JPH09136271A - ステープラ及びステープルカートリッジ - Google Patents

ステープラ及びステープルカートリッジ

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JPH09136271A
JPH09136271A JP32235195A JP32235195A JPH09136271A JP H09136271 A JPH09136271 A JP H09136271A JP 32235195 A JP32235195 A JP 32235195A JP 32235195 A JP32235195 A JP 32235195A JP H09136271 A JPH09136271 A JP H09136271A
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staple
case
cartridge
staples
opening
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Naoto Mochizuki
直人 望月
Takashi Kajimura
貴 梶村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27FDOVETAILED WORK; TENONS; SLOTTING MACHINES FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES
    • B27F7/00Nailing or stapling; Nailed or stapled work
    • B27F7/17Stapling machines
    • B27F7/38Staple feeding devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内にリテーナスプリング208を有
し、ステープル帯材300の後端にストッパ部303が
設けられていても、カートリッジケース210を分解せ
ずに、新しいステープル帯材300の装填を可能とす
る。 【課題を解決する手段】 ケース先端部202aからス
テープル帯材後端303に対するストッパ係合部209
までの任意の位置から後側を開閉カバーBとし、開閉カ
バーBを開くことによりリテーナスプリング208及び
ストッパ係合部209の部分を解放し、残存するステー
プル帯材300の除去と、ステープル帯材300の詰め
替えとを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の直線状のス
テープル(未形成の短線材)が帯状に連結されたステー
プル帯材を収容したステープルカートリッジを着脱自在
に装着したステープラ及びそのステープルカートリッジ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動ステープラは、図16の如く
多数の直線状のステープル(未形成の短線材)400を
帯状に連結したステープル帯材401をカートリッジ4
02に収納し、このステープルカートリッジ402をス
テープラ本体に脱着可能に装着し、カートリッジ402
から延出されているステープル帯材401の先端を送り
機構による送り出し動作(矢印404)により成形用ブ
ロック409の保持溝409a内へ送り出し、この保持
溝409a内に保持された先端のステープル401a
を、挿入手段を構成するドライバ405による打ち込み
動作(矢印406)により、まずフォーマ410により
コ字形に形成し、さらにそれをドライバ405によりシ
ート状物に打ち込むように構成されている。
【0003】そして、図17の如く、先端のステープル
401aから一定距離離れた位置に配置された針検知セ
ンサ501により、ステープル帯材401の最後端が検
出されて、カートリッジ402内の針の残量が一定限度
まで減少したことが明らかになったならば、新しいカー
トリッジと交換し、使用済みのカートリッジは廃棄して
いた。
【0004】ただし、針検知センサ501は針先端40
1aから一定距離離れた位置に配置されているため、針
検知センサ501がステープル帯材401の最後端を検
出した時点で針がなくなったとして新しいカートリッジ
に交換すると、カートリッジ402内に残っている余っ
た針が無駄になる。そこで、通常は、針検知センサ50
1の検知後も、ある回数は使用可能としている。
【0005】しかし、カートリッジ402は、ステープ
ル帯材401の移動を上記の送り方向(矢印404)の
一方向とするために、カートリッジ402内に、逆戻り
防止手段としてリテーナスプリング403(図17)を
備えている。このため、ステープル帯材401の最後端
がリテーナスプリング403を通過した場合、その後に
カートリッジを新しいものに交換すると、旧カートリッ
ジ内に残存していたステープル帯材401が、そのまま
ステープラ本体側に残ることになる。この状態のまま新
カートリッジをステープラ本体に投入すると、残存して
いた針がステープラ内部で帯状の配列が乱され、針打ち
不良、針ジャムが発生する原因となる。
【0006】そこで、通常は、図17に示すように、ス
テープル帯材401の最後端部に曲げによるストッパ部
401′を形成すると共に、リテーナスプリング403
の一部にこのストッパ部401′に引っかかり可能な突
起によりストッパ係合部403′を設け、針検知センサ
501で針無し検知をした後動作を続け、針の残量が所
定量になったとき針の最後端部のストッパ部401′が
リテーナスプリング403の突起403′に引っかか
り、メカ的に針送りはできなくなって針が出なくなるよ
うに構成している(特公平6−9792号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は、カートリッジ内の針の残量が所定量になったならば
新しいカートリッジと交換し、使用済みのカートリッジ
は廃棄していた。
【0008】しかし、カートリッジケースは合成樹脂か
ら成っているので、その廃棄処理が困難であり、またカ
ートリッジを廃棄することは資源の無駄につながる。一
方、カートリッジケースをユーザ側から回収して来てス
テープルの補充をするか、あるいはリサイクルするには
手間がかかり、製品コストの上昇を招く。
【0009】そこで、ステープルの詰め替えができるこ
とが望まれるが、次のような問題点がある。
【0010】(1)カートリッジは、逆戻り防止用のリ
テーナスプリング403を備えているため、ステープル
帯材401を出口から内部へ逆方向に送り込むことはで
きず、従って新しいステープル帯材を挿入することがで
きない。
【0011】(2)またステープル帯材401の後端に
は、残ったステープル帯材をステープラ内に残さないた
めのストッパ部401′が設けられているので、カート
リッジケース内に残ったステープル帯材401を出口か
ら取り出すことができない。
【0012】従って、カートリッジケースを分解して再
組立作業をすることでしか詰め替えができなかった。
【0013】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、リテーナスプリングを備えていても、又はステープ
ル帯材の後端にストッパ部が設けられていても、カート
リッジケースを分解せずにステープル帯材の詰め替えが
できるステープラ及びそのステープルカートリッジを提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、次のようにしたものである。
【0015】請求項1に記載の発明は、多数の直線状ス
テープルが帯状に連結されたステープル帯材を収容した
着脱自在のカートリッジと、このカートリッジ内のステ
ープルの残量が所定量になったことを検出する検出手段
と、前記カートリッジ内のステープルを先端より順次綴
じシートに挿入する挿入手段と、前記カートリッジ内の
ステープル帯材を前記挿入手段へ送り出す送り出し手段
と、前記挿入手段により綴じシートに挿入されたステー
プルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステープラにお
いて、前記ステープルカートリッジは、前記ステープル
帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自在に収容したケ
