JP3536656B2 - ロールステープルカートリッジにおけるステープル切断機構 - Google Patents

ロールステープルカートリッジにおけるステープル切断機構

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JP3536656B2
JP3536656B2 JP08286398A JP8286398A JP3536656B2 JP 3536656 B2 JP3536656 B2 JP 3536656B2 JP 08286398 A JP08286398 A JP 08286398A JP 8286398 A JP8286398 A JP 8286398A JP 3536656 B2 JP3536656 B2 JP 3536656B2
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staple
roll
feed
cartridge
passage
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信昭 八木
淳善 藤島
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻装さ
れたロール状ステープルを異常のときなどに適宜切断す
ることができるロールステープルカートリッジにおける
ステープル切断機構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、電動ホッチキスには、なるべく多
数のステープルを連続的に打ち出すことができるよう
に、真直状のステープル針を連結テープにより連結して
ロール状に巻装してなるロールステープルを用い、その
先頭のステープル針から順次コ字状に成形した後に打ち
出すものが知られている。ロールステープルはカートリ
ッジに装着されてホッチキス本体に装着され、カートリ
ッジのステープル送り通路から送り出されたステープル
針を成形手段によってコ字状に成形した後、成形された
ステープルをドライバによって被綴り材に向けて打ち出
されるように構成されている。
【0003】ところで、ロールステープルは真直状のス
テープル針をシート状に連結してなるシート状ステープ
ルとは異なり、ロールステープルカートリッジ内の全て
の針が一連に連結されている。そして、カートリッジ内
には逆止爪が配置され、しかもロールステープルは柔軟
であるため、はみ出したステープルをカートリッジ内に
押し戻すことは出来ない。そのため、打ち込み時にステ
ープルが詰まったときなどは、はみ出した余分な針を手
で引きちぎって切断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手で連
結テープを引きちぎる方式では、切断位置が不正確にな
るとともに、指などを怪我する危険があった。
【0005】本発明は上記問題点を解消し、カートリッ
ジ内のロールステープルを所定の位置で簡単かつ安全に
切断することができるロールステープルカートリッジに
おけるステープル切断機構を提供することをその課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るロールステープルカートリッジにおけ
るステープル切断機構は、真直状のステープル針を連結
してロール状に巻装してなるロールステープルを収納す
る収納部と、収納部に形成された開口部から連続するス
テープル送り通路とを備えたロールステープルカートリ
ッジにおいて、上記ステープル送り通路の上面側又は下
面側に、ステープル送り通路内のロールステープルに係
合可能な押え部と送り部とを備え、送り部を押え部の外
側に重ね合せた状態で外部から前後方向に移動操作可能
とし,送り部と押さえ部とを上記ロールステープルに係
合させた状態で、送り部のみを前方に移動させることに
よりロールステープルを押え部と送り部との間から切断
させることを特徴とする。
【0007】なお、上記ステープル送り通路の上面側又
は下面側に、ステープル送り通路内のロールステープル
の連結テープに押し当てて切断可能なカッターをステー
プル送り通路内に出没可能に配置し、このテープカッタ
ーを外部から操作可能にしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3において符号1はロー
ルステープルカートリッジで、このロールステープルカ
ートリッジ1はカートリッジ本体1aにロールステープ
ルの収納部3とステープル送り通路4とを設けたもの
で、ロールステープル収納部3にはロールステープル2
が収納されている。ロールステープル2は真直状のステ
ープル針を連結テープにより連結してロール状に巻装し
てなるものである。
【0009】収納部3の下方は開放され、この開口部5
からロールステープル2の最外側の端部が導出されてス
テープル送り通路4内を通るように構成されている。ま
た、収納部3の上部にはキャップ6が取り付けられ、ロ
ールステープル2はキャップ6を開いて収納部3内に収
納できるように構成されている。
【0010】ステープル送り通路4は収納部3の開口部
から連続するもので、上部ガイド板4aと下部ガイド板
4bとの間に形成され、上部ガイド板4aの下面には2
枚の逆止爪7が前側に傾斜して配置され、送り通路4の
前方に移動したステープル2が後退移動しないようにし
ている。また、上下部ガイド板4a、4bの一部は開放
されている。下部ガイド板4bの下面側には送り板8が
前後に移動可能に配置されている。送り板8の上面には
3枚の送り爪9が前側に傾斜して固定され、送り爪9は
下部ガイド板4bの開放部を貫通してステープル送り通
路4内に突出している。送り板8の下面からは送りレバ
ー10が下方に露出するように形成されている。この送
りレバー10はカートリッジ本体1aの下部に形成され
た開口穴11を貫通して外部に突出し、これを前後に移
動させることによりステープルを前方に送るためのもの
である。
【0011】次に、上記ステープル送り通路4の上部ガ
イド板4aの開放部12には、図4に詳しく示されてい
るように、押え部13と送り部14とが設けられてい
