WO1995003224A1

WO1995003224A1 - Bouchon

Info

Publication number: WO1995003224A1
Application number: PCT/JP1994/001174
Authority: WO
Inventors: Takao Kishi; Hiroyuki Nakamura
Original assignee: Yoshino Kogyosho Co., Ltd.
Priority date: 1993-07-19
Filing date: 1994-07-18
Publication date: 1995-02-02
Also published as: EP0661215A1; EP0661215B1; DE69420690T2; CA2144857C; KR100285382B1; AU7195394A; CN1037252C; AU677083B2; JPH0789561A; CN1112783A; US5582308A; EP0661215A4; DE69420690D1; JP3051637B2; CA2144857A1; KR950703470A

Description

明細書キャップ技術分野本発明は、容器の口筒部に取り付けられるピルフ 7プル一フ機構付きのキヤップに関するものである。背景技術容器の口筒部に取り付けられる樹脂製のキャップにはピルファプルーフ機構を備えたものがある。ここでピルファプルーフ機構とは、キャップが未開栓かあるいは開栓済みかを目で見て確認できるようにする機構である。

従来のピルファプル一フ機構を備えたキャップは、キヤップ本体部とその下咅 15 に配された掛止片付きのリング部とが細い橋部で周方向の何箇所か連結された一体成形品で構成されている。このキャップは、容器の口筒部に螺合すると、リング部の掛止片が容器の口筒部の鍔部に掛止して取り付けられる。

このキャップでは、キャップ本体を開方向に回転すると橋部が ¾断されて、キャップ本体咅 [5が容器の口筒部から取り外せるようになり、リング部だけ力容器の口筒部に残るようになっている。

前記^のキャップでは、開检した時に容器の口筒部にリング部力 ^s '環状のまま残るので、開栓後に再びキャップ本体部を口筒部にねじ込むと、離れた位置から見ると、キャップ本体部とリング部力ィ匕して見え、あたかも未開栓のキヤップであるかのように見える場合があった。

本発明は、開检あるいは未開栓状態を間違いなく確認できるピルファプル一フ機構付きのキヤップを得ることを目的とする。発明の開示本発明のキヤップは、ボトル等の容器の口筒部の雄ねじ部に螺合される樹脂製のキヤップであり、開栓あるいは未開栓状態力崔認可能なピルファプル一フ機構を有している。

キヤップは、有頂筒状のキャップ本体と、このキヤップ本体の底部に取り付けられたピルファプルーフ環とを有する。キヤップ本体の上部内周面には雌ねじ部力形成されている。ピルファプルーフ環は（a )環体部と（b ) 弾性掛止片とを具備する。

( a ) 環体部は、環状に配された多数の駒部が、隣同士を縦断面積の小さな第 1連接部によつて接続されて構成されている。第 1連接部のうちの一つは他の連接部よりも縦断面積力小さくされて、破断可能になっている。

環体部は周方向の複 ¾@所をキヤップ本体に部分的に接合されている。接合には超音波接合法等力 ^s採用可能である。この接合部のうち前記破断可能な第 1連接部の開方向側に位置する接合部は、他に位置する接合部よりも接合面積を大きくされて、接合強度を大きくされている。

( b ) 弾性掛止片は前記環体部の内側に複数設けられている。弾性掛止片は、環体部からキヤップ本体の頂部に向かって斜め内側に延びている。弾性掛止片の 5¾¾は径方向に弾性変形して拡径できるようになっていて、容器の口筒部の雄ねじ部の下部に設けた鍔部に対して掛止可能にされている。

ピルファプル―フ環は超音波接合によってキヤップ本体に取り付けることが可能である。

破断可能にされた前記一つの第 1連接部に、縦断面積を縮小した断面縮小部を設けておくと、この第 1連接部を破断し易くすることができる。

環体部の駒部に、キヤップ本体の下部内側に挿入される ¾5：壁部を設けると、ピルフアプル一フ環を取り付け易くなる。

壁部をそれぞれ分離しておいても構わない力 ^s、互いに隣接する^:壁部の上部を第 2連接部によって接続し、壁部を一体的に連接しておいてもよい。この場合、第 2連接部を破断可能にしておく。

