JP2002347218A - 印刷機におけるインキと水の供給方法及びその装置 - Google Patents

印刷機におけるインキと水の供給方法及びその装置

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JP2002347218A JP2001156304A JP2001156304A JP2002347218A JP 2002347218 A JP2002347218 A JP 2002347218A JP 2001156304 A JP2001156304 A JP 2001156304A JP 2001156304 A JP2001156304 A JP 2001156304A JP 2002347218 A JP2002347218 A JP 2002347218A
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Akikazu Seo
昭和 瀬尾
Kazuhiro Ando
和浩 安藤
Masakazu Aoki
将一 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキ性状や運転状態に影響されず、印刷に
適した含水インキを供給することができ、キーレスイン
キングにおいても安定した含水インキを合成することが
できる印刷機におけるインキと水の供給方法及びその装
置を提供する。 【解決手段】 平版印刷において、含水インキから分離
されて版胴14上の刷版7面上に転移形成された水膜の
厚さを計測することによって、生インキの量と水の量と
を制御して該含水インキの含水率を調節することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機におけるイ
ンキと水の供給方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷機におけるインキと水の供給
方法について図面を用いて以下に説明する。図5は、従
来の平版印刷機におけるインキと水の供給装置の概略を
示し、図6は、上記供給装置におけるインキ供給部を詳
細に示す。ここで説明する印刷機械は、インキローラの
本数を減らして簡略化したキーレスインキングと呼ばれ
るインキ装置を備えており、インキや湿し水の調整を容
易にすることと、機械の製作コストを低くすることを目
的として作られた機械である。
【0003】図5に示すように、水は、湿し水供給装置
30から水往復ローラ31と水着けローラ32を経て、
版胴14に巻着した刷版7に供給される。一方、インキ
は、図6に示すように、インキ循環タンク20に溜めら
れており、その底部のスクリュー21により攪拌され、
インキ圧送ポンプ24により絞り弁23を持つインキ圧
送配管22を通って、インキ供給ノズル25に送られ
る。インキ供給ノズル25からインキ元ローラ10に噴
射されたインキは、インキ元ローラ10とインキ供給ド
クタ16との空間9に充満し、インキ供給ドクタ16に
よりインキ元ローラ10表面上に均一な膜厚として形成
される。そして、このインキは、図5に示すように、イ
ンキ受渡しローラ11とドクタローラ12とインキ着け
ローラ13とを経て刷版7に供給される。インキ着けロ
ーラ13から刷版7に転移した後の残インキは絵柄に対
応したむらになっているが、ドクタブレード17により
掻き取られるため、ドクタローラ12上のインキは凹凸
の無い均一な膜厚の状態になる。また、掻き取られたイ
ンキは、インキ循環タンク20に落下し回収される。
【0004】インキ循環タンク20内のインキは、印刷
に供することにより消費され減少する。しかし、図6に
示すように、検知センサ26によってインキ上面8を検
知しており、インキ上面8の低下に伴ってインキ補充配
管40のインキ補充用バルブ41が開かれ、インキ上面
8が一定の高さになるように、図示していないインキ供
給源からインキが補充される。
【0005】また、図5に示すように、刷版7には給水
部3から水が供給されている。平版印刷では刷版7上の
画像が親油性の画線部と親水性の非画線部とで形成され
ており、画線部に選択的にインキをつけるため、版面に
インキと水とが供給される。奇麗な印刷をするために
は、版面の非画線部に均等な水膜を形成し、インキ中に
は細かい水滴が均一に分布した状態で、しかも、その混
合割合(含水率)は一定の範囲にある必要がある。さも
ないとインキが過剰に付着して汚れた紙面になったり、
インキが均一に着いていない、いわゆる色むらのある紙
面になったりする。刷版7面に供給された水は版面から
