JPH03258545A - オフセット印刷機 - Google Patents
オフセット印刷機Info
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- JPH03258545A JPH03258545A JP2056569A JP5656990A JPH03258545A JP H03258545 A JPH03258545 A JP H03258545A JP 2056569 A JP2056569 A JP 2056569A JP 5656990 A JP5656990 A JP 5656990A JP H03258545 A JPH03258545 A JP H03258545A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/02—Ducts, containers, supply or metering devices
- B41F31/06—Troughs or like reservoirs with immersed or partly immersed, rollers or cylinders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F7/00—Rotary lithographic machines
- B41F7/02—Rotary lithographic machines for offset printing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Liquid Developers In Electrophotography (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、インキ装置と湿し水装置とを備えたオフセ
ット印刷機に関する。にり詳細には、インキ装置が、刷
版の幅方向に分割された各領域毎のインキ供給量の調整
の為の手段を有しない、所謂キーレスのインキ装置であ
るオフセット印刷機に関する。
ット印刷機に関する。にり詳細には、インキ装置が、刷
版の幅方向に分割された各領域毎のインキ供給量の調整
の為の手段を有しない、所謂キーレスのインキ装置であ
るオフセット印刷機に関する。
(従来の技術)
オフセット印刷機のためのキーレスのインキ装置及びキ
ーレスのインキ装置を備えたオフセット印刷機は、刷版
上の画線部分に合わせたインキ供給量の調整を不要とす
る印刷工程上の大きなメリットを有することから、近年
、多数の様式が開示されている。例え゛ば、実公昭63
−16522号「簡略化したオフセット印刷に使用する
無水インキ供給装置」公報に示されるもの(以下「従来
技術1」という)、特開昭63−57236号「オフセ
ットリトグラフ印刷機のキーを備えていないインキ着は
装置」公報に示されるもの(以下「従来技術2」という
)、特開平1−113244号公報「リトグラフィ印刷
装置」公報に示されるもの(以下「従来技術3」という
)が公知である。
ーレスのインキ装置を備えたオフセット印刷機は、刷版
上の画線部分に合わせたインキ供給量の調整を不要とす
る印刷工程上の大きなメリットを有することから、近年
、多数の様式が開示されている。例え゛ば、実公昭63
−16522号「簡略化したオフセット印刷に使用する
無水インキ供給装置」公報に示されるもの(以下「従来
技術1」という)、特開昭63−57236号「オフセ
ットリトグラフ印刷機のキーを備えていないインキ着は
装置」公報に示されるもの(以下「従来技術2」という
)、特開平1−113244号公報「リトグラフィ印刷
装置」公報に示されるもの(以下「従来技術3」という
)が公知である。
従来技術1は、インキ貯留レベルを決定する流出堰を有
するインキパンと、インキパン内のインキに一部を浸漬
して回転するファウンテンローラ−と、ファウンテンロ
ーラ−と版胴上の刷版面に当接するフオームローラーと
の間に設けたドタターブレードつきのメツシュローラー
と、インキを収容するインキタンクと、流出堰から溢れ
出たインキをインキタンクに導く、脱水フィルターを介
在させた管路と、インキタンク内のインキをインキパン
内に送給する、インキポンプを介在させた管路とから構
成されたインキ供給装置で、刷版面からインキパン内に
侵入した湿し水を、インキパン内の過剰インキとともに
流出堰から溢れさせ、脱水フィルターを通過させてこれ
を除去することにより、常に湿し水の影響のないインキ
をインキパン内に貯留し、これを刷版面に供給しようと
するものである。
するインキパンと、インキパン内のインキに一部を浸漬
して回転するファウンテンローラ−と、ファウンテンロ
ーラ−と版胴上の刷版面に当接するフオームローラーと
の間に設けたドタターブレードつきのメツシュローラー
と、インキを収容するインキタンクと、流出堰から溢れ
出たインキをインキタンクに導く、脱水フィルターを介
在させた管路と、インキタンク内のインキをインキパン
内に送給する、インキポンプを介在させた管路とから構
成されたインキ供給装置で、刷版面からインキパン内に
侵入した湿し水を、インキパン内の過剰インキとともに
流出堰から溢れさせ、脱水フィルターを通過させてこれ
を除去することにより、常に湿し水の影響のないインキ
をインキパン内に貯留し、これを刷版面に供給しようと
するものである。
従来技術2は、インキと水との混合液(以下従来技術2
の説明中では、「インキ等」という)の貯留レベルを決
定する流出堰を有するトレーと流出堰から溢れ出たイン
キ等を収容する溜め部分とを隣接して設けかつトレーの
全長に添ってインキと水の混合物を導入する装置を設け
るとともにトレーと溜め部分とを連結させるポンプ装置
と印刷により消費された量の新しい補充用インキを導入
する装置を具備したインキパン装置と、トレ一部分の内
部にトレー内壁から離して装着されかつ回転によってト
レー内のインキ又はインキ等を流出堰に向けて流すパン
ローラーと、パンローラーと干渉するように装着されパ
ンローラーからインキ等を受は入れかつインキフオーム
ローラーに送り出す、セルを有する計量ローラーと、計
量ローラーの過剰のインキ等をトレーに戻す位置に計量
ローラーと接触するように装着された掻き取り刃と、イ
ンキパン装置にお(」る新しい補充用インキを導入する
装置を作動するためのインキ液面測定装置とから構成さ
れたインキ着は装置である。そしてその好適な実施態様
として、溜め部分が、溜め部分内のインキ等の水の量が
40%以下に保てるだけの十分大きな容積をもった構成
、又、トレーがパンローラーの外面曲率にほぼ合致した
弓形の形状である底部を有する構成、かつ、その底部が
パンローラー外面から6,3ミリメートル074インチ
)から25.4ミリメートル(1インヂ)だけ離れた構
成等が開示されている。そしてこの装置は、溜め部分の
インキ等を、ポンプ装置によってトレーの全長に沿って
導入しかつ、トレー内のインキ等を、パンローラーの回
転によるポンプ圧送作用によって絶えず流出堰を溢れさ
せて溜め部分に収容されるようにしており、このため、
インキ中の水分が完全に均質化した状態で維持され、そ
の結果、計量ローラー又はインキローラー又は版面の結
像領域からのインキの剥離を生ぜしめる遊離水の蓄積を
一掃しようとするものである。
の説明中では、「インキ等」という)の貯留レベルを決
定する流出堰を有するトレーと流出堰から溢れ出たイン
キ等を収容する溜め部分とを隣接して設けかつトレーの
全長に添ってインキと水の混合物を導入する装置を設け
るとともにトレーと溜め部分とを連結させるポンプ装置
と印刷により消費された量の新しい補充用インキを導入
する装置を具備したインキパン装置と、トレ一部分の内
部にトレー内壁から離して装着されかつ回転によってト
レー内のインキ又はインキ等を流出堰に向けて流すパン
ローラーと、パンローラーと干渉するように装着されパ
ンローラーからインキ等を受は入れかつインキフオーム
ローラーに送り出す、セルを有する計量ローラーと、計
量ローラーの過剰のインキ等をトレーに戻す位置に計量
ローラーと接触するように装着された掻き取り刃と、イ
ンキパン装置にお(」る新しい補充用インキを導入する
装置を作動するためのインキ液面測定装置とから構成さ
れたインキ着は装置である。そしてその好適な実施態様
として、溜め部分が、溜め部分内のインキ等の水の量が
40%以下に保てるだけの十分大きな容積をもった構成
、又、トレーがパンローラーの外面曲率にほぼ合致した
弓形の形状である底部を有する構成、かつ、その底部が
パンローラー外面から6,3ミリメートル074インチ
)から25.4ミリメートル(1インヂ)だけ離れた構
成等が開示されている。そしてこの装置は、溜め部分の
インキ等を、ポンプ装置によってトレーの全長に沿って
導入しかつ、トレー内のインキ等を、パンローラーの回