ースと、前記ステープル帯材の後端部に設けられたスト
ッパ部と、前記ケースに設けられ、前記検出手段がステ
ープルの残量を検出する位置よりケースの先端側に設け
られ、前記ストッパ部に係合してステープル帯材の移動
を阻止するストッパ係合部と、前記ケースに設けられ、
ケースの先端と前記ストッパ係合部との間に位置して、
ステープル帯材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段と、
前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
うに、ケース先端と前記ストッパ係合部との間の任意の
位置から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えた
構成としたものである。
【0016】この請求項1の発明では、ステープル帯材
の後端が検知された後、何回かステープル動作を行った
後の任意の時点でカートリッジをステープラから外して
も、ステープル帯材のシート後端部がストッパ係合部と
係合するので、ステープル帯材がステープラ内に残るこ
とが無く、カートリッジと共に取り出される。そして、
カートリッジケースの開閉カバーを開くことで、リテー
ナスプリング部やシート後端ストッパ係合部におけるス
テープル帯材との係合が開放され自由になるので、残っ
たステープル帯材を取り出し、新しいステープル帯材を
装填することができる。従って、ステープル帯材の無く
なったカートリッジを廃棄することなく、ステープル帯
材を詰め替えて再度使用することができる。
【0017】請求項2の発明は、上記カートリッジの開
閉カバーに代えて、ステープル帯材を交換できるよう
に、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバー
としたものである。この請求項2の発明では、カートリ
ッジケースの先端からリテーナスプリング部、シート後
端ストッパ係合部を開くようにしたので、残ったステー
プル帯材を取り出すことができ、新しいステープル帯材
の装填ができる。
【0018】請求項3の発明は、上記開閉カバーに代え
て、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端と
逆戻り防止手段との間から後方側を開閉自在の開閉カバ
ーとしたものである。この請求項3の発明では、リテー
ナスプリング部、シート後端ストッパ係合部が開かれる
ので、同様にステープル帯材の装填ができる。
【0019】請求項4の発明は、上記開閉カバーに代え
て、ステープル帯材を交換できるように、逆戻り防止手
段とストッパ係合部との間から後方側を開閉自在の開閉
カバーとしたものである。この請求項4の発明では、ス
テープル帯材は逆戻り防止手段により押さえられている
が、シート後端ストッパ部が開かれるので、残ったステ
ープル帯材の後端を切り取り、シートを送り方向に引き
抜いて除去することで、新しいステープル帯材を装填す
ることができる。
【0020】上記請求項1,2,3又は4に記載のステ
ープラにおける前記開閉カバーは、相手側ケースのケー
ス後方側を軸に開閉する構成としたり(請求項5)、相
手側ケースの前後方向にスライドして開閉する構成とし
たり(請求項6)、相手側ケースの幅方向一側に位置す
る軸を中心に開閉する構成としたり(請求項7)、相手
側ケースの幅方向にスライドして開閉する構成とする
(請求項8)、ことができる。
【0021】前記開閉カバーには、相手側ケースにロッ
クされるロック機構を設けるのがよい(請求項9)。
【0022】具体的な構成として、前記ケースは透光性
の合成樹脂で形成され、逆戻り防止手段が金属性のスプ
リングで形成された形態とするのがよい(請求項1
0)。また、前記挿入手段は、ドライバと、このドライ
バの左右に連結された駆動アームと、前記曲げ手段側に
配置され、駆動アームを駆動してドライバを昇降させる
モータとを備えた形態とするのがよい(請求項11)。
更に、前記挿入手段と前記曲げ手段とが軸を中心に回動
自在に結合され、この軸が前記左右の駆動アームへの駆
動伝達軸及び装着されたカートリッジを固定するレバー
の回動軸も兼ねる形態とすることにより(請求項1
2)、簡易かつ小型の構成を得ることができる。また、
曲げ手段には、ジャムステープルが内部に進入するのを
防止するストッパ部材を設けるとよい(請求項13)。
【0023】請求項14〜請求項25はステープルカー
トリッジ自体の発明である。
【0024】請求項14の発明は、ステープラに着脱自
在で、多数の直線状ステープルが連結されたステープル
帯材がケース内に収容され、ステープラの駆動により綴
じシートにステープルが1本ずつ挿入されるステープル
カートリッジにおいて、前記ステープル帯材の後端部に
設けたストッパ部と、前記ケースに設けられ、ステープ
ル帯材の残量が所定量に達したことに伴って前記ストッ
パ部に係合してステープル帯材の移動を阻止するストッ
パ係合部と、前記ケースに設けられ、ケースの先端と前
記ストッパ係合部との間に位置してステープル帯材の逆
戻りを防止する逆戻り防止手段と、前記ケースに設けら
れ、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端と
前記ストッパ係合部との間の任意の位置から後方側を開
閉自在とした開閉カバーとを備えたものである。
【0025】この請求項14の発明では、ステープル帯
材の後端が検知された後、何回かステープル動作を行っ
た後の任意の時点でカートリッジをステープラから外し
ても、ステープル帯材のシート後端部がストッパ係合部
と係合するので、ステープル帯材がステープラ内に残る
ことが無く、カートリッジと共に取り出される。そし
て、カートリッジケースの開閉カバーを開くことで、リ
テーナスプリング部やシート後端ストッパ係合部におけ
るステープル帯材との係合が開放され自由になるので、
残ったステープル帯材を取り出し、新しいステープル帯
材を装填することができる。従って、ステープル帯材の
無くなったカートリッジを廃棄することなく、ステープ
ル帯材を詰め替えて再度使用することができる。
【0026】請求項15の発明は、上記開閉カバーに代
えて、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端
から後方側を開閉自在の開閉カバーとしたものである。
この請求項15の発明では、カートリッジケースの先端
からリテーナスプリング部、シート後端ストッパ係合部
を開くことを可能としたので、残ったステープル帯材を
取り出し、新しいステープル帯材を装填することができ
る。
【0027】請求項16の発明は、上記開閉カバーに代
えて、ステープル帯材を交換できるように、ケース先端
と逆戻り防止手段との間から後方側を開閉自在の開閉カ
バーとしたものである。この請求項16の発明では、リ
テーナスプリング部、シート後端ストッパ係合部が開か
れるので、同様にステープル帯材の装填ができる。
【0028】請求項17の発明は、上記開閉カバーに代
えて、ステープル帯材を交換できるように、逆戻り防止
手段とストッパ係合部との間から後方側を開閉自在の開
閉カバーとしたものである。この請求項17の発明で
は、ステープル帯材は逆戻り防止手段により押さえられ
ているが、シート後端ストッパ部が開かれるので、残っ
たステープル帯材の後端を切り取り、そのステープルシ
ートを送り方向に引き抜いて除去することで、新しいス
テープル帯材を装填することができる。
【0029】請求項18の発明は、ステープラに着脱自
在で、多数の直線状ステープルが連結されたステープル
帯材を収容したカートリッジであって、前記ステープル
帯材を収容した円形の収納部と、該収納部からステープ
ル帯材の先端部を接線方向に延出させるよう延在させた
延出部とを具備し、該延出部の途中にステープル帯材の
逆戻りを防止するリテーナスプリングを設けたステープ
ルカートリッジにおいて、ステープル帯材を交換できる
ように、前記延出部の底部におけるケース先端と前記ス
トッパ係合部との間の任意の位置を切れ目として、そこ
から後方側を開閉自在の開閉カバーとして構成したもの
である。この請求項18の発明では、必ずしもストッパ
部及びストッパ係合部を有しないが、開閉カバーを開く
ことで逆戻り防止手段が開放されるため、同様に新しい
ステープル帯材の装填を行うことができる。
【0030】上記請求項14,15,16,17又は1
8記載のステープルカートリッジにおいて、前記開閉カ
