JPH08198742A - 入浴材 - Google Patents

入浴材

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Publication number
JPH08198742A
JPH08198742A JP7042256A JP4225695A JPH08198742A JP H08198742 A JPH08198742 A JP H08198742A JP 7042256 A JP7042256 A JP 7042256A JP 4225695 A JP4225695 A JP 4225695A JP H08198742 A JPH08198742 A JP H08198742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer bag
hiba
holes
water
bathing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7042256A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Shionoya
徳司 塩野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAYAMA TENSOU KK
Original Assignee
SAYAMA TENSOU KK
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Publication date
Application filed by SAYAMA TENSOU KK filed Critical SAYAMA TENSOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期の反復使用ができ、経済的であり、かつ
芳香性の高い入浴材を提供すること。 【構成】 ブロック状に形成した複数のヒバ材片1と、
このブロック状の複数のヒバ材片1を封入する外袋2と
を備え、この外袋2に直径2ミリメートル以上でかつヒ
バ材片1よりも小さい複数の通水穴4及び通気穴3を形
成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入浴材に係り、特に、
入浴時に浴槽に張った湯に浸水させて使用する入浴材に
関する。
【0002】
【従来の技術】檜やヒバの木材には、ヒノキチョールや
アスナロンといった薬効成分が含有されており、この薬
効成分が、殺菌作用,鎮静作用,消臭作用などを有する
ことが明かとなっている。従来、この種の材料を用いた
入浴材として、檜をおがくず状に細かくしたものを微細
な通水孔を複数有する紙素材でちょうどティーバッグの
ようにパックしたものがあった。そして、このパックを
浴槽に張った湯に浸水させ、成分をこし出して使用する
ようになっていた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、成分材がおがくず状であるため、薬効
成分の抽出が速く、実質的に1パックが使用できるのは
1度限りであり、薬効の成果を期待して連日使用する消
費者にとって非常な不経済を伴うという不都合があっ
た。また、内部のおがくずが外部に漏れ出さないよう
に、通水孔が微細なものであり、これがため、成分材の
香りによる鎮静効果の発揮が妨げられるという不都合が
あった。更に、通水孔が微細なものにならざるを得ない
ので、外袋に当該通水孔を無数に設ける必要があり、こ
れがため、外袋の強度が劣化し、入浴中にパックをもて
あそぶと濡れた外袋が容易に破け、内部のおがくずが洩
れだし、浴槽及び湯を汚すという不都合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、長期の反復使用ができ、経済的であり、
かつ芳香性の高い入浴材を提供することをその目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブロック状に
形成した複数のヒバ材片と、このブロック状の複数のヒ
バ材片を封入する外袋とを備え、この外袋に直径2ミリ
メートル以上でかつ当該ヒバ材片よりも小さい複数の通
水穴及び通気穴を形成した、という構成を採っている。
【0007】
【作用】本発明は、その全体を浴槽に張った湯に浸水さ
せて使用する。外袋に設けられた通水穴から湯が内部に
浸水すると、ブロック状に形成された複数のヒバ材片に
ゆっくりと染み込んでゆく。そして、ヒバ材片からは各
種の薬効成分が徐々に抽出され、抽出された薬効成分
は、通水穴から外袋の外部に流出し、浴槽内の湯全体に
広がってゆく。一つのヒバ材片を約4立方センチメート
ルに形成した試作品で実験を行なったところ、一日の浸
水時間を約5時間として、およそ一週間は薬効の作用を
確認することができた。ここで、実験にあたっては、薬
効成分が独特の芳香性を伴うことから、当該芳香性の減
少を捕えることにより、測定を行なった。また、今回の
実験で本発明の入浴材を連日使用することによりアトピ
ーなどの皮膚病の改善に効果があることも明かとなっ
た。
【0008】更に、本発明では、成分材としてブロック
状に形成したヒバ材片を用いているので、外袋に設ける
通水穴及び通気穴の大きさを比較的大きくすることがで
きる。外袋の所定位置に比較的大きい複数の通水穴及び
通気穴(例えば、直径5ミリメートル程度)を設けた場
合には、ヒバ材片の香りと成分が外袋の外部に容易に流
出するため、特に芳香性が向上される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。
【0010】図1において、ブロック状に形成された複
数のヒバ材片1は、外袋2に封入されている。本実施例
において、この外袋2には、当該外袋2の内部と外部と
の通水及び通気を行なう複数の通気穴3及び通水穴4が
形成されている。
【0011】以下、上記構成を更に詳述すると、ヒバ材
片1は、成分性の高い青森産のヒバ材を細かくカットし
てブロック状に形成したもので、その大きさは、体積に
