JP2013242642A - 監視システムおよび監視方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】現場機器周辺の状況を監視して現場機器に近づく作業員を特定する。
【解決手段】実施形態の監視システムは、プラント内の現場機器の周辺に取り付けられて無線タグ1が所定の警報範囲にあることを検出する機器用無線タグセンサ7ないし9と、無線タグ1を携帯する作業員を特定するための作業員情報とが関連付けられ、複数の現場機器を特定するための機器情報とが関連付けられて予め登録されている情報サーバ10と、無線タグ1の無線タグNoを含む情報および複数の機器用無線タグセンサ7ないし9の機器用無線タグセンサNoを含む情報を取得するタグ情報入力手段2と、情報サーバ10から提供された作業員情報および機器情報に基づいて警報範囲での作業員の立ち入りを判断する情報処理判断手段3と、情報処理判断手段3の判断結果について表示可能な表示/操作手段4と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態の監視システムは、プラント内の現場機器の周辺に取り付けられて無線タグ1が所定の警報範囲にあることを検出する機器用無線タグセンサ7ないし9と、無線タグ1を携帯する作業員を特定するための作業員情報とが関連付けられ、複数の現場機器を特定するための機器情報とが関連付けられて予め登録されている情報サーバ10と、無線タグ1の無線タグNoを含む情報および複数の機器用無線タグセンサ7ないし9の機器用無線タグセンサNoを含む情報を取得するタグ情報入力手段2と、情報サーバ10から提供された作業員情報および機器情報に基づいて警報範囲での作業員の立ち入りを判断する情報処理判断手段3と、情報処理判断手段3の判断結果について表示可能な表示/操作手段4と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、プラントなどの設備を監視する監視システムおよび監視方法に関する。
発電所等のプラント内の制御室において、現場機器の監視に監視カメラや現場に赤外線を用いた監視方法が用いられていた。制御室側では機器の近くにいる人が関係者(例えば試験員/監視人)なのか関係者以外(例えば清掃員/他作業員)なのかは判断がつかない状況があり、構内電話やトランシーバー、携帯電話などで現場側の作業員と連絡を取り、現場機器の操作を実施していた。
なお、プラント監視システムにおいて、プラントの現場に設けられ、現場作業員の移動状態を撮像するITVカメラと、このITVカメラにより得られた情報から現場作業員の位置を検知する手段と、この手段により検知された現場作業員の位置の情報から、現場作業員が危険領域に近づいたと判断した場合に、監視画面に現場作業員が危険領域に近づいたことを表示する手段とを備えたことが知られている。
上述したような監視方法では、現場機器の試運転時に機器が動作することを関係者以外の作業員が知らずに現場が混乱することがあった。そのため、関係者以外の作業員に現場機器の運転動作スケジュールを把握させることが課題であった。制御室では、各作業エリアに現場作業員が何人作業しているのかを把握することが課題であった。
特に、現場機器に接近した作業員を特定するための情報が制御室では容易に判断できないため、監視カメラの設置、構内放送等にて現場作業員に警告を通知していた。どの作業員かを特定して警告を通知することが課題であった。そのために、現場機器の試運転や実際の起動/停止を制御室より機器操作する場合には、構内放送にて注意喚起を実施し、必要に応じて現場機器近くに監視人を配置または対象機器毎に立ち入り禁止区画を設置するなどして、各作業エリアでの、作業員を把握することが課題であった。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、現場機器周辺の状況を監視し、現場機器に近づく作業員を特定することができる監視システムおよび監視方法を提供することである。
上記課題を解決するために、実施形態の監視システムは、予め付与されたタグ識別番号を送信可能な無線タグを携帯した作業員を当該無線タグによって判別してプラント内に設置された複数の現場機器周辺を監視する監視システムである。当該監視システムは、各々の前記現場機器の周辺に取り付けられて予め付与された機器識別番号を記憶し、前記無線タグから送信された前記タグ識別番号を受信して前記無線タグが所定の警報範囲にあることを検出する1または複数の無線タグセンサと、前記タグ識別番号と前記無線タグを携帯する前記作業員を特定するための作業員情報とが関連付けられ、前記機器識別番号と複数の前記現場機器を特定するための機器情報とが関連付けられて予め登録され、要求に応じて前記作業員情報および前記機器情報を提供する情報サーバと、前記無線タグの前記タグ識別番号を含む情報および複数の前記無線タグセンサの前記機器識別番号を含む情報を取得するタグ情報入力手段と、前記タグ情報入力手段により取得された前記タグ識別番号および前記機器識別番号に基づいて、前記情報サーバに前記作業員情報および前記機器情報を要求し、前記情報サーバから提供された前記作業員情報および前記機器情報から前記警報範囲での前記作業員の立ち入りを判断する情報処理判断手段と、前記情報処理判断手段の判断結果について表示画面に表示可能な表示/操作手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、実施形態の監視方法は、予め付与されたタグ識別番号を送信可能な無線タグを携帯した作業員を当該無線タグによって判別してプラント内に設置された複数の現場機器周辺を監視するために、各々の前記現場機器の周辺に取り付けられて予め付与された機器識別番号を記憶する1または複数の無線タグセンサと、前記無線タグおよび前記無線タグセンサと通信可能なタグ情報入力装置と、前記タグ識別番号と前記無線タグを携帯する前記作業員を特定するための作業員情報とが関連付けられて前記機器識別番号と複数の前記現場機器を特定するための機器情報とが関連付けられて予め登録される情報サーバと、前記情報サーバに前記作業員情報および前記機器情報を要求する情報処理判断装置と、前記情報処理判断装置の処理結果について表示可能な表示/操作装置とを備える監視システムの監視方法である。当該監視方法は、前記無線タグセンサが、前記無線タグから送信された前記タグ識別番号を受信して前記無線タグが所定の警報範囲にあることを検出する無線タグ検出ステップと、前記タグ情報入力装置が、前記無線タグの前記タグ識別番号を含む情報および複数の前記無線タグセンサの前記機器識別番号を含む情報を取得するタグ情報入力ステップと、前記情報処理判断装置が、前記タグ情報入力ステップ後に、取得された前記タグ識別番号および前記機器識別番号に基づいて、前記情報サーバに前記作業員情報および前記機器情報を要求する情報要求ステップと、前記情報サーバが、前記情報処理判断装置の要求に応じて、前記作業員情報および前記機器情報を提供する情報提供ステップと、前記情報処理判断装置が、前記情報サーバから提供された前記作業員情報および前記機器情報から前記警報範囲での前記作業員の立ち入りを判断する情報処理判断ステップと、前記表示/操作装置が、前記情報処理判断装置の判断結果について表示画面に表示する表示/操作ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る監視システムおよび監視方法の実施形態によれば、現場機器周辺の状況を監視し、現場機器に近づく作業員を特定することができる。
以下、本発明に係る実施形態の監視システムおよび監視方法について、図面を参照して具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複する説明は省略する。ここで説明する下記の実施形態はいずれも、発電所などのプラントにおける設備監視の一例をとりあげて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る監視システムの第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図2は、情報サーバ10が備えるテーブルの構成を示す図である。図3は図1に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。また、図4は表示/操作手段4の画面表示機能を示す図であり、図5は図1に示す無線タグ1の表示機能を示す図である。以下、第1の実施形態の監視システムについて、図1ないし図5を参照して説明する。
