JPH11506127A - 低接触湿潤度を与える駆虫製品 - Google Patents

低接触湿潤度を与える駆虫製品

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JPH11506127A JP9531854A JP53185497A JPH11506127A JP H11506127 A JPH11506127 A JP H11506127A JP 9531854 A JP9531854 A JP 9531854A JP 53185497 A JP53185497 A JP 53185497A JP H11506127 A JPH11506127 A JP H11506127A
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マリン、アナ、ベル
アール、ニコラス、アルバート
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Abstract

(57)【要約】 本発明は虫を駆除するための携帯用使い捨て製品を提供する。この製品は駆虫剤を含浸される繊維基板を含む。1つの実施態様において、この繊維基板は多孔性カバーとバリヤ層との間に配置され、外側毛管チャンネルを有する繊維を含む。前記多孔性カバーは、先細アパーチュア(開口)を有するアパーチュア付きプラスチックフィルムとする事ができる。駆虫剤は破断性パケットの中に収容され、この破断性パケットが破断された時、駆虫剤が多孔性基板を通してアパーチュアフィルムから放出される。

Description

【発明の詳細な説明】 低接触湿潤度を与える駆虫製品 発明の分野 本発明は揮発性物質を放出する製品に関するものであり、特に低接触湿潤度を 有する放出面から駆虫剤を放出するための携帯用使い捨て製品に関するものであ る。 発明の背景 人間用の虫または昆虫駆除剤は従来から種々の方法で提供されていた。例えば 、この駆虫剤は人の皮膚の上に噴霧しまたは拭き込み、または人の直接環境の中 に噴霧し、また/あるいは人の衣類の上に噴霧される。駆虫剤溶液は代表的には 揮発性であるので、その蒸気が放出されてこれが虫を人体から駆除する。 パッチの形に製造され駆虫剤の揮発性溶液を飽和された吸収性物質が衣類に付 着されるために販売されていた。代表的には、揮発性溶液を含有するパッチはそ の使用前の溶液蒸発を防止するパッケージの中に収容されなければならない。ク ックほかの名義で1995年1月5日に出願された米国特願第08/369,068号、「 駆虫剤パッチを収容し使用するためのパッケージ」は、駆虫剤を含浸されたパッ チを収容するためのパッケージを開示している。この開示されたパッケージによ り、ユーザはパッチに触れる事なくパッチをターゲット面に付着させる事ができ る。 このようなパッチは、基板とユーザの衣類などのターゲット面との間にバリヤ 物質を備える事ができる。バリヤ物質は、より永続的な昆虫防護を成すためによ り多量の揮発性物質を使用する事を可能とする。しかし、溶液量が増大するに従 って、溶液が液状で基板から漏出してユーザの皮膚または衣類などの物品を汚染 する可能性が増大する。従って、パッチから漏出する液体による物品の汚染を防 止するためには、一定時間内に、物品の与えられた表面積から放出される溶液の 量、および最初に物品上に加えられる液体量が制限される。 従って本発明の目的は、液状駆虫剤物質などの揮発性液体物質を放出するため の携帯用使い捨て製品を提供するにある。 本発明の他の目的は、製品が圧着などによってターゲット面に加えられる際に 着用者の皮膚または衣類に転送される液体物質の量を最小限に保持しながら揮発 性物質を放出する事のできる携帯用使い捨て製品を提供するにある。 本発明の他の目的は、規定の荷重のもとに低接触湿潤度を有する製品の放出面 から揮発性液体物質を放出させる携帯用使い捨て製品を提供するにある。 発明の概要 本発明は、製品の放出面から駆虫剤などの揮発性液体物質を放出するための携 帯用使い捨て製品に関するものである。この製品は揮発性液体物質を含浸された 基質を含む。前記製品の放出面は規定荷重のもとに、約100mg未満、さらに 好ましくは50mg未満、最も好ましくは25mg未満の接触湿潤度を有する。 規定荷重のもとに、前記放出面は100mg未満、さらに好ましくは50mg未 満、最も好ましくは25mg未満の正規化接触湿潤度を有し、ここに正規化接触 湿潤度は接触度を基板に含浸された液体物質の全重量で割った値である。 1つの実施態様において、製品は少なくとも約0.25、さらに好ましくは少 なくとも約0.40、最も好ましくは少なくとも約0.50の正規化放出率を有 する。 本発明の1つの実施態様において、製品はバリヤ層、多孔性カバー層および揮 発性液体物質を含浸された基板を有する。放出面は多孔性カバー層の外側面とす る事ができる。また製品はこの製品を着用者の衣類などのターゲット面に固着す るための接着剤ファスナーを含む事ができる。 多孔性カバー層の放出面は、揮発性液体物質の蒸気の効果的放出を成すため、 少なくとも約20%、さらに好ましくは約30%の解放区域比率を有する事がで きる。1つの実施態様において、解放区域比率は約50%以上とする事ができる 。多孔性カバー層は少なくとも約0.015インチ、1つの実施態様においては少な くとも約0.050インチのキャリパーを有する。 使い捨て製品は、0.95インチ直径の荷重フートによって加えられた32.2gの閉 じ込め荷重のもとに測定して、約1.0cmを超えない最大キャリパー、好まし くは約5.0mm未満、最も好ましくは約3.0mm未満の最大キャリパーを有 する事ができる。製品は約4.0gを超えない全重量(製品がターゲット面に付 着させられた状態で測定)を有し、また種々のターゲット面に快適に一致するた めに約0.5ポンド/インチ、さらに好ましくは約0.1ポンド/インチを超え ない剛性を有する。 基板は駆虫剤を含む揮発性液体物質によって含浸する事ができる。