JPH0740492Y2 - 慶弔用花輪 - Google Patents

慶弔用花輪

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JPH0740492Y2
JPH0740492Y2 JP5900492U JP5900492U JPH0740492Y2 JP H0740492 Y2 JPH0740492 Y2 JP H0740492Y2 JP 5900492 U JP5900492 U JP 5900492U JP 5900492 U JP5900492 U JP 5900492U JP H0740492 Y2 JPH0740492 Y2 JP H0740492Y2
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JP
Japan
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wreath
lower layer
flower
foam
container
Prior art date
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Application number
JP5900492U
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English (en)
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JPH0625324U (ja
Inventor
正 小林
Original Assignee
川出 吉佑
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、慶弔用の花輪に関し、
更に詳細には、花弁が開いただけの従来の花輪に対し、
花茎や葉を伴う全体像を映す花体を添えて、新規な装飾
効果をもたらす花輪に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の慶弔用花輪は、満開に開いた状態
の花弁を正面に向けて多数並設し、祝や弔の気持を表現
しようとしているが、その変化は、形状を五角形にした
り、配色を変えて星型や輪状の模様を表出させたりして
いるに過ぎない。しかし、これでは、次の如き難点を招
いている。 (a)その形式があまりにパタ−ン化してしまい、独創
性に乏しく、観る人の注意を喚起せず、数を揃えるだけ
の盛り上がりに欠けたものとなる。 (b)華麗で他にない個性的なデザインの花輪を顧客は
求め、又、慶弔の気持を込めようとしても、陳腐な意匠
では贈り主のせっかくの意志が伝わらない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記実情に
基づいてなされたもので、従来にない斬新な趣向の花輪
造形し、且つ、それを製作容易で風雨に耐えうる強い構
造とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本案は、慶事又は弔事用
の花輪において、籠又は花瓶を模した縦に半分割した挿
込容器を形成し、当該容器内に棒体を差込み可能な発泡
体から成る下層を形成し、当該下層にカイユウ、蓮の花
等の花弁部と葉部と茎部からなる花体を挿し込み、その
挿し込まれた花体を注型した樹脂で支持する固定層を下
層の上に形成し、当該挿込容器を花輪骨格に着脱自在に
装着させたことを特徴として構成される。
【0005】
【作用】花弁に、葉及び茎が揃った全体像を映す花体を
造形するので、真実味のある花を表出でき、新規で個性
的な装飾効果を醸すことができる。挿込容器の下層は発
泡体で形成されているので、花体先端の針金、パラスチ
ック棒等の細棒を挿し込み易く、全体の構図に配慮しつ
つバランス良く配置を決定でき、又、軽量なので重心を
崩すこともない。花体を挿し込み後、下層の上に樹脂を
注入して硬化させると、その位置で固定されて安定化
し、強い風にも耐えると共に、密閉性を高めて水の浸透
を防ぎ、下層を保護するように作用する。
【0006】
【実施例】以下本案の実施例を図面を基に説明すると、
1が通常の慶弔用花輪の骨格をなす花輪フレ−ムで、中
央に太鼓フレ−ム2を配し、その外側に額フレ−ム3を
設け、支柱を連結して野外に立て掛け可能とするのは従
来花輪と同様である。
【0007】そして本案花輪は、上記太鼓フレ−ム2の
下端部に、表を籠又は花瓶等を模し裏側を縦半分に分割
させた挿込容器5を、着脱自在に配設する。籠は竹籠,
藤籠等を模し、花瓶は陶磁器,大理石等を模した挿込容
器とする。
【0008】当該挿込容器5の内部は、針金等で形成す
る茎部等の細棒を挿し込み可能な軟質の発泡体を充填し
た下層6を形成し、適当発泡率の発泡スチロ−ル、発泡
ウレタン等の発泡体を充填する。この発泡体は、既発泡
の固化したものを切削成形して充填するか、又は、混合
発泡タイプのものを容器内に発泡させて充填しても良
い。当該発泡体は、適当倍率に発泡させて針金、プラス
チック棒が挿し込み容易な硬さに形成し、一時的に支え
ることができる硬さとする。
【0009】当該下層6に、カイユウ、蓮の花等の花弁
部9aと葉部9b及び茎部9cとからなる花体9の細棒
状の先端を挿し込む。これは背景となる花4が花弁を正
面からのみ見るのに対し、花弁、葉及び茎の植物として
の全体像を配して、花としての真実味を表出する為のも
ので、その花はカイユウ、蓮等を列挙したが、その他ヤ
マユリ、テッポウユリ等を用いることができ、その種類
を限定されない。当該花体9を、背景の花4等と対比さ
せつつ、全体のバランスをとり、その茎部9c等の先端
細棒を発泡体に挿し込んで、生け花する要領で花体9を
形成する。花の種類によって、花弁部9aと葉部9bと
が別々になるものと、一体化するものがあるので、茎部
の細棒みを挿す場合と、花弁部及び葉部の細棒を別々に
挿す場合と夫々種類に応じて対応させる。
【0010】当該花体9を挿し込んだ後、二液性の樹脂