図1は、本発明に係る監視システムの第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図2は、情報サーバ10が備えるテーブルの構成を示す図である。図3は図1に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。また、図4は表示/操作手段4の画面表示機能を示す図であり、図5は図1に示す無線タグ1の表示機能を示す図である。以下、第1の実施形態の監視システムについて、図1ないし図5を参照して説明する。
第1の実施形態の監視システムは、現場機器の警報範囲への作業員の立ち入りを監視し、監視制御室にいて監視業務に関わる運転員にメッセージや警告音などにより通知し、無線タグを携帯する作業員に警告することができるシステムである。
本実施形態の監視システムは、図1に示すように、作業員に携帯される無線タグ1、タグ情報入力手段2、情報処理判断手段3、表示/操作手段4、出力手段5、現場機器(電動機18、電動弁19、遮断器20)に設置された機器用無線タグセンサ7〜9、情報サーバ10、およびブザー・音声出力手段11を備えている。
無線タグ1は、例えば小型で携帯可能な無線式タグであり、検出用電波を発信(送信)している。また、機器用無線タグセンサ7〜9(1または複数の無線タグセンサ)は現場機器またはその周辺に取り付けられ、所定の距離内で検出用電波を受信可能である。
無線タグ1を携帯した現場作業員Aが例えば現場機器中の電動機18またはその周辺に取り付けられた1または複数の機器用無線タグセンサ7による警報範囲内に移動した場合に、機器用無線タグセンサ7が無線タグ1から送信された検出用電波を受信可能とされている。機器用無線タグセンサ7が無線タグ1から送信された検出用電波を受信可能な距離は、例えば数十cm〜数m等の範囲であり、検出用電波の出力強度や機器用無線タグセンサ7の受信感度(受信機性能、アンテナ設置法、指向性など)により予め調整される。
また、無線タグ1は、検出用電波とは異なる通信用電波を介して、タグ情報入力手段2および出力手段5と通信可能とされている。無線タグ1は、無線機Noなどの必要な情報を含むタグ信号100をタグ情報入力手段2に送信し、また、出力手段5から送信されるタグ出力信号105を受信する。無線タグ1から送信される通信用電波を介して、タグ情報入力手段2は、例えばフロア内に無線タグ1の存在を検出することができる。すなわち、通信用電波を用いて、警報範囲よりも広範囲での無線タグ1の存在を検出することができる。このために、無線タグ1は携帯可能で、かつ、通信可能なように、例えばバッテリーなどで電源供給される構成である。
タグ情報入力手段2は、タグ信号100、センサ信号101から取得された情報に、どのフロア、どの作業エリアかなどを示すフロア情報(またはエリア情報)などを付加し、付加した情報を受信信号102として情報処理判断手段3に送信する。なお、タグ信号100、センサ信号101から取得される情報については、後述する。
タグ情報入力手段2は、例えば複数の無線ステーションを備えてもよく、この無線ステーションが各々の所定のエリア内の無線タグ1から送信される通信用電波を受信することにより、タグ情報入力手段2は当該無線タグ1が所定のエリア内に存在すると判断することができる。すなわち、所定のエリアは、警報範囲よりも広い範囲であり、例えば建屋の1F、2Fなどのフロアや、さらにその中のいくつかに区分された範囲などである。
機器用無線タグセンサ7は、警報範囲にある無線タグ1から予め付与された無線タグNo(タグ識別番号)を読み取る。機器用無線タグセンサ7は、読み取った無線タグNoおよび機器用無線タグセンサ7に予め付与された機器用無線タグセンサNo(機器識別番号)を含むセンサ信号101をタグ情報入力手段2に送信する。また、その他の現場機器(電動弁19、遮断器20)に取り付けられた1または複数の機器用無線タグセンサ8および9についても同様である。すなわち、機器用無線タグセンサ7〜9は、現場機器の警報範囲での無線タグ1の存在を検出し、タグ情報入力手段2に通知する。
所定の警報範囲は、例えば電動機18の近辺を数十cm程度近づく範囲で、1または複数の機器用無線タグセンサ7により無線タグ1が検出されるように定められる。また、例えば電動機18の周辺を防護柵などで囲む場合など、防護柵の出入り口(ゲート)に機器用無線タグセンサ7を取り付け、ゲートへの入出監視により、警報範囲への立ち入り等を判断しても良い。
情報サーバ10は、監視システムに必要となる予め登録および記憶する各種情報を管理する。例えば、無線タグ1を携帯する作業員(作業者No)を特定する割当情報、現場機器を特定するための機器情報、作業員を特定するための作業員情報、現場機器が設置されている建物のフロアや、その配置位置に関するフロア情報などである。機器情報は、各々の現場機器の周辺に取り付けられて予め付与された機器用無線タグセンサNo、機器名称、各々の現場機器の警報範囲や警報種別(警報有り/無し、インターロック有無)などを含む。情報サーバ10には、複数の無線タグ1の割当情報および作業員情報が関連付けられて予めテーブル情報として登録されている。登録されたこれらの情報は、随時更新可能で、図示しない記憶装置に保存されている。なお、インターロックについては、後述する。
図2に、情報サーバ10に記憶されている各種テーブル情報の一例を示す。
情報サーバ10は、図2に示すように、割当情報テーブル201、作業員情報テーブル202、および機器情報テーブル203を予め備えている。
割当情報テーブル201には、例えば無線タグに付与された「無線タグNo」ごとに、当該無線タグを携帯する作業員を特定するための「作業者No」が関連付けされた割当情報が予め格納されている。図2では、例えば無線タグNo“00A”が付与された無線タグを携帯する作業者No“0001”であることを示す。
作業員情報テーブル202には、「作業者No」ごとに、「作業者名」と、作業者が属する「会社名」と、作業許可を受けた現場機器がいずれかであることを示す「作業資格」と、作業資格における作業の内容を示す「作業内容」などを含む作業員情報が予め格納されている。図2において、例えば作業者No“0001”には、作業者名“AAA”、会社名“XXX”、作業資格“電動機(001)”、作業内容“電動機定期点検”が関連付けられている。
機器情報テーブル203には、「機器用無線タグセンサNo」ごとに、「機器名称」、当該機器が設置されている場所を示す「フロア」、警報の監視適用レベルを示す「警報種別」などを含む機器情報が予め格納されている。
図2において、例えば機器用無線タグセンサNo“001”には、機器名称“電動機”、フロア“1F”、警報種別“インターロック”が関連付けられている。警報種別には、“インターロック”、“警報”、“なし”が区分される。“インターロック”である場合には、現場機器がインターロック対象であり、インターロック範囲での作業員の立ち入りが監視される。また、“警報”である場合には、現場機器が警報対象であり、警報範囲での作業員の立ち入りが監視される。“なし”である場合には、警報範囲およびインターロック範囲での立ち入りは警報対象とされない。なお、インターロック範囲については、詳しくは後述する。
ここで、図1に示す各種伝送信号に含まれる情報の内容およびこれらを処理する情報処理判断手段3の構成について、図3を参照しながら説明する。
図1に示す情報処理判断手段3は、図3に示すように、受信信号入力部31と、データ照合部32と、データ統合部33と、送信信号出力部34とを備えている。
受信信号入力部31は、タグ情報入力手段2から受信信号102を入力し、情報サーバ10から登録情報信号113を入力する。
受信信号102には、無線タグ1から送信された情報または/および機器用無線タグセンサ7〜9から送信された情報が含まれる。なお、受信信号102は、無線タグ1から送信された情報と、各々の機器用無線タグセンサ7〜9から送信された情報とが、別々に送信されてもよい。
無線タグ1から送信される情報は、例えば複数の無線タグ1を識別するための無線タグNo(タグ識別番号)である。また、機器用無線タグセンサ7〜9から送信される情報は、例えば複数の機器用無線タグセンサ7〜9などを識別するための「機器用無線タグセンサNo」(機器識別番号)、機器用無線タグセンサが配置されている「フロア情報」、警報範囲で検出されているか否かを示す「警報範囲ON/OFF」などである。なお、警報範囲ONの場合に警報範囲で検出されていることを示し、警報範囲OFFの場合に警報範囲で検出されていないことを示す。後述する「インターロック範囲ON/OFF」についても同様である。
登録情報信号113には、例えば無線タグ1の無線タグNoと、作業内容、作業者名、会社名および作業資格を含む作業員情報が含まれている。
なお、データ照合部32は、受信信号102から警報範囲に存在する無線タグ1の無線タグNo(タグ識別番号)を取得する。図3には図示しないが、データ照合部32は、登録情報信号113を受信信号入力部31が受信するに先立って、この無線タグNoに関連する作業員情報について情報サーバ10に問い合わせ要求する。ここで、情報サーバ10には、前述したように、複数の無線タグ1の割当情報および作業員情報が関連付けられて予め登録されている。