1つの実施 態様において、基板は約2.0gを超えない揮発性液体物質を含浸され、また揮 発性液体物質の基板重量に対する比率は少なくとも約2.0とする。 図面の簡単な説明 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限 定されない。付図において、 第1図は製品が密封パッケージ中に包囲された本発明の実施態様の断面図、 第2図は密封パッケージを除去し多孔性カバー層を部分的に切断して比較的高 密度区域の間に延在する比較的低密度区域を有する基板を示す第1図の製品の平 面図、 第3図は全体として円錐形のアパーチュアを有する多孔性カバー層を示す第1 図の製品の一部の拡大断面図、 第4図は全体としてI形断面を有する繊維の毛管チャンネルの断面図、 第5図は多孔性カバー層とバリヤ層との間に配置された揮発性液体駆虫剤を収 容する破断性容器を有する本発明の他の実施態様の断面図、 第6図は連続ネットワーク開口を生じるように基板から突出する突起を有する 本発明の他の実施態様の平面図、 第7図は第6図の7−7線に沿った断面図であって、基板表面から突出する個 々の突起を示す図、 第8図は織成ポリオレフィンのストランドの形の基板を有し流体導溝を通して 基板に接続された判断性容器を含む本発明の他の実施態様の平面図、 第9図は基板が輪郭面を有しまたこの輪郭面の隆起部分に対してバリヤ層が付 着させられて基板と一体を成す放出面を成す本発明の他の実施態様の断面図、ま た 第10図は製品の使用前の液体物質の蒸発を防止するためバリヤ層の少なくと も一部に対して剥離性トップシートが加熱密着された本発明の他の実施態様の斜 視図である。 発明の詳細な説明 第1図と第2図は1つまたは複数の部品を含む揮発性物質放出用の本発明によ る使い捨て携帯用製品20を示す。この製品20は開放面と、揮発性液体物質を 含浸された基板とを含む。1つの実施態様において、製品20は揮発性液体物質 を含浸された基板を含み、また放出される物質は駆虫剤を含む。 用語「使い捨て」とは、製品20が一回の使用後に破棄される事を意味する。 用語「携帯用」とは、製品20がポケット、財布またはハンドバッグの中に簡便 に携帯される事を意味する。用語「揮発性液体物質」とは、50℃で少なくとも 約0.001mm Hgの蒸気圧を有する成分を含む液体物質を意味する。 第1図と第2図に図示の実施態様においては、製品20はバリヤ層30、外向 き開放面44を有する多孔性カバー層40、および揮発性液体物質を含浸された 基板50を含む。基板50に含浸される物質は好ましくは昆虫を駆除するのに有 効な物質を含む。この製品の放出面は、下記に詳細に説明するように規定荷重の もとに約0.100g(100mg)未満の接触湿潤度を有する。 また製品20は感圧接着剤などのファスナー60を含む。このファスナー60 は、製品20をターゲット面の上に、例えば着用者の衣類の上に支持するために 使用する事ができる。製品20はその使用前に駆虫剤の蒸発を防止するために包 装体の中に密封される。第2図において包装体22は製品の内部構造を示すため に除去してある。 製品20の各部品についてさらに詳細に説明すれば、バリア層30は揮発性液 体物質に対して一般的に不透過性である。このバリア層30は、基板50中の揮 発性液体物質が製品を支持するターゲット面と接触する事を防止する。1つの実 施態様においてバリア層30はポリマーフィルムなどの可撓性フィルム、可撓性 ホイル、またはホイル/ポリマーフィルム積層体などの複合体物質を含む。可撓 性とは、バリア30が形状合致性であって、衣類などの各種のターゲット面の形 状および輪郭に容易に合致する事を意味する。 適当なバリア層30は、織布または不織布またはポリエチレンあるいはポリプ レンの熱可塑性フィルムなどのポリマーフィルムを含む。適当な熱可塑性フィル ムは、約0.012mm乃至約0.051mmの範囲内の厚さを有するポリエチ レンフイルムである。適当なフィルムはオハイオ州、シンシナチのクロペイ・コ ーポレーションによって商品名P18−0401で製造され、またインディアナ 州、テルホートのエチルコーポレーションによって商品名XP−39385で製 造されている。さもなければ、バリヤ層30は、ミネソタ州、ミネソタのアメリ カン・カン・カンパニーによって製造されるタイプM2077ホイル/フィルム 積層体などのホイルとポリマーフィルムとの積層体を含む。 ファスナー60は第1図に図示のようにバリア層30に対して直接にまたは間 接的に接合す事ができる。適当なファスナー60は、ベルクロブランドのファス ナーなど、接着剤ファスナーおよび機械的ファスナーを含むがこれには限定され ない。ファスナー60を製造する事のできる適当な感圧接着剤はオハイオ州、コ ロンバス、センチュリー・アドヘッシブズ・インコーポレイテッドによって製造 されているCentury A−305−IVブランドの接着剤、およびニュー ジャージー州、リッジウオータのナショナル・スターチ・エンド・ケミカル・カ ンパニーによって製造されるInstant Lock34−2823である。 包装体22は製品20をその中に密封しながらファスナー60をカバーするた めにリリースライナーを含む熱可塑性フィルムである。適当な接着剤ファスナー 用の適当なリリースライナーは米国特許第4,917,697号明細書に記載さ れ、この特許を引例とする。適当なリリースライナの非制限例はウイスコンシン 州、メナシャのアクロシル・コーポレーションによって製造されるBL30MG-A S-i lox E1/0 およびBL30MG-A Silox 4P/0である。 多孔性カバー層40は、低い接触湿潤度を生じながら少なくとも0.25、好 ましくは少なくとも0.40の正規化放出率を生じる事ができる。製品20から の揮発性物質の放出率および正規化放出率を測定する方法は下記に説明される。 多孔性カバー層40は不透液性物質から成るフィルムを含む事ができる。この フィルムを通して複数のアパーチュア(開口)41が延在する。好ましい実施態 様において、多孔性カバー層40は外向き面44の形の放出面を有しアパーチュ アを形成されたプラスチックフィルムから成る。