WO1997018063A1

WO1997018063A1 - Agrafeuse et cartouche d'agrafes

Info

Publication number: WO1997018063A1
Application number: PCT/JP1996/003370
Authority: WO
Inventors: Naoto Mochizuki; Takashi Kajimura
Original assignee: Nisca Corporation; Acco Usa, Inc.
Priority date: 1995-11-16
Filing date: 1996-11-18
Publication date: 1997-05-22
Also published as: CA2238012A1; JP3355514B2; EP0861708A1; JPH09136271A

Description

曰月牵田ステープラ及びステープルカ一トリッジ技術分野

本発明は、多数の直線状のステーブル（未形成の短線材）が帯状に連結されたステ一プル帯材を収容したステープルカ一トリッジを着脱自在に装着したステ一ブラ及びそのステープルカ一トリッジに関するものである。

背景技術

従来、電動ステープラは、図 1 6の如く多数の直線状のステープル（未形成の短線材） 4 0 0を帯状に連結したステープル帯材 4 0 1をカートリッジ 4 0 2に収納し、このステープルカ一卜リッジ 4 0 2をステープラ本体に脱着可能に装着し、カートリッジ 4 0 2から延出されているステ一ブル帯材 4 0 1の先端を送り機構による送り出し動作（矢印 4 0 4 ) により成形用プロック 4 0 9の保持溝 4 0 9 a内へ送り出し、この保持溝 4 0 9 a内に保持された先端のステープル 4 0 1 aを、挿入手段を構成するドライバ 4 0 5による打ち込み動作（矢印 4 0 6 ) により、まずフォーマ 4 1 0によりコ字形に形成し、さらにそれをドライバ 4 0 5によりシ一ト状物に打ち込むように構成されている。

そして、図 1 7の如く、先端のステーブル 4 0 1 aから一定距離離れた位置に配置された針検知センサ 5 0 1により、ステ一プル帯材 4 0 1の最後端が検出されて、力一トリッジ 4 0 2内の針の残量が一定限度まで減少したことが明らかになったならば、新しい力一卜リッジと交換し、使用済みのカートリッジは廃棄していた。

ただし、針検知センサ 5 0 1は針先端 4 0 1 aから一定距離離れた位置に配置されているため、針検知センサ 5 0 1がステ一プル帯材 4 0 1の最後端を検出した時点で針がなくなつたとして新しい力一トリッジに交換すると、カートリッジ 4 0 2内に残っている余った針が無駄になる。そこで、通常は、針検知センサ 5 0 1の検知後も、ある回数は使用可能としている。

しかし、カートリッジ 4 0 2は、ステープル帯材 4 0 1の移動を上記の送り方向（矢印 4 0 4 ) の一方向とするために、カートリッジ 4 0 2内に、逆戻り防止手段としてリテ一ナスプリング 4 0 3 (図 1 7 ) を備えている。このため、ステ —プル帯材 4 0 1の最後端がリテ一ナスプリング 4 0 3を通過した場合、その後にカートリッジを新しいものに交換すると、旧カートリヅジ内に残存していたステープル帯材 4 0 1が、そのままステ一ブラ本体側に残ることになる。この状態のまま新カートリヅジをステ一ブラ本体に投入すると、残存していた針がステーブラ内部で帯状の配列が乱され、針打ち不良、針ジャムが発生する原因となる。そこで、通常は、図 1 7に示すように、ステーブル帯材 4 0 1の最後端部に曲げによるストツバ部 4 0 1 ' を形成すると共に、リテーナスプリング 4 0 3の一部にこのストツバ部 4 0 1 ' に引つかかり可能な突起によりストツバ係合部 4 0 3 ' を設け、針検知センサ 5 0 1で針無し検知をした後動作を続け、針の残量が所定量になったとき針の最後端部のストヅパ部 4 0 1 ' がリテーナスプリング 4 0 3の突起 4 0 3 ' に引つかかり、メカ的に針送りはできなくなって針が出なくなるように構成している（特公平 6— 9 7 9 2号公報参照）。

上記したように、従来は、カートリッジ内の針の残量が所定量になったならば新しい力一トリヅジと交換し、使用済みのカートリッジは廃棄していた。

しかし、カートリッジケースは合成樹脂から成っているので、その廃棄処理が困難であり、またカートリッジを廃棄することは資源の無駄につながる。一方、力一トリッジケースをユーザ側から回収して来てステ一ブルの補充をするか、あるいはリサイクルするには手間がかかり、製品コストの上昇を招く。

そこで、ステーブルの詰め替えができることが望まれるが、次のような問題点がある。

( 1 ) カートリッジは、逆戻り防止用のリテ一ナスプリング 4 0 3を備えているため、ステ一プル帯材 4 0 1を出口から内部へ逆方向に送り込むことはできず、従って新しいステーブル帯材を挿入することができない。

( 2 ) またステーブル帯材 4 0 1の後端には、残ったステープル帯材をステ一プラ内に残さないためのストツバ部 4 0 1 ' が設けられているので、カートリツジケース内に残ったステ一プル帯材 4 0 1を出口から取り出すことができない。従って、カートリッジケースを分解して再組立作業をすることでしか詰め替えができなかった。

そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、リテーナスプリングを備えていても、又はステ一プル帯材の後端にストッパ部が設けられていても、カートリツジケースを分解せずにステーブル帯材の詰め替えができるステープラ及びそのステ一プルカートリッジを提供することにある。

発明の開示

上記目的を達成するために本発明は、次のようにしたものである。

請求項 1に記載の発明は、多数の直線状ステーブルが帯状に連結されたステープル帯材を収容した着脱自在のカー卜リッジと、この力一卜リヅジ内のステープルの残量が所定量になったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内のステーブルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入手段と、前記カートリッジ内のステ一プル帯材を前記挿入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により綴じシートに挿入されたステーブルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステ一プラにおいて、

前記ステーブルカートリッジは、

前記ステ一プル帯材を揷入手段による挿入位置へ移動自在に収容したケースと、前記ステープル帯材の後端部に設けられたス卜ツバ部と、

前記ケースに設けられ、前記検出手段がステープルの残量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記ストツパ部に係合してステ一プル帯材の移動を阻止するストツバ係合部と、

前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストツバ係合部との間に位置して、ステーブル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステ一プル帯材を交換できるように、ケース先端と前記ストツバ係合部との間の任意の位置から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えた構成としたものである。

この請求項 1の発明では、ステープル帯材の後端が検知された後、何回かステ一プル動作を行った後の任意の時点でカートリジをステ一ブラから外しても、ステ一プル帯材のシ一ト後端部がストッパ係合部と係合するので、ステーブル帯材がステープラ内に残ることが無く、カートリッジと共に取り出される。そして、力一トリッジケースの開閉カバ一を開くことで、リテーナスプリング部ゃシート後端ストツバ係合部におけるステープル帯材との係合が開放され自由になるので、残ったステープル帯材を取り出し、新しいステ一プル帯材を装填することができる。従って、ステ一プル帯材の無くなったカートリッジを廃棄することなく、ステ一プル帯材を詰め替えて再度使用することができる。