バーは、相手側ケースのケース後方側を軸に開閉する形
態としたり(請求項19)、相手側ケースの前後方向に
スライドして開閉する形態としたり(請求項20)、相
手側ケースの幅方向一側に位置する軸を中心に開閉する
形態としたり(請求項21)、相手側ケースの幅方向に
スライドして開閉する形態とする(請求項22)、こと
ができる。この開閉カバーには相手側ケースにロックさ
れるロック機構が設けるのが好ましい(請求項23)。
【0031】このロック機構は、互いに対接する開閉カ
バーと相手側ケースの対接部分において、その一方の開
閉カバー側に形成された先端が断面楔形をしたロック腕
と、他方のケース本体側に形成され前記ロック腕と係合
する相補形状のロック受けとから構成し、前記ロック腕
をケースの幅方向に弾性変形可能に形成するのがよい
(請求項24)。ケースはステープルの幅方向に弾性変
形可能で、ケース内にステープルが入っているときはケ
ースの弾性変形がステープルで規制され、ステープルが
なくなるとケースが変形可能となり、ロックを解除して
開閉カバーが開くようになる。このため、ステープルが
なくなる前に不用意にカバーが開けられるのを防止でき
る。
【0032】前記ケースは透光性の合成樹脂で形成さ
れ、逆戻り防止手段は金属製のスプリングで形成される
のがよい(請求項25)。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
例に基づいて説明する。
【0034】図1にステープルカートリッジ200を、
そして図2にこのカートリッジ内に装填されるステープ
ル帯材300を示す。
【0035】このステープル帯材300は従来公知のも
のと同じであり、図2の如く多数の直線状のステープル
(未形成の短線材)301を、中心部で接着テープ30
2により接着して、帯状の連続した形状にしたものから
成る。ステープル帯材300の最後端部には、曲げによ
るストッパ部303が形成されている。
【0036】ステープルカートリッジ200は、ステー
プル帯材300を収納すると共に、収納したステープル
帯材300を引き出して、その先端をドライバ(挿入手
段)による打ち込み位置、つまり成形用ブロックの保持
溝の位置へと移動自在に収容する合成樹脂製の透光性ケ
ースから成り、ケースはステープル帯材300の詰め替
えができるように開閉可能に構成されている。
【0037】詳述するに、ステープルカートリッジ20
0は、ステープル帯材300を巻回した部分304を納
める円形状の収納部201と、この収納部201からス
テープル帯材300の先端部305を導出させるため、
カートリッジの収納部201から接線方向に延出させた
延出部202とを具備する。
【0038】このカートリッジの延出部202は、底板
部203と、その両側に立設した導出路側壁部204
と、この導出路側壁部204の内側面に設けたガイド凸
条205とを有し、この底板部203、側壁部204、
及びガイド凸条205の三者で、ステープル帯材300
の通る導出路206を形成している。
【0039】上記延出部202の途中には、図9の如く
送りバネ91の開放端側の支点となる突起207が、側
壁部204を架橋する形で設けられていると共に、ステ
ープル帯材300を押さえる金属製の板ばね状リテーナ
スプリング(逆戻り防止手段)208の基部が固設され
ていて、その先端はステープル帯材300を適当な圧接
力で押圧保持している。更に延出部202の途中には、
リテーナスプリング208の先端作用位置より収納部側
において、上記ステープル帯材300の最後端ストッパ
部303に係合してステープル帯材の移動を阻止するス
トッパ係合部209が設けられている。このストッパ係
合部209は、図9に示すように、ステープル後端を検
知する針検知センサ(反射型光検出器)14よりステー
プル帯材300の繰り出し方向下流側に位置する。
【0040】上記カートリッジ200を開閉可能な構成
として、ステープル帯材の交換を可能ならしめるため、
カートリッジケース210は、そのケース先端(つまり
延出部先端202a)とストッパ係合部209との間の
任意の位置から、ケース本体(相手側ケース)Aと開閉
カバーBの2部分に分かれており、両部分A,Bは、収
納部201の頂部付近に設けた枢軸211を中心として
開閉自在になっている。
【0041】収納部201は、この例ではケース本体A
側が開閉カバーB側よりも大きな収容空間を持つように
中心からずれた位置で分離されており、また、延出部2
02は、ケース本体A側に、導出路側壁部204、ガイ
ド凸条205、突起207、リテーナスプリング208
が付帯するように分離されている。具体的には、延出部
202は、開閉カバーB側が底板部203の一部又は全
部を持つように分離されている。図1の実施の態様で
は、底板部203の前側の一部203aはケース本体A
側に残し、後側の一部203bは開閉カバーB側に形成
している。そして、両部分203a,203bの切れ目
は、リテーナスプリング208より前側としている。
【0042】更に、図1,図3及び図4に示すように、
収納部201の中央付近において、ケース本体Aと開閉
カバーBの対接部分には、そのロック機構として、一方
の開閉カバーB側に先端が図4の如く断面楔形をしたロ
ック腕212が形成され、他方のケース本体A側にはこ
れと係合する相補形状のロック受け213が形成されて
いる。ケース210はステープル帯材300の幅方向に
弾性変形可能であり、ロック腕212をロック受け21
3の内側面に沿って挿入することにより、ケース本体A
が若干外側に撓んで開閉カバーBがロック受け213と
係合し、開閉カバーBが閉じる。このようにカバーロッ
ク腕212はくさび型の形状をしている(図4)ため、
開閉カバーBを閉じる際には、ロック受け213の内側
面に沿って閉じる方向には入るが、ステープル帯材30
0のシート残量が多いと、ロック腕212を互いに内側
に撓めて開閉カバーAを開くことが困難となり、ステー
プラ本体にカートリッジを装着する際誤って開いてしま
うということが防止される。
【0043】このステープルカートリッジ200をステ
ープラ本体に装着する。
【0044】図5〜図10において、ステープラ1は、
枠体2と、ヘッドユニット3と、カートリッジ内のステ
ープルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入手段4
と、この挿入手段により綴じシートに挿入されたステー
プルの先端を曲げる曲げ手段(クリンチ部)5と、カー
トリッジ内のステープル帯材を挿入手段による挿入位置
へ送り出す送り出し手段6とを有する。
【0045】ステープラ1の枠体2は、中空のベース部
20と、その先端上部に設けた曲げ手段たるアンビル2
1と、ベース部20の両側から立ち上げた側壁22とを
有し、この側壁22間にヘッドユニット3の本体である
ボディ30が配置され、その後方のヒンジ軸31により
上下に揺動自在に支持されている。即ち、挿入手段4と
曲げ手段5とは軸31を中心に回動自在に結合される。
【0046】このボディ30の正面には正面外被殻部4
0が設けられ、その両者間にコ字曲げ用成形部材たるフ
ォーマ70が位置されると共に、正面外被殻部40を貫
いて成形用ブロック(ペンデングブロック)60が設け
られバネ50により押圧されている。これらボディ3
0、正面外被殻部40、フォーマ70、成形用ブロック
60及びバネ50は、上記ヘッドユニット3を構成して
いる。
【0047】ボディ30は、カートリッジ200の延出
部202を受け入れる受入ベース部32、その前方直立
部34、該前方直立部から受入ベース32側に延在する
頂部35、及びこの頂部35に立設したガイド柱36を
有する。このガイド柱36には、ボディ30の上方に配
置された打ち込み器たるドライバ80の上部ヘッド部8
1が上下動可能に嵌装されている。ドライバ80は、上
部ヘッド部81、押し爪84及び打ち込み刃86を備え
ており、その上部ヘッド部81は両側の駆動アーム55
により引かれ又は押されて、ヒンジ軸31を支点に揺動
される。
【0048】この駆動アーム55を駆動してドライバ8
0を昇降させる駆動源として、上記曲げ手段たるアンビ
ル21の存する側である上記ベース部20の後部には、
正逆両方向に回転し得る1サイクル動作の駆動モータ5
1が設けられている。
【0049】上記した駆動モータ51,駆動アーム55
及びドライバ80により、カートリッジ200内のステ
ープル301を先端より順次綴じシートに挿入する挿入
