WO1997025210A1 - Alimentation en encre d'une presse d'imprimerie et racleur d'encre - Google Patents

Description

明 細 書

印刷機のィンキ供給装置及びィンキ搔き取り装置 技術分野

本発明は、 回転面に高粘度流体を供給する装置、 特にオフセッ ト輪転機 への使用が好適なィンキ供給装置及びィンキ搔き取り装置に関する。 背景技術

回転している回転面に高粘度の流体を供給する装置として、 印刷を行う 版にィンキを供給するィンキ供給装置がある。

図 2 4は、 従来使用されているキーレスィ ンキ供給装置を使用して印刷を 行うようにした、 オフセッ ト輪転印刷機の 1色分の例を示す正面構成図で ある。

図 2 4に示すように、 印刷を行う機械本体とは別途に、 単独に速度制御 できるモータにより、 機械本体速度より遅く して、 インキが付着できる速 度で回動しているィンキ元ローラ 1の外阆面に、 このィンキ元ローラ 1の 軸方向 （幅方向） と同方向に配置されたィ ンキ供給ブレード 1 2部から、 一定膜厚のィンキを供給するようにしている。

また、 このィンキ供給ブレード 1 2とィ ンキ元ローラ 1の表面とのすき まは、 一度設定した状態で印刷が行われるようにしている。

また、 このような高粘度用キーレスインキ供給装置に、 従来から使用さ れているィ ンキ供給ブレード 1 2は、 ィンキ元ローラ 1の幅方向に分割さ れたものがなく、 ィンキ元ローラ 1の幅方向にィ ンキの色を変えることが できないものであった。

このため、 イ ンキ元ローラ 1の幅方向へ、 複数のィンキタンク 2を設け、 幅方向に分割したィンキ元ローラ 1により、 幅方向毎に均一のィンキを供 給できるようにしたィンキ供給ブレード 1 2が提案されている。

図 2 4において、 インキが供給されたインキ元 α—ラ 1は、 機械本体速 度で躯動されているィンキ受渡ローラ 3との間で押し付けられ、 そのニッ プ部でスリ ップしながらスリ ップメタリングを行い、 イ ンキ受渡ローラ 3 にィ ンキを受け渡す。

さらに、 ィンキはィンキ受渡ローラ 3から複数のローラで構成される口 —ラ群 4へ供給され、 このローラ群 4中の、 イ ンキ着けローラ 5を経て、 版胴 4 5の外周面に接着された版 6へ供給される。

また、 オフセッ ト印刷の場合、 版 6には、 前述したインキが供給されるほ 力、、 湿し装置 2 9から湿し水も供給される。

このように、 イ ンキ元ローラ 1、 イ ンキ受渡ローラ 3、 ローラ群 4を経 由して、 版 6に供袷されるィンキは、 幅方向に一定のィンキ膜厚にして供 給され、 版 6からブランケッ ト胴 4 6を経由して、 対向して設けたブラン ケッ ト胴 4 6との間を走行する紙に印刷される。

この為、 印刷されない部分、 すなわち、 イ ンキ着けローラ 5から版 6にィ ンキが供給されない部分は、 一定のィンキ膜厚にしてィンキが供給される にも拘わらず、 インキが消費されないため、 この部分に相当するイ ンキ群 4等の外周面上のィンキ膜厚が厚くなる。

このため、 ローラ群 4の中に設けたドクタローラ 7に、 搔き取り ドクタ

8を当接させ、 この搔き取り ドクタ 8により、 ローラ群 5の膜厚の大きく なった部分のィ ンキを搔き取り、 ローラ群 4幅方向全体にィンキを一様に 消費させ、 イ ンキをローラ群 4の幅方向で均一に供給しても、 消費とのバ ランスが取れ、 幅方向に印刷による局部的な消費量の差が生じても、 均一 なイ ンキ膜厚になるようにしている。 この様な、 幅方向に細分化されたィンキ量調節機構を設けず、 ィンキ供 給を行うキーレスインキングにおいては、 できるだけ高粘度のィンキが使 えるようにすること力、 高品質の印刷物を得るための大きな課題となって いる。

従来、 この課題を解決し、 高品質の印刷を実現する為の装置が、 本出願人 により、 実願平 2— 8 1 4 7号 「キーレスィンキング装置のィンキ受タン ク」 で提案されている。

この装置は、 図 2 4の下部に図示するように、 インキタンク 2の底部に、 らせん状に加工した扳を取付けた軸 （以下、 羽根車 9と称する） を設け、 この羽根車 9により、 イ ンキタンク 2底部に配置したインキポンプ 1 0の ィンキの吸込管 4 4が開口する部分に、 ィンキを移動させる様にしている。 なお、 イ ンキには、 湿し装置 2 9から版 6に供給した水が、 ローラ群 4 等の表面を伝わる力、、 又はィ ンキの中に混入した状態でかき落とされて、 イ ンキタンク 2に入ってくる力く、 このため、 この羽根車 9は、 このイ ンキ の中に混入した水をイ ンキタンク 2内で攪拌して、 インキと混合する働き を、 併せて行うようにしている。

この、 インキタンク 2内で駆動される羽根車 9に対しては、 図 2 5に示す ように、 単独に駆動モータ 5 0が設けられており、 この駆動モータ 5 0は ィンキタンク 2と平行に配置するようにしている。

図 2 4において、 イ ンキポンプ 1 0は、 単独モータ 4 9により躯動され るとともに、 インキタンク 2と平行に別置されているため、 インキ吸込管 4 4でイ ンキタンク 2底部からイ ンキを吸い込み、 イ ンキ供給管 1 1から 吐出し、 イ ンキ供給ブレードに供給する。

このイ ンキの移送を行うイ ンキ吸込管 4 4およびイ ンキ供給管 1 1は、 共 に長い配管となっている。 また、 このようにされたィンキ供給装置を設けたオフセッ ト輪転印刷機 でカラー印刷を行う場合、 ブランケッ ト胴 46の幅方向に配置され、 走行 して印刷される紙面の頁毎に、 ィンキの色を変えることがある。

この為、 ィ ンキ供給装置は幅方向に分割され、 個々の頁を印刷するブラン ケッ ト胴 46の幅方向毎に、 色を換えたィンキを供給できるようにする試 みも現在行われている。

さらに、 凸版印刷に使用されるィンキ供給装置のィンキポンプ方式の場 合は、 米国特許 2, 7 3 1, 9 14号 「 I NK I NG MECH AN 1 S M FOR P R I NT I NG M A C H I N E S」 や、 米国特許 3 , 3 66, 05 1号 「 I NK I NG MEGHAN I SM FOR PR I M T I NG MA CH I NES」 で提案されているように、 機械躯動や、 モ ータによる駆動によって、 各ページ毎のィンキ供給装置を驱動するように したものもある。

また、 図 26は、 図 24に全体構成が示されたキ一レスインキ供給シス テムを使用したオフセッ ト輪耘印刷機に装備されるイ ンキ供給装置の従来 の 1例である。

図 24及び図 26において、 かかる輪転印刷機は、 図示省略の速度制御 モータによって機械本体速度よりもやや低速で画転躯動されているイ ンキ 元ローラ 1に対してィ ンキ 2 aを供給し、 ィ ンキ供給ブレード 1 2部先端 の隙間を介して所定膜厚に調整した後、 機械本体速度で駆動されているィ ンキ受渡ローラ 3との間に形成されたニップ部から下流側のィンキ受渡口 ーラ 3、 イ ンキローラ群 4ヘイ ンキを供給し、 更にィンキ着ローラ 5を経 て版 6ヘイ ンキを供給する。

オフセッ ト印刷の場合、 一般に版 6に対して湿し装置 29から湿し水も 供給するようになっている。 イ ンキ 2 aは幅方向へ一定の量を転移された 後、 版胴 4 5に捲着されている版 6から更にブランケッ ト胴 4 6を介して 転接走行する紙へと供給され、 紙に印刷が施される。 このため、 印刷され ない部分はィンキ 2 aが消費されずィンキ膜厚は薄くならない。

上記ィンキローラ群の途上にはドクタローラ 7が配設され、 同ドクタ口 ーラ 7に当接された搔き取り ドクタ 8によりインキ 2 aを搔き取り、 これ によって、 幅方向全域でイ ンキ 2 aを消費せしめ、 イ ンキ 2 aを幅方向で 均一に供給しても消費とのバランスが取れるようになつている。

このように幅方向にて細分化されたイ ンキ量調節機構を備えないキーレ スイ ンキングにおいてもできる限り高粘度のィ ンキ 2 aが使用できるよう にすることが高品質の印刷物を得るための要件となる。

前記ィンキ供給装置 1 0 0においては、 ィ ンキタンク 2の底部に、 軸 3 1の外周に累線状に板が取り付けられてなる羽根車 9を備え、 この羽根車 9によってイ ンキ 2 aを攪拌すると共に、 ィ ンキポンプ 1 0の吸入口への イ ンキ 2 aの移動を助勢するようにしている。 ィ ンキタンク 1 0内に設け られた前記羽根車 9は駆動モータ （図示せず） により回転せしめられるよ うになつている。

かかる従来のィンキ供給装置において、 インキ 2 aはィンキボンブ 1 0 からィンキ供給管 1 1を介してィンキ供給ノズル 5 1 1へ給送され、 ィン キ元ローラ 1の回転移送によってィ ンキ供給ブレード 1 2部へ供給される。 然るに、 カラー印刷を行う場合等においては、 幅方向で頁毎にイ ンキ 2 aの色を変える必要があり、 このための手段として、 上記インキ供給装置 1 0 0は幅方向にて複数組 （例えば 2〜4組） に分割し、 個々の頁毎に異 つた色のィンキ 2が供給できるように構成されている。

尚、 上記ィンキ供給ブレード 1 2とィンキ元ローラ 1表面との隙間は一 度設定したままの状態で印刷を行う力、 高粘度用のキーレスィ ンキ供給装 置のィンキ供給ブレード 1 2は、 従来、 頁毎に分割されたものが提供され ておらず、 ィンキ元ローラ 1の蚰方向全域に亘つて一体的に形成されてい た。

図 2 6において、 イ ンキ 2 aはィ ンキタンク 2からィ ンキポンプ 1 0に よって送り出された後、 管継手 3 3 3を介してインキ供給管 1 1へ袷送さ れ、 インキ供給ノズル 5 1 1からインキ元ローラ 1表面へ噴射供給される。 このイ ンキ 2 aは、 その後図 2 6の矢印方向へ回転移送され所定隙間を持 つて設定されたイ ンキ供給ブレード 1 2にて一定の膜厚に調整され、 更に ィンキ受渡ローラ 3へ二ップ伝達される。

また、 転移後の残ィンキはィ ンキ元ローラ 1表面に付着した状態で更に 回転移送され、 イ ンキ供給ノズル 5 1 1直下都に取り付けられたスクレー バ 3 3 4にて搔き取られる。 同スクレーバ 3 3 4及び上記ィンキ供給ブレ ード 1 2にて搔き取られた余剰ィンキは下方に落下し、 ィンキタンク 2内 に回収される。

かかるィ ンキ供給装置 1 0 0は、 ィ ンキ供給ノズル 5 1 1及び支持体 1

5 1に固着されたィンキ供給ブレード 1 2の双方を装置フレームに固定し て構成され、 ィ ンキ 2 aの色交換、 或いはメンテナンス時におけるィ ンキ 供給ブレード 1 2の'清掃は、 支点軸 3 2 9を中心に支持体 1 5 1及びブレ ード 1 2を図 2 6中一点鎮線の状態に揺動せしめて行うようになっている。 次にインキ 2 aの色替えに当っては、 先ずインキ供給管 1 1の途上に設 けられた管継手 3 3 3を切り離して次オーダーのィンキタンク 2と差替え た後、 上記管継手 3 3 3を連結し、 更に本体側に装備された I区動源力 'ノブ リ ング 1 3 とイ ンキポンプ 1 0側の被区動力ップリ ング 1 4 とを連結する。 そして、 ィ ンキポンプ 1 0を駆動して新ィ ンキを袷送し、 旧ィ ンキを押し 出すことによってイ ンキ 2 aを置換する。 汚濁された混合イ ンキ及び洗浄 液は図示しない別の回収タンクに回収し、 所定の時間後、 つまり新ィ ンキ への交換が完了した後、 次の印刷を開始する。

