JPWO2021059330A1 - 旅客搭乗橋の自動点検システム - Google Patents

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Abstract

作業者等の人との協調性の向上を図って旅客搭乗橋の自動点検を行うことができる旅客搭乗橋の自動点検システムを提供する。本発明の旅客搭乗橋の自動点検システムの一例は、ターミナルビル(2)に接続され、動作可能な複数の機器を有する旅客搭乗橋(1)の自動点検システムであって、旅客搭乗橋(1)に設けられた報知手段と、各々の機器及び報知手段を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、点検開始指令を入力すると、予め定められた順番に各々の機器の動作テストを実施して機器の異常の有無を検出するとともに、点検開始指令を入力してから最後の機器の動作テストが終了するまでの間に報知手段に旅客搭乗橋の内部及び/又は外部へ動作テスト関連情報を報知させるよう構成されている。

Description

本発明は、旅客搭乗橋の自動点検システムに関する。
空港において、航空機に乗降する際には、ターミナルビルと航空機とを連結する旅客搭乗橋がよく用いられる。
特許文献1には、旅客搭乗橋を航空機に連結する前に旅客搭乗橋の試運転を行い、その試運転中に、旅客搭乗橋のキャブに設置された端末装置が旅客搭乗橋の機器の異常検出を行い、異常に関するデータを旅客搭乗橋の保守部門の集中管理用サーバへ送信することが記載されている。
特許第4066419号公報
上記特許文献1の構成では、旅客搭乗橋の点検のための試運転を行う際の作業者等の人との協調性の面については考慮されていない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、作業者等の人との協調性の向上を図って旅客搭乗橋の自動点検を効率的に行うことができる旅客搭乗橋の自動点検システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係る旅客搭乗橋の自動点検システムは、ターミナルビルに接続され、動作可能な複数の機器を有する旅客搭乗橋の自動点検システムであって、前記旅客搭乗橋に設けられた報知手段と、各々の前記機器及び前記報知手段を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、点検開始指令を入力すると、予め定められた順番に各々の前記機器の動作テストを実施して前記機器の異常の有無を検出するとともに、前記点検開始指令を入力してから最後の前記機器の動作テストが終了するまでの間に前記報知手段に前記旅客搭乗橋の内部及び/又は外部へ動作テスト関連情報を報知させるよう構成されている。
この構成によれば、点検開始指令を入力してから最後の機器の動作テストが終了するまでの間(自動点検期間内)に、動作テスト関連情報を報知することにより、旅客搭乗橋の内部及び/又は外部において注意喚起を行うことができるので、作業者等の人との協調性の向上を図って旅客搭乗橋の自動点検を効率的に行うことができる。また、制御装置への点検開始指令の入力は、例えば、旅客搭乗橋から離れた場所にある外部装置において点検開始操作を行うことによって通信を介して実現することができ、この点検開始操作を行うだけで、自動点検を実施することが可能となる。
なお、本明細書及び請求の範囲において、動作テスト関連情報とは、最初の機器の動作テストの開始前に報知されて自動点検を開始する旨を示す情報、自動点検期間中に報知されて自動点検を実施中である旨を示す情報、各機器の動作テストの実施前(開始前)に報知されて当該機器の動作テストを開始する旨を示す情報、各機器の動作テストの実施中に報知されて当該機器の動作テストを実施中である旨を示す情報、及び、人に退避を促す旨を示す情報のうちの、少なくともいずれか一つの情報を含む情報である。また、動作テスト関連情報は、作業者等の人が認識できる情報として報知されればよく、スピーカから出力される言語情報として報知されてもよいし、スピーカから出力される特定の音楽やサイレン等の音による音情報として報知されてもよいし、回転灯や照明器具等の特定の色の照明による光情報として報知されてもよいし、表示装置で表示される文字及び/又は記号を用いた情報として報知されてもよい。
前記旅客搭乗橋の内部において人を検知するための第1センサと、前記旅客搭乗橋の外部において人を検知するための第2センサと、をさらに備え、前記制御装置は、前記機器の動作テストを実施する前に、前記第1センサ及び/又は前記第2センサによって人が検知されている場合には、人に退避を促す旨を示す前記動作テスト関連情報を前記報知手段に報知させた後、前記第1センサ及び前記第2センサの両方で人が検知されなくなってから前記動作テストを実施可能とするよう構成されていてもよい。
