WO1984001973A1

WO1984001973A1 - Sanitary washing apparatus

Info

Publication number: WO1984001973A1
Application number: PCT/JP1983/000393
Authority: WO
Inventors: Hiroyuki Matsui; Kazuaki Fujita; Manabu Seno; Yoshitaka Morikawa
Original assignee: Matsushita Electric Ind Co Ltd
Priority date: 1982-11-09
Filing date: 1983-11-02
Publication date: 1984-05-24
Also published as: DE3381050D1; EP0125314A1; EP0125314B1; US4581779A; EP0125314A4

Description

明細書

発明の名称

衛生洗浄装置

技術分野

この発明は、温水等で人体の局部の洗浄を行う衛生洗浄装置に関するものである。

背景技術

近年、洋式便器に組み合わせた衛生洗浄装置が普及されつつある。これらの装置において、単一の洗浄ノズルで肛門用とビデ用に兼用するタイプもあるが、各専用ノズルを傭えたものの方が、洗浄水の噴出位置と噴出角度を適確に得られるので機能上優れているので好ましい。しかしたがら、このように専用ノズルを備えたものは温水の通過する水路が長くる点に問題があつた。

第 1 図，第 2図は従来の衛生洗浄装置を示し、このものは、便器 1 の上に載置された便座 2に肛門用ノ.ズル 3およびビデ用ノズル ₄が配設されてお、内部に温水タンク，加圧ボンブ，制御装置等が収納された床上設置の洗浄装置本体 5よ 1)接続ホ —ス 3 '， 4 ' によ前記温水タンク内の温水を、肛門用ソズル 3およびビデ用ノズル 4に供給するようにしている。また洗浄装置本体 5には湯温調節ッマミ 6、湯量調節ッマミ 7、洗浄切換ッマミ 8が設けられている。

第 3図，第 4図も他の従来例を示すもので、このものは、便器 9には肛門用ノズル ¹ Oおよびビデ用ノズル 1 1が配設され、内部に温水タンク，加圧ポンプ，制御装置等が収納された床上設置の洗浄装置本体^{1 3}よ ])接続ホース 1 O '， 1 ¹ ' で前記肛

ΟΜΡΙ 門用ノズル ¹ Oおよびビデ用ノズル ^{1 1} に温水を供給するようにしている。また第 1 図，第 2図と同じように便座 1 2 ，電源スィッチ 1 4 ，湯温調節ツマミ 1 5 ，湯量調節ツマミ 1 6 ，洗浄切換ツマミ 1 ァが設けられている。

上記従来の 2例は何れも床上設置の洗浄装置本体 5 ， 1 3に内設した温水タンクから肛門用ノズル ³ ， 1 Oおよびビデ用ノズル 4 ， 1 1 に至る水路が長く、従って洗浄操作によ ])温水タンクから吐出した温湯が各ノズル端に達するまでの時間が長い。すなわち、運転休止中に接続ホース 3 ' ， 4 ' ， 1 0 ' ， 1 1 'に残留した洗浄水は冷却して低温水となっているので、各ノズル 3 ， 4 , 1 0 , 1 1 から温湯が吐出するには先ず、この冷水が噴出排除された後になる。特に冬期において室温が低下した状態のとき、洗浄操作による温湯噴出に先立ち、冷水の噴出を浴びることは短時間とは云え体感上極めて不快である。

また、これらの構成において、使用者は、便座 2 ， 1 2に腰かけ、排便を行ったのち、洗浄切換ツマミ 8 , 1 7を作動させて肛門部を肛門用ノズル 3 , 1 Οで洗浄を行った ])、女性の場合は生理の時に、女性局部をビデ用ノズル 4 ， 1 1 で洗浄するが、特に女性の場合は、排便後であっても肛門洗浄後、ビデ洗浄を行うし、また生理時は、ビデ洗浄後、肛門洗浄を行うことが一般的である。つま ]?—方のノズルを使った後、他方のノズルを使うことが多。

しかるに、従来の衛生洗浄装置では、肛門洗浄を行った続きに、ビデ洗浄を行つた場合、ビデ用ノズル 4 ， 1 1 が、冷え込んでいる為、温水が冷却されて非常につめたくな ]?、これは快

