JP3098912U - 花用支持具とそれを使用した花器及び花装飾セット - Google Patents
花用支持具とそれを使用した花器及び花装飾セット Download PDFInfo
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Abstract
【課題】「使い捨て」ではなく繰り返し使用することができ、また人工的ではなく自然な雰囲気が得られる外観を備え、しかも軽量化により、例えばワイングラスのような比較的割れやすい器にも取り付けて使用することができるようにした花用支持具とそれを使用した花器及び花装飾セットを提供する。
【解決手段】花用支持具A1は、発泡ポリスチレン製の基体部1と、基体部1に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔31を備えたプラスチック製の花支持部3とを備えている。基体部1は、土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部2で覆われている。造花の茎部B2は、カバー部2を通して基体部1に突き刺すことができる。カバー部2は、突き刺した茎部B2を支えることができる強度を備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】花用支持具A1は、発泡ポリスチレン製の基体部1と、基体部1に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔31を備えたプラスチック製の花支持部3とを備えている。基体部1は、土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部2で覆われている。造花の茎部B2は、カバー部2を通して基体部1に突き刺すことができる。カバー部2は、突き刺した茎部B2を支えることができる強度を備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は花用支持具とそれを使用した花器及び花装飾セットに関する。
更に詳しくは、「使い捨て」ではなく繰り返し使用することができ、また人工的ではなく自然な雰囲気が得られる外観を備え、しかも軽量化によって例えばワイングラスのような比較的割れやすい器にも取り付けて使用することができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
近年、造花の製作技術が向上したことにより、質感・色彩ともに、生花と見間違えるほど精巧に作られた造花が提供されている。これにより、従来は生花を飾ることが主流だったレストランの店内やホテルのロビー、廊下などにも、造花を飾ることが多くなった。
【0003】
造花を花器に差して飾る場合、その支持具として例えば発泡ポリスチレンが利用されている。即ち、発泡ポリスチレンを所要の大きさのブロック体に切り、それをバケットの中や花瓶の口部等に配置し、それに造花の茎部を突き刺して使用している。このように、支持具として発泡ポリスチレンを使用すれば、簡単に造花を刺して支持することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、レストランの店内やホテルのロビー・廊下などに造花を飾る場合、店内や室内の雰囲気を変えるため、造花を季節ごとに取り換えることが良く行われている。しかしながら、従来の発泡ポリスチレン製の支持具では、その素材の性質上、支持具を繰り返して使用することができなかった。
【0005】
即ち、造花を一度刺したところは、発泡ポリスチレンが窪んで孔が残るため、同じ位置に造花を刺すと造花の固定力が弱まり、造花を確実に支えることができない。また、一度刺した孔を避けるようにして造花を刺したとしても、その素材の性質上、孔同士が繋がりやすく、結果的に発泡ポリスチレン自体に亀裂が生じやすい。したがって、通常、一度使用した発泡ポリスチレンは、再利用されずに廃棄処分される。
【0006】
また、例えば発泡ポリスチレンを接着剤でガラス製の花器等に固定している場合、使用後の発泡ポリスチレンを花器から取り外す必要があるため、花の交換作業に手間がかかるという欠点があった。
【0007】
更に、造花自体は生花と見違えるほど精巧に作られているが、それを支持する発泡ポリスチレンの外観が極めて人工的なものであるため、発泡ポリスチレンが外から見えないようにして、造花を飾る必要があった。
【0008】
(本考案の目的)
そこで本考案の目的は、「使い捨て」ではなく繰り返し使用することができ、また人工的ではなく自然な雰囲気が得られる外観を備え、しかも軽量化により、例えばワイングラスのような比較的割れやすい器にも取り付けて使用することができるようにした花用支持具を提供することにある。
【0009】
本考案の他の目的は、より多くの造花を効率的に飾り付けることができるようにした花用支持具を提供することにある。
【0010】
本考案の他の目的は、花用支持具を使用することにより、多彩な花のアレンジができるようにした花器を提供することにある。
【0011】
本考案の他の目的は、花用支持具に差した花の季節感を、より効果的に想起させることができるようにした花装飾セットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の考案にあっては、
発泡体で形成された基体部と、
該基体部に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔を備えた花支持部と、
を備えており、
上記基体部は、自然素材で形成されたカバー部で覆われていることを特徴とする、
花用支持具である。
【0013】
第2の考案にあっては、
発泡ポリスチレン製の基体部と、
該基体部に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔を備えた竹等の天然物、プラスチックまたは金属製の花支持部と、
を備えており、
上記基体部は、土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部で覆われていることを特徴とする、
花用支持具である。
【0014】
第3の考案にあっては、
カバー部は、該カバー部を通して造花の茎部を基体部に突き刺すことができるように構成されており、且つ突き刺した茎部を支えることができる強度を備えていることを特徴とする、
第1または第2の考案に係る花用支持具である。
【0015】
第4の考案にあっては、
形状が山形状に形成されていることを特徴とする、
第1,2または第3の考案に係る花用支持具である。
【0016】
第5の考案にあっては、
第1,2,3または第4の考案に係る花用支持具と、
該花用支持具を受ける器と、
を備えていることを特徴とする、
花器である。
【0017】
第6の考案にあっては、
第1,2,3または第4の考案に係る花用支持具と、
該花用支持具を受ける器と、
該器を収容する収容器と、
を備え、
上記器と収容器の間には、装飾体を収容する収容部が設けてあることを特徴とする、
花装飾セットである。
【0018】
本明細書で「造花の茎部」の用語は、「造花の枝部(枝材)」(径が太い等)も含む広い概念として使用している。
【0019】
本明細書で「造花」の用語は、「つぼみや花びらを有する花を模した造花」に限定するものではなく、「つぼみや花が咲く前の状態を模した造花」や、「つぼみや花びらを有しない観葉植物等を模した造花」等も含む広い概念として使用している。
【0020】