手段4が構成される。
【0050】モータ51の出力軸にはピニオンが固定さ
れ、また両側壁22にはその外面側の対称位置にラージ
ギヤ54が回転自在に取り付けられ、モータ51の回転
力が、ギヤ52,53を介してラージギヤ54に伝達さ
れるようになっている。このギヤ53の軸は、上記した
ボディ30のヒンジ軸31と共通であり、結果的に、ヒ
ンジ軸31は左右の駆動アーム55への駆動伝達軸を兼
ねている。また、このヒンジ軸31はカートリッジロッ
クレバー101の回動軸も兼ねている。このためステー
プラの簡易かつ小型な構成を実現している。
【0051】更に両側壁22には、このラージギヤ54
により駆動される駆動アーム55が、アームシャフト5
6により回動自在に取り付けられている。この左右の駆
動アーム55は、アームシャフト56を中心とする一側
のアーム部分に、ドライバ80の上部ヘッド部81の軸
81aを嵌合させたスリット55bを有すると共に、ア
ームシャフト56を中心とする他側のアーム部分にはカ
ム面57を有する開口55aを有し、この開口55a内
のカム面57には、ラージギヤ54の面に突設した駆動
コロ58が係合している。従って、ラージギヤ54が回
転すると、カム面57と駆動コロ58の働きにより、駆
動アーム55のアームシャフト56を中心として、反対
側の端(スリット55b側)が上下に揺動運動し、これ
によりドライバ80が打ち込み刃86を押し込みあるい
は引き上げるように上下移動する。なお、アームシャフ
ト56は上下に若干移動できるように側壁22に設けた
縦方向の長穴を貫通しており、また、アームシャフト5
6と側壁22の耳22aとの間に掛けたコイルバネ59
により付勢され、通常は最下位の位置になっている。
【0052】また、送り出し手段6を構成すべく、上記
ボデイ30の前方直立部34に隣接して、弾性部たる送
りバネ91を備え且つ下部に送り爪92を備えた送り部
材(フィーダ)90が配置されていて、該送り部材90
は、支点となる軸93を中心に移動し得るようになって
いる。また、前方直立部34の開口部100に臨んだ位
置には、ステープル301を保持する保持溝64を有す
る成形用ブロック60が、図9の左右に移動し得るよう
に配置されており、該成形用ブロック60はバネ50に
て前方直立部34に向けて付勢されている。
【0053】更に、送り部材90に隣接して、多数の直
線状のステープル301を帯状に連結して成るステープ
ル帯材300を収納したカートリッジ200が着脱自在
に配置されている。既に述べたように、このカートリッ
ジ200には、延出部202の途中に上記送りバネ91
の開放端側の支点となる突起207が形成されていると
共に、ステープル帯材300を押さえる金属製のリテー
ナスプリング208が固設されていて、ステープル帯材
300を適当な圧接力で保持している。
【0054】また、上記打ち込み刃86に隣接してコ字
曲げ用フォーマ70が配置されており、該フォーマ70
は、ドライバ80が下方に移動する際に、該ドライバ8
0の押し爪84に押されて所定量押し下げられ、また該
打ち込み刃86が上方に移動する際には、打ち込み刃8
6に設けられた所定の長さの長穴82に該フォーマ70
の突起部75が係合して上部に引き上げられる。なお上
記押し爪84はフォーマ70を所定量押すと該フォーマ
70から外れるようになっている。
【0055】上記フォーマ70に設けてある突起部75
は、上記送り部材90に対接して揺動変位させる押圧手
段として働き、フォーマ70が押し下げられたとき上記
送り部材90のカム面部94を押圧する。これにより、
送り部材90が送りバネ91を歪めつつ回転支軸93に
関し図9の左回りに回動して、その送り爪92を針送り
方向と逆の方向に後退位置まで移動し、またフォーマ7
0が引き上げられ押圧が解除されると、弾性部たる送り
バネ91の作用で、送り出し手段6を構成する送り部材
90が前進位置に復帰して、この際に送り爪92がステ
ープル帯材300を所定ストローク量だけ送るようにな
っている。
【0056】そして、1サイクル動作の駆動モータ51
により両側のラージギヤ54が同位相で回転すると、図
5の駆動コロ58が旋回し、これに摺接するカム面57
に従い、両側の駆動アーム55がアームシャフト56を
中心に回動し、駆動アーム55の先端側(スリット55
b側)がドライバ80のヘッド部81を押圧するように
下方に移動する。打ち込み刃86が押されて下方に移動
し、更にボデイ30がドライバ80に押されてヒンジ軸
31を支点にアンビル21に向かって移動し、ボデイ3
0とアンビル21がシートを綴じ止める綴じ位置でシー
トを挟んで対接する。
【0057】図8及び図10に示すように、アンビル2
1の上面には、その上面領域うちのシートをくわえ込む
奥側に、角柱状のストッパ部材23が横に設けられてお
り、ジャムした場合のステープルがこのストッパ部材2
3に阻止されて、ステープラ内部(図10右側)に進入
するのを防止できるようになっている。
【0058】(1)通常の1サイクルの動作 ここで、通常の1サイクルの動作について説明する。説
明の便宜上、カートリッジ200に収納されたステープ
ル帯材300は送り部材90の送り爪92にて前方直立
部34の開口部100から成形用ブロック60に送られ
て、その最先端の針が中央部を成形用ブロック60の保
持溝64に保持されているものとする。
【0059】図5〜図10において、駆動モータ51の
回転トルクは、ギヤ52,53にて減速されラージギヤ
54に伝達される。ラージギヤ54がホームポジション
に相当する所定角度だけ回転すると、駆動アーム55に
よるドライバ80の押し下げが始まり、ボディ30がホ
ームポジションから離れて下降し始める。ボディ30が
下降してベース部20上のシートに対接すると、相対的
にボディ30に対して打ち込み刃86が押し下げられ、
押し爪84に押されたフォーマ70が成形用ブロック6
0に保持された直線状のステープル301の両端をコ字
状に押し曲げる。更に、打ち込み刃86が押し下げられ
て、押し爪84がフォーマ70から外れ、その打ち込み
刃86だけが押し下げられて成形用ブロック60のテー
パ部に到達し、該成形用ブロック60を押し退けながら
コ字状に曲げられた最先端のステープルのみを前方直立
部34との間で剪断し、該針をシートに打ち込む(ドラ
イバの打ち込み終了)。この時点からクリンチポジショ
ンが始まる。
【0060】駆動アーム55及びボディ30がクリンチ
位置に留まっている間に、通常のメガネクリンチの場合
はシートを貫いた針先がアンビル21で内側に曲げられ
る。この実施の形態例はフラットクリンチの場合であ
り、ベース部20に揺動自在に垂下させたクリンチレバ
ー24が、ベース部20の更に下方に位置するように延
在させた支持アゴ25により押し上げられてアンビル2
1内で変化し、ステープルの両端を平板状に押し潰して
シートを綴じ止める。なお、この支持アゴ25は、ラー
ジギヤ54に形成されたカム面(図示せず)に一端が係
合したレバー26の他端に設けられており、ラージギヤ
54により軸27を中心として板バネ28に抗して揺動
されるようになっている。
【0061】次いで、ボディ30が上方移動に転じ(ク
リンチポジションの終了)、ドライバ80が引き上げら
れて、打ち込み刃86が上方に移動して待機位置に復帰
する。また駆動アーム55及びボデイ30がそれぞれ図
5に示す待機位置(ホームポジション)に移動して、シ
ート綴じ止めの1行程が終了する。なお、ラージギヤ5
4の1回転で1行程が終了する。
【0062】また、この打ち込み刃86の復帰の際、即
ちコ字曲げ用フォーマ70の突起部75が復帰する際
に、送りバネ91の復帰力により、回転支軸93に関し
送り部材90が図9の右回りに回動して、送り部材90
の送り爪92が後退位置から前進位置に移動し、これに
より次の直線状のステープル301が成形用ブロックの
保持溝64に送り込まれて、次のシートの綴じ止めに備
える。
【0063】(2)針無し検知によるカートリッジ交換 針検知センサ14は、図9に示すように、ボディ30に
おける受入ベース部32の底部32aに設けた発受光素
子対から成る反射型センサにより構成されている。この
針検知センサ14は、透明ケース210を透してカート
リッジ200内のステープル帯材300のステープル3
01から反射してくる光の有無を検知することにより、
ステープル301の有無を常時監視しており、ステープ
ルが無くなったときは針無し検知信号を出力する。ただ