転によるポンプ圧送作用によって絶えず流出堰を溢れさ
せて溜め部分に収容されるようにしており、このため、
インキ中の水分が完全に均質化した状態で維持され、そ
の結果、計量ローラー又はインキローラー又は版面の結
像領域からのインキの剥離を生ぜしめる遊離水の蓄積を
一掃しようとするものである。
従来技術3は、インキと湿し水の混合液(以下従来技術
3の説明中では「混合液」という)を収納しかつ循環さ
せる貯蔵装置と、インキ溜め装置と、混合液を貯蔵装置
からインキ溜め装置に移動させるための、貯蔵装置とイ
ンキ溜め装置に連結されたポンプ装置と、混合液をイン
キ溜め装置から受けるためにインキ溜め装置に近接して
装架されたインキ出しローラーと、インキ出しローラー
から混合液を受けてフオームローラーに渡すためにイン
キ出しローラーと接触して装架されたセル付きメータリ
ングローラーと、貯蔵装置に戻されるべき過剰の混合液
を生じさせる位置でセル付きメータリングローラーに接
触して装架された掻き取り刃と、混合液中の水量を測定
しその電気信号を与えるべく貯蔵装置とインキ溜め装置
の間でポンプ装置と整列して連結された水センザー装置
と、印刷過程で消費されたインキと湿し水を補充するた
めに要求される通りの新鮮なインキと水の所定量を既存
の混合液に導くための、水センザー装置からの電気信号
に応答する装置とからなり、刷版に、あらかじめインキ
と水とを調合した混合液を供給するようにした装置を有
するリトグラフィ印刷装置である。そしてその好適な実
施態様として、混合液を供給するようにした装置におい
て、インキ溜め装置が貯蔵装置の内部に位置せしめられ
るとともに、インキ出しローラーの形状と一致する概略
弓形形状を有している構成、又、混合液を供給するよう
にした装置において、セル付きメータリングローラーが
フオームローラーに接触して通り過ぎた位置でセル付き
メータリングローラーと接触する第2の掻き取り刃が設
けられるとともに貯蔵装置が第2の掻き取り刃によって
セル付きメータリングローラーから取り除かれた材料を
受けるための分離した溜め大部分を含む構成、かつ、そ
の分離した溜め大部分がポンプ装置に作動可能に連結さ
れた構成等が開示されている。そしてこの装置は、刷版
にインキと水の像区分を与えるために適宜なセンサーと
水補充装置を用いてインキと水の量を自動制御しながら
調合した、実質的に単波である湿し水を含むインキすな
わち混合液を、刷版の像区分のために使い果たす湿し水
を連続的にインキ補充しながら、刷版にインキと水の像
区分を与えるのに十分な量だけ供給しようとするもので
ある。
3の説明中では「混合液」という)を収納しかつ循環さ
せる貯蔵装置と、インキ溜め装置と、混合液を貯蔵装置
からインキ溜め装置に移動させるための、貯蔵装置とイ
ンキ溜め装置に連結されたポンプ装置と、混合液をイン
キ溜め装置から受けるためにインキ溜め装置に近接して
装架されたインキ出しローラーと、インキ出しローラー
から混合液を受けてフオームローラーに渡すためにイン
キ出しローラーと接触して装架されたセル付きメータリ
ングローラーと、貯蔵装置に戻されるべき過剰の混合液
を生じさせる位置でセル付きメータリングローラーに接
触して装架された掻き取り刃と、混合液中の水量を測定
しその電気信号を与えるべく貯蔵装置とインキ溜め装置
の間でポンプ装置と整列して連結された水センザー装置
と、印刷過程で消費されたインキと湿し水を補充するた
めに要求される通りの新鮮なインキと水の所定量を既存
の混合液に導くための、水センザー装置からの電気信号
に応答する装置とからなり、刷版に、あらかじめインキ
と水とを調合した混合液を供給するようにした装置を有
するリトグラフィ印刷装置である。そしてその好適な実
施態様として、混合液を供給するようにした装置におい
て、インキ溜め装置が貯蔵装置の内部に位置せしめられ
るとともに、インキ出しローラーの形状と一致する概略
弓形形状を有している構成、又、混合液を供給するよう
にした装置において、セル付きメータリングローラーが
フオームローラーに接触して通り過ぎた位置でセル付き
メータリングローラーと接触する第2の掻き取り刃が設
けられるとともに貯蔵装置が第2の掻き取り刃によって
セル付きメータリングローラーから取り除かれた材料を
受けるための分離した溜め大部分を含む構成、かつ、そ
の分離した溜め大部分がポンプ装置に作動可能に連結さ
れた構成等が開示されている。そしてこの装置は、刷版
にインキと水の像区分を与えるために適宜なセンサーと
水補充装置を用いてインキと水の量を自動制御しながら
調合した、実質的に単波である湿し水を含むインキすな
わち混合液を、刷版の像区分のために使い果たす湿し水
を連続的にインキ補充しながら、刷版にインキと水の像
区分を与えるのに十分な量だけ供給しようとするもので
ある。
(発明が解決しようとする課題)
以上記載の従来の技術においては、それぞれに課題があ
った。
った。
従来技術1は、オフセット印刷を行うキーレスのインキ
装置として理想的な装置であるが、現状では、脱水フィ
ルターの性能が目的とするレベルに達しておらず、又、
脱水フィルターの連続使用が短期間しか行えず、更に、
流動性の良くないインキの使用も困難であり、現時点で
は実用性に乏しい。
装置として理想的な装置であるが、現状では、脱水フィ
ルターの性能が目的とするレベルに達しておらず、又、
脱水フィルターの連続使用が短期間しか行えず、更に、
流動性の良くないインキの使用も困難であり、現時点で
は実用性に乏しい。
従来技術2は、インキパン装置におけるトレーのインキ
流動を良くするための工夫がなされるとともに、溜め部
分の容積が十分大きくなされ、かつ、溜め部分とトレー
との間のインキ循環を良化し、この循環作用により、イ
ンキ内に侵入した湿し水をインキ内に均一分散し、湿し
水がインキ内に部分的に集合する結果を生ずる、インキ
着は装置の各ローラーのいずれか、とりわけパンローラ
ーにおいて、水膜で被覆された表面部分が出現し、そこ
へのインキ付着が水膜によって妨げられ、刷版面へのイ
ンキ供給に不都合が生じてしまうのを防止しようとする
ものである。しかし、前記のような単なる循環作用では
、インキ内に侵入した湿し水の細分化が十分に行なわれ
ず、結局、インキ内に侵入した湿し水のインキ内への分
散は不十分なままであり、従って、前記不都合の防止は
完全ではなかった。
流動を良くするための工夫がなされるとともに、溜め部
分の容積が十分大きくなされ、かつ、溜め部分とトレー
との間のインキ循環を良化し、この循環作用により、イ
ンキ内に侵入した湿し水をインキ内に均一分散し、湿し
水がインキ内に部分的に集合する結果を生ずる、インキ
着は装置の各ローラーのいずれか、とりわけパンローラ
ーにおいて、水膜で被覆された表面部分が出現し、そこ
へのインキ付着が水膜によって妨げられ、刷版面へのイ
ンキ供給に不都合が生じてしまうのを防止しようとする
ものである。しかし、前記のような単なる循環作用では
、インキ内に侵入した湿し水の細分化が十分に行なわれ
ず、結局、インキ内に侵入した湿し水のインキ内への分
散は不十分なままであり、従って、前記不都合の防止は
完全ではなかった。
従来技術3は、刷版面に対し、インキと湿し水とを別々
に供給せずに、あらかじめ所定の割合でインキと湿し水
とを混合調整した混合液のみを供給するようにし、刷版
面上またはその近傍ローラー上でインキと湿し水に分離
せしめてそれぞれ画線部分と非画線部分とに供給するこ
とにより、インキと湿し水とを別々に供給する場合に生
じていた、従来技術2の課題として指摘したような、イ
ンキイノ(給におけろ水膜によるローラーへのインキ付
着不良を防止しようとするものである。しかし、前記の
ように混合液を供給する場合、インキと湿し水との両方
を、刷版面上で必要となる量だけ供給するためには、厳
しい混合割合の管理が必要であるが、混合液のインキと
湿し水の混合割合は、印刷によって消費されるインキと
湿し水の量が相違することや版面の非画線部分に残留し
た湿し水がローラーを伝わりて供給元側に戻ること等か
ら、印刷中は常時変化しており、これを正確に把握する
ために、インキと湿し水とを完全に均一に混合する手段
及び性能の良好なインキ用の水センサーが必要となる。
に供給せずに、あらかじめ所定の割合でインキと湿し水
とを混合調整した混合液のみを供給するようにし、刷版
面上またはその近傍ローラー上でインキと湿し水に分離
せしめてそれぞれ画線部分と非画線部分とに供給するこ
とにより、インキと湿し水とを別々に供給する場合に生
じていた、従来技術2の課題として指摘したような、イ
ンキイノ(給におけろ水膜によるローラーへのインキ付
着不良を防止しようとするものである。しかし、前記の
ように混合液を供給する場合、インキと湿し水との両方
を、刷版面上で必要となる量だけ供給するためには、厳
しい混合割合の管理が必要であるが、混合液のインキと
湿し水の混合割合は、印刷によって消費されるインキと