前記第 2連接部に、縦断面積を縮小した断面縮小部を設けておくと、ピルファプル一フ環をキヤップ本体に超音波接合する際に第 2連接部力 s切断される場合にも、断面縮小部においてのみ切断されるようになり、第 2連接部が起立壁部からするのを防止することができる。

尚、第²連接部に断面縮小部を設ける場合には、前記断面縮小部を第²連接部の開方向側端部に設ける方が、安全性の面で好ましい。開检後にピルフアプル一フ環を弓 iつ張り除去する際に、第 2連接部の破断部分が手に刺さるのを防止できるからである。

ピルフアプル一フ環の環体部の上面に、前記キャップ本体に対する接合部としての突起を設け、キャップ本体の下端底面に、ピルファプルーフ環の前記突起が係合する位置決め用の環状溝を設けるのが好ましい。ピルファプルーフ環をキヤップ本体に超音波接合する際に、両者に軸芯ずれが生じるのを防止することができるからである。

このキヤップカ ^s装着される容器の雄ねじ部の圣と鍔部の圣をほぼ同径にすると、キャップ下部（ピルフアプル一フ環カ ^s '内装される部分）の圣を/ hi圣にすることカ？できる。

尚、駒部や弾性掛止片の数は特に限定されない。

前記構成からなるキヤップを容器の口筒部にねじ込むと、ピルファプルーフ環の弾性掛止片力 ^s弾性的に拡径しながら容器の鍔部を乗り越え、乗り越えた後に萎まって鍔部に引っ掛かる。弾性掛止片力 ^s鍔部に引っ掛かった後は、ピルフアプル —フ環を引きちぎらない限り、キヤップを容器から外すことができない。

この状態から、キャップを開方向に回転すると、キヤップ本体には回車动が加わるとともに、ねじ作用による上昇力カ¾卩わる力ピルファプルーフ環は弾性掛止片を容器の鍔部に引っ掛けて上方移動をされている。その結果、キャップ本体とピルファプルーフ環との接合部力断されるとともに、ピルファプル一フ環の第 1連接部のうち予め破断可能に設定しておいた 1つ力ミ'破断される。他の第 1連接部と、接合部のうちの面積を大にされた接合部は破断されない。

尚、第 2連接部を設けた場合には、キャップ本体とピルフアプル一フ環との接合部力 ^?破断されるのとほぼ同時に、第 2連接部も破断される。

した力 ^sつて、ピルフアプル一フ環は一端をキヤップ本体に避させた 1本の帯状体となり、容器の口筒部の鍔部を乗り越えて上昇することができるようになつて、キャップ本体に引っ張られながら螺 Jfe状に引き上げられる。ピルフアプル一フ環はキヤップ本体とともに容器から取り外される。

キヤップを取り外した後、ピルファプルーフ環を引っ張つて面積大の接合部を破断し、ピルファプルーフ環をキャップ本体から離脱させることもできる。ピルファプル一フ環をせずにキヤップを再度、口筒部に装着することもできる力既にピルファプルーフ環は螺状をなしており、しかも螺状についた癖を環状に戻すことは不可能であるので、未開栓と見間違うことはない。図面の簡単な説明図 1は本発明の第 1実施例のキャップの分解斜視図である。

図 2は本発明の第 1実施例のキャップの縦断面図である。

図 3は本発明の第 1実施例のピルファプルーフ環の平面図である。

図 4は本発明の第 1実施例のピルファプルーフ環の"^を破断して示す正面図である。

図 5 (A) は図 3の I— I断面図であり、図 5 (B) は図 311— II断面図である。

図 6は本発明の第 1実施例のピルファプルーフ環の要部拡大平面図である。図 7は本発明の第 1実施例のピルファプルーフ環の要部拡大平面図である。図 8は本発明の第 1実施例のピルファプル一フ環の要部拡^ IE面図である。図 9は本発明の第 1実施例のピルファプル一フ環における第 1連接部の拡大正面図である。