データ照合部32は、無線タグ1の無線タグNoに関連付けられる割当情報および作業員情報を要求する。照合後、登録された割当情報に該当する無線タグ1が存在すると、情報サーバ10は該当する割当情報を抽出し、抽出した割当情報から特定される作業員などを含む作業員情報を抽出する。情報サーバ10は、これらの抽出した情報を登録情報信号113として、情報処理判断手段3に送信する。
以上のようなデータ照合後に、データ統合部33は、各機能部に送信する情報ごとに、必要なデータを統合する。
データを統合後に、送信信号出力部34は、表示情報信号103を表示/操作手段4に送信し、出力情報信号104を出力手段5に送信する。また、送信信号出力部34は、警報信号108をブザー・音声出力手段11に送信する。
表示情報信号103には、前述した受信信号102および登録情報信号113によって取得された情報などが含まれる。例えば、図3に示すように、無線タグNo、機器用無線タグセンサNo、機器名称などである。出力情報信号104には、対象とされる無線タグ1の無線タグNoと、その無線タグ1が警報範囲に存在するか否か(警報範囲ON/OFF)、また、対象の現場機器がインターロックの対象である場合にはインターロック範囲に存在するか否か(インターロック範囲ON/OFF)、無線タグ1に表示される警報メッセージなどが含まれる。
警報信号108には、例えば警報範囲ON/OFF、インターロック範囲ON/OFFが含まれる。ブザー・音声出力手段11は、前述の警報範囲ONまたはインターロック範囲ONの場合に警報音などを出力し、警報範囲OFFまたはインターロック範囲OFFの場合に警報音などを停止する。
すなわち、現場機器の警報範囲またはインターロック範囲に作業員が侵入したことを注意喚起するために、情報処理判断手段3が警報信号108(警報ON出力)をブザー・音声出力手段11に出力し、これを受けたブザー・音声出力手段11は警報音を発出する。また、現場機器の警報範囲外またはインターロック範囲外に作業員が移動した場合には、情報処理判断手段3が警報信号108(警報OFF出力)をブザー・音声出力手段11に出力し、これを受けたブザー・音声出力手段11は警報音を停止する。
図4に、表示/操作手段4の表示画面の一例を示す。
表示/操作手段4の表示画面の例として、図4に示すように、例えばフロア全体画面、警報画面、機器操作画面および情報表示画面が1つの画面上に4分割にされて表示されている。また、これらの画面は、適宜、その中の1画面を拡大表示可能であり、相互に他の表示内容の画面に切り替え可能とされている。
フロア全体画面には、例えば警報範囲を含むフロア(通路などを含む)のレイアウトと、当該フロア内の現場機器(例えば電動弁、電動機(ポンプ/モータ)など)の配置と、フロア内で検出されている無線タグ1を携帯する現場作業員Aと、そのフロア内にいる作業員の人数を含む情報が表示される。
警報画面には、前述したフロア内の警報範囲で検出された無線タグ1についての情報が表示される。警報画面には、例えば検出された「時刻」と、検出された「無線タグNo」と、当該検出された警報範囲にある現場機器の「機器名称」と、無線タグ1を検出した「機器用無線タグセンサNo」と、警報が発出された「フロア」と、警報メッセージ等が表示される。警報メッセージは、例えば警報画面内に監視業務に関わる運転員Eに注意喚起できるように「動作中機器に接近者有り」のように表示される。
機器操作画面には、警報範囲で検出された無線タグ1を携帯する「作業員の情報」、警報か警報解除であるかを示す「警報または警報解除」、もしくはインターロックかロック解除であるかを示す「インターロックまたはロック解除」、インターロック対象の現場機器の「起動/停止」、「機器動作情報」として例えば電動弁の場合に「開閉状態」、「電源投入状態」、「運転予定」、電動機の場合に「起動/停止状態」などの現状の運転状態が表示される。
また、図示しないが、情報表示画面には、情報処理判断手段3により処理される種々のログ情報が記録時間と共に表示される。例えば、「14:05 作業エリアの電動機の警報範囲に作業員侵入を検知」等である。これを見た運転員Eは、表示/操作手段4(マウス、キーボードなどの操作機器、モニタなどの表示手段)の入力操作で、例えばモニタ画面上をクリックして、より詳細な情報を表示する警報画面に切り替えることができる。なお、その他の画面にも適宜切り替え可能である。
情報処理判断手段3は、作業員が警報範囲にいると判断した場合に、割当情報に基づいて、その作業員に割り当てられた無線タグNoが付与された無線タグ1に対する出力情報信号104を出力手段5に送信する。
出力手段5は、受信した出力情報信号104に基づいて、当該対象の無線タグNoの無線タグ1に警報情報を送信する。出力手段5は、例えば検出用電波と異なる通信用電波を用いた無線通信を介して、警報情報(警報範囲ON)を含むタグ出力信号105を対象の無線タグNoの無線タグ1に送信する。当該対象の無線タグNoの無線タグ1がタグ出力信号105を受信すると、無線タグ1から警報音や警報画面の表示などにより無線タグ1を携帯する作業員に注意喚起することができる。
図5に、図1に示す無線タグ1に表示される警報画面の一例を示す。
無線タグ1は、例えば小型のモニタ画面および入力手段(タッチパネルなど)を有し、無線タグ1のモニタ画面上に、警報メッセージ表示エリア「XXX」、警報範囲対象である機器用無線タグセンサNo「XXX」、機器名称「XXX」、検索範囲の起動時刻、停止時刻などを表示する。
また、作業員が検索範囲の起動時刻、停止時刻を入力し、決定および送信ボタンをタッチすると、検索範囲の起動時刻、停止時刻が情報サーバ10によりフロア内の現場機器から検索されて、図5に示すように、検索要求側の無線タグ1のモニタ画面上にその検索結果(機器状態表示一覧)が表示される。例えば、機器状態表示一覧には、現場機器の機器用無線タグセンサNo、名称、状態、起動/停止予定時刻などが表示されて、作業員に注意喚起することができる。
また、出力手段5が出力情報信号104を受信すると、例えば「動作中の現場機器に接近しすぎです」等のメッセージを無線タグ1の表示画面に表示する。これと共に、無線タグ1は、例えば無線タグ1に内蔵したブザー・バイブレータ機能により、無線タグ1を携帯した作業員に注意喚起する。
例えば、無線タグ1を携帯した現場作業員Aが動作中の現場機器(電動機18、電動弁19、遮断器20)の警報範囲外の作業エリアに移動した場合、機器用無線タグセンサ7では無線タグ1から送信される検出用電波を受信できなくなる。これにより、機器用無線タグセンサ7は、センサ信号101を介して、現場作業員Aが携帯する無線タグ1が警報範囲外に移動したことをタグ情報入力手段2に通知する。
なお、無線タグ1は、例えばタグ間(無線タグ1と機器用無線タグセンサ7との間)で通信する検出用電波(タグ用無線周波数)と、無線LANなどを介してタグ情報入力手段2および出力手段5とで通信する通信用電波(携帯端末無線周波数、無線LAN周波数など)とを送受信可能な構成である。
また、機器用無線タグセンサ7は、前述の検出用電波と通信用電波とを送受信可能な構成だけでなく、通信用電波の代わりにシリアル通信、パラレル通信、有線LANなどを含む有線通信可能な構成であってもよい。
タグ情報入力手段2は、例えばどのフロアまたはどの作業エリアから無線タグ1が検出されたかを示す情報を含むタグ信号100、および、機器用無線タグセンサ7〜9から得られる情報を含むセンサ信号101から取得された情報を付加した受信信号102を、情報処理判断手段3に送信する。
以上により、情報処理判断手段3は、現場作業員Aが警報範囲から離れ、どのフロアまたはどの作業エリアにいるかを判断し、当該判断内容(警報OFF)を提示する表示情報信号103を表示/操作手段4に送信する。表示/操作手段4は、警報OFFを受信すると、警報画面に警報解除メッセージを表示し、また、ブザー・音声出力手段11は出力している警報信号を解除する。
これとともに、情報処理判断手段3は判断処理した出力情報信号104を出力手段5に送信し、出力手段5は通信用電波を介してこれらの通知情報を含むタグ出力信号105を無線タグ1に送信する。これにより、現場作業員Aが携帯する無線タグ1には、例えば「動作中機器に接近しています」等のメッセージが表示され、または、無線タグ1に内蔵されたブザー・バイブレーションが停止することにより、現場機器の警報範囲から離れたことを現場作業員Aに知らせることができる。
次に、本実施形態の監視システムの監視処理フローについて説明する。図6に、図1の監視システムの監視処理フローを示す。
プラントを監視する監視システムが、現場機器の警報範囲への作業員の立ち入り監視処理を開始する。
機器用無線タグセンサ7ないし9が、無線タグ1から送信された無線タグNo(タグ識別番号)を受信して、無線タグ1が所定の警報範囲にあることを検出する(ステップS1)。
