JP2003276749A - 紙パック用スパウト - Google Patents

紙パック用スパウト

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JP2003276749A JP2002082340A JP2002082340A JP2003276749A JP 2003276749 A JP2003276749 A JP 2003276749A JP 2002082340 A JP2002082340 A JP 2002082340A JP 2002082340 A JP2002082340 A JP 2002082340A JP 2003276749 A JP2003276749 A JP 2003276749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパウト本体の仮止め用爪を損傷させずに無
理抜き成形できて成形サイクルを短くすることができ、
またキャップの高さを高くすることなしに、不正開栓表
示機能を高めることができ、且つキャップ開栓時の指係
合機能を向上させることができる紙パック用スパウトを
得る。 【解決手段】 スパウト本体2の嵌合筒部の仮止め用爪
7の内側に肉抜き部15を設け、プルリング12は、支
柱側の略半円部を平坦部12Aとし、支柱と反対側の略
半円部を傾斜部12Bとし、その上端が注出筒8先端か
ら上方にはみ出すように形成する。キャップ3は、TE
バンド22の内側にフラップ24を有し、スカート壁2
1から天壁上面への連結部が切頭円錐状の傾斜部23と
なっており、傾斜部を含むスカート壁の外周面に滑止用
のローレット26が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュース、酒等の
飲料用容器として使用される紙パックに取付けられる紙
パック用スパウトに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、清涼飲料や酒等の飲料用容器とし
て多用されている紙パックは、通常リシールが可能なよ
うに、屋根傾斜面部にネジキャップを有するスパウトが
設けられている。紙パックの製造工程において、屋根傾
斜面部への前記スパウトの取付けは、スパウト本体にキ
ャップが取付けられた状態で、パック本体の開口底部か
ら屋根傾斜面部に形成された取付け穴にスパウトを差込
んで仮止めし、その後屋根傾斜面部裏面とスパウト本体
の内側フランジ面を熱溶着することにより固定してい
る。そのため、仮止めのときスパウトが抜け落ちるのを
防止するために、図1に示すように、フランジ面上方の
嵌合筒部外周面に複数個の仮止め用爪が形成されてい
る。仮止め用爪は、スパウトの外周面から直角に水平に
延びているので、割型を用いずに通常の軸方向移動型を
用いて成形すると、成形後の型抜きに際しての無理抜き
の度合いが大きくて変形してしまい、仮止め爪としての
機能を損なう欠点がある。そのため、従来、紙パック用
スパウト本体の成形用金型は、外型を割型構造にせざる
を得なかった。その結果、成形サイクルが長くなり、製
造コストが高くなるという問題点があった。
【0003】一方、上方が屋根傾斜面部となっている紙
パックの場合、スパウトは屋根傾斜面部に設けるため、
特に小さい容器の場合、キャップの高さを高くするとキ
ャップ頂部が容器側壁面よりも外方にはみ出してしまう
ので、キャップの高さに制限を受ける。そのため、キャ
ップを低くするために、タンパーエビデントバンド(以
下TEバンドという)付きキャップではラチェット式T
Eバンドを採用している。その理由は、ラチェット係合
式TEバンドの場合は、周方向の係止であるので、高さ
を低くすることができるからである。ところが、スパウ
ト本体は、紙パックヘ熱溶着により取付けるため、ある
いはスコアで区画された開口破断面部を破断して開口す
るため、熱溶着し易いあるいは開口部のスコアの破断し
易いポリエチレン等の柔らかい材質で形成する必要があ
り、その結果ラチェットの強度が弱く、不正開栓等に対
して十分な抵抗を与えないという問題が生じることがあ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の紙パ
ック用スパウトの上記問題点を解決しようとするもので
あって、スパウト本体の成形に際して割型を使用しない
で無理抜きしても、仮止め用爪を変形させることなく、
正確に成形することができ、成形サイクルを短くしてコ
スト削減を図ることができる紙パック用スパウトを得る
ことを第1の目的とし、さらに、キャップの高さを高く
することなしに、フラップ係止式のTEバンドの採用を
可能にして、不正開栓に対する抵抗力を強くして不正開
栓表示機能を高めることができ、且つその分キャップの
スカート壁の高さが低くてもキャップ開栓時の指係合機
能を損なうことなく、容易に開栓することができる紙パ
ック用スパウトを得ることを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明の紙パック用スパウトは、紙パックに取付けられる
スパウト本体と該スパウト本体に締着されるキャップと
からなる紙パック用スパウトであって、前記スパウト本
体が容器本体に形成されたスパウト取付用穴に嵌合する
嵌合筒部の外周面に仮止め用爪を有し、前記嵌合筒部の