発泡体の素材としては、例えば発泡合成樹脂または発泡ゴム(ゴム材料としては天然ゴム・合成ゴムを問わない)を挙げることができるが、特にこれらに限定されない。
発泡合成樹脂としては、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン等を挙げることができるが、特にこれらに限定されない。
【0021】
発泡ポリスチレンの具体例としては、ダウ化工株式会社製の「スタイロフォーム」(商標名)を挙げることができる。スタイロフォーム(商標名)は、適度な硬さをもっているため加工がしやすく、また造花を多く刺しても亀裂が発生しくにい。更に吸水率が極僅かであるため、汚れた花用支持具を水で洗っても水は殆ど吸収されない。よって、乾燥も速く、カビ等も発生しにくい。
【0022】
発泡体で形成された基体部の製造方法としては、▲1▼ 初めから発泡体を基体部の形状に合致するように成形する方法(基体部の形状に合致した型枠を用い、その型枠の空間部に発泡液や発泡ビーズを充填し、その後発泡・固化させることによって所望の形状を有する基体部を成形する方法)、▲2▼ 所要の形状に成形された発泡体(例えばブロック状)をカッター等で切断することにより、所望の形状(例えば山形)の基体部を得る方法などを挙げることができる。
【0023】
発泡体は、高発泡でも低発泡のものでも良く、連続発泡でも独立発泡のものでも良い。
【0024】
基体部を覆うカバー部は、自然素材(天然素材)で形成されている。具体的には、例えば土または/及び砂、植物の葉(緑葉や紅葉)、枯れ枝、枯れ草等、あるいはそれらを組み合わせたものを、接着剤または粘着剤で固めて形成したものを挙げることができるが、特にこれらに限定するものではない。
なお、着色剤等でその自然素材に、更に自然な色を着色することもできる。
【0025】
花支持部は、例えば竹(竹筒)等の天然物、プラスチックまたは金属製等で形成することができる。
竹以外の天然物としては、木製の筒体等を挙げることができる、特にこれに限定されない。
プラスチック製のものとして、飲物を吸い飲むためのストローを利用することもできる。
【0026】
本明細書にいう「土または/及び砂」の用語は、土または砂のいずれか一方を含む場合もあるし、土と砂が混ざったもの(土及び砂)も含む広い概念として使用している。
【0027】
装飾体としては、特に限定するものではないが、造花や生花の季節感に合わせた飾りもの(季節感を想起させるもの)を挙げることができる。
「季節感を想起させるもの」としては、例えば以下のようなものを挙げることができるが、特にこれに限定されない。
【0028】
春を想起させるものとしては、布地や切れ地で桜の花びらを模したもの等を挙げることができる。
夏を想起させるようなものとしては、ビー玉、ビーズ等のような透明感を有するもの等を挙げることができる。
秋を想起させるようなものとしては、布地や切れ地で紅葉を模したもの等を挙げることができる。
冬を想起させるようなものとしては、発泡合成樹脂等で雪を模したもの等を挙げることができる。
【0029】
(作 用)
本考案は、次のように作用する。
花用支持具を器等に固定する。花用支持具は、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔を備えた、例えば竹等の天然物、プラスチックまたは金属製の花支持部を備えている。この花用支持具の孔に、造花または生花の茎部を差して、花を飾り付ける。
【0030】
また、花支持部が設けてある基体部は、自然素材で形成されたカバー部で覆われているので、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、その外観が人工的ではなく、自然な雰囲気で違和感を感じにくい。
【0031】
更に、花用支持部が設けられた基体部を発泡体で形成することにより、花用支持具の軽量化が図られている。
【0032】
土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部で基体部が覆われているものでは、花用支持具の外観をあたかも栽培用の土のように見せることができる。
【0033】
カバー部が、該カバー部を通して造花の茎部を基体部に突き刺すことができるように構成されており、且つ突き刺した茎部を支えることができる強度を備えているものでは、造花を花支持部だけでなく、カバー部の表面から刺して花用支持具に支持させることができる。
【0034】
形状が山形状に形成されている花用支持具では、花用支持具を例えばブロック状に形成した場合と比べ、花用支持具をより自然な感じに形成することができる。また、花支持部をほぼ頂部中央に設けた場合、その中心に花を差し入れ、次いでその周りのカバー部に小さな花や葉枝等を刺し入れさえすれば、必然的に造花は放射状に美しくまとまる。よって、上手に手早く花の飾り付けができる。
【0035】
本考案に係る花器によれば、上記した花用支持具と、該花用支持具を受ける器を備えているので、組み合わせる花用支持具の数や位置により、多彩な花のアレンジが可能である。
【0036】
本考案に係る花装飾セットによれば、上記した花用支持具を取り付けた器と、該器が収容された収容器の間の収容部に、装飾体を収容することができる。よって、例えば装飾体として季節感を想起させるものを収容すれば、花用支持具に差した花の季節感をより効果的に想起させることができる。
【0037】
【考案の実施の形態】
本考案を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は本考案に係る花用支持具の第1の実施の形態を示す底部側から見た斜視説明図、
図2は花用支持具に造花を差した状態の縦断面説明図を示している。
【0038】
図1に示す花用支持具A1は、その全体形状が山形状となっている。花用支持具A1の具体的な大きさは、底面の直径が約35mm、高さが約35mmである。なお、花用支持具A1の形状や大きさは、特にこれに限定するものではない。
【0039】
花用支持具A1は、その内部に発泡ポリスチレン製の基体部1を備えている。本実施の形態では基体部1を四角錐状に形成し、具体的な材料としてダウ化工株式会社製の「スタイロフォーム」(商標名)を使用している。基体部1の形状は、上記した四角錐状に限定するものではないが、花用支持具A1全体の形状を山形状に形成しやすいよう、円錐形や三角錐等の錐体が好ましい。
【0040】
基体部1の傾斜した側面11部分(図2で上側、底面12を除いた部分)は、カバー部2で覆われている。カバー部2は、接着剤で土または/及び砂を固めることにより形成されている。カバー部2は、通常、ワイヤ(針金)が入っている造花の茎部B2(茎材)を当てて強く押し込めば、貫通させることができる程度の強度で形成されている(図2参照)。
【0041】
カバー部2で基体部1の表面を覆うことにより、基体部1の太陽紫外線による材料劣化も防止することができる。
【0042】
本実施の形態では、土または/及び砂を固める接着剤として、ボンド木工用(商品名、コニシ株式会社製)を使用している。土または/及び砂と接着剤の割合は、好ましくは土または/及び砂1kgに対して接着剤200gであるが、特にこれに限定されない。
【0043】
基体部1のほぼ中心には、孔31を備えた筒状でプラスチック製の花支持部3が設けてある。図2に示すように、この孔31に造花の茎部B1を差して、造花を支持することができる。本実施の形態では、花支持部3の孔の直径は約10mmであるが、その大きさは花支持部3に差す花の茎部の大きさに応じて適宜設計することができる。
【0044】