図 1 0は本発明の第 1実施例のピルファプルーフ環における第 2連接部の拡大正面図である。

図 1 1は本発明の第 1実施例のキヤップにおけるキヤップ本体とピルファプル —フ環との接合部分の拡 ^断面図である。

図 1 2は本発明の第 1実施例のキヤップ本体の一部を破断して示す正面図である。図 1 3は本発明の第 2実施例のキャップの ¾5：縦断面図である。

図 1 4は本発明の第 3実施例のピルファプル一フ環の要部拡大正面図である。図 1 5は本発明の第 3実施例のピルファプルーフ環における第 2連接部の拡大正面図である。

図 1 6は本発明の第 3実施例のピルファプルーフ環の第 1連接部力破断された状態を示す部分正面図である。

図 1 7は本発明の第 3実施例のピルファプルーフ環の変形例を示す要部拡大正面図である。

図 1 8は本発明の第 3実施例のピルファプルーフ環の変形例を示す要部拡大正面図である。

図 1 9は本発明の第 3 例のピルファプルーフ環の変形例において第 2連接部力 ¾断された状態を示す部分正面図である。

図 2 0は、本発明のキヤップにおいて、キヤップ本体からピルファプルーフ環を引っ張り除去するネ好を示す図である。

図 2 1は本発明の第 4実施例のピルフアプル一フ環における第 1連接部の拡大正面図である。

図 2 2は本発明の第 4実施例のピルファプルーフ環の例における第 1連接部の拡^ IE面図である。

図 2 3は本発明の第 5実施例のピルファプルーフ環における第 1連接部及び第 2連接部の拡大正面図である。

図 2 4は本発明の第 6実施例のキヤップにおけるキヤップ本体とピルファプル ―フ環との接合部分の拡^ ¾断面図である。

図 2 5は本発明の第 6 例のキヤップの変开例におけるキヤップ本体とピルファプルーフ環との接合部分の拡 ^断面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の具体例を図面を参照して説明する。

〔第 1実施例〕本発明の第 1実施例のキャップについて図 1から図 1 2の図面に基いて説明する。

図 1は、本発明に係るキャップとこのキヤップが装着される容器の^斜視図であり、図 2はキャップの組立縦断面図である。

容器 5 0の口筒部 5 1の外周面には、右ねじに形成された雄ねじ部 5 2と、リング状の鍔部 5 3カけられている。鍔部 5 3の; ^圣は雄ねじ部 5 2よりも大きくされている。

キャップ 1は、樹脂製のキヤップ本体 1 0に樹脂製のピルファプルーフ環 2 0 が取り付けられて構成されている。図 1 2はキャップ本体 1 0の破断正面図である。キャップ本体 1 0は頂き [5 1 1を有する筒状をなし、上部力 s小 ίδ^ Ι 2、下部力 ^?大径部 1 3になっている。

/hi圣部 1 2の内周面には、容器 5 0の雄ねじ部 5 2に螺合する雌ねじ部 1 4が形成されている。 /J 部 1 2の内周面と大#¾ 1 3の内周面の間の段差面 1 6からは環状をなす内リング 1 7カ吓方に延びている。キャップ本体 1 0の頂部 1 1 の内側にはパッキン 1 8カ⁵'セットされている。

ピルファプルーフ環 2 0は環体部 2 1と弾性掛止片 4 0とから構成されている。図 3はピルフアプル一フ環 2 0の平面図であり、図 4は一部を破断して示す正面図であり、図 5 (A) , (B) はそれぞれ図 3 I— I断面図、図 311— II断面図であり、図 6は図 5 (A) に対応する部位の平面図であり、図 7は図 5 (B ) に対応する部位の平面図であり、図 8は図 5 (A) 及び図 5 (B) に対応する部位の正面図であり、図 9は第 1連接部 2 5 ( 2 5 A) を中心とした拡;^ IE面図であり、図 1 0は第 2連接部 2 6を中心とした拡 ¾E面図である。