を注型して硬化させて固定層7を形成する。当該固定層
7は、例えば、主剤と硬化剤とからなる二液性のポリエ
ポキシ樹脂や、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等を用いる
ことができ、下層6の頭部に枠を形成して、そこに液状
樹脂を流し込んで硬化させる。硬化後の硬さは、茎部を
支持する上で硬い方が望ましいが、軽量の花体9を支持
できるものであれば充分で、その厚みも20〜50mm
程度で良い。但し、下層6に雨水を浸透させないように
密閉状態とする。
【0011】当該挿込容器5は、花輪フレ−ム1の一
部、例えば太鼓フレ−ム2の下端部に装着できるよう、
縦に半分割させて、表を籠、花瓶等を表出させ、裏側は
フレ−ムに沿う形とする。そして、該裏側部に上フック
8a及び下フック8bを配設し、全体を花輪フレ−ム1
から着脱自在に装着する。
【0012】次に、本実施例の作用を説明すると、本案
花体9は、花弁部9aと葉部9b及び茎部9cとからな
る各部が、花弁、葉及び茎の全体像を映すので、単に花
弁が並ぶだけの背景の花4と対比させて、現存する花を
模して真実味を訴えることができ、従来にない斬新な趣
向の花輪として顧客の注意を喚起することができる。
【0013】その際、挿込容器5が籠、花瓶等を模して
生け花を連想させると共に、その内部に発泡体から成る
下層6を形成したので、花体9が挿し込み容易で、全体
とのバランスを図りつつ、任意に挿し込んで構図を決定
することができ、構図取り作業が容易である。又、発泡
体は軽量なので、後に立て掛ける際に重心を崩して倒れ
る虞がなく、途中の搬送等にも持運びが簡便である。
【0014】下層6の上に固定層7を当初流動性のある
樹脂を注型した後に硬化させるので、上記構図を図りつ
つ挿し込みした花体9をそのままの位置で固定させるこ
とができ、作業がやり易く、且つ、硬化後には、花体9
を強く支持するので、強風が吹いても崩れることがな
く、又、搬送にあっても安定である。更に、降雨があっ
ても、水密性があるので下層6に雨水を浸透させること
がなく、比較的脆い発泡体を保護して長期間の使用にも
耐えうる構造とすることができる。
【0015】
【考案の効果】以上の構成及び作用に基づき本案花輪
は、従来にない装飾効果を発揮して、顧客の注目を集め
ることができ、慶弔の意義を高めることができ、更に、
その構造が取付容易で、風雨に耐える強い構造とするこ
とができるという優れた効果を発揮する。又、着脱が自
在であるから、製造や運搬が容易で、他の花輪と交換し
て組合せを楽しむことができ、極めて実用性に富んだ考
案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案花輪の要部を示す正面図である。
【図2】本案花輪の挿込容器を示す正面断面図である。
【図3】本案花輪の挿込容器を示す側面断面図である。
【図4】挿込容器を花輪フレ−ムに装着した状態の側面
図である。
【符号の説明】
1 花輪フレ−ム 2 太鼓フレ−ム 3 額フレ−ム 4 花 5 挿込容器 6 下層 7 固定層 8a 上フック 8b 下フック 9 花体 9a 花弁部 9b 葉部 9c 茎部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慶事又は弔事用の花輪において、籠又は
    花瓶を模した縦半分割状の挿込容器を形成し、当該容器
    内に細棒を差込み可能な発泡体から成る下層を形成し、
    当該下層にカイユウ、蓮の花等の花弁部と葉部と茎部か
    らなる花体の先端を挿し込み、その挿し込まれた花体を
    注型した樹脂で支持する固定層を下層の上に形成し、当
    該挿込容器を花輪骨格に着脱自在に装着させたことを特
    徴とする慶弔用花輪。
JP5900492U 1992-07-30 1992-07-30 慶弔用花輪 Expired - Lifetime JPH0740492Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5900492U JPH0740492Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 慶弔用花輪

Applications Claiming Priority (1)

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JP5900492U JPH0740492Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 慶弔用花輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0625324U JPH0625324U (ja) 1994-04-05
JPH0740492Y2 true JPH0740492Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=13100713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5900492U Expired - Lifetime JPH0740492Y2 (ja) 1992-07-30 1992-07-30 慶弔用花輪

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KR101327234B1 (ko) * 2012-04-19 2013-11-11 박무근 경조사용 화환
WO2016163031A1 (ja) * 2015-04-10 2016-10-13 株式会社寿吉 装飾体整形具とその製造方法

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JPH0625324U (ja) 1994-04-05

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