WO1995026666A1

WO1995026666A1 - Vase a fleurs

Info

Publication number: WO1995026666A1
Application number: PCT/JP1995/000640
Authority: WO
Inventors: Masami Matsumura
Original assignee: Matsumura Kogei Co., Ltd.
Priority date: 1994-04-05
Filing date: 1995-04-03
Publication date: 1995-10-12
Also published as: EP0754424A1; JP3002800U; EP0754424A4

Description

明細書花器

技術分野

本発明は、切花、造花、ドライフラワーなどを飾るために使用する吸水フオームを用いた花器に開するものである。背景技術

一般に吸水フォームを用いて切花を飾る場合 < 水盤、上都開放花器、或いは不透水性シートで包んで使用されている。

従来、宴会埸などのテーブル上に飾花する埸合、あらかじめ吸水フォームに切花を刺してアレンジすると共に水盤に水を入れる。また、病院などに入院している人に、見舞いとして切花を贈る埸合、切花だけを贈っても花器があるかどうかわからないので、通常はアラスチック製又は陶磁器製の花器に吸水フォームを固定し、このフォームに生花を剌して、或いは吸水性フオームを不透水性シートで包んで、このフォームに生花を刺して、花 «1等に入れ、贈るのが一般的である。

しかし、病院などでは、見舞客から贈られた数多くの切花が枯れた後に、前記花器ゃ花雜等が多く貯まりその始末が面倒で、捨て場に困りゴミ箱に投げ込んだり、その辺に放 aし環境を悪化させるなどの問題があり、資源の無駄使いになるほか、花器や花籠にかかるコスト分だけ商品の価格が] ¾くなるという問題があった。

本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、使用済みの花器の後始末が至極簡単で製作コストを大幅に低下することができ、しかも環境を悪化させることがなく. 資源の節約を図ることができる花 ¾を提供することにある。発明の開示

本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた

即ち、本発明にかかる花器は、任： gの形状に形成された切花又は造花等を刺して固定可能な合成樹脂性吸水フォームからなる花器において、花器本体の全表面スは一部を除く表面に、水溶性樹脂のェマルジヨンを、一層スは複数層に付着して乾煤させて、通気性を有しかつ透水性に乏し V、被覆層を形成している。

合成樹脂性吸水フォームは、「アクア（商稱）」、「オアシス (商攮〉」として一般に市販されているものであり、フ α:ノール榭脂の発泡体で形成される。

この種合成樹脂性吸水フォームは、容積の S大 9 5 %〜9 8 %の水を吸収できるものであり、これに水溶性樹脂のェマルジョンを . 付着させると、樹脂中の水分はフォームに吸収され、他方被覆層となる樹脂中には、多数の微細な気泡が生じ、通気性を有しかつ透水性に乏しい被覆; i、すなわち、空気は通すが水は通さない被 ¾«が形成できる。

水溶性樹脂のェマルジヨンは、通常所望の色を発色する着色剤と混合して用いられ、フォームをェマルジヨン中に濱けたり、ェマルジョンをフォームに塗布して、付着し花器を完成する。

水溶性樹脂のェマルジョンは、 1回の付着厚さやフォームの容積にもよるが、 1眉若しくは多甩に付着して被覆層を形成し、通常 0 , I mn！〜 2 . O m m程度の厚さにする。 0 , 1 m m以下だと不透水性に問題が生じるし、 2 , 0 m m以上にすると、花を被 δ眉に刺すのが困難になったり、ひび割れの原因になるからである。この被覆眉の厚みは、 0 . 2 mm〜l . 0 m m程度が更に好ましい。もつとも、先に述べたように、この吸水性フォームは、容積の最大 9 5

%〜9 8 %の水を吸収できるものであり、その水圧や、気溫、湿度によって、フォームと被覆屑の一部または全部が剥離し、剝離部分に水が漕まり、当該部分が破れ、水漏れをすることがある。

そこで、フォーム（花器本体〉に、接着剤としてホットメルトを付着し、その上に水溶性樹脂のェマルジヨンを付着して被 S眉を形成することが好ましい。

ホットメノレ卜は、フォームをホットメルト中に濟けたり、ホヅトメルトをフォームに塗布して、付着するが、そのほとんどは、フォーム中に ¾澗し、フォームの表面上でほとんど厚みを持たない。

ホットメルトは、水溶性樹脂のェマルジョンを付着して被眉を形成した部分の全部に付着させるのが好ましいが、最も水圧のかかる花器本体の底部ないしは底部に隣接する側部に付着させれば十分その効杲を発揮し、フォームと被覆層をしつかり接着し、水漏れを防止する。