被印刷物側に消費されるほか、一部はインキに混入して
インキ装置の上流側へ溯るため、含水インキとなる。そ
の割合は、印刷面の画線部の割合や運転状態により変化
する。そこで通常は、湿し水供給装置30の水量調節が
必要となる。
【0006】場合によっては、図6に示すように、イン
キ循環タンク20内に含水率計27を設け、インキの含
水率を計測し、湿し水供給装置30の水量を調節するも
のもある。含水インキに含まれる水分は、インキ着けロ
ーラ13のニップにより刷面7の非画線部に付着し水膜
を形成する。その水膜厚とインキ含水率との関係は、図
3に示すように、印刷において実用的な含水率の範囲で
はほぼ直線的に変化するとみなしてよい。したがって、
インキの含水率を計測することによって、供給すべき湿
し水の量を調節することができる。上記含水率計27と
しては、導電率の変化を利用してインキの含水率を計測
する機器の他に、静電容量の変化を利用したり、特定波
長の光の吸収率を利用したりする機器等がある。
【0007】しかし、インキ循環タンク20内では、小
規模な水の局部的不均一が存在しており、含水率計27
の示す値が、必ずしもタンク20内の全体的なインキと
水の割合を示しているとは言えない。但し、送出される
インキは、インキ循環タンク20の底部のスクリュー2
1で大まかに攪拌され、インキ圧送ポンプ24を通過攪
拌されるためインキの含水率のむらは少なくなる。ま
た、インキ圧送配管22に設置された絞り弁23の作用
で水は一層微細化され、均一化される。
【0008】以上のように、従来の技術では、インキ供
給ノズル25からドクタブレード16を経てインキ元ロ
ーラ10に供給されるインキの含水率と、インキ循環タ
ンク20内のインキ含水率計27による測定値とが異な
る場合が発生し、実際に印刷に供給されるインキの含水
率を適正範囲に制御することは極めて困難であるという
問題がある。この問題を解消するには、インキ循環タン
ク20内の水の偏在をなくすることが必要であるが、こ
のために非常に大掛かりな攪拌装置が必要となり、構造
が複雑になるとともに、スペース的にも経済的にも実用
的ではない。
【0009】また、インキ性状や運転状態が変わった場
合、同一の含水率でも版面に形成される水膜厚は変化す
るという問題がある。すなわち、色むらや汚れ等の印刷
品質上の問題を生ずることになるため、含水率のみで印
刷品質を制御できず、実際の印刷状態を見て含水率の設
定値を調整する必要がある。さらに、上記のような制御
や調整には、印刷機のオペレータに相当な技術や経験が
要求されるという問題もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インキ性状
や運転状態に影響されず、印刷に適した含水インキを供
給することができ、キーレスインキングにおいても安定
した含水インキを合成することができる印刷機における
インキと水の供給方法及びその装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印刷機にお
けるインキと水の供給方法は、平版印刷において、含水
インキから分離されて版胴上の刷版面上に転移形成され
た水膜の厚さを計測することによって、生インキの量と
水の量とを制御して該含水インキの含水率を調節するこ
とを特徴とする。上記水膜の厚さは、給水部によって上
記刷版上に湿し水を供給せずに、上記含水インキのみで
調節することもできる。上記平版印刷がキーレスインキ
ングを用いた平版印刷とすることもできる。
【0012】本発明に係る印刷機におけるインキと水の
供給装置は、平版印刷機において、版胴上に巻着された
刷版の外周面に近接して設置された水膜厚を計測する手
段と、インキ循環タンクの含水インキの量を計測する手
段と、該インキ循環タンクにインキと水をそれぞれ定量
的に供給する手段とを備えることを特徴とする。上記刷
版上に湿し水を供給する手段を備えないこともできる。
上記平版印刷機をキーレスインキングを用いた平版印刷
機とすることができる。
【0013】上記水膜厚を計測する手段としては、高速
回転中の版刷面上に形成された水膜の厚さを計測できる
ものであれば特に限定されないが、例えば、赤外線水膜
センサ、電磁式膜厚計や、静電容量式膜厚計などを用い
ることができる。上記インキ循環タンクの含水インキの
量を計測する手段としては、タンク内の液体の量を計測
できるものであれば特に限定されないが、例えば、静電
容量式インキレベルセンサ、超音波式レベルセンサや、
熱感式レベルセンサなどを用いることができる。上記イ
