JP6480218B2 - 携帯端末装置、プログラム及び行動管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末装置、プログラム及び行動管理システムに関する。
所定の作業区域で作業を行う作業員は、多くの場合、作業が終了すると作業区域内の設備を特定の状態に戻してから作業区域を退出する。例えば、作業員は、扉や窓を施錠したり、空調装置の設定を作業区域に立ち入る前の設定に戻したり、警備装置による警備を有効にしてから作業区域を退出する。
この場合、作業員が設備を特定の状態に戻すことを失念するおそれがある。特許文献1には、監視対象者が所定の位置に到着したとき警備区域の警備モードを解除し、所定の位置を離れたとき警備モードを開始する警備装置が記載されている。この警備装置によれば、監視対象者が、警備区域の警備モードを解除したまま(すなわち、警備装置を特定の状態に戻すことを失念して)警備区域から離れることが防止できる。
特開2008−108186号公報
しかしながら、作業員が設備を特定の状態に戻さずに作業区域から退出することが、例外的に許容されることもある。例えば、作業員以外の作業区域の利用者が作業区域の利用を始めた場合や、作業員以外の者が作業区域内にいる場合や、故障のために設備を特定の状態にすることができない場合がある。このような場合、例えば、特許文献1の警備装置のように自動的に警備モードを開始するなど、特定の状態に戻すようにしていると、誤った警報を発生することになる。
本発明は、ある区域に設けられた設備を所定状態にすることを利用者が失念するのを防止するとともに、この設備が所定状態になくてもこの区域から利用者が移動することを許容することを目的とする。
本発明の一形態によれば、表示部と、利用者が現在所在する区域を検出する区域検出部と、上記区域に設けられた設備の現在の設備状態を取得する設備状態取得部と、利用者の要求に応じて現在の設備状態を表示部に表示する状態提示部と、利用者の現在の状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力受付部と、表示部に現在の設備状態が表示されるまで、利用者が上記区域から移動することを示す状態情報の入力を禁止する入力制御部と、入力された状態情報を遠隔装置へ送信する通信部を備えることを特徴とする携帯端末装置が与えられる。
携帯端末装置は、携帯端末装置の現在位置情報を取得する位置取得部と、利用者が上記区域から移動する状態を示す状態情報が入力されず且つ現在位置情報が変化したと判断される場合に警報を生成する警報生成部をさらに備えてもよい。
入力制御部は、表示部に現在の設備状態が表示された後に所定の事象が発生すると、利用者が上記区域から移動することを示す状態情報の入力を禁止してもよい。
携帯端末装置は、上記区域に設けられた設備の設備状態に関する予め登録された条件を記憶する記憶部をさらに備えてもよい。状態提示部は、現在の設備状態が予め登録した条件を満足するか否かの判断結果を表示部に表示してもよい。
入力受付部は、予め登録した条件が満足しないまま利用者が上記区域から移動する理由を示す情報の入力を受け付けてもよい。入力制御部は、現在の設備状態が予め登録した条件を満足せず、理由を示す情報が入力されない場合に、利用者が上記区域から移動することを示す状態情報の入力を禁止してもよい。
本発明の他の形態によれば、携帯端末装置の利用者の現在の状態を示す状態情報を遠隔装置へ送信するためのプログラムが与えられる。このプログラムは、利用者が現在所在する区域を検出する処理と、上記区域に設けられた設備の現在の設備状態を取得する処理と、利用者の要求に応じて現在の設備状態を表示部に表示する処理と、表示部に現在の設備状態が表示されるまで、利用者が上記区域から移動することを示す状態情報の入力を禁止し、表示部に現在の設備状態が表示された場合に、利用者が上記区域から移動することを示す状態情報の入力を受け付ける処理と、入力された状態情報を遠隔装置へ送信する処理を携帯端末装置に実行させる命令を含む。
本発明の他の形態によれば、携帯端末装置と、携帯端末装置と通信する遠隔装置と、を備える行動管理システムが与えられる。携帯端末装置は、表示部と、利用者が現在所在する区域を検出する区域検出部と、利用者の現在の状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力受付部と、入力された状態情報を遠隔装置へ送信する第1通信部と、利用者の要求に応じて、上記区域に設けられた設備の現在の設備状態の送信を要求する要求信号を遠隔装置に送信し、現在の設備状態を遠隔装置から受信して表示部に表示させる状態提示部を備える。遠隔装置は、携帯端末装置から状態情報を受信する第2通信部と、要求信号に応答して、上記区域に設けられた設備の現在の設備状態を携帯端末装置に送信する状態情報通知部と、状態情報通知部が現在の設備状態を送信するまで、利用者が上記区域から移動することを示す状態情報を記憶部に登録することを禁止する登録制御部を備える。
携帯端末装置は、携帯端末装置の現在位置情報を取得する位置取得部を備えてもよい。第1通信部は、現在位置情報を遠隔装置へ送信してもよい。遠隔装置は、利用者が上記区域から移動する状態を示す状態情報が記憶部に登録されず且つ現在位置情報が変化したと判断される場合に警報を生成する警報生成部を備えてもよい。
本発明の実施形態によれば、ある区域に設けられた設備を所定状態にすることを利用者が失念するのを防止するとともに、この設備が所定状態になくてもこの区域から利用者が移動することを許容できる。
実施形態の行動管理システムの全体を示す概略構成図である。 (a)〜(c)は、それぞれ携帯端末装置に表示されるメニュー画面、行動情報入力画面及び設備状態確認画面の一例を示す図である。 実施形態の警備装置の構成例を示す図である。 実施形態の携帯端末装置の構成例を示す図である。 実施形態のセンタ装置の構成例を示す図である。 第1実施形態の行動管理システムの動作の全体の説明図である。 作業員状態情報の入力操作が行われた場合の第1実施形態の携帯端末装置による処理のフローチャートである。 設備状態確認画面の表示を要求する操作が行われた場合の第1実施形態の携帯端末装置による処理のフローチャートである。 第1実施形態の携帯端末装置による警報生成処理のフローチャートである。 第1実施形態の変形例における設備状態確認画面の一例を示す図である。 第1実施形態の変形例における行動情報入力画面の一例を示す図である。 作業員状態情報の入力操作が行われた場合の第1実施形態の変形例の携帯端末装置による処理のフローチャートである。 要求信号を受信した場合の第2実施形態のセンタ装置による処理のフローチャートである。 作業員状態情報を受信した場合の第2実施形態のセンタ装置による処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本明細書では、所定の作業区域で作業を行う作業員の行動を遠隔から管理する行動管理システムを説明する。作業区域で行われる作業は、例えば警備巡回、設備点検、又は清掃作業であってよいが、これらに限定されるものではない。
(第1実施形態)
(行動管理システムの全体構成)
図1を参照する。行動管理システム1は、作業員2が作業を行う所定の作業区域3に設けられた設備の現在の設備状態を検知するセンサ4と、センサ4に接続される警備装置5と、監視センタ7に設置され通信回線6を通じて警備装置5に接続されるセンタ装置8を備える。行動管理システム1は、作業員2によって所持される携帯端末装置9を備える。
作業員2は、作業区域3で作業を行う際に、作業員2の現在の状態を示す作業員状態情報を携帯端末装置9へ入力する。例えば、作業員2は、作業を行うために作業区域3へ向かう移動を開始する時に、「作業区域3へ向けて出発した」ことを示す作業員状態情報を携帯端末装置9へ入力する。作業区域3に到着した時に「作業区域3に到着した」ことを示す作業員状態情報を携帯端末装置9へ入力する。作業区域3で作業を開始した時に「作業区域3で作業中である」ことを示す作業員状態情報を携帯端末装置9へ入力する。作業区域3からの移動を開始する時に「作業区域3から移動する」ことを示す作業員状態情報を携帯端末装置9へ入力する。
図2の(a)及び図2の(b)を参照する。作業員2は、例えば図2の(b)に示す行動情報入力画面23に作業員状態情報を入力する。例えば、携帯端末装置9の表示部に図2の(a)に示すメニュー画面20が表示されているときに、作業員2が行動情報入力ボタン21を押下する操作を行うことにより、表示部に表示される画面が、行動情報入力画面23に切り替わる。行動情報入力画面23は、例えば対象施設入力欄24と、現状態入力欄25を含んでよい。
対象施設入力欄24には、作業員2による作業が行われる作業区域3を指定する情報を入力する。例えば、作業区域3の名称を入力する。図2の(b)の例では、作業区域3の名称「○銀行○支店」が入力される。現状態入力欄25には、作業員2の現在の行動状態の情報が入力される。行動状態として、例えば「出発」、「到着」、「作業中」及び「休憩中」が入力可能である。