ホットメルトは、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂を含むことが好ましい。。

ホットメルト中、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂を全体の 1 5 重 i%〜6 5重量％を占めることが好ましい。

ホッ卜メルト中、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂が全体の 1 5 重量％未満にすると、ホットメル卜の粘度が下がり、ホットメルト肩の厚みが薄くなり、水涌れ防止の補強の用をなさない。

ホットメルト中、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂が全体の 6 5 重董％を越えると、ホットメルトの粘度が高くなり過ぎ、ホットメルト層の厚みが厚くなり、花の茎を刺すことができなくなり、又 t ビ割れの原因になる。

ホットメルトを 1 2 0 〜 2 0 0 となるように加煞溶融して、花器本体に付着することが好ましい。

ホットメルトの他の成分が、ワックスに松脂を主とした成分を加えたものを含むことが好ましい。

また、本発明は、前記花器又はその本体の上面あるいは上部に、所要深さの穴を 1又は複数個設けることが好ましい。

また、本.発明は、前記花器の底面の被覆屑の表面にシートを当接することが好ましい。また、本発明は、前記シートが吸湿性を有していることが好ましい。

また、本発明は、前記花器の底面の被の表面又は裏面に通気性を有しかつ透水性に乏しい防水布を貼り付けることが好ましい。

また、本発明は、花器の底面に、 3個以上の足部を形成することが好ましい，

被層は、素焼風等の陶 ¾風、金属風又は磁器風であることが好ましいるいる，

本発明によれば、合成樹脂性吸水フォームからなる花器本体の表面に通気性を有しかつ透水性に乏し、被覆層が形成されているので, 外表面が硬く、花器の形が崩れたり欠けたりすることがなく、花器本来の機能を発撣するとともに、切花を刺してアレンジすることができる。また、花器本体に水を吸わせる場合において、花 ¾本休の被覆雇がない部分から水を吸い、通気性を有しかつ透水性に乏しい被覆屑から花器本体内の空気（製造時の残存ガスを含む）が抜けるので、吸水速度が速く短時間で吸水できる。なお、花器本体の表面に形成された被覆屑にも切花を刺すことができる _β

そして、花器本体に水を吸わせた後、前記被覆層から水がにじみでることがなく、保水機能を発攆すると共に、その周辺を汚すことはない。

好ましくは、花器本体の少なくとも底都に、ホットメルトを付着し、その上に被層を形成する、詳しくは、ホットメルトが、ェチレン齚酸ビニル共重合体樹脂（E V A樹脂）を含み、ホットメルト中、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂が全体の 1 5重置％〜6 5重 ¾%を占め、ホットメルトの他の成分が、ワックスに松脂を主とした成分を加えたものを含むホットメルトを、 1 2 O t：〜 2 0 0 となるように加熱溶融して、花器本体の少なくとも底部に付着し、その上に被覆層を形成すると、フォームと被覆の剝雜による水潘れを大幅に防止できる。

また、花器又はその本体の上面あるいは上部に、穴を設けた花器は、吸水時において穴を上に向けると花器本体内の空気抜けが速く , また、穴を下にすると吸水が容易で速度が速く短時間で吸水を行うことができる。

また、前記花器の底面の被覆甩の表面にシートを、貼り付けたり, 当てたりして、当接すると、台上の異物等により被覆層が破損して水¾れを生じることを防止する。このシートを吸湿性を有するシートにすると、大気中の水分の付着による結露を防止できる。

また、前記花器の底面の被覆屑の表面又は ¾面に通気性を有しかつ透水性に乏しい防水布を貼り付けると、吸水時に花器本体内の空気放出スピードを損なうことなく、花器中の水がもっとも溜まる底面の防水性が高くなる。

また、花器の底面に、 3個以上の足部を形成することにより、花器を置いたテーブルなどの載置面との間にすき間を形成して、前記載置面が大気中の水分の付着による結露を防止できる。被覆遷を素焼風等の陶器風、青銅等の金属風又は磁器風にすると本発明の花器は花瓶のように見える。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の第 1実施例を示す斜視図である。