請求項 2の発明は、上記カートリッジの開閉カバ一に代えて、ステ一プル帯材を交換できるように、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバーとしたものである。この請求項 2の発明では、カートリッジケースの先端からリテ一ナスプリング部、シ一卜後端ストヅパ係合部を開くようにしたので、残ったステ一プル帯材を取り出すことができ、新しいステープル帯材の装填ができる。

請求項 3の発明は、上記開閉カバーに代えて、ステ一プル帯材を交換できるように、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側を開閉自在の開閉カバーとしたものである。この請求項 3の発明では、リテ一ナスプリング部、シート後端ストツパ係合部が開かれるので、同様にステ一プル帯材の装填ができる。

請求項 4の発明は、上記開閉カバ一に代えて、ステーブル帯材を交換できるように、逆戻り防止手段とストツバ係合部との間から後方側を開閉自在の開閉カバ一としたものである。この請求項 4の発明では、ステ一プル帯材は逆戻り防止手段により押さえられているが、シート後端ストツバ部が開かれるので、残ったステーブル帯材の後端を切り取り、シートを送り方向に引き抜いて除去することで、新しいステ一プル帯材を装填することができる。

上記請求項 1， 2 , 3又は 4に記載のステ一ブラにおける前記開閉カバ一は、相手側ケースのケース後方側を軸に開閉する構成としたり（請求項 5 ) 、相手側ケースの前後方向にスライドして開閉する構成としたり（請求項 6 ) 、相手側ケ —スの幅方向一側に位置する軸を中心に開閉する構成としたり（請求項 7 ) 、相手側ケースの幅方向にスライドして開閉する構成とする（請求項 8 ) 、ことができる。

前記開閉カバーには、相手側ケースにロックされるロック機構を設けるのがよレヽ（請求項 9 ) 。

具体的な構成として、前記ケースは透光性の合成樹脂で形成され、逆戻り防止手段が金属性のスプリングで形成された形態とするのがよい（請求項 1 0 ) 。また、前記挿入手段は、ドライバと、このドライバの左右に連結された駆動アームと、前記曲げ手段側に配置され、駆動アームを駆動してドライバを昇降させるモ一夕とを備えた形態とするのがよい（請求項 1 1 ) 。更に、前記挿入手段と前記曲げ手段とが軸を中心に回動自在に結合され、この軸が前記左右の駆動アームへの駆動伝達軸及び装着された力一トリッジを固定するレバーの回動軸も兼ねる形態とすることにより（請求項 1 2 ) 、簡易かつ小型の構成を得ることができる。また、曲げ手段には、ジャムステ一プルが内部に進入するのを防止するストツバ部材を設けるとよい（請求項 1 3 ) 。

請求項 1 4〜請求項 2 5はステープルカ一トリッジ自体の発明である。

請求項 1 4の発明は、ステープラに着脱自在で、多数の直線状ステ一プルが連結されたステープル帯材がケース内に収容され、ステープラの駆動により綴じシ一卜にステ一ブルが 1本ずつ挿入されるステ一プルカートリッジにおいて、前記ステーブル帯材の後端部に設けたストツバ部と、

前記ケースに設けられ、ステ一プル帯材の残量が所定量に達したことに伴って前記ストツバ部に係合してステープル帯材の移動を阻止するストツバ係合部と、前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストツバ係合部との間に位置してステ一プル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステ一プル帯材を交換できるように、ケース先端と前記ストツバ係合部との間の任意の位置から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたものである。

この請求項 1 4の発明では、ステ一プル帯材の後端が検知された後、何回かステーブル動作を行った後の任意の時点で力一トリッジをステープラから外しても、ステーブル帯材のシ一ト後端部がストツバ係合部と係合するので、ステープル帯材がステープラ内に残ることが無く、カートリッジと共に取り出される。そして、力一トリッジケースの開閉カバ一を開くことで、リテ一ナスプリング部ゃシ一ト後端ストツバ係合部におけるステ一プル帯材との係合が開放され自由になるので、残ったステ一プル帯材を取り出し、新しいステ一プル帯材を装填することができる。従って、ステープル帯材の無くなったカートリッジを廃棄することなく、ステーブル帯材を詰め替えて再度使用することができる。

請求項 1 5の発明は、上記開閉カバーに代えて、ステ一プル帯材を交換できるように、ケース先端から後方側を開閉自在の開閉カバ一としたものである。この請求項 1 5の発明では、カートリッジケースの先端からリテ一ナスプリング部、シート後端ストツバ係合部を開くことを可能としたので、残ったステーブル帯材を取り出し、新しいステ一プル帯材を装填することができる。

請求項 1 6の発明は、上記開閉カバーに代えて、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側を開閉自在の開閉カバ一としたものである。この請求項 1 6の発明では、リテーナスプリング部、シート後端ストツバ係合部が開かれるので、同様にステープル帯材の装填ができる。請求項 1 7の発明は、上記開閉カバーに代えて、ステ一ブル帯材を交換できるように、逆戻り防止手段とストツバ係合部との間から後方側を開閉自在の開閉力バーとしたものである。この請求項 1 7の発明では、ステ一プル帯材は逆戻り防止手段により押さえられているが、シート後端ストッパ部が開かれるので、残つたステーブル帯材の後端を切り取り、そのステープルシ一トを送り方向に引き抜いて除去することで、新しいステ一プル帯材を装填することができる。

請求項 1 8の発明は、ステーブラに着脱自在で、多数の直線状ステーブルが連結されたステ一プル帯材を収容した力一トリッジであって、前記ステ一プル帯材を収容した円形の収納部と、該収納部からステーブル帯材の先端部を接線方向に延出させるよう延在させた延出部とを具備し、該延出部の途中にステ一プル帯材の逆戻りを防止するリテーナスプリングを設けたステ一プル力一卜リッジにおいて、ステ一プル帯材を交換できるように、前記延出部の底部におけるケース先端と前記ストツバ係合部との間の任意の位置を切れ目として、そこから後方側を開閉自在の開閉カバ一として構成したものである。この請求項 1 8の発明では、必ずしもストッパ部及びストツバ係合部を有しないが、開閉カバーを開くことで逆戻り防止手段が開放されるため、同様に新しいステープル帯材の装填を行うことができる。

上記請求項 1 4 , 1 5， 1 6 , 1 7又は 1 8記載のステ一プルカートリッジにおいて、前記開閉カバーは、相手側ケースのケース後方側を軸に開閉する形態としたり（請求項 1 9 ) 、相手側ケースの前後方向にスライドして開閉する形態としたり（請求項 2 0 ) 、相手側ケースの幅方向一側に位置する軸を中心に開閉する形態としたり（請求項 2 1 ) 、相手側ケースの幅方向にスライドして開閉する形態とする（請求項 2 2 ) 、ことができる。この開閉カバ一には相手側ケースにロックされるロヅク機構が設けるのが好ましい（請求項 2 3 ) 。