この多孔性カバー層40は内向 き面42を有する。 1つの実施態様において、アパーチュアを形成されたプラスチックフィルムは 、 揮発性液体物質に対して一般的に非吸収性であり、揮発性液体物質がカバー層4 0を通過して着用者の皮膚または衣類と接触する事を防止するので好ましい。 多孔性カバー層40はバリア層30に対して種々の適当な方法によって直接ま たは間接的に接合する事ができる。第1図に図示の実施態様において、カバー層 40の外周部分が接着剤、加熱および/または加圧密封、超音波接合および類似 の方法によって直接に固着される。適当な加熱密封法は1995年1月17日に トンプソンほかに発行された米国特許第5,382,245号明細書に記載され ている。 多孔性カバー層は少なくとも約0.005インチのキャリパー45を有する。 このキャリパー45は、0.95インチ直径を有する円形荷重フートを使用して 32.2gの閉じ込め荷重(約0.1psi)のもとに測定される。キャリパー 45は基板50中の液体を多孔性カバー層40の外向き面44から分離させる。 このようなキャリパー45は基板50中の液体が外向き面44に達して着用者の 皮膚または衣類と接触する可能性を制限するのに役立つ。1つの実施態様におい て、キャリパー45は少なくとも約0.010インチとし、さらに好ましくは約 0.015インチ、さらに好ましくは少なくとも約0.050インチとする。 またアパーチュア41は基板50から外側面44までの流れを制限するような 形状を有する。第3図に図示のように、アパーチュア41は外向き面44におけ る比較的大きなベース開口46から内向き面42における比較的小さい頂点開口 41まで先細を成す。先細開口を有する適当に形成されたフィルムを開示するた め、1975年12月30日にトンプソンに発行された米国特許第3,929, 135号明細書をここに引例とする。図示されていない他の実施態様において、 アパーチュア41は内側面42の比較的大きな開口から、外側面44の比較的小 さい頂点まで先細を成す事ができる。 開口46は、約0.015mm2および約32mm2の範囲内の表面積を有する 事ができる。多孔性カバー層40は少なくとも約10%の開放面積比を有する事 ができる。1つの実施態様において、多孔性カバー層40は少なくとも約20% 、さらに好ましくは少なくとも約30%、さらに好ましくは少なくとも約50% の開放面積比を有する。例えば適当な多孔性カバー層40は約20%乃至約50 %の範囲内の開放面積比を有する事ができる。基板から揮発性物質を効果的に放 出するためにこのような開放面積比が適当である。 開放面積比を測定するには、まず第2図に図示のように開口46の面積を含め て基板50上の多孔性カバー層40の全表面積を測定する。つぎに基板上の開口 46の表面積を測定して合計する。この表面積は外向き放出面44において測定 される。開放面積比は、これらの開口46の合計面積を基板50上のカバー層4 0の全表面積によって割った比率である。 第1図乃至第3図には先細型アパーチュア41を有する多孔性カバー層40が 図示されているが、基板50から表面44への液体揮発性物質の流れを制限する ように製品20からの揮発性物質の放出を生じるために他の形のフィルムを使用 できる事は理解されよう。適当なカバー層40を形成するための他の形のフィル ムは下記の米国特許に記載され、これらの米国特許を引例とする。マレインほか に発行された米国特許第4,324,246号、レイデルほかに発行された米国特許第4,3 42,314号、アールほかに発行された米国特許第4,463,045号、カロほかに発行さ れた米国特許第4,629,643号、およびベアドに発行された米国特許第5,006,394号 明細書。適当な多孔性カバー層はプロクター・エンド・ギャンブル・カンパニー によって生理用ナプキン上のDRI-WEAVE として市販されている。 さらに他の実施態様において比較的的大きなアパーチュアを形成されたフィル ム(LAFF)を含む。このようなLAFFフィルムは約1.5ミル(0.00 15インチ)の公称厚さを有する全体として平坦なポリエチレンシートから三次 元特性を有するように形成する事ができる。このLAFFフィルムは全体として 連続的なネットワーク面44の中に配置された個別のアパーチュア41を有する ように形成する事ができる。このLAFF多孔性カバー層40は、約0.007 平方インチ乃至約0.015平方インチの範囲内のベース開口46を有する先細 アパーチュア41を含む事ができる。このLAFFカバー層40は少なくとも約 0.050インチのキャリパーを有し、また少なくとも20%、好ましくは少な くとも30%、一部の実施態様においては50%以上の開放面積比を有する事が できる。1つの適当なLAFFカバー層40は約38%の開放面積比と、約1. 6乃至約1.7mm(0.063インチ乃至約0.067インチ)の範囲内のキ ャリパーを有する事ができる。適当なLAFF多孔性カバー層はトレデガー.イ ンダストリーズから商品名X5870で市販されている。 さらに他の実施態様において、多孔性カバー層40は、カリフォルニア州,カ ルバーシティのモルデックス.メトリックス.インコーポレイレッドから市販さ れるMOLDEXブランドのアパーチュアを有するポリビニルアルコールシート 材料を含む事ができる。このようなアパーチュアを有するシートは全体として連 続的なネットワーク面44の中に配置された個別のアパーチュア41を有する。 MOLDEXアパーチュアシート材料は少なくとも約2.0mm(0.079イ ンチ)のキャリパーを有し、また約36%の開放面積比を有する事ができる。 基板50は繊維とする事ができ、繊維の織成または非織成パッチ、バット、ト ウ、タフトまたは束の形とする事ができる。これらの繊維は揮発性液体物質に対 して吸収性(例えばセルロース繊維またはその他の天然繊維)または非吸収性と する事ができる。「非吸収性」とは、基板50を揮発性液体物質の中に浸漬した 時に各繊維がそれ自体の重量より少ない揮発性物質を吸収する事(繊維重量gあ たり、繊維によって吸収される揮発性液体重量が1g以下である事)を意味する 。