また、 図 2 7〜図 2 8にはオフセッ ト輪転印刷機のィンキ搔き取り ドク タ部の概略構造が示されている。 図 2 7〜図 2 8において、 3はインキ受 渡ローラ、 7はドクタローラ、 8は同ドクタローラ 7の外周に当接される 搔き取り ドクタ、 2 1 8は同搔き取り ドクタ 8を支持する搔き取り ドクタ 支持装置である。

図 2 4〜図 2 8において、 前記オフセッ ト輪転印刷機は、 図示省略の速 度制御モータによつて機械本体速度よりもやや低速で回転駆動されている イ ンキ元ローラ 1に対してイ ンキ 2 aを噴射供給し、 イ ンキ供給ブレード 1 2部先端の隙間を介して所定膜厚に調整された後、 同ィンキ供給ブレー ド 1 2と機械本体速度で躯動されているィンキ受渡ローラ 3との間に形成 されたニップ部から下流側のィンキ受渡ローラ 3、 受け取り用のィンキロ ーラ群 4へ供給し、 更にィンキ着ローラ 5を経て版 6ヘインキを供給する。 尚、 前記ィ ンキ元ローラ 1上の耘移後の残ィ ンキは、 ィ ンキ元ローラ 1 の 表面に付着した状態で更に回転移送され、 インキ供給ノズル 5 1 1の直下 部に取り付けられたスクレーパ 3 3 4により搔き取られる。 前記スクレー バ 3 3 4及びィ ンキ供給ブレード 1 2にて搔き取られた余剰ィ ンキは下方 へと落下しィンキタンク 7 2内に回収される。

オフセッ ト印刷機においては、 通常、 版 6に対して湿し装置 2 9から湿 し水が供給されている。 イ ンキ 2 aは印刷機の幅方向において一定の量を 供給された後、 版胴 4 5に捲着された版 6から更にブランケッ ト胴 4 6を 介して転接走行する紙へ印刷が施される。 このため印刷されな 、部分はィ ンキ 2 aが消費されずィ ンキ膜厚は? 1くならない。

前記のようなイ ンキ 2 aの不均一な膜厚を安定化する方法として、 イ ン キロ一ラ群の途上に配設されたドクタローラ 7に当接される搔き取り ドク タ 8によりィンキ 2 aを搔き取り、 幅方向全域でィンキを回収せしめ、 ィ ンキを幅方向で均一に供給しても消費とのバランスが取れるようにする方 法が提案されている。

然るに、 幅方向で色を変えたカラー印刷を行う場合においては、 イ ンキ 供給装置 1 0 0は、 ローラの幅方向にて複数組 （例えば 2 〜 4組） に分割 し、 個々の買毎に異つた色のィンキ 2 aが供給できるように構成されてい る。 尚、 ィンキ供給ブレード 1 2とィ ンキ元ローラ 1表面との隙間は、 一 度設定した状態で印刷を行う。

一方、 図 2 7〜図 2 8に示されるように、 前記搔き取り ドクタ 8は、 ド クタローラ 7の軸方向全域に亘つて 1枚にて一休的に形成されたものであ るので、 紙の横幅方向へ並行印刷する各頁のィンキ色が同一の場合におい ては充分に機能するカ^ その構造上、 ローラの幅方向で頁毎にインキ 2 a の色を変えて印别する場合には、 隣り合う異色のィンキが互いに混合し、 汚濁状態で回収されることとなる。

しかしながら、 図 2 4及び図 2 5 , 図 2 6に示されるイ ンキ供給装置、 並びに、 図 2 7及び図 2 8に示されるィンキ搔き取り装置には次のような 解決すべき課題がある。

〔 1〕 図 2 4及び図 2 5に示される従来のィ ンキ供給装置について 図 2 4〜図 2 5に示す従来のイ ンキ供給装置では、 イ ンキタンク 2に設 ける羽根車 9とィ ンキポンプ 1 0のモータ蚰力く、 イ ンキタンク 2 と平行に 別置きされており、 ィ ンキタンク 2とィンキポンプ 1 0とは離れたものと なっており、 ィ ンキボンプ 1 0ヘイ ンキタンク 2からィ ンキを吸引するィ ンキ吸込管 4 4、 およびィンキポンプ 1 0からィ ンキ供給ブレード i 2 へ ィンキを供給するィンキ供給管 1 1が長くなり、 配置上の制約から構造も 複雑なものになっている。

従って、 配管抵抗が大きくなり、 特に、 高粘度流体であるイ ンキを吸引す る必要のあるィ ンキ吸込管 4 4が長くなることは、 吸込み不良等の問題を 起し易い不具合があった。 また、 イ ンキタンク 2内でイ ンキをイ ンキ吸込管 4 4の開口部に移動させ る、 羽根車 9の躯動装置も必要となり、 これと前述したイ ンキポンプ 1 0 のそれぞれを駆動する駆動モータ 4 9 , 5 0 (図 2 5参照） がそれぞれ必 要になる。

さらに、 このような印刷機でカラ一印刷を行う場合には、 前述したように ブランケッ ト胴 4 6の幅方向の印剐される頁毎に、 インキの色を変える必 要がある場合があるが、 前述したように、 インキ供給ブレード 1 2が幅方 向に分割されていないため、 これができないという不具合がある。

また、 現在提案されているイ ンキ供袷ブレード 1 2をはじめとする、 ィ ンキ供給装置を幅方向に分割し、 幅方向の頁毎にィンキの色を変える場合 には、 イ ンキタンク 2をはじめとするイ ンキ供給装置を交換する必要があ る。

しかし、 上述の通り、 インキ吸込管 4 4、 インキ供給管 1 1が長くなり、 2台の駆動モータ 4 9 , 5 0を設けているため、 機械本体からイ ンキ供給 装置を取外すときの重量が大きくなり、 また電気配線の処置が必要で、 ィ ンキ供給装置の機械本体への着脱が困難で、 取外し、 取付け時間が長くな るという不具合もあった。

( 2〕 図 2 6に示す従来のィ ンキ供給装置について

図 2 6に示す従来のィ ンキ供給装置にあつては、 前記のよ nな手順によ り、 ィンキの色替えを行うため、 汚濁、 希釈のない新ィ ンキへの交換に際 して、 多大な時間を必要とするのみならず、 交換初期に汚濁ィ ンキとして 廃棄するィ ンキの量も相当な量に達する。 またかかるィンキ供給装置にお いては、 駆動源力ップリング 1 3と被駆動力ッフ 'リ ング 1 4とは所定の嚙 み合い位置に対応せしめた後連結するようになっていることから、 ィ ンキ 交換時に初期設定を失念した場合には、 力ップリングの連結が不可能とな るという不具合が生ずる。

また、 ィ ンキ元ローラ 1の軸方向全域に亘つて一体的に形成されたィン キ供給ブレード 1 2を備えているので、 隣り合う幅方向横位置のィ ンキが 互レ、に混合し易く、 これによつて印刷品質が著しく低下せしめられるとい う不具合の発生もあった。 加えてインキ供袷ブレード 1 2の長手方向にお ける隙間の調整が困難であり、 また、 イ ンキ供給時の液圧及び搔き取り時 の圧力 （反力） によってイ ンキ供給ブレード 1 2先端の隙間がローラの長 手方向において変動し、 ィンキ元ローラ 1の蚰方向全域に亘つて均一な膜 厚としてィ ンキを供給することが困難となり、 印刷面の濃淡が発生すると いう問題点を抱えている。

さらに、 ィンキ供給装置 1 0 0の着脱時において、 ィ ンキ供給ノズル 5

1 1ゃィ ンキ供給ブレード 1 2部及び管継手 3 3 3等からィ ンキ 2 aが落 下飛散し、 装置の周辺を汚染するという問題点もあり、 又、 管継手 3 3 3 の着脱に相当の時間を要するとともに、 前記インキ供給ノズル 5 1 1ゃィ ンキ供給ブレード 1 2等における残存ィンキの除去に際して作業性が悪く 時間がかかるという問題点もある。

〔 3〕 図 2 7及び図 2 8に示す従来のィンキ搔き取り装置について オフセッ ト印刷機においては、 1組のブランケッ ト胴にて紙横幅方向へ 複数頁、 例えば 4頁の印刷を並行して行い、 しかもそのイ ンキ色を互いに 変えて印刷を行う場合がある。 従来のものにおいては、 印刷に供した後図 2 7〜図 2 8に示されるように、 ィ ンキローラ群の表面に余剰的に残留す るィンキ 2 aの搔き取り手段としてィンキローラの軸方向 （幅方向） 全域 に亘つて 1枚の搔き取り ドクタ 8をドクタローラ 7に当接させてィンキ 2 aを搔き取り回収する方法が採用されていた。 このため、 かかる従来技術 においては、 隣り合うィ ンキが互いに他の色の刷版側に混入してこれを汚 濁することによって、 印刷の美的品質を著しく低下させるという不具合が 発生していた。

また、 前記のような汚濁に至らないようにするため、 搔き取ったイ ンキ を溜めるようにする手段も提案されているが、 かかる手段の場合は、 運転 中搔き取ったイ ンキが蓄積されるため、 イ ンキタンクを大きくするか、 あ るいは頻繁にィ ンキを交換又は廃却する必要があった。 発明の開示

本発明は前記のような技術的背景に鑑みてなされたもので、 その第 1の 目的は、 上述した従来のインキタンクュニッ トゃ、 インキ供給ブレードュ ニッ トの不具合を解消するため、 高粘度のィ ンキを使用でき、 また、 ィ ン キタンクュニッ トを軽量にし、 その着脱を容易にでき、 さらに、 頁毎 '分刀' 割されたィ ンキ供給ブレードにできて、 高品質の印刷ができるィ ンキ供給 装置を提供することである。

また、 第 2の目的は、 イ ンキ交換作業に伴う残存イ ンキの処理、 清掃及 びイ ンキ供給装置の取付け、 取外し作業を容易化し、 かつ周囲の汚染の防 止を可能とした印刷機のイ ンキ供給装置を提供することである。

さらに、 第 3の目的は、 紙の幅方向において複数色の印刷を行う印刷機 において、 異色ィンキの混合によるィンキの汚濁を防止して印刷物 O品質 を向上するとともに、 ィ ンキ交換作業の効率化がなされた印刷機のィ ンキ 供給装置を提供することである。 本発明は前記の目的を達成するため、 次のように構成されたことを特徴 とする。

〔 1 〕 第 1の発明は、 次の （ 1 ) 〜 （ 6 ) の構成からなる。

( 1 ) ィ ンキ元ローラの幅方向に複数個に分割されて配置され、 ィ ンキ 元ローラに供給するィンキを貯留するとともに、 ローラ群の膜厚変動部分 のィ ンキをかき取る、 搔き取り ドクタでかき取った余剰のィンキ、 および 版に転着したィ ンキの付着を防ぐため供給され、 単独で、 若しくはィ ンキ と共に流下する湿し水を受取るィンキタンクを設ける。

( 2 ) 各ィ ンキタンクの底に各々設置され、 イ ンキタンク内のイ ンキ、 およびイ ンキから遊離した湿し水とを攪拌して混合するとともに、 イ ンキ タンクに設けられた吸込口部分に、 攪拌したィンキを移動させる羽根車を 設ける。

( 3 ) 羽根車の駆動時と連結されて、 各ィ ンキタンクの吸込口部分に集 められたインキを、 それぞれ直接吸引して、 インキの粘度に杭して移送で きる圧力に舁圧して吐出する、 インキポンプを各イ ンキタンク毎に設ける。 なお、 イ ンキポンプの吸込口と、 イ ンキタンクに設けた吸込口が隣接する ようにィ ンキボンプをィ ンキタンクに直接取付け、 吸引口と吸込口との間 には、 ィ ンキ吸込管等を設けないようにすることが望ましい。

( 4 ) 各ィンキポンプから吐出されたィ ンキを、 ィ ンキ供給ブレードの 近傍に設けたイ ンキ供給孔を介して、 イ ンキ元ローラ表面に移送する、 ィ ンキ供合管を各ィ ンキポンプ毎に設ける。