この口ック機構は、互いに対接する開閉カバーと相手側ケースの対接部分において、その一方の開閉カバー側に形成された先端が断面楔形をしたロック腕と、他方のケース本体側に形成され前記口ック腕と係合する相補形状のロック受けとから構成し、前記口ック腕をケースの幅方向に弾性変形可能に形成するのがよい (請求項 2 4 ) 。ケースはステープルの幅方向に弾性変形可能で、ケース内にステ一プルが入っているときはケースの弾性変形がステーブルで規制され、ステープルがなくなるとケースが変形可能となり、口ックを解除して開閉カバーが開くようになる。このため、ステ一プルがなくなる前に不用意にカバーが開けられるのを防止できる。

前記ケースは透光性の合成樹脂で形成され、逆戻り防止手段は金属製のスプリングで形成されるのがよい（請求項 2 5 ) 。

以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。

1 ) 請求項 1又は請求項 1 4に記載の発明は、ステープル帯材の後端部に設けたス卜ヅパ部と、カートリッジケースに設けたストヅパ係合部とが係合してステ —プル帯材の移動を阻止すると共に、ステ一プル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段がケースの先端とストツバ係合部との間に設けられた形態において、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端と前記ス卜ツバ係合部との間の任意の位置から後方側を開閉自在とした開閉力パーを設けたものである。

従って、この請求項 1又は請求項 1 4の発明によれば、カートリッジケースの開閉カバーを開くことで、リテ一ナスプリング部ゃシート後端ストツバ係合部におけるステ一プル帯材との係合が解放されるので、リテ一ナスプリング部が存在していても残ったステープル帯材を容易に取り出し、リテーナスプリング、ストヅパ部を廃棄せずに、新しいステ一プル帯材を装填することができる。従って、カートリヅジにステープル帯材が無くなっても、当該力一トリッジをリテーナスプリング、ストツバ部と共に廃棄することなく、ステ一プル帯材を詰め替えることにより、力一トリッジを再度有効に使用することができる。

また、ステ一プル帯材の後端が検知された後、何回かステーブル動作を行った後の任意の時点で力一卜リッジをステ一ブラから外しても、ステ一プル帯材のシート後端部がストツバ係合部と係合するので、ステ一プル帯材がステープラ内に残ることが無く、カートリッジと共に取り出される。

2 ) 請求項 2及び請求項 1 5の発明によれば、カートリッジケースの先端から後方側が開閉カバ一として開かれ、リテ一ナスプリング部、シート後端ストツバ係合部が解放されるので、残ったステ一プル帯材を取り出すことができ、新しいステ一プル帯材を装填することができる。

3 ) 請求項 3及び請求項 1 6の発明によれば、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側が開閉カバ一として開かれ、リテーナスプリング部、シート後端ストッパ係合部が解放されるので、同様に新しいステープル帯材の装填ができる。

4 ) 請求項 4及び請求項 1 7の発明によれば、逆戻り防止手段とストツバ係合部との間から後方側を開閉自在の開閉カバーとしたので、逆戻り防止手段により押さえられているステープル帯材も、シート後端ストツバ部が開かれるので、残つたステーブル帯材の後端を切り取り、シートを送り方向に引き抜いて除去することで、新しいステ一プル帯材を装填することができる。

5 ) 上記の新しいステープル帯材を装填できるという効果は、逆戻り防止手段のみを有するケース（請求項 1 8 ) や、開閉カバーが、相手側ケースのケース後方側を軸に開閉したり（請求項 5，請求項 1 9 ) 、相手側ケースの前後方向にスライドして開閉したり（請求項 6，請求項 2 0 ) 、相手側ケースの幅方向一側に位置する軸を中心に開閉したり（請求項 7 , 請求項 2 1 ) 、相手側ケースの幅方向にスライドして開閉する（請求項 8 , 請求項 2 2 ) 、といった構成の下でも得ることができる。

6 ) 請求項 9及び請求項 2 3の発明では、前記開閉カバーには、相手側ケースに口ヅクされるロック機構を設けているので、開閉カバーが相手側ケースと一体化され取扱いが容易となる。

7 ) 請求項 2 4の発明では、このロック機構は、互いに対接する開閉カバ一と相手側ケースの対接部分において、その一方の開閉カバ一側に形成された先端が断面楔形をした口ック腕と、他方のケース本体側に形成され前記口ック腕と係合する相補形状の口ック受けとから構成し、前記口ック腕をケースの幅方向に弾性変形可能に形成されるので、開閉カバ一はケース内にステ一プルが入っていると、ステーブルによりその幅方向の橈みが規制され開くことができないが、ステープルがなくなると、幅方向に撓むことができてロックが解除され、開くことができる。このため、ステーブルがなくなる前に不用意にカバーが開けられるのを防止できる。

8 ) 請求項 1 0〜 1 3や請求項 2 5によれば、具体的に実現し易い構成が得られる。

図面の簡単な説明

図 1は、本発明の力一トリッジの開いた状態を示す図、

図 2は、本発明のカートリッジに入れられるステープラ帯材を示した斜視図、図 3は、図 1の力一トリッジの開閉カバー B側を示した図、

図 4は、図 1の IV— IV線に沿ったカートリッジの開閉カバー B側の断面図、図 5は、本発明のステ一ブラの全体構成を示す側面図、

図 6は、図 5のステープラの平面図、

図 7は、図 5のステ一ブラの正面図、

図 8は、本発明のステ一ブラの全体構成を示す図、

図 9は、本発明のステ一ブラのへッドュニット側を示す図、

図 1 0は、本発明のステ一ブラの一部を拡大して示した図、

図 1 1は、本発明の力一トリッジの他の形態を示した図、

図 1 2は、本発明の力一トリッジの更に他の形態を示した図、

図 1 3は、本発明の力一トリッジの別の形態を示した図、

図 1 4は、本発明のカートリッジの更に別の形態を示した図、

図 1 5は、本発明のカートリッジの更にまた別の形態を示した図、

図 1 6は、従来の力一卜リヅジとステ一ブラの動作を示した図、

図 1 7は、従来の力一トリッジの構成の概要を示した図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明を図示の実施の形態例に基づいて説明する。

図 1にステープルカ一トリッジ 2 0 0を、そして図 2にこのカートリッジ内に装填されるステープル帯材 3 0 0を示す。

このステープル帯材 3 0 0は従来公知のものと同じであり、図 2の如く多数の直線状のステーブル（未形成の短線材） 3 0 1を、中心部で接着テープ 3 0 2により接着して、帯状の連続した形状にしたものから成る。ステ一プル帯材 3 0 0 の最後端部には、曲げによるストツバ部 3 0 3が形成されている。

ステ一プルカートリッジ 2 0 0は、ステ一プル帯材 3 0 0を収納すると共に、収納したステ一プル帯材 3 0 0を引き出して、その先端をドライバ（挿入手段）による打ち込み位置、つまり成形用プロックの保持溝の位置へと移動自在に収容する合成樹脂製の透光性ケースから成り、ケースはステープル帯材 3 0 0の詰め替えができるように開閉可能に構成されている。

詳述するに、ステーブルカートリッジ 2 0 0は、ステ一プル帯材 3 0 0を卷回した部分 3 0 4を納める円形状の収納部 2 0 1と、この収納部 2 0 1からステ一プル帯材 3 0 0の先端部 3 0 5を導出させるため、力一トリッジの収納部 2 0 1 から接線方向に延出させた延出部 2 0 2とを具備する。