なお、以下の説明において、対象施設入力欄24に入力される、作業区域3を指定する情報を「作業区域情報」と表記することがある。現状態入力欄25に入力される、作業員2の現在の行動状態の情報を「行動状態情報」と表記することがある。
例えば、対象施設入力欄24に入力される作業区域情報をその前時点に入力された情報から「○銀行○支店」へ変更し、現状態入力欄25に行動状態情報「出発」を入力する操作は、その前時点に入力されていた情報の場所から「○銀行○支店へ向けて出発した」ことを示す作業員状態情報の入力に相当する。作業区域情報が「○銀行○支店」である間に行動状態情報「到着」を入力する操作は、「○銀行○支店に到着した」ことを示す作業員状態情報の入力に相当する。作業区域情報が「○銀行○支店」である間に行動状態情報「作業中」を入力する操作は、「○銀行○支店で作業中である」ことを示す作業員状態情報の入力に相当する。
作業区域情報をその前時点に入力されていた「○銀行○支店」から変更せずに行動状態情報「出発」を入力する操作は、「○銀行○支店から出発した」ことを示す作業員状態情報、すなわち、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力に相当する。
作業員状態情報が入力されると、携帯端末装置9は入力された作業員状態情報をセンタ装置8へ送信する。センタ装置8は、各作業員2の現在の状態を管理するために、各作業員2の作業員状態情報を記憶する記憶部を備える。センタ装置8は、作業員状態情報を受信すると、記憶部に登録された作業員2の作業員状態情報を、新たに受信した情報に更新する。
さらに、作業員2は、図2の(a)に示すメニュー画面20の設備状態確認ボタン22を押下する操作を行うことにより、作業区域3に設けられた設備の現在の設備状態を示す画面を携帯端末装置9の表示部に表示させ、設備状態を確認することができる。図2の(c)を参照する。設備状態確認画面26は、作業区域3に設けられた設備の現在の設備状態を示す画面の一例である。設備状態確認画面26は、例えば設備状態表示欄27と、留意事項表示欄28を含んでよい。
なお、以下の説明において、作業区域3に設けられた設備の設備状態を、単に「作業区域3の設備状態」と表記することがある。また、作業区域3に設けられた設備の現在の設備状態を、単に「作業区域3の現在の設備状態」と表記することがある。
設備状態表示欄27には、作業区域3の現在の設備状態が表示される。携帯端末装置9は、作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態情報をセンタ装置8から受信する。設備状態情報は、例えば、センサ4により検知された設備状態を示す。センサ4は、例えば作業区域3の窓、扉及びシャッター等の設備の開閉を設備状態として検知するマグネットセンサであってよい。
また例えば、設備状態情報は、作業区域3に設けられた空調装置や照明装置などの設備(以下、「空調装置等」と表記することがある)の動作状態を示してもよい。設備状態情報は、警備装置5の動作モードを示してもよい。警備装置5の動作モードには、警備セットモード及び警備解除モードがある。警備セットモードで動作している間に、センサ4が作業区域3において人が進入可能な状態になったことや人の存在を検知すると、警備装置5はセンタ装置8へ異常を通報する。
図2の(c)の例では、設備状態表示欄27には、作業区域3に設けられた1階の扉及びシャッターが閉鎖されており、1階の空調装置がオン状態であり、警備装置5が警備セットモードであることが表示されている。
留意事項表示欄28には、作業区域3からの退出時の留意事項として、作業員2が作業区域3から退出する時に作業区域3の設備状態が満たすべき条件が表示される。この条件を、以下の説明で「退出条件」と表記する。図2の(c)の例では、空調装置がオフ状態のまま作業員2が退出してはいけないことが表示されている。すなわち、空調装置がオン状態であることが退出条件として表示されている。退出条件は、例えば予め定められてセンタ装置8に登録されていてよい。
作業区域3における作業が完了して作業員2が作業区域3から出発する時に、作業員2は、図2の(b)に示す行動情報入力画面23において、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作を行う。
ここで携帯端末装置9は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作の前に、作業員2が作業区域3の現在の設備状態を確認したか否かを判断する。すなわち、作業員2が設備状態確認画面26を携帯端末装置9の表示部に表示させたか否かを判断する。
作業区域3の現在の設備状態を作業員2が確認した場合、携帯端末装置9は、作業員状態情報の入力を受け付けて、入力された作業員状態情報をセンタ装置8へ送信する。これによりセンタ装置8に記憶される作業員2の作業員状態情報が更新される。
一方、作業区域3の現在の設備状態を作業員2が確認していない場合、携帯端末装置9は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を禁止する。例えば、携帯端末装置9は、入力された作業員状態情報を破棄し、作業員状態情報の更新ができないことを表示部に表示する。
このように、作業区域3の現在の設備状態を作業員2が確認していない場合には作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を禁止する。これにより、作業員2が作業区域3の現在の設備状態を所定の状態にすることを失念したまま、作業区域3から移動することを防止できる。さらに、遠隔のセンタ装置8で作業員2を管理する監視員は、少なくとも作業員2が設備状態確認画面26で作業区域3の現在の設備状態を確認してから移動したことが分かる。
続いて、行動管理システム1の各部の構成について説明する。
(警備装置5の構成)
図3を参照して警備装置5の構成を説明する。警備装置5は、入出力インタフェース30と、制御部31と、記憶部32と、通信回路33を備える。入出力インタフェース30は、センサ4に接続され、センサ4によって検知された設備状態を受信する。また、入出力インタフェース30は、作業区域3に設けられた空調装置等の制御装置に接続され空調装置等の動作状態を、空調装置等の設備状態として受信する。
制御部31は、プロセッサ、及びその周辺回路を備える。センサ4から設備状態を受信すると、制御部31は、センサ4の識別情報を記憶部32から読み込む。また、空調装置等の制御装置から空調装置等の設備状態を受信すると、制御部31は、空調装置等の識別情報を記憶部32から読み込む。
記憶部32には、センサ4、空調装置等及び警備装置5の識別情報が記憶されている。また記憶部32には、制御部31により実行されるプログラム、及びプログラムの実行に必要なデータが記憶される。記憶部32は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部32は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。
制御部31は、センサ4又は空調装置等の制御装置から設備状態を受信すると、受信した設備状態を示す設備状態情報を、通信回路33を介してセンタ装置8へ送信する。センサ4から受信した設備状態を示す設備状態情報には、記憶部32から読み込んだセンサ4の識別情報が含まれている。また、空調装置等の制御装置から受信した設備状態を示す設備状態情報には、空調装置等の識別信号が含まれている。
また、制御部31は、警備装置5の識別情報を記憶部32から読み込む。制御部31は、警備装置5の動作モードが作業区域3の利用者により変更されると、設定された動作モードを示す情報と警備装置5の識別情報とを含んだ設備状態情報を、通信回路33を介してセンタ装置8へ送信する。
通信回路33は、通信回線6を経由してセンタ装置8との有線通信又は無線通信を行うための回路である。
(携帯端末装置9の構成)
次に、図4を参照して携帯端末装置9の構成を説明する。携帯端末装置9として、スマートフォンや携帯電話を採用可能である。ただし携帯端末装置9はこれらに限定されるものではない。携帯端末装置9は、携帯可能であり、センタ装置8との通信機能、及び情報処理機能を有し、アプリケーションプログラムを記憶してこれらの機能を実現することができる他の装置でもよい。
携帯端末装置9は、操作部40と、表示部41と、記憶部42と、位置取得部43と、通信回路44と、制御部45を備える。
操作部40は、情報入力手段として機能し、入力ボタンや表示部41の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。操作部40は、携帯端末装置9への情報入力及び操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部40は、作業員2による作業員状態情報の入力を受け付ける。また、操作部40は、表示部41の表示画面を作業区域3の現在の設備状態を示す画面に切り替える切替操作の入力を受け付ける。