なお、 イ ンキ供給管は内部を通過するインキの流動抵抗を、 できるだけ小 さくするため.、 直管形状とし、 その長さも短くすることが好ましい。

( 5 ) ィ ンキ供給孔を介して、 各ィ ンキ供給管から供給されたィ ンキを、 低速で回転するイ ンキ元ローラの表面の幅方向に、 一定量にして供給する インキ供給ブレードを、 インキ元 α—ラの軸方向に分割して、 外周面に'ぬ つて配設する。 なお、 インキ供給ブレードは、 インキタンクの直上になる よう配置し、 ィ ンキ供給ブレードの下部ヘインキポンプから送られるィ ン キカ、 短いィンキ供給管で供給され、 ィンキ元ローラにィンキを付着でき るようにすること力望ましい。

( 6 ) 羽根車およびイ ンキポンプと直結されて、 モータ等の躯動源から チ ーン、 無端ベルト、 又は駆動铀等で伝達される驱動力を伝達し、 各羽 根車およびィンキポンプを躯動する力ッフ'リングを設ける。

なお、 上述したイ ンキタンク、 羽根車、 イ ンキポンプ、 イ ンキ供給管、

10 ィ ンキ供給ブレード、 および力 ッフ 'リ ングのそれぞれは、 ィ ンキ元ローラ の幅方向に複数個設けられている。

従って、 前記第 1の発明によれば、 次の作用及び効果をなす。

( 1 ) 羽根車の攪拌により、 ィンキから遊離した湿し水をィ ンキタンク 内でィンキ中へ微細混入させ、 且つ高粘度のィンキをィンキポンプ吸引口 へ移動させ易くなる。

従って、 高粘度のイ ンキを使用でき、 且つ湿し水をイ ンキに混入させるこ とにより、 ィンキ供給装置から外部への汚水の排出がなくなる。

( 2 ) イ ンキポンプ吸引口は、 タンクの吸込口に直接接し、 吐出管も単 純形状にして、 長さを短くしているので、 イ ンキ流動抵抗が小さく、 高粘 度のィンキを使用する場合でも、 吸込み不足等の不具合を生じることがな い。

特に、 ボンフ'吸込み側は、 高粘度になるに従って、 抵抗の影響 （吸込み不 足等の） 受け易いが、 吸込みのための配管が無く、 抵抗は少ないのて、 高 粘度になることによる悪影響は、 最小となる。

( 3 ) 羽根車とイ ンキポンプを直結し、 しかも、 イ ンキポンプは、 イ ン キタンクに直接取り付けているので、 配管、 駆動系の無駄が無く、 色交換 時移動させる必要のあるィンキタンクュニ ン トの軽量化が計れる。

〔 2〕 第 2の発明は、 前記第 1の発明に加えて、 イ ンキ元ローラの幅方向 に複数個設けられ、 ィンキ供給孔を介してィ ンキ供給管から供給されるィ ンキを一定量、 イ ンキ元ローラ表面に供給するイ ンキ供給ブレードと、 ィ ンキ元ローラの外周面との間に形成されるすき間を、 高品質の印刷ができ るイ ンキ量にして、 供給できるような間隔に、 自在に変更できるようにす る。

従って第 2の発明によれば、 ブランケッ ト胴を通過する幅方向の各頁を それぞれ印刷するィンキを供給する、 各ィ ンキ供給ブレード毎に、 濃度を 調節できるようになる。

これにより、 ィンキ元ローラの回転速度調節による幅方向の全体濃度調節 に加えて、 各頁毎のイ ンキ濃度を調節が可能になるので、 より高級な印刷 が可能になる。

〔 3〕 第 3の発明は、 第 1、 又は第 2の発明に加えて、 イ ンキ供給ブレー ドカ 位置決めガイ ド、 固定 ·解放装置、 およびィンキ供給孔と一体化さ れ、 イ ンキを供給するインキ元ローラの外周面に対して、 上下、 前後、 左 右方向の位置決めがなされるとともに、 固定、 解放が自在にされ、 適量の ィンキをィ ンキ元ローラに供給できる位置に、 ィ ンキ供給ブレードを正確 に配置できる、 インキ供給ブレードユニッ トに組込まれるようにする。 従って第 3の発明によれば、 ィンキ供給ブレードのィ ンキ元ローラに対 する配置が正確となり、 該当するィ ンキ元ローラへのィ ンキの供給が正確 に行われ、 高級な印刷が可能になるとともに、 色交換時のイ ンキ供給フ し 一ドの取外し、 取付け、 および位置決めが正確に、 し力、も、 容易になる。 ！ 4 J 第 4の発明は、 前記第 3の発明に加え、 ィ ンキ供給ブレードからィ ンキが供給される前に、 ィンキ元ローラ上に付着したィンキを搔き落し、 ィ ンキ元ローラ上の供給するィンキの付着性を良好にする、 リフレッシュ ドクタをィンキ供給ブレードの上流側に設ける。

また、 ィ ンキ元ローラ表面とすきまを保持して設置されているィンキ供 給ブレードと、 フレッシュ ドクタとの中間に、 ィ ンキ供給ブレードにィ ン キを供給するィンキ供給孔と、 ィンキ元ローラに供給された余剰のィンキ をィ ンキタンクに溢れさせ、 ィ ンキ元ローラ表面から除去する閒放口とを ftXける。

従って第 4の発明によれば、 ィンキ元ローラに新しく供給するィンキの 付着安定性を増し、 イ ンキ中の含水率の安定化が計れるとともに、 イ ンキ 元ローラの外周面上のインキ膜厚が定量化でき、 従って、 印刷品質の安定 化が計れ、 高品質の印刷ができる。

〔 5〕 第 5の発明は、 第 1の発明に加えて、 インキタンク内のィ ンキを、 ィンキポンプからィンキ供給ブレードュニッ 卜のィ ンキ供給孔に供袷する ィ ンキ供給管の途中に、 版に供給され、 ローラ群等の表面を伝わり、 若し くはかき落されたィ ンキとともに、 ィ ンキタンクに流れ込んだ湿し水を乳 化して、 ィ ンキとの混合を良好にする、 湿し水乳化装置を設ける。

従って第 5の発明によれば、 インキから遊離した水を微細化し、 イ ンキ と混合乳化させ、 遊離水の蓄積を防ぎ、 これにより、 イ ンキの転移不良、 若しくはイ ンキ転移変動による濃度変化にもとずく、 印刷品質の変動を防 ぎ、 高品質の印刷ができるとともに、 イ ンキ供袷装置から外部への汚水の 排出を防ぐことができる。

ί ί 第 6の発明は、 第 1の発明に加えて、 イ ンキタンク、 羽根車、 イ ン キボンフ。、 およびィンキ供袷管等が-一体化されて、 インキタンクュニ ノ ト を形成するとともに、 このィ ンキタンクュニッ トに対し、 上下、 前後、 左 右に位置決めガイ ドを設け、 前後方向に移動させて機械本体へ着脱を行う 方向の移動に対しては、 上下、 左右の位置决めガイ ドがガイ ドとなるとと もに、 装着時のス トツパと固定および解放機構を設けるようにする。 また、 イ ンキ供給管の先端を、 インキタンクユニッ トの着脱方向と平行に 設け、 イ ンキタンクユニッ トの着脱方向の移動により、 イ ンキ供給孔と嵌 脱させるとともに、 イ ンキポンプ及び羽根車も、 同様にインキタンクュニ ッ 卜の着脱方向の移動により、 カップリ ングの接続 *解放が出来る機構に する。

従って、 第 6の発明によれば、 イ ンキの色交換時、 イ ンキタンク、 羽根 車、 イ ンキボンフ'、 およびイ ンキ供給管が一体となって、 イ ンキタンクュ ニ ン トを形成し、 位置決めガイ ドにより、 上下、 前後、 左右がガイ ドされ て機械本体の所定位置に固定され、 又は一体となって解放され、 また、 ィ ンキ供給管とイ ンキ供給孔との接続、 切断がイ ンキタンクュニッ 卜の着脱 方向への移動とともになされるので、 取付け '取外し '位置决め力 きわ めて容易になる。

また、 イ ンキポンプおよび羽根車駆動用モータが、 色交換時に移動体とな る、 インキタンクュニッ トに付いていないので、 移動体の軽量化と共に、 配線の処置が必要なく、 移動が容易となる。

〔 7〕 第 7の発明は、 前記第 1又は第 6の発明に加えて、 動力伝達用の力 ッフ 'リ ソグが、 ィンキポンプおよび羽根車を設けた軸に固着された被 ξ区動 カツプリ ングと、 機械本体側に支持され、 ィ ンキタンクュニ ン トの着脱方 向の移動により、 被駆動カップリングと自動的に嵌脱するとともに、 イ ン キ元ローラの幅方向に複数設けられたィンキポンプ、 および羽根車を一斉 に駆動する、 単一のモータと歯付無端ベルト、 又はチヱーンで連結され、 モータの驱動力を全部のィ ンキポンプ、 および羽根車に同時に伝達する駆 動源力ップリングからなるものとする。

従って、 第 7の発明によれば、 ィ ンキタンクュニッ トの機械本体への着 脱とともに、 イ ンキポンプおよび羽根車の駆勛用モータとの接続、 又は離 脱が被躯勖、 駆動源力ップリ ングを介してなされるので、 イ ンキタンクュ ニッ 卜と機械本体との脱着作業が容易になるとともに、 迅速化できる。 また、 モータがイ ンキタンクに付いていないので、 イ ンキタンクの軽量化 とともに、 脱着作業に伴う配線の処置が不必要となり、 移動が容易になる。 さらに、 モータを各イ ンキボンフ。、 羽根車ごとに設ける必要がなくなり、 単一のモータですみ、 インキ供給装置の低廉化ができる。

〔 8〕 第 8の発明は、 前記第 1又は第 6の発明に加えて、 前記カップリ ン グが、 ィ ンキポンプおよび羽根車を設けた铀に固着された被駆動歯車と、 機械本体に設けられた単一のモータと、 スプロケッ トおよびチヱ一ンで連 結され、 イ ンキ元ローラの幅方向に機械本体に架設され、 モータの駆動力 を伝達する駆動軸に固着されて、 ィンキタンクュニッ トの機械本体への着 脱時の着脱方向の移動により、 被躯動歯車と自動的に嚙合して、 イ ンキ元 ローラの幅方向に複数設けられたィンキボンフ'、 および羽根車を 区動する 躯動歯車とからなるものとする。

従って第 8の発明によればモータからイ ンキボンプぉよび羽根車に伝達 できる躯動力を大きくすることができる。

また、 モータからィンキポンプおよび羽根車に躯勛カを伝達する空間、 特 に高さ方向に必要な空間を小さくできるので、 ィンキタンクの高さ制限が 厳しく、 幅広のィンキタンクを要求される場合に好都合である。

〔 9〕 第 9の発明は、 横幅方向に複数組のィ ンキ供給装置を並設してなる 印刷機において、 前記イ ンキ供給装置はこれを構成する部材のうち、 少な く ともイ ンキタンクと、 イ ンキポンプと、 イ ンキをイ ンキ元ローラの表面 に噴射するィ ンキ供給ノズルと、 同ィンキタンクとィ ンキ供給ノ ズルとを 接続するィンキ供給管と、 上記ィンキ元ローラ上のィンキを所定の膜厚に 調整するィ ンキ供給ブレード及び同ィンキ供給ブレード支持部材を舍みィ ンキ供給ブレード機構とを一体化したュニッ トとなし、 同ュニッ トを印刷 機の本体に着脱自在に構成する。

従って第 9の発明によれば、 ィンキ供給装置を構成するィンキタンク、 ィ ンキボンフ'、 ィ ンキ供給管、 ィ ンキ供袷ノズル及びィ ンキ供給ブレード 機構を一体ュニッ トとして、 印刷機本体に着脱可能としたので、 隣り合う 位置にあるインキの混合が阻止され、 また、 インキ供給部の周辺を汚染す ることなく短時間でィ ンキ供給部の取付け、 取外しができ、 色替え作業、 清掃作業が容易にできる。

また好ましく は、 ィ ンキ供給ノズル及びィ ンキ供給ブレード機構の下方 部位にィンキタンクを設置する。

このようにすれば、 余剰ィ ンキは下方のィ ンキタンクに全て回収されるの で、 より高い周囲の汚染防止効果が得られる。

〔 1 0〕 第 1 0の発明は、 前記第 9の発明に加えて、 前記ュニッ 卜から上 記ィ ンキ供給ブレード機構を切り離して別体とし、 上記ュニッ トあるいは 印刷機本体に着脱自在に構成する。