し、針検知センサ14は成形用ブロック60から離れた
手前の位置に設けてあるので、正確にはステープル帯材
300のニアエンドを検知することになる。
【0064】カートリッジ200内の針の残量が一定限
度まで減少すると、先端部202aから一定距離離れた
位置に配置された針検知センサ14により、ステープル
帯材300の最後端が検出されるので、空になったカー
トリッジ200を取り出し、その内部に新しいステープ
ル帯材300を装填することになる。
【0065】なお、針検知センサ14はケース先端部2
02aから一定距離離れた位置に配置されているため、
針検知センサ14で針無し検知(後端検知)をした後
も、ステープル帯材300の最後端部に曲げにより形成
したストッパ部303がストッパ係合部209に係合す
るまでは、打ち込み動作を続けることができる。
【0066】このステープル帯材300の後端ストッパ
部303がストッパ係合部(突起部材)209と引っか
かる位置は、リテーナスプリング208よりも送り出し
方向上流側であるので、針検知センサ14で針無し検知
をした後動作を続けても、ステープル帯材300の最後
端部のストッパ部303がリテーナスプリング208を
外れる前に、必ずこのストッパ係合部209に後端スト
ッパ部303が引っかかり、メカ的にステープル帯材3
00の送りはできなくなる。従って、カートリッジ20
0を任意の時点でステープラ1のボディ30から抜き出
しても、当該カートリッジ200内に残存してるステー
プル帯材300は常にカートリッジ200と一緒に取り
出され、そのままステープラ側に残ることはない。この
ため、新しくステープル帯材300を装填したカートリ
ッジ200をステープラ本体に投入しても、残存してい
た針がステープラ内部で帯状の配列が乱され、針打ち不
良、針ジャムといった不具合が発生することはない。
【0067】カートリッジ200をボディ30から取り
出すには、手操作によりカートリッジロックレバー10
1をヒンジ軸31の回りに図9で右回りに回動させ、そ
のレバー101の係止爪101aを、カートリッジ20
0の後端面に設けた耳部214から外す。
【0068】取り出されたカートリッジ200は、開閉
カバーB側の収納部201の中央を両側から押して内側
に撓ませることにより、ロック腕212とロック受け2
13の係合を解き、図1の如くケース本体Aに対し枢軸
211を中心として開閉カバーBを開く。これにより、
カートリッジケース210のリテーナスプリング208
の部分及びシート後端ストッパ係合部209が、底部
(底板部203)側から開かれる。このとき、リテーナ
スプリング208はケース本体Aに取り付けられている
ため、落ちて来ない。従って、残ったステープル帯材を
取り出し除去することができるので、当該カートリッジ
ケース210に新しいステープル帯材を装填することが
できる。このとき、ステープル帯材300の先端部30
5は、底板部203の前側部分203aとガイド凸条2
05とで形成されている導出路206に通す。
【0069】開閉カバーBを閉じると、そのロック腕2
12はケース本体Aのロック受け213の内側に入り込
み、相互にピッタリと嵌合し合う。このとき、カバーロ
ック腕212はくさび型の形状をしている(図4)た
め、ロック受け213に対して閉じる方向には入るが、
一旦相互にロックされた後は、収納部201の内部に新
しいステープル帯材300が存在するため、ロック腕2
12を撓めて開くことが困難となる。これは、ステープ
ラにカートリッジを装着する際誤ってカートリッジを開
いてしまうことの防止になる。
【0070】また開閉カバーBを閉じることにより、そ
れまで203aと203bに分かれていた底板部203
が連続一体的なものとなり、カートリッジ200の延出
部202の下部に、収納部201から先端部202aへ
かけての導出路206が完成される。
【0071】かくしてステープル帯材300の詰め替え
が終わったカートリッジ200は、ステープラ1のボデ
ィ30への装着される。この装着の際には、カートリッ
ジ200の導出路側壁部204の先端部202aがボデ
ィ30の開口部100(図9参照)内に嵌合され、また
後端面に設けた耳部214が、手操作により回動された
カートリッジロックレバー101の係止爪101aによ
り止められて、カートリッジ200とボディ30とを正
しく位置合わせされる。そして、カートリッジ200が
装着されたとき、その導出路206の底板部203の先
端部203cも、ボディ30の開口部100に臨んで終
端するようになっている。この底板部203の先端部2
03cは、ステープル帯材300を切り取る際の基準位
置を定める働きをする。
【0072】ステープラ1は、カートリッジ200から
延出されているステープル帯材300の先端を送り出し
手段6としての送り機構(75,90〜94)により成
形用ブロック60の保持溝64内へ送り出し、この保持
溝64内に保持された先端のステープル301を、ドラ
イバ80による打ち込み動作により、まずコ字形に形成
し、さらにそれをシート状物に打ち込む。
【0073】(3)他の実施の形態 上記した実施の形態では、ケース本体Aと開閉カバーB
とに分ける底板部203の分け目を、カートリッジ延出
部202における逆戻り防止手段たるリテーナスプリン
グ208より下流側にし、ケース先端202aと逆戻り
防止手段208との間から後方側を開閉自在としたが、
ケース先端202aとストッパ係合部209との間の任
意の位置に分け目を設定することができ、またこのスト
ッパ係合部209はカートリッジ200の延出部202
の領域中の任意の位置に設けることができる。
【0074】図11は、ケース本体Aと開閉カバーBと
に分ける底板部203の分け目を、カートリッジ延出部
202におけるリテーナスプリング208より上流側に
設定し、逆戻り防止手段とストッパ係合部209との間
から後方側の部分を、枢軸211を中心として開閉可能
にした例である。ステープル帯材300は逆戻り防止手
段たるリテーナスプリング208により押さえられてい
るが、シート後端ストッパ部209は開かれるので、残
ったステープル帯材300の後端を切り取り、そのステ
ープルシートを送り方向に引き抜いて除去することで、
新しいステープル帯材300を装填することができる。
【0075】図12は、ケース先端202aから後方側
を一続きとして開閉自在にした例であり、底板部203
全体が枢軸211を中心として開閉される。カートリッ
ジケース210の先端からリテーナスプリング208
部、シート後端ストッパ係合部209が開かれるので、
残ったステープル帯材を取り出し、新しいステープル帯
材300を装填することができる。
【0076】また、上記のカートリッジは開閉カバーB
がケース後方側の軸を中心として開閉する形式のもので
あったが、開閉機構はこれに限られるものではない。
【0077】例えば、図13に示す如く、開閉カバーB
がケース本体Aに対してケースの前後方向にスライドし
て開閉する形式とすることもできる。
【0078】また、図14に示す如く、カートリッジケ
ース210の底部において、開閉カバーBがケースの幅
方向一側に位置するヒンジ215を中心として開閉する
ように構成することができる。
【0079】更に、図15に示す如く、カートリッジケ
ース210の底部において、開閉カバーBがケースの幅
方向にスライドして開閉するように構成することができ
る。
【0080】上記図13〜図15の構成においても、開
閉カバーBとケース本体Aには相互にロックされるロッ
ク機構を設けるのが好ましい。
【0081】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0082】1)請求項1又は請求項14に記載の発明
は、ステープル帯材の後端部に設けたストッパ部と、カ
ートリッジケースに設けたストッパ係合部とが係合して
ステープル帯材の移動を阻止すると共に、ステープル帯
材の逆戻りを防止する逆戻り防止手段がケースの先端と
ストッパ係合部との間に設けられた形態において、ステ
ープル帯材を交換できるように、ケース先端と前記スト
ッパ係合部との間の任意の位置から後方側を開閉自在と
した開閉カバーを設けたものである。
【0083】従って、この請求項1又は請求項14の発
明によれば、カートリッジケースの開閉カバーを開くこ
とで、リテーナスプリング部やシート後端ストッパ係合
部におけるステープル帯材との係合が解放されるので、
リテーナスプリング部が存在していても残ったステープ