この力一トリヅジの延出部 2 0 2は、底板部 2 0 3と、その両側に立設した導出路側壁部 2 0 4と、この導出路側壁部 2 0 4の内側面に設けたガイド凸条 2 0 5とを有し、この底板部 2 0 3、側壁部 2 0 4、及びガイド凸条 2 0 5の三者で、ステーブル帯材 3 0 0の通る導出路 2 0 6を形成している。

上記延出部 2 0 2の途中には、図 9の如く送りパネ 9 1の開放端側の支点となる突起 2 0 7が、側壁部 2 0 4を架橋する形で設けられていると共に、ステープル帯材 3 0 0を押さえる金属製の板ばね状リテ一ナスプリング（逆戻り防止手段） 2 0 8の基部が固設されていて、その先端はステ一プル帯材 3 0 0を適当な圧接力で押圧保持している。更に延出部 2 0 2の途中には、リテ一ナスプリング 2 0 8の先端作用位置より収納部側において、上記ステーブル帯材 3 0 0の最後端ストツバ部 3 0 3に係合してステ一プル帯材の移動を阻止するス卜ツバ係合部 2 0 9が設けられている。このストツバ係合部 2 0 9は、図 9に示すように、ステープル後端を検知する針検知センサ（反射型光検出器） 1 4よりステープル帯材 3 0 0の繰り出し方向下流側に位置する。

上記カー卜リッジ 2 0 0を開閉可能な構成として、ステープル帯材の交換を可能ならしめるため、カートリッジケース 2 1 0は、そのケース先端（つまり延出部先端 2 0 2 a ) とストツバ係合部 2 0 9との間の任意の位置から、ケース本体 (相手側ケース） Aと開閉カバー Bの 2部分に分かれており、両部分 A , Bは、収納部 2 0 1の頂部付近に設けた枢軸 2 1 1を中心として開閉自在になっている _c 収納部 2 0 1は、この例ではケース本体 A側が開閉カバー B側よりも大きな収容空間を持つように中心からずれた位置で分離されており、また、延出部 2 0 2 は、ケース本体 A側に、導出路側壁部 2 0 4、ガイド凸条 2 0 5、突起 2 0 7、リテーナスプリング 2 0 8が付帯するように分離されている。具体的には、延出部 2 0 2は、開閉カバー B側が底板部 2 0 3の一部又は全部を持つように分離されている。図 1の実施の態様では、底板部 2 0 3の前側の一部 2 0 3 aはケース本体 A側に残し、後側の一部 2 0 3 bは開閉カバ一 B側に形成している。そして、両部分 2 0 3 a， 2 0 3 bの切れ目は、リテ一ナスプリング 2 0 8より前側としている。

更に、図 1，図 3及び図 4に示すように、収納部 2 0 1の中央付近において、ケース本体 Aと開閉カバ一 Bの対接部分には、そのロック機構として、一方の開閉カバ一 B側に先端が図 4の如く断面楔形をしたロック腕 2 1 2が形成され、他方のケース本体 A側にはこれと係合する相補形状のロック受け 2 1 3が形成されている。ケース 2 1 0はステ一プル帯材 3 0 0の幅方向に弾性変形可能であり、ロック腕 2 1 2をロック受け 2 1 3の内側面に沿って挿入することにより、ケース本体 Aが若干外側に橈んで開閉カバ一 Bがロック受け 2 1 3と係合し、開閉力バ一Bが閉じる。このようにカバ一ロック腕 2 1 2はくさび型の形状をしている (図 4 ) ため、開閉カバー Bを閉じる際には、ロック受け 2 1 3の内側面に沿つて閉じる方向には入るが、ステープル帯材 3 0 0のシート残量が多いと、ロック腕 2 1 2を互いに内側に橈めて開閉カバ一 Aを開くことが困難となり、ステープラ本体にカートリッジを装着する際誤って開いてしまうということが防止される _c このステーブルカートリッジ 2 0 0をステープラ本体に装着する。図 5〜図 1 0において、ステ一プラ 1は、枠体 2と、ヘッドユニット 3と、力一トリッジ内のステーブルを先端より順次綴じシートに揷入する挿入手段 4と、この揷入手段により緩じシートに挿入されたステーブルの先端を曲げる曲げ手段 (クリンチ部） 5と、カートリッジ内のステ一プル帯材を挿入手段による挿入位置へ送り出す送り出し手段 6とを有する。

ステープラ 1の枠体 2は、中空のベース部 2 0と、その先端上部に設けた曲げ手段たるアンビル 2 1と、ベース部 2 0の両側から立ち上げた側壁 2 2とを有し、この側壁 2 2間にへヅドュニット 3の本体であるボディ 3 0が配置され、その後方のヒンジ軸 3 1により上下に揺動自在に支持されている。即ち、挿入手段 4と曲げ手段 5とは軸 3 1を中心に回動自在に結合される。

このボディ 3 0の正面には正面外被殻部 4 0が設けられ、その両者間にコ字曲げ用成形部材たるフォーマ 7 0が位置されると共に、正面外被殻部 4 0を貫いて成形用ブロック（ペンデングブロック） 6 0が設けられパネ 5 0により押圧されている。これらボディ 3 0、正面外被殻部 4 0、フォーマ 7 0、成形用ブロック 6 0及びパネ 5 0は、上記へッドュニッ卜 3を構成している。

ボディ 3 0は、カートリッジ 2 0 0の延出部 2 0 2を受け入れる受入ベース部 3 2、その前方直立部 3 4、該前方直立部から受入べ一ス 3 2側に延在する頂部 3 5、及びこの頂部 3 5に立設したガイド柱 3 6を有する。このガイド柱 3 6には、ボディ 3 0の上方に配置された打ち込み器たるドライバ 8 0の上部へッド部 8 1が上下動可能に嵌装されている。ドライバ 8 0は、上部ヘッド部 8 1、押し爪 8 4及び打ち込み刃 8 6を備えており、その上部へッド部 8 1は両側の駆動ァ —ム 5 5により引かれ又は押されて、ヒンジ軸 3 1を支点に揺動される。

この駆動アーム 5 5を駆動してドライバ 8 0を昇降させる駆動源として、上記曲げ手段たるアンビル 2 1の存する側である上記ベース部 2 0の後部には、正逆両方向に回転し得る 1サイクル動作の駆動モータ 5 1が設けられている。

上記した駆動モータ 5 1，駆動アーム 5 5及びドライバ 8 0により、カートリッジ 2 0 0内のステーブル 3 0 1を先端より順次綴じシートに挿入する挿入手段 4が構成される。

モー夕 5 1の出力軸にはピニオンが固定され、また両側壁 2 2にはその外面側の対称位置にラージギヤ 5 4が回転自在に取り付けられ、モー夕 5 1の回転力が、ギヤ 5 2， 5 3を介してラージギヤ 5 4に伝達されるようになっている。このギャ 5 3の軸は、上記したボディ 3 0のヒンジ軸 3 1と共通であり、結果的に、ヒンジ軸 3 1は左右の駆動アーム 5 5への駆動伝達軸を兼ねている。また、このヒンジ軸 3 1は力一卜リッジロックレバ一 1 0 1の回動軸も兼ねている。このためステープラの簡易かつ小型な構成を実現している。