湿し水の量が相違することや版面の非画線部分に残留し
た湿し水がローラーを伝わりて供給元側に戻ること等か
ら、印刷中は常時変化しており、これを正確に把握する
ために、インキと湿し水とを完全に均一に混合する手段
及び性能の良好なインキ用の水センサーが必要となる。
又、刷版面上又はその近傍ローラー上でインキと湿し水
が確実に分離することが保証されていなければならず、
その為に、冷却手段等のインキと湿し水とを分離するた
めの手段を設ける必要がある。即ち、従来技術3は制御
面でも他の面でも構成が複雑になり、故障の発生ずる頻
度が高くなるとともに保守管理が繁雑さを増し、加えて
、コスト的にも高いものであった。
が確実に分離することが保証されていなければならず、
その為に、冷却手段等のインキと湿し水とを分離するた
めの手段を設ける必要がある。即ち、従来技術3は制御
面でも他の面でも構成が複雑になり、故障の発生ずる頻
度が高くなるとともに保守管理が繁雑さを増し、加えて
、コスト的にも高いものであった。
この発明は、実用的でしかも構成が簡単であり、かつ、
インキ装置に侵入した湿し水を効率よく細分化して、イ
ンキを供給経路をなすローラー、とりわけインキ供給経
路の最上流ローラーへのインキの付着の不良をなくし、
安定したインキ供給を継続して印刷することの可能なオ
フセット印刷機を提供することを目的とするものである
。
インキ装置に侵入した湿し水を効率よく細分化して、イ
ンキを供給経路をなすローラー、とりわけインキ供給経
路の最上流ローラーへのインキの付着の不良をなくし、
安定したインキ供給を継続して印刷することの可能なオ
フセット印刷機を提供することを目的とするものである
。
(課題を解決するための手段)
この発明は、
インキ装置と湿し水装置とを備え、インキ装置が、イン
キメータリングローラーを含む1以」二の回転自在なロ
ーラーよりなるインキ供給経路と、インキ供給経路の最
」二点ローラーの外周面に略そって近接しかつ最上流ロ
ーラーの回転方向下流側に向かってその近接距離を小さ
くしたインキ留保手段と、最」二点ローラーの外周面及
び/又はインキ留保手段内にインキを付与するインキ付
与手段と、インキ供給においてインキメータリングロー
ラーの下流側となる部材に到達する前のインキメータリ
ングローラー外周面に当接するドクターブレードと、所
定量のインキを貯留できる容積を備えたインキ貯留手段
と、インキ貯留手段とインキ付与手段とをインギボンプ
を介在させて連結したインキ送給管路とを有することを
特徴とするオフセット印刷機、 および 前記オフセット印刷機において更にインキ装置にお(プ
るインキ貯留手段が、ドクターブレードによる掻き取り
物を収容可能であるオフセット印刷機、 および 前記のそれらオフセット印刷機において更にインキ装置
が、インキ供給においてインキメータリングローラーの
下流側となる部材に到達し通過した後のインキメータリ
ングローラー外周面に当接する第2ドクターブレードを
有するとともに、インキ貯留手段が、第2ドクターブレ
ードによる掻き取り物を収容可能であるオフセット印刷
機、 および 前記のそれらオフセット印刷機にお′いて更にインキ装
置が、インキ送給管路中を送給されて移動するインキを
所定圧で加圧するための負荷手段をインキ送給管路中に
有するオフセット印刷機、 および 前記のそれらオフセット印刷機において更にインキ装置
におけるインキ留保手段の最上流ローラー外周面に対す
る最小近接距離が5ミリメートル以下であるオフセット
印刷機、を提供する。
キメータリングローラーを含む1以」二の回転自在なロ
ーラーよりなるインキ供給経路と、インキ供給経路の最
」二点ローラーの外周面に略そって近接しかつ最上流ロ
ーラーの回転方向下流側に向かってその近接距離を小さ
くしたインキ留保手段と、最」二点ローラーの外周面及
び/又はインキ留保手段内にインキを付与するインキ付
与手段と、インキ供給においてインキメータリングロー
ラーの下流側となる部材に到達する前のインキメータリ
ングローラー外周面に当接するドクターブレードと、所
定量のインキを貯留できる容積を備えたインキ貯留手段
と、インキ貯留手段とインキ付与手段とをインギボンプ
を介在させて連結したインキ送給管路とを有することを
特徴とするオフセット印刷機、 および 前記オフセット印刷機において更にインキ装置にお(プ
るインキ貯留手段が、ドクターブレードによる掻き取り
物を収容可能であるオフセット印刷機、 および 前記のそれらオフセット印刷機において更にインキ装置
が、インキ供給においてインキメータリングローラーの
下流側となる部材に到達し通過した後のインキメータリ
ングローラー外周面に当接する第2ドクターブレードを
有するとともに、インキ貯留手段が、第2ドクターブレ
ードによる掻き取り物を収容可能であるオフセット印刷
機、 および 前記のそれらオフセット印刷機にお′いて更にインキ装
置が、インキ送給管路中を送給されて移動するインキを
所定圧で加圧するための負荷手段をインキ送給管路中に
有するオフセット印刷機、 および 前記のそれらオフセット印刷機において更にインキ装置
におけるインキ留保手段の最上流ローラー外周面に対す
る最小近接距離が5ミリメートル以下であるオフセット
印刷機、を提供する。
用)
この発明の構成によれば、インキ供給経路中の最」二点
ローラーの外周面及び/又はインキ留保手段内に付与さ
れたインキは、最上流ローラーの回転によって、最」二
点ローラーとインキ留保手段との近接空間を、層流状態
で流動変位する。しかも、最」二点ローラーの外周面と
インキ留保手段との近接距離が最上流ローラーの回転方
向下流側に向かって徐々に小さくなっているために、こ
の間を層流状態で流動変位するインキの圧力は、第3図
に示すように、インキ留保手段における最上流ローラー
の回転方向下流側に向かって高くなる。
ローラーの外周面及び/又はインキ留保手段内に付与さ
れたインキは、最上流ローラーの回転によって、最」二
点ローラーとインキ留保手段との近接空間を、層流状態
で流動変位する。しかも、最」二点ローラーの外周面と
インキ留保手段との近接距離が最上流ローラーの回転方
向下流側に向かって徐々に小さくなっているために、こ
の間を層流状態で流動変位するインキの圧力は、第3図
に示すように、インキ留保手段における最上流ローラー
の回転方向下流側に向かって高くなる。
一方、加圧下のインキ内に存在する湿し水は、第4図(
a)に示すように、インキ側から(作 作用する外圧に対する反力である内圧によって安定し、
その体積の大きさにかかわらず、球形又は適宜の形状を
維持する。しかし、最下流ローラーとインキ留保手段と
の近接空間におけるような、加圧された状態でしかも層
流状態で流動変位するインキ内の湿し水は、その体積の
大きいものが、インキの層流状態の流動によって、球形
又は所定の形状が第4図(b)に示すように、インキの
流動する向きに伸ばされて変形しかつ外圧と内圧の均衡
が部分的に崩れて極めて不安定になり、くびれを生じて
、第4図(c)に示すように、より安定して球形又は所
定の形状を維持できる大きさまで分裂してインキ内に分
散する。
a)に示すように、インキ側から(作 作用する外圧に対する反力である内圧によって安定し、
その体積の大きさにかかわらず、球形又は適宜の形状を
維持する。しかし、最下流ローラーとインキ留保手段と
の近接空間におけるような、加圧された状態でしかも層
流状態で流動変位するインキ内の湿し水は、その体積の
大きいものが、インキの層流状態の流動によって、球形
又は所定の形状が第4図(b)に示すように、インキの
流動する向きに伸ばされて変形しかつ外圧と内圧の均衡
が部分的に崩れて極めて不安定になり、くびれを生じて
、第4図(c)に示すように、より安定して球形又は所
定の形状を維持できる大きさまで分裂してインキ内に分
散する。
従って、インキ内に、インキ供給経路を構成するローラ
ーの外周面に水膜を形成するだけの湿し水、の集合部分
がなくなり、刷版面へのインキ供給が安定し、印刷品質
が安定する。
ーの外周面に水膜を形成するだけの湿し水、の集合部分
がなくなり、刷版面へのインキ供給が安定し、印刷品質
が安定する。
又、インキメータリングローラーに第2ドクターブレー
ドを当接させた構成では、刷版面からインキ内に侵入し
た湿し水は、インキ供給においてメータリングローラー
の下流側となる部材からインキメータリングローラーに
転移され、他に転移する前に、残留インキとともに掻き
取られ、インキ貯留手段に収容された後、インキポンプ
により、インキ送給管路を介してインキ付与手段から、
最下流ローラー外周面及び/又はインキ留保手段に付与
される。
ドを当接させた構成では、刷版面からインキ内に侵入し
た湿し水は、インキ供給においてメータリングローラー
の下流側となる部材からインキメータリングローラーに
転移され、他に転移する前に、残留インキとともに掻き
取られ、インキ貯留手段に収容された後、インキポンプ