Ο ΡΙ よい暖かさ（約 4 O ¾ ) で肛門洗浄を行ったのち、ビデ洗浄に切換えて急に冷水をあびることと ¾るので、俾用上非常に不具合であった。冬期など室温が Sで以下に ¾るよう ¾ トィレでは、冷水の温度が非常に低く ]? ヒャッと飛び上がるほどにもる。女性の洗浄部分は特に敏感であ ]?、不快感は著しい。ビデ用ノズル 4 ， 1 1 という女性にとつて非常に有難い機能も、このようものでは使用に耐え ¾いことにる。ビデ洗浄から肛門洗浄を行う場合も同様のことがいえる。

更に、従来では、ノズルが、便器 ¹ ， ⁹の両側にあ])、温水タンクを収納した洗浄装置本体 5 ， ^{1 3}が便器 ¹ ， 9の一方側にある為、ノズルのどちらか一方の接続ホースが非常に長く ¾ る。この従来例では、ビデ用ノズル 4 ， 1 1 に接続される接続ホース 4' ， 1 1 ' が長くつている。そして、接続ホース 4'， 1 が長ため使用中にも水が冷やされるし、非使用時の接続ホース 4' ， 1 1 '内の残水も多くな ]?、使用初期にヒャッとした感じが更に助長されるし、使用中の温水温度も、室温が低いほど低くな ]?、季節によってまた、 ¹ 日においても朝夕使用するのと昼使用するのでは温度的 ¾使用感が大きく異な ]?不具合である。また、接続ホース（ 3' ， 4' ) ， ( 1 Ο' , 1 1 ' ) の長さが異なる為、洗浄切換ッマミ ⁸ ， ¹ 7を操作してから、洗浄ノズル（ 3 ， 4 ) ，（ 1 Ο ， ^{1 1} )から温水が噴射するまでの時間に差が出る。すなわち、ビデ用ノズル ⁴ , 1 1 の方が接続ホース 4' ， 1 が長いため、応答速度が遅く j?、肛門用、ビデ用を交互に使用する場合、不具合てある。

これらを解消する為には、温水タンクをノズルの中央に位置させて接続ホース（ 3 ' ， 4 ' ) , ( 1 Ο ' , 1 1 ' ) の長さを等しくかつ短かくすれば良いが、便座 2 ， 1 2の広さを充分確保し、温水量も、使用上満足出来る程度に確保する為には、温水タンクをノズルの中央に設けることは、寸法上難しくな ]?、便器 1 ， 5 9のどちらか一方に寄せざるを得ず、したがって便器 1 ， 9の両側にノズルを位置させた場合、上述の欠点はまぬがれない。

更に従来例では、ノズルが便器 1 ， 9内に設けられている為汚物や汚水がかかつて非常に不潔である。

発明の開示

t o 本発明は上記従来の問題点に留意し、温水タンクからノズルまでの水路を極めて短かくなるよう構成して洗浄ノズルから冷水の噴射するのを防止するとともに、肛門洗浄とビデ洗浄の何れか、または両者併用の選択切換えを随時容易にすることを第

1 の目的とする。

i s また、複数のノズルを設けた衛生洗浄装置におて、一方を使用した後、引続いて他方を使用した場合、冷たいノズルで温水が冷やされ、冷水を噴射して使用者に不快感を与えるのを防止し、ノズル切換におても、使用者に温度変化を感じさせず心地良く洗浄出来るようにすることを第 2の目的とする。さら 20 洗浄切換弁の切換後に、切換えられた側のノズルからの冷水の賓出を防止することを第 3の目的とする。

そして上記第 1 の目的を達成するため、この発明は、便器上に載置した洗浄装置本体内に、温水タンクと洗浄切換弁とを設けるとともに、この洗浄切換弁に接続した複数のノズルの少 ²⁵ ぐとも一部を前記洗浄装置本体内に設けることによ ])、温水タ

OMPI

W1PO - S - ンクから各ノズルに至る水路が短かく ¾るよう構成し、洗浄開始時間で温水タンクを出た温水が各ノズルか.ら吐出するようにするとともに、この吐出後の残留水を少くし、次回洗浄開始時に冷水の噴出を防止するものであ ]?、さらに洗浄切換弁の操作によ i?肛門洗浄，ビデ洗浄，あるいは両者の同時併用を随時選択できるようにしたものである。