従って揮発性液体物質は、繊維そのものの内部よりは繊維の間隙スペースの中 にまたは繊維の表面にそって貯蔵され、このようにして基板50から揮発性液体 物 質の放出を促進する。 1つの実施態様において、基板はポリオレフィンなどのポリマーから成る繊維 を含む。適当な繊維はポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリエステル繊維を 含むが、これには限定されない。基板50はバリヤ層30に対して直接にまたは 間接に接合される事ができる。第1図の実施態様において、基板50はバリヤ層 30の内向き面に対して直接に接着剤層35によって固着されている。適当な接 着剤35はウイスコンシン州、エルムグローブのフィンドレー・アドヘッシブズ から市販されるFindley Adhesive #2120またはFindley H2031 およびオハイオ州 、コロンバス、センチュリー・インターナショナル・アドヘッシブ・エンド・コ ーティング・コーポレーションによって製造されCentury 5227とし て市販されている接着剤を含む。 他の実施態様において、基板50は複数の毛管チャンネル繊維55を含む事が できる。毛管チャンネル繊維55はその中に、好ましくはその外側面上に1つま たは複数のチャンネルを形成された繊維である。第4図は全体としてI形断面を 有する毛管チャンネル繊維55を示す。適当な毛管チャンネル繊維55はI形に 限定されず、H形、C形およびU形断面を有する種々の形状を有する事ができる 。繊維55の外側面のチャンネル57は幅Wと深さDとを有する。Wの値は約1 0ミクロン乃至約100ミクロンの範囲内とする事ができる。Dの値は約10ミ クロン乃至約100ミクロンと範囲内とする事ができる。毛管チャンネル繊維5 5は、約10乃至45g/繊維長9000mの範囲内のデニールを有する事ができる 。適当な毛管チャンネル繊維55は、下記の文献に開示されこれを引例とする: 1995年1月17日にトンプソンほかに発行された米国特許第5,382,245号お よび1993年4月6日にトンプソンほかに発行された米国特許第5,200,248号 明細書。 Wの値はDの値より大とする事ができる。1つの実施態様において、W/D比 は少なくとも約1.5、好ましくは少なくとも約2.0とする事ができる。この ように比較的高いW/D比を有する比較的浅いチャンネル57は、これより低い W/D比のチャンネル57を有する繊維55と比較して基板50からの揮発性物 質の放出を増進しながら揮発性物質を搬送する事ができる。1つの実施態様にお いて、Dの値は約15ミクロン乃至約30ミクロンの範囲内とし、Wの値は約4 0ミクロン乃至約70ミクロンの範囲内とする事ができる。 基板50は比較的高密度の区域と比較的低密度の区域とを含む。比較的高密度 の区域は揮発性流体を基板を通して比較的迅速に搬送する事ができるが、比較的 低密度の区域は揮発性液体物質を基板から比較的迅速に放出する事ができる。基 板50の少なくとも一部の繊維は所定方向に配向され、また1つの実施態様にお いて、基板50の少なくとも一部の繊維は全体として平行方向に配置されて所定 方向への揮発性液体の滲透作用を生じる。 第2図について述べれば、基板50は比較的低密度の区域54を含み、この区 域54は比較的高密度区域52Aと52Bとの間に配置される。比較的高密度の 区域52A、52B中の繊維は全体として平行関係に配置されて、比較的低密度 区域54への揮発性液体物質の滲透作用を生じるように成される。第2図に図示 の基板は一定長の全体として平行な毛管チャンネル繊維55から形成され、この 一定長の毛管チャンネル繊維が圧縮されて繊維の一部を放射方向外側に反らせて 、低密度区域54を形成する。 他の実施態様において、基板50は天然または合成のスポンジ物質から成り、 または開放セル型フォーム物質から成る事ができる。高内部相エマルジョンを重 合する事によって製造されたフォームなどの適当な開放セル型フォームは下記の 米国特許に記載され、これらの米国特許を引例とする:1995年1月10日、 ストーンほかに発行された米国特願第08/370,695号、「水性流体を生じて分布す るために使用される高内部相エマルジョンから製造された吸収性フォーム」、1 995年、8月30日、デマレーに発行された米国特願、「水性流体を生じるた めに使用される高内部相エマルジョンから製造された吸収性フォーム」:199 2年、9月15日にヤングほかに発行された米国特許第5,147,345号明細書、「 失禁管理用の高効率吸収性製品」。 前記の実施態様において、放出面は多孔性カバー層40の面を含み、この多孔 性カバー層40は全体として連続的なネットワーク面44の中に複数の個別のア パーチュアを含む。さもなければ、放出面は全体として連続的ネットワーク開口 を成す個別の面を含む事ができる。例えば、放出面はペグまたはその他の基板5 0から突出した個別の突起によって形成する事ができる。第6図および第7図に ついて述べれば、これらの突起は参照数字241で示されている。 個々の突起241は基板50の面の上方に配置されて放出面を画成する表面部 分244を有する。これらの突起241は、基板50と皮膚との接触を生じるよ うな指先などによる変形に抵抗できるように形成されている。これらの突起24 1の相互離間により、揮発性物質は基板50から放出される。また個々の突起2 41は全体として、基板50中の揮発性物質の蒸気が脱出する事のできる全体と して連続的な開口ネットワークを有する荷重抵抗型放出面を与える。 突起241は、球形、円筒形、マシュルーム型、円錐形およびそれらの組合わ せを含めて任意の形状または構造を有する事ができる。さもなければ、これらの 突起は線分または曲線セグメントの形などの細長い要素とする事ができる。第7 図に図示のように、突起241は基板50を通して延在し、またベースシート2 40と一体を成しまたはこれに固着されている。ベースシート240はバリヤ3 0と一体を成しまたはこれに固着する事ができる。