JP4709052B2 - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

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本発明は,同軸ケーブルの端部に装着されて同軸ケーブルを接栓に接続するための同軸ケーブルコネクタに関する。
従来より,この種の同軸ケーブルコネクタとしては,図4(a)に示すように,同軸ケーブル2の芯線4の周囲の絶縁部材6とこの絶縁部材6の周囲の編組導体8との間に挿入可能な筒状の挿入部12,この挿入部12の周囲に設けられて同軸ケーブルを位置決めするための鍔部14,挿入部12の同軸ケーブル側とは反対側に回動自在に設けられ,接続対象となる接栓等の外部導体に螺合可能なナット部16,等からなるコネクタ本体10と,コネクタ本体10の挿入部12を同軸ケーブル2の編組導体8の内側に挿入した後,前記同軸ケーブル2の外側から同軸ケーブル2をコネクタ本体10の挿入部12に圧着固定するための固着リング20と,から構成されたものが知られている(例えば,特許文献1,2等参照)。
この種の同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブル2に装着する際には,まず,同軸ケーブル2の先端から所定長さLa分だけ編組導体8の周囲の被覆部材9を除去して,編組導体8を被覆部材9の端縁に沿って後方に折り返し,次に,その編組導体8の内側の絶縁部材6が所定長さLb分だけ先端側に突出するように絶縁部材6を切断することで,芯線4を所定長さLc分だけ露出させる,といった手順で同軸ケーブル2の先端を加工する。
そして,同軸ケーブル2の加工後,同軸ケーブルコネクタは,図4(b)に示すように,同軸ケーブル2に固着リング20を挿通した後,挿入部12に絶縁部材6を通すようにしてコネクタ本体10を同軸ケーブル2の先端側から差し込み,その後,図4(c)に示すように,固着リング20を同軸ケーブル2の先端側に移動させて,挿入部12の周囲に配置し,固着リング20に突設された一対の圧着用突起22,24をペンチ等で圧着する(図4(d),(e)参照),といった手順で,同軸ケーブル2に固定される。
(例えば,特許文献1参,照特許文献1参照)
特開平11−167963号公報 特開2005−108566号公報
ところで,上記のように同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブル2に装着する際に編組導体8を被覆部材9の端縁側から折り返すのは,コネクタ本体10の挿入部12を同軸ケーブル2の絶縁部材と編組導体8との間に挿入し易くし,しかも,編組導体8を挿入部12(延いてはコネクタ本体10)と確実に接続するためであるが,上記のように編組導体8を折り返すと,固着リング20で同軸ケーブル2を圧着固定する際に,図4(c)に示すように,編組導体8を固着リング20の内側に入れる必要があり,圧着作業が面倒になるという問題があった。
つまり,編組導体8は,折り返し作業の際にバラバラになり,その先端が同軸ケーブル周囲に浮き上がることから,圧着作業の際に,固着リング20の内側に編組導体を入れることは難しく,圧着作業が面倒になるのである。
なお,圧着作業の際に,固着リング20の内側に編組導体を入れる必要があるのは,編組導体を固着リング20の内側に入れないと,単に見栄えが悪くなるだけでなく,編組導体が他の配線や電気部品に接触して,不具合が発生することがあるためである。
また,突出した編組導体を切断することも考えられるが,切断作業が面倒であった。つまり,上記のような問題(編組導体が他の配線や電気部品に接触する)を防止するためには編組の根元で切断する必要があり,作業者の注意力が必要でありそのため切断作業に時間がかかってしまう。
更に,固着リングは,同軸ケーブルの加工後に図4(b)に示すように,同軸ケーブル2に挿通するため,施工者は同軸ケーブルコネクタとは別に予め固着リングを携帯している必要がある。従って同軸ケーブルコネクタの装着作業を屋根の上などの高所で行うような場合,作業者は自らの安全を確保しつつ,固着リングを落下させないように十分な注意を払わなければならなかった。しかし,もし落下させたならばあらためて下に降りて拾ってこなければ成らず,作業者にとっては梯子等の昇降に伴う危険が増すことになると言った問題があった。また,この落下によって最悪固着リングが紛失したり,取れないような場所に落下したりした場合は,工事が停止してしまうといった問題があった。