更に両側壁 2 2には、このラージギヤ 5 4により駆動される駆動アーム 5 5が、アームシャフ卜 5 6により回動自在に取り付けられている。この左右の駆動ァ一ム 5 5は、アームシャフト 5 6を中心とする一側のアーム部分に、ドライバ 8 0 の上部へッド部 8 1の軸 8 1 aを嵌合させたスリット 5 5 bを有すると共に、ァ —ムシャフト 5 6を中心とする他側のアーム部分にはカム面 5 7を有する開口 5 5 aを有し、この開口 5 5 a内のカム面 5 7には、ラージギヤ 5 4の面に突設した駆動コロ 5 8が係合している。従って、ラージギヤ 5 4が回転すると、カム面 5 7と駆動コロ 5 8の働きにより、駆動アーム 5 5のァ一ムシャフト 5 6を中心として、反対側の端（スリット 5 5 b側）が上下に揺動運動し、これによりドラィパ 8 0が打ち込み刃 8 6を押し込みあるいは引き上げるように上下移動する。なお、アームシャフト 5 6は上下に若干移動できるように側壁 2 2に設けた縦方向の長穴を貫通しており、また、アームシャフト 5 6と側壁 2 2の耳 2 2 aとの間に掛けたコイルパネ 5 9により付勢され、通常は最下位の位置になっている。また、送り出し手段 6を構成すべく、上記ボディ 3 0の前方直立部 3 4に隣接して、弹性部たる送りパネ 9 1を備え且つ下部に送り爪 9 2を備えた送り部材 (フィーダ） 9 0が配置されていて、該送り部材 9 0は、支点となる軸 9 3を中心に移動し得るようになつている。また、前方直立部 3 4の開口部 1 0 0に臨んだ位置には、ステ一プル 3 0 1を保持する保持溝 6 4を有する成形用プロヅク 6 0が、図 9の左右に移動し得るように配置されており、該成形用ブロック 6 0はパネ 5 0にて前方直立部 3 4に向けて付勢されている。

更に、送り部材 9 0に隣接して、多数の直線状のステ一プル 3◦ 1を帯状に連結して成るステープル帯材 3 0 0を収納した力一トリッジ 2 0 0が着脱自在に配置されている。既に述べたように、この力一卜リッジ 2 0 0には、延出部 2 0 2 の途中に上記送りパネ 9 1の開放端側の支点となる突起 2 0 7が形成されていると共に、ステーブル帯材 3 0 0を押さえる金属製のリテ一ナスプリング 2 0 8が固設されていて、ステープル帯材 3 0 0を適当な圧接力で保持している。

また、上記打ち込み刃 8 6に隣接してコ字曲げ用フォーマ 7 0が配置されており、該フォ一マ 7 0は、ドライバ 8 0が下方に移動する際に、該ドライバ 8 0の押し爪 8 4に押されて所定量押し下げられ、また該打ち込み刃 8 6が上方に移動する際には、打ち込み刃 8 6に設けられた所定の長さの長穴 8 2に該フォ一マ 7 0の突起部 7 5が係合して上部に引き上げられる。なお上記押し爪 8 4はフォーマ 7 0を所定量押すと該フォーマ 7 0から外れるようになつている。

上記フォーマ 7 0に設けてある突起部 7 5は、上記送り部材 9 0に対接して摇動変位させる押圧手段として働き、フォーマ 7 0が押し下げられたとき上記送り部材 9 0のカム面部 9 4を押圧する。これにより、送り部材 9 0が送りパネ 9 1 を歪めつつ回転支軸 9 3に関し図 9の左回りに回動して、その送り爪 9 2を針送り方向と逆の方向に後退位置まで移動し、またフォーマ 7 0が引き上げられ押圧が解除されると、弾性部たる送りパネ 9 1の作用で、送り出し手段 6を構成する送り部材 9 0が前進位置に復帰して、この際に送り爪 9 2がステーブル帯材 3 0 0を所定ストローク量だけ送るようになつている。

そして、 1サイクル動作の駆動モー夕 5 1により両側のラージギヤ 5 4が同位相で回転すると、図 5の駆動コロ 5 8が旋回し、これに摺接するカム面 5 7に従レヽ、両側の駆動アーム 5 5がアームシャフト 5 6を中心に回動し、駆動アーム 5 5の先端側（スリット 5 5 b側）がドライバ 8 0のヘッド部 8 1を押圧するように下方に移動する。打ち込み刃 8 6が押されて下方に移動し、更にボディ 3 0がドライバ 8 0に押されてヒンジ軸 3 1を支点にアンビル 2 1に向かって移動し、ボディ 3 0とアンビル 2 1がシートを綴じ止める綴じ位置でシートを挟んで対接する。

図 8及び図 1 0に示すように、アンビル 2 1の上面には、その上面領域うちのシートをくわえ込む奥側に、角柱状のストツパ部材 2 3が横に設けられており、ジャムした場合のステ一ブルがこのストツバ部材 2 3に阻止されて、ステープラ内部（図 1 0右側）に進入するのを防止できるようになつている。 ( 1 ) 通常の 1サイクルの動作

ここで、通常の 1サイクルの動作について説明する。説明の便宜上、カートリヅジ 2 0 0に収納されたステ一プル帯材 3 0 0は送り部材 9 0の送り爪 9 2にて前方直立部 3 4の開口部 1 0 0から成形用ブロック 6 0に送られて、その最先端の針が中央部を成形用プロック 6 0の保持溝 6 4に保持されているものとする。図 5〜図 1 0において、駆動モ一夕 5 1の回転トルクは、ギヤ 5 2 , 5 3にて減速されラージギヤ 5 4に伝達される。ラージギヤ 5 4がホームポジションに相当する所定角度だけ回転すると、駆動アーム 5 5によるドライバ 8 0の押し下げが始まり、ボディ 3 0がホームポジションから離れて下降し始める。ボディ 3 0 が下降してベース部 2 0上のシートに対接すると、相対的にボディ 3 0に対して打ち込み刃 8 6が押し下げられ、押し爪 8 4に押されたフォーマ 7 0が成形用ブロック 6 0に保持された直線状のステーブル 3 0 1の両端をコ字状に押し曲げる _c 更に、打ち込み刃 8 6が押し下げられて、押し爪 8 4がフォーマ 7 0から外れ、その打ち込み刃 8 6だけが押し下げられて成形用ブロック 6 0のテーパ部に到達し、該成形用ブロック 6 0を押し退けながらコ字状に曲げられた最先端のステ一プルのみを前方直立部 3 4との間で剪断し、該針をシートに打ち込む（ドライバの打ち込み終了）。この時点からクリンチポジションが始まる。