により、インキ送給管路を介してインキ付与手段から、
最下流ローラー外周面及び/又はインキ留保手段に付与
される。
従って、インキ内の湿し水は、インキが、インキ貯留手
段に収容される過程、インキポンプによりインキ送給管
路をインキ付与手段に向けて送給される過程及びインキ
メータリングローラー及び/又はインキ留保手段内に付
与される過程において、それぞれ生ずる攪拌作用によっ
て、ある程度分裂させられ、インキ内に分散し、その後
に行なわれる最下流ローラーとインキ留保手段との近接
空間における湿し水の分裂、インキ内への分裂の作用効
率を高める一助となる。
段に収容される過程、インキポンプによりインキ送給管
路をインキ付与手段に向けて送給される過程及びインキ
メータリングローラー及び/又はインキ留保手段内に付
与される過程において、それぞれ生ずる攪拌作用によっ
て、ある程度分裂させられ、インキ内に分散し、その後
に行なわれる最下流ローラーとインキ留保手段との近接
空間における湿し水の分裂、インキ内への分裂の作用効
率を高める一助となる。
更に、インキ送給管路中に負荷手段を有する構成では、
インキ内の湿し水は、インキポンプによるインキ送給管
路をインキ付与手段に向けて送給されるときに、インキ
とともに加圧下にありかつ前記インキ送給管路内を層流
状態で流動変位することにより、最下流ローラーとイン
キ留保手段との近接空間における湿し水の分裂と同様に
、外圧と内圧とが安定して所定の形状を維持できる大き
さまで分裂してインキ内に分散し、最下流ローラーとイ
ンキ留保手段との近接空間における湿し水の分裂、イン
キ内への分散の作用効率をより積極的に高める。
インキ内の湿し水は、インキポンプによるインキ送給管
路をインキ付与手段に向けて送給されるときに、インキ
とともに加圧下にありかつ前記インキ送給管路内を層流
状態で流動変位することにより、最下流ローラーとイン
キ留保手段との近接空間における湿し水の分裂と同様に
、外圧と内圧とが安定して所定の形状を維持できる大き
さまで分裂してインキ内に分散し、最下流ローラーとイ
ンキ留保手段との近接空間における湿し水の分裂、イン
キ内への分散の作用効率をより積極的に高める。
(実 施 例)
次に、この発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図、第2図はこの発明に係る異なる実施例であるオ
フセット印刷機の概略構成図である。オフセット印刷機
は、ブランケット胴BC,このプランケット胴BCとの
間に案内された料紙Wに対しブランケット胴BCと共同
して印圧を作用せしめる圧胴又は他のブランケット胴I
C1版胴PC1版胴PCの外周面に装着した刷版(図示
せず)の画線部分にインキを供給するインキ装置I及び
刷版の非画線部分に湿し水を供給する湿し水装置りを有
する。そしてオフセット印刷機は、ブランケット胴BC
に装着した図示しないブランケットの表面を介して、刷
版の画線部分を料紙Wに印刷する。
フセット印刷機の概略構成図である。オフセット印刷機
は、ブランケット胴BC,このプランケット胴BCとの
間に案内された料紙Wに対しブランケット胴BCと共同
して印圧を作用せしめる圧胴又は他のブランケット胴I
C1版胴PC1版胴PCの外周面に装着した刷版(図示
せず)の画線部分にインキを供給するインキ装置I及び
刷版の非画線部分に湿し水を供給する湿し水装置りを有
する。そしてオフセット印刷機は、ブランケット胴BC
に装着した図示しないブランケットの表面を介して、刷
版の画線部分を料紙Wに印刷する。
このようなオフセット印刷機において、第1図に示す実
施例では、インキ装置Iは、次のように構成される。
施例では、インキ装置Iは、次のように構成される。
インキ供給経路は、ファウンテンローラ−(1)、イン
キメータリングローラー(2)及びインキフオームロー
ラー(3)a、 (3)bからなる。・そしてインキ供
給経路の最上流ローラーであるファウンテンローラ−(
1)の外周面に略そって近接し、かつファウンテンロー
ラ−(1)の回転方向下流側に向かってその近接距離を
小さくするとともに、ファウンテンローラ−(1)を収
容できる長さを有するインキ保留手段であるインキファ
ウンテン(4)を設け、このインキファウンテン(4)
内に、インキファウンテン(4)の長手方向に略−様と
なる様にインキを付与する、インキ付与手段であるイン
キノズル(5)を設ける。更に、インキメータリングロ
ーラー(2)の外周面であって、インキメータリングロ
ーラー (2)の回転において、ファウンテンローラ−
(1)との対向部を通過しかつインキフオームローラー
(3)a、(3)bの外周面に到達する前の部分に、イ
ンキメータリングローラー(2)の全長にわたった当接
するドクターブレード(6)を設ける。更にインキメー
タリングローラー(2)の外周面であって、インキメー
タリングローラー(2)の回転において、インキフオー
ムローラー(3)a、 (3)bの外周面に到達し通過
しかつファウンテンローラ−(+)との対向部に到達す
る前の部分に、インキメータリングローラー(2)の全
長にわたって当接する第2ドクターブレード(7)を設
ける。更にインキファウンテン(4)の下方に、ドクタ
ーブレード(6)及び第2ドクターブレード(7)によ
って掻き取られたものを収容することのできるインキ貯
留手段(8)を設ける。
キメータリングローラー(2)及びインキフオームロー
ラー(3)a、 (3)bからなる。・そしてインキ供
給経路の最上流ローラーであるファウンテンローラ−(
1)の外周面に略そって近接し、かつファウンテンロー
ラ−(1)の回転方向下流側に向かってその近接距離を
小さくするとともに、ファウンテンローラ−(1)を収
容できる長さを有するインキ保留手段であるインキファ
ウンテン(4)を設け、このインキファウンテン(4)
内に、インキファウンテン(4)の長手方向に略−様と
なる様にインキを付与する、インキ付与手段であるイン
キノズル(5)を設ける。更に、インキメータリングロ
ーラー(2)の外周面であって、インキメータリングロ
ーラー (2)の回転において、ファウンテンローラ−
(1)との対向部を通過しかつインキフオームローラー
(3)a、(3)bの外周面に到達する前の部分に、イ
ンキメータリングローラー(2)の全長にわたった当接
するドクターブレード(6)を設ける。更にインキメー
タリングローラー(2)の外周面であって、インキメー
タリングローラー(2)の回転において、インキフオー
ムローラー(3)a、 (3)bの外周面に到達し通過
しかつファウンテンローラ−(+)との対向部に到達す
る前の部分に、インキメータリングローラー(2)の全
長にわたって当接する第2ドクターブレード(7)を設
ける。更にインキファウンテン(4)の下方に、ドクタ
ーブレード(6)及び第2ドクターブレード(7)によ
って掻き取られたものを収容することのできるインキ貯
留手段(8)を設ける。
更に加えて、インキ貯留手段(8)とインキノズル(5
)とを連結するインキ送給管路(10)を、インキポン
プ(9)を介在させて設け、かつインキ送給管路(10
)の途中に、負荷手段である加圧弁(例えば安全弁)(
11)を設ける。
)とを連結するインキ送給管路(10)を、インキポン
プ(9)を介在させて設け、かつインキ送給管路(10
)の途中に、負荷手段である加圧弁(例えば安全弁)(
11)を設ける。
第2図に示す実施例では、インキ装置Iは、第1図に示
す実施例の構成から、ファウンテンローラ−(1)を削
除して構成される。即ち、インキ供給経路における最上
流ローラーはインキメータリングローラー(2)があて
られ、このインキメータリングローラー(2)の外周面
に略沿って近接し、かつインキメータリングローラー(
2)の回転方向下流側に向かってその近接距離を小さく
するとともに、インキメータリングローラー(2)を収
容できる長さを有するインキファウンテン(2)が設け
られる。
す実施例の構成から、ファウンテンローラ−(1)を削
除して構成される。即ち、インキ供給経路における最上
流ローラーはインキメータリングローラー(2)があて
られ、このインキメータリングローラー(2)の外周面
に略沿って近接し、かつインキメータリングローラー(
2)の回転方向下流側に向かってその近接距離を小さく
するとともに、インキメータリングローラー(2)を収
容できる長さを有するインキファウンテン(2)が設け
られる。
次に実施例の作用について説明する。以上の構成によれ
ば、インキポンプ(9)の作動により、インキ貯留手段
(8)に貯留されているインキがインキ送給管路(10
)を通ってインキノズル(5)に達し、インキファウン
テン(4)に付与される。インキ送給管路(10)内の
インキは、移送速度が、第5図中につで示す速度分布を
なす層流で移送され、加圧弁(11)よりインキ貯留手
段(8)側では、加圧弁(11)によって設定された適