従って第 1 0の発明によれば、 残存ィンキの清掃が比較的容易なィ ンキ供 給ブレード機構を上記ュニッ トとは別体としたので、 印刷機の小型化と軽 量化が可能となるとともに清掃作業が容易化される。

〔 1〕 第 1 1の発明は、 前記第 9又は第 1 ϋの発明に加えて、 前記ィ ン キポンプに連結される被駆動カツプリ ングと、 上記印刷機本体に装備され た躯動源力ップリ ングとを、 前記ィ ンキ供給装置を所定の位置への設定と ともに自動的に連結可能に構成する。 従って第 1 1の発明によれば、 被駆動側のィンキポンプ側力ッフ 'リング を、 所定の位置に設定された印刷機本体側のカツプリングに係合する位置 まで移動せしめれば、 バネと係合爪との共働等により、 双方のカツプリ ン グは自動的に係合する。

これにより、 ィ ンキ供給装置を印刷機本体に装着するにあたって、 従来の もののように、 予め双方の力ップリングの位相を合致させておく必要が無 くなり、 イ ンキ供給装置の取付作業が能率化される。

〔 1 2〕 第 1 2の発明は、 ィ ンキローラの蚰方向に複数色のィンキが供給 される印刷機において、 この印刷機に設けられるィンキ搔き取り装置は、 ドクタローラの表面から搔き取り ドクタによって搔き取ったィンキを誘導 するィンキ誘導板力底部に設けられるとともに、 同誘導板の両側にこれと 直角方向に、 相隣るィ ンキ同士の混合を阻止する混色防止壁を固着してな る搔き取りインキセパレ一タを、 上記搔き取り ドクタを支持する搔き取り ドクタ支持装置の蚰方向に並設してなる。

そして、 好ましくは、 上記搔き取りインキセパレータは、 その下部に設け られた搔き取られたィンキの流出部がィンキタンクの上方に位置するよう に配置されてなる。

従って、 第 1 2の発明によれば、 ドクタローラの外周面に付着した余剰の ィンキは搔き取り ドクタにより取られて各搔き取りィンキセパレータへ流 れ込み、 同搔き取りィンキセパレータの両側部の混色防止壁によってィ ン キ色毎に分離される。 分離されたイ ンキは、 上記各セパレータの流出部の 下方に配置されたイ ンキ溜に回収される。 従って、 イ ンキ色の異なる印剐 頁毎にイ ンキを分離、 回収することができ、 これによりイ ンキの汚濁が回 避されるとともにイ ンキの損失が節減される。

また、 上記搔き取りィ ンキセバレータは、 軽量化のための薄板の採用が 可能となり、 しかも同セパレータのィ ンキ誘導板が複数面となっているの で、 単一面のものよりも剛性が上昇する。 さらには、 上記セパレ一タの混 色防止壁は、 イ ンキ誘導板に対して直角に接合されているので、 上記のよ うなィンキの混色防止機能に加えて、 上記セパレータの剛性の增カにも寄 与する。 従って計量で以つて充分な剛性を有し、 取扱いも容易になる。

〔 1 3〕 第 1 3の発明は前記第 1 2の発明に加えて前記搔き取りィンキセ パレータを前記搔き取り ドクタ支持装置に位置決めして固定しあるいはこ の固定状態から脱せしめるクランプ装置を備える。

従って第 1 3の発明によれば、 クランプ装置のレバー操作によって上記搔 き取りィ ンキセパレータの搔き取り ドクタ支持装置への脱着を容易に行う ことができ、 これによつて印刷色の変更が迅速に行えるとともに、 付着し たィ ンキの清掃作業が容易にできる。

本発明は、 以上のような第 1ないし第 1 3の発明からなり、 その効果を 総括すれば次の通りとなる。

〔 1〕 前記第 1〜第 8の発明によれば、

( 1 ) 高粘度ィ ンキに対応できる着脱可能な、 軽量のィンキ供給装置を 提供できる。

すなわち、 イ ンキタンクの底部に羽根車を設けているので、 高粘度のィ ンキでも、 ィンキポンプ吸込口へ容易に移動させることができる。

また、 羽根車により、 ィンキに入ってくる湿し水をィンキに混入させ、 再 度送り出すことができる為、 ィ ンキ供給装置系外に廃棄する汚水を発生さ せることがない。

さらに、 羽根車とイ ンキポンプを直結し -、 また、 イ ンキポンプをイ ンキ タンク側壁に取付けたので、 イ ンキ吸込管が不要になり、 イ ンキ元 u—ラ へのィンキ供給管も最短距離になるのて、 装置がコンパク トで軽量になり 着脱が容易となり、 ィ ンキ流動抵抗も小さくなり、 高粘度のィ ンキを採用 でき、 高品質の印刷ができる。

加えて、 ィ ンキボンプ用モータがィ ンキタンクュ二ッ ト外に設けてあるの で、 モータの重量が、 着脱の必要があるィンキタンクュニッ トの重量から 除外される上に、 配線がィ ンキタンクュニッ トに無い為、 軽量で着脱容易 となる。

( 2 ) 幅方向に設けた個々のィ ンキ供給ュニッ ト毎に、 ィンキ供給ブレ 一ドとィンキ元ローラ間のすきまを調節することにより、 幅方向の各頁に 印刷するィンキ濃度を変えることができる。

すなわち、 イ ンキ元ローラの速度調節による全幅同時濃度調節に加え、 幅 方向の各頁毎の濃度調節ができ、 キーレスイ ンキングでありながら、 きめ 細かいィ ンキ濃度調節ができるので、 高品質の印刷が可能になる。

( 3 ) ィ ンキタンク内の羽根車に加え、 ィ ンキ供給管の途中に、 湿し水 乳化装置を設けたことにより、 ィンキから遊離した水を再度ィンキ中に混 入させ、 更には微細化混入させることができる。

従って、 分離された水によるィンキ転移不良を防ぐことができるとともに、 濃度変化を押さえることができ、 高粘度のイ ンキでも印刷できるのて、 高 品質の印刷が可能になる。

また、 イ ンキ中に水を混入させるようにしたことにより、 イ ンキ装置系外 へ汚水を廃棄することがないので、 汚水処理施設等が不要となる。

( 4 ) 上下、 左右、 前後の位置決めと、 着脱の為の前後方向移動ガイ ド を設けているので、 インキタンクユニッ トも、 イ ンキ供給ブレードュニ ン トも、 容易に機械本体に着脱できる。

また、 ィ ンキタンクュ二ッ トとィンキ供給ブレ一ドュニッ トカ;はまり合う とき、 イ ンキ供給管とイ ンキ供給孔のはまり合う部分が、 イ ンキタンクュ ニッ 卜の移動方向と同一にして、 はまり合うので、 イ ンキタンクュニッ ト の着脱が更に容易になる。

( 5 ) リフレッシュドクタでィンキ元ローラ上の残ィンキをかき取った 後、 ィンキ供袷管から送られたィンキをィンキ元ローラに付着させるので、 供給するィ ンキの質が安定し、 印剃品質が安定化する。

〔 2〕 第 9〜第 1 1の発明によれば、 インキ供給装置の主要部をュニッ ト 化して印刷機本体に着脱自在としたので、 ィ ンキ供給装置の着脱に当って、 隣り合うィンキの混合が防止されるとともに、 機器周辺の汚染が防止され る。

また、 ィ ンキ供給ノズルゃィ ンキ供給ブレード部に残存するィ ンキの清掃 作業が容易となり、 色替え作業の作業能率が向上する。

加えて、 残存ィンキの清掃が比較的容易なィンキ供給ブレード機構を別 体ュニッ トとしたので、 印刷機のさらなる小型軽量化が実現できるととも に、 清掃作業が容易化され、 イ ンキ供給装置の着脱に当っての作業性が向 上する。

さらには、 モータ側、 つまり駆動源側になる本体側力ップリ ングとイ ン キポンプ側の被駆動側力ッフ'リングとを突き合わせるのみで自動的に両カ ップリングを結合できるため、 従来のもののような位相合わせによる初期 設定が不要になり、 ィ ンキ供給装置の取付け作業能率が向上する。

〔 3〕 第 1 2〜第 1 3の発明によれば、 印剐を施される紙の横幅方向にお いてィ ンキ色の異なる複数頁の印刷を施すに当って、 ィンキローラ群の軸 方向へ複数色のィ ンキを転移供給する場合であっても複数個の搔き取りィ ンキセバレー夕によっても、 各ィンキ色毎に余剰ィ ンキを分離回収するこ とができ '. 相隣る異色イ ンキが混合してイ ンキが汚濁することが防止され る。 これによつて、 印刷品質の向上 （維持管理） が可能となるとともに、 搔 き取ったィ ンキを色毎に対応したィンキ溜に回収することができるため、 ィンキの損失が少なく、 ィンキを効果的に再利用することができる。 加えて、 搔き取りインキセパレ一タの着脱が自在となることにより、 幅 方向における頁毎のインキ色交換を迅速に行うことができ、 セッ トアップ 時間の短縮が可能となる。 図面の簡単な説明

図 1は本発明のィンキ供給装置の第 1実施形態を示す正面図。

図 2は図 1の A - A矢視図。

図 3は図 2の B - B矢視図。

図 4は図 1の実施形態を適用する印刷装置の 1色分の概略断面図。 図 5は図 4の C詳細断面図。

図 6はイ ンキ供給ブレードュニッ トの着脱説明図。

図 7はィ ンキタンクュニッ トの着脱説明図。

図 8は図 5に示す湿し水乳化装置の斜視図。

図 9は本発明のィンキ供袷装置の第 2実施形態を示す図で、 イ ンキタン クュニッ トが 1頁幅のものを 4組配置したときの、 図 1における A— A矢 視平面図。

図 1 0は前記第 2実施形態におけるィンキポンプ駆動系を示す平面図。 図 1 1は前記第 2実施形態におけるイ ンキタンクュニツ 卜が 2頁幅のも のを 2組配置したときの、. 図 1 の A - A矢視平面図。

図 1 2は本発明の第 3実施形態のィンキ供給装置の断面図。

図 i 3は本発明の第 4実施形態を示す図 1に相当する図。

図 1 4は本発明の第 3実施例のィ ンキ {ft袷装置の力ツフ。リ ング ¾合部の 第 1例を示し、 （A ) は羽根車側カツプリ ング、 （B ) は （A ) の Z矢視 図、 （ C ) は印刷機本体側の力ップリ ングを示す。

図 1 5は上記力ップリング結合部の第 2例を示す図 1 4に相当する図 (但し、 （B ) は （A ) の Y矢視図） 。

図 1 6は上記カツプリ ング結合部の第 3例を示す図 1 4に相当する図 (但し、 （B ) は （A ) の W矢視図） 。

図 1 7は前記第 3 , 第 4実施形態のィンキ供給装置の正面図。

図 1 8は本発明の第 5実施形態の搔き取りイ ンキセパレータを備えたォ フセッ ト印刷機におけるィンキ回収部の概略構成を示す外観斜視図。 図 1 9は前記第 5実施形態における搔き取りィ ンキセパレ一夕の外観斜 視図。

図 2 0は前記第 5実施形態における搔き取りィンキセパレ-一タの設置態 様を示す全体構成図。

図 2 1は前記第 5実施形態における搔き取りィ ンキセパレ一タの着脱方 法説明用正面図。

図 2 2は図 2 1の Z矢視図。

図 2 3は前記第 5実施形態における搔き取りィ ンキセパレ--タ先端部の 構成例を示す構造図。

図 2 は従来の印刷装置を示す部分側面図。

図 2 5は従来のィンキタンク内の羽根車の駆動装置を示す側面図。 図 2 6は従来のィンキ供 I合装置を示す図 5に相当する図。

図 2 7は従来のィンキ搔き取り ドクタ部の正面図。

図 2 8は従来のィンキ搔き取り ドクタ部の側面図。 発明を実施するための最良の形態 以下本発明に係る印刷機のィンキ供給装置及びィ ンキ搔き取り装置の実 施形態を図面に基づき詳細に説明する。