この構成によれば、第1センサ及び第2センサを設け、旅客搭乗橋の内部および外部において人が検知されなくなってから動作テストを実施することにより、より人との協調性の向上を図ることができる。
前記旅客搭乗橋の内部において人を検知するための第1センサと、前記旅客搭乗橋の外部において人を検知するための第2センサと、をさらに備え、前記制御装置は、各々の前記機器の動作テストの実施中に、前記第1センサ及び/又は前記第2センサによって人が検知された場合には、前記動作テストを中断し、人に退避を促す旨を示す前記動作テスト関連情報を前記報知手段に報知させた後、前記第1センサ及び前記第2センサの両方で人が検知されなくなってから前記動作テストを再開可能とするよう構成されていてもよい。
この構成によれば、第1センサ及び第2センサを設け、動作テストの実施中に人が検知された場合には、動作テストを中断し、人が検知されなくなってから動作テストを再開することにより、より人との協調性の向上を図ることができる。
前記制御装置は、各々の前記機器の動作テストは、前記機器に対して一方向への動作を行わせた後、逆方向への動作を行わせ、動作テスト終了時には前記機器が動作テスト開始時の状態に戻るように前記機器を制御するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、全ての動作テストの終了時(点検終了時)には、旅客搭乗橋は最初の動作テストの開始前の状態(点検前の状態)となる。よって、点検終了時には、旅客搭乗橋は、運用前(航空機との連結前)に待機している所定の位置で所定状態となり、航空機が到着した際に、航空機への連結動作をスムーズに行うことが可能になる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、作業者等の人との協調性の向上を図って旅客搭乗橋の自動点検を効率的に行うことができる旅客搭乗橋の自動点検システムを提供することができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
図1は、本実施形態に係る旅客搭乗橋の一例を示す概略側面図である。 図2は、図1の旅客搭乗橋を上方から見た概略平面図である。 図3は、図1の旅客搭乗橋の走行装置およびその付近の概略平面図である。 図4は、図1の旅客搭乗橋の制御装置と各部との接続関係の概要を示すブロック図である。 図5は、図1の旅客搭乗橋の運用前に自動点検を行う際の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、図1の旅客搭乗橋の運用前に自動点検を行う際の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る旅客搭乗橋の一例を示す概略側面図である。この図1では、トンネル部5の全長が伸びた状態が示されている。
以下、便宜上、旅客搭乗橋1のトンネル部5の全長が伸縮する方向を前後方向とし、旅客搭乗橋1に重力が作用する方向を上下方向とし、旅客搭乗橋1の幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向)を左右方向として説明する。また、図1に示すように、旅客搭乗橋1において、航空機側を「前」とし、ターミナルビル2側を「後」として説明する。
本実施形態の旅客搭乗橋1は、ターミナルビル2の乗降口に接続されて鉛直軸の回りに回転自在に支持されたロタンダ(後方円形室)4と、基端がロタンダ4に接続されて先端が昇降するように上下方向に揺動可能なトンネル部5と、トンネル部5の先端に回転自在に設けられたキャブ(前方円形室)6と、トンネル部5の先端寄りでトンネル部5を支持するドライブコラム9と、補助階段STと、を備えている。
ロタンダ4は、支柱3によって回転軸(鉛直軸線)の回りに正逆回転自在に支持されている。
トンネル部5は、乗客の歩行通路を形成し、筒状体の複数のトンネル5a,5bがテレスコピック式(入れ子式)に嵌合されて長手方向に伸縮自在に構成されている。ここでは、2つのトンネル5a,5bによって構成されたトンネル部5が例示されているが、トンネル部5は2つ以上の複数のトンネルによって構成されていればよい。また、トンネル部5の基端部は、ロタンダ4に俯仰自在(上下に揺動自在)に接続されている。
