WO1996027217A1 - Dispositif de montage d'antenne - Google Patents

Description

明 細 書 アンテナ取付装置 技術分野

本発明は、 アンテナ取付装置に関するものであり、 特に自動車アン テナに適用して好適なものである。 背景技術

従来、 自動車用アンテナを取り付けるアンテナ取付装置として、 第 1 0図に示すようなアンテナ取付装置が提案されている。

第 1 0図において、 底部プレート 1 1 5には図示しないアンテナが 装着されており、 その下面から突出されたネジ 1 1 8にはスリ ッ ト 1 1 9が形成されている。 この底部プレート 1 1 5は緩衝用の中間要素 1 1 6を介して自動車のルーフ等を形成している薄板 1 1 7に対向し ており、 この時、 ネジ 1 1 8は薄板 1 1 Ίに形成された取り付け孔に 挿通される。

このネジ 1 1 8にはナッ ト 1 2 1が螺合されるが、 ナッ ト 1 2 1の —面には回動可能にディスク 1 2 0が固着されている。 この固着は一 部切り欠かれたリング状のバンド 1 2 4により行われている。 すなわ ち、 ナッ ト 1 2 1の上部内面にはリング状溝 1 1 4が形成されており、 このリング状溝 1 1 4に係合するバンド 1 2 4の外周に形成された第 1 リング状突起と、 その上に形成された第 2リング状突起との間にデ ィスク 1 2 0に形成された貫通孔の外周が挟持されることにより、 ナ ッ ト 1 2 1に回動可能にディスク 1 2 0が固着されている。

また、 ネジ Γ 1 8の軸方向に形成されたスリ ッ ト 1 1 9に嵌合する 舌片 1 2 2がディスク 1 2 0に形成されており、 この舌片 1 2 2はそ の內周方向に突出している。

そして、 ナッ ト 1 2 1 にディスク 1 2 0を回動可能に一体化した後, 前記舌片 1 2 2をネジ 1 1 8に形成したス リ ッ ト 1 1 9に嵌合してナ ッ ト 1 2 1をネジ 1 1 8に螺合することにより、 薄板 1 1 7に底部プ レート 1 1 5が強固に固着される。 この場合、 ディスク 1 2 0の上端 に形成した歯状体 1 2 3が薄板 1 1 7の下面に食い込むようになる。 さらに、 舌片 1 2 2がス リ ッ ト 1 1 9に嵌合することにより、 デイ ス ク 1 2 0はナッ ト 1 2 1を回転させても底部プレート 1 1 5に対し回 り止めされている。

さらに、 ディスク 1 2 0において舌片 1 2 2の位置の外側に切欠が 設けられており、 アンテナ素子に接続された給電線は、 ネジ 1 1 8の 内側に形成されている中空部を通してディ スク 1 2 0に形成された切 欠から橫方向に引き出されている。

また、 ナッ ト 1 2 1の上面には内側から外側に向かって低くなるよ う傾斜されており、 この傾斜に一致する傾斜がディスク 1 2 0の下面 に形成されることにより、 ナッ ト 1 2 1 に対するディ スク 1 2 0のセ ンタ リ ングが行われている。

しかしながら、 ナッ ト 1 2 1 とディスク 1 2 0との間を肉薄で弾力 性のあるバンド 1 2 4により、 回動可能に固着されているためナッ ト 1 2 1 に対するディスク 1 2 0のセンタリングが困難となる。 これを 解決するために、 従来は前記したようにナッ ト 1 2 1およびディスク 1 2 0に傾斜を設けるようにしているが、 このような加工を施すこと によりコストが上昇するという問題点があつた。

また、 ディスク 1 2 0に形成された舌片 1 2 2はプレスの打ち抜き により形成されているため、 スリ ツ ト 1 1 9と同幅で形成することが できず、 ディスク 1 2 0とスリ ッ ト 1 1 9との間にはガタが生じ、 デ イスク 1 2 0の歯状部 1 2 3に対向して形成されている底部プレート 1 1 5の突起に対する位置がずれるという問題点が生じていた。

さ らに、 給電線は金属板を切り欠いてディスク 1 2 0に形成されて いる切欠から引き出されているため、 給電線に傷がつきやすいという 問題点があった。

さらにまた、 ナッ ト 1 2 1 をネジ 1 1 8に螺合しようと底部プレー ト 1 1 5にナツ ト 1 2 1 をセッ 卜 した時に舌片 1 2 2はネジのスリ ツ ト 1 1 9にガタが生じた状態で嵌合されるため、 組立作業時にナツ ト 1 2 1から手を離すとナツ ト 1 2 1が脱落し、 組立作業が困難になる という問題点があった。