図 1は本発明のィ ンキ供給装置の第 1実施形態を示す正面図、 図 2は図 1の A— A矢視図、 図 3は図 2の B— B矢視図、 図 4は図 1の実施形態を 適用する印剐機の印刷装置 1色分の概略断面図、 図 5は図 4における C部 の詳細断面図、 図 6は図 5に示すィ ンキ供給ブレードュニッ トの着脱説明 のための分解図、 図 7はインキタンクュニッ トの着脱説明のための分解図、 図 8は図 1の実施形態に適用される湿し水乳化装置の例を示す図である。 なお、 説明を簡単にするため、 本実施形態の説明においては、 幅方向の頁 を異なるィンキで印刷する機構の説明以外は、 図 1 に示す広幅のィンキタ ンクュニッ ト 2 1、 およびィ ンキ供給ブレードュニッ ト 2 0を配置する幅 方向部分についての説明を行う。

図 4 , 図 5に示すように、 イ ンキタンク 2に蓄えられているインキは、 同ィンキタンク 2の側壁にあけられた吸込口 4 3からィ ンキポンプ 1 0の 吸引口に吸込まれ、 昇圧されてィンキ供給管 1 1で送られ、 ィンキ供給孔 4 7からィ ンキ元ローラ 1の外周面に付着するよう供給される。

インキ元ローラ 1上に供袷されたィンキは、 ィンキ供給ブレード 1 2とィ ンキ元ローラ 1 との間に形成された、 すきまに応じた均一な膜厚にされ、 ィンキ受渡ローラ 3へ供給される。

このィ ンキ供給ブレード 1 2は、 図 6に示すように、 取付ボルト 3 2に よって取付板 3 3に取り付けられており、 取付ボルト 3 2を緩めると、 同 ィ ンキ供給ブレード 1 2は、 取付穴と取付ボルト 3 2とに設けられた余裕 分だけ調節でき、 ィンキ供給ブレード 1 2の先端とィンキ元ローラ 1 の外 周面との間を、 任意の間隔のすきまに設定できるようになつている。

この設定されたすきまからイ ンキを供給することにより、 ィンキ元ローラ 1の外 ID面に、 幅方向に均一に付着するィンキの膜厚を調節することがで きる。

また、 イ ンキ元ローラ 1は、 図示していない単独の速度調節できるモー タにより躯動されて、 印刷機本体速度より遅い速度で、 本体速度に追従さ せると共に、 相対速度を変えることができるよう制御できる。

この相対速度を変えることにより、 幅方向全体のィンキ濃度を調節できる。 図 4において、 イ ンキ元ローラ 1から供給したイ ンキは、 イ ンキ受渡口 —ラ 3に伝達され、 ィンキ受渡ローラ 3からインキローラ群 4を経由して 同ローラ群 4中のィンキ着ローラ 5から版胴 4 5の外周面に装着している., 印刷面が形成された版 6へと伝達され、 ブランケッ ト胴 4 6を経由し、 対 向させて配置したブランケッ ト 4 6の間を通過 （走行） する紙へ転移され、 印刷が行われる。

印刷が行われる絵柄に応じて、 イ ンキは紙に付着して消費されるので、 前 述したように、 イ ンキ供給ブレード 1 2により、 イ ンキ元ローラ 1の外周 面の幅方向に一定の膜厚に調節され、 イ ンキローラ群 4の幅方向に一定の 膜厚にされる。 これにより、 供給されたインキは、 インキ口一ラ群 4の幅 方向のィ ンキ膜厚に差が生じる。

すなわち、 版 6に絵柄のない幅方向の位置には、 インキ着ローラ 5から イ ンキが伝達されず、 幅方向に一定の膜厚のイ ンキ力; ^:、 イ ンキ受渡ローラ 3から伝達されるだけであるので、 イ ンキが滞留し、 イ ンキ!コーラ群 4に は、 幅方向にィンキ膜厚に差が生じてくる。

この差を、 イ ンキローラ群 4の中に設けたドクタローラ 7に搔き取り ト ク タ 8を当接させて、 膜厚が変動している幅方向部分のィ ンキをかき取るこ とにより、 ィンキ 'コーラ群 4の幅方向のィンキ膜厚を均一にするようにし ている。 これにより、 版 6によるイ ンキの消費と-. イ ンキ元!コーラ ] から 供給されるィンキの量にバランスが取れる。

従って、 インキ元ローラ 1から供給するインキは、 絵柄に関係なく、 ― 定量を供給することによって印刷ができる。

この様に、 幅方向にィ ンキを均一量供給する方式を、 一般にキーレスィ ン キ供給装置と称している。

本実施形態のキーレスィンキ供給装置では、 図 1に示した様に、 幅方向 に、 広幅のイ ンキタンクュニッ ト 2 1、 およびイ ンキ供給ブレードュニッ ト 2 0と、 これより幅方向が抉い 2個のィ ンキタンクユニッ ト 2 1 " 、 お よびィンキ供給ブレードュニッ ト 2 0 " を配置し、 ブランケッ ト胴 4 6の 幅方向で 4買の紙に印刷する場合に、 ブランケッ ト胴 4 6の左側の通過す る 2頁と、 右側を通過する 2頁の印刷するイ ンキの色が異なる場合に、 適 用できるようにしている。

また、 各隣合う頁の色を変え得るように、 1頁幅のもの、 すなわち、 幅 の狭いィ ンキタンクュニツ ト 2 1 " 、 およびィ ンキ供袷ブレードュニッ ト 2 0 " を、 4個設けるようにすることもできる。

また、 図 4 , 5に示すように、 搔き取り ドクタ 8でかき取ったィ ンキと、 ィ ンキ供給ブレード】 2でィ ンキ元ローラ 1に供給されず余ったィ ンキは-, 開放口 4 8から落下して、 ィ ンキタンク 2に入るようにしている。

さらに、 湿し装置 2 9から版 6に供給した水が、 イ ンキローラ群 4等 O表 面を伝わるか、 又はィンキの中に混入した状態で、 搔き取り ドクタ 8でか き落とされて、 イ ンキタンクに入ってくる。

図 2 , 図 5において、 イ ンキタンク 2の下部には、 羽根車 9 , 9 " を設 け、 羽根車 9の轴 3 1の一端部は、 図 5に示すように、 イ ンキタンク 2を 貫通させ、 イ ンキタンク 2の側壁に設けた铀受 1 2 b支持用の蚰受箱 2 6 で、 回転方向には自由て、 蚰方向には固定されるようにして支持され ' る。

そして、 貫通個所には、 イ ンキ漏れ防止のシールが施されている。

また、 蚰受箱 2 6を貫通してィ ンキタンク 2の外部に突出させた軸 3 1 の 端には、 被驱動力ッフ'リング 1 4を固着し、 相手の駆動源力ップリング 1 3 と相対的な軸方向への移動により、 蚰受箱 2 6がガイ ド 2 7に、 はまり 合った時、 被駆動力ップリング 1 4と躯勖源力ッフ'リング 1 3 とがはまり 合い、 駆動プーリ 4 1からの回転力が伝達可能な状態となる。

図 5において、 羽根車 9の軸 3 1のもう一方の端は、 イ ンキタンク 2の 側壁に取り付けたイ ンキポンプ 1 0を躯動するローラ駆動铀 3 4 とフラン ジ結合されている。

イ ンキポンプ 1 0は、 イ ンキタンク 2の側壁に直接取付けられているので イ ンキポンプ 1 0の吸引口を、 イ ンキタンク 2の側壁に開口させた吸込口 4 3に直接開口させることができ、 従来必要としていた長い配管は不要と なる。

また、 ィ ンキポンプ 1 0の吐出口 4 3 aは、 曲げ部を 1ケ所設けてィ ンキ 供給管 1 1の一端に接続されており、 イ ンキポンプ】 0から吐出されるィ ンキは、 イ ンキ供袷ブレードユニッ ト 2 0までイ ンキ供給管 i 1で供給さ れる。

すなわち、 従来長くする必要のあったイ ンキ供給管 1 1は、 短く、 しかも 抵抗の少ぃ直管のインキ供給管 1 1にすることができる。

また、 図 5に示すように、 イ ンキ供給管 1 1の途中には、 湿し水乳化装 置 3 5が取付けられている。

この湿し水乳化装置 3 5は、 図 8に示すように、 管内に板状のものを配設 したものや、 通常の弁類ても、 ある程度の役割を果すことができる。 図 5において、 イ ンキポンブ 1 0から吐出され、 ィ ンキ供給管 j 1を介し てィ ンキ供給ブレードュニッ ト 2 0まで送られたイ ンキは、 リフレッシュ ドクタ 3 0より下流側のィンキ元ローラ 1外周面へ吐出される。

この吐出されたィンキは、 ィンキ元ローラ 1の外周面に付着し、 略ィンキ 供給ブレードュニッ ト 2 0のィンキ供給ブレード 1 2と、 ィンキ元ローラ 1の外周面との間に形成されたすきま分の厚みで送り出され、 余ったィン キは、 ィンキ供給ブレード 1 2の後方に開いた空間開放口 4 8からィ ンキ タンク 2へ落下する。

ィ ンキ供給ブレード 1 2は、 図 6に示すように、 取付ボルト 3 2で取付 板 3 3に固定されるようにしてあり、 取付ボルト 3 2を弛め、 取付板 3 3 に設けた長穴内で取付ボルト 3 2を移動させて、 ィンキ元ローラ 1外周面 とイ ンキ供給ブレード 1 2先端との間のすきまを調節できるので、 このす きまを調整した後、 取付ボルト 3 2を締め付けて固定する。

図 7に示すように、 イ ンキタンク 2、 ィ ンキポンプ 1 0、 羽根車 9、 ィ ンキ供給管 1 1等を 1体化して台盤 3 6に取り付けたィンキタンクュニン ト 2 1を、 着脱容易で、 しかも固着位置の復元精度を良くする為、 ィ ンキ タンクュニッ ト 2 1の上下方向をガイ ドするソールプレート 2 2上を滑る ようにし、 幅方向 （左右） 位置决め用のガイ ドビン 2 3をソ一ルプレート 2 2上に固設し、 このガイ ドビン 2 3に嵌合するガイ ド溝 2 4を、 イ ンキ タンクユニッ ト 2 1を載置する台盤 3 6の下に、 イ ンキタンクユニッ ト 2 1交換時の移動方向に長く設けている。

図 5 , 図 7においてィ ンキタンクュニッ ト 2 1をソールプレー ト 2 2上 に取付ける場合、 イ ンキタンクュニッ ト 2 1の奥側は、 図 5に示す轴受 1

2 bを支持する軸受箱 2 6力 <、 駆動源力ップリング 1 3と同心状に、 横梁

3 7に固設したィンキタンクュニッ ト 2 1を左右方向、 および前後方向に ガイ ドするガイ ド 2 7とはまり合って、 また、 轴方向には横梁 3 7に当接 し、 上下、 左右、 前後 （軸 3 1の蚰方向） の位置決めがなされる。

この位置决め後、 ソールプレート 2 2上に固設され、 台盤 3 6の移動、 す なわちィンキタンクュニッ ト 2 1の左右方向の移動をガイ ドする、 案内板 2 5に取付けた着脱口ック機構 2 8により固定する。

このとき、 羽根車 9、 インキポンプ 1 0の躯動入口部である、 図 5に示す 被駆動力ップリ ング 1 4は、 駆動源力ッブリング 1 3と軸方向に着脱自在 になっており、 着の状態で力の伝達が十分行なえるようになつている。 なお、 ィ ンキタンクュニッ ト 2 1に設けられる被躯動力ップリ ング 1 4、 羽根車 9、 インキポンプ 1 0は、 この順に並べた実施の形態を示した力く、 この順序を変えて、 被駆動力ップリング 1 4、 ィ ンキポンプ 1 0、 羽根車 9の順にすることもできるものである。

また、 必要に応じて、 羽根車 9とィンキポンプ 1 0の間に、 変速装置を設 けることもできるものである。

なお、 インキタンクユニッ ト 2 1の取外しは、 着脱口ック機構 2 8を解放 した後、 手前に引き出せば、 図 7に示すように、 ソールプレート 2 2の上 から取外せるようになつている。

次に、 インキ供給ブレードユニッ ト 2 0は、 図 6に示すように、 インキ 供給ブレード 1 2、 取付板 3 3、 ブラケッ ト 3 8、 ィンキ受部材 3 9等で 構成され、 上下方向は、 横梁 3 7に固設されたガイ ドレール 1 5の上に、 ブラケッ ト 3 8を乗せて位置決めし、 前後方向位置決めは、 前述ガイ ドレ ール 1 5のス ト ッノ、 ' 1 7に、 前述したブラケッ ト 3 8の前端を当てて行い、 左右の位置决めは、 横梁 3 7に固定された側板 1 6に、 前述したブラケッ ト 3 8の側面を当てて行い、 着脱口ック機構 1 8により、 ブラケッ ト 3 8 の後端部を押えてロックを行う。