本発明は,こうした問題に鑑みなされたもので,コネクタ本体を同軸ケーブルの先端に装着した後,固着リングを介して同軸ケーブルをコネクタ本体に圧着固定するよう構成された同軸ケーブルコネクタにおいて,その圧着作業をより簡単にできるようにすることを目的とする。
他の目的は,高所の取付作業においても安全に固着リングの挿着作業ができるようにすることを目的とする。
他の目的は,簡単な挿着作業であっても信頼性の高い接続状態を得ることができるようにすることを目的とする。
他の目的は,コストが安価に構成できる目的とする。
請求項1の発明は,同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と該絶縁部材周囲の編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部,該挿入部の周囲に設けられ,前記挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した際,前記同軸ケーブルの編組導体及び該編組導体周囲の被覆部材が当接されて,前記同軸ケーブルに対して前記挿入部を位置決めする鍔部,及び,前記挿入部の前記同軸ケーブル側とは反対側に回動自在に設けられ,接続対象の外部導体に螺合可能な接続手段,を備えたコネクタ本体と,該コネクタ本体の挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した後,前記同軸ケーブルの周囲から前記同軸ケーブルを前記挿入部に圧着固定するための固着リングと,を備えた同軸ケーブルコネクタにおいて,前記固着リングは,中心軸方向一端側に前記同軸ケーブル周囲で圧着される圧着部と,中心軸方向他端側を該圧着部よりも大径に形成することにより,前記鍔部を挿入固定可能に構成された固定部と,中心軸に直交する平面上に形成された前記圧着部と前記固定部とを分離するための切欠部と,を備え,前記切欠部は、前記固着リングを側面視した場合に、該固着リングにおいて中心軸と直交する方向に沿った一方の外周側の領域うち、少なくとも、一方の外周から他方の外周に向けて前記固着リングの板厚乃至板厚の2倍の寸法を残し、かつ、前記同軸ケーブルと重ならない領域から他方の外周に到達する領域にわたって形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば,同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と該絶縁部材周囲の編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部,該挿入部の周囲に設けられ,前記挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した際,前記同軸ケーブルの編組導体及び該編組導体周囲の被覆部材が当接されて,前記同軸ケーブルに対して前記挿入部を位置決めする鍔部,及び,前記挿入部の前記同軸ケーブル側とは反対側に回動自在に設けられ,接続対象の外部導体に螺合可能な接続手段,を備えたコネクタ本体と,該コネクタ本体の挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した後,前記同軸ケーブルの周囲から前記同軸ケーブルを前記挿入部に圧着固定するための固着リングと,を備えた同軸ケーブルコネクタにおいて,前記固着リングは,中心軸方向一端側に前記同軸ケーブル周囲で圧着される圧着部と,中心軸方向他端側を該圧着部よりも大径に形成することにより,前記鍔部を挿入固定可能に構成された固定部と,中心軸に直交する平面上に形成された前記圧着部と前記固定部とを分離するための切欠部と,を備え,前記切欠部は、前記固着リングを側面視した場合に、該固着リングにおいて中心軸と直交する方向に沿った一方の外周側の領域うち、少なくとも、一方の外周から他方の外周に向けて前記固着リングの板厚乃至板厚の2倍の寸法を残し、かつ、前記同軸ケーブルと重ならない領域から他方の外周に到達する領域にわたって形成されているので,本発明の同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルの先端に装着する際には,同軸ケーブルの先端を従来と同様に加工した後,コネクタ本体の鍔部に固着リングを固定した状態で,コネクタ本体の挿入部に同軸ケーブルの絶縁部材を通すようにコネクタ本体を同軸ケーブルの先端側から差し込むようにすれば,同軸ケーブルの先端側から後方に向けて折り返された編組導体を固着リングの中に自動的に収納されることになる。
