JP4096012B2 - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents
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同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と該絶縁部材周囲の編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部、該挿入部の周囲に設けられ、該挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した際、前記同軸ケーブルの編組導体及び該編組導体周囲の被覆部材が当接されて、前記同軸ケーブルに対して前記挿入部を位置決めする鍔部、及び、前記挿入部の前記同軸ケーブル側とは反対側に設けられ、接続対象物を挿嵌可能な環状の嵌合部、を備えたコネクタ本体と、
該コネクタ本体の挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した後、前記同軸ケーブルの周囲から前記同軸ケーブルを前記挿入部に圧着固定するための固着リングと、
を備えた同軸ケーブルコネクタであって、
前記コネクタ本体において、前記鍔部の前記嵌合部とは反対側の面には、前記鍔部からの突出量が前記固着リングの中心軸方向の長さよりも長く、前記固着リングの外周面に嵌合して前記固着リングを内側に収納可能な、環状の固定部が突設されると共に、
前記固着リングの外周面には、圧着時に工具を当接するための一対の圧着用突起が設けられ、
前記固定部には、前記一対の圧着用突起を環の外側に突出させるための切り欠きが形成され、
前記固着リングは、当該固着リングを前記固定部の環の内側に収納した後、前記固定部の開口端を内側に曲げ加工することで、前記固定部の環の内側に位置決め固定されており、
更に、前記鍔部において前記固定部が突設される側の面には、該固定部の内周に沿って、前記同軸ケーブルの編組導体若しくは被覆部材が当接される当接面よりも同軸ケーブル側に前記固着リングを位置決めする位置決め突起が形成されていることを特徴とする。
つまり、本発明の同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルの先端に装着する際には、同軸ケーブルの先端を従来と同様に加工した後、コネクタ本体の挿入部に同軸ケーブルの絶縁部材を通すようにコネクタ本体を同軸ケーブルの先端側から差し込むようにすれば、同軸ケーブルの先端側から後方に向けて折り返された編組導体が固着リングの中に自動的に収納されることになる。
従って、本発明の同軸ケーブルコネクタによれば、固着リングにて同軸ケーブルをコネクタ本体の挿入部に圧着固定する際、従来のように、固着リングの内側に編組導体が入るように固着リングを移動させる必要がなく、コネクタ本体を同軸ケーブルの先端に装着した後、固定部の環の外側に突出された固着リングの一対の圧着用突起を、ペンチ等で圧着するだけで、同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルの先端に見栄えよく固定することができる。
よって、本発明の同軸ケーブルコネクタによれば、その圧着作業を極めて簡単に行うことができるようになるのである。
図1は本発明の前提となる参考例の同軸ケーブルコネクタ(以下、単にコネクタとも言う)の構成を表す一部破断側面図であり、図2はそのコネクタを構成するコネクタ本体の外観を表す説明図である。なお、図1において、コネクタの中心軸に沿った一点鎖線よりも上方部分は、コネクタの断面を表し、一点鎖線よりも下方部分はコネクタの外観を表している。また、図2において、(a)はコネクタ本体を同軸ケーブルへの装着部側から見た端面図であり、(b)はコネクタ本体の側面図である。
なお、環状突起15は、固着リング20の圧着作業の妨げになることのないよう、その厚みが例えば0.1mm程度の薄肉に形成され、その突出量も、固着リング20の固定に最低必要な長さ(例えば、1mm程度)に設定されている。つまり、こうすることによって、固着リング20を圧着した際、環状突起15が変形して、その圧着作業の妨げになるのを防止しているのである。
(変形例1:図4参照)
例えば、上記参考例では、コネクタ本体10の鍔部14には、固着リング20の内周面に嵌合可能な環状突起15を突設するものとして説明したが、例えば、図4に示す如く、コネクタ本体10の鍔部14には、複数(図では3個)の突起17を、固着リング20の内周面に嵌合可能に配置するようにしても、上記参考例と同様の効果を得ることができる。なお、このように複数の突起17を鍔部14に突設する場合、その大きさや個数は、固着リング20を固定できるように、固着リング20の大きさや重量に応じて適宜設定すればよい。
(変形例2:図5参照)
また、例えば図5に示すように、コネクタ本体10において、鍔部14の外周縁から嵌合部16とは反対側に向けて、同軸ケーブル2の端部を囲むように環状のスカート部18が設けられている場合には、このスカート部18の内側に固着リング20を直接嵌合できるように、スカート部18の内径(若しくは固着リング20の外径)を設定するようにしてもよい。
(変形例3:図6参照)