本実施の形態では、筒状の花支持部3は、基体部1のほぼ中心部に設けられた孔(符号省略)に接着剤または粘着剤で固定されている。なお、図示のとおり、本実施の形態では、花支持部3の先端部を頂部(中心)として全体の形状を山形状に形成している。
【0045】
(作 用)
図1及び図2を参照して、花用支持具A1の作用を説明する。
花用支持具A1を固定するために、例えば器(陶器やガラス製の皿等、図3及び図4を参考)を用意する。なお、花用支持具A1を固定する器は、皿に限らず、深みがある器など花用支持具A1を固定できるものであれば、その形及び材料等は特に限定されない。
【0046】
花用支持具A1の底面全体に接着剤を塗布し、器の例えば中央付近に固定する。筒状の花支持部3には、例えばメインとなるような大きな造花の茎部B1を差す。花支持部3はプラスチック製であり、造花を繰り返し差してもその支持力は変わらないか、殆ど変わらない。よって、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、花用支持具A1を「使い捨て」ではなく、繰り返し使用することができる。したがって、花用支持具A1を器に固定したまま引き続き使用することができ、造花を季節ごとに手軽に取り換えることができる。
【0047】
一方、花支持部3の周りのカバー部2には、例えばサブとなる小さな花や葉枝などの造花B2を突き刺すことができる。カバー部2を貫通した造花の茎部B2は、発泡ポリスチレン製の基体部1に突き刺さる。またカバー部2は、突き刺した茎部B2を支えることができる強度を備えているので、茎部B2を倒れないように支持することができる。
【0048】
このように、花用支持具A1によれば、造花を花支持部3だけでなく、カバー部2の表面から刺して花用支持具A1に支持させることができるので、より多くの造花を効率的に飾り付けることができる。
【0049】
また、カバー部3は自然素材である土または/及び砂を固めて形成してあるため、花用支持具A1の外観は、人工的ではなく自然な雰囲気を備えている。しかも、土または/及び砂を用いているので、その外観をあたかも栽培用の土のように見せることができる。これにより、例えば道端に咲いた自然の花のように、造花を装飾することが可能である。
【0050】
花用支持具A1は、花支持部3を中心として全体的に山形状に形成されている。よって、従来のブロック状の発泡ポリスチレンと比べ、より自然な外観で違和感を感じにくい。
【0051】
また形状を山形状に形成されているので、まず中央の花支持部3に大きな花を差し入れ、次いでその周りのカバー部2に小さな花や葉枝等を刺し入れさえすれば、必然的に造花は放射状に美しくまとまる。このように、山形状に形成された花用支持具A1を使用すれば、上手に手早く花の飾り付けができる。
【0052】
上記したように、カバー部2は土または/及び砂を接着剤で固めて形成されている。例えばカバー部2の強度を上げるために、接着剤の量を多くして、表面を硬くした場合には、錐等でカバー部2に、造花を差し入れるための孔(図示省略)を開けることもできる。
また、カバー部2をその孔を貫通させるように開けないで、造花の茎部B2を少しの力で押し込むだけで、カバー部2を貫通できるような浅めの孔を形成しておくこともできる。
【0053】
更に図1に示す花用支持具A1の底面部に、固定手段である両面粘着テープ(図示省略)を予め貼り付けておくこともできる。このようにすれば、剥離紙を剥がすだけで、花用支持具A1を器等に固定することができ、上記したように接着剤を塗布する手間がいらない。
【0054】
更に、両面粘着テープ(図示省略)を使用すれば、机の上や窓際等にも簡単に造花を飾り付けることができる。
【0055】
なお、花支持部3には生花を差して飾り付けることもできる。その場合には、花支持部3の孔31に水を入れる。花支持部3の孔31により多くの水を入れておくことができるように、孔31の奥部側の容積を大きく形成することもできる。
【0056】
また、エアプランツと称されている植物(パイナップル科チランジア属の植物)の場合は、植物自体が空気中の水分を吸収して成長することができるため、造花と同様に水の供給は必要としない。
【0057】
なお、花用支持具A1を皿等の器に固定する接着剤は特に限定するものではないが、例えばボンド木工用(商品名、コニシ株式会社製)等を好適に使用できる。これを使用すれば、ガラス製や陶器製の器となじみにくいので、使用後の花用支持具A1を比較的容易に器等から取り外すことができる。また取り外した後の器に付着した接着剤も綺麗に剥がしやすい。
【0058】
また、花用支持具A1の各構成物を以下のような形状とすることができる。
まず、図2に示す花支持部3を筒体ではなく、有底円筒状(底面部が塞がれた筒状体)に形成することもできる。有底円筒状の花支持部3を使用すれば、そのを設けるための基体部の孔は貫通させても良い。
【0059】
更に、基体部1のほぼ中心に孔を貫通して形成し、その孔に筒状の花支持部3を固定する場合、花用支持具A1底面部の孔を塞ぐことが好ましい。この場合は、基体部1や基体部1を含む底面全体をプラスチック板や固い紙等で覆えば良い。
【0060】
本実施の形態のように、発泡ポリスチレン製の基体部1は、発泡ポリスチレン製の材料を円錐状に切って形成することもできるが、成形段階から基体部を円錐状に形成しておくこともできる。つまり、円錐状の基体部1を成形することができる型枠を使用して、これに樹脂を流し込んで発泡させることもできる。
【0061】
[実施の形態2]
図3は花用支持具を使用した花器を示す斜視説明図、図4は図3に示す花器の使用状態斜視図である。
【0062】
なお、第1の実施の形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、第1の実施の形態で示してある箇所と同等箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これについては、後述する第3の実施の形態についても同じである。
【0063】
上記したように、図3に示す花器C1は、皿状の器D1に複数の花用支持具A1を組み合わせて固定したものである。
【0064】
更に本実施の形態では、各花用支持具A1を器D1に固定した後、隣り合う花用支持具A1の継目部分を、カバー部2と同じ素材である接着剤で固めた土または/及び砂で覆っている。これにより、花用支持具A1の継目部分が表れないように、外観を自然な感じにしている。
【0065】
なお、使用する花用支持具A1の数量と位置は、図示したものに限定するものではない。
【0066】
(作 用)
図3及び図4を参照して、花器C1の作用を説明する。
図4に示すように、複数の花用支持具A1の花支持部3に造花を差して固定する。また、組み合わせる花用支持具A1の数や位置により、多彩な花のアレンジが可能である。
【0067】
また、言うまでもないが、図2に示す花用支持具A1のように、花支持部3だけではなく、カバー部2に造花を刺して飾り付けることも可能である。
【0068】
なお、本実施の形態では、販売形態として予め器D1に花用支持具A1を固定した一体ものを想定して説明しているが、花用支持具A1を単体で販売することで、器D1は需要者が有している既存の器や好みの器を使用することができる。
【0069】
その場合、需要者は自分が欲する数だけ花用支持具A1を購入し、また器については自分の好みのものを使用できる利点がある。そして、アレンジしたい盛花の全体像を色々と想像しながら(飾る花の本数や種類等)、その装飾を楽しむことができる。
【0070】
その他の構成及び作用・効果は、既に説明した第1の実施の形態と大体において同じであるため、説明を省略する。
【0071】