また、トンネル部5の先端寄り部分(最も先端側のトンネル5b)には、支持脚としてドライブコラム9が設けられている。ドライブコラム9には、キャブ6及びトンネル部5を上下移動(昇降)させる昇降装置10が設けられている。この昇降装置10によってトンネル部5を上下移動させることにより、キャブ6及びトンネル部5は、ロタンダ4を基点として上下方向に揺動運動することができる。
また、ドライブコラム9には、昇降装置10の下方に、個々に独立して回転駆動可能である一対の走行車輪12を有する走行装置11が設けられている。走行装置11は、2つの走行車輪12の回転駆動によって前進走行及び後退走行が可能で、かつ、走行方向を変更可能に構成されている。走行装置11(走行車輪12)がエプロンEPの地面を走行することにより、トンネル部5をロタンダ4のまわりに回転させるとともにトンネル部5を伸縮させることができる。なお、ドライブコラム9は、トンネル5bではなくキャブ6に設けられてあってもよい。
キャブ6は、トンネル部5の先端に設けられており、図示しない回転機構(図4のキャブ回転装置62)によってキャブ6の床面に垂直な回転軸の回りに正逆回転自在に構成されている。キャブ6内には、操作盤(図示せず)が設置され、操作者が、操作盤のジョイスティック等を用いて、旅客搭乗橋1を操作することができる。
キャブ6は、歩行通路と、クロージャ7とを備える。キャブ6の歩行通路は、トンネル部5の歩行通路とつながる通路である。この歩行通路は、キャブ6の回転に伴って回転する固定床(図示せず)と、固定床に接続されてこの固定床に対して幅方向に傾斜可能に構成されている床(以下、「傾斜床」という)とを備えている。なお、傾斜床の傾斜機構(図4の傾斜床装置61)は公知であるので、本機構の詳細な説明は行わずに、以下に概説する。
例えば、図示しない連結ヒンジ部などを介して、上記の固定床および傾斜床が連結されている。そして、傾斜床装置61(図4)は、モータの動力により傾斜床の右端部または左端部が上下に移動するよう構成されている。傾斜床の右端部または左端部が上下に移動すると、傾斜床の前端部は、連結ヒンジ部を中心として揺動し、これにより、傾斜床は幅方向に傾斜し、傾斜床の前端部をエプロンEPの表面と平行にすることができる。傾斜床の前端部の航空機と対向する部分にはバンパーが設けられている。
クロージャ7は、前後方向に展開及び収縮可能な蛇腹部を備え、キャブ6を航空機に装着するときに、蛇腹部を前方へ展開することにより、蛇腹部の前端部を航空機の乗降部の周囲に当接できる。
また、キャブ6の側壁には、レベル検知装置8が配置されている。レベル検知装置8は、キャブ6を航空機の乗降部に装着した後、乗客の乗降や荷物の積み下ろし等によって航空機が上下動した場合に、昇降装置10の駆動によってキャブ6の高さを追従させるために、キャブ6に対する航空機の相対的な上下の移動量を検出する機器である。
レベル検知装置8は、前進及び後進移動可能なホイル8aを備えている。レベル検知装置8は、ホイル8aを前進させて航空機の機体表面に最適な圧力で押しつけた状態とし、航空機が上下動するとホイル8aが回転する。そして、このホイル8aの回転方向及び回転角度に基づいて、キャブ6に対する航空機の相対的な上下の移動量(以下、「航空機の上下の移動量」ともいう)を検出するよう構成されている。そして、レベル検知装置8は、航空機の上下の移動量が所定量以上になると、上記検出される航空機の上下の移動量を制御装置50へ出力し、制御装置50では、キャブ6が航空機の上下動に追従移動するようにドライブコラム9の昇降装置10を制御する。
補助階段STは、トンネル部5の内部とエプロンEPの地面とを連絡するように、トンネル部5のサイドに設けられている。補助階段STは、操作者等がキャブ6に出入りするのに使用される。
また、旅客搭乗橋1の内部には、第1センサである複数の人感センサ20と、報知手段の一例として放送設備であるアナウンス用のスピーカ(内部スピーカ)23とが設置されている。また、旅客搭乗橋1の外部には、第2センサであるレーザスキャナ21(21a,21b)と、報知手段の一例として放送設備であるアナウンス用のスピーカ(外部スピーカ)24とが設置されている。これらの設置場所等について、さらに図2及び図3を参照して説明する。
図2は、図1の旅客搭乗橋1を上方から見た概略平面図である。この図2では、トンネル部5の全長が収縮した状態が示されている。
人感センサ20は、旅客搭乗橋1の内部にいる人を検知するためのものであり、図1,図2に示すように、例えば、ロタンダ4,トンネル5b及びキャブ6の天井に設置されている。この人感センサ20は、旅客搭乗橋1の全ての内部領域にいる人を検知できればよく、人感センサ20の設置場所及び設置個数は、適宜変更されてもよい。