環体部 2 1は円弧状をなす 8つの駒部 2 2を環状に連接して形成されており、 1つの駒部 2 2 Aを除いた 7つの駒部 2 2に各 2つずつ弾性掛止片 4 0カ徵けられている。

駒部 2 2及び 2 2 Aは縦断面略 L字形をなし、基部 2 3と ¾3Ϊ壁部 2 4とを有している。図 5 (Α) 及び図 6に示すように、互いに隣接する駒部 2 2及び 2 2 Αは、基部 2 3の下部外側を縦断面積の小さな第 1連接部 2 5によつて連接されており、 fe l壁部 2 4の上部内側を縦断面積の小さな第 1連接部 2 6によって連接されている。尚、第 1連接部 2 5の縦断面積は第 2連接部 2 6の縦断面積よりも十分に大きい。

又、駒部 2 2 Aと、上方から見て駒部 2 2 Aの左側に位置する駒部 2 2との間の第 1連接部 2 5 Aは、図 5 (B ) 及び図 7に示すように、他の第 1連接部 2 5 よりも縦断面積力 J、さくされていて、第 2連接部 2 6の縦断面積と同禾號かそれよりも小さくされている。

第 1連接部 2 5， 2 5 A、及び、第 2連接部 2 6は、それぞれその全長に亙つて同一縦断面積に开成されている。

弾性掛止片 4 0は駒部 2 2の基部 2 3の内周面から斜め上方に向かって延びており、先端音 15の内径は、容器 5 0の雄ねじ咅 (55 2よりも大径で、鍔咅 [5 5 3の^圣よりも若干 /_H圣にされている。

¾¾[52 3の上面には、周方向の 4箇所に超音波接合用の突起 3 0 , 3 O A力突設されている。図 3に示すように、 4つの突起のうちの 1つは、弾性接ト止片 4 0 を有しない駒部 2 2 Aに設けられており、この駒部 2 2 Aに設けられた突起 3 0 Aは、その周方向に沿う長さを長尺に形成されていて、キヤップ本体 1 0に対する接合面積を大きくされている。

残る 3つの突起 3 0は前記突起 3 O Aを起点として周方向に 9 0度間隔で配されている。この 3つの突起 3 0は略円錐^ Kをなしていて、その周方向に沿う長さは突起 3 O Aに比べて極めて短く、キヤップ本体 1 0に対する接合面積を小さくされている。本実施例では、突起 3 0のを略円錐开にした力この开狱に限るものではない。

このように構成されたピルフアプル一フ環 2 0は、図 2及び図 1 1に示すように、 ¾5：壁部 2 4をキャップ本体 1 0の大径部 1 3の内周面と内リング 1 7との間に挿入し、基部 2 3をキャップ本体 1 0から露出させた状態で、 4つの突起 3 0， 3 O Aをキャップ本体 1 0の大径部 1 3の段差底面 1 9の内側段差面（下端底面） 1 9 aに超音波接合することによって、キャップ本体 1 0に取り付けられている。 ·ΒΡち、ピルフアプル一フ環 2 0は、突起 3 0 , 3 0 Αを接合部としてキャップ本体 1 0に部分的に接合されているのである。

突起 3 O Aはその周方向の長さを突起 3 0よりも長くして接合面積を大きくしているので、突起 3 0 Aによる接合部の接合強度は、他の突起 3 0による接合部の接合強度よりも大きい。これに対して、他の 3つの突起 3 0は点接合になっており、比較的に容易に破断することができるようになつている。