ル帯材を容易に取り出し、リテーナスプリング、ストッ
パ部を廃棄せずに、新しいステープル帯材を装填するこ
とができる。従って、カートリッジにステープル帯材が
無くなっても、当該カートリッジをリテーナスプリン
グ、ストッパ部と共に廃棄することなく、ステープル帯
材を詰め替えることにより、カートリッジを再度有効に
使用することができる。
【0084】また、ステープル帯材の後端が検知された
後、何回かステープル動作を行った後の任意の時点でカ
ートリッジをステープラから外しても、ステープル帯材
のシート後端部がストッパ係合部と係合するので、ステ
ープル帯材がステープラ内に残ることが無く、カートリ
ッジと共に取り出される。
【0085】2)請求項2及び請求項15の発明によれ
ば、カートリッジケースの先端から後方側が開閉カバー
として開かれ、リテーナスプリング部、シート後端スト
ッパ係合部が解放されるので、残ったステープル帯材を
取り出すことができ、新しいステープル帯材を装填する
ことができる。
【0086】3)請求項3及び請求項16の発明によれ
ば、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側が開
閉カバーとして開かれ、リテーナスプリング部、シート
後端ストッパ係合部が解放されるので、同様に新しいス
テープル帯材の装填ができる。
【0087】4)請求項4及び請求項17の発明によれ
ば、逆戻り防止手段とストッパ係合部との間から後方側
を開閉自在の開閉カバーとしたので、逆戻り防止手段に
より押さえられているステープル帯材も、シート後端ス
トッパ部が開かれるので、残ったステープル帯材の後端
を切り取り、シートを送り方向に引き抜いて除去するこ
とで、新しいステープル帯材を装填することができる。
【0088】5)上記の新しいステープル帯材を装填で
きるという効果は、逆戻り防止手段のみを有するケース
(請求項18)や、開閉カバーが、相手側ケースのケー
ス後方側を軸に開閉したり(請求項5,請求項19)、
相手側ケースの前後方向にスライドして開閉したり(請
求項6,請求項20)、相手側ケースの幅方向一側に位
置する軸を中心に開閉したり(請求項7,請求項2
1)、相手側ケースの幅方向にスライドして開閉する
(請求項8,請求項22)、といった構成の下でも得る
ことができる。
【0089】6)請求項9及び請求項23の発明では、
前記開閉カバーには、相手側ケースにロックされるロッ
ク機構を設けているので、開閉カバーが相手側ケースと
一体化され取扱いが容易となる。
【0090】7)請求項24の発明では、このロック機
構は、互いに対接する開閉カバーと相手側ケースの対接
部分において、その一方の開閉カバー側に形成された先
端が断面楔形をしたロック腕と、他方のケース本体側に
形成され前記ロック腕と係合する相補形状のロック受け
とから構成し、前記ロック腕をケースの幅方向に弾性変
形可能に形成されるので、開閉カバーはケース内にステ
ープルが入っていると、ステープルによりその幅方向の
撓みが規制され開くことができないが、ステープルがな
くなると、幅方向に撓むことができてロックが解除さ
れ、開くことができる。このため、ステープルがなくな
る前に不用意にカバーが開けられるのを防止できる。
【0091】8)請求項10〜13や請求項25によれ
ば、具体的に実現し易い構成が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカートリッジの開いた状態を示す図
である。
【図2】 本発明のカートリッジに入れられるステープ
ラ帯材を示した斜視図である。
【図3】 図1のカートリッジの開閉カバーB側を示し
た図である。
【図4】 図1のIV−IV線に沿ったカートリッジの開閉
カバーB側の断面図である。
【図5】 本発明のステープラの全体構成を示す側面図
である。
【図6】 図5のステープラの平面図である。
【図7】 図5のステープラの正面図である。
【図8】 本発明のステープラの全体構成を示す図であ
る。
【図9】 本発明のステープラのヘッドユニット側を示
す図である。
【図10】 本発明のステープラの一部を拡大して示し
た図である。
【図11】 本発明のカートリッジの他の形態を示した
図である。
【図12】 本発明のカートリッジの更に他の形態を示
した図である。
【図13】 本発明のカートリッジの別の形態を示した
図である。
【図14】 本発明のカートリッジの更に別の形態を示
した図である。
【図15】 本発明のカートリッジの更にまた別の形態
を示した図である。
【図16】 従来のカートリッジとステープラの動作を
示した図である。
【図17】 従来のカートリッジの構成の概要を示した
図である。。
【符号の説明】
1 ステープラ 2 枠体 3 ヘッドユニット 4 挿入手段 5 曲げ手段(クリンチ部) 6 送り出し手段 14 針検知センサ(ステープル後端検知) 20 ベース部 21 アンビル(曲げ手段) 22 側壁 22a 耳 23 ストッパ部材 24 クリンチレバー 25 支持アゴ 26 レバー 27 軸 30 ボディ 31 ヒンジ軸 32 受入ベース部 32a 底部 34 前方直立部 35 頂部 36 ガイド柱 40 正面外被殻部 50 バネ 51 駆動モータ 52,53 ギヤ 54 ラージギヤ 55 駆動アーム 55a 開口 55b スリット 56 アームシャフト 57 カム面 58 駆動コロ 59 コイルバネ 60 成形用ブロック 62 先端部 64 保持溝 70 フォーマ(コ字曲げ用成形部材) 75 突起部 80 ドライバ(打ち込み器) 81 上部ヘッド部 81a 軸 82 垂直な長穴 84 打ち込み用押し爪 86 打ち込み刃 90 送り部材(フィーダ) 91 送りバネ(弾性部) 92 送り爪 93 軸 94 カム面 100 ボディの開口部 101 カートリッジロックレバー 101a 係止爪 200 ステープルカートリッジ 201 収納部 202 延出部 202a 先端部 203 底板部 203a 前側の一部 203b 後側の一部 203c 先端部 204 導出路側壁部 205 ガイド凸条 206 導出路 207 突起(支点) 208 リテーナスプリング(逆戻り防止手段) 209 ストッパ係合部 210 カートリッジケース 211 枢軸 212 ロック腕 213 ロック受け 214 耳部 215 ヒンジ 300 ステープル帯材 301 直線状のステープル(未形成の短線材) 302 接着テープ 303 最後端ストッパ部 304 巻回した部分 305 先端部 A ケース本体(相手側ケース) B 開閉カバー 400 直線状のステープル(未形成の短線材) 401 ステープル帯材 401a 先端のステープル 401′ 最後端部のストッパ部 402 カートリッジ 403 リテーナスプリング(逆戻り防止手段) 403′ ストッパ係合部 404 矢印 405 ドライバ 409 成形用ブロック 409a 保持溝 410 フォーマ 501 針検知センサ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の直線状ステープルが帯状に連結さ
    れたステープル帯材を収容した着脱自在のカートリッジ
    と、このカートリッジ内のステープルの残量が所定量に
    なったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内
    のステープルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入
    手段と、前記カートリッジ内のステープル帯材を前記挿
    入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により
    綴じシートに挿入されたステープルの先端を曲げる曲げ
    手段とを備えたステープラにおいて、 前記ステープルカートリッジは、 前記ステープル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自
    在に収容したケースと、 前記ステープル帯材の後端部に設けられたストッパ部
    と、 前記ケースに設けられ、前記検出手段がステープルの残
    量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記
    ストッパ部に係合してステープル帯材の移動を阻止する
    ストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置して、ステープル帯材の逆戻りを防止