駆動アーム 5 5及びボディ 3 0がクリンチ位置に留まっている間に、通常のメガネクリンチの場合はシートを貫いた針先がアンビル 2 1で内側に曲げられる。この実施の形態例はフラヅトクリンチの場合であり、ベース部 2 0に揺動自在に垂下させたクリンチレバ一 2 4が、ベース部 2 0の更に下方に位置するように延在させた支持ァゴ 2 5により押し上げられてアンビル 2 1内で変化し、ステープルの両端を平板状に押し潰してシートを綴じ止める。なお、この支持ァゴ 2 5は、ラージギヤ 5 4に形成されたカム面（図示せず）に一端が係合したレバ一 2 6の他端に設けられており、ラージギヤ 5 4により軸 2 7を中心として板パネ 2 8に抗して揺動されるようになっている。

次いで、ボディ 3 0が上方移動に転じ（クリンチポジションの終了）、ドライパ 8 0が引き上げられて、打ち込み刃 8 6が上方に移動して待機位置に復帰する _c また駆動アーム 5 5及びボディ 3 0がそれぞれ図 5に示す待機位置（ホームポジシヨン）に移動して、シート綴じ止めの 1行程が終了する。なお、ラージギヤ 5 4の 1回転で 1行程が終了する。

また、この打ち込み刃 8 6の復帰の際、即ちコ字曲げ用フォーマ 7 0の突起部 7 5が復帰する際に、送りパネ 9 1の復帰力により、回転支軸 9 3に関し送り部材 9 0が図 9の右回りに回動して、送り部材 9 0の送り爪 9 2が後退位置から前進位置に移動し、これにより次の直線状のステ一プル 3 0 1が成形用プロヅクの保持溝 6 4に送り込まれて、次のシートの綴じ止めに備える。

( 2 ) 針無し検知による力一トリヅジ交換

針検知センサ 1 4は、図 9に示すように、ボディ 3 0における受入ベース部 3 2の底部 3 2 aに設けた発受光素子対から成る反射型センサにより構成されている。この針検知センサ 1 4は、透明ケース 2 1 0を透して力一トリヅジ 2 0 0内のステ一プル帯材 3 0 0のステーブル 3 0 1から反射してくる光の有無を検知することにより、ステ一プル 3 0 1の有無を常時監視しており、ステ一ブルが無くなったときは針無し検知信号を出力する。ただし、針検知センサ 1 4は成形用ブロック 6 0から離れた手前の位置に設けてあるので、正確にはステーブル帯材 3 0 0の二ァェンドを検知することになる。

カートリッジ 2 0 0内の針の残量が一定限度まで减少すると、先端部 2 0 2 a から一定距離離れた位置に配置された針検知センサ 1 4により、ステープル帯材 3 0 0の最後端が検出されるので、空になった力一トリッジ 2 0 0を取り出し、その内部に新しいステープル帯材 3 0 0を装填することになる。

なお、針検知センサ 1 4はケース先端部 2 0 2 aから一定距離離れた位置に配置されているため、針検知センサ 1 4で針無し検知（後端検知）をした後も、ステープル帯材 3 0 0の最後端部に曲げにより形成したストツパ部 3 0 3がストッパ係合部 2 0 9に係合するまでは、打ち込み動作を続けることができる。

このステープル帯材 3 0 0の後端ス卜ッパ部 3 0 3がストッパ係合部（突起部材） 2 0 9と引つかかる位置は、リテ一ナスプリング 2 0 8よりも送り出し方向上流側であるので、針検知センサ 1 4で針無し検知をした後動作を続けても、ステープル帯材 3 0 0の最後端部のストツバ部 3 0 3がリテ一ナスプリング 2 0 8 を外れる前に、必ずこのストツパ係合部 2 0 9に後端ストヅパ部 3 0 3が引つかかり、メカ的にステ一プル帯材 3 0 0の送りはできなくなる。従って、力一トリッジ 2 0 0を任意の時点でステ一ブラ 1のボディ 3 0から抜き出しても、当該力 —トリヅジ 2 0 0内に残存してるステ一プル帯材 3 0 0は常にカートリッジ 2 0 0と一緒に取り出され、そのままステープラ側に残ることはない。このため、新しくステ一プル帯材 3 0 0を装填したカートリッジ 2 0 0をステ一ブラ本体に投入しても、残存していた針がステープラ内部で帯状の配列が乱され、針打ち不良、針ジャムといった不具合が発生することはない。

カートリッジ 2 0 0をボディ 3 0から取り出すには、手操作により力一トリッジロックレバ一 1 0 1をヒンジ軸 3 1の回りに図 9で右回りに回動させ、そのレバ一 1 0 1の係止爪 1 0 1 aを、力一トリッジ 2 0 0の後端面に設けた耳部 2 1 4から外す。

取り出されたカートリッジ 2 0 0は、閲閉カバー B側の収納部 2 0 1の中央を両側から押して内側に撓ませることにより、口ック腕 2 1 2とロック受け 2 1 3 の係合を解き、図 1の如くケース本体 Aに対し枢軸 2 1 1を中心として開閉カバ一 Bを開く。これにより、カートリッジケ一ス 2 1 0のリテ一ナスプリング 2 0 8の部分及びシート後端ストツパ係合部 2 0 9が、底部（底板部 2 0 3 ) 側から開かれる。このとき、リテ一ナスプリング 2 0 8はケース本体 Aに取り付けられているため、落ちて来ない。従って、残ったステープル帯材を取り出し除去することができるので、当該力一トリッジケース 2 1 0に新しいステーブル帯材を装填することができる。このとき、ステープル帯材 3 0 0の先端部 3 0 5は、底板部 2 0 3の前側部分 2 0 3 aとガイド凸条 2 0 5とで形成されている導出路 2 0 6に通す。

開閉カバー Bを閉じると、そのロック腕 2 1 2はケース本体 Aのロック受け 2 1 3の内側に入り込み、相互にビッタリと嵌合し合う。このとき、カバーロック腕 2 1 2はくさび型の形状をしている（図 4 ) ため、ロック受け 2 1 3に対して閉じる方向には入るが、一旦相互にロックされた後は、収納部 2 0 1の内部に新しいステ一プル帯材 3 0 0が存在するため、ロック腕 2 1 2を撓めて開くことが困難となる。これは、ステ一ブラにカートリッジを装着する際誤ってカートリツジを開いてしまうことの防止になる。 W

また開閉カバ一 Bを閉じることにより、それまで 2 0 3 aと 2 0 3 bに分かれていた底板部 2 0 3が連続一体的なものとなり、カー卜リッジ 2 0 0の延出部 2 0 2の下部に、収納部 2 0 1から先端部 2 0 2 aへかけての導出路 2 0 6が完成される。

かくしてステ一プル帯材 3 0 0の詰め替えが終わった力一トリッジ 2 0 0は、ステープラ 1のボディ 3 0への装着される。この装着の際には、カートリッジ 2 0 0の導出路側壁部 2 0 4の先端部 2 0 2 aがボディ 3 0の開口部 1 0 0 (図 9 参照）内に嵌合され、また後端面に設けた耳部 2 1 4が、手操作により回動されたカートリッジロックレバー 1 0 1の係止爪 1 0 1 aにより止められて、カートリッジ 2 0 0とボディ 3 0とを正しく位置合わせされる。そして、力一トリッジ 2 0 0が装着されたとき、その導出路 2 0 6の底板部 2 0 3の先端部 2 0 3 cも、ボディ 3 0の開口部 1 0 0に臨んで終端するようになっている。この底板部 2 0 3の先端部 2 0 3 cは、ステープル帯材 3 0 0を切り取る際の基準位置を定める働きをする。