キャップ 1を容器 5 0の口筒部 5 1に装着する場合には、キャップ 1を口筒部 5 1にねじ込んでいく。口筒部 5 1が閉塞される前に、ピルファプルーフ環 2 0 の弾性掛止片 4 0力容器 5 0の鍔部 5 3に接触する力弾性掛止片 4 0は弾性により拡径しながら鍔部 5 3を乗り越える。鍔部 5 3を乗り越えた弾性掛止片 4 0 は再び縮径して、その先端力零部 5 3に掛止するようになる。そして、この直後、口筒部 5 1の先端面がキヤップ 1のパッキン 1 8に押圧接触し、口筒部 5 1が閉塞される。図 2はこの状態を示している。

このように、このキャップ 1は簡単に容器 5 0に装着することができる。

キャップ 1が未開检状態であることは、ピルファプルーフ 2 0力 s環状をなしてキヤップ本体 1 0に一体化していることから、容易に確認することができる。キャップ 1を開栓する場合には次のようになる。キャップ 1を開方向に回転しても、弾性接ト止片 4 0力 s容器 5 0の鍔部 5 3に突き当たるため、ピルフアプル一フ環 2 0は上方^^動できない。

これに抗してキャップ 1を開方向に回転すると、キャップ本体 1 0には回転力が加わるとともに、ねじ作用による上昇力が卩わる。これらの力によって、キヤップ本体 1 0とピルファプルーフ |¾2 0との接合部のうち突起 3 0における接合部力 ¾断し、これとほぼ同時に、ピルファプルーフ環 2 0の第 1連接部 2 5 Aと第 2連接部 2 6力 ¾断する。他の第 1連接部 2 5と、接合面積を大きくされた突起 3 O Aにおける接合部はこの時には破断されない。

この結果、ピルファプルーフ環 2 0は、一端を突起 3 O Aの接合部によってキヤップ本体 1 0にされた 1本の帯状体となり、しかも各第 1連接部 2 5を屈曲点として自在に曲がるようになる。キャップ本体 1 0の上昇に伴い、ピルファプルーフ環 2 0は螺状になって容器 5 0の鍔部 5 3の外側を通り、口筒部 5 1 を登っていき、キャップ本体 1 0とともに容器 5 0カゝら取り外される。

この後、ピルファプルーフ還 2 0をキヤップ本体 1 0に取り付けたままの状^ にしておくこともできるが、ピルフアプル一フ環 2 0を強く引っ張って、突己 3 O Aによる接合部をも破断しキャップ本体 1 0から腿することもできる。

ピルフアプル一フ環 2 0をキヤップ本体 1 0から ffl^すれば、キヤップ本体 1 0を再び容器 5 0の口筒部 5 1にねじ込んでも、ピルフアプル一フ環 2 0がないことによって、キャップ 1が開拴済みであることがー目で確認できる。

一方、ピルファプル一フ環.2 0力寸ぃているキヤップ本体 1 0を再び口筒部 5 1にねじ込んだ場合にあっても、ピルフアプル一フ環 2 0は既に環状をなしておらず螺旋状になっており、しカゝも、螺状となった癖を環状に戻すことは不可能であるので、キャップ 1が開栓済みであること力 ^s—目で確認でき、未開栓と見誤ることはない。

〔第 2実施例〕

図 1 3は本発明のキャップ 1の第 2実施例を示すものであり、図 2に対応する縦断面図である。以下に、この第 2実施例のキャップ 1力第 1 ¾¾例と相違する点について説明し、第 1実施例と周分には同一符号を付して説明を省略する。このキャップ 1のキャップ本体 1 0には内リング 1 7がない。一方、容器 5 0 の鍔部 5 3の圣は雄ねじ部 5 2とほぼ同径にされている。

このような構成からなる第 2実施例のキャップ 1では、キャップ本体 1の下部であってピルファプルーフ環 2 0が内装される部分の^ gを、第 1実施例のものよりも/ hi圣にすることができる。