基板50の繊維はハイドロエ ンタングルメント法などによって突起241の回りにからませられ、または突起 241の間のスペースの中に押し込まれる。 さらに他の実施態様において、放出面は、基板50の輪郭面に対してバリヤ層 を被着するなどして基板50と一体的に形成する事ができる。第9図について述 べれば、基板50は複数のリッジまたは他の突起を含む輪郭面を有し、この輪郭 面の一部が輪郭面の他の部分よりも上昇させられている。第9図において、基板 50はピークと谷とを含む波形を有する。基板は繊維ウエブを形成しまたは繊維 シートを折り畳んでアコーディオン状プリーツを形成するなどして、任意適当な 輪郭面を有する事ができる。 バリヤ層440は輪郭面の選定された部分に付着させられ、基板50の表面の 隆起部分がバリヤ層によって被覆されるが、他の部分が被覆されないようにする 。第9図において、ピークはバリヤ層440によって被覆されているが、谷部分 は被覆されていない。バリヤ層は、液体物質に対して実質的に不透過性の硬化性 樹脂様物質を含む事ができる。 これらのピークは、皮膚と基板50の非被覆部分との接触を生じるような指先 などによる変形に抵抗する事ができるように形成されている。被覆されたピーク と非被覆谷は、基板50と一体を成しまた基板50中の揮発性物質の蒸気を脱出 させる事のできる荷重抵抗型放出面を成す。ピークの高さと基板50の剛性は、 所定の荷重のもとにバリヤ層440上に低接触湿潤度を生じるように選択される 。 基板50を含浸する物質は好ましくは例えば蚊などの昆虫を含む虫を駆除する のに有効な1つまたは複数の成分を含有する。もちろん他の実施態様においては 、駆虫剤として適当であるかいなかを問わず、所望の香気を生じる物質をもって 基板を含浸する事が望ましい。 一般に、基板の含浸に適した物質は約140℃乃至約290℃、1つの実施態 様においては約230℃乃至約260℃の範囲内の沸点を有する物質を含む。適 当な物質は約75乃至約300、1つの実施態様においては約146乃至約25 7の範囲内の分子量を有する事ができる。 1つの実施態様においては、基板50は1つまたは複数の有機化合物を含有す る液体物質を含浸する事ができる。このような有機化合物は1炭素原子乃至約2 0炭素原子の範囲内の化合物(C1−C20有機化合物)、さらに好ましくは6 炭素原子乃至12炭素原子(C6−C12)化合物である。1つの実施態様にお いて、基板50は1つまたは複数のC6−C12有機化合物を含有する液体物質 によって含浸される。このような有機化合物は飽和、不飽和または芳香族化合物 とし、またまっすぐな炭素分子鎖、枝分かれ炭素分子鎖または環式構造を有する 事ができる。 適当な有機化合物の例は非限定的に、アルカン、アルケン、シトロネロールな どのアルコール、シトロネラールなどのアルデヒド、ケトン、エステル、アミド 、フェノール、ニトリル、およびラクトンである。基板50の中に含浸するに適 した混合物はニュージャージー州、インターナショナル・フレイバーズ・エンド ・フラグランシイズによって命名されたFlt FDG,FP 138、CITR ONE−LLACEYLONである。基板50の中に含浸するに適した他の物質 は、非限定的に、エチル ブチルアセチルアミノプロピオナート;N,N ジエ チル−M−トルアミド(DEET);およびジメチルフタラートである。 基板50を含浸するために使用するに適したさらに他の液体物質例は下記成分 の1つまたは複数の混合物を含む。GERALDEHYDE(IFFの商標、一 般には5、9−ジメチル−4,8−デカジエナール);シトロネリル ニトリル ;チメンオイル・レッド、ユーゲノール、シトラール(一般には、3.7−ジメ チル−2,6−オクタジエン−1−al);ガンマー・メチル・イオノン;ベー タ・フェネチル・アルコール;クローブ発芽油;APO PATCHONE(I FFの商標、一般にはパラ−イソプロピルシクロヘキサノール)、リモーネン・ PFG(一般には、p−メンタ−1,8−ジエン);PEOMOSA(IFFの 商標、一般にはo−メチル−ベータフェノールエチル アルコール)、および/ またはVIOLIFF(IFFの商標、一般にはシクロオクテニル メチルカル ボナート)。基板50を含浸するのに適当な液体物質は重量ベースで、約0乃至 約5%のAPO PATCHONE、約50%乃至約90%のシトラール、約1 乃至10%のGERALDEHYDE、約5%乃至約20%のリモーネンPFG 、約5%乃至約15%のPEOMOSA、および約0%乃至5%のVIOLIF Fの混合物である。適当混合物は約1%のAPO PATCHONE、約75% のシトラール、約0.5%のGERALDEHYDE、約15%のリモーネンP FG、約7.5%のPEOMOSAおよび約1%のVIOLIFFを含有する。 基板50を含浸するための他の適当な液体物質は少なくとも約15%のGE- RALDEHYDEを含み、1つの実施態様においては約15%乃至約30%の 範囲内のGERALDEHYDEを含む。さらに他の適当な液体物質は約50乃 至約100%のGERALDEHYDEを含有し、バランスは香料とする。 本発明の構造は、約2.0gまたはこれ以下、または1つの実施態様において 約1.0gまたはこれ以下の初期装入量の揮発性液体物質によって含浸された基 板50を有する事ができる。揮発性液体物質の初期装入重量と乾燥物質50の重 量との比率は少なくとも約0.1でなければならない。1つの実施態様において 、この比率は約2.0以下、また他の実施態様においては少なくとも約4.0で ある。 本発明の構造は、比較的小量の駆虫剤物質をもってこの駆虫剤物質の有効な放 出率を生じる事ができる。理論に拘束されるつもりはないが、本発明の構造が小 量の駆虫剤をもって有効な放出量を生じる事ができるのは、少なくとも部分的に は、駆虫剤物質の初期装入量と乾燥物質重量との比較的高い比率を有する事によ るものと思われる。 第1図に図示の実施態様において、基板50に揮発性液体物質を含浸し、次に 包装体22の中に密封する事ができる。