ンキ循環タンクにインキと水をそれぞれ定量的に供給す
る手段としては、2つの液体を定量的に供給できるもの
であれば特に限定されないが、例えば、インキ循環タン
クとインキの供給源の間及び上記タンクと水の供給源の
間にそれぞれ設けられた開閉バルブを備えた2つの配管
や、インキ及び水供給源に定量ポンプを備えた配管など
を用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】添付図面に基づいて、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。但し、この実施の形態に記
載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等
は、特に限定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそ
れのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。なお、図5及び図6の従来例と共通する部品、部位
については、同一の符号を付した。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態であって、
キーレスインキングを用いた平板印刷機におけるインキ
と水の供給装置の概略を示す構成図である。図2は、上
記供給装置におけるインキ供給部を詳細に示す構成図で
ある。図1に示すように、本発明に係る印刷機のインキ
と水の供給装置は、図6に示した従来のインキ含水率計
27に代えて、版胴14上の刷版7の外周面に近接して
水膜センサ50を設けるとともに、インキ循環タンク2
0にインキと水を供給することを特徴とする。上記水膜
センサ50としては、特に限定されないが、高速回転中
の版刷面上に形成された水膜の厚さを計測できるもので
あれば良く、例えば、赤外線水膜センサ、電磁式膜厚計
や、静電容量式膜厚計などがある。また、水膜センサ5
0は制御装置51に電気信号が送信できるように通信回
路でつながれている。
【0016】上記のインキ循環タンク20にインキと水
を供給する手段として、図1に示すように、インキ補充
配管40を介してインキ供給容器42と、水補充配管4
5を介して水供給容器47とがそれぞれインキ循環タン
ク20につながれている。インキ補充配管40にはイン
キ補充用バルブ41とインキポンプ43が設けられてお
り、水補充配管45には水補充用バルブ46と水ポンプ
48が設けられている。インキ供給容器42には攪拌器
44が備えられている。インキ補充用バルブ41と水補
給用バルブ45は制御装置51に電気信号が送信できる
ようにそれぞれ通信回路でつながれている。本発明で
は、図1に示したように、水を直接インキ循環タンク2
0に供給する手段を備えることによって、図5に示した
従来の湿し水供給装置30などの給水部3を省略するこ
ともできるが、省略せずに湿し水供給装置30などの給
水部3を同時に備えることもできる。
【0017】インキ供給部2として、図2に示すよう
に、インキ循環タンク20は、インキ表面8を検出する
インキ検知センサ26と、底部にスクリュー21とを備
えており、絞り弁23とインキ圧送ポンプ24を持つイ
ンキ圧送配管15を介してインキ供給ノズル25につな
がっている。インキ供給ノズル25は、インキ元ローラ
10にインキを噴射できる距離で設置されている。イン
キ元ローラ10には、インキ供給ドクタ16が設けられ
ている。また、インキ検知センサ26は制御装置51に
電気信号が送信できるように通信回路でつながれてい
る。上記インキ検知センサ26としては、インキ循環タ
ンク20内のインキの量を計測できるものであれば特に
限定されないが、例えば、静電容量式インキレベルセン
サ、超音波式レベルセンサや、熱感式レベルセンサなど
を用いることができる。
【0018】また、インキ着肉部1は、図1に示すよう
に、インキの受け渡し順に、インキ元ローラ10、イン
キ受渡しローラ11、ドクタローラ12、インキ着けロ
ーラ13、版胴14及びブランケット胴15から構成さ
れている。ドクタローラ12にはドクタブレード17が
設けられている。
【0019】上記の構成によれば、インキ循環タンク2
0に貯められた含水インキは、スクリュー21で攪拌さ
れた後、インキ圧送ポンプ24によってインキ圧送配管
を通り、インキ供給ノズル25でインキ元ローラ10に
噴射される。この時、含水インキ中の水は、絞り弁23
により微細化、均一化されている。噴射された含水イン
キは、インキ元ローラ10とインキ供給ドクタ16によ
って形成される空間9に充満するが、インキ供給ドクタ