表示部41は、表示手段として機能し、制御部45の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部41には、例えば図2の(a)〜図2の(c)にそれぞれ示すメニュー画面20、行動情報入力画面23及び設備状態確認画面26が表示されてよい。
記憶部42は、例えば、ROM及びRAMを備える。記憶部42は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部42には、各作業区域3の名称及び識別情報が予め関連付けて記憶されている。また、記憶部42には、作業区域3毎に予め定められた退出条件が記憶されている。また、記憶部42には、作業員2により入力された作業員状態情報が記憶される。
さらに、記憶部42には、制御部45により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
制御部45により実行されるコンピュータプログラムは、機械可読記録媒体に記録されて、図示しない媒体読取装置により読み取られて記憶部42にインストールされてもよい。また、このコンピュータプログラムは、通信回路44を介して通信回線6からダウンロードされ、記憶部42にインストールされてもよい。
位置取得部43は、携帯端末装置9の現在位置を測定して、携帯端末装置9の現在位置情報を取得する。例えば、位置取得部43は、GPS(global positioning system)衛星から送信されるGPS信号を受信するGPS受信器を備えてもよい。位置取得部43は、GPS衛星から受信したGPS信号に基づいて携帯端末装置9の現在位置を算出してよい。
通信回路44は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線6に接続される。
制御部45は、処理実行部46、通信処理部47、区域検出部48、設備状態取得部49、状態提示部50、及び警報生成部51を備える。制御部45は、プロセッサ及びその周辺回路を備える。制御部45は、記憶部42に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する処理実行部46、通信処理部47、区域検出部48、設備状態取得部49、状態提示部50、及び警報生成部51の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、処理実行部46、通信処理部47、区域検出部48、設備状態取得部49、状態提示部50、及び警報生成部51の処理を制御部45に実行させる命令を含む。
処理実行部46は、作業区域3にて作業を行う作業員2の行動を管理するための所定の処理を実行する。例えば、処理実行部46は、作業区域3での作業において作業員2が操作部40で行った操作入力を受け付けて、操作入力に応じた処理を実行する。例えば、処理実行部46は、図2の(a)に示すメニュー画面20を表示部41に表示し、メニュー画面20において作業員2による行動情報入力ボタン21の押下操作を受け付けると、表示画面を行動情報入力画面23に切り替える。
また、例えば処理実行部46は、行動情報入力画面23における作業員2による作業員状態情報の入力操作を検出する。例えば、処理実行部46は、記憶部42に予め記憶された各作業区域3の名称のリストを表示し、作業員2がこれらの名称のどれかを選択する操作を、作業区域情報の入力操作として検出する。例えば、処理実行部46は、行動状態「出発」、「到着」、「作業中」及び「休憩中」を含むリストを表示し、作業員2がこれらの行動状態のどれかを選択する操作を、行動状態情報の入力操作として受け付ける。
ここで、処理実行部46は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作を検出すると、既に作業区域3において作業員2により設備状態確認ボタン22が押下され設備状態確認画面26が表示部41に表示されたか否かを判断する。
例えば、処理実行部46は、設備状態確認画面26が既に表示されたか否かを示す確認フラグを記憶部42に記憶してよい。処理実行部46は、「作業区域3へ向けて出発した」ことを示す作業員状態情報、「作業区域3に到着した」ことを示す作業員状態情報、及び「作業区域3で作業中である」ことを示す作業員状態情報のどれかが入力された場合に確認フラグをオフ状態に設定してよい。
また、処理実行部46は、作業員2により設備状態確認ボタン22が押下され設備状態確認画面26が表示部41に表示された場合に所定の確認フラグをオン状態に設定してよい。そして、処理実行部46は、確認フラグがオン状態である場合に設備状態確認画面26が既に表示されたと判断し、確認フラグがオフ状態である場合に作業区域3において未だ設備状態確認画面26が表示されていないと判断してよい。
設備状態確認画面26が既に表示された場合、すなわち確認フラグがオン状態である場合、処理実行部46は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を受け付け、記憶部42に記憶する。通信処理部47は、入力された作業員状態情報をセンタ装置8へ送信する。センタ装置8へ送信される作業員状態情報には、作業員2が所持する携帯端末装置9の識別情報が含まれる。
作業区域3において未だ設備状態確認画面26が表示されていない場合、すなわち確認フラグがオフ状態である場合、処理実行部46は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を禁止する。例えば、処理実行部46は、作業員状態情報の更新ができないことを示す画面を表示部41に表示する。処理実行部46は、例えば、作業員2が作業区域3の現在の設備状態を確認していないことを示す画面、又は作業区域3の現在の設備状態の確認を促す画面を表示部41に表示してもよい。また、処理実行部46は、入力された作業員状態情報を破棄する。
なお、処理実行部46は、確認フラグがオン状態に設定された後に所定の事象が発生した場合に、確認フラグをオフ状態に設定してもよい。すなわち処理実行部46は、設備状態確認画面26が表示部41に表示された後に所定の事象が発生した場合に、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を再度禁止してよい。所定の事象は、例えば所定時間の経過であってよい。所定時間は例えば5分であってよい。
区域検出部48は、作業員2が現在所在する区域を検出する。例えば、区域検出部48は、図2の(b)に示す対象施設入力欄24に入力された作業区域情報に基づいて作業員2が現在所在する区域を検出してよい。例えば、区域検出部48は、処理実行部46が、作業区域情報として受け付けた作業区域3の識別情報に基づいて、作業員2が現在所在する区域を検出する。以下の説明では、区域検出部48が、作業員2が現在所在する区域として作業区域3を検出した場合を説明する。
設備状態取得部49は、作業員2が設備状態確認ボタン22を押下した場合に、区域検出部48が検出した作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態情報をセンタ装置8から取得する。例えば、設備状態取得部49は、作業区域3の設備状態情報の送信を要求する「要求信号」をセンタ装置8へ送信してよい。設備状態取得部49は、作業区域3の設備状態情報の送信を要求する要求信号に、作業区域3の識別情報を含める。設備状態取得部49は、要求信号に応答してセンタ装置8から送信される作業区域3の設備状態情報を受信する。
状態提示部50は、設備状態取得部49がセンタ装置8から受信した設備状態情報に基づいて、作業区域3の現在の設備状態を示す画面を生成して表示部41に表示する。例えば、状態提示部50は、図2の(c)に示す設備状態確認画面26を表示部41に表示してよい。状態提示部50は、設備状態情報が示す作業区域3の現在の設備状態を設備状態表示欄27に表示する。
また状態提示部50は、作業区域3について予め登録された退出条件を記憶部42から読み出す。また状態提示部50は、記憶部42から読み出した退出条件を留意事項表示欄28に表示する。すなわち状態提示部50は、作業区域3の現在の設備状態とあわせて、作業区域3について予め登録された退出条件を表示部41に表示する。退出条件は、設備状態情報とともにセンタ装置8から受信してよい。
警報生成部51は、位置取得部43により取得された携帯端末装置9の現在位置情報を記憶部42に記憶する。警報生成部51は、位置取得部43により新しい現在位置情報が取得されたときに、前回取得した現在位置情報を記憶部42から読み出し、新しい現在位置情報と比較することにより、作業員2の現在位置が変化したか否かを判断する。
また警報生成部51は、作業員2の現在の状態を示す作業員状態情報を記憶部42から読み出す。
警報生成部51は、記憶部42から読み出した作業員状態情報に基づいて、作業員2が現在「作業区域3から移動する」状態にあるか否かを判断する。