また上記第 2の目的を達成するため、本発明では、複数のノズルを近接させ、一方を使用中に、使用中のノズルから他方のノズルへ熱を与えて保温し、ノズル切換を行っても、温水を^ 却することがないようにしている。

さらに、上記第 3の目的を達するために、本発明では、その洗浄切換弁を一方のノズルに切換えた時、他方のノズル側にもサブ水路ができるよう構成とし、このサブ水路によ i?非使用側のノズルにも、噴出しい程度の温水を流しておく構成としたものである。

以下、本発明の一実施例を添付図面とともに説明する。

図面の簡単な説明

第 1 図は従来の衛生洗浄装置を示す斜視図、第 2図は同部分平面図、第 3図は他の従来例の衛生洗浄装置の斜視図、第 4図は同部分平面図、第 5図はこの発明の一実施例の衛生洗浄装置の斜視図、第 6図は同洗浄装置本体を示す平面図、第 7図は同洗浄水系統図、第 S図はこの発明の他の実施例を示す衛生洗浄装置の斜視図、第 9図は第 8図の平面図、第 1 O図は同衛生洗浄装置の洗浄回路図、第 1 1 図は同洗浄ノズルの分解斜視図、第 1 2図は同洗浄ノズルの使用時の状態を示す断面図（ただし

OMPI 使用時はどちらか一方が突出するが、説明上、両者突出時の図

^示す）、第 1 3図は同非使用時の断面図、第^{1 4}図は同衛生洗浄装置を使用して洗浄を行つている状態を示す断面図、第¹5 図は同洗浄切換弁の要部分解斜視図、第 1 6図は同要部上面断面図、第 1 7図は同要部縦断面図である。

発明を実施するための最良の形態

第 5図〜第 7図において便器 1 8後部上には洗浄装置本体 ¹9 が取付けられている。また便器 1 8上には便座 2 O ，便ふた²1 が設けられている。なおふた 2 1 は回転軸 3 7で開閉自在と ¾ つている o

前記洗浄装置本体 1 9内には耠水手段として洗浄水加圧用のポンプ 2 2が設けられ、このポンプ 2 2は外部の水タンク（例えばシスターン） 2 3中の水をフィルタ 2 4を介して吸い込み、洗浄装置本'体 1 9内の電磁弁 2 5を経て同じく洗浄装置本体 ¹9 中の温水タンク 2 6にこの水を送水するようにしている。前記温水タンク 2 6は図示しない加温手段を設けた密閉容器で、上部の真空破壊弁 2 T , 洗浄切換弁 2 8と接続ホース 29 ， 29' によ肛門用ノズル 3 O ，ビデ用ノズル 3 1 に連通する。 ¾お各ノズル 3 0 ， ^{3 1} はノズルケース ³ 0' , ^{3 1} ' に収納されている。前記洗浄装置本体 1 9内には図示を省略したポンプ回転制御装置，湯温制御装置，その他の制御手段も設けている。まこの本体 1 9には電源スィツチ 3 2 ，パイロットランプ 33，湯温調節ツマミ 3 4 ，洗浄切換ツマミ 3 5 ，洗浄操作ツマミ 36 を設けている。

上記構成において先ず電源スィツチ 3 2を ONするとパイ口ットランプ 3 3が点灯する。

次に湯温調節ツマミ 3 4を回して所要の目盛に合すと、たとえば 4〇°Cの場合²〜 ³分で温水タンク ^{2 6}内の水が沸き上が ]9、湯温制御装置によ ]?定温を維持する。