[実施の形態3]
図5は本考案に係る花用支持具の他の実施の形態を示す斜視説明図、
図6は図5に示す花用支持具を使用した花装飾セットの使用状態斜視図である。
なお、第1の実施の形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、第1の実施の形態で示してある箇所と同等箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これについては、後述する第3の実施の形態についても同じである。
【0072】
図6に示す花装飾セットEは、図5に示す花用支持具A2と、この花用支持具A2を受ける(取り付ける)ための器D2(本実施の形態では「ワイングラス」を使用)と、器D2を収容するための収容器D3とを備えている。
【0073】
図5に示す花用支持具A2では、図1に示した花用支持具A1とその全体形状が相違している。即ち、花用支持具A2では、図6に示すワイングラスを用いた器D2の形状に合わせて、平面視で円形状で、底面側も丸く形成されている(図面では底面側は隠れて見えない)。
【0074】
また、カバー部2aの中には、ブロック状の形態を有する基体部1aが収容されている。基体部1aは第1の実施の形態と同様、発泡ポリスチレン製である。
【0075】
基体部1aには、花支持部3aが所要数(本実施の形態では二箇所)並設してあり、孔31はカバー部2aの上面に現れている。なお、基体部1aの形状は、図示したものに限定するものではなく、円形状や楕円形状、あるいはその他の多角形や異形状(不規則な形状)を採用することもできる。
【0076】
花用支持具A2は、上記したように、ワイングラスを用いた器D2に取り付けてある。器D2は、平面視方形状のガラス製の収容器D3のほぼ中央に固定されている。その固定方法は両面粘着テープ等の粘着剤であっても良いし、接着剤であっても良い。
【0077】
器D2と収容器D3の間には、装飾体である季節感を想起させるものを収容する収容部4が設けてある。例えば花用支持具A2に夏の造花を差す場合には、夏を想起させるように、例えば透明感のあるビー玉5(二点鎖線で示す)を充填することができる。なお、このビー玉5は、器D2(ワイングラス)が倒れることを防止するための充填材としての役目も有している。
【0078】
更に、収容部4には芳香剤や芳香を有するもの(例えばベチバーの根)を充填することもできる。
【0079】
上記した器D2及び収容器の材質は特に限定するものではなく、ガラス以外に陶器、木材、金属、合成樹脂あるいはそれらの組み合わせ等や、その他の材料を使用することもできる。
【0080】
このように、本実施の形態に係る花装飾セットEによれば、花用支持具A2に差した造花の季節感をより効果的に想起させることができる。
【0081】
更に、花用支持部3a内部の基体部1aは発泡合成樹脂で形成され、花用支持具3aの軽量化が図られている。よって、図6に示すワイングラスのような折れやすい脚を備えた器にも、花用支持具3aを取り付けて花器とすることができる。
【0082】
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本考案は図示の実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0083】
更に、実用新案登録請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、実用新案登録請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
【0084】
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本考案に係る花用支持具によれば、例えばプラスチック製などの花支持部の孔に、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持させることができる。よって、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、「使い捨て」ではなく花用支持具を繰り返し使用することができる。したがって、例えば器に固定した花用支持具を引き続き使用することができ、造花を季節ごとに手軽に取り換えることができる。
また、花支持部が設けてある基体部は、自然素材で形成されたカバー部で覆われているので、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、その外観が人工的ではなく、自然な雰囲気で違和感を感じにくい。
更に、花用支持部が設けられた基体部を発泡体で形成することにより、花用支持具の軽量化が図られている。これにより、例えばワイングラスのような折れやすい脚を備えた器にも、花用支持具を取り付けて使用することができる。
【0085】
(b)土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部で基体部が覆われているものでは、花用支持具の外観をあたかも栽培用の土のように見せることができる。これにより、例えば道端に咲いた自然の花のように、造花または生花を見せることもできる。
【0086】
(c)カバー部が、該カバー部を通して造花の茎部を基体部に突き刺すことができるように構成されており、且つ突き刺した茎部を支えることができる強度を備えているものでは、造花を花支持部だけでなく、カバー部の表面から刺して花用支持具に支持させることができるので、より多くの造花を効率的に飾り付けることができる。
【0087】
(d)形状が山形状に形成されている花用支持具では、花用支持具を例えばブロック状に形成した場合と比べ、花用支持具をより自然な感じに形成することができる。また、花支持部をほぼ頂部中央に設けた場合、その中心に花を差し入れ、次いでその周りのカバー部に小さな花や葉枝等を刺し入れさえすれば、必然的に造花は放射状に美しくまとまる。よって、上手に手早く花の飾り付けができる。
【0088】
(e)本考案に係る花器によれば、上記したような効果を備えた花用支持具と、該花用支持具を受ける器を備えているので、組み合わせる花用支持具の数や位置により、多彩な花のアレンジが可能である。
【0089】
(f)本考案に係る花装飾セットによれば、上記した効果を有する花用支持具を取り付けた器と、該器が収容された収容器の間の収容部に、装飾体を収容することができる。よって、例えば装飾体として季節感を想起させるものを収容すれば、花用支持具に差した花の季節感をより効果的に想起させることができる。
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る花用支持具の第1の実施の形態を示す底部側から見た斜視説明図。
【図2】花用支持具の縦断面説明図であり、花用支持具に造花を差している状態を表している。
【図3】図1に示す花用支持具A1を使用して形成した花器C1を示す斜視説明図。
【図4】図3に示す花器の使用状態斜視図。
【図5】本考案に係る花用支持具A2の他の実施の形態を示す斜視説明図。
【図6】図5に示す花用支持具A2を使用した花装飾セットの使用状態斜視図。
【符号の説明】
A1,A2 花用支持具
B1,B2 茎部
C1 花器
D1,D2 器
D3 収容器
E 花装飾セット
1,1a 基体部
11 側面
12 底面
2,2a カバー部
3,3a 花支持部
31 孔
4 収容部
5 ビー玉
【考案の属する技術分野】
本考案は花用支持具とそれを使用した花器及び花装飾セットに関する。