宜圧力を負荷される。尚、加圧弁(II)が設けられな
い構成(図示せず)では、加圧弁(11)によって設定
される圧力負荷はなされない。また、インキファウンテ
ン(4)に付与されたインキに過剰分があるときは、イ
ンキファウンテン(4)から溢れて、インキ貯留手段(
8)に収容される。
ば、インキポンプ(9)の作動により、インキ貯留手段
(8)に貯留されているインキがインキ送給管路(10
)を通ってインキノズル(5)に達し、インキファウン
テン(4)に付与される。インキ送給管路(10)内の
インキは、移送速度が、第5図中につで示す速度分布を
なす層流で移送され、加圧弁(11)よりインキ貯留手
段(8)側では、加圧弁(11)によって設定された適
宜圧力を負荷される。尚、加圧弁(II)が設けられな
い構成(図示せず)では、加圧弁(11)によって設定
される圧力負荷はなされない。また、インキファウンテ
ン(4)に付与されたインキに過剰分があるときは、イ
ンキファウンテン(4)から溢れて、インキ貯留手段(
8)に収容される。
こうした状況下でオフセット印刷機を作動すると、イン
キファウンテン(4)内のインキは、ファウンテンロー
ラ−(1)(第2図に示す実施例においては「インキメ
ータリングローラー」(2))の回転によって、インキ
ファウンテン(4)とファウンテンローラ−(I)(第
2図に示す実施例においては「インキメータリングロー
ラー J(2) )の外周面との近接空間をファウンテ
ンローラ−(1)(第2図に示す実施例においては「イ
ンキメータリングローラーJ(2))の回転に従って流
動変位し、かつファウンテンローラ−(1)(第2図に
示す実施例においては「インキメータリングローラーJ
(2))の外周面に略均−に付着する。又、近接空間が
ファウンテンローラ−(]) (第2図に示す実施例に
おいては「インキメータリングローラーj(2))の回
転方向下流側に向かって狭まっているため、流動変位に
より、インキは除々に加圧される。流動変位によりイン
キに作用する圧力は、概略を第3図中にアで示す圧力分
布のように変化する。又、流動変位は、第4図(b)又
は(C)中にイで示す速度分布をなす層流で行なわれる
。
キファウンテン(4)内のインキは、ファウンテンロー
ラ−(1)(第2図に示す実施例においては「インキメ
ータリングローラー」(2))の回転によって、インキ
ファウンテン(4)とファウンテンローラ−(I)(第
2図に示す実施例においては「インキメータリングロー
ラー J(2) )の外周面との近接空間をファウンテ
ンローラ−(1)(第2図に示す実施例においては「イ
ンキメータリングローラーJ(2))の回転に従って流
動変位し、かつファウンテンローラ−(1)(第2図に
示す実施例においては「インキメータリングローラーJ
(2))の外周面に略均−に付着する。又、近接空間が
ファウンテンローラ−(]) (第2図に示す実施例に
おいては「インキメータリングローラーj(2))の回
転方向下流側に向かって狭まっているため、流動変位に
より、インキは除々に加圧される。流動変位によりイン
キに作用する圧力は、概略を第3図中にアで示す圧力分
布のように変化する。又、流動変位は、第4図(b)又
は(C)中にイで示す速度分布をなす層流で行なわれる
。
第1図に図示する実施例では、更にファウンテンローラ
−(1)は、回転することにより、ファウンテンローラ
−(1)の外周面に付着したインキを、ファウンテンロ
ーラ−(1)とインキメータリングローラー(2)との
対向部に導き、ファウンテンローラ−(1)と逆向きに
回転するインキメータリングローラー(2)に転移する
。
−(1)は、回転することにより、ファウンテンローラ
−(1)の外周面に付着したインキを、ファウンテンロ
ーラ−(1)とインキメータリングローラー(2)との
対向部に導き、ファウンテンローラ−(1)と逆向きに
回転するインキメータリングローラー(2)に転移する
。
インキを転移されたメータリングローラー(2)(第2
図に示す実施例においてはインキの付着したメータリン
グローラー(2))は、回転することによって、その外
周面に当接するドクターブレード(6)によって過剰イ
ンキを掻き取られた後、インキフオームローラー(3)
a。
図に示す実施例においてはインキの付着したメータリン
グローラー(2))は、回転することによって、その外
周面に当接するドクターブレード(6)によって過剰イ
ンキを掻き取られた後、インキフオームローラー(3)
a。
(3)bと当接してインキフオームローラー(3)a。
(3)bにインキを転移する。
インキフオームローラー(a) a、 (3) bは、
回転することによって、版胴PCの外周面に装着した刷
版(図示せず)に当接し、インキメータリングローラー
(2)から転移されたインキを、刷版の画線部分に転移
供給する。このとき、刷版の非画線部分には、湿し水装
置りによって湿し水が供給されており、インキフオーム
ローラー(3)a、(3)bのインキが非画線部分へ転
移するのを防止する。
回転することによって、版胴PCの外周面に装着した刷
版(図示せず)に当接し、インキメータリングローラー
(2)から転移されたインキを、刷版の画線部分に転移
供給する。このとき、刷版の非画線部分には、湿し水装
置りによって湿し水が供給されており、インキフオーム
ローラー(3)a、(3)bのインキが非画線部分へ転
移するのを防止する。
刷版の画線部分に転移供給されたインキは、ブランケッ
ト胴BCの外周に装着された図示しないブランケットの
表面を介して、料紙Wに印刷される。
ト胴BCの外周に装着された図示しないブランケットの
表面を介して、料紙Wに印刷される。
一方、刷版と当接した後のインキフオームローラー(3
)a、(3)bの外周には、湿し水が、刷版の非画線部
分から転移される。
)a、(3)bの外周には、湿し水が、刷版の非画線部
分から転移される。
このようにしてインキ装置Iに侵入した湿し水は、イン
キフオームローラー(3) a 、 (3) bと当接
するインキメータリングローラー(2)に転移され、イ
ンキフオームローラー(3) a、 (3) bと当接
した後のインキメータリングローラー(2)の外周面に
当接する第2ドクターブレード(7)によって、インキ
メータリングローラー(2)の外周面に残留した余剰イ
ンキと共に、その大半が掻き取られ、インキ貯留手段(
8)にインキとの混合状態で一旦貯留される。そして、
前述したように、インキポンプ(9)の作動によって、
インキとの混合酸として、インキファウンテン(4)に
付与される。第2ドクターブレード(7)を擦り抜けた
僅かな湿し水は、ファウンテンローラ−(1)(第2図
に示す実施例においては「インキメータリングローラー
J(2))の外周を経てインキファウンテン(4)に達
し、インキと混じる。
キフオームローラー(3) a 、 (3) bと当接
するインキメータリングローラー(2)に転移され、イ
ンキフオームローラー(3) a、 (3) bと当接
した後のインキメータリングローラー(2)の外周面に
当接する第2ドクターブレード(7)によって、インキ
メータリングローラー(2)の外周面に残留した余剰イ
ンキと共に、その大半が掻き取られ、インキ貯留手段(
8)にインキとの混合状態で一旦貯留される。そして、
前述したように、インキポンプ(9)の作動によって、
インキとの混合酸として、インキファウンテン(4)に
付与される。第2ドクターブレード(7)を擦り抜けた
僅かな湿し水は、ファウンテンローラ−(1)(第2図
に示す実施例においては「インキメータリングローラー
J(2))の外周を経てインキファウンテン(4)に達
し、インキと混じる。
尚、第2ドクターブレード(7)が設けられない構成(
図示せず)では、インキ装置Iに侵入した湿し水は、イ
ンキメータリングローラー(2)、ファウンテンローラ
−(1)のそれぞれの外周を経てインキファウンテン(
4)に達し、インキと混じる。
図示せず)では、インキ装置Iに侵入した湿し水は、イ
ンキメータリングローラー(2)、ファウンテンローラ
−(1)のそれぞれの外周を経てインキファウンテン(
4)に達し、インキと混じる。
次に、インキ装置Iに侵入し、インキと混合状態となっ
た湿し水の挙動について、より詳細に説明する。
た湿し水の挙動について、より詳細に説明する。
前記のように、第2ドクターブレード(7)によって、
インキメータリングローラー(2)の外周面に残留した
余剰インキと共に掻き取られた湿し水は、掻き取り及び
インキ貯留手段(8)への落下にともなう攪拌作用によ
ってインキ内に取り込まれるとともにある程度分裂し、
インキ内に分散してインキとの混合液となる。
インキメータリングローラー(2)の外周面に残留した
余剰インキと共に掻き取られた湿し水は、掻き取り及び
インキ貯留手段(8)への落下にともなう攪拌作用によ
ってインキ内に取り込まれるとともにある程度分裂し、
インキ内に分散してインキとの混合液となる。