作業員2が現在「作業区域3から移動する」状態にないと判断され、作業員2の現在位置が変化したと判断される場合、警報生成部51は、所定の警報を生成してセンタ装置8へ警報を送信する。また、警報生成部51は、作業員2へ警報を提示する。作業員2への警報は、表示部41やランプから出力される視覚的信号であってもよく、携帯端末装置9のスピーカから出力される聴覚的信号であってもよい。
(センタ装置8の構成)
次に、図5を参照してセンタ装置8の構成を説明する。センタ装置8は、例えば監視センタ7に設置された1又は複数のコンピュータで構成されている。センタ装置8は、操作部60と、表示部61と、記憶部62と、通信回路63と、制御部64を備える。
操作部60は、情報入力手段として機能し、センタ装置8を構成するコンピュータに含まれるキーボード、マウス、タッチペン、タッチパッド又はトラックボールや、表示部61の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。操作部60は、センタ装置8で作業員2を管理する監視員によるセンタ装置8への操作入力を受け付けるために使用される。
表示部61は、表示手段として機能し、制御部64の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部61には、例えば、作業区域3の設備状態や、携帯端末装置9から送信された作業員状態情報や警報が表示されてよい。
記憶部62は、例えば、ROM及びRAMを備える。記憶部62は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部62には、制御部64により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
また記憶部62には、作業区域3に設けられたセンサ4のそれぞれの識別情報と、センサ4が設けられた作業区域3の識別情報とが関連付けて記憶されている。同様に、記憶部62には、作業区域3に設けられた空調装置等の識別情報と空調装置等が設置された作業区域3の識別情報とが関連付けて記憶されている。同様に、記憶部62には、作業区域3に設けられた警備装置5の識別情報と警備装置5が設置された作業区域3の識別情報と関連付けて記憶されている。また、記憶部62には、作業区域3の識別情報と、予め登録された退出条件とが関連付けて記憶されている。
また、記憶部62には、警備装置5から受信した各作業区域3の現在の設備状態が、作業区域3の識別情報に関連付けて記憶されている。
また、記憶部62には、携帯端末装置9の識別情報と、携帯端末装置9を所持する作業員2の識別情報とが関連付けて記憶されている。また、記憶部62には、作業員2の識別情報と各作業員2の作業員状態情報とが関連付けて記憶されている。
通信回路63は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線6に接続される。
制御部64は、通信処理部65と、設備状態取得部66と、設備状態通知部67と、作業員状態取得部68と、登録制御部69と、監視部70を備える。制御部64は、プロセッサ及びその周辺回路を備えている。制御部64は、記憶部62に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する通信処理部65と、設備状態取得部66と、設備状態通知部67と、作業員状態取得部68と、登録制御部69と、監視部70の処理を実施する。
通信処理部65は、通信回路63を介して、警備装置5との通信処理と携帯端末装置9との通信処理を行う。例えば通信処理部65は、警備装置5から送信される設備状態情報を受信する。
設備状態取得部66は、設備状態情報が受信されると、どの作業区域3の設備状態情報が受信されたかを判断する。例えば、設備状態取得部66は、設備状態情報に含まれるセンサ4の識別情報、空調装置等、又は警備装置5の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶された作業区域3の識別情報を特定する。
設備状態取得部66は、通信処理部65により受信された作業区域3の設備状態を示す設備状態情報を、作業区域3の識別情報と関連付けて記憶部62に記憶する。
設備状態通知部67は、携帯端末装置9から送信された要求信号を、通信回路63を介して受信する。要求信号を受信すると、設備状態通知部67は、要求信号に含まれる作業区域3の識別情報に関連付けて記憶された設備状態情報を、作業区域3の設備状態情報として記憶部62から読み出す。設備状態通知部67は、作業区域3の設備状態情報を、通信回路63を介して、要求信号の送信元の携帯端末装置9へ送信する。また、このとき、設備状態通知部67は、作業区域3の退出条件を記憶部62から読み出して携帯端末装置9へ送信する。
作業員状態取得部68は、携帯端末装置9から送信された作業員状態情報を、通信回路63を介して受信する。
登録制御部69は、受信された作業員状態情報に含まれる携帯端末装置9の識別情報に関連付けて記憶された、携帯端末装置9を所持する作業員2の識別情報を記憶部62から読み出す。登録制御部69は、携帯端末装置9から受信した作業員状態情報を、作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶する。
監視部70は、携帯端末装置9から送信された警報を、通信回路63を介して受信する。警報を受信した場合に、監視部70は例えば表示部61に警報を出力する。例えばこの警報は、作業区域3から移動する状態を示す作業員状態情報を入力せずに作業員2が作業区域3から移動したことを知らせるメッセージであってよい。監視センタ7の監視員は、この警報により作業員2の状態の異常を認識し、作業員2に連絡するなど必要な措置をとることができる。
なお、作業員2は、特許請求の範囲に記載の利用者の一例である。作業員状態情報は、状態情報の一例である。図4に示す操作部40及び処理実行部46は、入力受付部の一例である。処理実行部46は、入力制御部の一例である。通信処理部47は、通信部及び第1通信部の一例である。センタ装置8は、遠隔装置の一例である。図5に示す作業員状態取得部68は、第2通信部の一例である。設備状態通知部67は、状態情報通知部の一例である。
(行動管理システム1の動作)
次に、図6を参照して行動管理システム1の動作の全体を説明する。
ステップS10において警備装置5は、作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態情報をセンタ装置8へ送信する。センタ装置8は、受信した設備状態情報を作業区域3の識別情報と関連付けて図5に示す記憶部62に記憶する。
一方、作業区域3での作業を終えた作業員2は、図2の(c)に示す作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態確認画面26を、図4に示す携帯端末装置9の表示部41に表示することを要求する操作を行う。ステップS11において携帯端末装置9は、設備状態確認画面26の表示を要求する操作を受け付ける。
ステップS12において携帯端末装置9は、作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態情報の送信を要求する要求信号をセンタ装置8へ送信する。ステップS13においてセンタ装置8は、要求信号に応答して作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態情報を携帯端末装置9に送信する。ステップS14において携帯端末装置9は、受信した設備状態情報に基づいて設備状態確認画面26を生成し表示部41に表示する。携帯端末装置9は、確認フラグをオン状態に設定する。
その後、作業員2は、図2の(b)に示す行動情報入力画面23において、作業員2が作業区域3から移動することを示す作業員状態情報を入力する操作を行う。ステップS15において携帯端末装置9は、作業員状態情報の入力操作を検出する。
携帯端末装置9は、検出した入力操作が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作であるか否かを判断する。ここでは、検出した入力操作が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作であると判断する。
次に、携帯端末装置9は、確認フラグがオン状態に設定されているか否か、すなわち設備状態確認画面26が表示部41に表示済みであるか否かを判断する。
作業員状態情報の入力操作をステップS15で検出した時点では、既に確認フラグがオン状態に設定されているため、携帯端末装置9は、作業員2が作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を受け付ける。
ステップS16において携帯端末装置9は、入力された作業員状態情報をセンタ装置8へ送信する。ステップS17においてセンタ装置8は、受信した作業員状態情報を作業員2の識別情報と関連付けて記憶部62に記憶する。