また、内部スピーカ23は、図1に示すように、例えば、ロタンダ4及びキャブ6の天井に設置されている。この内部スピーカ23は、旅客搭乗橋1の全ての内部領域にいる人に内部スピーカ23からのアナウンスが聞こえればよく、内部スピーカ23の設置場所及び設置個数は、適宜変更されてもよい。
図3は、走行装置11及びその近傍に取り付けられたレーザスキャナ21a,21bを示す概略平面図である。このレーザスキャナ21a,21bは、人を検知するためのものである。
走行装置11は、各走行車輪12が各モータ13で駆動される。走行車輪12の車軸カバー14には、適宜の部材を介して矩形枠状の支持部材15が水平に取り付けられ、この支持部材15の互いに向かいあうコーナ付近にレーザスキャナ21a,21bが設置されている。各レーザスキャナ21a,21bの検知範囲の角度θa,θbは270度であり、2つのレーザスキャナ21a,21bによって走行装置11の水平方向全周囲において、人の検知が可能なように構成されている。また、走行装置11からの距離が一定距離以内にいる人を検知できるように、各レーザスキャナ21a,21bの検知領域が予め設定されている。
また、外部スピーカ24は、図1に示すように、例えば、ドライブコラム9あるいはその近傍のトンネル5bの下面側に設置されている。この外部スピーカ24は、走行装置11付近の所定領域(例えばレーザスキャナ21a,21bの検知領域を含む領域)内にいる人に外部スピーカ24からのアナウンスが聞こえればよく、外部スピーカ24の設置場所及び設置個数は、適宜変更されてもよい。
図4は、図1の旅客搭乗橋1の制御装置と各部との接続関係の概要を示すブロック図である。
旅客搭乗橋1の制御装置50及び通信装置51は、例えば、キャブ6または最も先端側のトンネル5b等に配置されている。制御装置50は、制御機能を有するものであれば、どのような構成でもよい。制御装置50は、例えば、CPU等の演算部と、ROM、RAM等の記憶部とを有している。記憶部には、旅客搭乗橋1の各部を動作させるための制御プログラム(後述の自動点検用プログラムを含む)及び当該動作に必要な情報が予め記憶されており、演算部(CPU)が制御プログラムを実行することにより旅客搭乗橋1の各部の動作を制御することができる。また、旅客搭乗橋1の動作中に記憶される情報も記憶部に記憶される。制御装置50は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。通信装置51は、外部装置(例えば、クラウドコンピューティングを含む旅客搭乗橋の保守部門等の管理用サーバ)と通信を行う装置であり、通信は無線及び/又は有線で行われてもよい。また、通信装置51が制御装置50に含まれるように構成してもよい。
制御装置50が制御する機器としては、例えば、キャブ6の傾斜床装置61、キャブ回転装置62、クロージャ7、レベル検知装置8、昇降装置10、走行装置11等があげられる。なお、制御装置50は、例えば、機器ごとに備えられて当該機器を制御する個別制御装置と、これらの個別制御装置等を統括制御する統括制御装置とに分割されていてもよい。
また、制御装置50は、各人感センサ20及び各レーザスキャナ21からの検知信号を入力し、必要に応じて内部スピーカ23及び外部スピーカ24に所定のアナウンスを行わせる(音声出力させる)ことができる。アナウンスの内容は、それに応じた音声ファイルを予め記憶部に記憶している。なお、図1では、内部スピーカ23を2個例示しているが、図4では、代表して1個だけを例示している。
本実施形態の旅客搭乗橋の自動点検システムでは、旅客搭乗橋1の運用前に旅客搭乗橋1の自動点検を行うように構成されている。旅客搭乗橋1の運用前とは、航空機との連結前であって、遅くとも航空機が当該旅客搭乗橋1が使用されるエプロンEPに到着する前である。運用前には、旅客搭乗橋1は、所定の待機位置で、所定状態で待機している。
図5及び図6は、旅客搭乗橋1の運用前に自動点検を行う際の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、制御装置50の制御によって実行される。
制御装置50は、外部装置から送信された点検開始指令を通信装置51を介して受信(入力)すると、自動点検を開始する。このため、自動点検用プログラムが制御装置50の記憶部に予め記憶されており、自動点検用プログラムに基づいて自動点検を実施する。なお、点検開始指令を送信する外部装置としては、例えば、前述の管理用サーバの他、専用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたスマートフォン等の携帯端末が用いられてもよい。