〔第 3実施例〕

図 1 4、図 1 5は本発明のキャップ 1の第 3実施例の図面を示すものである。図 1 4は図 8に芯する図であってピルファプルーフ環 2 0の部分正面図であり、図 1 5は第 2連接部 2 6の拡大正面図である。

この実施例のピルファプルーフ環 2 0においては、第 2連接部 2 6の部に断面縮小部 2 6 aカけられている。この断面縮小部 2 6 aの底面は開方向に向かって上り勾配になっていて、その縦断面積力第 2連接部 2 6の左側部分よりも漸次小さくなるようにされている。

このように第 2連接部 2 6に断面縮小部 2 6 aを設けた点力 s第 1実施例との相違点であり、他の構成については第 1実施例のものと全く同じである。

断面縮小部 2 6 aを設けた理由は次のとおりである。ピルファプルーフ環 2 0 をキャップ本体 1 0に超音波接合する際、そのによって第 2連接部 2 6が破断する場合がある。

その際、前記第 1実施例のように第 2連接部 2 6の縦断面積を全長に亙って同一になつ " いると、第 2連接部 2 6の左右両端カ¾断されて、その破断片がピルファプルーフ環 2 0から分離することがある。

この第 2連接部 2 6の破断片がキャップ 1に残ったままになっていると、キヤップ 1を容器 5 0に装着した時に、前記破断片がキャップ 1から脱落して容器 5 0内に混入する虞がある。

しカゝしな力 s 'ら、第 2連接部 2 6に断面縮小部 2 6 aを設けておくと、超音波接合を行った際に第 2連接部 2 6力破断されるとしても断面縮小部 2 6 aだけが破断されるようになり、第 2連接部 6の左側部分は破断されずに fe壁部 2 4にされたままの状態にされる。図 1 6は匪縮小部 2 6 a力敬断された状態を示すピルファプルーフ環 2 0の概分正面図である。

その結果、第 2連接部 2 6がピルフアプル一フ環 2 0から脱落することがなく、容器 5 0内に混入することもない。

図 1 7及び図 1 8は第 3実施例の変形例を示すものであり、図 1 5に対応した第 2連接部 2 6の拡^ IE面図である。図 1 7は断面縮小部 2 6 aを第 2連接部 2 6の左端部に設けた例を示しており、図 1 8は断面縮小部 2 6 aを第 2連接部 2 6の中央に設けた例を示している。断面縮小部 2 6 aをこのように配置しても、第 2連接部 2 6をピルファプルーフ環 2 0から脱落不能にすることができる。図 1 9は、断面縮小部 2 6 aを第 2連接部 2 6の左端部に設けた場合に、断面縮小部 2 6 a力破断された後のピルファプルーフ環 2 6の概 15^15分正面図である。尚、容器 5 0に装着されたキャップ 1を開栓した後に、ピルファプルーフ環 2 0をキャップ本体 1 0からさせる時には、図 2 0の矢印方向にピルフアプル —フ環 2 0を引っ張って行うので、図 1 5に示すように断面縮小部 2 6 aを第 2 連接部 2 6の右端部に設けた方が、第 2連接部 2 6の破断部力 s手に刺さらないようにでき、 ^性の面で好ましい。〔第 4実施例〕

図 2 1は本発明のキャップ 1の第 4実施例の図面を示すものであり、ピルファプル一フ環 2 0の第 1連接部 2 5 Aの正面図である。

この実施例のピルファプルーフ環 2 0においては、破断可能な第 1連接部 2 5 Aの右端部に断面縮小部 2 5 aを設けている。この断面縮小部 2 5 aの上面は開方向に向かって下り勾配になっていて、その縦断面積が第 1連接部 2 5 Aの左側部分よりも漸次小さくなるようにされている。

このように第 1連接部 2 5 Aに断面縮小部 2 5 aを設けた点力?第 1 例との相違点であり、切断不能な第 1連接部 2 5を含み他の構成については第 1実施例のものと全く同じである。