次に、タグ情報入力手段2が、無線タグ1の無線タグNoを含む情報および機器用無線タグセンサ7ないし9の機器用無線タグセンサNo(機器識別番号)を含む情報を取得する(ステップS2)。
次に、情報処理判断手段3が、取得された無線タグNoおよび機器用無線タグセンサNoに基づいて、情報サーバ10に作業員情報および機器情報を要求する(ステップS3)。
情報サーバ10が、情報処理判断手段3の要求に応じて、作業員情報および機器情報を提供する(ステップS4)。
次に、情報処理判断手段3が、情報サーバ10から提供された作業員情報および機器情報から警報範囲での作業員の立ち入りを判断する(ステップS5)。
次に、表示/操作手段4が、情報処理判断手段3の判断結果について、表示画面に表示する(ステップS6)。
本監視処理は、以上のようなステップS1〜S6の処理を繰り返す。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、現場機器の警報範囲への作業員の立ち入りを監視することができる。また、作業員が現場機器の警報範囲に立ち入ったことを検出した場合に、監視業務に関わる運転員にメッセージや警告音などにより通知することができる。これにより、現場機器による事故(巻き込まれ、挟まれ、感電)を未然に防止し、現場作業員の安全を確保することができる。
[第2の実施形態]
図7は、本発明に係る監視システムの第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図8は、図7に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第2の実施形態の監視システムについて、図7および図8を参照して説明する。
図7は、本発明に係る監視システムの第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図8は、図7に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第2の実施形態の監視システムについて、図7および図8を参照して説明する。
本発明に係る第2の実施形態が、第1の実施形態と相違する点は、第1の実施形態の構成に加えて、制御手段を付加した点である。なお、第1の実施形態と同一または類似の構成には、共通の符号を付し、重複する説明は省略する。また、第2の実施形態以降の実施形態についても同様である。
第2の実施形態の監視システムは、プラントを監視すると共に、現場機器に対する制御操作についてのインターロックを実施するか否かを判断して、指令を与えるシステムである。
本実施形態の監視システムは、図7に示すように、現場作業員Bに携帯される無線タグ12、タグ情報入力手段2、情報処理判断手段3、表示/操作手段4、出力手段5、現場機器(電動機18、電動弁19、遮断器20)に設置された機器用無線タグセンサ7〜9、情報サーバ10、およびブザー・音声出力手段11を備える図1の構成に加えて、制御手段6を備えている。
情報処理判断手段3は、機器状態信号110に基づいて、各現場機器の機器動作状態を記憶し、逐次更新する。情報処理判断手段3は、どの現場機器が起動/停止したか等の機器動作状態を示すために、表示情報信号103を表示/操作手段4に送信する。また、情報処理判断手段3は、例えば表示/操作手段4から運転員Eの入力操作に応じた操作信号114を受信する。
情報処理判断手段3は、受信信号102により現場機器のインターロック範囲に無線タグ12が検出されていないことを判断した場合、現場機器の起動/停止などを指令する機器指令信号109を制御手段6に送信する。
一方、情報処理判断手段3は、受信信号102により現場機器のインターロック範囲に無線タグ12が検出されたと判断した場合、現場機器の起動/停止などを指令する機器指令信号109を制御手段6に送信しない。
また、情報処理判断手段3によって現場作業員Bがインターロック範囲にいると判断した後に、現場作業員Bが現場機器のインターロック範囲外の作業エリアに移動した場合に、タグ情報入力手段2は、現場機器のインターロック範囲に無線タグ12が検出されないとするセンサ信号101を機器用無線タグセンサ7ないし9から受信する。タグ情報入力手段2は、この受信したセンサ信号101および無線タグ12から受信したタグ信号100に、フロア情報を付加した受信信号102を情報処理判断手段3に送信する。
情報処理判断手段3は、タグ情報入力手段2から受信信号102を受信して、現場作業員Bがインターロック範囲外に移動したことを判断した場合、制御手段6を介してインターロックを解除する。インターロックを解除後に、情報処理判断手段3が表示/操作手段4から操作信号114を受信すると、情報処理判断手段3は機器指令信号109を制御手段6に送信する。
制御手段6は、機器指令信号109を受信すると、例えば現場機器の起動/停止をする起動/停止指令信号111を現場機器に出力する。
制御手段6は、情報処理判断手段3から受信した機器指令信号109に基づいて、現場機器に対して制御操作を実施する。制御操作とは、例えば制御手段6から電動機18に対して起動指令を送信し、これを受けた電動機18が起動する等である。制御手段6は機器指令信号109を受信すると、例えば現場機器を起動/停止する起動/停止指令信号111を対象の現場機器に送信する。この起動/停止指令信号111を受信した現場機器は、当該制御の動作を実施する。
また、現場機器は、起動/停止指令信号111を受信すると、起動/停止動作を開始し、これらに対する応答信号として起動/停止フィードバック信号112を制御手段6に送信する。制御手段6は、起動/停止フィードバック信号112を受信すると、各現場機器の動作状態を示す機器状態信号110を情報処理判断手段3に送信する。
表示/操作手段4は、情報処理判断手段3から機器状態信号110を受信すると、モニタ画面上に現場機器の機器動作状態(起動/停止など)を表示する。また、表示/操作手段4は、現場機器のインターロック範囲に作業員がいることを表示画面にメッセージなどで表示し、また、前述したように、運転員Eによる入力操作に基づく操作信号114を情報処理判断手段3に送信する。
具体的には、図7において、例えば監視制御室にいる運転員Eが、現場機器の起動/停止を行うために、表示/操作手段4の操作画面にて対象現場機器を選択して起動/停止等の入力操作を行う。これにより、表示/操作手段4から操作信号114が情報処理判断手段3に出力される。
出力手段5は情報処理判断手段3から出力された出力情報信号104を受信すると、現場作業員Bが携帯している無線タグ12に対してタグ出力信号105を送信する。無線タグ12は、現場機器のインターロック範囲にいることを表示等して、現場作業員Bに注意喚起する。
第1の実施形態でも説明したように、情報処理判断手段3は、現場作業員Bが携帯する無線タグ12の無線タグNoに基づいて、情報サーバ10に割当情報および作業員情報を問合せて、当該無線タグNoに関連付けられた作業員情報を取得する。作業員情報は、図2に示す「作業者No、作業内容、作業者名、会社名、作業資格」などを含む作業員情報テーブル202に格納されたデータである。
また、情報処理判断手段3は、図2に示す機器情報テーブル203から抽出される機器情報に基づいて、現場機器がインターロック対象であるか否か判断する。例えば、現場作業員Bにより携帯された無線タグ12がインターロック対象である現場機器のインターロック範囲で検出された場合、タグ情報入力手段2を介して、情報処理判断手段3は、インターロック範囲に作業員が立ち入ったと判断する。
これにより、例えば起動開始予定である現場機器のインターロック範囲に現場作業員Bがいる場合、情報処理判断手段3はこれを監視するため、表示/操作手段4に警報を通知する。表示/操作手段4が警報画面を表示することにより、監視制御室にいる運転員Eは起動開始予定の現場機器(例えば電動機18)のインターロック範囲に作業員がいることを確認することができる。
例えば、運転員Eは、図4に示すような警報画面上で、現場作業員Bが動作予定の現場機器のインターロック範囲に検出された時刻、検出された無線タグNo、現場機器の機器名称、機器用無線タグセンサNo、フロア、警報メッセージ「動作中予定機器インターロック範囲内に接近者有り」等を確認することができる。
本監視システムでは、情報処理判断手段3が前述した警報についての情報を含む出力情報信号104を出力手段5に送信し、出力手段5は当該対象の無線タグNoの無線タグ12にタグ出力信号105を送信する。これにより、当該無線タグ12を携帯する現場作業員Bが、無線タグ12に表示される「動作予定機器に接近しすぎです」等の警報メッセージおよび無線タグに内蔵されたブザー・振動機能によって、動作予定の現場機器のインターロック範囲にいることを知ることができる。