よって本発明の同軸ケーブルコネクタによれば,固着リングにて同軸ケーブルをコネクタ本体の挿入部に圧着固定する際,従来のように,固着リングの内側に編組導体が入るように固着リングを移動させる必要はなく,コネクタ本体を同軸ケーブルの先端に装着した後,コネクタ本体に固定された固着リングをペンチ等で圧着するだけで,同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルの先端に見栄えよく固定することができる。
従って,本発明によれば,その圧着作業を極めて簡単に行うことができる。
また,同軸ケーブルコネクタの装着作業を屋根の上などの高所で行う際であっても,作業者は,同軸ケーブルコネクタとは別に固着リングを携帯する必要がなくなった。
よって本発明の同軸ケーブルコネクタによれば,従来のように装着作業時に固着リングが落下すると言った問題がなくなり,作業者は固着リングを落下させないような注意を払う必要もなく装着作業に集中できる。
従って,本発明によれば,その装着作業を極めて安全に簡単に行うことができる。
また,切欠部の寸法は,圧着部と固定部の接続部分が,例えば運搬中の振動等によって簡単に捻じ曲がってしまわないような寸法で,且つ,圧着の変形部分の面積が広くなるようにできるかぎり深く形成されている。よって,固着リングをペンチ等で圧着すると同軸ケーブルが圧着部と固定部の接続部分に引き寄せされる寸法は僅かなものとなり,同軸ケーブルの歪みは最少のものとなり,同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルの先端に見栄えよく固定することができる。更には,圧着部の内周と同軸ケーブルの外周に当接する面積が大きくなり,しっかりと固着できる。また,圧着部に加えた力が圧着部と固定部の接続部分に加わり難くなりその部分の変形を最小に抑えることができ,この点からも見栄えのよい接続状態を有する。
従って,本発明によれば,その固着状態は極めて信頼性が高く,良好な接続状態を維持できるものとなる。
また,切欠部の形成においては,固着リングの一方側の外周面から,他方側に向かって切削等によって切込みを入れるだけでできる。よって,切込みの先端部分に対して格別な整形や処理をしなくてもよく,その加工工程も簡単にできる。
従って,本発明によれば,固着リングは上述のような効果を備えても,その製造コストを最小に抑えることができるのである。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は第1実施形態の同軸ケーブルコネクタの構成を表す一部破断側面図であり,コネクタの中心軸に沿った一点鎖線よりも上方部分は,コネクタの断面を表し,一点鎖線よりも下方部分はコネクタの外観を表している。図2は図1におけるX-X線から見た断面図であり,(a),(b)は夫々切欠部の異なる実施例を示している。図3は異なる実施形態の同軸ケーブルコネクタの構成を表す一部破断側面図である。図4は従来の同軸ケーブルコネクタの構成及び同軸ケーブルへの装着手順を説明する説明図である。
本実施形態のコネクタは,F型接栓等の接続対象物に同軸ケーブルを接続するためのものであり,図1に示すように,図4に示した従来のコネクタと同様,コネクタ本体10と,固着リング20とから構成されている。
コネクタ本体10は,図4に示した従来のコネクタと同様,同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部12と,この挿入部12の周囲に設けられて同軸ケーブルを位置決めするための鍔部14と,挿入部12の同軸ケーブル側とは反対側に回動自在に設けられ接続対象の外部導体に螺合可能な接続手段16とから構成されている。尚,本発明の実施形態においては,前記接続手段16の例として内面に接続対象に接続するための雌ねじが形成されたナット部を用いている。
また,挿入部12と鍔部14とは一体成形されており,コネクタ本体10は,挿入部12の同軸ケーブルへの挿入側とは反対側を接続手段16の後端の孔に挿入し,挿入部12の開口端縁を外向きに加締めることにより,接続手段16の後端部をその加締部13と鍔部14との間に回動可能に固定する,といった手順で組み立てられている。