断面縮小部 2 5 aを設けることにより、第 1連接部 2 5 Aを破断し易くすること力 ^sできる。

図 2 2に示すように断面縮小部 2 5 aを第 1連接部 2 5 Aの左端部に設けることも可能である力 ^s、前述のように «部に設ける方力 ^s好ましい。その理由は次のとおりである。

容器 5 0の雄ねじ部 5 2及ぴキャップ本体 1 0の雌ねじ部 1 4力 s右ねじに形成されている場合、容器 5 0に装着されたキャップ 1を開栓する際には、第 1連接部 2 5 Aの右側の駒部 2 2 Aはキャップ本体 1 0とともに上方に持ち上げられ、第 1連接部 2 5 Aの左側の駒部 2 2は容器 5 0の鍔部 5 3に掛止するので、第 1 連接部 2 5 Aの右端部には図中矢印で示すように上向きの力力乍用し、第 1 連接部 2 5 Aの左端部には図中矢印 F₂ で示すように下向きの力力乍用することとなる。

このような方向に力力 ^s作用する場合には、図 2 1に示すように断面縮小部 2 5 aを第 1連接部 2 5 Aの右端部に設けた方が、図 2 2に示すように左端部に設けるよりも、断面縮小部 2 5 aを引き裂き易いからである。

〔第 5実施例〕

前述したように、第 2連接部 2 6は、ピルファプル一フ環 2 0をキヤップ本体 1 oに超音波接合する際に、切断されることもある力切断されない場合もある _c 超音波接合の際に第 2連接部 2 6力切断されない場合を考えると、第 2連接部にも断面縮小部を設けて切断し易くしておくのがよい。

第 5実施例は、第 1連接部 2 5 Αと第 2連接部 2 6の両方にそれぞれ画縮小部 2 5 a， 2 6 aを設けたものである。図 2 3は第 5実施例を示す図面であり、ピルファプルーフ環 2 0の第 1連接部 2 5 A及び第 2連接部 2 6の拡大正面図である。

第 1連接部 2 5 Aの断面縮小部 2 5 aの上面は開方向に向かって下り勾配になつており、断面縮小部 2 6 aの下面は開方向側に向かって下り勾配になっていて、どちらの断面縮小部 2 5 a , 2 6 aも、その縦断面積力漸次小さくなるようにされている。その他の構成については第 1実施例と同じであるので説明を省略する。断面縮/ J、部 2 5 aを第 1連接部 2 5 Aの^ ¾部に設ける方がよいことは第 4実施例の場合と同じである。

しかしながら、第 5実施例の場合には、画縮小部 2 6 aは第 2連接部 2 6の左端部に設けた方がよい。その理由は、第 4 ^例で説明したのと同じように、第 2連接部 2 6の両端部に作用する力 , F₂ の方向の関係から、断面縮小部 2 6 aを引き裂き易くするためである。

〔第 6実施例〕

図 2 4は本発明のキヤップ 1の第 6実施例を示す図面であり、キヤップ本体 1 0とピルファプル一フ環 2 0との接合部分の拡大断面図（第 1実施例の図 1 1に女ォ応する図）である。

第 1実施例においては、図 1 1に示すようにキャップ本体 1 0の大径部 1 3の内側段差面 1 9 a力坦になっていて、この内側段差面 1 9 aにピルフアプル一フ環 2 0の 4つの突起 3 0， 3 O Aを突き当てた状態で、この突起 3 0 , 3 O A を内側段差面 1 9 aに超音、波接合するようにしている。

又、作業性の面から、キヤップ本体 1 0とピルファプルーフ環 2 0との間に径方向の隙間を設けている。

しかしながら、第 1実施例のように構成されていると、超音波接合する際に振動によってキヤップ本体 1 0とピルファプル一フ環 2 0の軸芯がずれる虞がある。両者の軸芯カずれると、キャップ 1の容器 5 0への装着時やキャップ 1の開栓時に不具合を生じることがある。