ここで、例えば運転員Eが不注意で警報画面等を見落とし、インターロック範囲にいる現場作業員Bに気付かずに表示/操作手段4から当該現場機器を起動するための入力操作を実施したとする。このような場合において、表示/操作手段4から操作信号114を受信しても、情報処理判断手段3は、現場作業員Bがインターロック範囲にいると判断した場合、当該現場機器を起動する機器指令信号109を制御手段6に出力しない。すなわち、当該現場機器の制御操作についてインターロックされた状態を維持する。
他方、インターロック範囲外に現場作業員Bが移動した場合に、情報処理判断手段3は、当該現場機器を起動する機器指令信号109を制御手段6に出力する。これを受けた制御手段6は、例えば現場機器を起動/停止させるための起動/停止指令信号111を出力し、現場機器(例えば電動機18)を起動することができる。すなわち、当該現場機器の起動/停止等の制御操作についてインターロックが解除された状態である。
また、情報処理判断手段3は、インターロック範囲外に現場作業員Bが移動した場合に、警報の解除を示す表示情報信号103を表示/操作手段4に送信し、同じく警報信号108をブザー・音声出力手段11に送信する。これを受けて、表示/操作手段4は警報画面の警報メッセージをクリアし、ブザー・音声出力手段11は出力している警報音を停止する。これにより、監視制御室にいる運転員Eは、インターロック範囲から現場作業員Bが離れたことを容易に確認することができる。その後に、運転員Eは動作予定の現場機器に対して、表示/操作手段4より入力操作を実施することができる。
前述した図7に示す各種信号およびこれらを処理する情報処理判断手段3の構成について、図8を参照しながら説明する。なお、図8に示す各種信号の内容については、その各々の詳細について前述した通りであり、ここではその説明については省く。
情報処理判断手段3は、図8に示すように、受信信号入力部31と、データ照合部32と、データ統合部33と、送信信号出力部34と、インターロック判断部35とを備える。
受信信号入力部31は、タグ情報入力手段2から受信信号102を入力し、情報サーバ10から登録情報信号113を入力し、また、表示/操作手段4から操作信号114を入力する。操作信号114には、例えば現場機器No、操作情報(起動/停止など)、フロア情報、インターロック範囲ON/OFF(または警報範囲ON/OFF)、無線タグNo、インターロック解除信号などが含まれている。
データ照合部32は、受信信号入力部31に入力された受信信号102および登録情報信号113に基づいて、警報範囲またはインターロック範囲に存在する無線タグ1の無線タグNo(タグ識別番号)を取得する。図8には図示しないが、データ照合部32は、登録情報信号113を受信信号入力部31が受信するに先立って、この無線タグNoに関連する作業員情報について情報サーバ10に問い合わせ要求する。
現場機器のインターロック範囲に無線タグ1が検出されない場合、インターロック判断部35は、機器指令信号109を制御手段6に送信する。
一方、現場機器のインターロック範囲に無線タグ1が検出された場合、インターロック判断部35は、機器指令信号109を制御手段6に送信しない。機器指令信号109には、例えば現場機器No、操作情報(起動/停止など)などが含まれている。さらに、インターロック判断部35は、送信信号出力部34を介して、前述した警報情報を含む出力情報信号104を出力手段5に送信する。これと共に、インターロック判断部35は、送信信号出力部34を介して、警報信号108をブザー・音声出力手段11に送信する。また、インターロック判断部35は、送信信号出力部34を介して、表示情報信号103を表示/操作手段4に送信する。
第2の実施形態によれば、現場作業員が動作予定の現場機器のインターロック範囲にいる場合には、インターロックによって監視制御室からの現場機器に対する入力操作を受け付けないと共に、現場作業員に動作予定の現場機器のインターロック範囲にいることを通知することができる。これにより、現場作業員の安全を確保するとともに、現場機器を安全に動作させることができる。
[第3の実施形態]
図7は、本発明に係る監視システムの第2の実施形態の構成を示すとともに第3の実施形態の構成をも示すブロック図である。図8は、図7に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第3の実施形態の監視システムについて、図7および図8を参照して説明する。
図7は、本発明に係る監視システムの第2の実施形態の構成を示すとともに第3の実施形態の構成をも示すブロック図である。図8は、図7に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第3の実施形態の監視システムについて、図7および図8を参照して説明する。
第3の実施形態の監視システムは、第2の実施形態に加えて、さらに、対象の現場機器の作業資格を有する現場作業員がインターロック範囲にいる場合には、現場機器に対する制御操作にインターロックをかけないことを可能にするシステムである。
例えば、図7に示す例において、現場機器(例えば電動機18)についての作業資格を有する現場作業員Bが、電動機18を試運転(点検)するものとする。このような場合に、第2の実施形態で説明したように、本実施形態においても、現場作業員Bが機器用無線タグセンサ7のインターロック範囲にいると、電動機18に対する起動/停止等の制御操作についてインターロックがかかる。具体的には、情報処理判断手段3が現場機器(電動機18)に対する機器指令信号109を送信しないため、制御手段6が電動機18を起動/停止するための起動/停止指令信号111を電動機18に送信しない。
そこで、本実施形態では、作業資格を有する作業員が現場機器のインターロック範囲にいた場合に、監視制御室の運転員Eが表示/操作手段4から現場機器に対するインターロックを解除するため入力操作が可能であり、また、事前にその設定も可能である。これにより、インターロックが解除されるため、現場機器は起動/停止指令信号111を受信し、起動/停止動作を開始することができる。なお、現場機器は、応答信号として起動/停止フィードバック信号112を制御手段6に送信する。
以上の例では、本来、現場機器の点検等の作業に従事する作業員の立ち入りでインターロックされ、その都度、監視制御室から設定解除等を実施しなければならないとすると、点検作業や試験作業、また、監視業務に影響を及ぼすことになる。そのため、本実施形態の監視システムでは、このような課題を解決したものである。
なお、例えば電動機18についての作業資格を有さない他現場作業員が機器用無線タグセンサ7のインターロック範囲にいた場合に、当該インターロックは解除されない。すなわち、このような場合には、他現場作業員の安全性確保のために電動機18の起動/停止をさせない。
ここで、前述した図7に示す各種伝送信号に含まれる情報の内容およびこれらを処理する情報処理判断手段3の構成について、図8を参照しながら説明する。
受信信号入力部31は、タグ情報入力手段2から受信信号102を入力し、情報サーバ10から登録情報信号113を入力し、また、表示/操作手段4から操作信号114を入力する。
データ照合部32は、受信信号102から警報範囲またはインターロック範囲で検出された無線タグ1の無線タグNo(タグ識別番号)を取得する。図8のフローには図示しないが、データ照合部32は、登録情報信号113を受信信号入力部31が受信するに先立って、この無線タグNoに関連する作業員情報について情報サーバ10に問い合わせ要求する。
インターロック判断部35は、受信した受信信号102および登録情報信号113に含まれる情報に基づいて、現場機器のインターロック範囲に立ち入った現場作業員Bが作業資格を有するか否かを判断する。判断後、作業資格を有する現場作業員Bである場合、インターロック判断部35は、インターロックを解除する。一方、作業資格を有さない現場作業員Bがいる場合に、インターロック判断部35は、インターロックを解除しない。
インターロック判断部35は、送信信号出力部34を介して、当該判断結果を含む表示情報信号103を表示/操作手段4に送信する。また、インターロック判断部35は、現場機器のインターロック範囲に立ち入った現場作業員Bが作業資格を有さない場合に、送信信号出力部34を介して、警報信号108をブザー・音声出力手段11に出力する。
プラント内の現場機器にインターロック制御を用いている場合に、無線タグを携帯した作業員がインターロック範囲に立ち入っていると、インターロックが動作し現場機器の制御操作ができないとすると、点検作業や試運転試験等の作業予定の業務に影響が出ることになる。
しかし、第3の実施形態によれば、作業資格を有する現場作業員が動作機器のインターロック範囲に立ち入っている場合には、制御対象の現場機器のインターロックを解除することによって、監視制御室からの操作ができることにより円滑な監視制御ができる。