なお、ステップS10の動作は、図3に示す警備装置5の制御部31及び図5に示すセンタ装置8の設備状態取得部66の動作に相当する。ステップS11の動作は、図4に示す携帯端末装置9の操作部40及び処理実行部46の動作に相当する。ステップS12の動作は携帯端末装置9の設備状態取得部49の動作に相当する。ステップS13の動作は、図5に示すセンタ装置8の設備状態通知部67の動作に相当する。
ステップS14の動作は、携帯端末装置9の状態提示部50及び処理実行部46の動作に相当する。ステップS15の動作は、携帯端末装置9の操作部40及び処理実行部46の動作に相当する。ステップS16の動作は、携帯端末装置9の通信処理部47の動作に相当する。ステップS17の動作はセンタ装置8の登録制御部69の動作に相当する。
(携帯端末装置9の処理)
次に、図7を参照して作業員状態情報の入力操作が行われた場合の携帯端末装置9の処理を説明する。
作業員2による作業員状態情報の入力操作を検出すると、ステップS20において処理実行部46は、検出した入力操作が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作であるか否かを判断する。検出した入力操作が、作業員2が作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作である場合(ステップS20:Yes)に処理はステップS21へ進む。検出した入力操作が、作業員2が作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力操作でない場合(ステップS20:No)に処理はステップS22へ進む。
ステップS21において処理実行部46は、確認フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。確認フラグがオン状態に設定されている場合(ステップS21:Yes)に処理はステップS22へ進む。確認フラグがオン状態に設定されてない場合(ステップS21:No)に処理はステップS23へ進む
ステップS22において処理実行部46は、作業員2による作業員状態情報の入力を受け付ける。通信処理部47は、入力された作業員状態情報をセンタ装置8へ送信する。これにより、図5に示すセンタ装置8の記憶部62に記憶される作業員2の作業員状態情報が更新される。また、処理実行部46は、携帯端末装置9の記憶部42に記憶される作業員2の作業員状態情報を更新する。その後、処理は終了する。
ステップS23において処理実行部46は、作業員状態情報の入力を禁止する。処理実行部46は、作業員状態情報の更新ができないことを示す画面を表示部41に表示する。そして処理実行部46は、入力された作業員状態情報を破棄する。その後、処理は終了する。
次に、図8を参照して、設備状態確認画面26の表示を要求する操作が行われた場合の第1実施形態の携帯端末装置による処理を説明する。
ステップS30において区域検出部48は、作業員2が現在所在する作業区域3を検出する。
ステップS31において設備状態取得部49は、検出された作業区域3の設備状態情報の送信を要求する要求信号をセンタ装置8へ送信する。設備状態取得部49は、要求信号に応答してセンタ装置8から送信される作業区域3の設備状態情報を受信する。状態提示部50は、センタ装置8から受信した設備状態情報に基づいて、作業区域3の現在の設備状態を示す画面を生成し表示部41に表示する。
ステップS32において処理実行部46は、確認フラグをオン状態に設定する。その後ステップS33において処理実行部46は、確認フラグをオン状態にしてから所定時間(例えば5分)が経過したか否かを判断する。所定時間が経過した場合(ステップS33:Yes)に処理はステップS34へ進む。まだ所定時間が経過しない場合(ステップS33:No)に処理はステップS33へ戻る。
ステップS34において処理実行部46は、確認フラグをオフ状態に設定する。その後、処理は終了する。
次に、図9を参照して、携帯端末装置9による警報生成処理を説明する。警報生成処理は、所定の周期で(例えば1分ごとに)反復して実行される。
ステップS40において位置取得部43は、携帯端末装置9の現在位置情報を取得する。ステップS41において警報生成部51は、携帯端末装置9の現在位置情報を記憶部42に記憶する。
ステップS42において警報生成部51は、作業員2の現在の状態を示す作業員状態情報を記憶部42から読み出す。警報生成部51は、作業員状態情報に基づいて、作業員2の現在の状態が作業区域3から作業員2が移動する状態であるか否かを判断する。現在の状態が作業区域3から作業員2が移動する状態である場合(ステップS42:Yes)に処理は終了する。現在の状態が作業区域3から作業員2が移動する状態でない場合(ステップS42:No)に処理はステップS43に進む。
ステップS43において、警報生成部51は、ステップS40の時点より前に取得された携帯端末装置9の現在位置情報を記憶部42から読み出す。警報生成部51は、ステップS40の時点より前に取得された現在位置情報と、ステップS40で取得された現在位置情報とを比較し、作業員2の現在位置が変化したか否かを判断する。作業員2の現在位置が変化した場合(ステップS43:Yes)に処理はステップS44へ進む。作業員2の現在位置が変化しない場合(ステップS43:No)に処理は終了する。
ステップS44において、警報生成部51は、警報を生成してセンタ装置8へ送信する。また、警報生成部51は、作業員2へ警報を提示する。
(第1実施形態の効果)
(1)第1実施形態によれば、作業区域3の現在の設備状態を作業員2が確認していない場合には、作業員2は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報を入力することができなくなる。これにより、作業員2が作業区域3の現在の設備状態を所定の状態にすることを失念したまま、作業区域3から移動することを防止できる。さらに、監視センタ7で作業員2を管理する監視員は、少なくとも作業員2が設備状態確認画面26で作業区域3の現在の設備状態を確認したことが分かる。
(2)ここで、作業区域3から移動する際に作業員2が作業員状態情報の入力を失念していると、作業員2は、作業区域3の現在の設備状態の確認を失念していることを気づくことができない。このため、第1実施形態では、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報が入力されずに作業員2の現在位置が変化すると警報を生成する。これにより、作業員2は、作業員状態情報の入力と作業区域3の現在の設備状態の確認を失念していることを気づくことができる。また、監視センタ7の監視員は、作業員2が作業員状態情報の入力と作業区域3の現在の設備状態の確認を失念していることを認識し、作業員2に連絡するなど必要な措置をとることができる。
(3)第1実施形態によれば、処理実行部46は、設備状態確認画面26が表示部41に表示された後に所定の事象が発生した場合に、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を再度禁止する。これにより、設備状態確認画面26の確認後に起きた事象に基づいて設備状態の変化が予想される場合に、作業員2に設備状態を再確認させることができる。
(4)第1実施形態によれば、状態提示部50は、作業区域3の現在の設備状態とともに、作業員2が作業区域3から退出する時に作業区域3の設備状態が満たすべき退出条件を設備状態確認画面26に表示する。これにより、作業区域3の設備状態をどのような状態に戻してから退出すればよいか分かりやすくなる。
(変形例)
(1)状態提示部50は、作業区域3の現在の設備状態が退出条件を満たすか否かを判断して、その判断結果を表示部41に表示してもよい。例えば、状態提示部50は、退出条件を満たしていない設備状態又は設備を表示部41を示してもよい。以下に示す第2実施形態でも同様である。
図10を参照する。この例では、留意事項表示欄28に表示される退出条件は、空調装置がオフ状態でないこと、すなわち空調装置がオン状態であることである。しかし、設備状態表示欄27に表示される1階の空調装置はオフ状態であり、退出条件を満たしていない。この場合に状態提示部50は、設備状態表示欄27に表示される1階の空調装置の表示位置の近傍又はその設備状態の表示位置の近傍に、注意喚起のためのマーク29を表示してよい。
(2)作業員2は、作業区域3の現在の設備状態が退出条件を満たさないまま作業区域3から移動する理由を示す情報を携帯端末装置9に入力してもよい。以下の説明において作業区域3の現在の設備状態が退出条件を満たさないまま作業員が作業区域3から移動する理由を「不満足理由」と表記することがある。第2実施形態でも同様である。
図11を参照する。行動情報入力画面23は、不満足理由を示す情報を入力するための補足情報入力欄80を含む。不満足理由として、例えば「お客様都合」、「工事又は整備」又は「作業交代による現状維持」等を補足情報入力欄80に入力してよい。処理実行部46は、補足情報入力欄80への不満足理由の入力を受け付ける。