更に詳しくは、「使い捨て」ではなく繰り返し使用することができ、また人工的ではなく自然な雰囲気が得られる外観を備え、しかも軽量化によって例えばワイングラスのような比較的割れやすい器にも取り付けて使用することができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
近年、造花の製作技術が向上したことにより、質感・色彩ともに、生花と見間違えるほど精巧に作られた造花が提供されている。これにより、従来は生花を飾ることが主流だったレストランの店内やホテルのロビー、廊下などにも、造花を飾ることが多くなった。
【0003】
造花を花器に差して飾る場合、その支持具として例えば発泡ポリスチレンが利用されている。即ち、発泡ポリスチレンを所要の大きさのブロック体に切り、それをバケットの中や花瓶の口部等に配置し、それに造花の茎部を突き刺して使用している。このように、支持具として発泡ポリスチレンを使用すれば、簡単に造花を刺して支持することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、レストランの店内やホテルのロビー・廊下などに造花を飾る場合、店内や室内の雰囲気を変えるため、造花を季節ごとに取り換えることが良く行われている。しかしながら、従来の発泡ポリスチレン製の支持具では、その素材の性質上、支持具を繰り返して使用することができなかった。
【0005】
即ち、造花を一度刺したところは、発泡ポリスチレンが窪んで孔が残るため、同じ位置に造花を刺すと造花の固定力が弱まり、造花を確実に支えることができない。また、一度刺した孔を避けるようにして造花を刺したとしても、その素材の性質上、孔同士が繋がりやすく、結果的に発泡ポリスチレン自体に亀裂が生じやすい。したがって、通常、一度使用した発泡ポリスチレンは、再利用されずに廃棄処分される。
【0006】
また、例えば発泡ポリスチレンを接着剤でガラス製の花器等に固定している場合、使用後の発泡ポリスチレンを花器から取り外す必要があるため、花の交換作業に手間がかかるという欠点があった。
【0007】
更に、造花自体は生花と見違えるほど精巧に作られているが、それを支持する発泡ポリスチレンの外観が極めて人工的なものであるため、発泡ポリスチレンが外から見えないようにして、造花を飾る必要があった。
【0008】
(本考案の目的)
そこで本考案の目的は、「使い捨て」ではなく繰り返し使用することができ、また人工的ではなく自然な雰囲気が得られる外観を備え、しかも軽量化により、例えばワイングラスのような比較的割れやすい器にも取り付けて使用することができるようにした花用支持具を提供することにある。
【0009】
本考案の他の目的は、より多くの造花を効率的に飾り付けることができるようにした花用支持具を提供することにある。
【0010】
本考案の他の目的は、花用支持具を使用することにより、多彩な花のアレンジができるようにした花器を提供することにある。
【0011】
本考案の他の目的は、花用支持具に差した花の季節感を、より効果的に想起させることができるようにした花装飾セットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の考案にあっては、
発泡体で形成された基体部と、
該基体部に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔を備えた花支持部と、
を備えており、
上記基体部は、自然素材で形成されたカバー部で覆われていることを特徴とする、
花用支持具である。
【0013】
第2の考案にあっては、
発泡ポリスチレン製の基体部と、
該基体部に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔を備えた竹等の天然物、プラスチックまたは金属製の花支持部と、
を備えており、
上記基体部は、土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部で覆われていることを特徴とする、
花用支持具である。
【0014】
第3の考案にあっては、
カバー部は、該カバー部を通して造花の茎部を基体部に突き刺すことができるように構成されており、且つ突き刺した茎部を支えることができる強度を備えていることを特徴とする、
第1または第2の考案に係る花用支持具である。
【0015】
第4の考案にあっては、
形状が山形状に形成されていることを特徴とする、
第1,2または第3の考案に係る花用支持具である。
【0016】
第5の考案にあっては、
第1,2,3または第4の考案に係る花用支持具と、
該花用支持具を受ける器と、
を備えていることを特徴とする、
花器である。
【0017】
第6の考案にあっては、
第1,2,3または第4の考案に係る花用支持具と、
該花用支持具を受ける器と、
該器を収容する収容器と、
を備え、
上記器と収容器の間には、装飾体を収容する収容部が設けてあることを特徴とする、
花装飾セットである。
【0018】
本明細書で「造花の茎部」の用語は、「造花の枝部(枝材)」(径が太い等)も含む広い概念として使用している。
【0019】
本明細書で「造花」の用語は、「つぼみや花びらを有する花を模した造花」に限定するものではなく、「つぼみや花が咲く前の状態を模した造花」や、「つぼみや花びらを有しない観葉植物等を模した造花」等も含む広い概念として使用している。
【0020】
発泡体の素材としては、例えば発泡合成樹脂または発泡ゴム(ゴム材料としては天然ゴム・合成ゴムを問わない)を挙げることができるが、特にこれらに限定されない。
発泡合成樹脂としては、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン等を挙げることができるが、特にこれらに限定されない。
【0021】
発泡ポリスチレンの具体例としては、ダウ化工株式会社製の「スタイロフォーム」(商標名)を挙げることができる。スタイロフォーム(商標名)は、適度な硬さをもっているため加工がしやすく、また造花を多く刺しても亀裂が発生しくにい。更に吸水率が極僅かであるため、汚れた花用支持具を水で洗っても水は殆ど吸収されない。よって、乾燥も速く、カビ等も発生しにくい。
【0022】
発泡体で形成された基体部の製造方法としては、▲1▼ 初めから発泡体を基体部の形状に合致するように成形する方法(基体部の形状に合致した型枠を用い、その型枠の空間部に発泡液や発泡ビーズを充填し、その後発泡・固化させることによって所望の形状を有する基体部を成形する方法)、▲2▼ 所要の形状に成形された発泡体(例えばブロック状)をカッター等で切断することにより、所望の形状(例えば山形)の基体部を得る方法などを挙げることができる。
【0023】
発泡体は、高発泡でも低発泡のものでも良く、連続発泡でも独立発泡のものでも良い。
【0024】
基体部を覆うカバー部は、自然素材(天然素材)で形成されている。具体的には、例えば土または/及び砂、植物の葉(緑葉や紅葉)、枯れ枝、枯れ草等、あるいはそれらを組み合わせたものを、接着剤または粘着剤で固めて形成したものを挙げることができるが、特にこれらに限定するものではない。
なお、着色剤等でその自然素材に、更に自然な色を着色することもできる。
【0025】
花支持部は、例えば竹(竹筒)等の天然物、プラスチックまたは金属製等で形成することができる。
竹以外の天然物としては、木製の筒体等を挙げることができる、特にこれに限定されない。
プラスチック製のものとして、飲物を吸い飲むためのストローを利用することもできる。
【0026】
本明細書にいう「土または/及び砂」の用語は、土または砂のいずれか一方を含む場合もあるし、土と砂が混ざったもの(土及び砂)も含む広い概念として使用している。
