JP6592382B2 - 手動操作型電気部品 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリエンコーダ等の部品本体に備えられる操作軸に操作つまみを取り付け、この操作つまみをユーザが手動操作するようになっている手動操作型電気部品に関するものである。
ロータリエンコーダやロータリスイッチ等の回転型電気部品は部品本体から上方へ突出する操作軸を有しており、通常は、この操作軸の先端部に操作つまみを取り付け、ユーザが操作つまみを介して操作軸を回転操作することにより、部品本体の内部で可動接点が固定接点に対して接離するようになっている。
このような手動操作型電気部品において、操作つまみに下端を開放した筒状取付部を突設し、側面に平坦部を有するDカット形状の操作軸を筒状取付部に挿入すると共に、筒状取付部の外周面に螺旋状に巻回したばね部材を装着し、このばね部材の締め付け力によって筒状取付部を操作軸に圧着させるようにした操作つまみの取付構造が広く採用されている。
かかる取付構造を採用すると、操作つまみの筒状取付部を操作軸に簡単に圧接させることができる。しかし、経年変化による樹脂の変形や強い振動の付加等により、筒状取付部に装着したばね部材が落下してしまうという問題があった。
そこで従来より、特許文献1の図6に記載されているように、筒状取付部の下部に外周方向へ突出する落下防止突起を形成し、この落下防止突起によってばね部材の落下を防止するという技術が提案されている。
特開2008−71562号公報
しかし、特許文献1の図6に記載された従来例では、ばね部材を筒状取付部の外周面に装着する際に、落下防止突起を乗り越えることができるようにばね部材を押し広げる必要があるため、組立作業を容易に行うことが難しいという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ばね部材の落下を防止することができると共に、組立作業を容易に行うことができる手動操作型電気部品を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の手動操作型電気部品は、下端を開放した筒状取付部を有する操作つまみと、前記筒状取付部に挿入される操作軸を有する部品本体と、前記筒状取付部の外周面に嵌挿されるばね部材とを備え、前記ばね部材が前記筒状取付部を内側に向かって締め付けることにより、該筒状取付部が前記操作軸に固着されている手動操作型電気部品において、前記筒状取付部の内周面に突出部が形成されていると共に、該筒状取付部に開放端から前記突出部を越えて上方位置まで延びるスリットが形成されており、前記突出部が前記操作軸の外周面に弾接することにより、前記ばね部材の下側部分の前記筒状取付部が弾性変形して外側へ変位するという構成にした。
このように構成された手動操作型電気部品では、筒状取付部の外周面にばね部材を装着する際に、ばね部材を強く押し広げる必要がないため、組立作業を容易に行うことができる。そして、操作軸を筒状取付部に挿入完了した時点で、筒状取付部の外側へ変位した下側部分が突出部よりも上側に装着されたばね部材に対し脱落防止用の返し部として機能するため、ばね部材の筒状取付部からの脱落が抑制される。
上記の構成において、一対のスリットによって弾性変形部が形成され、その弾性変形部の内周面に突出部が形成されていることが好ましい。
本発明の手動操作型電気部品によれば、ばね部材の落下を防止することができると共に、組立作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態例に係る手動操作型電気部品の斜視図である。 該手動操作型電気部品の断面図である。 該手動操作型電気部品の分解斜視図である。 該手動操作型電気部品に備えられる操作軸を筒状取付部に挿入する組立工程を示す説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1〜図3に示すように、本実施形態例に係る手動操作型電気部品は、ロータリエンコーダやロータリスイッチ等の回転型電気部品1と、この電気部品1の部品本体1aから突出する操作軸2に取り付けられた操作つまみ3とを備えた構成となっている。
電気部品1の部品本体1aの内底部には固定接点が配設されており、操作軸2の下端部には固定接点と接離可能な可動接点(いずれも図示せず)が設けられている。操作軸2は側面に平坦部2aを有するDカット形状に形成されており、この操作軸2の上端周縁部にはテーパ状の面取り部2bが形成されている。
操作つまみ3は、外周面に指掛部4aを有する円筒状の装飾リング4と、装飾リング4の内側に一体化された支持体5とによって構成されており、支持体5には下端を開放した筒状取付部6が突設されている。この筒状取付部6には開放端から上方へ延びる複数本のスリット7a,7b,7c,7dが周方向に所定間隔をおいて形成されており、これらのスリット7a,7b,7c,7dによって分割された複数の分割片のうち、一対のスリット7aと7dによって形成された1つの分割片は、内周面に上下方向へ延びるリブ6aを有して変形しにくい剛性部となっている。また、一対のスリット7bと7cによって形成された分割片は、上端を固定端とする片持ち梁状の弾性変形部10となっており、この弾性変形部10の内周面に突出部10aが形成されている。詳細については後述するが、操作軸2は平坦部2aをリブ6aに位置合わせした状態で筒状取付部6に挿入され、それによって突出部10aが操作軸2の外周面に弾接することにより、筒状取付部6の弾性変形部10が撓んで外側へ変位するようになっている。