図 2は、第 1実施例の中央縦断面図である。

図 3は、本発明の第 2実施例を示す正面図である。

図 4は、本発明の第 3実施例を示す斜視図である。

図 5は、本発明の第 4実施例を示す斜視図である。

図 6は、本発明の第 5実施例を示す正面図である。

図 7は、本発明の第 6実施例を示す斜視図である。

図 8は、本発明の第 7実施例の中央縦断面図である。

図 9は、本発明の第 8実施例の中央縦断面図である。

図 1 0は、本発明の第 9実施例の中央縱断面図である，発明を実施するための最良の形 KS

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図 1は本発明の第 1実施例を示し、花器 1は円柱状の花器本体 2と , その上端面 2 Aを除く表面に形成された素焼き風の被？ g雇 3とから成っている。前記花器本体 2は、フノール樹脂発泡休からなる遑統気泡形の吸水性フォームで、切花 4を剌して固定アレンジすることができる。また、前記被覆層 3は、含水ポリエステルなどの、付着 '乾燥後に、逋気性を有するが透水性に乏しく潘水しない、しかも焼却時に有毒ガスを発生しない、水溶性樹脂ェマルジヨンを、花器本体 2をェマルジョン中に潢け或いはエマルジョンを花器本体に塗布することにより、花器本体 2の外周面と底面に一層又は複数雇（底面だけ ¾数層としてもよい）付着し、これを乾燥固化させて、通気性を有しかつ透水性に乏しいた被覆層したものであり、硬、素焼き風の外観を呈し、素焼きの花瓶とよく似ている。

尚、被覆屑は、水溶性樹脂ェマルジヨンに混合する着色剤の選択により、青銅等の金属風、陶磁器風、素焼き風以外の陶器風にしてもよい。又、乾燥後の被覆屑に、ペンキや金属を、塗布、吹付、溶着、低温溶射等をして、青銅等の金属風、陶磁器風、素焼き風以外の陶器風にしてもよい。

なお、花器 1の底面 3 Aに、図 2に示すように、 3個以上の足部 5を形成すると、花器 1を置いたテーブルなどの載置面との間にすき間が形成できるので、前記載置面上の、大気中の水分の付着による結露を防止できる。また、図 2の足部 5は押ピンを装着して形成しているが、この足部 5は、押ピン以外に小さな透水性の無いプラスチック薄板（円盤〉を接着してもよく、花器 1の底面 3 Aそのものに足部 5としての突起を形成してもよい。なお、前記足部 5が無い場合でも、前記花器 1の底面 1 Aから花器本体 2内の水が漏れ出すことはなく、結露防止には、吸湿性を有するコースター等のシートを被 S眉の載置面に対応する部分に当てたりや花器 1を台の上に載せてもよい。

上記実施例において、花器 1に水を吸わせる場合は、花器本体 2 の上面 2 Aを下にして水に沒けると、花器本体 2が吸水すると共に花器本体 2内の空気が、前記被 S層 3を通して大気中放出される, このように、前記被雇 3には、通気性があるため、花器本体 2の本来の吸水性能を十分に発揮して、迅速かつ短時間で水を吸わせることができる。ちなみに、前記被覆屑としてクリアラッカーを使用すると、漏水を防止することができる力 ^s、吸水に際して、空気が花器本体 2内に閉じ込められるため、水を吸わせることができない。

図 3は、本発明の第 2実施例を示し、花器 1は球体の一部を切り欠いて底面とした花器本体 2の表面に、上部の一部を残して被覆層 3を形成したもので、底面 3 Aに通気性を有しかつ透水性に乏し ^、防水布等のシートらを貼り付けてある。このシートらは、台上の異物等により被覆層 3が破損して水獮れを生じることを防止する。また、このシー卜らを通気性を有しかつ透水性に乏しい防水布で構成すると、花器本体 2の吸水時に花器本体内の空気放出スピード、言い換えれば花器本休の吸水スピードを損なうことなく、吸水後もつとも水が溜まり、その結果水圧がもつともかかる底面の防水性が高くなる。他方、シート 6をコースター等のように吸湿性を有するシ一トで構成すると、上に述べた結露防止ができる。なお、前記花器本体 2及び被覆層 3の材料は、第 1実施例のものと同じである。第 2実施例においても、花器本体 2の吸水は、第 1実施例と同様に短時間で行うことができ、また、第 1実施例と同等の作用効果を期待することができる。

図 4は、本発明の第 3実施例を示し、この花器 1の第 2実施例と異なるところは、形状が八角柱休である点のみで、第 2実施例と同等の作用効果を期待することができる。

切花 4を花器本体 2の主として被覆屑 3のな V、部分 2 Aに刺してアレンジばかりではなく、被覆屑 3にも切花を刺すことができ、さらに、造花又はドライフラワーを刺してアレンジすることができる, 図 5は、本発明の第 4実施例を示し、花器本体 2の全表面に前記被覆屑 3を形成して、その強さを高めると共に、素焼き風の花器とし、その上都中央に所要深さの穴 7を設け、その穴 7から水を吸わせることができ、造花又はドライフラワーを刺してアレンジする場合は、吸水することなく使用できる。