また、 図 6 , 図 7においてイ ンキ供給ブレードユニッ ト 2 ϋのインキ供 給孔 1 9に、 ィンキタンクュニッ ト 2 1のィ ンキ供給管 1 1から送られる ィ ンキを導入するので、 図 7に示すように、 ィンキタンクュニッ ト 2 1の 着脱時の移動方向と同一方向に設けられたィンキ供給管 1 1に対応して、 ィンキ供給ブレードュニッ ト 2 0側のィンキ供袷孔 1 9の方向も、 ィンキ タンクユニッ ト 2 1の移動方向と同一にし、 インキタンクュニッ ト 2 1の 装着時に、 インキ供給管 1 1とはまり合う位置に配置し、 これにより、 着 脱を容易にしている。

次に、 図 2 , 図 3において、 イ ンキポンプ 1 0、 羽根車 9を駆動するィ ンキポンプ駆動モータ 4 0は、 幅方向に配置されたイ ンキタンクュニッ ト 2 1 , 2 1 " , 2 1 " の、 全てのユニッ トに装備されているものを躯動す る能力を持ち、 図 2 , 図 3に示すように、 幅方向に配置した全ュニッ ト共 通で 1台設置している。

全幅 4頁の印刷を行う場合には、 各頁の中央と頁の境に、 それぞれ躯動ブ ーリ、 若しくは駆動スプロケッ ト 4 1を配列し、 イ ンキポンプ駆動モータ 4 0に取付けた駆動プーリ、 若しくは躯動スプロケッ ト 4 1 aと、 歯付無 端ベルト、 若しく はチェーン 4 2で連結駆動する。

駆動プーリ、 若しくは駆動スプロケッ ト 4 1を各頁の中央と、 頁の境に配 置することにより、 2頁幅のインキタンクユニッ ト 2 0でも、 1頁幅のィ ンキタンクユニッ ト 2 0 " でも、 幅方向中央から躯動力を取ることができ るようになる。

次に、 図 9は本発明のイ ンキ供給装置の第 2実施形態を示す図で、 イ ン キタンクュニッ トが 1頁幅のものを、 4組配置されたときの図 1に示す矢 視 A— A矢視平面図、 図 1 0は図 9に示す実施形態におけるィ ンキポンプ 駆動系を示す平面図、 図 1 1は、 ィンキタンクュニッ トが 2頁幅のものを、 2組配置されたときの図 1に示す A - A矢視平面図である。 本実施形態の基本的機能は、 前述した第 1実施形態と同様であるので、 相 違点を主体に説明する。

図 9〜図 1 1において、 本実施形態における羽根車 9 a, 9 a ' 、 およ びこれと同轴にイ ンキボンブ 1 0 a , 1 0 a ' を連結する軸 3 1 a, 3 1 a ' は、 イ ンキ元ローラ 1 (図 1参照） の幅方向と平行に設けられている。 同様に、 羽根車 9 a, 9 a ' およびイ ンキポンプ 1 0 a , 1 0 a ' を躯動 するィンキポンプ駆動モータ 4 0 aも、 出力蚰をィンキ元ローラ 1と平行 に設けている。

また、 機械本体側に設けられている横梁 3 Ίから、 ィンキタンクュニッ ト 2 1 a, 2 1 a ' を組込む側に向けてブラケッ ト 5 1が突設されており、 このブラケッ ト 5 1に設けた蚰受に支持されて、 駆動轴 5 2がィンキ元口

—ラ 1の幅方向に架設されている。

図 9〜図 1 1において、 ィンキポンプ 1 0 a > 1 0 a ' 等を躯動する、 イ ンキポンプ駆動モータ 40 aの出力軸に取付けたスブロケッ ト 4 1 bか ら、 駆動軸 52の端部に取付けたスブロケッ ト 4 1 cへチヱーン 42 aが 掛け回されており （図 1 0参照） 、 このチヱーン 4 2 aにより羽根車 9 a,

9 a ' 及びィンキポンプ 1 0 a , 1 0 a ' を駆動する駆動力が、 ィンキポ ンブ躯動モータ 4 0 aから駆勖蚰 52に伝達される。

また、 インキボンブ駆動モータ 40 aで躯動される駆動軸 52には、 イン キタンクユニッ ト 2 l a , 2 1 a ' が機械本体に組み込まれたとき、 羽根 車 9 a, 9 a ' およびイ ンキポンプ 1 0 a , 1 0 a ' を駆動する軸 3 1 a >

3 1 a ' に固着した被駆動歯車 53, 54と嚙合する位置に、 駆動歯車 5

5が固着されている。

第 2実施形態のィンキ供給装置は、 上述のように構成されているので図 9〜図 1 1において、 イ ンキタンクユニッ ト 2 1 a , 2 1 a ' に組み込ま れた羽根車 9 a, 9 a ' 、 およびインキポンプ 1 0 a, 1 0 a ' を駆動す る蚰 3 l a , 3 1 a ' に固設した被駆動歯車 53, 54力、 イ ンキタンク ユニッ ト 2 1 a , 2 1 a ' を運転位置へ組み込んだとき、 駆動軸 52に固 設した躯動歯車 5 5と嚙み合って、 羽根車 9 a, 9 a ' およびィンキポ ンプ 1 0 a , 1 0 a ' は、 イ ンキポンプ駆動モータ 40 aにより駆動され る状態になる。

以上説明したように、 本実施形態では、 駆動力を伝達するカツプリ ング を、 歯車で構成するようにしたものである。

このように構成することにより、 ィンキタンクュニッ トの幅を、 図 1 1に Lで示す 2頁幅のィンキタンクユニッ ト 2 1 a ' にしたとき、 幅方向を広 くできる利点がある。

すなわち、 図 1 , 図 2に示す、 前述した 2頁幅のィンキタンクュニッ ト

2 1では、 羽根車 9部分に、 インキを導く為のインキタンク 2の勾配が十 分取りにく く、 特に、 高さ方向が低く制限された場合には、 その点が厳し くなり、 これを改善する為に、 羽根車 9を 2個設ける必要が生じることも あるのに対して、 図 9〜 1 1に示した本実施形態のものでは、 幅方向に羽 根車 9 a ' が伸ばせるので、 幅方向のイ ンキ流動への強制力が増すことが できる。

また、 図 1 1に Wで示す奥行方向は、 比較的狭い範囲になる場合が多い ので、 イ ンキタンク 2の領域は、 比較的大きく設け易い。

従って、 本実施形態のイ ンキ供給装置は、 高さ制限が比較的厳しく、 幅広 のィンキタンク 2が要求される場合に、 好適なものとなる。

図 1 2は本発明の第 3実施形態に係るィンキ供給装置の構造図、 図 1 3 は本発明の第 4実施形態を示す図 1 2に相当する図、 図 1 4， 1 5, 1 6 は力ップリ ング部の結合態様を示す図、 図 1 7はィンキ供給装置の取付態 様を示す正面図である。

図 1 2において、 1 0はィンキポンプ、 1 1はィンキ供給管、 5 1 1は ィ ンキ供給ノズル、 1 はィ ンキ元ローラ、 1 2はィ ンキ供給ブレードであ る。

図 1 2に示すイ ンキ供給装置において、 イ ンキタンク 2に充塡されたィ ンキ 2 aは、 ィ ンキポンプ 1 0を介してィ ンキ供給管 1 1へ送られ、 同ィ ンキ供給管 1 1先端のィ ンキ供給ノズル 5 1 1からィ ンキ元ローラ 1へ噴 射される。 このィ ンキを付着させながらィ ンキ元ローラ 1が回転せしめら れ、 イ ンキ 2 aは、 ィ ンキ供給ブレード 1 2とィ ンキ元ローラ 1 との隙間 に応じた所定の膜厚にてインキ受渡ローラ 3 (図 4参照） へ供給される。 そして、 複数のイ ンキローラ群 4 (図 4参照） を順次転移せしめ、 版胴 4 5及びブランケッ ト胴 4 6を介して印刷が施こされる。

本発明の第 3実施形態に係るインキ供給装置は、 図 1 2に示すように、 上記インキタンク 2、 イ ンキポンプ 1 0、 イ ンキ供給管 1 1、 イ ンキ供給 ノズル 5 1 1及びインキ供給ブレード 1 2等を構成要素とするイ ンキ供給 装置 1 0 0をュニッ トとして一体的に構成すると共に、 ィ ンキ供給ブレー ド 1 2部とイ ンキ供給ノズル 5 1 1部における余剌イ ンキの落下流出部の 下方にイ ンキタンク 2が配置されるように構成されている。 そして、 上記 ュニッ ト化されたインキ供給装置 1 0 0は、 印刷機の本体に着脱自在とさ れている。

図 1 7は、 前記のようにュニッ ト化されたィンキ供袷装置 1 0 0を 3組 印刷機の本体に並列に設けた例である。

図 1 2において、 上記インキタンク 2の下部には羽根車 9が設けられ、 この羽根車 9の轴 3 1の一端がインキタンク 2の外部に貫通されて、 両端 を轴受 1 2 a， 1 2 bで支持されている。 これによつて羽根車 9の軸方向 の移動が規制される。 又、 上記軸受 1 2 a , 1 2 b部にはィンキ漏れ防止 のためのシールが施こされている。

1 3は駆動源 （図示せず） に連結される駆動源力ップリング、 1 4は同 駆動源力ップリング 1 3に連結される被躯動力ップリング、 2 6は軸受 1 2 b支持用の轴受箱である。 上記被躯動力ップリング 1 4は、 上記軸 3 4 の蚰端にキー及びボルト等を介して蚰方向に移動可能でかつ回転不能に取 付けられている。

図 1 4〜図 1 6には上記躯動源力ップリ ング 1 3と被驱動力ップリ ング 1 との取付態様が示されている。

図 1 4に示すものにおいては、 上記被駆動力ップリング 1 4は、 前端に 複数個の凹凸歯を形成したスリーブ状のクラッチ 1 3 1が取り付けられて おり、 同クラッチ 1 3 1がスベリキー 1 7 1を介して蚰 3 1に対して回転 不能にかつ轴方向には自由に摺動可能な構造となっている。 図中〗 8 1は 圧縮バネであり、 上記スリーブ状のクラッチ 1 3 1を軸端方向へ付勢して いる。 1 9 1は铀端へボルト 2 0 1を介して固着された上記クラッチ 1 3 1の抜け止め板である。 一方、 印刷機の本体側には上記クラッチ 1 3 1の 前端部の凹凸歯に嚙合され溝 1 4 1を有する駆動源力ップリング 1 3が位 置固定的に装備されている。

上記力ップリングを備えたィンキ供給装置を印刷機の所定位置に装着し 両カップリング 1 3 , 1 4の轴心を合致せしめた状態でモータを回転する と、 先ず駆動源力ップリング 1 3の前端の突出歯部が位相ずれ量だけスリ ッブして回転し、 両カ 'ンプリング 1 3 , 1 4の位相が互いに合致した状態 に達した時、 圧縮バネ 1 8 1の押出力によって被躯動側力ップリング 1 4 が軸端側へと移動し、 両カップリング 1 3 , 1 4が確実に連結される。 こ れによって本体側からィ ンキポンプ 1 0側へ回転駆動力が伝達されること となる。

図 1 5に示されるものにおいては、 上記被躯動力ッフ 'リ ング 1 4は、 外 周に数本のスブライン様の凹凸歯が形成されたクラッチ 1 4 2を铀 3 1の 端部に取付け、 同クラッチ 1 4 2はスベリキー 1 7 1を介して軸 3 1に対 して回転不能でかつ蚰方向には自由に摺動可能な構造となっている。 そし て圧縮ばね 1 8 1によりクラッチ 1 4 2を轴端方向へ付勢せしめている。 抜け止め板 1 9 1及びボルト 2 0 1の構造、 機能は図 1 4のものと同様で ある。 尚上記クラッチ 1 4 2の凸部の先端は尖鋭に形成される。