    する逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端と前記ストッパ係合部との間の任意の
    位置から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えた
    ことを特徴とするステープラ。
  2. 【請求項2】 多数の直線状ステープルが帯状に連結さ
    れたステープル帯材を収容した着脱自在のカートリッジ
    と、このカートリッジ内のステープルの残量が所定量に
    なったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内
    のステープルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入
    手段と、前記カートリッジ内のステープル帯材を前記挿
    入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により
    綴じシートに挿入されたステープルの先端を曲げる曲げ
    手段とを備えたステープラにおいて、 前記ステープルカートリッジは、 前記ステープル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自
    在に収容したケースと、 前記ステープル帯材の後端部に設けられたストッパ部
    と、 前記ケースに設けられ、前記検出手段がステープルの残
    量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記
    ストッパ部に係合してステープル帯材の移動を阻止する
    ストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置して、ステープル帯材の逆戻りを防止
    する逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバ
    ーとを備えたことを特徴とするステープラ。
  3. 【請求項3】 多数の直線状ステープルが帯状に連結さ
    れたステープル帯材を収容した着脱自在のカートリッジ
    と、このカートリッジ内のステープルの残量が所定量に
    なったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内
    のステープルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入
    手段と、前記カートリッジ内のステープル帯材を前記挿
    入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により
    綴じシートに挿入されたステープルの先端を曲げる曲げ
    手段とを備えたステープラにおいて、 前記ステープルカートリッジは、 前記ステープル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自
    在に収容したケースと、 前記ステープル帯材の後端部に設けられたストッパ部
    と、 前記ケースに設けられ、前記検出手段がステープルの残
    量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記
    ストッパ部に係合してステープル帯材の移動を阻止する
    ストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置して、ステープル帯材の逆戻りを防止
    する逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側を
    開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とする
    ステープラ。
  4. 【請求項4】 多数の直線状ステープルが帯状に連結さ
    れたステープル帯材を収容した着脱自在のカートリッジ
    と、このカートリッジ内のステープルの残量が所定量に
    なったことを検出する検出手段と、前記カートリッジ内
    のステープルを先端より順次綴じシートに挿入する挿入
    手段と、前記カートリッジ内のステープル帯材を前記挿
    入手段へ送り出す送り出し手段と、前記挿入手段により
    綴じシートに挿入されたステープルの先端を曲げる曲げ
    手段とを備えたステープラにおいて、 前記ステープルカートリッジは、 前記ステープル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自
    在に収容したケースと、 前記ステープル帯材の後端部に設けられたストッパ部
    と、 前記ケースに設けられ、前記検出手段がステープルの残
    量を検出する位置よりケースの先端側に設けられ、前記
    ストッパ部に係合してステープル帯材の移動を阻止する
    ストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置して、ステープル帯材の逆戻りを防止
    する逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、逆戻り防止手段とストッパ係合部との間から後方
    側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴と
    するステープラ。
  5. 【請求項5】 前記開閉カバーが相手側ケースのケース
    後方側を軸に開閉することを特徴とする請求項1,2,
    3又は4記載のステープラ。
  6. 【請求項6】 前記開閉カバーが相手側ケースの前後方
    向にスライドして開閉することを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載のステープラ。
  7. 【請求項7】 前記開閉カバーが相手側ケースの幅方向
    一側に位置する軸を中心に開閉することを特徴とする請
    求項1,2,3又は4記載のステープラ。
  8. 【請求項8】 前記開閉カバーが相手側ケースの幅方向
    にスライドして開閉することを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載のステープラ。
  9. 【請求項9】 前記開閉カバーには相手側ケースにロッ
    クされるロック機構が設けられていることを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載のステー
    プラ。
  10. 【請求項10】 前記ケースは透光性の合成樹脂で形成
    され、逆戻り防止手段が金属性のスプリングで形成され
    ていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の
    ステープラ。
  11. 【請求項11】 前記挿入手段は、ドライバと、このド
    ライバの左右に連結された駆動アームと、前記曲げ手段
    側に配置され、駆動アームを駆動してドライバを昇降さ
    せるモータとを備えたことを特徴とする請求項1,2,
    3又は4記載のステープラ。
  12. 【請求項12】 前記挿入手段と前記曲げ手段とは軸を
    中心に回動自在に結合され、この軸は前記左右の駆動ア
    ームへの駆動伝達軸及び装着されたカートリッジを固定
    するレバーの回動軸も兼ねることを特徴とする請求項1
    1記載のステープラ。
  13. 【請求項13】 曲げ手段にはジャムステープルが内部
    に進入するのを防止するストッパ部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のステー
    プラ。
  14. 【請求項14】 ステープラに着脱自在で、多数の直線
    状ステープルが連結されたステープル帯材がケース内に
    収容され、ステープラの駆動により綴じシートにステー
    プルが1本ずつ挿入されるステープルカートリッジにお
    いて、 前記ステープル帯材の後端部に設けたストッパ部と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材の残量が所定量