第 6実施例では図 2 4に示すように、キャップ本体 1 0の内側段差面 1 9 aに、突起 3 0， 3 0 A力系合可能な位置決め用の環状溝 1 9 bを設けた。環状溝 1 9 bは内個]^面 1 9 aを一周している。

突起 3 0 , 3 0 Aを環状溝 1 9 bに係合させた状態で超音、波接合すると、超音波接合時にキャップ本体 1 0とピルファプル一フ環 2 0と力 ⁵'径方向に相対移動不能となり、芯ずれ力 ^s生じない。

図 2 5は第 6実施例の変形例を示すものであり、ピルファプルーフ環 2 0の起立壁部 2 4の外周面下部に、補助位置決め突起 2 4 aを設けたものである。補助位置決め突起 2 4 aは^:壁部 2 4の外周に等間隔に複数個設置されていて、補助位置決め突起 2 4 aの外面とキヤップ本体 1 0の大径部 1 3の内周面との間に極めて僅かな隙間が生じるようにされている。産業上の利用可會^ : Lhのように、本発明のキャップは開栓済みか、あるいは未開栓かを明確に確認できるので、ジュースや清涼飲料水等の食料品を充填した容器に装着されるキヤップとして有用である。

Claims

請求の範囲

1 . 容器の口筒部に螺合し、開栓あるいは未開栓状態カ認可能なピルファプルーフ機構を有する樹脂製のキヤップにおいて、

有頂筒状をなす樹脂製のキヤップ本体の上部内周面に、容器の口筒部の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成され、このキヤップ本体の底部に樹脂製のピルファプルーフ環が露出して取り付けられており、このピルファプルーフ環は次の（a ) 環体部と（b ) 弾性掛止片とを具備するキャップ。

( a ) 環体部は、複数の駒部力 ^s第 1連接部によって環状に接続されて構成され、第 1連接部のうちの一つは他の第 1連接部よりも縦断面積が小さく破断可能にされており、この環体部は周方向複所をキャップ本体に部分的に接合され、前記破断可能な第 1連接部の開方向側に位置する接合部力の接合部よりも接合面積を大きくされている。

( ) 弾性掛止片は、前言 em体部の内側に複数設けられていて、環体部からキヤップ本体の頂部に向かって斜め内側に延び、径方向に弾性変形可能で、容器の口筒部の雄ねじ部の下部に設けた鍔部に対して掛止可能にされている。

2 . 請求項 1に記載のキヤップにおいて、ピルファプル一フ環が超音波接合によってキヤップ本体に取り付けられているキャップ。

3 . 請求項 1に記載のキヤップにおいて、破断可能にされた前記一つの第 1連接部に、縦断面積を縮小した断面縮小部力 s設けられているキヤップ。

4 . 請求項 1に記載のキヤップにおいて、前記環体部の駒部が、キヤップ本体の下部内側に揷入される壁部を有するキヤップ。

5 . 請求項 4に記載のキヤップにおいて、互いに隣接する前記^:壁部の上部が第 2連接部によつて接続されているキャップ。

6 . 請求項 5に記載のキヤップにおいて、前記第 2連接部に縦断面積を縮小した断面縮小部が設けられているキヤップ。

7 . 請求項 6に記載のキヤップにおいて、前記断面縮小部力 s第 2連接部の開方向惻端部に設けられているキャップ。

8 . 請求項 1から 7のいずれかに記載のキヤップにおいて、前記ピルファプルーフ環の環体部の上面には、前記キヤップ本体に対する接合部としての突起が設けられ、キヤップ本体の下端底面には、ピルファプル―フ環の前記突起力≤ί系合する位置決め用の環状溝力 ^?設けられているキャップ。

9 . 請求項 1に記載のキヤップにおいて、容器の雄ねじ部のと鍔部の圣がほぼ同径である容器に取り付けられるキヤップ。