第5図と第8図に図示の他の実施態様に おいて、製品20は所定量の揮発性液体100を収容する不透液性破断性容器9 0と、所定量の揮発性液体100を受けるための基板50とを含む。揮発性液体 100を基板50に転送するために、破断性容器90が使用者によって破断され る。製品20が使用される直前まで、破断性容器が揮発性物質を基板50から離 間保持する。従って、製品が使用されるまで揮発性液体物質は製品20から蒸発 する可能性が少ない。 破断性容器90は不透液性物質層から成るパケットを含む。例えば容器90は 熱可塑性フィルムなどのポリマーフィルムから成るパケットを含む事ができる。 またこのようなパケットはホイルとポリマーフィルムとの積層体から形成される 事ができる。容器90を形成する適当な物質は、前述のようなバリヤ層30を形 成するためのフィルムと積層体を含む。1つの実施態様において、容器90はイ ンディアナ州、テールホートのトレデガー・インダストリーズによって商品名C −8570で製造され約0.028mmの厚さを有するフィルムから形成する事 ができる。 破断性容器90と基板50の少なくとも一部は流体導溝の中に配置される。容 器90が破断された時、この流体導溝が所定量の揮発性液体100を容器90か ら基板50に送る。第5図において、流体導溝は閉鎖末端82と開放末端84と を有するスリーブ80を含む。容器90はスリーブ80の中に、閉鎖末端82に 隣接して配置される。基板50の比較的高密度区域52Aの少なくとも一部がス リーブ80の開放端部84の中まで延在する。この区域52A中の全体として平 行な毛管チャンネル繊維55がスリーブ80の中まで延在して、破断された容器 90から比較的低密度区域54まで流体を滲透させる。 スリーブ80が基板50に接合されて流体シールを成す事ができる。例えば、 スリーブ80の開放末端84を基板50に対して接着剤によって接合させ、所定 量の液体100が基板50とスリーブ80との間を流れる事を防止する。スリー ブは、揮発性液体物質に対して実質的に非吸収性のポリマーフィルムなどの不透 液性から成る事ができる。スリーブを形成するに適した物質は、バリヤ層30を 形成するためのフィルムおよび積層体を含む。スリーブ80を形成するための他 の適当なフィルムはインディアナ州、インディアナポリスのダウ・ブランド・イ ンコーポレイテッドから製造されるSARANブランドの包装体である。 他の実施態様において、基板50は、通気乾燥技術並びに通常の製紙技術によ って製造された紙ウエブを含めて、不織紙繊維ウエブを含む事ができる。基板5 0の形成に適したウエブは下記の米国特許に記載され、これらの米国特許をここ に引例とする:1985年7月9日にトロカンに発行された米国特許第4,528,23 9号;1994年1月11日にファンほかに発行された米国特許第5,277,761号、 および1993年9月4日にトロカンほかに発行された米国特許第5,245,025号 明細書。1つの実施態様において、基板50は約0.20-0.40gの重量を有し、プ ロクター・エンド・ギャンブル・カンパニーによって製造されるBOUNTYブ ランドの紙タオルから切り出された2プライ紙タオルの2またはそれ以上の断片 を含む事ができる。 第10図は本発明による製品20の一例を示す。製品20は、約2.5インチ ×2.5インチのサイズを有し、また約0.30−0.35gの乾燥重量を有す る基板50を含む。この基板は上下に重ねられた2層から成り、各層は2プライ のBOUNTYブランドの紙タオルから切り出された2.5インチ×2.5イン チ断片を含む。基板50は前記の1つまたは複数の成分を含む約1.5gの揮発 性液体物質によって含浸されている。 基板50は前記のLAFF多孔性カバー層40とバリヤ層30との間に配置さ れる。カバー層40は約2.9インチ×約2.9インチのサイズを有し、バリヤ 層は約3.25インチ×約3.25インチのサイズを有する。バリヤ層30は全 体として透明な積層フィルムを含む。着用した際に製品20の見える程度を最小 限にするために透明フィルムが望ましい。積層フィルムはポリエチレンテレフタ ラート(PET)層、エチルビニルアルコール(EVOH)層および低密度ポリ エチレン(LDPE)層を含む。このような積層フィルムはウイスコンシン州, ニュウロンドンのカーウッドカンパニーから市販されている。バリヤ層30のL DPE層がカバー層40に対して接着剤または加熱密封によって接合される。 剥離性トップフィルム30′の外周が、多孔性カバー層40の縁を越えてバリ ヤ層30の外周に対して加熱密封されている。剥離性トップフィルム30′はP ET、アルミニウムホイル、ナイロン6およびサーリンの積層体から成る。トッ プフィルム30′のサーリン面がバリヤ層30のLDPE面に対向し、融着され てトップフィルム30′とバリヤ層30との間に剥離性シートシールを成す。ト ップフィルム30′をバリヤ層30に接合するシートシールは約3/16インチ 幅である。このシートシールはバリヤ層30に対する剥離性トップフィルム30 ′の剥離性付着を成す。トップフィルム30′とバリヤ層30が協働して、基板 50からの揮発性液体物質の蒸発を防止する密封区画を成す。 第10図の製品はバリヤ層30の外側面に接合されたファスナー60を有する 。このファスナー60はバリヤ層30に接合された感圧接着剤層である。シリコ ーンを被着された内側面を有するリリースペーパカバー61が、製品をターゲッ ト面に取り付ける前に感圧接着剤層60の外側面に配置される。揮発性液体物質 を含むがリリースペーパカバー61と剥離性トップフィルム30′の重量を含ま ない製品20の全重量は約3.3gである。製品の長さ、幅および厚さ(厚さは 0.95インチ荷重フートと32.2g荷重とを使用して測定される)はそれぞ れ約3.25インチ、3.25インチおよび2.7mmである。 本発明の製品は、3点曲げテストを使用して測定した場合に、約0.5ポンド /インチの剛性を有し、好ましくは約0.1ポンド/インチを超えない剛性を有 する。3点曲げテストは2kg圧縮荷重セルを備えたINSTRONブランドモ デル1122テスターなどの適当な引張りテスト装置を使用して実施される。