16によって含水インキはインキ元ローラ10上に均一
な膜厚で形成される。そして、この含水インキは、イン
キ受渡しローラ11とドクタローラ12とインキ着けロ
ーラ13とを経て、版胴14の外周面に巻着された刷版
7に供給される。刷版7の表面は親油性の画線部と親水
性の非画線部とで形成されているため、含水インキのう
ち画線部にインキが転移して非画線部に水が転移する。
そして、刷版7の非画線部の表面に形成された水膜の厚
さを水膜センサ50により計測する。
【0020】ここで、図4はインキ含水率の制御方法を
示すブロック線図である。図4に示すように、水膜セン
サ50で計測された膜厚のデータは、電気信号として制
御装置51へ送られ、膜厚から含水率が計算される。こ
の計算は、例えば、図3で表された水の膜厚とインキの
含水率の関係によって行うことができる。また、インキ
検知センサ26で計測されたインキ循環タンク20内の
インキの量のデータは、電気信号として制御装置51へ
送られ、インキ循環タンク20内に補充するインキの量
が計算される。この含水率とインキの量から必要な水の
量が計算される。よって、インキ循環タンク20中のイ
ンキに含まれる含水率を印刷に適する値に調整するた
め、インキ補充用バルブ41と水補充用バルブ46の開
度と時間を決定し、インキ補充用バルブ41と水補充用
バルブ46へ操作信号を送り、インキと水の補充を行
う。これにより、精度の高い制御を行うことができる。
本発明の制御例として、特に印刷開始時の制御安定化の
ため、含水率のプリセット制御、又は従来の含水率フィ
ードバック制御と組合せて構成して制御することもでき
る。
【0021】上記のように制御されたインキ補充用バル
ブ41に従って、図1に示すように、インキ供給容器4
2中のインキは、インキポンプ45によりインキ補充配
管45を通ってインキ循環タンク20に供給される。同
様に、水供給容器47中の湿し水も、制御された水補充
用バルブ46に従って、水ポンプ45により水補充配管
45を通ってインキ循環タンク20に供給される。ま
た、攪拌器44は連結したモータを介して駆動され、イ
ンキ供給容器42内のインキを撹拌することにより、イ
ンキの流動性を良くすることができる。
【0022】一方、インキは、印刷絵柄に応じて、消費
した部分と消費しない部分とがあるため、ドクタローラ
12表面に凹凸のあるインキ膜が生じる。このインキ膜
は、ドクタブレード17で掻き取られ、ドクタローラ1
2上のインキ膜を均一化する。掻き取られたインキは、
インキ循環タンク20に落下し回収され、循環使用され
る。しかし、ドクタブレード17で掻き取られたインキ
の内、刷版7の絵柄が無い部分と接触した含水インキは
水だけを消費し、絵柄部分と接触した部分の含水インキ
は含水インキが消費される。したがって、循環するイン
キ中の水分が低下するので、適宜、水を補給する必要が
ある。
【0023】このように本発明は、刷版7の幅方向全域
にわたってインキの消費の有無に関係なく含水率を目標
値に制御した均一なインキ膜を形成することができるた
め、インキ消費量の少ない部分にも必要な水を充分供給
することが可能である。したがって、色むらや汚れ等の
印刷品質上の問題を生ずることなく、含水率のみで印刷
品質を制御することができる。
【0024】ところで、キーレスインキングでない従来
方式の一般的な平版印刷機の場合では、インキ消費の少
ない部分はその消費量に合わせインキを少なく供給して
いる。しかし、インキ消費の少ない部分、すなわち非画
線部には水が多く付着し、ブランケット胴15を経て被
印刷物である紙6に転着し消費される。したがって、水
分不足となるので、供給するインキの含水率を制御する
だけでは非印刷物を汚れない状態にすることができな
い。このため、給水部3として湿し水供給装置6等を別
途設置することが必要となっていた。本発明は、上述し
てきたように、従来の装置に設備していたインキ含水率
計27に代えて、版胴14に巻着した刷版7に近接して
水膜センサ50を設けたもので、前述の非画線部の水膜
厚を直接計測し、印刷品質上、最適の水膜を形成すべく
湿し水の量を制御することができる。したがって、キー
レスインキングでない従来方式の一般的な平版印刷機の
場合であっても、本発明によれば、印刷に適した含水イ
ンキを供給することができる。
【0025】キーレスインキングでは前述したように供
給するインキは全幅均一な膜厚で供給し、かつ含水率を
目標値に制御したインキを供給すれば、図5に示すよう
な従来の湿し水供給装置30等の給水部3を省略するこ