次に洗浄切換ッマミ 3 5を回して、肛門用か、ビデ用か、併用の何れかを選択すると、洗浄切換弁^{2 8}のゲー卜が指定の位置に開口する。

次に洗浄操作ッマミ 3 6を回すと電磁弁 2 5が開くとともにポンプ 2 2に通電される。操作角を增すとポンプ ^{2 2}の回転数の増加に伴い、吐出圧力が o〜 ¹.² ^に変化する。ポンプ 2 2の,駆動によ ]3水タンク ^{2 3}からフイルク一 ^{2 4}を経て吸い込まれた水は電磁弁 2 5を通つて温水タンク ^{2 6} の温水を押し上げる。したがって押し上げられた温水は真空破壊弁 2 T ，洗浄切換弁 2 8を経て肛門用ノズル ³ Oまたはビデ用ノズル ³ 1 の選択されたノズルに達する。これらのノズル ³ ◦ ， 3 ¹ は何れも水圧可動形で、水圧付勢よ j? ノズルケース ³0'， ³¹'から滑出し、水圧消勢によ ]?ノズルケース 30'， ^{3 1} 'に収納されるものである。したがって選択されたノズル 3 0 ， 3 1 は水圧によ 1? ノズルケース ³ Ο' , ^{3 1}'から滑 ]?出して所定の位置および角度をもって温水を噴出し、人体局部の洗浄目的を^る。次に洗净操作ッマミ 3 6を回して O位置に復帰すると電磁弁 ² 5が閉じ、ポンプ^{2 2}が停止し、温水タンク ^{2 6}内の水圧が低下して真空破壊弁 2 7が開ぐ。したがって真空破壌弁² 7から各ノズル 3 O ， 3 1 に至る水路の洗浄水が流出しつつ各ノズル 30 , 31 はノズルケース 30' ， 3 ¹'に収納されて洗浄作用を

OMPI 終、待機の状態とるる。このとき電磁弁 ^{2 5}が閉じているので、水タンク ^{2 3}の水面が真空破壌弁 ² 7よ高い位置になる設置条件においても、サイホン作用で水が不用に流出することがい o

待機の状態では真空破壊弁 ² 7から各ノズル ³ O , 3 1 に至る水路の洗浄水は流出し、冷水として残留することが。洗浄開始に際して温水タンク ^{2 6}から押出された温水は、ノズル

3 0 , 3 1 に至る水路の管壁で熱を奪われ、噴出初期の水温が低下することになるが、本実施例ではこの水路が極めて短かいので、影饗が僅少である。するわち洗浄開始に当って冷水を噴出することがなく、かつ温水が噴出初期の水温低下は僅少で速く定温に回復する。

¾ 、洗浄切換ツマミ 3 5の操作は洗浄水噴出中に行つてもよい。たとえば肛門用ノズル 3 Oを選択使用中に洗浄切換ツマミ 3 ⁵ を操作してビデ用ノズル ³ 1 に切換え、あるいは併用に切換えて洗浄を続けることができる。

¾ぉ、本実施例の説明では、真空破壊弁 2 7を用いた場合について述べたが、この真空破壊弁 2 7は使用しなくてもノズル 3 0 , 3 1への水路が極めて短かい構成となってお j？、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。

このように本実施例によれば温水タンク 2 6から各ノズル 30 , 3 1 に至る水路の最高位に真空破壊弁 2 7を有するとともに水路が短かく構成できるので、洗浄停止後に前記水路の保有水は容易に流出し、冷水とって残留することがい。したがって洗浄開始に当って冷水を ¾出して体感を損うことるく、また温

OMPI 水噴出初期の湯温低下が僅少で速やかに定温に回復する。

肛門洗浄，ビデ洗浄，あるいは両者併用の.選択が洗浄切換ッマミ 3 5の操作で容易にでき、かつ、この操作は温水嘴出中に引続いて行うことができる。たとえば、肛門洗浄に続いてビデ洗浄を併用するど、随時自在にモードを変更できる。

次に、この発明の他の実施例について、図面とともに説明する。第 S図〜第 1 O図において、第⁵図〜第 7図と同じ部分には同一番号を付してお]?、異なる部分のみ説明する。