この自動点検では、複数の各々の機器に所定の動作を行わせる動作テストを予め定められた順番に実施する(図5のステップS7、S10,図6のステップS22,S25,S28,S31)。まず、各機器の動作テストについて簡単に説明してから、図5および図6を用いて説明する。なお、下記に述べる各動作テストの方法は一例であり、下記例に限られるものではない。
ステップS7のキャブ6の床(傾斜床装置61)の動作テストについて説明する。傾斜床装置(機器)61は、傾斜床(機器本体)、傾斜床を動作させるモータ(駆動装置)、モータの電流値を測定する電流センサ、傾斜床の動作の上限及び下限位置を検知する2つのリミットスイッチ等を備えている。そして、動作テストでは、モータを所定時間正転駆動させた後、所定時間反転駆動させる。このときのモータの電流値が所定範囲内か否かによって、モータが正常か否かを判定する。そして、モータに異常がないとき(正常のとき)に、所定時間正転駆動させたときに所定の一方のリミットスイッチが作動しなければそのリミットスイッチないしその回路の異常を検出する。また、所定時間反転駆動させたときに他方のリミットスイッチが作動しなければそのリミットスイッチないしその回路の異常を検出する。また、2つのリミットスイッチが同時に作動すると、リミットスイッチないしその回路の異常を検出する。
次に、ステップS10のクロージャ7の動作テストについて説明する。クロージャ(機器)7は、蛇腹部(機器本体)、蛇腹部を動作(展開及び収縮)させるモータ(駆動装置)、モータの電流値を測定する電流センサ、蛇腹部の動作の前後の限界位置を検知する2つのリミットスイッチ等を備えている。そして、動作テストでは、傾斜床装置61の場合と同様、モータを所定時間正転及び反転駆動させて、モータ及びリミットスイッチ等の異常の有無を検出する。
次に、ステップS31のレベル検知装置8の動作テストについて説明する。レベル検知装置(機器)8は、ホイル8a、ホイル8aを動作(前進及び後進)させるモータ(駆動装置)、モータの電流値を測定する電流センサ、ホイル8aの動作の前後の限界位置を検知する2つのリミットスイッチ等を備えている。そして、動作テストでは、傾斜床装置61の場合と同様、モータを所定時間正転及び反転駆動させて、モータ及びリミットスイッチ等の異常の有無を検出する。
次に、ステップS22のキャブ6の回転動作テスト(キャブ回転装置62の動作テスト)について説明する。キャブ回転装置(機器)62は、キャブ6全体(機器本体)、キャブ6を動作(回転)させるモータ(駆動装置)、モータの電流値を測定する電流センサ、モータに備えられたエンコーダ(ロータリエンコーダ)、キャブ6の動作(左回転、右回転)の限界位置を検知する2つのリミットスイッチ等を備えている。そして、動作テストでは、傾斜床装置61の場合と同様、モータを所定時間正転及び反転駆動させて、モータ及びリミットスイッチ等の異常の有無を検出する他、モータに異常がないとき(正常のとき)に、モータの駆動時間に対するエンコーダの出力値が正常範囲内であるか否かにより、エンコーダが正常であるか否かを判定(エンコーダの異常の有無を検出)する。
次に、ステップS25の昇降装置10の動作テストについて説明する。昇降装置(機器)10は、伸縮可能に構成された2つの支柱部(機器本体)、支柱部を伸縮動作させるモータ(駆動装置)、モータの電流値を測定する電流センサ、モータに備えられたエンコーダ(ロータリエンコーダ)、昇降装置10の動作(伸長、収縮動作)の限界位置を検知する2つのリミットスイッチ等を備えている。そして、動作テストでは、キャブ回転装置62の動作テストの場合と同様、モータを所定時間正転及び反転駆動させて、モータ及びリミットスイッチ等の異常の有無を検出する他、エンコーダの異常の有無を検出する。
次に、ステップS28の走行装置11の動作テストについて説明する。走行装置(機器)11は、2つの走行車輪(機器本体)12、各走行車輪12を回転(正転及び反転)動作させる2つのモータ(駆動装置)13、各モータ13の電流値を測定する電流センサ、各モータ13に備えられたエンコーダ(ロータリエンコーダ)等を備えている。また、トンネル部5に、走行装置11の前進及び後進動作の限界位置(トンネル部5の伸長及び収縮動作の限界位置)を検知するリミットスイッチ等を備えている。そして、動作テストでは、例えば、2つのモータを所定時間正転及び反転駆動させて走行装置11を前進及び後進動作させ、キャブ回転装置62の動作テストの場合と同様、モータ及びエンコーダの異常の有無やリミットスイッチ等の異常の有無を検出する。