製 品の剛性を測定するため、製品を1.0インチで相互離間された2つの水平プレ ートの上に支承し、製品がこれら2つの水平板の間の1.0インチ間隙を橋かけ するように設定する(1インチ間隙は製品の長さに対して平行に測定される)。 厚さ1/8インチの板をテスターのクロスヘッドの上に支持し、クロスヘッドが 下方に移動するに従って1/8インチ厚さの板の縁が下方に移動して、製品の長 さの中央に接触して、製品を2つの水平板の間隙の中に押し込むようにする。ク ロスヘッドは毎分1インチの速度で移動する。クロスヘッドが下方に移動する際 に測定されたピーク荷重を記録する。このピーク荷重を製品の幅によって割って 製品の剛性をポンド/インチで得る。 第10図に図示のような製品の剛性を前記の方法によって測定した。記録され たピーク荷重は約0.09ポンド乃至約0.19ポンドの範囲内にあり、これは 幅3.25インチの製品について、約0.03ポンド/インチ乃至約0.06ポ ンド/インチの範囲内の3点曲げ剛性に対応する。 接触湿潤度測定 製品20の放出面の接触湿潤度は製品と濾過紙片を1.0psiの圧縮力をも って10秒間押圧し、製品から濾過紙に転送される液体物質の量を測定する事に よって測定される。濾過紙はマウント・ホリー・スプリングスのアールストロム ・フィルトレーション・カンパニーによって製造された Filter Paper Grade 39 89 である。このグレードの濾過紙はセルロース簾繊維組織と白い未加工面とを 有する。この濾過紙は平方メートルあたり137gの坪量と0.70mmの厚さ と、39cfm/平方フートのフレージャ透過度と、87mm/分の毛管上昇率 と、55μmの歩留り(retention)とを有する。接触湿潤度は約70°プラス マイナス2度の温度と、約55%の相対湿度で測定される。 包装体を備えた製品の場合(基板が予含浸されている状態)、接触湿潤度は下 記のようにして測定される。濾過紙片を基板50と同一の長さおよび幅のサイズ に切断する。乾燥濾過紙を計量する。製品20を密封した包装体を除去し、ただ ちに製品の測定面を上に向けて平坦な水平面の上に配置する。次に濾過紙を製品 の放出面の上に、基板50の上方に配置する。次に濾過紙に対して徐々に重量を 加え、基板の上に1.0psiの均一な圧力荷重を加える(この重量は、第2図 に示す基板の長さと幅の積によって割った重量が1.0psiに等しくなるよう に選択される)。圧力荷重を10秒間保持し、その後、重量を除去し、ただちに 濾過紙を再計量する。濾過紙の第2重量と第1重量との差がそのサンプルの接触 湿潤度である。サンプルの正規化接触湿潤度は、最初に基板を含浸した液体物質 の重量によって割られた接触湿潤度である。 基板が予め含浸されていない場合(従って使用者が製品を使用する場合に製品 に対して揮発性液体物質を加えなければならない場合)、下記のように修正して 前記の方法を使用する。揮発性液体物質を基板に対して加え、次にこの製品を平 坦な水平面の上に、放出面を上にして10分間保持し、液体物質を基板全体に分 布させる。10分後に濾過紙を放出面の上に配置し、荷重圧を加える。 放出速度の測定 下記の手順によって揮発性液体物質を有する製品の放出速度を測定する。放出 速度は、約4フート×約3フート×約4フートのサイズを有しミシガン州、アド リアンのキュウオニー・サイエンティフィック・コーポレーションによって製造 されたKEM PONENTブランドの換気フード・チャンバの中で測定される 。通気孔を開き、ファンをオンにして、ガラスシールドを開放位置まで上昇させ て、このチャンバを使用する。このチャンバは、インディアナ州、ミシガンシテ ィーのドワイヤー・インストルーメント・カンパニーによって製造されたバネオ メータを使用して測定して、約150ft/分の空気流速を生じる。このチャン バを約70°F±2°に保持する。チャンバ中の圧力を約1気圧に保持し、また チャ ンバ中の相対湿度を約55パーセントに保持する。放出速度を測定される物品を 支持するために、チャンバの中にリングスタンドを配置する。 基板が揮発性液体物質によって予め含浸されこの揮発性物質の蒸発を防止する ために密封された製品の場合、放出率は下記の測定値を使用して求められる。 蒸発防止シールを除去し、ただちに製品をチャンバ中に配置された秤で計量し 、初期製品重量、WBをgで得た。次に製品をチャンバ中のリングスタンド上に 支持した。1時間後に、再び製品を秤上で計量する。この重量は1時間製品重量 、W1である。製品重量を1時間ごとに再計量して、2時間製晶重量、W2、3 時間製品重量、W3,および4時間製品重量、W4を得る。これらの各重量測定 の間に、製品はチャンバ中のリングスタンド上に支持される。 4時間後に、実質的に揮発性物質全量が製品から脱出してその後の1時間ごと の再計量に際して製品重量の顕著な変化が生じなくなるまで、製品をリング上に 支持して周期的に製品を再計量する。この時点における製品重量が乾燥製品重量 、WDである。 揮発性液体物質によって湿潤させられた基板50の顕微鏡的表面区域をSAと 命名し、平方インチで測定する。顕微鏡的表面区域とは、基板を構成する個々の 繊維またはフィラメントのマイクロ表面積とは区別される基板の外周サイズ(例 えば幅および長さ)から計算された基板表面を意味する。表面積SAは基板が実 質的に乾燥状態にある時に測定される。 揮発性液体物質を放出できないように(スリーブ80などによって)密封され ている基板表面積部分はSA区域の測定においては計算されない。測定される製 品が多孔性カバー層40である場合、表面区域SAは多孔性カバー層の下方にあ って揮発性液体物質を放出する事のできる(すなわち、スリーブ80などによっ て密封されていない)基板表面積部分である。一例として、第1図乃至第2図に 図示の基板50の表面積SAは第2図において多孔性カバー40の下方にある区 域52A、52Bおよび54の結合表面積であろう。第5図に図示の実施態様に おいて、表面積SAはスリーブ80によってカバーされた部分を含まない。 