肛門用ノズル ³ O及びビデ用ノズル 3 1 は第 ^{1 1}図の分解図に示すように、ガイド部 3 9で 2者 1体となってお、寸法の短かい側が肛門用、寸法の長い側がビデ用の機能を果し、両者並行に設けられている。第 1 2図及び第 ¹ 3図は、両者の中心軸を通る平面で断面した断面図である。先端に肛門洗浄用の噴射口 4 ¹ を有するノズル本体 4 Oと、同じくビデ洗浄用の噴射口 ^{4 3}を有するノズル本体^{4 2}が示されている。ノズル本体⁴ O , 4²は共に、頭部 ⁴ O a ， ⁴ 2 aを除いて外形状が六角柱形に ¾つてお]?、内部に通水路 4 O b ， 4 2 bを有している。金属製のシリンダ 4 4 ， 4 5はガイド部 3 9の円筒部 4 6 ， 4ァに篏揷され、近接して平行に設けられているため、互いに熱的移動が可能となっている。回転止め 4 8 , 4 9は内形状が、ノズル本体 4 0 , 4 2の六角形寸法よ ]?若干大なる六角形をしてお ]?、ガイド部 3 9の穴にねじ S O ， 5 1 でそれぞれ固定されてお ]? 、ノズル本体 4 O ， 4 2の回転を規制している。ガイド部 3 9のねじ穴 3 9 a , 3 9 bは長穴になってお]?、回転止め

4 8 ， 4 9の固定に回転方向に余裕があ ])、噴射角度の調整が一 I。一

可能に ¾つている。スプリング 5 2 ， 5 3は、ノズル本体 40，

4 2をシリンダ 4 4 ， 4 5内へ収納する方向に付勢している。またシリンダ ^{4 4} , ^{4 5}にはシリンダ ^{4 4} ， ^{4 5}内に温水を導く給水口 5 4 ， 5 5が設けられている。ノズル 3 0 ， 3 1 は、給水口 5 4 , 5 5 よ ]?温水を供給された時、便器 ^{1 8}側に移動し、ノズル本体 4 0 , 4 2の頭部に設けたパッキン 56' ， 5 7 がガイド部 3 9の円筒部 4 6 ， 4 7に当接した時、ノズル本体

4 O ， 4 2とガイド部 3 9の間のすき間を封止すると同時に、ノズル本体 4 0 ， 4 2 の突出が停止し、噴射口 ^{4 1} ， ^{4 3}から上方の人体局部に向かって温水を賓射する。第 1 2図はその状態を示す図であるが、説明上、肛門用、ビデ用の両ノズル本体

4 0 , 4 2が突出した状態を示している。本衛生洗浄装置の場合は、洗浄切換ッマミ 3 5で、使用者が、どちらかを選択して使用する。第 1 3図は洗浄ノズルに温水が供給されていい状態である ο

この肛門用、ビデ用が一体と ¾つたノズルは、第 9図のように洗浄装置本体 1 9内に少なくともその一部が収納されてお]?、便器 1 S及び衛生洗浄装置の中心軸 5 6に対して、給水口 5⁴，

^{5 5}を温水タンク 2 ⁶側に向けて、斜めにかつ、各ノズル 30， 3 1 の中心軸を斜め下方に向けて取]?付けられている。肛門用ノズル 3 0力 S、中心軸 5 6に近い方であ]?、肛門用ノズル 3 O とビデ用ノズル 3 1 は、同高さである。ノズル本体 4 0 ， 4 2 が最大突出した時には、噴射口 4 1 , 4 3が中心軸 5 6上に位置する寸法とっている。両者の前後方向の位置は噴射口 4 3 の方が噴射口 4 1 に比べ、 3 程度前方にあ、洗浄位置の最

ΟΜΡΙ

W1PO 一 I /— 適方向に向いている噴射口 ⁴ 1 ， ^{4 3}の穴径は噴射口 ^{4 3}の方が 4 1 よ ]?大とってお！）、これは、ビデ用ノズル ^{4 2}の方が、寸法的に長く ¾つて圧損が大きくる為であ、これによ ]?、噴射口 4 1 , 4 3から噴射される温水流量は両者ほぽ同等と ¾ るが、噴射圧的には、噴射口 4 3からの洗浄水の方が弱く ])、ソフトなビデ洗浄が可能となる o 肛門用は噴射圧力が強くて洗浄効果が高く、ビデ用はソフトでさわやかる洗浄を行うことが出来る。