二の場合、 弾力性のあるバンド 1 2 4によりナッ ト 1 2 1 とデイ ス ク 1 2 0との仮止めを行うようにすることが考えられる力 バンド 1 2 0はナッ ト 1 2 1 とディ スク 1 2 0とを固着するものであり、 外側 に向かって弾力性を持たせているため、 内側に向かって弾力性を持た せる必要のある仮止めを行うことは困難である。

そこで、 本発明はナッ トとヮッ シャとのセンタ リングの容易なアン テナ取付装置を提供することを目的としている。

また、 本発明は取り付け時にヮッシャとアンテナ · ベースとの間に ガタが生じないアンテナ取付装置を提供することを他の目的としてい る o

さらに、 本発明はケーブルを傷つけることなくケーブルを横方向に 引き出すことのできるアンテナ取付装置を提供することを他の目的と している。

さらにまた、 組立作業時にナツ トがベースネジ部に仮止めされて落 下しないアンテナ取付装置を提供することを他の目的としている。 発明の開示

前記目的を達成するために、 本発明のアンテナ取付装置は、 アンテ ナベ一スから下方へ突出していると共に、 外周にネジとその軸方向へ スリ ッ トが形成されているベース · ネジ部と、 該ベース . ネジ部に螺 合されると共に、 一面にリング状リブを有するナッ トと、 該ナッ トに 設けられている前記リング状リブが揷通できる貫通孔が形成されてい ると共に、 断面コ字状とされたヮッシャと、 該ヮッシャに装着されて —体化されると共に、 前記ベース · ネジ部に設けられた前記スリ ッ ト に嵌合する嵌合片が形成されているスぺーザとを備え、 前記ヮッシャ に形成されている前記貫通孔に前記リング状リブを挿通して、 該リン グ状リブをかしめることにより、 前記ナツ 卜に前記ヮッシャを回動可 能に固着すると共に、 該ヮッシャに前記スぺ一サを装着することによ り一体化したヮッシャ付きナツ トを、 前記ァンテナベースの下面に該 スぺ一ザが対向するよう前記ベース · ネジ部にセッ ト して、 前記嵌合 片が前記スリ ッ トに嵌合することにより、 一体化された前記ヮッシャ 付きナツ 卜が前記ベース · ネジ部から落下しないようようにしたよう にしたものである。

また、 前記アンテナ取付装置において、 前記スぺーザの外周から突 出している係合片に形成された係合溝が、 前記ヮッシャに形成された 切欠部に係合されると共に、 前記ヮッシャに前記スぺーザが圧入され て一体化されるようにしたものであり、

さらに、 前記嵌合片が 2股状に弾性を有するよう形成されていると 共に、 前記スリ ッ トと接触する部位に突条が形成されるようにしたも のであり、

さらにまた、 前記スぺ一ザの上面より前記嵌合片の上縁が、 低く形 δ 成されるようにしたものである。

本発明によれば、 嵌合片がスリ ッ トに密着するよう嵌合されるため. 一体化されたナツ ト、 ヮッシャ、 及びスぺーサからなるヮッシャ付き ナツ トをスリ ツ トに仮止めすることができるものである。 したがって, アンテナベースの下面から突出しているベース ·ネジ部に下から前記 ヮッシャ付きナツ トを螺合する作業性が向上すると共に、 ヮッシャの アンテナ ·ベースに対するガタをなくすことができる。

また、 スぺ一サによりケーブルを保護することができる。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の組み立てられたアンテナ取付装置の側面図およ び下面図を示す図であり、 第 2図は、 本発明のアンテナ取付装置にお けるヮッシャの構成を示す図であり、 第 3図は、 本発明のアンテナ取 付装置におけるナッ トの構成を示す図であり、 第 4図は、 本発明のァ ンテナ取付装置におけるスぺーザの構成を示す図であり、 第 5図は、 本発明のアンテナ取付装置におけるアンテナベースの構成を示す図で あり、 第 6図は、 本発明のアンテナ取付装置の展開図であり、 第 7図 は、 本発明のアンテナ取付装置におけるヮッシャ、 ナッ ト、 スぺーサ とを一体化したヮッシャ付きナツ 卜の上面図および側面図であり、 第 8図は、 本発明のアンテナ取付装置におけるスぺーザの変形例の構成 を示す図であり、 第 9図は、 本発明のアンテナ取付装置におけるスぺ —ザの他の変形例の構成を示す図であり、 第 1 0図は、 従来のアンテ ナ取付装置の構成を示す図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明の組み立てられたアンテナ取付装置の側面図を第 1図 （a ) に示すが、 その一部を破断して示している。 また、 下面図を （b ) に 示す。