一方,固着リング20はアルミ等の金属材料を加工したものであり,図1に示されるように,中心軸方向一端側に前記同軸ケーブル周囲で圧着される圧着部28と,中心軸方向他端側を該圧着部28よりも大径に形成することにより,前記鍔部14を挿入固定可能に構成された固定部30と,中心軸に直交する平面上に形成された前記圧着部28と前記固定部30とを分離するための切欠部32とからなり,固着リング20を,コネクタ本体10の鍔部14の外側に直接嵌合してコネクタ本体10に固定するように構成されている。
この切欠部32は,固着リング20の固定部30をコネクタ本体10の鍔部14に固定した状態で,固着リング20における固定部30よりも小径な部分(つまり圧着部28)をペンチ等で簡単に圧着できるようにするために,固定部30と圧着部28とを分離するためのものである。
ここで切欠部32について図2を基に詳細に説明する。本発明における切欠部32は,製造の過程や製品の運搬時など,一般的に考えられる外圧や振動によって,圧着部28と固定部30の接続部分である連結部33が簡単に捻じ曲がってしまわないような寸法に形成されている。即ち本発明における切欠部32の大きいものは,図2(a)に示すように固着リング20の一方側の外周(図2の下端面)から,相対向する他方側の外周(図2の上端面)から径方向内方に向かって中心軸に直交する平面に平行に,固着リング20の板厚(t1)分を残して切り欠かれるようにして形成されている。
また,圧着部28における圧着するための変形部分の面積が出来る限り広くなる(言い換えれば,前記連結部33が広くなりすぎない)ようにする寸法に形成されている必要があり,本発明における切欠部32の小さいものは,図2(b)に示すように固着リング20の板厚の2倍の寸法(t2)を残して切り欠かれるようにして形成されており,切欠部32はこの範囲内の大きさになるように形成されているのである。
尚,本発明の実施形態では切欠部32の軸方向の開口幅は略1mm程度になるように形成されている。
このように構成された本実施形態のコネクタを同軸ケーブルの先端に装着する際には,同軸ケーブル2の先端は,図4に示した従来と同様の手順で加工することで編組導体8を後方に折り返し,コネクタ本体10の挿入部12を絶縁部材6と編組導体8との間に挿入し易くしておき,その後,コネクタ本体10の挿入部12に同軸ケーブル2の絶縁部材6を通すように,コネクタ本体10をケーブルの先端側から差し込む。
この結果,同軸ケーブル2の先端側から後方に向けて折り返された編組導体8は,固着リング20の内側に自動で収納されることになり,その後,従来と同様に,固着リング20の圧着部28の切欠部32が形成された側をペンチ等で押しつぶすように変形させて圧着すれば,コネクタを同軸ケーブル2の先端に見栄えよく固定することができるようになる。
従って,本実施形態のコネクタによれば,予め固着リング20がコネクタ本体10に固着されているので,その圧着作業,延いては,同軸ケーブル2への装着作業を,従来のものに比べて極めて簡単に行うことが可能となる。
また,従来のように固着リング20を別途携帯する必要がないので,特に屋根上などの高所作業において,固着リング20を落下させてしまう恐れがなくなり,作業者はコネクタの挿着作業に専念すればよく作業に集中できる。
従って,本発明によれば,その挿着作業を極めて安全に簡単に行うことができる。
そして,切欠部28は固着リングの板厚乃至板厚の2倍の寸法を残すように切欠くことによって圧着部と固定部の接続部分である連結部33が最適化されているので,製造の過程や製品の運搬時における外圧や振動によって連結部33が簡単に捻じ曲がってしまうことはない。加えて,切欠部28は深く切欠かれていることから,圧着部の内周と同軸ケーブルの外周に当接する面積が大きくなり,圧着によってしっかりと固着できる。また,連結部33は,その寸法が最適化されることによって圧着部の圧着を妨げないので,圧着部を容易に圧着することができるばかりでなく,このときに加えられた力が連結部33に加わり難くなるので,その部分の変形を最小に抑えることができ,同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルの先端に見栄えよく固定することができる。