【0027】
装飾体としては、特に限定するものではないが、造花や生花の季節感に合わせた飾りもの(季節感を想起させるもの)を挙げることができる。
「季節感を想起させるもの」としては、例えば以下のようなものを挙げることができるが、特にこれに限定されない。
【0028】
春を想起させるものとしては、布地や切れ地で桜の花びらを模したもの等を挙げることができる。
夏を想起させるようなものとしては、ビー玉、ビーズ等のような透明感を有するもの等を挙げることができる。
秋を想起させるようなものとしては、布地や切れ地で紅葉を模したもの等を挙げることができる。
冬を想起させるようなものとしては、発泡合成樹脂等で雪を模したもの等を挙げることができる。
【0029】
(作 用)
本考案は、次のように作用する。
花用支持具を器等に固定する。花用支持具は、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔を備えた、例えば竹等の天然物、プラスチックまたは金属製の花支持部を備えている。この花用支持具の孔に、造花または生花の茎部を差して、花を飾り付ける。
【0030】
また、花支持部が設けてある基体部は、自然素材で形成されたカバー部で覆われているので、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、その外観が人工的ではなく、自然な雰囲気で違和感を感じにくい。
【0031】
更に、花用支持部が設けられた基体部を発泡体で形成することにより、花用支持具の軽量化が図られている。
【0032】
土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部で基体部が覆われているものでは、花用支持具の外観をあたかも栽培用の土のように見せることができる。
【0033】
カバー部が、該カバー部を通して造花の茎部を基体部に突き刺すことができるように構成されており、且つ突き刺した茎部を支えることができる強度を備えているものでは、造花を花支持部だけでなく、カバー部の表面から刺して花用支持具に支持させることができる。
【0034】
形状が山形状に形成されている花用支持具では、花用支持具を例えばブロック状に形成した場合と比べ、花用支持具をより自然な感じに形成することができる。また、花支持部をほぼ頂部中央に設けた場合、その中心に花を差し入れ、次いでその周りのカバー部に小さな花や葉枝等を刺し入れさえすれば、必然的に造花は放射状に美しくまとまる。よって、上手に手早く花の飾り付けができる。
【0035】
本考案に係る花器によれば、上記した花用支持具と、該花用支持具を受ける器を備えているので、組み合わせる花用支持具の数や位置により、多彩な花のアレンジが可能である。
【0036】
本考案に係る花装飾セットによれば、上記した花用支持具を取り付けた器と、該器が収容された収容器の間の収容部に、装飾体を収容することができる。よって、例えば装飾体として季節感を想起させるものを収容すれば、花用支持具に差した花の季節感をより効果的に想起させることができる。
【0037】
【考案の実施の形態】
本考案を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は本考案に係る花用支持具の第1の実施の形態を示す底部側から見た斜視説明図、
図2は花用支持具に造花を差した状態の縦断面説明図を示している。
【0038】
図1に示す花用支持具A1は、その全体形状が山形状となっている。花用支持具A1の具体的な大きさは、底面の直径が約35mm、高さが約35mmである。なお、花用支持具A1の形状や大きさは、特にこれに限定するものではない。
【0039】
花用支持具A1は、その内部に発泡ポリスチレン製の基体部1を備えている。本実施の形態では基体部1を四角錐状に形成し、具体的な材料としてダウ化工株式会社製の「スタイロフォーム」(商標名)を使用している。基体部1の形状は、上記した四角錐状に限定するものではないが、花用支持具A1全体の形状を山形状に形成しやすいよう、円錐形や三角錐等の錐体が好ましい。
【0040】
基体部1の傾斜した側面11部分(図2で上側、底面12を除いた部分)は、カバー部2で覆われている。カバー部2は、接着剤で土または/及び砂を固めることにより形成されている。カバー部2は、通常、ワイヤ(針金)が入っている造花の茎部B2(茎材)を当てて強く押し込めば、貫通させることができる程度の強度で形成されている(図2参照)。
【0041】
カバー部2で基体部1の表面を覆うことにより、基体部1の太陽紫外線による材料劣化も防止することができる。
【0042】
本実施の形態では、土または/及び砂を固める接着剤として、ボンド木工用(商品名、コニシ株式会社製)を使用している。土または/及び砂と接着剤の割合は、好ましくは土または/及び砂1kgに対して接着剤200gであるが、特にこれに限定されない。
【0043】
基体部1のほぼ中心には、孔31を備えた筒状でプラスチック製の花支持部3が設けてある。図2に示すように、この孔31に造花の茎部B1を差して、造花を支持することができる。本実施の形態では、花支持部3の孔の直径は約10mmであるが、その大きさは花支持部3に差す花の茎部の大きさに応じて適宜設計することができる。
【0044】
本実施の形態では、筒状の花支持部3は、基体部1のほぼ中心部に設けられた孔(符号省略)に接着剤または粘着剤で固定されている。なお、図示のとおり、本実施の形態では、花支持部3の先端部を頂部(中心)として全体の形状を山形状に形成している。
【0045】
(作 用)
図1及び図2を参照して、花用支持具A1の作用を説明する。
花用支持具A1を固定するために、例えば器(陶器やガラス製の皿等、図3及び図4を参考)を用意する。なお、花用支持具A1を固定する器は、皿に限らず、深みがある器など花用支持具A1を固定できるものであれば、その形及び材料等は特に限定されない。
【0046】
花用支持具A1の底面全体に接着剤を塗布し、器の例えば中央付近に固定する。筒状の花支持部3には、例えばメインとなるような大きな造花の茎部B1を差す。花支持部3はプラスチック製であり、造花を繰り返し差してもその支持力は変わらないか、殆ど変わらない。よって、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、花用支持具A1を「使い捨て」ではなく、繰り返し使用することができる。したがって、花用支持具A1を器に固定したまま引き続き使用することができ、造花を季節ごとに手軽に取り換えることができる。
【0047】
一方、花支持部3の周りのカバー部2には、例えばサブとなる小さな花や葉枝などの造花B2を突き刺すことができる。カバー部2を貫通した造花の茎部B2は、発泡ポリスチレン製の基体部1に突き刺さる。またカバー部2は、突き刺した茎部B2を支えることができる強度を備えているので、茎部B2を倒れないように支持することができる。
【0048】
このように、花用支持具A1によれば、造花を花支持部3だけでなく、カバー部2の表面から刺して花用支持具A1に支持させることができるので、より多くの造花を効率的に飾り付けることができる。
【0049】
また、カバー部3は自然素材である土または/及び砂を固めて形成してあるため、花用支持具A1の外観は、人工的ではなく自然な雰囲気を備えている。しかも、土または/及び砂を用いているので、その外観をあたかも栽培用の土のように見せることができる。これにより、例えば道端に咲いた自然の花のように、造花を装飾することが可能である。
【0050】