前記仮止め用爪の内側に肉抜き部を設けたことを特徴と
する構成を採用することによって、上記第1の目的を達
成した。
【0006】前記肉抜き部は、前記仮止め用爪の内側に
それぞれ円周方向長さよりも長い円弧長を有する円弧状
溝と形成するか、又は環状溝に形成することが望まし
い。前記嵌合筒部に、前記弧状溝又は環状溝から外方に
抜ける切り欠きを設けることによって、冷却等のために
シャワーされる水が肉抜き部に溜まるおそれがなく望ま
しい。また、スパウト本体の注出筒部内部に、支柱に支
持されたプルリングを備えたスコアで区画された開口破
断面部を有し、前記プルリングは、前記支柱側の略半円
部を支柱からスパウトの中心軸線に対して、垂直或いは
斜め下方に向けて延びる平坦部とし、支柱と反対側の略
半円部を前記平坦部端縁から上方に向けて傾斜して立ち
上がる傾斜部となる形状にし、その上端がキャップを外
した状態で注出筒先端から上方にはみ出すように形成す
ることによって、特に小さいプルリングの場合の指掛か
り性を向上させることができる。
【0007】また、キャップは、天壁と該天壁から下方
に垂下するスカート壁と該スカート壁に弱化部を介して
連結されたTEバンドとからなり、該TEバンド内面に
は内方に向けて上向きのフラップを有することによっ
て、スパウト本体が柔らかい材質で形成されていても開
口に際してTEバンドを確実に係止させ、不正開栓表示
機能を確実に果たすことができる。さらに、前記キャッ
プは、天壁上面外径がスカート壁外径よりも小さく形成
して、スカート壁から天壁上面への連結部が切頭円錐状
の傾斜部とし、少なくとも該傾斜部を含むスカート壁の
外周面に滑止用のローレットを形成することによって、
スカート壁の高さが低くても指係止面積を大きく確保で
きるようにした。本発明は、これらの構成を採用するこ
とによって、前記第2の目的を達成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は本実施形態に係るスパウ
ト1を紙パック40に締着した半断面側面図であり、図
2〜6はスパウトを示し、図7はスパウト本体の成形に
おける型抜き工程を示している。スパウト1は、スパウ
ト本体2とキャップ3の組合せからなる。スパウト本体
2は、容器本体の屋根傾斜面41に形成された取付穴に
嵌合して屋根傾斜面41と熱溶着する取付フランジ5、
嵌合筒部6、該嵌合筒部上部外周面に突出形成された複
数個(本実施形態では4個)の仮止め爪7(図2、3に明
示)、注出筒部8、スコア9で区画された開口破断部1
0、該開口破断部の上面に突出形成された支柱11を有
するプルリング12、注出筒外周面に形成されたキャッ
プ螺着用の雄ネジ13を有している。以上の構成は従来
と同様である。
【0009】上記構成のスパウト本体2において、本実
施形態では、嵌合筒部6の外周面に突出形成された仮止
め用爪7が成形時の型抜きに際して、軸方向抜き型での
無理抜きに際して、仮止め用爪7が設けられている個所
が弾性変形して仮止め用爪7に損傷を与えることなく容
易に型抜きができるようにするために、仮止め用爪7の
内側に、図3及び図4に明示するように、周方向に円弧
状溝からなる肉抜き部15を形成してある。また、注出
筒部外周の雄ネジ13の下方には、キャップのTEバン
ドの内面から内方に向けて上向きに延びる可撓性のフラ
ップが係止するフラップ係止リング16を設け、フラッ
プによる上下方向の係止を可能にした。さらに、プルリ
ング12の形状を図4に明示するように、支柱側の半円
部を支柱11からスパウトに中心軸線Xに対して垂直或
いは斜め下方に向けて延びる平坦部12Aとし、支柱1
1と反対側の半円部を中央から上方に向けて傾斜して立
ち上がる傾斜部12Bとなる形状にし、その上端がキャ
ップを外した状態で注出筒先端から上方にはみ出すよう
に形成してある。それにより、プルリング径が小さく指
が掛かりにくい小さいスパウトの指掛かり性を改善し
た。即ち、プルリング12をそのような形状にすること
によって、プルリング12への指掛かりは、先ず平坦部
12Aの上面に指先を載せ、その状態で指先が傾斜部1
2Bを向くように倒して傾斜部12Bに移動することに
よって、指先が傾斜部12Bに自然に係合し、小さいス
パウトのプルリングでも係合し易くなる。なお、プルリ
ング12は、スパウト本体にキャップが螺着された状態
では、図1、2に示すように弾性によりキャップ内方に
納まるように変形する。
【0010】一方、本実施形態におけるキャップ3は、
図5及び図6に最もよく示されているように、天壁2
0、スカート壁21、TEバンド22とから構成され、
天壁20の上面外径がスカート壁21の外径よりも小さ
く形成され、スカート壁から天壁上面への連結部が切頭
円錐状の傾斜部23となっている。そして、開栓時の指
掛かりをよくするため、前記傾斜部23とスカート壁2
1の外周面全体に滑止用のローレット26が形成されて
いる。このように、傾斜部23にもローレット26を設
けることにより、スカート壁の高さを低くしても、開栓
時の指掛かり面積を確保できるようにした。TEバンド
22は、内側に折り返されたフラップ24を有し、開栓
時に該フラップがスパウト本体2に形成されたフラップ
係止リング16に係止することによって、TEバンド2
2を連結している弱化部25が確実に破断される。した