ステープラ 1は、カートリッジ 2 0 0から延出されているステ一プル帯材 3 0 0の先端を送り出し手段 6としての送り機構（ 7 5 , 9 0〜9 4 ) により成形用ブロック 6 0の保持溝 6 4内へ送り出し、この保持溝 6 4内に保持された先端のステ一プル 3 0 1を、ドライバ 8 0による打ち込み動作により、まずコ字形に形成し、さらにそれをシート状物に打ち込む。

( 3 ) 他の実施の形態

上記した実施の形態では、ケース本体 Aと開閉カバー Bとに分ける底板部 2 0 3の分け目を、力一トリッジ延出部 2 0 2における逆戻り防止手段たるリテ一ナスプリング 2 0 8より下流側にし、ケース先端 2 0 2 aと逆戻り防止手段 2 0 8 との間から後方側を開閉自在としたが、ケース先端 2 0 2 aとスト、ソパ係合部 2 0 9との間の任意の位置に分け目を設定することができ、またこのストツバ係合部 2 0 9はカートリッジ 2 0 0の延出部 2 0 2の領域中の任意の位置に設けることができる。

図 1 1は、ケース本体 Aと開閉カバ一 Bとに分ける底板部 2 0 3の分け目を、カートリヅジ延出部 2 0 2におけるリテーナスプリング 2 0 8より上流側に設定し、逆戻り防止手段とストツバ係合部 2 0 9との問から後方側の部分を、枢軸 2 1 1を中心として開閉可能にした例である。ステープル帯材 3 0 0は逆戻り防止手段たるリテ一ナスプリング 2 0 8により押さえられているが、シート後端ス卜ツバ部 2 0 9は開かれるので、残ったステープル帯材 3 0 0の後端を切り取り、そのステープルシ一卜を送り方向に引き抜いて除去することで、新しいステープル帯材 3 0 0を装填することができる。

図 1 2は、ケース先端 2 0 2 aから後方側を一続きとして開閉自在にした例であり、底板部 2 0 3全体が枢軸 2 1 1を中心として開閉される。カートリッジケ —ス 2 1 0の先端からリテ一ナスプリング 2 0 8部、シート後端ストツバ係合部 2 0 9が開かれるので、残ったステ一プル帯材を取り出し、新しいステ一プル帯材 3 0 0を装填することができる。

また、上記のカートリッジは開閉カバー Bがケース後方側の軸を中心として開閉する形式のものであったが、開閉機構はこれに限られるものではない。

例えば、図 1 3に示す如く、開閉カバー Bがケース本体 Aに対してケースの前後方向にスライドして開閉する形式とすることもできる。

また、図 1 4に示す如く、カートリッジケース 2 1 0の底部において、開閉力バー Bがケースの幅方向一側に位置するヒンジ 2 1 5を中心として開閉するように構成することができる。

更に、図 1 5に示す如く、カートリッジケース 2 1 0の底部において、開閉力バー Bがケースの幅方向にスライドして開閉するように構成することができる。上記図 1 3〜図 1 5の構成においても、開閉カバー Bとケース本体 Aには相互に口ックされるロック機構を設けるのが好ましい。

Claims

請求の節

( 1 ) 多数の直線状ステーブルが帯状に連結されたステープル帯材を収容した着脱自在の力一トリッジと、この力一トリッジ内のステープルの残量が所定量になったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内のステ一プルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入手段と、前記カートリッジ内のステ一プル帯材を前記挿入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により綴じシートに挿入されたステーブルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステーブラにおいて、前記ステープルカ一卜リッジは、

前記ステーブル帯材を揷入手段による挿入位置へ移動自在に収容したケースと、前記ステープル帯材の後端部に設けられたスト、ソパ部と、

前記ケースに設けられ、前記検出手段がステーブルの残量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記ストツバ部に係合してステーブル帯材の移動を阻止するス卜ツバ係合部と、

前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストツパ係合部との間に位置して、ステープル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端と前記ストツバ係合部との間の任意の位置から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とするステーブラ。

( 2 ) 多数の直線状ステーブルが帯状に連結されたステ一プル帯材を収容した着脱自在の力一トリッジと、この力一卜リッジ内のステ一プルの残量が所定量になったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内のステ一プルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入手段と、前記力一トリッジ内のステープル帯材を前記挿入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により綴じシートに挿入されたステーブルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステープラにおいて、前記ステ一プル力一トリッジは、

前記ステーブル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自在に収容したケースと、前記ステ一プル帯材の後端部に設けられたストツバ部と、

前記ケースに設けられ、前記検出手段がステ一プルの残量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記ストツパ部に係合してステ一プル帯材の移動を阻止するストツバ係合部と、

前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係合部との間に位置して、ステ一プル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とするステ一ブラ。

( 3 ) 多数の直線状ステーブルが帯状に連結されたステーブル帯材を収容した着脱自在のカートリッジと、この力一トリッジ内のステーブルの残量が所定量になったことを検出する検出手段と、前記力一トリッジ内のステ一プルを先端より順次綴じシ一卜に挿入する挿入手段と、前記カートリッジ内のステープル帯材を前記挿入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により綴じシートに挿入されたステ一プルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステープラにおいて、前記ステ一プル力一トリッジは、

前記ステ一プル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自在に収容したケースと、前記ステープル帯材の後端部に設けられたストツバ部と、

前記ケースに設けられ、前記検出手段がステ一プルの残量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記ストツパ部に係合してステープル帯材の移動を阻止するストッパ係合部と、

前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係合部との間に位置して、ステープル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とするステ一ブラ。

( 4 ) 多数の直線状ステ一プルが帯状に連結されたステープル帯材を収容した着脱自在の力一トリッジと、この力一トリッジ内のステ一プルの残量が所定量になったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内のステーブルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入手段と、前記カートリッジ内のステ一プル帯材を前記揷入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により裰じシートに挿入されたステーブルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステープラにおいて、前記ステ一プル力一トリッジは、

前記ステ一プル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自在に収容したケースと、前記ステーブル帯材の後端部に設けられたストッパ部と、

前記ケースに設けられ、前記検出手段がステーブルの残量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記ストツパ部に係合してステープル帯材の移動を阻止するストツバ係合部と、

前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストツバ係合部との間に位置して、ステ一プル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、逆戻り防止手段とストツバ係合部との間から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とするステープラ。

( 5 ) 前記開閉カバーが相手側ケースのケース後方側を軸に開閉することを特徴とする請求項 1 , 2， 3又は 4記載のステーブラ。

( 6 ) 前記開閉カバーが相手側ケースの前後方向にスライドして開閉することを特徴とする請求項 1， 2 , 3又は 4記載のステープラ。

( 7 ) 前記開閉カバ一が相手側ケースの幅方向一側に位置する軸を中心に開閉することを特徴とする請求項 1 , 2， 3又は 4記載のステ一ブラ。

( 8 ) 前記開閉カバ一が相手側ケースの幅方向にスライドして開閉することを特徴とする請求項 1 , 2 , 3又は 4記載のステーブラ。

( 9 ) 前記開閉カバ一には相手側ケースにロックされるロック機構が設けられていることを特徴とする請求項 1， 2， 3， 4 , 5， 6 , 7又は 8記載のステ一ブラ。