次に、インキポンプ(9)を通過するときに、混合液は
乱流状態となり、これによる攪拌作用により、混合液内
の湿し水は更に分裂し、混合状態が改善される。続いて
、インキ送給管(10)において、層流状態と加圧弁(
11)による加圧作用とにより、混合液内の湿し水は、
インキ側からの外圧とそれに対する内圧との均衡を保持
できる大きさまで分裂し、インキ内により良好に分散し
た状態の混合液として、インキファウンテン(4)に付
与される。
乱流状態となり、これによる攪拌作用により、混合液内
の湿し水は更に分裂し、混合状態が改善される。続いて
、インキ送給管(10)において、層流状態と加圧弁(
11)による加圧作用とにより、混合液内の湿し水は、
インキ側からの外圧とそれに対する内圧との均衡を保持
できる大きさまで分裂し、インキ内により良好に分散し
た状態の混合液として、インキファウンテン(4)に付
与される。
インキファウンテン(4)に付与された混合液は、ファ
ウンテンローラ−(1)(第2図に示す実施例において
は「インキメータリングローラーJ(2))の回転に従
って、インキファンテン(4)に沿ってインキファンテ
ン(4)とファウンテンローラ−(I)(第2図に示す
実施例においては「インキメータリングローラーJ(2
))の外周面との近接空間を流動変位するが、この流動
変位において、前記混合液は、前記したように層流状態
となり、しかも、変位するにつれて大きくなる加圧作用
を受ける。即ち、インキ供給経路中の最上流ローラーで
あるファンテンローラー(I)(第2図に示す実施例に
おいては「インキメータリングローラー(2)J)の外
周面及び/又はインキファウンテン(4)内に付与され
たインキは、最」二点ローラーであるファンテンローラ
ー(1)(第2図に示す実施例においては「インキメー
タリングローラー(2)J)の回転によって最上流ロー
ラーとインキファウンテン(4)との近接空間を、層流
状態で流動変位する。しかも、最上流ローラーの外周面
とインキファウンテン(4)との近接距離が最上流ロー
ラーの回転方向下流側に向かって除々に小さくなってい
るために、この間を層流状態で流動変位するインキの圧
力は、第3図に示すように、インキファウンテン(4)
における最上流ローラーの回転方向下流側に向かって高
くなる。
ウンテンローラ−(1)(第2図に示す実施例において
は「インキメータリングローラーJ(2))の回転に従
って、インキファンテン(4)に沿ってインキファンテ
ン(4)とファウンテンローラ−(I)(第2図に示す
実施例においては「インキメータリングローラーJ(2
))の外周面との近接空間を流動変位するが、この流動
変位において、前記混合液は、前記したように層流状態
となり、しかも、変位するにつれて大きくなる加圧作用
を受ける。即ち、インキ供給経路中の最上流ローラーで
あるファンテンローラー(I)(第2図に示す実施例に
おいては「インキメータリングローラー(2)J)の外
周面及び/又はインキファウンテン(4)内に付与され
たインキは、最」二点ローラーであるファンテンローラ
ー(1)(第2図に示す実施例においては「インキメー
タリングローラー(2)J)の回転によって最上流ロー
ラーとインキファウンテン(4)との近接空間を、層流
状態で流動変位する。しかも、最上流ローラーの外周面
とインキファウンテン(4)との近接距離が最上流ロー
ラーの回転方向下流側に向かって除々に小さくなってい
るために、この間を層流状態で流動変位するインキの圧
力は、第3図に示すように、インキファウンテン(4)
における最上流ローラーの回転方向下流側に向かって高
くなる。
一方加圧下のインキ内に存在する湿し水は、第4図(a
)に示すように、インキ側から作用する外圧に対する反
力である内圧によって安定し、その体積の大きさに拘わ
らず、球形又は適宜の形状を維持する。しかし、最下流
ローラーとインキファウンテン(4)との近接空間にお
けるような、加圧された状態でしかも層流状態で流動変
位するインキ内の湿し水は、その体積の大きいものが、
インキの層流状態の流動によって、球形又は所定の形状
が、第4図(b)示すように、インキの流動する向きに
伸ばされて変形しかつ外圧と内圧の均衡が部分的に崩れ
て極めて不安定になり、くびれを生じて、第4図(C)
に示すように、上り安定して球形又は所定の形状を維持
できる大きさまで分裂してインキ内により良好かつ均一
に分散され、−層均一な混合液として、ファウンテンロ
ーラ−(1)の外周面に良好に付着せしめられる。
)に示すように、インキ側から作用する外圧に対する反
力である内圧によって安定し、その体積の大きさに拘わ
らず、球形又は適宜の形状を維持する。しかし、最下流
ローラーとインキファウンテン(4)との近接空間にお
けるような、加圧された状態でしかも層流状態で流動変
位するインキ内の湿し水は、その体積の大きいものが、
インキの層流状態の流動によって、球形又は所定の形状
が、第4図(b)示すように、インキの流動する向きに
伸ばされて変形しかつ外圧と内圧の均衡が部分的に崩れ
て極めて不安定になり、くびれを生じて、第4図(C)
に示すように、上り安定して球形又は所定の形状を維持
できる大きさまで分裂してインキ内により良好かつ均一
に分散され、−層均一な混合液として、ファウンテンロ
ーラ−(1)の外周面に良好に付着せしめられる。
従って、インキ内に、インキ供給経路を構成するローラ
ーの外周面に水膜を形成するだけの湿し水の集合部分が
なくなり、刷版面へのインキ供給が安定し、印刷品質が
安定する。
ーの外周面に水膜を形成するだけの湿し水の集合部分が
なくなり、刷版面へのインキ供給が安定し、印刷品質が
安定する。
加圧弁(11)を設けない構成においては、インキ送給
管路(10)における混合液内の湿し水の分裂の効率が
多少低くなる。又、第2ドクターブレード(7)を設け
ない構成(図示せず)においては、インキ装置Iに侵入
した湿し水は、インキメータリングローラー(2)の外
周面に残留する余剰インキとともに行なわれる第2ドク
ターブレード(7)による掻き取り及びインキ貯留手段
(8)への落下に伴う分裂、インキポンプ(9)を通過
するときの分裂及びインキ送給管路(10)を移送され
るときの分裂を経ることなく、インキフオームローラ(
3) a、 (31b、インキメータリングローラー(
2)、ファウンテンローラ−(1)の各ローラー外周面
の転移により、その転移のたびに分裂を繰り返しながら
インキファウンテン(4)内に至り、インキと混じる。
管路(10)における混合液内の湿し水の分裂の効率が
多少低くなる。又、第2ドクターブレード(7)を設け
ない構成(図示せず)においては、インキ装置Iに侵入
した湿し水は、インキメータリングローラー(2)の外
周面に残留する余剰インキとともに行なわれる第2ドク
ターブレード(7)による掻き取り及びインキ貯留手段
(8)への落下に伴う分裂、インキポンプ(9)を通過
するときの分裂及びインキ送給管路(10)を移送され
るときの分裂を経ることなく、インキフオームローラ(
3) a、 (31b、インキメータリングローラー(
2)、ファウンテンローラ−(1)の各ローラー外周面
の転移により、その転移のたびに分裂を繰り返しながら
インキファウンテン(4)内に至り、インキと混じる。
従って、加圧弁(11)を設けない構成においても第2
ドクターブレード(7)を設けない構成においても、イ
ンキファウンテン(4)に付与されたばかりの混合液内
の湿し水及びインキファウンテン(4)に至ってインキ
と混じったばかりの湿し水は、第1図に示す実施例にお
けるインキファウンテン(4)に付与されたばかりの混
合液内の湿し水に比べて分裂の程度が低いが、インキフ
ァウンテン(4)とファウンテンローラ−(]) (第
2図に示す実施例においては「インキメータリングロー
ラーJ(2))との近接空間をインキファウンテンロー
ラ−(I)(第2図に示す実施例においては「インキメ
ータリングローラーJ(2))の回転に従って流動変位
することにより、十分有効なだけ細かく分裂し、インキ
内に分散される。 尚、更に、出願人によるテストでは
、インキファウンテン(4)とファウンテンローラ−(
1)の外周面との近接空間における最小近接距離が5ミ
リメートル以下の構成において、前記湿し水の分裂に良
好な結果を得た。
ドクターブレード(7)を設けない構成においても、イ
ンキファウンテン(4)に付与されたばかりの混合液内
の湿し水及びインキファウンテン(4)に至ってインキ
と混じったばかりの湿し水は、第1図に示す実施例にお
けるインキファウンテン(4)に付与されたばかりの混
合液内の湿し水に比べて分裂の程度が低いが、インキフ
ァウンテン(4)とファウンテンローラ−(]) (第
2図に示す実施例においては「インキメータリングロー
ラーJ(2))との近接空間をインキファウンテンロー
ラ−(I)(第2図に示す実施例においては「インキメ