図 6は、本発明の第 5実施例を示し、第 5実施例と異なるところは、花器 1が球形である点であり、脚台 8上に載せてある。なお、第 4、第 5実施例において吸水に際し、前記穴 7を上にして空気抜きとして利用できる，

また、図示していないが、花器がリング状等で柱や壁などに掛ける場合は、壁などとの対向面に被覆層のない都分を設け、必要に応じて前記シートらをはりつければよい。

前記防水布からなるシート 6は、被覆屑 3の表面にはりつけるだけでなく、花器本体 2に被覆屑 3を形成する前に、花器本体 2に貼り付け、その上から前記樹脂ェマルジヨンを塗布してもよい。

上記各実施例によれば、花器 1の使用後に焼却処理をする埸合、有毒ガスを発生することがないので、安全でかつ衛生的であり、環境を害することはない，

図 7の第 6実施例は、逆円錐形状の花器 1であり、花器本体 2の上端面 2 Aが露出し、逆円錐形状の側面に被覆屑 3が形成されている。

本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、花器本休 2の形状は、直方体、立方体、円錐体、角錐体、半球休、円錐台形、カップ形など種々のものを採用することができる。ま、前記足部 5は、必要に応じて設けることができ、その形状、寸法も任窻に 3S択でき、しかも花器 1の底面とテーブルなどの載置面との間隔も任意に設定することができる。

上記図 1ないし図 7の第 1実施例な、し第 6実施例は、花器本体となる合成樹脂製吸水フォームに、水溶性樹脂のェマルジヨンを直接付着したものがほとんどであるが、以下の図 8ないし図 1 0の第 7実施例ないし第 9実施例は、花器本体 2の少なくとも底部 1 0に、ホットメルト 9を付着し、その上に被覆層 3を形成する、詳しくは、ホットメルト 9が、エチレン酢酸ビニル共重合休樹脂（E V A樹脂》を含み、ホットメルト中、エチレン群酸ビュル共重合体樹脂が全体の 1 5重量％〜6 5重量％を占め、ホットメルト 9の他の成分が、ワックスに松脂を主とした成分を加えたものを含むホットメルトを,

1 2 0て〜 2 0 0 となるように加熱溶融して、花器本休の少なくとも底都に付着し、その上に被覆雇を形成すると、フォームと被覆層の剝雜による水漏れを大幅に防止する。図 8ないし図 1 0のホットメルト 9は、説明の便宜上かなりの厚みを持たして描いているが. フォーム（花器本体 2 ) をホットメルト中に漬けたり、ホットメルトをフォームに塗布して、付着すると、そのほとんどは、フォーム中に ¾湖し、フォームの表面上でほとんど厚みを持たない，

図 8の第 7実施例は、図 1の第 1実施例と同様に円柱状の花器本体 2 (フォーム〉からなり、その底部 1 0と底部 1 0に隣接した部分にホットメルト 9を付着している，この第 7実施例では、ホットメルト中のエチレン酢酸ビニル共重合休は、ホットメルトの 3 5重量％を占め、 1 8 0 で加熱溶融して、花器本体 2 (フォーム）に沒澗させて付着させた。 3は、第 1実施例ないし第ら実施例と同様の水溶性樹脂よりなる被覆層である。

図 9は、本発明の第 8実施例で、球状の花器本体 2の底部 1 0を含めた下半分にホットメルト 9を付着させている。 3は、第 1実施例ないし第ら実施例と同様の水溶性樹脂よりなる被 ¾餍である。

図 1 0は、本発明の第 9実施例で。図 7の第 6実施例と同棣に逆円錐形状の花器本体 2の下部約 1 / 3部分にホッ卜メルト 9を付着している。このように、ホットメルト 9の付着箇所及び面種は、水圧、気温、湿度、花器本体と被覆屑の接着力等によって、選択され得、技術常識上、花器本体の底部に相当する位置に付着されれば良本発明は上述のように、任意の形状に形成された切花又は造花等を刺して固定可能な合成樹脂製吸水フォームからなる花器において、花器本休の全表面又は一都を除く表面に、樹脂ェマルジヨンを, 一層又は榷数眉に塗着して乾燥させて、通気性を有しかつ透水性に乏しい被覆層を形成したことを特徴とするものである。従って、前記フォームの吸水性を損ねることなく、かつ強固な被 a層によって型崩れや欠け落ちがなく、水が漏れ出してテーブル等の載墅面をぬらしたり汚すことはない。又、切花等を刺して固定できる花器として不具合な点は全くないばかりでなく、切花が枯れた後の花器の始末も、ナイフなどで容易に小さく切り刻んでごみ箱に捨てあるいは焼却処理することができ、後始末が至極簡単で、瓚境を害することもない。また、花器本休が発泡体であるから材料はわずかであり、省資源化を図り得るうえ、花器の製作コストの低下により商品を安価に提供することができる。