    に達したことに伴って前記ストッパ部に係合してステー
    プル帯材の移動を阻止するストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置してステープル帯材の逆戻りを防止す
    る逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端と前記ストッパ係合部との間の任意の
    位置から後方側を開閉自在とした開閉カバーとを備えた
    ことを特徴とするステープルカートリッジ。
  15. 【請求項15】 ステープラに着脱自在で、多数の直線
    状ステープルが連結されたステープル帯材がケース内に
    収容され、ステープラの駆動により綴じシートにステー
    プルが1本ずつ挿入されるステープルカートリッジにお
    いて、 前記ステープル帯材の後端部に設けたストッパ部と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材の残量が所定量
    に達したことに伴って前記ストッパ部に係合してステー
    プル帯材の移動を阻止するストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置してステープル帯材の逆戻りを防止す
    る逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバ
    ーとを備えたことを特徴とするステープルカートリッ
    ジ。
  16. 【請求項16】 ステープラに着脱自在で、多数の直線
    状ステープルが連結されたステープル帯材がケース内に
    収容され、ステープラの駆動により綴じシートにステー
    プルが1本ずつ挿入されるステープルカートリッジにお
    いて、 前記ステープル帯材の後端部に設けたストッパ部と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材の残量が所定量
    に達したことに伴って前記ストッパ部に係合してステー
    プル帯材の移動を阻止するストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置してステープル帯材の逆戻りを防止す
    る逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端と逆戻り防止手段との間から後方側を
    開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴とする
    ステープルカートリッジ。
  17. 【請求項17】ステープラに着脱自在で、多数の直線状
    ステープルが連結されたステープル帯材がケース内に収
    容され、ステープラの駆動により綴じシートにステープ
    ルが1本ずつ挿入されるステープルカートリッジにおい
    て、 前記ステープル帯材の後端部に設けたストッパ部と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材の残量が所定量
    に達したことに伴って前記ストッパ部に係合してステー
    プル帯材の移動を阻止するストッパ係合部と、 前記ケースに設けられ、ケースの先端と前記ストッパ係
    合部との間に位置してステープル帯材の逆戻りを防止す
    る逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、逆戻り防止手段とストッパ係合部との間から後方
    側を開閉自在とした開閉カバーとを備えたことを特徴と
    するステープルカートリッジ。
  18. 【請求項18】 ステープラに着脱自在で、多数の直線
    状ステープルが連結されたステープル帯材を収容したカ
    ートリッジであって、前記ステープル帯材を収容した円
    形の収納部と、該収納部からステープル帯材の先端部を
    接線方向に延出させるよう延在させた延出部とを具備
    し、該延出部の途中にステープル帯材の逆戻りを防止す
    るリテーナスプリングを設けたステープルカートリッジ
    において、 ステープル帯材を交換できるように、前記延出部の底部
    におけるケース先端と前記ストッパ係合部との間の任意
    の位置を切れ目として、そこから後方側を開閉自在の開
    閉カバーとして構成したことを特徴とするステープルカ
    ートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記開閉カバーが相手側ケースのケー
    ス後方側を軸に開閉することを特徴とする請求項14,
    15,16,17又は18記載のステープルカートリッ
    ジ。
  20. 【請求項20】 前記開閉カバーが相手側ケースの前後
    方向にスライドして開閉することを特徴とする請求項1
    4,15,16,17又は18記載のステープルカート
    リッジ。
  21. 【請求項21】 前記開閉カバーが相手側ケースの幅方
    向一側に位置する軸を中心に開閉することを特徴とする
    請求項14,15,16,17又は18記載のステープ
    ルカートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記開閉カバーが相手側ケースの幅方
    向にスライドして開閉することを特徴とする請求項1
    4,15,16,17又は18記載のステープルカート
    リッジ。
  23. 【請求項23】 前記開閉カバーには相手側ケースにロ
    ックされるロック機構が設けられていることを特徴とす
    る請求項14,15,16,17,18,19,20,
    21又は22記載のステープルカートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記ロック機構は、互いに対接する開
    閉カバーと相手側ケースの対接部分において、その一方
    の開閉カバー側に形成された先端が断面楔形をしたロッ
    ク腕と、他方のケース本体側に形成され前記ロック腕と
    係合する相補形状のロック受けとから構成し、前記ロッ
    ク腕をケースの幅方向に弾性変形可能に形成したことを
    特徴とする請求項23に記載のステープルカートリッ
    ジ。
  25. 【請求項25】 前記ケースは透光性の合成樹脂で形成
    され、逆戻り防止手段は金属製のスプリングで形成され
    ていることを特徴とする請求項14,15,16,1
    7,18,19,20,21又は22記載のステープル
    カートリッジ。
  26. 【請求項26】 多数の直線状ステープルが帯状に連結
    されたステープル帯材を収容した着脱自在のカートリッ
    ジと、このカートリッジ内のステープルを先端より順次
    綴じシートに挿入する挿入手段と、前記カートリッジ内
    のステープル帯材を前記挿入手段へ送り出す送り出し手
    段と、前記挿入手段により綴じシートに挿入されたステ
    ープルの先端を曲げる曲げ手段とを備えたステープラに
    おいて、 前記ステープルカートリッジは、 前記ステープル帯材を挿入手段による挿入位置へ移動自
    在に収容したケースと、 このケースに設けられ、ステープル帯材の逆戻りを防止
    する逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバ
    ーとを備えたことを特徴とするステープラ。
  27. 【請求項27】 ステープラに着脱自在で、多数の直線
    状ステープルが連結されたステープル帯材がケース内に
    収容され、ステープラの駆動により綴じシートにステー
    プルが1本ずつ挿入されるステープルカートリッジにお
    いて、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材の逆戻りを防止
    する逆戻り防止手段と、 前記ケースに設けられ、ステープル帯材を交換できるよ
    うに、ケース先端から後方側を開閉自在とした開閉カバ
    ーとを備えたことを特徴とするステープルカートリッ
    ジ。
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