第 1図 （a ) において、 1はアンテナ素子 2が装着され内部に分波 器、 アンプ、 合波器等を内蔵するアンテナケース、 2は例えば電話帯, F M帯、 及び AM帯の 3波を受信できるアンテナ素子、 3はダイキヤ スト等により作製され、 自動車のルーフ等の被取り付け体に下面が当 接する金属製のアンテナべ一ス、 4はアンテナベース 3の下面に複数 設けられた突部 3— 3に先端が対向する突起 4 一 3を上端に有すると 共に、 断面コ字状とされた自動車のルーフ等の被取り付け体に当接す るヮッシャ、 5はアンテナベース 3の下面から下方に突出しているべ ース · ネジ部 3— 1に螺合するナツ ト、 6はアンテナ素子 2に先端が 接^され、 ベース · ネジ部 3— 1 に第 1図 （b ) に示すように設けら れたスリ ッ ト 3— 4から横方向に引き出されたケーブルである。

また、 第 1図 （b ) においてスぺーサ 7に形成された係合片がスリ ッ ト 3 _ 4に嵌合されている様子が分かる。 また、 アンテナベース 3 は底面が楕円状とされている。

なお、 後述するようにナツ ト 5にヮッシャ 4は回動可能に固着され、 ヮ ッ シャ 4内にスぺ一サ 7が装着されて、 ナッ ト 5、 ヮッ シャ 4、 及 びスぺーサ 7が一体化されてヮッ シャ付きナツ トとされている。

また、 前述したが、 被取り付け体はヮッ シャ 4とアンテナベース 3 とで挟持されることにより、 アンテナケース 1は被取り付け体に取り 付けられる。 この場合、 ベース · ネジ部 3— 1は被取り付け体に設け られた取付孔に挿入される。

次に、 アンテナ取付装置を構成するヮッシャの構造を第 2図に、 ナ ッ ト 5の構成を第 3図に、 スぺーサ 7の構成を第 4図に、 アンテナべ ース 3の構成を第 5図に示す。 第 2図 （a ) はヮッ シャ 4の上面図、 同図 （b ) は A _ A線で切断 したときの断面図である。 ヮ ッ シャ 4は図に示すように上端に複数個, 例えば 4個の先の尖った突起 4 一 3を有し、 底面には後述するナツ ト 5に形成されたリング状リブが挿通できる貫通孔 4 一 4が形成されて おり、 さらに、 側面にはスぺーサ 7が係合する切欠部 4 一 1が形成さ れている。

なお、 突起 4 一 3は被取り付け部にアースを確実に取るためのもの である。

第 3図 （a ) はナツ ト 5の半断面図であり、 同図 （b ) はナッ トの 上面図を示している。 ナツ ト 5はこれらの図に示すように、 一面に前 記したヮッ シャ 4に形成された貫通孔 4一 4に挿通されるリング状リ ブ 5— 1が形成されており、 外周は六角形状とされ、 その内周にはべ —ス ' ネジ部 3— 1に螺合するナッ ト · ネジ部 5— 2が形成されてい る。

次に、 第 4図 （a ) はスぺ一サ 7の上面図、 同図 （b ) は B— B線 で切断した時の断面図、 同図 （c ) は下面図、 同図 （d ) は C— C線 で切断した時の断面図である。

スぺーサ 7はこれらの図に示すように、 中央にベース · ネジ部 3— 1の挿通できる挿通孔が設けられており、 この揷通孔内に嵌合片 7— 1が突出している。 この嵌合片 7— 1は 2股状に形成されて、 2股状 の部分が圧縮に抗するような弾性を有している。 この嵌合片 7— 1は ベース ' ネジ部 3— 1 に形成されているスリ ッ ト 3— 4に嵌合される。 また、 嵌合片 7— 1から反対側に延伸して外周から突出するように係 合片 7— 4が設けられており、 この係合片 7— 4には両脇にヮッ シャ 4に形成されている切欠部 4一 1の端縁が係合する係合溝 7— 2が設 けられている。 'さらに、 嵌合片 7— 1から係合片 7— 4の一面に断面 半円状で外周に向かって次第に低くなるよう傾斜されているケーブル 保持溝 7— 3が形成されている。