ータリングローラーJ(2))の回転に従って流動変位
することにより、十分有効なだけ細かく分裂し、インキ
内に分散される。 尚、更に、出願人によるテストでは
、インキファウンテン(4)とファウンテンローラ−(
1)の外周面との近接空間における最小近接距離が5ミ
リメートル以下の構成において、前記湿し水の分裂に良
好な結果を得た。
この発明は、以」二記載の実施例に局限されるものでは
なく、特許請求の範囲を逸脱しない設計上の改変を含む
ものである。
なく、特許請求の範囲を逸脱しない設計上の改変を含む
ものである。
(効 果)
この発明の実施により、キーレスオフセット印刷機にお
いて、極めて実用的でしかも簡単な構成により、インキ
装置に侵入した湿し水を効率よく細かく分裂させること
ができ、湿し水がインキ中で集中して存在することをな
くしたので、インキ供給経路をなずローラ、とりわけイ
ンキ供給経路の最上流ローラーへのインキ付着の不良を
なくし、安定したインキ供給を継続してオフセット印刷
をすることが可能となった。
いて、極めて実用的でしかも簡単な構成により、インキ
装置に侵入した湿し水を効率よく細かく分裂させること
ができ、湿し水がインキ中で集中して存在することをな
くしたので、インキ供給経路をなずローラ、とりわけイ
ンキ供給経路の最上流ローラーへのインキ付着の不良を
なくし、安定したインキ供給を継続してオフセット印刷
をすることが可能となった。
従って、印刷作業効率が良好となり、又印刷品質が良好
かつ安定したものとなった。
かつ安定したものとなった。
第1図及び第2図は、この発明であるオフセット印刷機
の異なる実施例を示す概略構成図、第3図は、インキフ
ァウンテンとファウンテンローラ−の近接空間をファウ
ンテンローラ−の回転に従って流動変位するインキ(く
作用する圧力分布を模式的に示す説明図、第4図(a)
乃至(c)は、前記近接空間においてインキ内の湿し水
が分離する過程を模式的に示した説明図、第5図は、イ
ンキ送給管路を移送されるインキの速度分布を模式的、
に示した説明図である。 (1)・・・・・・ファウンテンローラ−1(2)・・
・・・・インキメータリングローラー、(3)a、(3
)b ・インキフオームローラー、(4)・・・・・
・インキファウンテン、(5)・・・・インキノズル、
(6)・・・・ドクターブレード、(7)・・・・第2
ドクターブレード、(8)・・・・・インキ貯留手段、
(9)・・・・インキポンプ、(10)・・・インキ送
給管路、(11)加圧弁、 PC・・・・・・版胴、BC・・・・・・ブランケット
胴、IC・・・・・・圧胴または他のブランケット胴、
l・・・・ インキ装置、D・・・・・・湿し水装置、
W・・・・・・料紙、ア・・・・・・圧力分布を示ず曲
線、イ、つ・・・・・速度分布を示す曲線 −〒 派
の異なる実施例を示す概略構成図、第3図は、インキフ
ァウンテンとファウンテンローラ−の近接空間をファウ
ンテンローラ−の回転に従って流動変位するインキ(く
作用する圧力分布を模式的に示す説明図、第4図(a)
乃至(c)は、前記近接空間においてインキ内の湿し水
が分離する過程を模式的に示した説明図、第5図は、イ
ンキ送給管路を移送されるインキの速度分布を模式的、
に示した説明図である。 (1)・・・・・・ファウンテンローラ−1(2)・・
・・・・インキメータリングローラー、(3)a、(3
)b ・インキフオームローラー、(4)・・・・・
・インキファウンテン、(5)・・・・インキノズル、
(6)・・・・ドクターブレード、(7)・・・・第2
ドクターブレード、(8)・・・・・インキ貯留手段、
(9)・・・・インキポンプ、(10)・・・インキ送
給管路、(11)加圧弁、 PC・・・・・・版胴、BC・・・・・・ブランケット
胴、IC・・・・・・圧胴または他のブランケット胴、
l・・・・ インキ装置、D・・・・・・湿し水装置、
W・・・・・・料紙、ア・・・・・・圧力分布を示ず曲
線、イ、つ・・・・・速度分布を示す曲線 −〒 派
Claims (5)
- (1)インキ装置と湿し水装置とを備え、インキ装置が
、インキメータリングローラーを含む1以上の回転自在
なローラーよりなるインキ供給経路と、インキ供給経路
の最上流ローラーの外周面に略そって近接しかつ最上流
ローラーの回転方向下流側に向かってその近接距離を小
さくしたインキ留保手段と、最上流ローラーの外周面及
び/又はインキ留保手段内にインキを付与するインキ付
与手段と、インキ供給においてインキメータリングロー
ラーの下流側となる部材に到達する前のインキメータリ
ングローラー外周面に当接するドクターブレードと、所
定量のインキを貯留できる容積を備えたインキ貯留手段
と、インキ貯留手段とインキ付与手段とをインキポンプ
を介在させて連結したインキ送給管路とを有することを
特徴とするオフセット印刷機。 - (2)インキ装置におけるインキ貯留手段が、ドクター
ブレードによる掻き取り物を収容可能である請求項1に
記載のオフセット印刷機。 - (3)インキ装置が、インキ供給においてインキメータ
リングローラーの下流側となる部材に到達し通過した後
のインキメータリングローラー外周面に当接する第2ド
クターブレードを有するとともに、インキ貯留手段が、
第2ドクターブレードによる掻き取り物を収容可能であ
る請求項1又は請求項2に記載のオフセット印刷機。 - (4)インキ装置が、インキ送給管路中を送給されて移
動するインキを所定圧で加圧するための負荷手段をイン
キ送給管路中に有する請求項1又は請求項2又は請求項
3に記載のオフセット印刷機。 - (5)インキ装置におけるインキ留保手段の最上流ロー
ラー外周面に対する最小近接距離が5ミリメートル以下
である請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4
に記載のオフセット印刷機。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056569A JP2954260B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | オフセット印刷機 |
AU72646/91A AU654123B2 (en) | 1990-03-09 | 1991-03-05 | Offset printing apparatus |
US07/665,547 US5357864A (en) | 1990-03-09 | 1991-03-07 | Offset printing apparatus with ink storage device |
EP91103500A EP0445812B1 (en) | 1990-03-09 | 1991-03-07 | Offset printing apparatus |
DE69113655T DE69113655T2 (de) | 1990-03-09 | 1991-03-07 | Offset-Druckgerät. |
AT91103500T ATE128905T1 (de) | 1990-03-09 | 1991-03-07 | Offset-druckgerät. |
CA002037851A CA2037851C (en) | 1990-03-09 | 1991-03-08 | Offset printing apparatus and process |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056569A JP2954260B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | オフセット印刷機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03258545A true JPH03258545A (ja) | 1991-11-18 |
JP2954260B2 JP2954260B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=13030776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2056569A Expired - Lifetime JP2954260B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | オフセット印刷機 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5357864A (ja) |
EP (1) | EP0445812B1 (ja) |
JP (1) | JP2954260B2 (ja) |
AT (1) | ATE128905T1 (ja) |
AU (1) | AU654123B2 (ja) |
CA (1) | CA2037851C (ja) |