上述のように動作テストの対象となる各機器は、機器本体、制御装置50によって制御され機器本体を動作させる駆動装置(モータ)、センサ類(機器本体の動作状態を検出すリミットスイッチ、モータの動作状態を検出するエンコーダ)等を有し、動作テストを実施することにより、所定条件(動作時間に対する移動量の条件など)に基づいて、駆動装置及びセンサ類の異常の有無を検出することができる。また、各動作テストでは、モータを所定時間正転させた後、所定時間反転させることにより、各機器に対して一方向への動作を行わせた後、逆方向への動作を行わせ、動作テスト終了時には元の状態(動作テスト開始時の状態)に戻るようにしている。
次に、図5に示すように、制御装置50は、点検開始指令を入力すると(ステップS1でYES)、レーザスキャナ21a,21bからの検知信号の入力の有無に基づいてPBB(旅客搭乗橋)の外部で人を検知したか否かを判定する(ステップS2)。PBBの外部で人を検知していると判定した場合(レーザスキャナ21a,21bの少なくとも一方から検知信号を入力している場合)には、スピーカ23,24に人に退避を促す旨をアナウンス(音声出力)させる(ステップS4)。この場合(ステップS2でYESの場合)、外部スピーカ24のみにアナウンスさせるようにしてもよい。
次に、人感センサ20からの検知信号の入力の有無に基づいてPBBの内部で人を検知したか否かを判定する(ステップS3)。PBBの内部で人を検知していると判定した場合(少なくとも一つの人感センサ20から検知信号を入力している場合)には、スピーカ23,24に人に退避を促す旨をアナウンスさせる(ステップS4)。この場合(ステップS3でYESの場合)、内部スピーカ23のみにアナウンスさせるようにしてもよい。
なお、ステップS2とステップS3との順序は入れ替わってもよい。ステップS2、S3のいずれにおいても人を検知していない場合には、制御装置50は、スピーカ23,24にPBBの自動点検を開始する旨をアナウンスさせる(ステップS5)。
この後、制御装置50は、キャブ6の床(傾斜床装置61)の動作テストを実施する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせ(ステップS6)、その後、キャブ6の床(傾斜床装置61)の動作テストを実施する(ステップS7)。
ステップS7の動作テストで異常がない場合(ステップS8でYESの場合)には、次にクロージャ7の動作テストを実施する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせ(ステップS9)、その後、クロージャ7の動作テストを実施する(ステップS10)。
ステップS10の動作テストで異常がない場合(ステップS11でYESの場合)には、次にキャブ6の回転動作テストを実施する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせ(ステップS21)、その後、キャブ6の回転動作テスト(キャブ回転装置62の動作テスト)を実施する(ステップS22)。
ステップS22の動作テストで異常がない場合(ステップS23でYESの場合)には、次にPBBの昇降動作テストを実施する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせ(ステップS24)、その後、昇降装置10の動作テスト(PBBの昇降動作テスト)を実施する(ステップS25)。
ステップS25の動作テストで異常がない場合(ステップS26でYESの場合)には、次にPBBの走行動作テストを実施する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせ(ステップS27)、その後、走行装置11の動作テスト(PBBの走行動作テスト)を実施する(ステップS28)。
ステップS28の動作テストで異常がない場合(ステップS29でYESの場合)には、次にレベル検知装置の動作テストを実施する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせ(ステップS30)、その後、レベル検知装置8の動作テストを実施する(ステップS31)。
ステップS31の動作テストで異常がない場合(ステップS32でYESの場合)には、PBBの自動点検を終了する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせて(ステップS34)、自動点検を終了する。
また、ステップS8,S11,S23,S26,S29,S32でNOの場合(異常があると判断した場合)には、PBBに異常がある旨をスピーカ23,24にアナウンスさせた後、さらに、PBBの自動点検を終了する旨をスピーカ23,24にアナウンスさせて(ステップS34)、自動点検を終了する。