この構成において、使用者が便座 2 O上に腰かけ洗浄操作ッマミ 3 6を操作するとポンプ 2 2及び電磁弁 2 5が作動し、水タンク 2 3からフィルタ 2 4を通して水が吸引され、洗浄装置本体 1 ⁹内に導かれる。更に水はポンプ 2 2 で加圧され温水タンク 2 6に入温水ヒータ（図示しい）で温められ、適温 (約 4 0°C ')の温水と ¾つて洗浄切換-弁 2 8に送られる。使用者は、肛門洗浄又はビデのいずれかの用途に合せて洗浄切換ッマミ 3 5を用いて洗浄切換弁 2 8を切換えてお ]?、肛門洗浄の場合は、肛門用ノズル 3 0へ、またビデの場合は、ビデ用ノズル ^{3 1}へ温水が送 ])込まれる。各ノズル 3 0 ， 3 1 に送]?込まれた温水は、給水口 5 4又は 5 5を通つてシリンダ 44又は 45 に入、ノズル本体 4 O又は 4 2に力を加える。

ノズル本体 4 4又は 4 5はスブリング 5 2又は 5 3 の荷重に抗して便器 1 8の内側方向へ移動し、ノズル本体 4 O又は 4 2の噴射口 4 1 又は'⁴ 3が便器 1 8の中心軸 5 6上に出た時、パッキン ⁵⁶'又は 5 7が、ガイド部^{3 9}の円筒部 4 6又は ⁴ァに当た j？、ノズル本体 4 0又は 4 2の突出が停止する。その時、温 —J 一

水は、ノズル本体 4 O又は⁴ 2の内部の通水路⁴ O b又は⁴² b を通つて噴射口 4 1又は 4 3から人体の局部に向かつて *射し、洗浄に供せられる。第 4図は衛生洗浄装置を用いて人が洗浄してる状態を略図的に示す。噴射口 4 ¹ は肛門部を、噴射口 4 3は女性局部を向いてお])、中心軸 5 6方向の位置も、洗浄に最も適した位置にくるよう設置されている。

洗浄圧力も肛門洗浄の場合は強くる！）、ビデ洗浄の場合は弱く ¾つている o

肛門用ノズル 3 Oを先に使用した時は、肛門用のシリンダ 4 4 が暖められ、その熱がビデ用のシリンダ 4 5に伝わ！）、ビデ用ノズル ³ 1全体を予熱するし、逆に、ビデ用ノズル ³ 1 を先に使用した場合は、肛門用ノズル 3 0を予熱する。これによ ])、洗浄切換弁 2 8を切換えても、切換えた側のノズルから即座に適温の温水が噴射する。

このように本実施例によれば、一方のノズル 3 0又は ^{3 1} を使用したのち、他方に切換えても、温水が切換えられたノズル 3 1又は 3 Oによ ]?冷やされて冷水を吐出するということがほとんどなぐ、連続して心地よい温水で洗浄が出来る。特に女性の場合一回の洗浄で切換えて使用することが多く、その際、切換えた時ヒャッとする感じがほとんど ¾い。

また、肛門用ノズル 3 O及びビデ用ノズル 3 1が平行に取付けられてお j?給水口 ⁵' 4 , 5 5が近接しているため、洗浄切換弁 2 8から両者のノズル 3 0 ， 3 1 への接続のホース 29, 29¹ がほぼ同寸法となる。したがって、各ノズルの応答速度がほぼ等しくる ]?、肛門用、ビデ用を交互に使用しても不自然さを感

O PI じずに洗浄可能である。

また、洗浄した場合、汚物が飛散するが、 ^浄部の形状からいって、便器 1 8の中心軸 5 6方向に飛散する。本実施例では、洗浄ノズル 3 O ， 3 1 を共に洗浄装置本体 1 9及び便器 1 8の中心軸 5 6に対して斜めに取付けてあるので、汚物の飛散を受けることが少るく、よって、污物によるノズル 3 0 ， ^{3 1} のつまゃ摺動不良や腐蝕等の故障に ¾ることが少ない。

また、給水口 ^{5 4} , 5 5が共に温水タンク ^{2 6}及び洗浄切換弁 2 8側に向いているため、接続用のホース 2 9 , 2 が短かく配管中の残水を最小限にすることが出来るし、洗浄ノズル 3 O ， 3 1 及び接続用のホース ^{2 9} ， 2 及び温水タソク 2 6が洗浄装置本体 1 9内に収納されている為、保温され、非使用時の温度低下も少な。