[第4の実施形態]
図9は、本発明に係る監視システムの第4の実施形態の構成を示すブロック図である。図10は、図9に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第4の実施形態の監視システムについて、図9および図10を参照して説明する。
図9は、本発明に係る監視システムの第4の実施形態の構成を示すブロック図である。図10は、図9に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第4の実施形態の監視システムについて、図9および図10を参照して説明する。
第4の実施形態の監視システムは、第3の実施形態に加えて、さらに、現場機器の検出範囲にいる作業員に対して、無線タグを介して当該現場機器が動作する予定であることを通知し、現場作業員に対して注意喚起するシステムである。
第4の実施形態の監視システムは、図9に示すように、複数の無線タグ13および14、タグ情報入力手段2、情報処理判断手段3、表示/操作手段4、出力手段5、制御手段6、現場機器(例えば電動機18)に設置された機器用無線タグセンサ7、および情報サーバ10を備えている。
図9に示すように、電動機18の作業エリア周辺には、無線タグ13を携帯する現場作業員C、および、無線タグ14を携帯する現場作業員Dがいる。電動機18の作業エリアでは、電動機18に設置された機器用無線タグセンサ7によりインターロック範囲での立ち入りが検出される。
タグ情報入力手段2は、通信用電波を介して、無線タグ13および無線タグ14から送信されるタグ信号100を受信する。また、タグ情報入力手段2は、機器用無線タグセンサ7から送信されるセンサ信号101を受信する。タグ情報入力手段2は、無線タグ13および無線タグ14から送信される通信用電波を介して、フロア内での無線タグ13および14の存在を検出することができる。
ここで、図9に示す各種伝送信号に含まれる情報の内容およびこれらを処理する情報処理判断手段3の構成について、図10を参照しながら説明する。
図10は、図9に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。情報処理判断手段3は、図10に示すように、受信信号入力部31と、データ照合部32と、データ統合部33と、インターロック判断部35と、タイミング信号出力部36と、送信信号出力部34とを備えている。
監視制御室にいる運転員Eは、現場機器への入力操作する際に、例えば図4に示すような機器操作画面にて、制御動作(起動/停止)させる対象の現場機器(電動機18)を選択する。これにより、表示/操作手段4は、操作信号114を情報処理判断手段3に送信する。
受信信号入力部31は、タグ情報入力手段2から送信される受信信号102を受信する。また、受信信号入力部31は、表示/操作手段4から選択/操作された電動機18を制御操作するための操作信号114を受信し、制御手段6から機器状態信号110を受信する。機器状態信号110には、例えば現場機器No、機器状態(起動/停止など)が含まれる。
データ照合部32は、情報サーバ10に無線タグ1の無線タグNoについての割当情報および関連付けられた作業員情報を要求する。照合後、登録された割当情報に該当する無線タグ1が存在すると、情報サーバ10は該当する割当情報を抽出し、抽出した割当情報から特定される作業員などを含む作業員情報を抽出する。情報サーバ10は、これらの抽出した情報を登録情報信号113として、情報処理判断手段3に送信する。
データ統合部33は、受信信号102、操作信号114および機器状態信号110から得られるデータを統合する。
インターロック判断部35は、動作(例えば起動/停止)対象の現場機器についての統合されたデータに基づいて、動作対象の現場機器のインターロック範囲に現場作業員がいるか判断する。インターロック判断部35は、当該判断結果をタイミング信号出力部36および送信信号出力部34に出力する。
送信信号出力部34は、その判断結果を含む出力情報信号104を出力手段5に送信する。出力手段5は、現場機器(電動機18)のインターロック範囲にいる現場作業員Cが携帯する無線タグ13、および、現場作業員Dが携帯する無線タグ14に、受信した出力情報信号104の内容を含むタグ出力信号105を送信する。これにより、現場作業員Cおよび現場作業員Dに対して、周辺の現場機器(電動機18)が動作することを通知することができる。
これとともに、無線タグ13および無線タグ14への通知完了後、タイミング信号出力部36は、送信信号出力部34から制御手段6に機器指令信号109を送信するように所定の時間経過(例えば数秒後)後に送信されるように時間調整する。
これを受けて、制御手段6は、現場機器に対して起動/停止指令信号111を送信し、動作(起動/停止)後、対象の現場機器から起動/停止フィードバック信号112を受信する。これにより、制御手段6は、対象の現場機器が動作したことを機器状態信号110によって情報処理判断手段3の受信信号入力部31に送信するため、情報処理判断手段3は各現場機器の機器動作状態を継続して監視することができる。
これとともに、送信信号出力部34が表示情報信号103を表示/操作手段4に送信する。表示/操作手段4は、受信した表示情報信号103に基づいて、機器動作状態の情報について表示画面に表示する。これによって、運転員Eは、表示/操作手段4の表示画面を介して、対象の現場機器が動作または動作を切り換えたことを確認することができる。
第4の実施形態によれば、動作予定の現場機器のインターロック範囲にいる現場作業員に対して現場機器が動作することを、無線タグを介して事前に知らせることができ、現場機器が動作することを注意喚起させることができる。
[第5の実施形態]
図11は、本発明に係る監視システムの第5の実施形態の構成を示すブロック図である。図12は、図11に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第5の実施形態の監視システムについて、図11および図12を参照して説明する。
図11は、本発明に係る監視システムの第5の実施形態の構成を示すブロック図である。図12は、図11に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第5の実施形態の監視システムについて、図11および図12を参照して説明する。
第5の実施形態の監視システムは、現場機器の警報範囲またはインターロック範囲にいる作業員に対して、無線タグを介して当該現場機器が動作する予定であることを通知し、現場作業員に対して注意喚起するシステムである。
第5の実施形態の監視システムは、図11に示すように、無線タグ1、タグ情報入力手段2、情報処理判断手段3、表示/操作手段4、出力手段5、制御手段6、現場機器(電動機18、電動弁19、遮断器20)に設置された機器用無線タグセンサ7〜9、情報サーバ10を備えている。
現場機器は、前述したように、起動/停止指令信号111の応答信号として、起動/停止フィードバック信号112を制御手段6に送信する。制御手段6は起動/停止フィードバック信号112を受信すると、これに基づいて機器状態信号110を情報処理判断手段3に送信する。
情報処理判断手段3は、機器状態信号110に基づいて現場機器の機器動作状態を一時記憶し、また、その機器動作状態に変更がある都度、更新する。なお、情報処理判断手段3はこの動作状態を情報サーバ10に送信して、情報サーバ10が各現場機器の動作状態を記録し、保存してもよい。
現場作業員Aが携帯する無線タグ1より作業対象の現場機器(電動機18、電動弁19、遮断器20)の動作状態を確認するため、情報処理判断手段3に問い合わせる。動作状態は、例えば動作中/停止中、電動弁の全開/全閉、遮断器の入/切などを示す。
具体的には、現場作業員Aが、携帯する無線タグ1を介して、図5に示すような無線タグ1の表示画面より現場機器(電動機18、電動弁19、遮断器20)を機器用無線タグセンサNoや名称により検索する。この検索要求を受けて、無線タグ1は、タグ情報入力手段2に検索信号115を送信する。この際に、現場作業員Aは、携帯する無線タグ1を介して、例えばタッチパネルなどにより機器状態表示一覧に表示された対象機器を決定して送信を選択することができる。無線タグ1は、現場作業員Aが選択した現場機器の情報を検索信号115によりタグ情報入力手段2に送信する。
タグ情報入力手段2は、受信した検索信号115にフロア情報を付加して検索情報信号116を情報処理判断手段3に送信する。制御手段6は、各現場機器より受信している起動/停止フィードバック信号112に基づいて、機器状態信号110を情報処理判断手段3に送信する。
ここで、図11に示す各種伝送信号に含まれる情報の内容およびこれらを処理する情報処理判断手段3の構成について、図12を参照しながら説明する。