一方、 上記躯動源力ップリング 1 3には、 その内周に上記クラッチ 1 4 2外周の凸凹歯と嚙み合う溝 1 3 2が形成されている。

この場合においても、 図 1 4のものと同様圧縮バネ 1 8 1の弾力により クラッチ 1 4 2を蚰端方向に移動せしめ、 駆動源カツプリング 1 3の溝 1 3 2と嚙合せしめる。

この場合はクラッチ 1 4 2の凸部の先端を鋭角に加工形成しているので、 両凸部が互いに当接しても躯動側カップリング 1 3の回転により、 嵌まり 合いの余裕時間が大きいため、 クラッチ 1 4 2と溝 1 3 2との嵌合が確実 になされる。

図 1 6に示されるものにおいては、 羽根車 9の轴端に取付けられた被躯 動カツプリ ング 1 4は、 1個ないし円周方向に複数個の揺動爪 2 1 1を有 するクラッチ 1 4 3を有する。 図中 1 9 1は羽根車 9の軸端にボルト 2 0 1を介して固着された上記クラッチ 1 4 3の抜け止め板である。 上記揺動 爪 2 1 1は支点軸 2 2 1を中心として所定の角度揺動可能に構成されてい る。 また、 図中 2 3 1は上記揺動爪 2 1 1 とクラッチ 1 4 3との間に掛け 渡された引張バネであり、 上記揺動爪 2 1 1を円周方向に跳び出させるよ うに付勢されている。 一方、 本体側の駆動源力ップリング 1 3は、 上記揺動爪 2 1 1と係合す る溝 1 3 3を有する円筒状穴に形成され、 同穴の入口部は、 奥側に向って 内径が小さくなるよう、 テ一バ状に加工されている。

図 1 6に示される力ップリングを備えたィンキ供給装置において、 同ィ ンキ供給装置を両カップリング 1 3 , 1 4の岫心を合致させた状態で接近 せしめると、 揺動爪 2 1 1は本体側の駆動源力 'ンプリング 1 3の前端に形 成されたテーパに沿って軸 3 1の中心側へ押し込められながら、 互いに嵌 まり合う。 この状態でモータを回転すると、 位相ずれ量をスリ ップした後、 駆動源力ップリング 1 3の溝 1 3 3と被躯動力ップリング 1 4の揺動爪 2 1 1とが合った時引張バネ 2 3 1の弾力と揺動爪 2 1 1にかかる遠心力と によって該爪 2 1 1が直径方向外側に突出せしめられる。 これによつて両 カップリ ング 1 3 , 1 4が確実に連結され、 回転力を伝達することが可能 となる。 従ってこの場合は、 上記被駆動カツプリ ング 1 3の蚰方向への摺 動は不要となる。

次に、 前記羽根車 9の、 被駆動力ップリング 1 4と反対側の轴端部は、 前記ィ ンキタンク 2の側面に取り付けられたィ ンキポンプ 1 0に連結され ており、 同イ ンキポンプ 1 1の吐出側はイ ンキ供給管 1 1を介してイ ンキ 供給ノズル 5 1 1に接統されている。 また、 図 1 2において、 1 5 1はブ ランケッ ト 1 6 1を介して着脱ュニッ トの一部に取り付けられた支持体で あり、 上記インキ供給ブレード 1 2は同支持体 1 5 1に固定されている。 前記ィンキ供袷装置において、 ィンキの交換は駆動源力ップリング 1 3 から被駆動カップリング 1 4を铀方向へ着脱すること、 つまり一体的に構 成されたィンキ供給装置 1 0 0全体を図 1 2の左側へ抜き取った後、 新ォ 一ダインキの供給装置 1 0 0と差し替えることによって行うようになって おり、 このため、 同ィンキ供給装置 1 0 0は装着時所定位置に確実に案内 されるよう図示省略の位置決めガイ ドが装備されるとともに、 位置設定後 同位置において固定されるべく着脱口ック機構が具備されている。

前記のように構成されたィンキ供給装置を備えた印刷機において、 ィン キ供給装置 1 0 0を所定の位置に装着し、 被躯動力ップリング 1 4を印刷 機本体へ固定的に設けられた駆動源力ップリ ング 1 3に接近係合させ、 躯 動源カツプリング 1 3に連結されるモータを作動させるとインキタンク 2 内のィンキ 2 aは羽根車 9の回転によって図 1 2の左側へ搔き寄せられ、 ィンキポンプ 1 0の吸入口からィンキ供袷管 1 1、 ィンキ供給ノズル 5 1 1を経てィンキ元ローラ 1の表面へ供給される。

この実施形態においては、 ィンキ供給装置 1 0 0を構成するィ ンキタン ク 2、 ィ ンキポンプ 1 0、 ィ ンキ供給管 1 1、 ィ ンキ供給ノズル 5 1 1及 びイ ンキ供給ブレード 1 2等をュニッ トとして一体的に着脱可能とし、 か っィ ンキ供給ブレード 1 2部とィンキ供給ノズル 5 1部からの余剰ィ ンキ を下方に設けられたイ ンキタンク 2内へ落下回収すベく構成されているた め、 イ ンキ交換に当っては、 装置の周辺を汚染することがなく、 又短時間 で、 前記ュニッ トを着脱することが可能となる。

また、 前記ィンキ供給ノズル 5 1 1ゃィ ンキ供給ブレード I 2都に残存 するィンキ 2 aの清掃作業時には、 前記ュニッ トを印刷機本体から離れた 別位置に置いて、 清掃を行うことができるため安全、 容易にかつ短時間で 十分な清掃が可能となる。

図 1 3は本発明の第 4実施形態に係るィ ンキ供給装置を示す。 この実施 例においては、 ィンキ供給ブレード 1 2、 支持体 1 5 1、 ブランケッ ト 1 6 1等からなるィ ンキ供給ブレード機構 7 0部を別体構造とし、 インキタ ンク 2、 イ ンキポンプ 1 0、 イ ンキ供給管 1 1及びインキ供給ノズル 5 1 1等をュニッ トとして一休的に着脱可能に構成されており、 供給ブレード 1 2 とィ ンキ供給ノズル 5 1 1 とよりの余剰ィ ンキは上記第 3実施形態と 同様に、 下方に設けられたィ ンキタンク 2内へ落下回収できるように配置 されている。 尚、 前記のように、 別体に構成したィンキ供給ブレード機構 7 0は印刷機本体に固着するか或いは本体に対して着脱可能な構造とする こともできる。

この第 4実施形態においては、 比較的清掃作業が容易なィンキ供給ブレ ード機構 7 0部を分離することによって、 印刷機の小型化と軽量化が図れ るため、 ィ ンキ供給装置 1 0 0の着脱作業が容易化される。 又、 ィンキ供 給ブレード機構 7 0を印刷機本体に対して着脱可能な構造とすれば、 ィ ン キ供給装置と同様残存ィンキの清掃作業がより簡単にできる。

前記各実施形態に係るイ ンキ供給装置は、 同供給装置を印刷機の所定位 置に装着するのみで駆動源力ップリング 1 3及び被駆動力ップリ ング 1 4 が自動的に連結されるため、 従来のもののように、 予じめ係合部の位相位 置を調整しておく必要が無くなり、 ィンキ交換の手間が大幅に簡略化され る。

前記駆動源力ッブリ ング 1 3と被躯動側力ップリ ング 1 4とは上記実施 形態と異なり駆動源側と被驱動側とを互いに入れ替えて装備することもで きる。

次に図 8〜図 2 3に基づき本発明の第 5実施形態につき説明する。 図 1 8は、 本発明の第 5実施形態に係る搔き取りィンキセバレータを備えたォ フセッ ト印刷機におけるインヰ回収部の概略構成を示す斜視外観図。 図 1 9は、 搔き取りィ ンキセパレータの構造を示す斜視外観図、 図 2 0は、 搔 き取りィンキセパレ一タの配置を示す構成図、 図 2 〗〜図 2 2は搔き取り イ ンキセパレータの着脱方法の説明図、 図 2 3は、 搔き取りイ ンキセパレ ータ先端のィンキ導入部の構造例を示す説明図である。 この実施形態の印刷機は、 図 1 8〜図 2 0に示されるように、 印刷機の 横幅方向に並設したインキ供給装置のインキタンク 2 ( 2 ' , 2〃 ） から インキ 2 aをィンキポンプ 1 0を介してィンキ供給管 1 1に袷送し、 ィン キ供給ノズル 5 1 1からインキ元ローラ 1へと供給した後、 インキ受渡口 ーラ 3、 ィンキローラ群 4を経てブランケッ ト胴 （図示せず） へ供給し、 同ブランケッ ト胴にて転接する紙 2 1 0面上に所定の印刷を施すよう構成 された印刷機において、 印刷によって消費した残りのイ ンキ、 つまり ドク タローラ 7の周上に付着する画像履歴のあるィンキ膜厚のばらつきを均一 化することによって、 順次給送されて来るィンキの付着状態を安定化させ るためのインキの搔き取り ドクタ 8部を改善したものであり、 印刷機の横 幅方向において複数貢の印刷を並行して行い、 しかも互いに隣合う頁のィ ンキ色が異なる場合のィンキの混合を阻止するように構成されている。 以下その詳細を説明する。 図 1 8〜図 2 0において、 2 ( 2 ' , 2 " ) はィ ンキタンク、 1 0 ( 1 0 ' , 1 0 " ) はィ ンキボンフ'、 1 1 ( 1 1 ' , 1 1 " ) はィ ンキ供給管、 5 1 1はィ ンキ供給ノズル、 1はィ ンキ元ロー ラ、 3はィ ンキ受渡ローラ、 4はィ ンキローラ群、 1 0 0 ( 1 0 0 ' , 1 0 0 " ) はィンキ供給装置、 4 5は版胴、 6は同版胴 4 5に捲回された版、 1 2は上記インキ元ローラ 1の外周に対置されたインキ供給ブレード、 2 3 0はスクレーバ、 2 3 1は温し装置である。

図 1 8〜図 2 0に示される装置を備えた印刷機は、 並行して 4頁 （ある いは 2頁） の印刷を行う型式の印刷機であり、 図 1 8の左側に示される 1 〜 2頁と右側に示される 3〜4頁のインキ 2 aの色を変えて印刷するもの である。 ィンキ供給装置 1 0 0は、 図 1 8の左側ヘイ ンキ 2 aを給送する ィ ンキ供給装置 1 0 0 aと図 1 8の右側へ、 左側とは色の異なるィンキ 2 aを袷送するイ ンキ供給装置 1 0 0 bとが装着されている。 尚、 隣り合う 全てのィ ンキ色が異なる場合においては、 印刷機の横幅方向へ 4組のィン キ供給装置 1 0 0 a〜 l 0 0 dを装着することとなる。

図 1 8〜図 1 9において、 1 4は前記ローラの軸方向即ち印刷機の幅 方向に 2組上記ドクタローラ 7に対接して設けられた搔き取りィンキセパ レータであり、 ィ ンキ誘導板 2 1 5の両端に混色防止壁 2 1 6 , 2 1 6を 固着して構成される。 前記搔き取りィンキセバレータ 2 1 4は搔き取り ド クタ 8の上部にこれを覆うように設けられ、 これを構成する前記混色防止 壁 2 1 6の前端は図 2 2に示すように、 搔き取り ドクタ支持装置 2 1 8の 先端と連続するように、 かつドクタローラ 7の外周に近接せしめられるよ うに同ドクタローラ 7と同心の円弧状に切欠かれている。

前記搔き取りィンキセパレータ 2 1 4は、 図 1 8 , 図 2 2に示されるよ うに、 これのィンキ誘導板 2 1 5上を流れるインキの流出口が、 同セバレ ータ 2 1 4に対応するイ ンキタンク （例えばインキタンク 2 ' ：) 上に位置 せしめられるように構成し、 搔き取られたィンキ 2 aを滑らかに導出可能 としている。

また前記搔き取りィ ンキセバレータ 2 1 4は、 図 2 1〜図 2 2に示され るように、 前記搔き取り ドクタ支持装置 2 1 8に対してボルト 7 1によつ て着脱可能に構成されている。 即ち、 図 1 8及び図 2 1〜図 2 2に示され るように、 前記搔き取りィンキセパレータ 2 1 4は、 搔き取り ドクタ支持 装置 2 1 8に固着されたクランプ装置 2 1 9 , 2 1 9の中間に挿入着され、 これのィ ツキ誘導板 2 1 5に連設された取付板 2 2 0の両側端及び下端を 当板 2 2 iに係合せしめることによって、 左右方向及び上下方向の位置決 めがなされる。