しておよそ2×2×1の4立方センチメートルに設定さ
れている。外袋2は、紙繊維と樹脂繊維とを混合して形
成されたシート部材を裏表に2枚張り合わせて密封され
た袋状に形成されている。この外袋2を成すシート部材
は、ある程度の通気性と通水性を備えている。各シート
部材の接着部5は、熱圧着により、湯中で剥がれないよ
うになっている。また、本実施例において、外袋2に形
成された複数の通気穴3および通水穴4はその直径が約
5ミリメートルに設定され、外袋2の表面と裏面にそれ
ぞれ20個程度形成されている。実際には、各穴が通気
と通水の機能を兼備している。
【0012】次に、本実施例の使用状態について説明す
る。
【0013】本実施例の入浴材は、その全体を浴槽に張
った湯に浸水させて使用する。外袋2に設けられた通水
穴4から湯が内部に浸水すると、ブロック状に形成され
た複数のヒバ材片1にゆっくりと染み込んでゆく。そし
て、ヒバ材片1からは各種の薬効成分が徐々に抽出さ
れ、抽出された薬効成分は、通水穴4から外袋2の外部
に流出し、浴槽内の湯全体に広がってゆくと共に、独特
の香りが浴室に充満する。本実施例に基く試作品で実験
を行なったところ、一日の浸水時間を約5時間として、
およそ一週間は薬効の作用を確認することができた。こ
こで、実験にあたっては、薬効成分が独特の芳香性を伴
うことから、当該芳香性の減少を捕えることにより、測
定を行なった。また、今回の実験で本実施例の入浴材を
連日使用することによりアトピーなどの皮膚病の改善に
効果があることも明かとなった。
【0014】このように、本実施例によれば、ブロック
状に形成したヒバ材片の成分が時間をかけて徐々に湯に
抽出されるので、一つの入浴材を長期間使用することが
でき、非常に経済的であり、連日使用を容易にし、これ
により、より効果的な薬効成分の作用を期待することが
できる。また、成分材としてブロック状に形成したヒバ
材片を用いているので、外袋に設ける通水穴及び通気穴
の大きさを比較的大きくすることができ、ヒバ材片の香
りと成分が外袋の外部に容易に流出するため、特に芳香
性の向上に利益がある。更に、通水穴と通気穴とを大き
く設けたので、微細な無数の通気孔及び通水孔を設ける
必要がなく、これがため、外袋の強度を向上することが
でき、外袋の破れによるヒバ材片の流出を防止すること
ができる。また、仮にヒバ材片が外袋の外にこぼれたと
しても、おがくずの様に浴槽や湯を汚すことはない。
【0015】また、使用後は、袋からヒバ材片を取り出
し、木工細工に、植木鉢の飾りに、積木に、植木の水履
け用材料に、アウトドア用の燃料に、と様々な用途に利
用することができ、リサイクル性に優れている。
【0016】ここで、成分材は、ヒバ材片に限らず、他
の薬効成分や芳香成分を有する材料としても良い。ヒバ
材片の大きさ及び量、外袋の大きさ及び材質並びに通気
穴及び通水穴の位置は自由に決められれば良い。また、
本実施例の入浴材は、車中や部屋の芳香材に利用しても
よく、トイレの消臭材としても用いることができる。ま
た、安眠枕に応用しても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明は、このように構成され機能する
ので、これによると、ブロック状に形成したヒバ材片の
成分が時間をかけて徐々に湯に抽出されるので、一つの
入浴材を長期間反復して使用することができ、非常に経
済的であり、連日使用を容易にし、これにより、より効
果的な薬効成分の作用を期待することができる。また、
成分材をブロック状に形成したことから、外袋が破れて
も、おがくずの様に浴槽や湯を汚してしまうことがな
い。
【0018】また、本発明では、通水穴及び通気穴を外
袋の所定位置に直径2ミリメートル以上と比較的大きく
形成したので、ヒバ材片の香りと成分が外袋の外部に容
易に流出し、特に芳香性の向上に利益がある。更に、微
細な無数の通気孔及び通水孔を設ける必要がなく、これ
がため、外袋の強度を向上することができ、外袋の破れ
によるヒバ材片の流出を防止することができる、という
従来にない優れた入浴材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部を切り欠いた構成
図である。
【符号の説明】
1 ヒバ材片 2 外袋 3 通気穴 4 通水穴 5 接着部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック状に形成した複数のヒバ材片
    と、このブロック状の複数のヒバ材片を封入する外袋と
    を備え、この外袋に直径2ミリメートル以上でかつ前記
    ヒバ材片よりも小さい複数の通水穴及び通気穴を形成し
    たことを特徴とする入浴材。
JP7042256A 1995-01-23 1995-01-23 入浴材 Pending JPH08198742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042256A JPH08198742A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 入浴材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042256A JPH08198742A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 入浴材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08198742A true JPH08198742A (ja) 1996-08-06

Family

ID=12630956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7042256A Pending JPH08198742A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 入浴材

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