 1 a内でプレスリング 1 5によりかしめられている。

この実施例におけるフレキシブル継手によれば、ステンレス鐧管 1 0の一端側にステンレス製のフレキシブル継手本体 1が設けられているので、フレキシブル継手本体 1の開放端側をサドル分水栓などに連結させて配管系を容易に構成することができる。

次に、第 2図に示したものは第 2の実施例を示すもので、直管部 4側は上記した第 1の実施例と同様に形成されているが、直管部 5側の構成において異なる構成とされている，

すなわち、直管部 5の外周面に取付けられているスリーブ 1 1の開放端側は、第 1の実施例の場合よりも長く形成されており、この開放端側の外周面にはネジ部 2 0が形成されている。

しかして、このネジ部 2 0は、図示は省略をするが、分水管などのステンレス鐧管との接統を図る連結金具と蜞合される。

この実施例におけるフレキシブル継手によれば、フレキシブル継手本体 1 の両端側が他部品との蟪合連結用端として形成されているので、一方の端部には仕切弁，他方の端部にはサドル分水栓など、それぞれの端部に必要な部品類を適宜連結させて配管系を容易に構成することができる。

上記したフレキシブル継手は、予め工場内で組み立てされるのであるが、配管用の現場では、袋ナツト 9をサドル分水栓などに螺合させ、ステンレス鋼管 1 0は必要に応じて寸法切断した後に、またはスリーブ 1 1のネジ部 2 0を介して、伸縮可とう式継手などのメカニカル継手に接統できるので、現場作業を容易にし、施工性の向上を図ることができる。産業上の利用可能性

以上説明したように、この発明によれば、ステンレス製のフレキシブル継手の一端にステンレス鋼管を一体的に連結するか、外周面にネジ部を形成したスリーブを取付けるかしてあるので、配管組立て時に溶接工程を行わず、熱応力による腐食の懸念がないフレキシブル継手が提供できる。

また、フレキシブル継手には、伸縮可能とう式継手などのメカニカル継手を直接接統することができ、現場作業性の向上を図ることができる。

Claims

請求の範囲

1. ステンレス鐧管の中間部に蛇腹部を形成するとともに、その两端側をそれぞれ直管部として形成してなるフレキシブル継手本体と、

サドル分水栓など給水側に接続されるフレキシブル継手本体の一方側の直管部であって、直管部端面に当接されるとともに、直管部の外周面に取付けられるスリ一ブに止め線を介して遊嵌自在に取付けられる袋ナットと、

分水管などのステンレス鐧管に接続されるフレキシブル継手本体の他方側の直管部であって、直管部の外周に取付けられるとともに、直管部に形成される環状の膨出部が 0リングを介して環状溝に圧入されて抜け止め防止が図られるスリーブと、

上記スリーブの開放端と突き合わされる一方端が、突き合わされるスリーブの開放端と溶接されて、スリーブより一体的に延設される所定長さのステンレス鐧管と、

を具備することを特徴とするステンレス製のフレキシブル継手。

2. ステンレス鐧管の中間部に蛇腹部を形成するとともに、その両端側をそれぞれ直管部として形成してなるフレキシブル継手本体と、

サドル分水栓など袷水側に接統されるフレキシブル継手本体の一方側の直管部であって、直管部端面に当接されるとともに、直管部の外周面に取付けられるスリーブに止め線を介して遊嵌自在に取付けられる袋ナットと、

分水管などのステンレス鑭管に接統されるフレキシブル継手本体の他方側の直管部であって、直管部の外周に取付けられるとともに、直管部に形成される環状の膨出部が◦リングを介して環状溝に圧入されて抜け止め防止が図られるスリーブと、

上記スリーブの開放端側の外周に設けられ、分水管などのステンレス鐧管との接統を図る連結金具と蜞合されるネジ部と、を具備することを特徴とするステンレス製のフレキシブル継手 <