第 5図 （b ) にアンテナベース 3の下面図、 同図 （a ) は D _ D線 で切断した断面図である。 アンテナベース 3の下面から下方へ、 外周 にネジの形成されているベース · ネジ部 3— 1が突出するよう形成さ れており、 その軸方向に断面長方形のス リ ッ ト 3— 4が形成されてい る。 このス リ ッ ト 3— 4に連通するケーブル挿通孔 3— 2がアンテナ ベース 3の下面に設けられている。 さらに、 アンテナベース 3の下面 には、 例えば 4つの突部 3— 3が形成されており、 この突部 3— 3は ヮッシャ 4の上端に形成されている突起 4 一 3に対向する位置に形成 されている。 また、 アンテナベース 3の下面にはアンテナケース 1を アンテナベース 3に固着する固着ネジを挿通する固着ネジ挿通孔 3— 5も形成されている。

次に、 ナッ ト 5、 ヮッシャ 4、 およびスぺ一サ 7をべ一ス · ネジ部 3— 1 に取り付けることにより被取り付け体 8にアンテナケース 1を 取り付ける展開図を図 6に示す。

この図に示すように、 まず、 被取り付け体 8に形成した取り付け孔 にベース · ネジ部 3— 1を挿通して、 ベース · ネジ部 3— 1の下面に 被取り付け体 8を当接する。 この時、 ケーブル 6はケーブル挿通孔 3 —2、 およびスリ ツ ト 3— 4を介して横方向に引き出される。 そして， ベース · ネジ部 3— 1にナッ ト 5を螺合するのであるが、 この時には ナッ ト 5に形成されているリング状リブ 5— 1力 ヮッシャ 4に形成 された貫通孔 4— 4にかしめられることにより、 ヮッシャ 4がナッ ト 5に回動可能にされる。 さらに、 ヮッシャ 4内にスぺ一サ 7が装着さ れて一体化されたヮッシャ付きナツ 卜とされている。

このヮッシャ'付きナツ 卜とされた状態を第 7図に示す。 第 7図 ( a ) は上面図、 同図 （b ) は側面図である。

これらの図に示すように、 スぺーサ 7は断面コ字状とされたヮッシ ャ 4内に圧入されており、 この圧入時に係合片 7— 4の両脇に形成さ れた係合溝 7— 2に、 ヮッ シャ 4に形成されている切欠部 4 一 1の端 縁が係合するよう挿入されている。 この場合、 圧入前にヮッシャ 4の 対向する上端縁をかしめるようにして、 圧入されたスぺーサ 7が離脱 しづらくするようにしてもよい。

このようにされたヮッ シャ付きナツ 卜のスぺ一サ 7側をベース · ネ ジ部 3 - 1の下端面にセッ トすると、 ベース ' ネジ部 3— 1 のスリ ツ ト 3— 4にスぺーサ 7の嵌合片 7— 1が挿入されて若干内側に変形す るように嵌合するようになる。 この嵌合片 7— 1は前記したように弾 ,性を有しているため、 この嵌合により、 ヮッ シャ付きナッ トはべ一 ス - ネジ部 3— 1から脱落しないようになる。

この状態で、 ナツ ト 5を回転してナツ ト 5をベース · ネジ部 3— 1 に螺合していく と、 ヮッ シャ 4はスぺーサ 7と一体化されているため、 嵌合片 7— 1の作用により回り止めされて同じ位置を維持しながら上 昇していく。 そして、 ヮッ シャ 4の上端に形成されている突起 4— 3 が被取り付け体 8の下面に食い込むようになると、 アンテナべ一ス 3 とヮッ シャ付きナツ トにより被取り付け体 8が挟持されてアンテナ素 子 2を備えるアンテナケース 1が取り付けられるようになる。

また、 この時、 突起 4 一 3が被取り付け体 8の下面に食い込んで、 アースを確実に取ることができると共に、 ケーブル 6はケーブル保持 溝 7— 3により保持されて傷をつけることなく横方向に引き出される。

さらに、 嵌合片 7— 1はス リ ッ ト 3— 4に密着するよう嵌合される ようになるため、 ヮッ シャ 4のアンテナベース 3に対する回動方向の ガタをなくすことができる。 従って、 アンテナベース 3の下面に形成 した突部 3— 3から、 ヮッ シャ 4に形成されている突起 4 一 3の面に 対して先端がはずれることなく、 ヮッ シャ 4とアンテナベース 3の下 面に形成した突部 3— 3とにより、 確実に被取り付け体 8を挟持する ことができる。 なお、 突部 3— 3に対して突起 4 一 3の先端がずれる と、 被取り付け体 8が薄板で形成されている自動車のルーフ等とされ た場合は、 被取り付け体 8が変形してしまうようになる。