花用支持具A1は、花支持部3を中心として全体的に山形状に形成されている。よって、従来のブロック状の発泡ポリスチレンと比べ、より自然な外観で違和感を感じにくい。
【0051】
また形状を山形状に形成されているので、まず中央の花支持部3に大きな花を差し入れ、次いでその周りのカバー部2に小さな花や葉枝等を刺し入れさえすれば、必然的に造花は放射状に美しくまとまる。このように、山形状に形成された花用支持具A1を使用すれば、上手に手早く花の飾り付けができる。
【0052】
上記したように、カバー部2は土または/及び砂を接着剤で固めて形成されている。例えばカバー部2の強度を上げるために、接着剤の量を多くして、表面を硬くした場合には、錐等でカバー部2に、造花を差し入れるための孔(図示省略)を開けることもできる。
また、カバー部2をその孔を貫通させるように開けないで、造花の茎部B2を少しの力で押し込むだけで、カバー部2を貫通できるような浅めの孔を形成しておくこともできる。
【0053】
更に図1に示す花用支持具A1の底面部に、固定手段である両面粘着テープ(図示省略)を予め貼り付けておくこともできる。このようにすれば、剥離紙を剥がすだけで、花用支持具A1を器等に固定することができ、上記したように接着剤を塗布する手間がいらない。
【0054】
更に、両面粘着テープ(図示省略)を使用すれば、机の上や窓際等にも簡単に造花を飾り付けることができる。
【0055】
なお、花支持部3には生花を差して飾り付けることもできる。その場合には、花支持部3の孔31に水を入れる。花支持部3の孔31により多くの水を入れておくことができるように、孔31の奥部側の容積を大きく形成することもできる。
【0056】
また、エアプランツと称されている植物(パイナップル科チランジア属の植物)の場合は、植物自体が空気中の水分を吸収して成長することができるため、造花と同様に水の供給は必要としない。
【0057】
なお、花用支持具A1を皿等の器に固定する接着剤は特に限定するものではないが、例えばボンド木工用(商品名、コニシ株式会社製)等を好適に使用できる。これを使用すれば、ガラス製や陶器製の器となじみにくいので、使用後の花用支持具A1を比較的容易に器等から取り外すことができる。また取り外した後の器に付着した接着剤も綺麗に剥がしやすい。
【0058】
また、花用支持具A1の各構成物を以下のような形状とすることができる。
まず、図2に示す花支持部3を筒体ではなく、有底円筒状(底面部が塞がれた筒状体)に形成することもできる。有底円筒状の花支持部3を使用すれば、そのを設けるための基体部の孔は貫通させても良い。
【0059】
更に、基体部1のほぼ中心に孔を貫通して形成し、その孔に筒状の花支持部3を固定する場合、花用支持具A1底面部の孔を塞ぐことが好ましい。この場合は、基体部1や基体部1を含む底面全体をプラスチック板や固い紙等で覆えば良い。
【0060】
本実施の形態のように、発泡ポリスチレン製の基体部1は、発泡ポリスチレン製の材料を円錐状に切って形成することもできるが、成形段階から基体部を円錐状に形成しておくこともできる。つまり、円錐状の基体部1を成形することができる型枠を使用して、これに樹脂を流し込んで発泡させることもできる。
【0061】
[実施の形態2]
図3は花用支持具を使用した花器を示す斜視説明図、図4は図3に示す花器の使用状態斜視図である。
【0062】
なお、第1の実施の形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、第1の実施の形態で示してある箇所と同等箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これについては、後述する第3の実施の形態についても同じである。
【0063】
上記したように、図3に示す花器C1は、皿状の器D1に複数の花用支持具A1を組み合わせて固定したものである。
【0064】
更に本実施の形態では、各花用支持具A1を器D1に固定した後、隣り合う花用支持具A1の継目部分を、カバー部2と同じ素材である接着剤で固めた土または/及び砂で覆っている。これにより、花用支持具A1の継目部分が表れないように、外観を自然な感じにしている。
【0065】
なお、使用する花用支持具A1の数量と位置は、図示したものに限定するものではない。
【0066】
(作 用)
図3及び図4を参照して、花器C1の作用を説明する。
図4に示すように、複数の花用支持具A1の花支持部3に造花を差して固定する。また、組み合わせる花用支持具A1の数や位置により、多彩な花のアレンジが可能である。
【0067】
また、言うまでもないが、図2に示す花用支持具A1のように、花支持部3だけではなく、カバー部2に造花を刺して飾り付けることも可能である。
【0068】
なお、本実施の形態では、販売形態として予め器D1に花用支持具A1を固定した一体ものを想定して説明しているが、花用支持具A1を単体で販売することで、器D1は需要者が有している既存の器や好みの器を使用することができる。
【0069】
その場合、需要者は自分が欲する数だけ花用支持具A1を購入し、また器については自分の好みのものを使用できる利点がある。そして、アレンジしたい盛花の全体像を色々と想像しながら(飾る花の本数や種類等)、その装飾を楽しむことができる。
【0070】
その他の構成及び作用・効果は、既に説明した第1の実施の形態と大体において同じであるため、説明を省略する。
【0071】
[実施の形態3]
図5は本考案に係る花用支持具の他の実施の形態を示す斜視説明図、
図6は図5に示す花用支持具を使用した花装飾セットの使用状態斜視図である。
なお、第1の実施の形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、第1の実施の形態で示してある箇所と同等箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これについては、後述する第3の実施の形態についても同じである。
【0072】
図6に示す花装飾セットEは、図5に示す花用支持具A2と、この花用支持具A2を受ける(取り付ける)ための器D2(本実施の形態では「ワイングラス」を使用)と、器D2を収容するための収容器D3とを備えている。
【0073】
図5に示す花用支持具A2では、図1に示した花用支持具A1とその全体形状が相違している。即ち、花用支持具A2では、図6に示すワイングラスを用いた器D2の形状に合わせて、平面視で円形状で、底面側も丸く形成されている(図面では底面側は隠れて見えない)。
【0074】
また、カバー部2aの中には、ブロック状の形態を有する基体部1aが収容されている。基体部1aは第1の実施の形態と同様、発泡ポリスチレン製である。
【0075】
基体部1aには、花支持部3aが所要数(本実施の形態では二箇所)並設してあり、孔31はカバー部2aの上面に現れている。なお、基体部1aの形状は、図示したものに限定するものではなく、円形状や楕円形状、あるいはその他の多角形や異形状(不規則な形状)を採用することもできる。
【0076】
花用支持具A2は、上記したように、ワイングラスを用いた器D2に取り付けてある。器D2は、平面視方形状のガラス製の収容器D3のほぼ中央に固定されている。その固定方法は両面粘着テープ等の粘着剤であっても良いし、接着剤であっても良い。
【0077】
器D2と収容器D3の間には、装飾体である季節感を想起させるものを収容する収容部4が設けてある。例えば花用支持具A2に夏の造花を差す場合には、夏を想起させるように、例えば透明感のあるビー玉5(二点鎖線で示す)を充填することができる。なお、このビー玉5は、器D2(ワイングラス)が倒れることを防止するための充填材としての役目も有している。