また、肛門用ノズル 3 Oがビデ用ノズル 3 1 よも便器中心軸 5 6に近い側に取]?付けられている為、ノズル本体 40， 42 の噴射口 4 1 , 3が便器中心軸 5 6上に出るためには、肛門用ノズル 3 Oの方がビデ用ノズル 3 1 よ短く ¾る。したがつて、ビデ用ノズル 3 1 の方が圧損が大きく ¾ ]？、ビデ側の洗浄圧力の方が肛門側の洗浄圧力よソフトに ¾る。理にかつた洗浄が可能であ、洗浄感が良く、洗浄効果も高い。といった効果が得られる o

さらに、この発明の他の実施例を説明する。

第 1 5図〜第 1 7図に示す洗浄切換弁^{2 8}は黄銅よ ¾る有底筒状のケース 2 8 a ( ¾お、 hは給水口， i ， j は吐出口である。）と、このケース ^{2 8} aの上面開口部を覆った盖 ² 8 b と、

O PI 一 I f一

この蓋 2 8 bをケース 2 8 aに固定するためのビス ² 8 c と、上記ケース 2 8 a内に回動自在に収納された弁体^{2 8} dとから ¾ )、弁体 2 8 dの上部からは盖 ^{2 8} b を貫通して軸 ² 8 eが突出してお！）、この軸 2 S βに洗浄切換ツマミ 3 5が連結されている ο

上記篕 2 8 b と弁体 2 8 dは共にノリル樹脂によつて形成されてお])、特に弁体 2 8 dの構成は次のようにるっている。弁体 2 8 dは有天筒状となってお、その下面開口部に接続ホース 5 8が連通するようになっている。

また側壁には接続ホース 2 9、または 2 9'に選択的に違通する開口 dが設けられるとともに、この側壁中部はケース 2 8 a 内壁との間に全周にわたつてクリアランス Aが形成されるような寸法関係となってお！）、さらに同側壁上下端はケース 2 8 a 内壁に実質的に密着する寸法関係とるってお])、その中部側にはシリコングリスを介してパッキン Bが固定されてる。

つま本実施例においては、弁体 2 8 dの開口 dが一方の接続ホース（例えば第 1 6図のごとく 2 S' ) に連通している時には、この開口 dから接続ホース 2 S'に向う温水の一部が上記クリアランス Aを介して接続ホース 2 9にも流れるようにな ])、ここにクリアランス Aによるサブ通路が形成されるのである。そしてこのサブ通路はきわめて有用ものと ¾るのである。具体的に説明すれば女性が先ず扛門用ノズル 3 Oを使用し、その後ビデ用ノズル 3 1 を連続して使用する場合を考えると、肛門用ノズル ³ Oを使用している時にも上記サブ通路と接続ホース ^{2 9}を介してビデ用ノズル 3 ¹ にも少量の湯が流れ、少しづつたれ落ち、これによ J?少しづつ温度が上昇させられることになる o

このため、ただちにビデ用ノズル ^{3 1} を使用すべく弁体² 8 d の開口 dを接続ホース ^{2 9}に切換えても、ビデ用ノズル ^{3 1} に向つた温水が同部で冷却されることはなく、使用直後から温水でビデ洗浄を行うことができ、きわめて快適なものとなるのである σ

また本実施例においては、サブ通路をクリアランス Αで形成するので、何ら構成部品の追加とならず、コストの低減が図れるとともに、このクリアランス A部分だけケース ^{2 8} a と弁体 2 8 dとの接触抵抗が小さぐな、弁体 2 8 dの操作も軽く行えるという効果も奏する。

産業上の利用可能性

この発明によれば次の効果を得ることができる。

(1 ) 洗浄装置本体を便器上に載置し、洗浄装置本体の内部に温水タンクと、洗浄切換弁と、複数のノズルの少るくとも一部とを配設したので、温水タンクから各ノズルに至る水路を極めて短かくすることによ D、洗浄停止後の水路保有水をきわめて少なくでき、この結果洗浄開始に当って冷水を噴出して体感を損うことく、また温水噴出初期の湯温低下が僅少で速やかに定温に回復するので快適洗浄が行えるのである。