筒状取付部6の外周面にはばね部材であるコイルスプリング8が嵌挿されており、このコイルスプリング8は突出部10aよりも上側に位置する筒状取付部6の外周面に巻回されている。コイルスプリング8は筒状取付部6に数ターン緊密に巻き付けられているため、筒状取付部6はコイルスプリング8の強い締め付け力を受けて操作軸2の外周面に圧接されている。また、コイルスプリング8よりも下側に位置する筒状取付部6の弾性変形部10が外側へ変位しているため、当該部位がコイルスプリング8に対して脱落防止用の返し部としての機能を果たし、それによってコイルスプリング8の筒状取付部6からの脱落が抑制されている。
このように構成された手動操作型電気部品では、ユーザが操作つまみ3の装飾リング4を把持して回転操作すると、その回転力が支持体5の筒状取付部6を介して電気部品1の操作軸2に伝達されるため、操作軸2の回転に伴って図示せぬ可動接点が固定接点と接離し、操作つまみ3の回転方向と回転量に応じた出力信号が電気部品1から出力される。
その際、回転方向については、操作軸2の平坦部2aと筒状取付部6のリブ6aとが当接しているため、操作つまみ3と操作軸2が空回りすることは防止されている。また、上方への抜き方向については、コイルスプリング8の大きな締め付け力によって筒状取付部6が操作軸2の外周面に圧接されているため、操作つまみ3の抜け強度が高められて、筒状取付部6が操作軸2から抜けにくくなっている。しかも、操作軸2に弾接する突出部10aによって筒状取付部6の下端部が外側へ変位しているため、コイルスプリング8が筒状取付部6から抜け落ちてしまうことはなく、外部振動や衝撃あるいは温度変化などによってコイルスプリング8が脱落するという事故を確実に防止することができる。
次に、操作軸2を操作つまみ3の筒状取付部6に挿入する組立工程について、図4を参照して説明する。
まず、図4(a)に示すように、操作軸2を挿入する前の筒状取付部6に対して、その開口端側から外周面の上方に向けてコイルスプリング8を嵌挿する。このとき、筒状取付部6の外周面に抜止部のような突出部分は存在しないため、コイルスプリング8を強く押し広げることなく容易に嵌挿することができる。そして、コイルスプリング8を嵌挿し終えると、コイルスプリング8の弾性力によって筒状取付部6の弾性変形部10が内側に締め付けられるため、筒状取付部6の開口端の内径が操作軸2の外径に対して若干狭くなった状態となる。次に、操作軸2の平坦部2aを筒状取付部6のリブ6aに位置合わせし、この状態で操作軸2を筒状取付部6の内部に押し込んで挿入する。このとき、操作軸2の上端に面取り部2bが付けられているため、内径が若干狭くなっている筒状取付部6に対して操作軸2を容易に挿入することができる。
そして、このように操作軸2を筒状取付部6の内部に挿入していくと、図4(b)に示すように、筒状取付部6の突出部10aが操作軸2の外周面に弾接するため、一対のスリット7b,7cによって分割された筒状取付部6の弾性変形部10がコイルスプリング8の弾性力に抗して外側へ拡がるように撓む。
さらに操作軸2を筒状取付部6の内部に挿入していくと、図4(c)に示す状態となり、この時点で筒状取付部6に対する操作軸2の挿入作業が完了する。その結果、筒状取付部6の外側へ変位した部分によってコイルスプリング8の脱落が防止される。
以上説明したように、本実施形態例に係る手動操作型電気部品では、操作つまみ3の筒状取付部6に開放端から上方位置まで延びる一対のスリット7b,7cを形成し、これらスリット7b,7cによって分割された弾性変形部10の内周面に突出部10aを形成したため、操作軸2に操作つまみ3を取り付ける組立工程において、筒状取付部6の外周面にコイルスプリング8を嵌挿した状態で操作軸2を筒状取付部6の内部に挿入すると、突出部10aが操作軸2の外周面に弾接して弾性変形部10を外側へ変位させることができる。したがって、操作軸2を筒状取付部6に挿入完了した時点で、筒状取付部6の外側へ変位した下側部分がコイルスプリング8に対して脱落防止用の返し部として機能し、操作つまみ3の抜け強度を高めることができると共に、コイルスプリング8の筒状取付部6からの脱落を防止することができる。また、コイルスプリング8を強く押し広げなくても筒状取付部6の外周面に嵌挿できるため、組立作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態例では、ばね部材としてコイルスプリング8を用いた場合について説明したが、これに限定されず、例えば薄板ばねをリング状にフォーミングしたばね部材を筒状取付部6の外周面に装着するようにしても良い。
また、上記実施形態例では、ロータリエンコーダやロータリスイッチ等の回転型電気部品1の操作軸2に操作つまみ3を取り付けた場合について説明したが、本発明による操作つまみの取付構造をプッシュスイッチのような電気部品の操作軸に適用することも可能である。
1 回転型電気部品
1a 部品本体
2 操作軸
2a 平坦部
2b 面取り部
3 操作つまみ
4 装飾リング
5 支持体
6 筒状取付部
6a リブ
7a,7b,7b,7d スリット
8 コイルスプリング(ばね部材)
10 弾性変形部
10a 突出部

Claims (2)

  1. 下端を開放した筒状取付部を有する操作つまみと、前記筒状取付部に挿入される操作軸を有する部品本体と、前記筒状取付部の外周面に嵌挿されるばね部材とを備え、前記ばね部材が前記筒状取付部を内側に向かって締め付けることにより、該筒状取付部が前記操作軸に固着されている手動操作型電気部品において、
    前記筒状取付部の内周面に突出部が形成されていると共に、該筒状取付部に開放端から前記突出部を越えて上方位置まで延びるスリットが形成されており、前記突出部が前記操作軸の外周面に弾接することにより、前記ばね部材の下側部分の前記筒状取付部が弾性変形して外側へ変位することを特徴とする手動操作型電気部品。
  2. 請求項1の記載において、一対の前記スリットによって弾性変形部が形成されており、前記弾性変形部の内周面に前記突出部が形成されていることを特徴とする手動操作型電気部品。
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