とができる。ただし、別の構成例として、上記湿し水供
給装置30等の給水部3を省略せず、併設した構造とし
関連制御させる方法も採ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記説明した通り、刷版の表
面上の水膜厚を直接計測、制御するため制御精度が向上
し、インキ性状又は運転状態に影響されずに、印刷に適
した含水インキを供給することができる。特に、ドクタ
ブレードによる余剰インキの掻き取りを有するいわゆる
キーレスインキングにおいては、安定した含水インキを
合成することができ、湿し水供給装置、及びそれらに関
連する水往復ローラ、水着けローラ等の構成要素を省略
することが可能となり、印刷ユニットがコンパクトとな
る他、製造原価を低減させることができる。また、関連
して印刷運転時の湿し水調整作業が不要となり、オペレ
ータの熟練技術が不要となる。言い換えれば、負荷が軽
減でき、大幅な省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインキと水の供給装置の全体概略
を示す構成図である。
【図2】本発明に係るインキ供給部の概略を示す構成図
である。
【図3】版面における湿し水の膜厚変化と含水率変化の
相関関係を示す図である。
【図4】本発明に係るインキ含水率の制御方法を示すブ
ロック線図である。
【図5】従来の印刷機におけるインキと水の供給装置の
全体概略を示す構成図である。
【図6】従来のインキ供給部の概略を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 インキ着肉部 2 インキ供給部 3 給水部 6 紙 7 刷版 8 インキ上面 9 空間 10 インキ元ローラ 11 インキ受渡しローラ 12 ドクタローラ 13 インキ着けローラ 14 版胴 15 ブランケット胴 16 インキ供給ドクタ 17 ドクタブレード 20 インキ循環タンク 21 スクリュー 22 インキ圧送配管 23 絞り弁 24 インキ圧送ポンプ 25 インキ供給ノズル 26 インキ検知センサ 27 含水率計 30 湿し水供給装置 31 水往復ローラ 32 水着けローラ 40 インキ補充配管 41 インキ補充用バルブ 42 インキ供給容器 43 インキポンプ 44 攪拌器 45 水補充配管 46 水補充用バルブ 47 水供給容器 48 水ポンプ 50 水膜センサ 51 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41F 31/02 S (72)発明者 青木 将一 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社紙・印刷機械事業部内 Fターム(参考) 2C034 BB06 BB21 BB31 2C250 DB14 DB17 DB21 EA23 EA29 EB20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平版印刷において、含水インキから分離
    されて版胴上の刷版面上に転移形成された水膜の厚さを
    計測することによって、生インキの量と水の量とを制御
    して該含水インキの含水率を調節することを特徴とする
    印刷機におけるインキと水の供給方法。
  2. 【請求項2】 上記水膜の厚さは、給水部によって上記
    刷版上に湿し水を供給せずに、上記含水インキのみで調
    節することを特徴とする請求項1記載の印刷機における
    インキと水の供給方法。
  3. 【請求項3】 上記平版印刷がキーレスインキングを用
    いた平版印刷である請求項1又は2記載の印刷機におけ
    るインキと水の供給方法。
  4. 【請求項4】 平版印刷機において、版胴上に巻着され
    た刷版の外周面に近接して設置された水膜厚を計測する
    手段と、インキ循環タンクの含水インキの量を計測する
    手段と、該インキ循環タンクにインキと水をそれぞれ定
    量的に供給する手段とを備えることを特徴とする印刷機
    におけるインキと水の供給装置。
  5. 【請求項5】 上記刷版上に湿し水を供給する手段を備
    えないことを特徴とする請求項4記載の印刷機における
    インキと水の供給装置。
  6. 【請求項6】 上記平版印刷機がキーレスインキングを
    用いた平版印刷機である請求項4又は5記載の印刷機に
    おけるインキと水の供給装置。
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