(2) 実施例では洗浄切換弁によ ]?、肛門洗浄またはビデ洗浄または両者併用の選択切換えが、洗浄開始の前後にかかわらずできるので便利るものとなる。

(3) 実施例では一方の洗净ノズルを使用したのち、他方に切換えても、前の洗浄で切換えた側の洗浄ノズルが予熱されてお 1)、切換初期の " ヒャッ " とした冷水をあびることがほとんど ¾く、連続して適温で洗浄することが可能である。

(4) 実施例によればノズルが、便器中心軸に対して斜めに取

5 付けられている為、肛門用、ビデ用共に噴射口が便器中心軸上に突出することが可能で洗浄位置に適中することが可能であるばか ]?でるく汚物の飛散を受けることが少なく、洗浄ノズルの故障や汚染を防ぐことが出来る。

実施例によれば両者のノズルが近接しているため、両者 t o のノズルに接続されるホースの長さを均等にすることが出来、ノズルの両者の応答速度がほぼ等しくな、交互に切換え使用しても、不自然さが ¾い。

洗浄装置本体内にノズルが取付けられている為、温水の保温性が良く、洗浄ノズル自身汚染される可能性が少い。

15 (7) 実施例では肛門用洗浄ノズルがビデ用洗浄ノズルよ ]?便器中心軸側に位置している為、肛門用洗浄ノズルの方がビデ用洗浄ノズルよ ]?短かく ])圧損も少。したがって、肛門用洗浄ノズルの水勢は強く、ビデ用洗浄ノズルの水勢はソフトにる ])、それぞれの用途に合った洗浄感が得られ洗浄効

20 杲も高くなる。

(8) 実施例によれば一方の洗浄ノズル使用中にも他方の洗浄ノズルに切換パルプのサブ通路を介して温水を流すものであるので、他方の洗浄ノズル使用時に冷水が飛び出すことはく（飛び出してもきわめて少なくでき）、きわめて快適なも

25 のとすることができるのである。

», WiPO . さらに以上の構成とすれば他方の洗浄ノズルを加熱する手段が不要と ]?、それに比較するとコスト、小型化の点できわめて有利るものと ¾る。

Claims

請求の範囲

1 . 便器上に設置した洗浄装置本体内に、この洗浄装置本体外の水が給水手段によって供耠される温水タンクと、この温水タンクに連結された洗浄切換弁とを設け、前記洗浄切換弁に複数

5 のノズルを接続するとともに、これらの複数のノズルは、少¾ くともその一部を、上記洗浄装置本体内に設けた衛生洗淨装置。

2 . 請求の範囲第 1 項において、温水タンクから洗浄切換弁間の水路に、真空破壊弁を設けたことを特徵とする衛生洗净装置。

3 . 請求の範囲第 1 項において、複数のノズルは、便器の中心 i o 軸に対して斜めに、かつ、両者を近接して設けたことを特徴とする衛生洗浄装置。

4 . 請求の範囲第 3項において、複数のノズルを同じ高さで並設したことを特徵とする衛生洗浄装置。

5 . 請求の範囲第 3項において、複数のノズルは 2本であ])、

1 5 —方を肛門洗浄用、他方をビデ用とし、肛門洗浄用のノズルをビデ用のノズルよ ]?、前記便器の中心軸側に近づけて設けたことを特徵とする衛生洗浄装置。

6 . 請求の範囲第 5項において、肛門洗浄用のノズルの温水噴射口の面積よ ]?、ビデ用のノズルの温水噴射口の面積を広くし

ZO たことを特徵とする衛生洗浄装置。

マ . 請求の範囲第¹ 項において、洗浄切換弁は、一方のノズルに水路を切換えた時、他方のノズルにもサブ水路ができるよう ¾構成としたことを特徵とする衛生洗浄装置。

8 . 請求の範囲第 7項において、複数のノズルは 2本あ ]?、一

25 方を肛門洗浄用、他方をビデ用としたことを特徵とする衛生洗

9 . 請求の範囲第 1 項，または第 7項において、洗浄切換弁は、 —つの給水口と、複数個の吐出口を有するバルブケースと、このパルプケースの中で回動自在と ¾ つた弁体とから ¾ 、前記弁体内部には通水路を有し、弁体の回動によつて一つの吐出口を選択し、かつ、バルブケースと弁体のクリアランスによ ]?、他方の吐出口へのサブ水路を形成する構成としたことを特徴とする衛生洗浄装置。

OMPI