処理実行部46は、作業区域3の現在の設備状態が退出条件を満たすか否かを判断する。既に表示部42に設備状態確認画面26が表示され不満足理由が入力されている場合には、処理実行部46は、設備状態が退出条件を満たしていなくても、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を受け付けてもよい。一方で、既に設備状態確認画面26が表示されていても、設備状態が退出条件を満たしておらず不満足理由が入力されていない場合には、処理実行部46は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を禁止する。
図12を参照して、作業員状態情報の入力操作が行われた場合の携帯端末装置による処理の変形例を説明する。ステップS50及びS51の処理は、図7に示すステップS20及びS21の処理と同様である。
ステップS52において処理実行部46は、作業区域3の現在の設備状態が退出条件を満たすか否かを判断する。設備状態が退出条件を満たしている場合(ステップS52:Yes)に処理はステップS55に進む。設備状態が退出条件を満たしていない場合(ステップS52:No)に処理はステップS53に進む。
ステップS53において処理実行部46は、不満足理由が入力済みであるか否かを判断する。不満足理由が入力済みの場合(ステップS53:Yes)に処理はステップS55に進む。不満足理由が入力済みでない場合(ステップS53:No)に処理はステップS56に進む。ステップS55及びS56の処理は、図7に示すステップS22及びS23の処理と同様である。
(3)処理実行部46は、所定の事象として作業区域3の設備状態の変化を検出してもよい。処理実行部46は、作業区域3の設備状態が変化した場合に、確認フラグをオフ状態にして作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を禁止してもよい。このため、センタ装置8の設備状態通知部67は、作業区域3の設備状態が変化する都度又は周期的に、作業区域3の設備状態を示す設備状態情報を携帯端末装置9へ送信してもよい。
(4)第1実施形態では、携帯端末装置9から送信される要求信号に応答して作業区域3の設備状態を示す設備状態情報が携帯端末装置9へ送信されるが、設備状態情報の送信時期はこれに限定されない。センタ装置8の設備状態通知部67は、作業区域3の設備状態が変化する都度又は周期的に、設備状態情報を携帯端末装置9へ送信してもよい。
(5)第1実施形態では、図2の(b)に示す対象施設入力欄24に入力された作業区域情報に基づいて作業員2が現在所在する作業区域3が検出されるが、作業区域3の検出はこれに限定されない。
携帯端末装置9は、作業区域3に設置された無線送信機から送信される識別信号を受信する受信器を備えてもよい。例えば、無線送信機は、近距離通信により識別信号を送信するRFID(Radio Frequency IDentification)タグであってよい。区域検出部48は、作業区域3に設置された無線送信機から送信される識別信号に応じて作業員2が現在所在する作業区域3を検出してもよい。第2実施形態でも同様である。
(6)警備装置5は、作業区域3の設備状態を示す設備状態情報を、通信回線6を経由して又は無線通信回線を経由して携帯端末装置9へ送信してもよい。携帯端末装置9の設備状態取得部49は、作業区域3の設備状態を示す設備状態情報を、警備装置5から受信してもよい。携帯端末装置9の状態提示部50は、警備装置5から受信した設備状態情報を、設備状態表示欄27に表示してもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、作業員2が作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力可否をセンタ装置8で判断する。
作業員2が作業区域3から移動することを示す作業員状態情報を携帯端末装置9から受信した場合に、センタ装置8は、既に作業区域3の設備状態を示す設備状態情報を送信したか否かを判断する。すなわち、センタ装置8は、作業区域3の現在の設備状態を示す画面表示を求める作業員2による要求に応じて設備状態情報を送信したか否かを判断する。
設備状態情報を既に送信していた場合、センタ装置8は、受信した作業員状態情報を記憶部62に記憶して、記憶部62に記憶される作業員2の作業員状態情報の登録を更新する。センタ装置8は、作業員状態情報の入力を許可する許可信号を携帯端末装置9へ送信する。
設備状態情報がまだ送信されていない場合に、センタ装置8は、受信した作業員状態情報による更新を禁止する。センタ装置8は、作業員状態情報の入力を禁止する不許可信号を携帯端末装置9へ送信する。
図5を参照する。センタ装置8の監視部70は、作業区域3の設備状態を示す設備状態情報が既に送信したか否かを示す確認フラグを、作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶してよい。
確認フラグは「作業区域3へ向けて出発した」ことを示す作業員状態情報、「作業区域3に到着した」ことを示す作業員状態情報、又は「作業区域3で作業中である」ことを示す作業員状態情報が携帯端末装置9から受信された場合にオフ状態に設定される。
監視部70は、これらの作業員状態情報のいずれかが携帯端末装置9から受信された場合に、作業員状態情報に含まれる携帯端末装置9の識別情報に関連付けて記憶された、携帯端末装置9を所持する作業員2の識別情報を記憶部62から読み出す。そして、監視部70は、作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶された確認フラグをオフ状態に設定する。
また、確認フラグは、作業区域3の設備状態情報の送信を要求する要求信号に応答して、設備状態通知部67が設備状態情報を送信すると、確認フラグをオン状態に設定する。
監視部70は、要求信号の送信元の携帯端末装置9の識別情報に関連付けて記憶された、携帯端末装置9を所持する作業員2の識別情報を記憶部62から読み出す。そして、監視部70は、作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶された確認フラグをオン状態に設定する。
作業員状態取得部68が携帯端末装置9から作業員状態情報を受信すると、登録制御部69は、受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報であるか否かを判断する。受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報でない場合、登録制御部69は、携帯端末装置9から受信した作業員状態情報を、作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶する。
受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報である場合、登録制御部69は、既に要求信号に応答して設備状態情報が送信されたか否かを判断する。
例えば登録制御部69は、作業員2に関連付けて記憶部62に記憶された確認フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。既に設備状態情報が送信されている場合には、登録制御部69は、作業員2の識別情報に関連付けて作業員状態情報を記憶部62に記憶する。また、作業員状態情報の入力を許可する許可信号を携帯端末装置9へ送信する。
まだ設備状態情報が送信されていない場合には、登録制御部69は、作業員状態情報を記憶部62に記憶せずに破棄する。すなわち、登録制御部69は、記憶部62に記憶される作業員2の作業員状態情報の登録を、受信した作業員状態情報で更新することを禁止する。また、作業員状態情報の入力を禁止する不許可信号を携帯端末装置9へ送信する。
なお、監視部70は、確認フラグがオン状態に設定された後に所定の事象が発生した場合に、確認フラグをオフ状態に設定してもよい。すなわち監視部70は、要求信号に応答して設備状態情報が送信された後に所定の事象が発生した場合に、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の登録を再度禁止してよい。所定の事象は、例えば所定時間の経過であってよい。所定時間は例えば5分であってよい。また、監視部70は、作業区域3の設備状態が変化したときに確認フラグをオフ状態に設定してもよい。
図4を参照する。携帯端末装置9の処理実行部46は、センタ装置8から送信される許可信号を受信すると、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を受け付ける。処理実行部46は、入力された作業員状態情報を記憶部42に記憶する。
一方で、センタ装置8から送信される不許可信号を受信すると、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報の入力を禁止する。例えば、処理実行部46は、作業員状態情報の更新ができないことを示す画面を表示部41に表示する。そして処理実行部46は、入力された作業員状態情報を記憶部42に記憶せずに破棄する。