図11に示す情報処理判断手段3は、図12に示すように、受信信号入力部31と、データ照合部32と、データ統合部33と、送信信号出力部34とを備えている。
受信信号入力部31は、タグ情報入力手段2から受信信号102を入力し、情報サーバ10から登録情報信号113を入力する。受信信号入力部31は、タグ情報入力手段2から検索情報信号116を受信し、制御手段6から機器状態信号110を受信する。検索情報信号116には、例えば問合せ現場機器No、機器名称などが含まれる。
データ照合部32は、情報サーバ10に無線タグ1の無線タグNoについての割当情報および関連付けられた作業員情報を要求する。照合後、登録された割当情報に該当する無線タグ1が存在すると、情報サーバ10は該当する割当情報を抽出し、抽出した割当情報から特定される作業員などを含む作業員情報を抽出する。情報サーバ10は、これらの抽出した情報を登録情報信号113として、情報処理判断手段3に送信する。
データ統合部33は、現場作業員Aより問い合わせのあった内容を含む検索情報信号116と制御手段6より受信した機器状態信号110とに基づいて、該当する現場機器の情報を含む検索結果情報信号117を生成する。例えば、検索結果情報信号117には、図12に示すように、「現場機器No」、「機器名称」、「機器状態」などを含む。
送信信号出力部34は、検索結果情報信号117を出力手段5に送信する。
出力手段5は、情報処理判断手段3から受信した検索結果情報信号117の内容を含む結果信号118を無線タグ1に送信する。結果信号118には、例えば図5に示すような機器状態一覧を表示するための情報が含まれる。
この結果信号118を受信した無線タグ1によって、現場作業員Aは、無線タグ1により図5に示す機器状態一覧にて、現場機器の状態を確認することができる。
以上説明したように、情報処理判断手段3は、情報サーバ10から提供された複数の現場機器の機器情報および制御手段6による制御操作に基づいて、各々の現場機器の機器動作状態を判断し、当該判断した機器動作状態を含む情報を機器情報に付加して、警報範囲で検出された無線タグ1あてに、機器動作状態が付加された機器情報を出力手段5に送信する。無線タグ1は、表示部を備え、出力手段5から機器情報を受信した場合に、機器情報に基づき、現場機器の機器動作状態について表示部に表示することができる。
第5の実施形態によれば、現場作業員が無線タグにより作業対象の現場機器が動作中か停止中、電動弁の全開/全閉、遮断器の入/切等の機器状態の情報が確認出来ることにより作業事故を防止すると共に現場作業員が安全に作業できる。
[第6の実施形態]
図13は、本発明に係る監視システムの第6の実施形態の構成を示すブロック図である。図12は、図13に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第6の実施形態の監視システムについて、図12および図13を参照して説明する。
図13は、本発明に係る監視システムの第6の実施形態の構成を示すブロック図である。図12は、図13に示す情報処理判断手段3の構成を示すブロック図である。以下、第6の実施形態の監視システムについて、図12および図13を参照して説明する。
第6の実施形態の監視システムは、現場機器の周辺の広範囲にいる作業員に対して、無線タグを介して当該現場機器が動作する予定であることを通知し、現場作業員に対して注意喚起するシステムである。
図13では、各フロア1F〜3F(エリアごと)で、複数の現場作業員B〜Dが作業している状態を示す。エリアごとに、例えば1Fフロアに設置された1または複数のフロア用無線タグセンサ15、2Fフロアに設置された1または複数のフロア用無線タグセンサ16、3Fフロアに設置された1または複数のフロア用無線タグセンサ17があるとする。また、1Fフロアで作業する現場作業員Bが無線タグ12を、また、2Fフロアで作業する現場作業員Cが無線タグ13を、そして、3Fフロアで作業する現場作業員Dが無線タグ14を、携帯しているとする。
以上のように、本実施形態の監視システムは、エリア区分ごとに、フロア用無線タグセンサを設置することにより、さらに正確に当該エリア内への作業員の立ち入りを監視できる構成である。なお、図13の例は、フロアごとにエリアが区分されている場合の一例である。
ここで、図13に示す各種伝送信号に含まれる情報の内容およびこれらを処理する情報処理判断手段3の構成について、図12を参照しながら説明する。
例えば、1Fフロア入出口扉等に設置されたフロア用無線タグセンサ15により、現場作業員Bが携帯する無線タグ12から送信されるタグ検出信号119が検出される。検出後、フロア用無線タグセンサ15は、センサ検出信号120をタグ情報入力手段2に送信する。
タグ情報入力手段2は、フロア用無線タグセンサ15から送信されたセンサ検出信号120を受信する。タグ情報入力手段2は、同様に2Fフロアの現場作業員Cが携帯する無線タグ13および3Fフロアの現場作業員Dが携帯する無線タグ14についても、フロア用無線タグセンサ16および17から送信されたセンサ検出信号120を受信する。
タグ情報入力手段2は、受信したタグ検出信号119およびセンサ検出信号120から取得される情報に、どのフロアまたはエリアで検出されたかを示す情報を付加する。タグ情報入力手段2は、この検出情報信号121を情報処理判断手段3に送信する。検出情報信号121には、例えば1Fフロア情報、1Fフロアでの無線タグNoの数、2Fフロア情報、2Fフロアでの無線タグNoの数などが含まれる。
情報処理判断手段3は、無線タグ12〜14の識別番号に基づいて割当情報(図2に示す割当情報テーブル201に格納)が登録されている情報サーバ10から作業員情報(図2に示す作業員情報テーブル202に格納)を要求する。これにより、情報処理判断手段3は、作業員情報を含む登録情報信号113を取得する。情報処理判断手段3は、検出情報信号121および登録情報信号113に基づき、どのフロア(エリア)に何人いるかを示す情報を含む表示情報信号122を表示/操作手段4に送信する。表示情報信号122には、例えば1Fフロア情報、1Fフロアでの無線タグNoの数、2Fフロア情報、2Fフロアでの無線タグNoの数、その各々の無線タグを携帯する作業員情報などが含まれる。
なお、図13では、フロアごとに、エリアを区分する例で示したが、さらにフロア内をエリアに区分してもよい。この場合には、それに対応する区分のエリアごとにフロア用無線タグセンサを設置して、当該エリア内への作業員の立ち入りを監視できる構成である。
以上説明したように、情報処理判断手段3は、プラント内を複数の現場機器の配置によるエリアごとに分けて、タグ情報入力手段2により取得された無線タグのタグ識別番号を含む情報および複数の無線タグセンサの機器識別番号を含む情報と、情報サーバ10から提供された作業員情報および機器情報とに基づいて、エリア内ごとの作業員の人数および作業員情報を判断する。情報処理判断手段3は、表示/操作手段4に当該判断結果を出力する。これによって、表示/操作手段4は、出力された判断結果から所定エリア内で作業員の人数および作業員に関する作業員情報を表示することができる。
監視制御室にいる運転員Eは、表示/操作手段4によって、各フロアにいる現場作業員の人数および各フロアにいる現場作業員の情報を監視することができる。
表示/操作手段4の表示画面において、図4に示すフロア全体画面表示のように、各フロアで作業する現場作業員の人数を把握することができ、また、画面に表示されている現場作業員が携帯する無線タグNoを選択することにより、図示しない詳細な画面表示にて作業員情報を確認することができる。
なお、前述した実施形態においては、情報処理判断手段3が複数の機器用無線タグセンサにより警報範囲で検出された無線タグの無線タグNo(タグ識別番号)から警報範囲ごとの作業員の人数および作業員に関する作業員情報を判断することを説明した。さらに、本実施形態の構成と組み合わせて、情報処理判断手段3および表示/操作手段4によりエリア内をさらに警報範囲ごとに区分した当該判断結果を出力できることはいうまでもない。
第6の実施形態によれば、現場作業員の持つ無線タグ及び各現場に設置されたフロア用無線タグセンサにより、各フロアにいる現場作業員の人数及び作業員情報を監視制御室にて把握することができ、危険区域、立ち入り禁止区域等に現場作業員が間違って入らないように監視制御室で現場作業員が安全に作業することを監視することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、前述した実施形態の適用例として、発電所などのプラントにおける設備監視を一例として示したが、工場や、倉庫の設備、ビル内の設備などを監視する場合にも、適用できることはいうまでもない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、前述した実施形態の適用例として、発電所などのプラントにおける設備監視を一例として示したが、工場や、倉庫の設備、ビル内の設備などを監視する場合にも、適用できることはいうまでもない。