更に,固着リングをペンチ等で圧着したときに,同軸ケーブルが圧着部と固定部の接続部分内周側に引き寄せされる力が発生するが,連結部33の最適化と,挿入部の介在によって,圧着による同軸ケーブルの歪みは最少のものとなり,この点からも見栄えのよい接続状態となる。
従って,本発明によれば,その固着状態は極めて信頼性が高く,良好な接続状態を維持できるものとなる。
また,切欠部28の形成においては,固着リング20の一方側の外周面から,他方側に向かって切削等によって切込みを入れるだけででき,その寸法は最大でも固着リング20の板厚を残すようにように形成されている。よって,切込みの先端部分に対して格別な整形や処理をしなくてもよく,その加工工程も簡単にできる。
従って,本発明によれば,固着リングは上述のような効果を備えても,その製造コストを最小に抑えることができるのである。
また,図3に示すように,固着リング20は図4に示した従来のコネクタと同様,円環状のリングの外周面に一対の圧着用突起22,24を突設させてもよい。また,図3に示すように,コネクタ本体10のナット部16の外周面にローレットを形成するようにすれば,ナット部16を回動操作する際に生じる滑りを防止することができ,使用者は,ナット部16の接栓等への着脱作業を,指先でも,或いは,スパナ等の工具を使ってでも,簡単に行うことができるようになる。但し,図3に示すナット部16は,ローレットをナット部16の中心軸に沿って形成したものを表しているが,これは,ナット部16を金型で成型し易くするためであり,後加工でローレットを形成する場合には,クロス線状に形成してもよい。
また,本発明の実施形態によれば,接続手段16として,内周に接続対象への接続をするための雌ねじが形成されたナット部の例を示したが,特にこの実施例に限定されるものではなく,摺動固着する接続筒であっても良いし,雌ネジと接続筒の組み合わせでもよい等,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
第1実施形態の同軸ケーブルコネクタの構成を表す一部破断側面図である。 図1におけるX-X線断面図である。 異なる実施形態の同軸ケーブルコネクタの構成を表す一部破断側面図である。 従来の同軸ケーブルコネクタの構成及び同軸ケーブルへの装着手順を説明する説明図である。
符号の説明
2…同軸ケーブル,4…芯線,6…絶縁部材,8…編組導体,9…被覆部材,10…コネクタ本体,12…挿入部,13…加締部,14…鍔部,16…接続手段,20…固着リング,22,24…圧着用突起,28…圧着部,30…固定部,32…切欠部,33…連結部。

Claims (1)

  1. 同軸ケーブルの芯線周囲の絶縁部材と該絶縁部材周囲の編組導体との間に挿入可能な筒状の挿入部,該挿入部の周囲に設けられ,前記挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した際,前記同軸ケーブルの編組導体及び該編組導体周囲の被覆部材が当接されて,前記同軸ケーブルに対して前記挿入部を位置決めする鍔部,及び,前記挿入部の前記同軸ケーブル側とは反対側に回動自在に設けられ,接続対象の外部導体に螺合可能な接続手段,を備えたコネクタ本体と,
    該コネクタ本体の挿入部を前記同軸ケーブルに挿入した後,前記同軸ケーブルの周囲か
    ら前記同軸ケーブルを前記挿入部に圧着固定するための固着リングと,を備えた同軸ケーブルコネクタにおいて,
    前記固着リングは,中心軸方向一端側に前記同軸ケーブル周囲で圧着される圧着部と,中心軸方向他端側を該圧着部よりも大径に形成することにより,前記鍔部を挿入固定可能に構成された固定部と,中心軸に直交する平面上に形成された前記圧着部と前記固定部とを分離するための切欠部と,を備え,
    前記切欠部は、前記固着リングを側面視した場合に、該固着リングにおいて中心軸と直交する方向に沿った一方の外周側の領域うち、少なくとも、一方の外周から他方の外周に向けて前記固着リングの板厚乃至板厚の2倍の寸法を残し、かつ、前記同軸ケーブルと重ならない領域から他方の外周に到達する領域にわたって形成されている
    ことを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
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