一方で、処理実行部46は、位置取得部43が取得した現在位置情報を、センタ装置8へ送信する。処理実行部46は、センタ装置8へ送信する現在位置情報に携帯端末装置9の識別情報を含める。
図5を参照する。センタ装置8の監視部70は、携帯端末装置9から現在位置情報を受信すると、現在位置情報に含まれる携帯端末装置9の識別情報に関連付けて記憶された、携帯端末装置9を所持する作業員2の識別情報を記憶部62から読み出す。監視部70は、受信した携帯端末装置9の現在位置情報を、作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶する。
監視部70は、携帯端末装置9から新しい現在位置情報を受信したときに、同じ携帯端末装置9から前回(あるいはそれ以前に)受信した現在位置情報を記憶部62から読み出す。
監視部70は、前回(あるいはそれ以前に)受信した現在位置情報と新しい現在位置情報と比較することにより、作業員2の現在位置が変化したか否かを判断する。また監視部70は、作業員2の現在の状態を示す作業員状態情報を記憶部62から読み出す。
監視部70は、記憶部62から読み出した作業員状態情報に基づいて、作業員2が現在「作業区域3から移動する」状態にあるか否かを判断する。
作業員2が現在「作業区域3から移動する」状態にないと判断され、且つ作業員2の現在位置が変化したと判断される場合、監視部70は、所定の警報を生成して、監視センタ7で作業員2を管理する監視員に警報を提示する。また、監視部70は、携帯端末装置9へ警報を送信する。
図4を参照する。携帯端末装置9の警報生成部51は、センタ装置8から警報を受信すると、携帯端末装置9を所持する作業員2に警報を提示する。
なお、図5に示すセンタ装置8の監視部70は、特許請求の範囲に記載の遠隔装置の警報生成部の一例である。
(行動管理システム1の動作)
次に、図6を参照して第2実施形態による行動管理システム1の動作の全体を説明する。ステップS10〜S12の動作は、第1実施形態における動作と同様である。
ステップS13においてセンタ装置8は、要求信号に応答して作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態情報を携帯端末装置9に送信する。センタ装置8は、確認フラグをオン状態に設定する。
ステップS14において携帯端末装置9は、受信した設備状態情報に基づいて設備状態確認画面26を生成し、表示部41に表示する。
その後、作業員2は、図2の(b)に示す行動情報入力画面23において、作業員2が作業区域3から移動することを示す作業員状態情報を入力する操作を行う。ステップS15において携帯端末装置9は、作業員状態情報の入力操作を検出する。
ステップS16において携帯端末装置9は、この作業員状態情報をセンタ装置8へ送信する。
ステップS17においてセンタ装置8は、受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報であるか否かを判断する。ここでは、受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報であると判断する。
次に、センタ装置8は、確認フラグがオン状態に設定されているか否か、すなわち、要求信号に応答して設備状態情報が送信されたか否かを判断する。
作業員状態情報をステップS16で受信した時点では、既に確認フラグがオン状態に設定されているため、センタ装置8は、受信した作業員状態情報を作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶する。
なお、ステップS13の動作は、図5に示すセンタ装置8の設備状態通知部67及び監視部70の動作に相当する。ステップS14の動作は、図4に示す携帯端末装置9の状態提示部50の動作に相当する。ステップS15の動作は、携帯端末装置9の操作部40及び処理実行部46の動作に相当する。ステップS16の動作は、携帯端末装置9の通信処理部47の動作に相当する。ステップS17の動作はセンタ装置8の登録制御部69の動作に相当する。
(センタ装置8の処理)
次に、図13を参照して要求信号を受信した場合の第2実施形態のセンタ装置8による処理を説明する。
ステップS60において設備状態通知部67は、要求信号に含まれる作業区域3の識別情報に基づいて、どの作業区域について設備状態情報の送信が要求されたか判断する。ステップS61において設備状態通知部67は、作業区域3の設備状態情報を記憶部62から読み出し、通信回路63を介して、要求信号の送信元の携帯端末装置9へ送信する。
ステップS62において監視部70は、要求信号の送信元の携帯端末装置9を所持する作業員2の識別情報に関連付けて記憶部62に記憶された確認フラグをオン状態に設定する。
その後ステップS63において監視部70は、確認フラグをオン状態にしてから所定時間(例えば5分)が経過したか否かを判断する。所定時間が経過した場合(ステップS63:Yes)に処理はステップS64へ進む。まだ所定時間が経過しない場合(ステップS63:No)に処理はステップS63へ戻る。
ステップS64において監視部70は、確認フラグをオフ状態に設定する。その後、処理は終了する。
次に、図14を参照して、作業員状態情報を受信した場合の第2実施形態のセンタ装置8による処理を説明する。
ステップS70において登録制御部69は、受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報であるか否かを判断する。受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報でない場合(ステップS70:No)に処理はステップS72へ進む。受信した作業員状態情報が、作業員2が現在所在する作業区域3から移動することを示す作業員状態情報である場合(ステップS70:Yes)に処理はステップS71へ進む。
ステップS71において、登録制御部69は、作業員状態情報の送信元の携帯端末装置9を所持する作業員2に関連付けて記憶部62に記憶された確認フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。確認フラグがオン状態に設定されている場合(ステップS71:Yes)に処理はステップS72へ進む。確認フラグがオン状態に設定されていない場合(ステップS71:Yes)に処理はステップS73へ進む。
ステップS72において登録制御部69は、受信した作業員状態情報を記憶部62に記憶して、記憶部62に記憶される作業員2の作業員状態情報の登録を更新する。また、作業員状態情報の入力を許可する許可信号を携帯端末装置9へ送信する。
ステップS73において登録制御部69は、作業員状態情報を記憶部62に記憶せずに破棄する。また、作業員状態情報の入力を禁止する不許可信号を携帯端末装置9へ送信する。
(第2実施形態の効果)
(1)第2実施形態によれば、作業区域3の現在の設備状態を示す設備状態情報がセンタ装置8から送信されていない場合には、作業員2は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報をセンタ装置8に登録することができなくなる。このため、作業員2は、作業員状態情報を更新できないことによって、作業区域3の現在の設備状態を確認することを失念していたことを気づく。これにより、作業員2が作業区域3の現在の設備状態を所定の状態にすることを失念したまま、作業区域3から移動することを防止できる。さらに、監視センタ7で作業員2を管理する監視員は、少なくとも作業員2が設備状態確認画面26で作業区域3の現在の設備状態を確認したことが分かる。
(2)第2実施形態によれば、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報が登録されずに作業員2の現在位置が変化すると、センタ装置8は警報を生成する。これにより、監視センタ7の監視員は、作業員2が作業員状態情報の入力と作業区域3の現在の設備状態の確認を失念していることを認識し、作業員2に連絡するなど必要な措置をとることができる。また、センタ装置8は携帯端末装置9へ警報を送信して作業員2に提示することで、作業員状態情報の入力と作業区域3の現在の設備状態の確認を失念していることを作業員2に気づかせることができる。
(変形例)
携帯端末装置9は、図11に示す補足情報入力欄80に不満足理由が入力されているか否かをセンタ装置8へ通知してもよい。
登録制御部69は、作業区域3の現在の設備状態が退出条件を満たすか否かを判断してもよい。作業員状態情報が既に送信され不満足理由が入力されている場合、登録制御部69は、設備状態が退出条件を満たしていなくても作業区域3から移動することを示す作業員状態情報を登録してもよい。既に作業員状態情報が送信されていても、設備状態が退出条件を満たしておらず不満足理由が入力されていない場合に、登録制御部69は、作業区域3から移動することを示す作業員状態情報を登録することを禁止してもよい。