1、12、13、14…無線タグ、2…タグ情報入力手段、3…情報処理判断手段、4…表示/操作手段、5…出力手段、6…制御手段、7、8、9…機器用無線タグセンサ、10…情報サーバ、11…ブザー・音声出力手段、15、16、17…フロア用無線タグセンサ、18…電動機(現場機器)、19…電動弁(現場機器)、20…遮断器(現場機器)、31…受信信号入力部、32…データ照合部、33…データ統合部、34…送信信号出力部、35…インターロック判断部、36…タイミング信号出力部、100…タグ信号、101…センサ信号、102…受信信号、103、122…表示情報信号、104…出力情報信号、105…タグ出力信号、108…警報信号、109…機器指令信号、110…機器状態信号、111…起動/停止指令信号、112…起動/停止フィードバック信号、113…登録情報信号、114…操作信号、115…検索信号、116…検索情報信号、117…検索結果情報信号、118…結果信号、119…タグ検出信号、120…センサ検出信号、121…検出情報信号、201…割当情報テーブル、202…作業員情報テーブル、203…機器情報テーブル
Claims (10)
- 予め付与されたタグ識別番号を送信可能な無線タグを携帯した作業員を当該無線タグによって判別してプラント内に設置された複数の現場機器周辺を監視する監視システムであって、
各々の前記現場機器の周辺に取り付けられて予め付与された機器識別番号を記憶し、前記無線タグから送信された前記タグ識別番号を受信して前記無線タグが所定の警報範囲にあることを検出する1または複数の無線タグセンサと、
前記タグ識別番号と前記無線タグを携帯する前記作業員を特定するための作業員情報とが関連付けられ、前記機器識別番号と複数の前記現場機器を特定するための機器情報とが関連付けられて予め登録され、要求に応じて前記作業員情報および前記機器情報を提供する情報サーバと、
前記無線タグの前記タグ識別番号を含む情報および複数の前記無線タグセンサの前記機器識別番号を含む情報を取得するタグ情報入力手段と、
前記タグ情報入力手段により取得された前記タグ識別番号および前記機器識別番号に基づいて、前記情報サーバに前記作業員情報および前記機器情報を要求し、前記情報サーバから提供された前記作業員情報および前記機器情報から前記警報範囲での前記作業員の立ち入りを判断する情報処理判断手段と、
前記情報処理判断手段の判断結果について表示画面に表示可能な表示/操作手段と、
を備えることを特徴とする監視システム。 - 前記情報処理判断手段から前記無線タグに送信する情報を伝送可能な出力手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。 - 前記無線タグは、前記無線タグセンサによる前記警報範囲の検出に検出用電波を用い、前記タグ情報入力手段および前記出力手段との通信に前記検出用電波と異なる通信用電波を用いる
ことを特徴とする請求項2に記載の監視システム。 - 前記情報処理判断手段の制御指令に応じて、複数の前記現場機器の中のインターロック対象とされる前記現場機器について制御操作をロックおよびロック解除する制御手段をさらに備え、
前記情報サーバは、前記インターロック対象とされる前記現場機器の前記警報範囲をインターロック範囲として予め記憶し、前記インターロック範囲ごとに作業資格を有する作業員であるかを特定する情報を含む前記作業員情報を予め記憶し、前記情報処理判断手段から要求された前記インターロック範囲で検出された前記無線タグを携帯する前記作業員について前記作業員情報の問い合わせに応じて、問い合せ結果の前記作業員情報を前記情報処理判断手段に送信し、
前記情報処理判断手段は、送信された前記作業員情報に基づいて、前記インターロック範囲に前記作業資格を有する前記作業員のみがいると判断した場合には前記制御操作をロック解除し、前記作業資格を受けた前記作業員以外の者がいると判断した場合には前記制御操作をロックする
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の監視システム。 - 前記表示/操作手段は、入力操作が可能であり、前記情報処理判断手段に対して前記制御操作のロックを解除するようにロック解除指令入力を受け付け、
前記情報処理判断手段は、前記表示/操作手段が受け付けた前記ロック解除指令入力に基づいて、前記制御操作をロック解除する
ことを特徴とする請求項4に記載の監視システム。 - 前記情報処理判断手段は、前記情報サーバから提供された複数の前記現場機器の前記機器情報および前記制御手段による前記制御操作に基づいて、各々の前記現場機器の機器動作状態を判断し、当該判断した機器動作状態を含む情報を前記機器情報に付加して、前記現場機器の警報範囲で検出された前記無線タグ宛に伝送されるように、前記機器動作状態を含む情報が付加された前記機器情報を前記出力手段に送信する
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の監視システム。 - 前記無線タグは、表示部を備え、前記出力手段から前記機器情報を受信した場合に、前記表示部に前記機器情報に基づき、前記現場機器の機器動作状態について表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の監視システム。 - 前記情報処理判断手段は、前記プラント内を複数の前記現場機器の配置によるエリアごとに分けて、前記タグ情報入力手段により取得された前記無線タグの前記タグ識別番号を含む情報および複数の前記無線タグセンサの前記機器識別番号を含む情報と、前記情報サーバから提供された前記作業員情報および前記機器情報とに基づいて、前記エリア内ごとの前記作業員の人数および前記作業員情報を判断し、前記表示/操作手段に当該判断結果を出力し、
前記表示/操作手段は、出力された前記判断結果から前記所定エリア内で前記作業員の人数および前記作業員に関する前記作業員情報を表示する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の監視システム。 - 前記情報処理判断手段は、複数の前記無線タグセンサにより前記警報範囲で検出された前記無線タグの前記タグ識別番号から前記警報範囲ごとの前記作業員の人数および前記作業員に関する前記作業員情報を判断し、前記表示/操作手段に前記エリア内をさらに前記警報範囲ごとに区分した当該判断結果を出力する
ことを特徴とする請求項8に記載の監視システム。 - 予め付与されたタグ識別番号を送信可能な無線タグを携帯した作業員を当該無線タグによって判別してプラント内に設置された複数の現場機器周辺を監視するために、各々の前記現場機器の周辺に取り付けられて予め付与された機器識別番号を記憶する1または複数の無線タグセンサと、前記無線タグおよび前記無線タグセンサと通信可能なタグ情報入力装置と、前記タグ識別番号と前記無線タグを携帯する前記作業員を特定するための作業員情報とが関連付けられて前記機器識別番号と複数の前記現場機器を特定するための機器情報とが関連付けられて予め登録される情報サーバと、前記情報サーバに前記作業員情報および前記機器情報を要求する情報処理判断装置と、前記情報処理判断装置の処理結果について表示可能な表示/操作装置とを備える監視システムの監視方法であって、
前記無線タグセンサが、前記無線タグから送信された前記タグ識別番号を受信して前記無線タグが所定の警報範囲にあることを検出する無線タグ検出ステップと、
前記タグ情報入力装置が、前記無線タグの前記タグ識別番号を含む情報および複数の前記無線タグセンサの前記機器識別番号を含む情報を取得するタグ情報入力ステップと、
前記情報処理判断装置が、前記タグ情報入力ステップ後に、取得された前記タグ識別番号および前記機器識別番号に基づいて、前記情報サーバに前記作業員情報および前記機器情報を要求する情報要求ステップと、
前記情報サーバが、前記情報処理判断装置の要求に応じて、前記作業員情報および前記機器情報を提供する情報提供ステップと、
前記情報処理判断装置が、前記情報サーバから提供された前記作業員情報および前記機器情報から前記警報範囲での前記作業員の立ち入りを判断する情報処理判断ステップと、
前記表示/操作装置が、前記情報処理判断装置の判断結果について表示画面に表示する表示/操作ステップと、
を含むことを特徴とする監視方法。
Priority Applications (1)
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2012
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