また、花器本体が吸水した後、被覆層の表面に水性または油性塗料を塗布または噴霧して着色したり、金属を低溫溶射や溶着すると , 活けられた花や、室内空間と、花器との間のカラーコーディネートが可能となる。

また、本発明は、前記花器又はその本体の上面又は上部に、所要深さの穴を設けたことを特徴とするものであるから、吸水時における空気抜きあるいは吸水を容易にし、吸水を短時間で行うことが可能である。

また、前記花器の底面の被 a眉の表面にシートを、貼り付けたり. 当てたりして、当接すると、台上の異物等により被覆層が破損して水漏れを生じることを防止する。また、このシートを、コースター等のような吸湿性シートにすると、大気中の水分の付着による钴踩を防止できる。

また、前記花器の底面の被覆屑の表面又は襄面に通気性を有しかつ透水性に乏しい防水布を貼り付けると、吸水時に花器本体内の空気抜きスピードを棂なうことなく、花器中の水がもっとも溜まる底面の防水性も高くなる。

また、花器の底面に、 3個以上の足部を形成することにより、花器を sいたテーブルなどの載 a面との間にすき閬を形成して、前記載 a面力 ^s大気中の水分の付着による結露を防止できる。

樹脂ェマルジョンとこれに混合する着色剤のの選択により、被覆層を素焼き風等の陶器風、音鋼等の金属風又は磁風にすると、本発明の花器は花瓶のように見え、美観が秀れる。

又、乾燥後の被覆層に、ペンキや金属を、塗布、吹付、溶着、低温溶射等をして、青銅等の金属風、陶磁器風、素焼き風以外の陶器風にしても、美観が秀れる。

好ましくは、花器本体の少なくとも底部に、ホットメルトを付着し、その上に被覆屑を形成する、詳しくは、ホットメルトが、ェチ

4 レン酢酸ビニル共重合体樹脂（E V A樹脂）を含み、ホットメルト中、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂が全体の 1 5重置％〜6 5重を占め、ホットメル卜の他の成分が、ワックスに松脂を主とした成分を加えたものを含むホットメノレ卜を、 1 2 0 ：〜 2 0 0 となるように加熱溶融して、花器本体の少なくとも底部に付着し、その上に被 S層を形成すると、フォームと被覆層の剝離による水漏れを大幅に防止できる。

産業上の利用可能性

本発明の花器は、合成樹脂製吸水フォームを用いても、使用時に水盤、不透水性シート、花箱等が不要となり、簡易花器として産業上有用である。

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Claims

請求の範囲

1 . 任意の形状に形成された、切花又は造花等を刺して固定可能な合成樹脂製吸水フォームからなる花器において、

花器本体の全表面又は一部を除く表面に、水溶性樹脂のェマルジヨンを、一層又は複数層に付着して乾燥させて、通気性を有しかつ透水性に乏しい被覆屑を形成したことを特徴とする花。

2 . 被覆屑を梂成する水溶性樹脂のェマルジョンに着色剤を混合した請求項 1の花器。

3 . 花 II本体の少なくとも底都に、ホットメルトを付着し、その上に被 ¾潘を形成した請求項 1の花器。

4 . ホットメルトが、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂を含む請求項 3の花器。

5 . ホットメルト中、エチレン群酸ビニル共重合体樹脂が全体の 1 5重量％〜6 5重量％を占める請求項 4の花器。

6 . ホッ卜メルトを 1 2 0 〜 2 0 CTCとなるように加熟溶融して、花器本体の少なくとも底都に付着した請求項 3の花器。

7 . ホットメルトの他の成分が、ワックスに松脂を主とした成分を力 IIえたものを含む請求項 3の花器。

8 . 花器またはその本体の上面あるいは上都に、所要深さの穴を 1又は複数個設けたことを特徴とする請求項 1の花器。

9 . 花器の底面の被覆層の表面にシートを当接したことを特徴とする請求項 1の花器。

10. シートが吸湿性を有することを特徴とする請求項 9の花器,

11. 花器の底面の被覆層の表面又は裏面に通気性を有しかつ透水性に乏しい防水布を貼り付けたことを特徴とする請求項 1の花器,

12. 花器の底面に、 3個以上の足部を形成することを特徴とする請求項 1の花器。

13. 被覆層が素焼き風等の陶器風、金属風又は磁器風である蹐求項 1の花器。