揮発性液体物質によって予含浸されていない基質を有する製品については、放 出率は下記の測定値から求められる。乾燥基質の顕微鏡的表面積SAを測定する 。秤によって乾燥製品重量WDを測定する。次に製品に揮発性液体物質を含浸し 、ただちに秤で計量して、初期製品重量WBを得る。1時間後に、再び製品を秤 上で計量する。この重量は1時間製品重量、W1である。製品重量を1時間ごと に再計量して、2時間製品重量、W2、3時間製品重量、W3,および4時間製 品重量、W4を得る。これらの各重量測定の間に、製品はチャンバ中のリングス タンド上に支持される。 予め含浸された基板と予め含浸されない基板を有する製品の放出率を下記のよ うに計算する事ができる。最初に製品上に存在する揮発性液体物質の重量をWL とし、これはWB−WDgに等しい。製品の1時間放出率は、基板の表面積SA の平方インチあたり、製品上に最初に存在する揮発性液体物質のgあたり、1時 間で放出された揮発性液体物質のg重量(WB−W1)である。1時間放出率R 1は下記のように計算される: (WB-W1g)/[(WLg)×(SA平方インチ)-時] 2時間放出率、R2は下記のように計算される: (W1-W2g)/[(WLg)×(SA平方インチ)-時] 3時間放出率、R3は下記のように計算される: (W2-W3g)/[(WLg)×(SA平方インチ)-時] 延長4時間放出率、R4は下記のように計算される: (W3-W4g)/[(WLg)×(SA平方インチ)-時] 1つの実施態様において、本発明は、1時間放出率R1の少なくとも約50% 、さらに好ましくは少なくとも約80%の延長4時間放出率R4を提供する。 製品20の正規化放出率を決定するため、下記の測定が実施される。約0.47イ ンチの深さと1.7インチの内径とを有する(2.27平方インチのペトリ表面積を有 する)ペトリ皿を計量して、清浄な空のペトリ皿の重量、WPを得る。約1.5乃 至約2.0gの基板50を含浸したものと同一の液体をペトリ皿に加えて皿の底部 を覆う。ただちにペトリ皿と液体を計量してWBP、皿と液体の初期重量を得る 。初期液体重量はWLP=WBP−WPである。この皿を、製品20の放出率の 測定について述べたのと同一条件で換気フード・チャンバの中で配置した。1時 間後に皿を秤上で計量する。この重量は1時間重量、WP1である。ペトリ放出 率RPは下記である: RP=(WBP-WP1)g/[(WLPg×(SP)平方インチ-時] 正規化1時間放出率R1Nは放出率R1を1時間ペトリ放出率RPで割った比 率である。すなわちR1N=R1/RP。同様に正規化2時間、3時間および4 時間放出率はR2/RP、R3/RPおよびR4/RPである。 下記の表1は種々の使い捨てパッチ構造の接触湿潤度テスト結果を表示し、各 パッチの型をA−Fで示す。パッチA−Eは本発明による製品である。Fタイプ パッチは下記に説明するように市販のREPELLO−PATCHブランドのパ ッチである。 下記の表2はパッチ構造A−Eの放出率テスト結果と正規化放出率テスト結果 とを示す。 前記の各実施態様においては、基板50に駆虫効果のある物質を含浸した。他 の実施態様においては、基板50は香料物質またはこれらの物質の組合わせなど 、所望の香気を生じるのに有効な物質を含浸する事ができる。 本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において 任意に変更実施できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN,YU (72)発明者 ゴッドフロイド、ロバート、アレン アメリカ合衆国 オハイオ州、ウエスト チェスター、ウィスパーリング ウッズ、 5309番 (72)発明者 マリン、アナ、ベル アメリカ合衆国 ニュージャージー州、ロ ング ブランチ、フェアフィールド アベ ニュ、316番 (72)発明者 アール、ニコラス、アルバート アメリカ合衆国 オハイオ州、シンシナ チ、ベンヒル ドライブ、3736番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.揮発性液体物質を含浸した基板の開放面から揮発性液体物質を放出するた めの携帯用使い捨て製品において、前記製品の放出面は約100mg未満、さら に好ましくは50mg未満、最も好ましくは25mg未満の接触湿潤度を有する 事を特徴とする携帯用使い捨て製品。 2.前記放出面が100mg未満、さらに好ましくは25mg未満の正規化接 触湿潤度を有する事を特徴とする請求項1に記載の携帯用使い捨て製品。 3.前記製品が少なくとも0.25、さらに好ましくは少なくとも0.40、 最も好ましくは少なくとも0.50の正規化放出率を有する事を特徴とする請求 項1または2のいずれかに記載の携帯用使い捨て製品。 4.2.0gまたはこれ以下の揮発性液体物質を含浸した基板を有する事を特 徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の製品。 5.揮発性液体物質の重量と基板の重量との比率が少なくとも2.0である事 を特徴とする請求項1、2、3または4のいずれかに記載の製品。 6.3.0mmを超えない最大キャリパーを有する事を特徴とする請求項1、 2、3、4または5のいずれかに記載の製品。 7.前記揮発性液体物質が駆虫剤を含む事を特徴とする請求項1、2、3、4 、5または6のいずれかに記載の製品。 8.前記製品から揮発性液体物質を放出させる多孔性カバー層を有する事を特 徴とする請求項1、2、3、4、5、6および7のいずれかに記載の製品。 9.前記多孔性カバー層が少なくとも20%、さらに好ましくは少なくとも3 0%の開放区域比率を有する事を特徴とする請求項8に記載の製品。 10.前記多孔性カバー層が少なくとも0.015インチ、さらに好ましくは0.050 インチのキャリパーを有する事を特徴とする請求項8または9のいずれかに記載 の製品。
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