制御装置50は、自動点検の点検結果を記憶するとともに、その点検結果を通信装置51を介して外部装置へ送信する。自動点検の結果、旅客搭乗橋1に異常があれば、他の正常な旅客搭乗橋が運用される。
上記において、動作テスト(ステップS7,S10,S22,S25,S28,S31)は一例であり、動作テストの順序が変更されてもよいし、他の動作テストが実施されてもよい。また、キャブ6の床が、傾斜床を持たず、全体が固定床で構成されている場合には、上記のステップS6〜S8の処理は省略される。また、ステップS5(自動点検を開始する旨のアナウンス)は、ステップS1の直後(ステップS1とS2との間)に、行うようにしてもよい。
本実施形態では、各々の機器の動作テストの実施前に、当該機器の動作テストを実施する旨の情報(動作テスト関連情報の一例)を放送することにより、旅客搭乗橋1の内部及び外部において注意喚起を行うことができるので、作業者等の人との協調性の向上を図って旅客搭乗橋1の自動点検を行うことができる。ここで、機器の動作テストの実施前に放送(報知)する動作テスト関連情報として、当該機器の動作テストを実施(開始)する旨の情報(例えば、ステップS6,S9,S21,S24,S27,S30参照)を例示したが、この場合の動作テスト関連情報としては、機器の動作テストを実施(開始)する旨の情報および人に退避を促す旨の情報のうちの、少なくともいずれか一つの情報を含む情報とすることができる。
また、制御装置50への点検開始指令の入力は、例えば、旅客搭乗橋1から離れた場所にある外部装置において点検開始操作を行うことによって通信を介して実現することができ、この点検開始操作を行うだけで、自動点検を実施することが可能となる。
また、図5及び図6に示す例では、制御装置50は、最初の動作テストを実施する前に、レーザスキャナ21a,21b及び人感センサ20からの検知信号の入力の有無に基づいてPBB(旅客搭乗橋)の外部及び内部で人を検知したか否かを判定し、人が検知されている場合には、人に退避を促す旨をスピーカ23,24にアナウンスさせた後、PBBの外部及び内部の両方で人が検知されなくなってから動作テストを実施するようにしたことにより、より人との協調性の向上を図ることができる。ここで、PBBの外部及び内部の両方で人が検知されなくなってからの動作テストの実施(開始)は、人が検知されなくなると自動で動作テストを開始するようにしてもよいし、何らかの指令を受けてから開始するようにしてもよい。
なお、制御装置50は、PBBの外部及び内部で人を検知したか否かの判定を、点検開始指令を入力後は自動点検が終了するまでの間、常時、行うようにしてもよい。そして、例えば、各々の機器の動作テストを実施する前に、PBBの外部及び/又は内部で人が検知されている場合には、制御装置50は、人に退避を促す旨をスピーカ23,24にアナウンスさせた後、PBBの外部及び内部の両方で人が検知されなくなってから動作テストを実施するようにしてもよい。このようにすれば、より人との協調性の向上を図ることができる。ここで、PBBの外部及び内部の両方で人が検知されなくなってからの動作テストの実施(開始)は、人が検知されなくなると自動で動作テストを開始するようにしてもよいし、何らかの指令を受けてから開始するようにしてもよい。
また、制御装置50は、任意の機器の動作テストの実施中に、PBBの外部及び/又は内部で人が検知された場合には、その動作テストを中断し、人に退避を促す旨をスピーカ23,24にアナウンスさせた後、PBBの外部及び内部の両方で人が検知されなくなってから動作テストを再開するようにしてもよい。このようにすれば、より人との協調性の向上を図ることができる。ここで、PBBの外部及び内部の両方で人が検知されなくなってからの動作テストの再開は、人が検知されなくなると自動で動作テストを再開するようにしてもよいし、何らかの指令を受けてから再開するようにしてもよい。
また、本実施形態では、各々の機器の動作テストでは、機器に対して一方向への動作を行わせた後、逆方向(一方向とは逆の方向)への動作を行わせて、その動作テスト終了時には機器が動作テスト開始時の状態に戻るようにしているので、全ての動作テストの終了時には、旅客搭乗橋1は最初の動作テストの開始前の状態となる。よって、全ての動作テストの終了時(点検終了時)には、旅客搭乗橋1は、運用前に待機している所定の待機位置で所定状態(点検前の状態)となり、航空機が到着した際に、航空機への連結動作をスムーズに行うことが可能になる。
なお、本実施形態では、動作テスト関連情報を報知する報知手段として、放送設備(スピーカ23,24)を用いたが、文字や記号等を表示する表示装置、警笛等のサイレン、回転灯、照明器具、微弱電波を利用したエリアアラートなどを用いてもよい。