DE (1) | DE69113655T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997025210A1 (fr) * | 1996-01-11 | 1997-07-17 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Alimentation en encre d'une presse d'imprimerie et racleur d'encre |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2906951B2 (ja) * | 1993-08-11 | 1999-06-21 | ボールドウィン アジア パシフィック コーポレーション | オフセット印刷機の湿し水供給装置 |
JP2864224B2 (ja) * | 1995-06-30 | 1999-03-03 | 株式会社東京機械製作所 | インキ供給装置 |
JP2873925B2 (ja) * | 1995-08-28 | 1999-03-24 | 株式会社東京機械製作所 | 脱水機能を有するインキ供給装置 |
AU4171497A (en) | 1996-09-30 | 1998-04-24 | Accel Graphics Systems, Inc. | Method and apparatus for maintaining ink level in ink fountain of printing press |
EP1107868A1 (en) * | 1998-03-09 | 2001-06-20 | Baldwin Graphic Systems, Inc. | Method for cleaning cylinders of a press utilizing press water |
JP2001310447A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Komori Corp | 輪転印刷機のインキ装置 |
DE10028477A1 (de) | 2000-06-08 | 2001-12-13 | Roland Man Druckmasch | Vorrichtung zum Dosieren und zur Vergleichmäßigung einer Farbschicht auf der Oberfläche einer Druckmaschinenwalze |
DE10242996B3 (de) * | 2002-09-17 | 2004-02-26 | Koenig & Bauer Ag | Feuchtwerk für eine Druckmaschine |
JP5910141B2 (ja) * | 2012-02-13 | 2016-04-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像装置及び画像形成装置 |
Citations (2)
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JPS6357236A (ja) * | 1986-08-28 | 1988-03-11 | ロツクウエル インタ−ナシヨナル コ−ポレ−シヨン | オフセツトリトグラフ印刷機のキ−を備えていないインキ着け装置 |
Family Cites Families (8)
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US4048919A (en) * | 1975-08-04 | 1977-09-20 | Woods Kenneth D | Water fountain control wiper unit for offset printing machines |
US4527479A (en) * | 1981-07-31 | 1985-07-09 | Dahlgren Harold P | Ink removal, circulating and distributing system |
US4497250A (en) * | 1983-02-08 | 1985-02-05 | Motter Printing Press Co. | Ink Fountain |
DE3622550C2 (de) * | 1986-07-04 | 1994-05-05 | Koenig & Bauer Ag | Offset-Kurzfarbwerk |
US4864925A (en) * | 1987-09-28 | 1989-09-12 | Rockwell International Corporation | Simplified lithography using ink and water admixtures |
JP2529878Y2 (ja) * | 1988-08-25 | 1997-03-19 | 三菱重工業株式会社 | キーレス印刷機 |
JPH0286449A (ja) * | 1988-09-22 | 1990-03-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | インキ供給装置 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2056569A patent/JP2954260B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-03-05 AU AU72646/91A patent/AU654123B2/en not_active Ceased
- 1991-03-07 DE DE69113655T patent/DE69113655T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-07 US US07/665,547 patent/US5357864A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-07 AT AT91103500T patent/ATE128905T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-03-07 EP EP91103500A patent/EP0445812B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-08 CA CA002037851A patent/CA2037851C/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS595068A (ja) * | 1982-06-14 | 1984-01-11 | サン・ケミカル・コ−ポレ−シヨン | インキ付装置 |
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WO1997025210A1 (fr) * | 1996-01-11 | 1997-07-17 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Alimentation en encre d'une presse d'imprimerie et racleur d'encre |
US5979319A (en) * | 1996-01-11 | 1999-11-09 | Mitsubishi Jukogo Kabushiki Kaisha | Ink feeder of a printing press and ink scraper with separated ink guide |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69113655T2 (de) | 1996-05-30 |
JP2954260B2 (ja) | 1999-09-27 |
EP0445812A3 (en) | 1992-02-19 |
CA2037851A1 (en) | 1991-09-10 |
AU7264691A (en) | 1991-09-12 |
EP0445812B1 (en) | 1995-10-11 |
US5357864A (en) | 1994-10-25 |
DE69113655D1 (de) | 1995-11-16 |
ATE128905T1 (de) | 1995-10-15 |
AU654123B2 (en) | 1994-10-27 |
CA2037851C (en) | 1999-08-03 |
EP0445812A2 (en) | 1991-09-11 |
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