【0078】
更に、収容部4には芳香剤や芳香を有するもの(例えばベチバーの根)を充填することもできる。
【0079】
上記した器D2及び収容器の材質は特に限定するものではなく、ガラス以外に陶器、木材、金属、合成樹脂あるいはそれらの組み合わせ等や、その他の材料を使用することもできる。
【0080】
このように、本実施の形態に係る花装飾セットEによれば、花用支持具A2に差した造花の季節感をより効果的に想起させることができる。
【0081】
更に、花用支持部3a内部の基体部1aは発泡合成樹脂で形成され、花用支持具3aの軽量化が図られている。よって、図6に示すワイングラスのような折れやすい脚を備えた器にも、花用支持具3aを取り付けて花器とすることができる。
【0082】
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本考案は図示の実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0083】
更に、実用新案登録請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、実用新案登録請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
【0084】
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本考案に係る花用支持具によれば、例えばプラスチック製などの花支持部の孔に、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持させることができる。よって、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、「使い捨て」ではなく花用支持具を繰り返し使用することができる。したがって、例えば器に固定した花用支持具を引き続き使用することができ、造花を季節ごとに手軽に取り換えることができる。
また、花支持部が設けてある基体部は、自然素材で形成されたカバー部で覆われているので、従来の発泡ポリスチレン製のものと相違して、その外観が人工的ではなく、自然な雰囲気で違和感を感じにくい。
更に、花用支持部が設けられた基体部を発泡体で形成することにより、花用支持具の軽量化が図られている。これにより、例えばワイングラスのような折れやすい脚を備えた器にも、花用支持具を取り付けて使用することができる。
【0085】
(b)土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部で基体部が覆われているものでは、花用支持具の外観をあたかも栽培用の土のように見せることができる。これにより、例えば道端に咲いた自然の花のように、造花または生花を見せることもできる。
【0086】
(c)カバー部が、該カバー部を通して造花の茎部を基体部に突き刺すことができるように構成されており、且つ突き刺した茎部を支えることができる強度を備えているものでは、造花を花支持部だけでなく、カバー部の表面から刺して花用支持具に支持させることができるので、より多くの造花を効率的に飾り付けることができる。
【0087】
(d)形状が山形状に形成されている花用支持具では、花用支持具を例えばブロック状に形成した場合と比べ、花用支持具をより自然な感じに形成することができる。また、花支持部をほぼ頂部中央に設けた場合、その中心に花を差し入れ、次いでその周りのカバー部に小さな花や葉枝等を刺し入れさえすれば、必然的に造花は放射状に美しくまとまる。よって、上手に手早く花の飾り付けができる。
【0088】
(e)本考案に係る花器によれば、上記したような効果を備えた花用支持具と、該花用支持具を受ける器を備えているので、組み合わせる花用支持具の数や位置により、多彩な花のアレンジが可能である。
【0089】
(f)本考案に係る花装飾セットによれば、上記した効果を有する花用支持具を取り付けた器と、該器が収容された収容器の間の収容部に、装飾体を収容することができる。よって、例えば装飾体として季節感を想起させるものを収容すれば、花用支持具に差した花の季節感をより効果的に想起させることができる。
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る花用支持具の第1の実施の形態を示す底部側から見た斜視説明図。
【図2】花用支持具の縦断面説明図であり、花用支持具に造花を差している状態を表している。
【図3】図1に示す花用支持具A1を使用して形成した花器C1を示す斜視説明図。
【図4】図3に示す花器の使用状態斜視図。
【図5】本考案に係る花用支持具A2の他の実施の形態を示す斜視説明図。
【図6】図5に示す花用支持具A2を使用した花装飾セットの使用状態斜視図。
【符号の説明】
A1,A2 花用支持具
B1,B2 茎部
C1 花器
D1,D2 器
D3 収容器
E 花装飾セット
1,1a 基体部
11 側面
12 底面
2,2a カバー部
3,3a 花支持部
31 孔
4 収容部
5 ビー玉
Claims (6)
- 発泡体で形成された基体部(1)(1a)と、
該基体部(1)(1a)に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔(31)を備えた花支持部(3)と、
を備えており、
上記基体部(1)(1a)は、自然素材で形成されたカバー部(2)(2a)で覆われていることを特徴とする、
花用支持具。 - 発泡ポリスチレン製の基体部(1)(1a)と、
該基体部(1)(1a)に設けてあり、造花または生花の茎部を繰り返し差して支持することができる孔(31)を備えた竹等の天然物、プラスチックまたは金属製の花支持部(3)と、
を備えており、
上記基体部(1)(1a)は、土または/及び砂を接着剤または粘着剤で固めて形成したカバー部(2)(2a)で覆われていることを特徴とする、
花用支持具。 - カバー部(2)(2a)は、該カバー部(2)(2a)を通して造花の茎部(B2)を基体部(1)(1a)に突き刺すことができるように構成されており、且つ突き刺した茎部(B2)を支えることができる強度を備えていることを特徴とする、
請求項1または2記載の花用支持具。 - 形状が山形状に形成されていることを特徴とする、
請求項1,2または3記載の花用支持具。 - 請求項1,2,3または4記載の花用支持具(A1)と、
該花用支持具(A1)を受ける器(D1)と、
を備えていることを特徴とする、
花器。 - 請求項1,2,3または4記載の花用支持具(A2)と、
該花用支持具(A2)を受ける器(D2)と、
該器(D2)を収容する収容器(D3)と、
を備え、
上記器(D2)と収容器(D3)の間には、装飾体(5)を収容する収容部(4)が設けてあることを特徴とする、
花装飾セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003854U JP3098912U (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 花用支持具とそれを使用した花器及び花装飾セット |
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JP3098912U true JP3098912U (ja) | 2004-03-18 |
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