がって、スパウト本体2がスコアが引き裂き易い柔らか
い材質で成形されていても、確実に不正開栓表示機能を
果たすことができる。
【0011】図7は、上記構成のスパウト本体2の成形
時の型抜き工程における外側成形型による型抜き工程を
示し、(a)は内側成形型の型抜きを終了した時点、
(b)は外側成形型嵌合筒部外周成形型の型抜きを終了
した時点の状態をそれぞれ示している。本実施形態のス
パウト本体の成形金型30は、通常の射出成形用の金型
と同様に、軸方向移動型と固定型の組合せからなり、仮
止め爪の成形も無理抜きで行う。本実施形態では、下型
31が2個の組み合わせからなり、軸方向に移動する上
型32が注出筒の内側成形用型と外側成形用型との組合
せから構成されている。外側成形用型の注出筒部外周成
形型33の下端に肉抜き部成形用突起34を有し、また
嵌合筒部外周成形型35には仮止め爪成形用アンダーカ
ット36が設けられている。なお、上型32の注出筒の
内側成形用型は複数個の型及ぴスプールブッシュの組合
せで構成されているが、これらは公知のものを採用でき
るので、図面の煩雑さを避け見やすくするために、図7
においては、内側成形用型の図示は省略してある。
【0012】以上のような構成の金型によるスパウト本
体の成形後の型抜きは、注出筒の内側成形型の型抜き
後、同図(b)に示すように、まず注出筒部外周成形型
33が上昇することによって、肉抜き部成形用突起34
が肉抜き部15から抜けることによって、肉抜き部がフ
リーの状態となる。次いで嵌合筒部外周成形型35が上
昇することによって、そのアンダーカット部36が仮止
め爪7に掛かり、仮止め爪を上方に押し除ける力が作用
するが、仮止め爪の背後の嵌合筒部には肉抜き部が形成
されているので、その力により仮止め爪の基部が弾性変
形して仮止め爪がアンダーカット部から容易に外れ、仮
止め爪7が嵌合筒部外周から半径方向外側に突出する爪
であっても爪を損傷せることなく、型抜きができる。し
たがって、従来のように割型を用いなくても成形できる
ので、型抜きが簡単であり、成形サイクルを短縮するこ
とができる。
【0013】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実形態に限定されるものでなく、そ
の技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態の紙パック用スパウトは、ネジキ
ャップを螺合する場合であるが、打栓キャップの場合で
も仮止め爪を有するスパウトであれば効果的に適用でき
ることは言うまでもない。また、上記実施形態では肉抜
き部は嵌合筒部の外周面と連通してないが、冷却シャワ
ー処理をするような場合には、肉抜き部15に水が溜ま
る恐れがあるために、例えば、図8に示すように、弧状
溝からなる肉抜き部15の一方或いは両端に外方に抜け
る水抜き用の切り欠き17を設けることが望ましい。な
お、図8において、前記実施形態と同様な個所は同一符
号を用いてある。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1及び請求
項2の発明によれば、仮止め用爪の内側に肉抜き部を設
けたので、仮止め用爪を損傷させずにアンダーカットに
よる無理抜きが可能となり、割型を用いなくても成形で
き、成形サイクルを短縮することができ、生産効率を高
めることができる。さらに、請求項3の構成によれば、
上面に開口した肉抜き部があっても、冷却シャワー処理
をするような場合に該肉抜き部に水が溜まる恐れがな
い。また、請求項4の構成によれば、プルリングヘの指
掛かりが、プルリングの平坦部上面に指先を載せ、その
状態で指先を移動することによって、指先が傾斜部に自
然に係合するので、小さいスパウトでも係合し易くな
り、開栓が容易である。
【0015】請求項5の構成によれば、さらに不正開栓
表示のためにキャップ外周面を他のシュリンクフィルム
等で被覆する必要がなく、密封工程を短縮化することが
できる。さらにTEバンドとスパウト本体の係止がフラ
ップ係止方式であるので、スパウト本体を柔らかい合成
樹脂で形成しても、開栓時に該フラップがスパウト本体
に形成されたフラップ係止リングに確実に係止すること
ができ、確実に不正開栓表示機能を果たすことができ
る。また、請求項6の構成によれば、前記キャップは、
天壁上面外径がスカート壁外径よりも小さく形成され、
スカート壁から天壁上面への連結部が切頭円錐状の傾斜
部となっており、少なくとも該傾斜部を含むスカート壁
の外周面に滑止用のローレットが形成してあるので、ス
カート壁の高さが低くても指係止面積を大きく確保で
き、小さな容器のスパウトとして特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る紙パック用スパウトを
紙パックに装着した状態での正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る紙パック用スパウトの
正面断面図である。
【図3】そのスパウト本体の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る紙パック用スパウトの
キャップの一部破断正面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る紙パック用スパウトの