また、動作テスト関連情報は、制御装置50が点検開始指令を入力してから最後の機器の動作テストが終了するまでの間(自動点検期間内)に、報知手段によって旅客搭乗橋1の内部及び/又は外部へ報知される情報であり、最初の機器の動作テストの開始前に報知されて自動点検を開始する旨を示す情報(例えばステップS5参照)、自動点検期間中に報知されて自動点検を実施中である旨を示す情報、各機器の動作テストの実施前(開始前)に報知されて当該機器の動作テストを開始する旨を示す情報、各機器の動作テストの実施中に報知されて当該機器の動作テストを実施中である旨を示す情報、及び、人に退避を促す旨を示す情報のうちの、少なくともいずれか一つの情報を含む情報である。
このような動作テスト関連情報は、作業者等の人が認識できる情報として報知されればよく、スピーカから出力される言語情報として報知されてもよいし、スピーカから出力される特定の音楽やサイレン等の音による音情報として報知されてもよいし、回転灯や照明器具等の特定の色の照明による光情報として報知されてもよいし、表示装置で表示される文字及び/又は記号を用いた情報として報知されてもよい。
また、動作テスト関連情報は、前述のように自動点検期間内に報知される情報であり、各機器の動作テストの実施前に限らず、各機器の動作テストの実施中、または、自動点検期間の全期間中において、音楽、サイレン等の音による音情報、回転灯や照明器具等の特定の色の照明による光情報などによって報知されるようにしてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、作業者等の人との協調性の向上を図って旅客搭乗橋の自動点検を行うことができる旅客搭乗橋の自動点検システム等として有用である。
1 旅客搭乗橋
2 ターミナルビル
6 キャブ
61 傾斜床装置
62 キャブ回転装置
7 クロージャ
8 レベル検知装置
10 昇降装置
11 走行装置
20 人感センサ
21 レーザスキャナ
23 内部スピーカ
24 外部スピーカ
50 制御装置

Claims (4)

  1. ターミナルビルに接続され、動作可能な複数の機器を有する旅客搭乗橋の自動点検システムであって、
    前記旅客搭乗橋に設けられた報知手段と、
    各々の前記機器及び前記報知手段を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    点検開始指令を入力すると、予め定められた順番に各々の前記機器の動作テストを実施して前記機器の異常の有無を検出するとともに、前記点検開始指令を入力してから最後の前記機器の動作テストが終了するまでの間に前記報知手段に前記旅客搭乗橋の内部及び/又は外部へ動作テスト関連情報を報知させるよう構成された、
    旅客搭乗橋の自動点検システム。
  2. 前記旅客搭乗橋の内部において人を検知するための第1センサと、
    前記旅客搭乗橋の外部において人を検知するための第2センサと、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記機器の動作テストを実施する前に、前記第1センサ及び/又は前記第2センサによって人が検知されている場合には、人に退避を促す旨を示す前記動作テスト関連情報を前記報知手段に報知させた後、前記第1センサ及び前記第2センサの両方で人が検知されなくなってから前記動作テストを実施可能とするよう構成された、
    請求項1に記載の旅客搭乗橋の自動点検システム。
  3. 前記旅客搭乗橋の内部において人を検知するための第1センサと、
    前記旅客搭乗橋の外部において人を検知するための第2センサと、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、
    各々の前記機器の動作テストの実施中に、前記第1センサ及び/又は前記第2センサによって人が検知された場合には、前記動作テストを中断し、人に退避を促す旨を示す前記動作テスト関連情報を前記報知手段に報知させた後、前記第1センサ及び前記第2センサの両方で人が検知されなくなってから前記動作テストを再開可能とするよう構成された、
    請求項1に記載の旅客搭乗橋の自動点検システム。
  4. 前記制御装置は、
    各々の前記機器の動作テストは、前記機器に対して一方向への動作を行わせた後、逆方向への動作を行わせ、動作テスト終了時には前記機器が動作テスト開始時の状態に戻るように前記機器を制御するよう構成された、
    請求項1〜3のいずれかに記載の旅客搭乗橋の自動点検システム。
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