また、 ヮッ シャ 4のセンタ リングも同時に高精度に行うことができ る。

このように、 本発明のアンテナ取付装置は、 一体化されたナツ ト 5， ヮッ シ ャ 4、 及びスぺ一サ 7からなるヮッ シャ付きナツ トをスリ ッ ト 3 - 4に仮止めすることができるため、 アンテナベース 3の下面から 出しているベース · ネジ部 3 — 1に下から前記ヮッ シャ付きナツ ト を螺合する作業性を向上することができる。

次に、 本発明のアンテナ取付装置の変形例におけるスぺ一サ 7の構 成を第 8図に示す。 この変形例においては 2股状の嵌合片 7— 1の両 サイ ド （特に、 先端部が好適である。 ） に細い突条 7— 5を設けるよ うにしている。 この突条 7— 5は嵌合片 7— 1がスリ ッ ト 3— 4に嵌 合された時に、 嵌合片 7— 1をスリ ツ ト 3— 4に強く接触させようと するものである。 従って、 嵌合片 7— 1のスリ ッ ト 3— 4に対する嵌 合力を向上することができる。 これにより、 嵌合片 7— 1の寸法の精 度を緩くすることもできる。

本発明のアンテナ取付装置のさらに他の変形例におけるスぺーサ 7 の構成を第 9図に示す。 この変形例においては、 スぺ一サ 7の上端面 に対して 2股状の嵌合片 7— 1 の上端面は dだけ低く形成されている _c この低くされた嵌合片 7— 1 の上端面はべ一ス · ネジ部 3— 1に対向 される面であり'、 ヮッ シャ付きナツ トがベース · ネジ部 3 — 1 にセッ トされた時、 嵌合片 7— 1 とスリ ッ ト 3— 4との位置がずれていても 前記 dだけスぺ一サ 7がベース ' ネジ部 3— 1 に揷入されるため、 ヮ ッシャ付きナツ トがベース · ネジ部 3— 1の下端面からはずれること なく回転することができるようになる。 このため、 容易にスリ ッ ト 3 一 4に嵌合片 7— 1を嵌合することができるようになる。

なお、 スぺ一サ 7は樹脂製とされ、 ヮッ シャ 4は金属製の板をプレ ス加工することにより作製されており、 ナツ ト 5は金属製とされてい る o 産業上の利用の可能性

本発明は以上説明したように構成されているため、 ヮッシャに一体 化きれたスぺ一サの嵌合片はガタを生じることなくスリ ッ トに嵌合さ れ、 ヮッシャの回り止めを確実に行うことができると共に、 そのセン タがずれることがなくなる。

また、 嵌合片はスリ ッ トに密着するよう嵌合されて仮止めされるた め、 アンテナ取り付け時の作業性を向上することができる。 さらに、 ケーブルはケーブル保持溝により保持されるようになるので、 ケープ ルが保護されるようになる。

Claims

請求の範囲

1 . アンテナベースから下方へ突出していると共に、 外周にネジとそ の軸方向ヘスリ ッ トが形成されているベース · ネジ部と、

該ベース · ネジ部に螺合されると共に、 一面にリング状リブを有す るナッ トと、

該ナッ トに設けられている前記リング状リブが挿通できる貫通孔が 形成されていると共に、 断面コ字状とされたヮッシャと、

該ヮッシャに装着されて一体化されると共に、 前記べ一ス · ネジ部 に設けられた前記スリ ッ トに嵌合する嵌合片が形成されているスぺー ザとを備え、

前記ヮッシャに形成されている前記貫通孔に前記リング状リブを挿 通して、 該リング状リブをかしめることにより、 前記ナッ トに前記ヮ ッシャを回動可能に固着すると共に、 該ヮッシャに前記スぺ一サを装 着することにより一体化したヮッシャ付きナッ トを、 前記アンテナべ 一スの下面に該スぺ一サが対向するよう前記べ一ス · ネジ部にセッ ト して、 前記嵌合片が前記スリ ッ トに嵌合することにより、 一体化され た前記ヮッシャ付きナツ トが前記ベース · ネジ部から落下しないよう ようにしたことを特徴とするアンテナ取付装置。

2 . 前記スぺーザの外周から突出している係合片に形成された係合溝 が、 前記ヮッシャに形成された切欠部に係合されると共に、 前記ヮッ シャに前記スぺーザが圧入されて一体化されていることを特徴とする 請求項 1記載のアンテナ取付装置。

3 . 前記嵌合片が 2股状に弾性を有するよう形成されていると共に、 前記スリ ッ トと接触する部位に突条が形成されていることを特徴とす る請求項 1記載のアンテナ取付装置。

4 . 前記スぺー 'ザの上面より前記嵌合片の上縁が、 低く形成されてい ることを特徴とする請求項 1 に記載のアンテナ取付装置。