( 1 0 ) 前記ケースは透光性の合成樹脂で形成され、逆戻り防止手段が金属性のスプリングで形成されていることを特徴とする請求項 1， 2， 3又は 4記載のステ一プラ。

( 1 1 ) 前記挿入手段は、ドライバと、このドライバの左右に連結された駆動アームと、前記曲げ手段側に配置され、駆動アームを駆動してドライバを昇降させるモータとを備えたことを特徴とする請求項 1 , 2 , 3又は 4記載のステープラ。

( 1 2 ) 前記挿入手段と前記曲げ手段とは軸を中心に回動自在に結合され、この軸は前記左右の駆動アームへの駆動伝達軸及び装着されたカー卜リッジを固定するレバーの回動軸も兼ねることを特徴とする請求項 1 1記載のステープラ。

( 1 3 ) 曲げ手段にはジャムステ一プルが内部に進入するのを防止するストッパ部材が設けられていることを特徴とする請求項 1， 2， 3又は 4記載のステ一ブラ。

( 1 4 ) ステ一ブラに着脱自在で、多数の直線状ステーブルが連結されたステ一プル帯材がケース内に収容され、ステ一ブラの駆動により綴じシートにステ一プルが 1本ずつ挿入されるステープルカ一トリッジにおいて、

前記ステープル帯材の後端部に設けたストツバ部と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材の残量が所定量に達したことに伴って前記ストツバ部に係合してステ一プル帯材の移動を阻止するス卜ッパ係合部と、前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係合部との間に位置してステ一プル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステ一プル帯材を交換できるように、ケース先端と前記ストツバ係合部との間の任意の位置から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とするステープルカ一卜リッジ。

( 1 5 ) ステ一ブラに着脱自在で、多数の直線状ステーブルが連結されたステ —ブル帯材がケース内に収容され、ステ一ブラの駆動により綴じシートにステ一プルが 1本ずつ挿入されるステ一プルカートリッジにおいて、

前記ステ一プル帯材の後端部に設けたストツバ部と、

前記ケースに設けられ、ステ一プル帯材の残量が所定量に達したことに伴って前記ストツバ部に係合してステ一プル帯材の移動を阻止するストツバ係合部と、前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係合部との間に位置してステ一プル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバ一とを備えたことを特徴とするステ一プル力一トリッジ。

( 1 6 ) ステ一ブラに着脱自在で、多数の直線状ステーブルが連結されたステ —プル帯材がケース内に収容され、ステ一ブラの駆動により綴じシートにステープルが 1本ずつ挿入されるステ一プルカー卜リッジにおいて、

前記ステープル帯材の後端部に設けたストツバ部と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材の残量が所定量に達したことに伴って前記ストツバ部に係合してステ一プル帯材の移動を阻止するストッパ係合部と、前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストツバ係合部との間に位置してステ一プル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とするステープルカ一トリッジ。

( 1 7 ) ステ一ブラに着脱自在で、多数の直線状ステーブルが連結されたステ一プル帯材がケース内に収容され、ステープラの駆動により綴じシートにステープルが 1本ずつ挿入されるステ一プルカートリッジにおいて、

前記ステープル帯材の後端部に設けたストツバ部と、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材の残量が所定量に達したことに伴つて前記ストツバ部に係合してステ一プル帯材の移動を阻止するストツバ係合部と、前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストツパ係合部との間に位置してステーブル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、

前記ケースに設けられ、ステーブル帯材を交換できるように、逆戻り防止手段とストツバ係合部との間から後方側を開閉自在とした開閉カバ一とを備えたことを特徴とするステープルカ一トリッジ。

( 1 8 ) ステ一ブラに着脱自在で、多数の直線状ステ一プルが連結されたステ一プル帯材を収容した力一トリッジであって、前記ステ一プル帯材を収容した円形の収納部と、該収納部からステ一ブル帯材の先端部を接線方向に延出させるよぅ延在させた延出部とを具備し、該延出部の途中にステーブル帯材の逆戻りを防止するリテーナスプリングを設けたステープルカ一トリッジにおいて、

ステープル帯材を交換できるように、前記延出部の底部におけるケース先端と前記ス卜ッパ係合部との間の任意の位置を切れ目として、そこから後方側を開閉自在の開閉カバ一として構成したことを特徴とするステ一プル力一トリッジ。

( 19) 前記開閉カバーが相手側ケースのケース後方側を軸に開閉することを特徴とする請求項 14, 15, 16, 17又は 18記載のステープルカートリツ

、、、

(20) 前記開閉カバーが相手側ケースの前後方向にスライドして開閉することを特徴とする請求項 14， 15, 16， 17又は 18記載のステープルカートリッジ。

(2 1) 前記開閉カバーが相手側ケースの幅方向一側に位置する軸を中心に開閉することを特徴とする請求項 14， 15， 16， 17又は 18記載のステープルカ一トリヅジ。

(22) 前記開閉カバーが相手側ケースの幅方向にスライドして開閉することを特徴とする請求項 14, 15， 16， 17又は 18記載のステープルカ一トリッジ。

(23) 前記開閉カバ一には相手側ケースにロックされるロック機構が設けられていることを特徴とする請求項 14 , 15， 16, 17, 18， 19 , 20, 21又は 22記載のステ一プルカートリヅジ。

(24) 前記ロック機構は、互いに対接する開閉カバ一と相手側ケースの対接部分において、その一方の開閉カバ一側に形成された先端が断面楔形をしたロック腕と、他方のケース本体側に形成され前記口ック腕と係合する相補形状のロック受けとから構成し、前記口ック腕をケースの幅方向に弾性変形可能に形成したことを特徴とする請求項 23に記載のステ一プル力一トリヅジ。

(25) 前記ケースは透光性の合成樹脂で形成され、逆戻り防止手段は金属製のスプリングで形成されていることを特徴とする請求項 14, 15, 16, 17: 18, 19， 20, 21又は 22記載のステ一プル力一トリッジ。

(26) 多数の直線状ステーブルが帯状に連結されたステ一プル帯材を収容した着脱自在の力一トリッジと、このカー卜リッジ内のステープルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入手段と、前記カートリッジ内のステープル帯材を前記挿入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により綴じシートに挿入されたステ一プルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステープラにおいて、

前記ステーブルカートリッジは、前記ステープル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自在に収容したケースと、このケースに設けられ、ステープル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバ一とを備えたことを特徴とするステープラ。

( 2 7 ) ステ一ブラに着脱自在で、多数の直線状ステ一プルが連結されたステ —プル帯材がケース内に収容され、ステープラの駆動により綏じシ一トにステ一プルが 1本ずつ挿入されるステープルカ一トリッジにおいて、

前記ケースに設けられ、ステープル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とするステ一プルカー卜リッジ。