キャップの平面図である。
【図7】スパウト本体の成形時の型抜き工程における外
側成形型による型抜き工程を示し、(a)は内側成形型
の型抜きを終了した時点、(b)は外側成形型嵌合筒部
外周成形型の型抜きを終了した時点の状態をそれぞれ示
す正面断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る紙パック用スパウ
トの平面図における肉抜き部近傍の拡大図である。
【符号の説明】
1 スパウト 2 スパウト本
体 3 キャップ 5 取付フラン
ジ 6 嵌合筒部 7 仮止め爪 8 注出筒部 9 スコア 11 支柱 12 プルリン
グ 15 肉抜き部 16 フラップ
係止リング 17 切り欠き 20 天壁 21 スカート壁 22 TEバン
ド 23 傾斜部 24 フラップ 25 弱化部 26 ローレッ
ト 30 成形型 31 下型 33 注出筒部成形型 34 肉抜き部
成形用突起 35 嵌合筒部外周成形型 36 アンダー
カット部 40 紙パック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 誠治 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 辻口 洋一 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 Fターム(参考) 3E060 AA05 CF06 DA15 DA17 EA03 3E084 AA05 AA12 AA34 AB01 BA01 CA01 CC03 DA01 DB03 DB12 DC03 EA03 EB01 EB02 EB04 EC03 FA09 FB01 GA04 GB04 GB08 KA13 KB01 LA03 LB02 LB07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙パックに取りつけられるスパウト本体
    と該スパウト本体に締着されるキャップとからなる紙パ
    ック用スパウトであって、前記スパウト本体が容器本体
    に形成されたスパウト取付用穴に嵌合する嵌合筒部の外
    周面に仮止め用爪を有し、前記嵌合筒部の前記仮止め用
    爪の内側に肉抜き部を設けたことを特徴とする紙パック
    用スパウト。
  2. 【請求項2】 前記肉抜き部は、前記仮止め用爪の円周
    方向長さよりも長い円弧長を有する複数個の弧状溝、又
    は単一の環状溝に形成されている請求項1に記載の紙パ
    ック用スパウト。
  3. 【請求項3】 前記嵌合筒部に、前記弧状溝又は単一の
    環状溝から外方に抜ける切り欠きを有する請求項2記載
    の紙パック用スパウト。
  4. 【請求項4】 前記スパウト本体の注出筒部内部には、
    支柱に支持されたプルリングを備えたスコアで区画され
    た開口破断面部を有し、前記プルリングは、前記支柱側
    の略半円部を支柱からスパウトの中心軸線に対して、垂
    直或いは斜め下方に向けて延びる平坦部とし、支柱と反
    対側の略半円部を前記平坦部端縁から上方に向けて傾斜
    して立ち上がる傾斜部となる形状にし、その上端がキャ
    ップを外した状態で注出筒先端から上方にはみ出すよう
    に形成してなる請求項1乃至3の何れかに記載の紙パッ
    ク用スパウト。
  5. 【請求項5】 前記キャップは、天壁と該天壁から下方
    に垂下するスカート壁と該スカート壁に弱化部を介して
    連結されたタンパーエビデントバンドとからなり、該タ
    ンパーエビデントバンド内面には内方に向けて上向きの
    フラップを有する請求項1乃至4の何れかに記載の紙パ
    ック用スパウト。
  6. 【請求項6】 前記キャップは、天壁上面外径がスカー
    ト壁外径よりも小さく形成され、スカート壁から天壁上
    面への連結部が切頭円錐状の傾斜部となっており、少な
    くとも該傾斜部を含むスカート壁の外周面に滑止用のロ
    ーレットが形成されている請求項1〜5何れかに記載の
    紙パック用スパウト。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001600A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Toppan Printing Co Ltd 不正開封防止機能付きプラスチック口栓キャップ
JP2006131232A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Toppan Printing Co Ltd 不正開封防止封緘リング付口栓
JP2011105383A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Toppan Printing Co Ltd 注出口栓および包装容器
JP2011152951A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Japan Crown Cork Co Ltd プラスチックキャップ

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