また、上記のように、固定部として、コネクタ本体10の鍔部14に環状のスカート部18を設ける場合には、図6に示すように、スカート部18の鍔部14からの突出量を、固着リング20の中心軸方向の長さよりも長くして、スカート部18内に固着リング20を収納するようにし、しかも、収納後は、スカート部18の開口端を内側に曲げるカーリング処理を施すことで、スカート部18の内側に固着リング20を位置決め固定するようにしてもよい。
そして、このようにすれば、固着リング20がコネクタ本体10と一体化されるので、固着リング20の圧着作業時に固着リング20が軸方向に移動することがなく、固着リング20の圧着時の作業性を向上することができる。
(変形例4:図7参照…本発明の実施例)
次に、図7は、図6に示した変形例3の同軸ケーブルコネクタを更に変形したもの(具体的には本発明の実施例)であり、図6に示したものと異なる点は、鍔部14のスカート部18側の面に、スカート部18の内周に沿って段差19を設け、更に、挿入部12の外周面に、その中心軸に沿った直線状の突条13を設けた点である。
従って、固着リング20と鍔部14の当接面との間には、例えば、1mm程度の隙間ができることになり、コネクタ本体10を同軸ケーブルの先端に装着する際には、使用者は、スカート部18の切り欠き部分から、固着リング20と鍔部14の当接面との間の隙間を覗くことで、コネクタ本体10が同軸ケーブルにしっかりと差し込まれているか否かを簡単且つ確実に確認することができるようになる。
(変形例5:図8参照)
一方、上記参考例及び本発明の実施例を含む変形例1〜4では、嵌合部16は、F型中継器やF型アンテナ端子等の接続対象物に螺合可能な六角ナット状に形成されているものとして説明したが、この嵌合部16の内周面には、所謂ナットのように、必ずしもその全域にねじ山を形成する必要はなく、例えば、図8(a)に示すように、嵌合部16の内壁面のうち、挿入部12側にだけねじ山16aを形成し、嵌合部16の開口端側の内壁面にはねじ山16aを形成せずに、接続対象物をねじ山16aまで案内するガイドとして機能させるようにしてもよい。そして、このようにすれば、接続対象物へコネクタを装着し易くなる。
また、図8(c)のコネクタでは、挿入部12に対して嵌合部16を回動可能に設ける必要がないことから、嵌合部16を、挿入部12や鍔部14と一体的に形成することもできる。
(変形例6:図9参照)
一方、ばねの付勢力にて嵌合部16内に接続対象物を固定する場合、図8(c)に示したコネクタのように、必ずしも嵌合部16内に環状に変形させた板ばね16bを設ける必要はなく、嵌合部16を、図9に示すように構成してもよい。
Claims (4)
- 同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と該絶縁部材周囲の編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部、該挿入部の周囲に設けられ、該挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した際、前記同軸ケーブルの編組導体及び該編組導体周囲の被覆部材が当接されて、前記同軸ケーブルに対して前記挿入部を位置決めする鍔部、及び、前記挿入部の前記同軸ケーブル側とは反対側に設けられ、接続対象物を挿嵌可能な環状の嵌合部、を備えたコネクタ本体と、
該コネクタ本体の挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した後、前記同軸ケーブルの周囲から前記同軸ケーブルを前記挿入部に圧着固定するための固着リングと、
を備えた同軸ケーブルコネクタであって、
前記コネクタ本体において、前記鍔部の前記嵌合部とは反対側の面には、前記鍔部からの突出量が前記固着リングの中心軸方向の長さよりも長く、前記固着リングの外周面に嵌合して前記固着リングを内側に収納可能な、環状の固定部が突設されると共に、
前記固着リングの外周面には、圧着時に工具を当接するための一対の圧着用突起が設けられ、
前記固定部には、前記一対の圧着用突起を環の外側に突出させるための切り欠きが形成され、
前記固着リングは、当該固着リングを前記固定部の環の内側に収納した後、前記固定部の開口端を内側に曲げ加工することで、前記固定部の環の内側に位置決め固定されており、
更に、前記鍔部において前記固定部が突設される側の面には、該固定部の内周に沿って、前記同軸ケーブルの編組導体若しくは被覆部材が当接される当接面よりも同軸ケーブル側に前記固着リングを位置決めする位置決め突起が形成されていることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。 - 前記挿入部の外周には、当該挿入部が同軸ケーブルの絶縁部材と編組導体との間に挿入された際に、前記同軸ケーブルの編組導体に係合して、コネクタ本体が同軸ケーブルの中心軸周りに回転するのを防止する回転防止突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ。
- 前記嵌合部は、前記挿入部の前記同軸ケーブル側とは反対側に、前記挿入部の中心軸周りに回動可能に取り付けられており、当該嵌合部の内周面には、接続対象物を螺合可能なねじ山が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタ。
- 前記嵌合部には、接続対象物を周囲から押圧付勢するばね部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の同軸ケーブルコネクタ。
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