る。押え部13は上部ガイド板4aから前方に突出して
上下に撓むことができるように形成され、その先端下面
には鋸歯状の係合歯15が形成され、上から押されたと
きにステープル送り通路4内のロールステープル2の上
面に係合するように構成されている。送り部14は押え
部13の上部に重合した状態で前後方向に移動可能に配
置されている。送り部14は外部に露出しているととも
に、前端部は下方に屈曲し、その下面には鋸歯状の係合
歯16が形成されている。この係合歯16は押え部13
の係合歯15と同一面となるように配置されるが、歯の
向きは逆に形成されている。
【0012】上記構成において、ロールステープル2を
切断するとき、図5のようにステープル送り通路4の上
部の開放部12から送り部14を指で押えて前に移動さ
せる。送り部14を押えると、押え部13が撓んでその
先端下面の係合歯15がステープル送り通路4内のロー
ルステープル2の上面に係合し、ロールステープル2が
前方に移動しないように押えるとともに、送り部14の
先端屈曲部の下面の係合歯16もロールステープル2の
上面に係合する。そして、送り部14を前に移動させる
と、ロールステープル2は強制的に前方に移動させられ
る。このように、ロールステープル2は一方の係合歯1
5によって前方に移動するのを停止されるのに対し、他
方の係合歯16によって前方に移動させられるので、ロ
ールステープル2は2つの係合歯15、16の間から切
り離されて分離する。切断されたロールステープル2の
前部2aはロールステープルカートリッジ1の前端から
引き出して除去することができる。
【0013】なお、押え部13と送り部14とはステー
プル送り通路4の下面側に設けてもよい。
【0014】次に、図6はテープの切断機構の別の例
で、ステープル送り通路4の下面側にテープカッター2
0が配置されている。カートリッジ本体1aの前端底部
にカッター挿通孔21が貫通形成され、カッター挿通孔
21にはテープカッター20がステープル送り通路4内
に出没自在に配置され、圧縮バネ22により常時上記通
路から没するように付勢されている。テープカッター2
0の下部はカートリッジ本体1aの下方に突出してい
る。
【0015】上記構成によれば、打ち込み時にステープ
ルが座屈などにより詰まってしまったときにカートリッ
ジ本体1aをホチキス本体から取りはずして詰まったス
テープルを取り除く際に、カートリッジ本体1aから露
出しているテープカッター20を押し込み操作して、ス
テープル針を連結している連結テープ23を切断する。
切断されたロールステープル2の前部は、上述の送りレ
バー10等によりステープル送り通路4の前方から引き
出して除去することができる。切断終了後、テープカッ
ター20を元の位置に戻してホチキス本体にセットす
る。
【0016】なお、上記テープカッター20の下部に係
合孔24を形成し、ロールステープルカートリッジ1を
ホチキス本体に設けられたフック25に上記係合孔24
を係合させてテープカッター20が動かないようにする
のが好ましい。ロールステープルカートリッジ1をホチ
キス本体から取りはずすと、テープカッター20を作動
操作することができる。
【0017】なお、テープカッター20はステープル送
り通路4内のロールステープルの連結テープ側に対応し
て配置するのが好ましく、連結テープが送り通路4の上
面側に設けられているときは、その上面側に配置すれば
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールステープルカートリッジの側面図
【図2】ロールステープルカートリッジの平面図
【図3】図2のXーX線上の断面図
【図4】図3の切断機構部分の拡大断面図
【図5】切断機構の作動態様説明図
【図6】切断機構の他の例の断面図
【符号の説明】
2 ロールステープル 3 収納部 4 ステープル送り通路 13 押え部 14 送り部 20 テープカッター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真直状のステープル針を連結してロール
    状に巻装してなるロールステープルを収納する収納部
    と、収納部に形成された開口部から連続するステープル
    送り通路とを備えたロールステープルカートリッジにお
    いて、 上記ステープル送り通路の上面側又は下面側に、ステー
    プル送り通路内のロールステープルに係合可能な押え部
    と送り部とを備え、送り部を押え部の外側に重ね合せた
    状態で外部から前後方向に移動操作可能とし,送り部と
    押さえ部とを上記ロールステープルに係合させた状態
    で、送り部のみを前方に移動させることによりロールス
    テープルを押え部と送り部との間から切断させることを
    特徴とするロールステープルカートリッジにおけるステ
    ープル切断機構。
  2. 【請求項2】 真直状のステープル針を連結テープによ
    連結してロール状に巻装してなるロールステープルを
    収納する収納部と、収納部に形成された開口部から連続
    するステープル送り通路とを備えたロールステープルカ
    ートリッジにおいて、 上記ステープル送り通路の上面側又は下面側に、ステー
    プル通路内のステープル送り通路内のロールステープル
    の連結テープに押し当てて切断可能なカッターをステー
    プル送り通路内に出没可能に配置し、このテープカッタ
    ーを外部から操作可能としたことを特徴とするロールス
    テープルカートリッジにおけるステープル切断機構。
JP08286398A 1997-11-19 1998-03-13 ロールステープルカートリッジにおけるステープル切断機構 Expired - Lifetime JP3536656B2 (ja)

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JP4120225B2 (ja) * 2002-01-18 2008-07-16 マックス株式会社 カートリッジ
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