前記クランプ装置 2 1 9は当板 2 1上に固着されたブラケッ ト 2 2 2 に偏心カム 2 2 3を軸支せしめ、 同偏心カム 2 2 3の外周面に取り付けた レバー 2 2 4を揺動せしめることによって偏心カム 2 2 3を回転すること により、 半径方向の寸法を変更し搔き取りイ ンキセパレ一タ 2 1 4の固定 と解放とが切り換えられる構造となっている。 従って前記のように構成さ れたクランプ装置 2 1 9は、 取付扳 2 2 0を同クランプ装置 2 1 9のレバ - 2 2 4と連動する偏心カム 2 2 3により上記搔き取り ドクタ支持装置 2 1 8に押し付けて固定することを可能に成されることとなる。

図 2 3 ( A ) 〜 （C ) には上記搔き取りィンキセバレータ 2 1 4のィ ン キ誘導板 2 1 5の搔き取り ドクタ 8側端部形状が示されている。 図 2 3 ( A ) のものは、 ィ ンキ誘導板 2 1 5の前端とドクタローラ 7の外周面と の間に、 搔き取られたィンキの導入部材として、 薄肉の板バネ 2 2 6をィ ンキ誘導板 2 1 5の先端にビス 2 2 5によって取付けている。

この場合は、 上記薄い板バネ 2 2 6の弾性により、 同板バネ 2 2 6の先 端を搔き取り ドクタ 8先端に近づけることができるので、 印刷する色の変 更時、 搔き取りィ ンキセバレータ 2 1 4を外した時、 搔き取り ドクタ支持 装置 2 1 8上に残るィ ンキが少なく、 清掃が容易となる。

図 2 3 ( B ) のものは、 ィンキ誘導板 2 1 5の前端に勾配を形成して先 端を鋭角にしたものであり、 ィンキ誘導板 2 1 5の先端を搔き取り ドクタ 支持装置 2 1 8の先端に設置する。 この場合は、 搔き取りインキセバレー タ 2 1 4の構造が簡単となるとともに、 色交換時に搔き取り ドクタ支持装 置 2 1 8上に残るィンキが比較的少なくなって、 清掃が容易となる。 図 2 3 ( C ) のものは、 搔き取り ドクタ支持装置 2 1 8の先端にィンキ 誘導板 2 1 5の板厚に相当する切り込みを形成して、 搔き取りイ ンキセパ レータ 2 1 4を取付けている。 この場合は、 ドクタローラ 7の外阇面から 搔き取ったィ ンキ 2 aをィンキ誘導板 2 1 5に導入するにあたって、 ィ ン キセバレータ 2 1 4が薄板構造であるため、 板厚方向の剛性が小さく、 変 形により搔き取ったィンキが入り難くなるのを防止することができる。 前記のように構成された搔き取りィ ンキセバレータを備えた印刷機にお いて、 前記搔き取り ドクタ 8を所定位置に設置し、 搔き取り ドクタ支持装 置 2 1 8のシャフ トに固定した搔き取りィンキセバレータ 2 1 の先端を 搔き取り ドクタ支持装置 2 1 8の表面に係合せしめる。 これによつてドク タローラ 7の外周面に付着した余剰のィンキ 2 a , 2 bは、 搔き取り ドク タ 8で搔き取られて搔き取りイ ンキセパレータ 2 1 4へ流れ込み、 色イン キ境界部は側部の混色防止壁 1 6によってィ ンキ色毎に分離され、 前端か らィンキ誘導板 2 1 5を流れて下方へと流出する。

以上のようにしてドクタローラ 1 1の表面から搔き取られたィンキ 2 a ,

2 bは、 図 2 0に示されるように、 相隣るローラ側のィンキと混濁される ことなく、 インキタンク 2に回収される。

また、 図 2 1〜図 2 2に示されるように、 クランプ装置 2 1 9を作動さ せることにより、 搔き取りィンキセパレー夕 2 1 4を当板 2 2 1に当接さ せるのみで、 同セパレータ 2 1 4の上下、 左右方向における正確な位置設 定が可能となり、 また、 左右のレバ一 2 2 4操作によって確実に固定する 事ができるとともに、 離脱も容易に行える。

また、 前記機能により、 印刷対象のものが、 頻繁にィンキ色を交換する ような場合には、 ィンキ色の変更及び再設定に要する時間を短縮すること ができ、 加えて、 ローラに付着したイ ンキの清掃作業を印刷機から取りは ずした外部において行う事ができることとなり、 生産性の大幅な向上が図 れる。

以上のような搔き取りィンキセパレータ 2 1 4及びこれの付属部材を備 えることによって紙幅方向において隣り合う異色ィ ンキの混合が防止され て、 搔き取られたイ ンキを対応するイ ンキタンク 2に効率的に回収するこ とが可能となる。 尚、 搔き取りイ ンキセパレータ 2 1 4は薄鐧板、 アルミ 板、 プラスチック等々種々の材質によって加工形成することが可能であり、 これによつて装置の軽量化が図られ、 また着替交換における作業性を向上 させることも可能となる。 産業上の利用可能性

本発明は、 外周に版を巻回した版胴にィンキポンプからィンキローラ群 を介してィンキを供給するようにした印刷機のィンキ供給装置及び各ィン キローラの外周に付着した残存ィンキを搔き取るようにしたィンキ搔き取 り装置に関するもので、 オフセッ ト輪転印刷機を主体として回転式の印刷 機全般に利用できる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 幅方向に配設した複数のインキタンクから均一にィ ンキが供給され るィンキ元ローラと、 前記ィンキ元ローラとの間でスリ ッフ'メタリングし、 前記ィンキが受渡されるインキ受渡ローラと、 前記ィンキをィンキ受渡口 ーラとの阇接で受渡され、 版に転送するローラ群と、 前記ローラ群を構成 し、 前記版に受渡されないローラ上の残存ィ ンキを搔き取り、 前記ローラ 群の幅方向のィ ンキ膜厚を均一に調整する搔き取り ドクタとを設けたドク タ α—ラからなるイ ンキ供給装置において、 前記イ ンキタンクは、 前記搔 き取り ドクタでかき取ったィンキ及び前記ィンキ元ローラへ供給したィン キのうちの余剰分を、 それぞれ受取るように構成されてなり、 前記イ ンキ タンクの底部にそれぞれ配設され、 前記ィンキタンク内のィンキおよび湿 し水を混合するとともに、 吸込口へ移動させる羽根車と、 前記羽根車を駆 動する轴にそれぞれ連結され、 前記吸込口に移動した前記ィンキを吸入し て送り出すインキポンプと、 前記イ ンキポンプから送り出されたイ ンキを ィンキ供給孔を介して、 前記ィンキ元ローラの表面にそれぞれ移送するィ ンキ供給管と、 前記ィンキ元ローラ表面に供給されるィンキ量を一定にす るィンキ供給ブレードと、 前記ィンキ元ローラの幅方向に複数倔設けられ、 前記羽根車および前記ィンキポンプのそれぞれに、 駆動力を伝達するカツ プリ ングとを備えたことを特徴とするインキ供給装置。

2 . 請求の範囲 1に記載のイ ンキ供給装置において、 前記イ ンキ供給ブ レードカ 前記ィンキ元ローラの幅方向に複数個設けられ、 前記ィ ンキ元 ローラとの間に形成されるすき間を調節できるように構成される。

3 . 請求の範囲 1又は 2記載のインキ供給装置において、 前記イ ンキ供 給ブレードが、 上下、 左右、 前後方向の位置決めガイ ド、 着脱時の固定、 解放装置、 およびイ ンキ供給孔と一体化され、 イ ンキ供給ブレードュニッ トを構成されてなる。

4 . 請求の範囲 3記載のイ ンキ供給装置において、 前記イ ンキ供給ブレ 一ドの上 ¾5ί側に設けられ、 前記ィンキ元ローラ上のィンキを搔き落とすリ フレッシュ ドクタと、 前記ィンキ供給ブレードと前記リフレッシュドクタ の中間に設けられた前記ィンキ供給孔、 および過剩ィンキが溢れる開放口 とを前記ィンキ供給ブレードュニッ トに設ける。

5 . 請求の範囲 1記載のイ ンキ供給装置において、 イ ンキ供給管の途中 に、 湿し水乳化装置が設けられる。

6 . 請求の範囲 1記載のィンキ供給装置において、 前記ィンキタンク、 羽根車、 イ ンキポンプ、 およびインキ供給管を 1体化してインキタンクュ ニッ トを構成し、 前記ィンキタンクュニッ トに、 上下、 前後、 左もの位置 決めガイ ド、 および着脱時の固定、 解放装置を設け、 前記インキタンクュ ニ ン トの着脱方向の移動により、 前記羽根車、 ィンキボンブを駆動する前 記力ップリ ングの接断、 および前記ィ ンキ供給管と前記ィンキ供給ブレー ドュニッ トのィ ンキ供給孔との接断を行うように構成する。

7 . 請求の範囲 1または 6記載のイ ンキ供給装置において、 前記カップ リ ングが、 前記ィンキポンプおよび羽根車の駆動軸に固着された被駆動力 ップリ ングと、 機械本体側に支持され、 前記インキタンクュニッ トの着脱 方向の移動により、 前記被駆動カツプリングと接断するとともに、 単一の モータに歯付無端ベルト、 若しくはチヱ一ンでそれぞれ連結され、 前記モ ータの駆動力を伝達する駆動源力ッフ'リ ングとからなる。

8 . 請求の範囲 1または 6記載のイ ンキ供給装置において、 前記カップ リングが、 前記ィンキポンプおよび羽根車の駆動軸に固着された被駆動歯 車と、 単一のモータにスブロケッ トおよびチェーンで連結し、 前記モータ の駆動力を伝達する、 機械本体側に支持された駆動軸に固着されて、 前記 イ ンキタンクュニッ トの着脱方向の移動により、 前記被躯動歯車と嚙合す る駆動歯車とからなる。

9 . 幅方向に複数組のィンキ供給装置を並設してなる印刷機において、 前記イ ンキ供袷装置を構成する部材のうち、 少なく ともイ ンキタンクと、 ィンキポンプと、 ィンキをィンキ元ローラの表面に噴射するィンキ供給ノ ズルと、 同イ ンキタンクとイ ンキ供給ノズルとを接続するイ ンキ供給管と、 前記ィンキ元ローラ上のィンキを所定の膜厚に調整するィンキ供給ブレー ド及び同ィンキ供給ブレードの支持部材を舍むィンキ供給ブレード機構と を一体化したュニッ トとなし、 同ュニッ トを印刷機の本体に着脱自在に構 成したことを特徴とする印刷機のィンキ供給装置。

1 0 . 請求の範囲 9記載のィンキ供給装置において、 前記ュニッ トから 前記イ ンキ供給ブレード機構を切り離して別体とし、 前記ュニッ トにある I、は印刷機本体に着脱自在に構成する。

1 1 . 請求の範囲 9または 1 0記載のィ ンキ供給装置において、 前記ィ ンキポンプに連結される被駆動カツプリ ングと、 前記印刷機本体に装備さ れた駆動源力ップリングとが、 前記ィンキ供給装置を所定の位置への設定 とともに自動的に連結可能に構成される。

1 2 . ィンキローラの軸方向に複数色のィンキが供給される印剐機にお いて、 ドクタローラの表面から搔き取り ドクタによって搔き取ったイ ンキ を誘導するインキ誘導板が底部に設けられるとともに、 同誘導板の両側に これと直角方向に、 相隣るィ ンキ同士の混合を阻止する混色防止壁を固着 してなる搔き取りィンキセパレータを、 前記搔き取り ドクタを支持する搔 き取り ドクタ支持装置の軸方向に並設したことを特徴とする印刷機のィン キ搔き取り装置。

1 3 . 請求の範囲 1 2記載のインキ搔き取り装置において、. 前記搔き取 りィンキセパレータは、 その下部に設けられた搔き取られたィンキの流出 部がインキタンクの上方に位置するように配置されてなる。

1 4 . 請求の範囲 1 2または 1 3記載のィンキ搔き取り装置において、 j 前記搔き取りィンキセバレータを上記搔き取り ドクタ支持装置に位置決め して固定しあるいはこの固定状態から脱せしめるクランプ装置を備える。

0