1 行動管理システム、2 作業員、3 作業区域、4 センサ、5 警備装置、6 通信回線、7 監視センタ、8 センタ装置、9 携帯端末装置、20 メニュー画面、21 行動情報入力ボタン、22 設備状態確認ボタン、23 行動情報入力画面、24 対象施設入力欄、25 現状態入力欄、26 設備状態確認画面、27 設備状態表示欄、28 留意事項表示欄、30 入出力インタフェース、31 制御部、32 記憶部、33 通信回路、40 操作部、41 表示部、42 記憶部、43 位置取得部、44 通信回路、45 制御部、46 処理実行部、47 通信処理部、48 区域検出部、49 設備状態取得部、50 状態提示部、51 警報生成部、60 操作部、61 表示部、62 記憶部、63 通信回路、64 制御部、65 通信処理部、66 設備状態取得部、67 設備状態通知部、68 作業員状態取得部、69 登録制御部、70 監視部、80 補足情報入力欄

Claims (10)

  1. 表示部と、
    利用者が現在所在する区域を検出する区域検出部と、
    前記区域に設けられた設備の現在の設備状態を取得する設備状態取得部と、
    前記利用者の要求に応じて前記現在の設備状態を前記表示部に表示する状態提示部と、
    前記利用者の現在の状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記表示部に前記現在の設備状態が表示されるまで、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を禁止する入力制御部と、
    入力された前記状態情報を遠隔装置へ送信する通信部と、
    を備え
    前記入力制御部は、前記表示部に前記現在の設備状態が表示された後に所定の事象が発生すると、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を禁止することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記携帯端末装置の現在位置情報を取得する位置取得部と、
    前記利用者が前記区域から移動する状態を示す前記状態情報が入力されず且つ前記現在位置情報が変化したと判断される場合に警報を生成する警報生成部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記区域に設けられた前記設備の設備状態に関する予め登録された条件を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記状態提示部は、前記現在の設備状態とともに前記予め登録した条件を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 表示部と、
    利用者が現在所在する区域を検出する区域検出部と、
    前記区域に設けられた設備の現在の設備状態を取得する設備状態取得部と、
    前記利用者の要求に応じて前記現在の設備状態を前記表示部に表示する状態提示部と、
    前記利用者の現在の状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記表示部に前記現在の設備状態が表示されるまで、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を禁止する入力制御部と、
    入力された前記状態情報を遠隔装置へ送信する通信部と、
    前記区域に設けられた前記設備の設備状態に関する予め登録された条件を記憶する記憶部と、を備え、
    前記状態提示部は、前記現在の設備状態が前記予め登録した条件を満足するか否かの判断結果を前記表示部に表示することを特徴とする携帯端末装置。
  5. 前記入力受付部は、前記予め登録した条件が満足しないまま前記利用者が前記区域から移動する理由を示す情報の入力を受け付け、
    前記入力制御部は、前記現在の設備状態が前記予め登録した条件を満足せず、前記理由を示す情報が入力されない場合に、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を禁止することを特徴とする請求項に記載の携帯端末装置。
  6. 携帯端末装置の利用者の現在の状態を示す状態情報を遠隔装置へ送信するためのプログラムであって、
    前記携帯端末装置に、
    前記利用者が現在所在する区域を検出する処理と、
    前記区域に設けられた設備の現在の設備状態を取得する処理と、
    前記利用者の要求に応じて前記現在の設備状態を表示部に表示する処理と、
    前記表示部に前記現在の設備状態が表示されるまで、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を禁止し、前記表示部に前記現在の設備状態が表示された場合に、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を受け付け、前記表示部に前記現在の設備状態が表示された後に所定の事象が発生した場合には、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を禁止する処理と、
    入力された前記状態情報を遠隔装置へ送信する処理と、
    を実行させる命令を含むことを特徴とするプログラム。
  7. 携帯端末装置の利用者の現在の状態を示す状態情報を遠隔装置へ送信するためのプログラムであって、
    前記携帯端末装置に、
    前記利用者が現在所在する区域を検出する処理と、
    前記区域に設けられた設備の現在の設備状態を取得する処理と、
    前記区域に設けられた前記設備の設備状態に関する予め登録された条件を記憶する処理と、
    前記利用者の要求に応じて前記現在の設備状態を表示部に表示し、前記現在の設備状態が前記区域に設けられた前記設備状態に関する予め登録された条件を満足するか否かの判断結果を前記表示部に表示する処理と、
    前記表示部に前記現在の設備状態が表示されるまで、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を禁止し、前記表示部に前記現在の設備状態が表示された場合に、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報の入力を受け付ける処理と、
    入力された前記状態情報を遠隔装置へ送信する処理と、
    を実行させる命令を含むことを特徴とするプログラム。
  8. 携帯端末装置と、前記携帯端末装置と通信する遠隔装置と、を備える行動管理システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    表示部と、
    利用者が現在所在する区域を検出する区域検出部と、
    前記利用者の現在の状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    入力された前記状態情報を遠隔装置へ送信する第1通信部と、
    前記利用者の要求に応じて、前記区域に設けられた設備の現在の設備状態の送信を要求する要求信号を前記遠隔装置に送信し、前記現在の設備状態を前記遠隔装置から受信して前記表示部に表示させる状態提示部と、を備え、
    前記遠隔装置は、
    前記携帯端末装置から前記状態情報を受信する第2通信部と、
    前記要求信号に応答して、前記区域に設けられた前記設備の前記現在の設備状態を前記携帯端末装置に送信する状態情報通知部と、
    前記状態情報通知部が前記現在の設備状態を送信するまで、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報を記憶部に登録することを禁止する登録制御部と、
    前記表示部に前記現在の設備状態が表示された後に所定の事象が発生すると、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報を前記記憶部に登録することを禁止する監視部と、
    を備えることを特徴とする行動管理システム。
  9. 携帯端末装置と、前記携帯端末装置と通信する遠隔装置と、を備える行動管理システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    表示部と、
    利用者が現在所在する区域を検出する区域検出部と、
    前記利用者の現在の状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    入力された前記状態情報を遠隔装置へ送信する第1通信部と、
    前記利用者の要求に応じて、前記区域に設けられた設備の現在の設備状態の送信を要求する要求信号を前記遠隔装置に送信し、前記現在の設備状態を前記遠隔装置から受信して前記表示部に表示させる状態提示部と、
    前記区域に設けられた前記設備の設備状態に関する予め登録された条件を記憶する記憶部と、を備え、
    前記状態提示部は、前記現在の設備状態が前記予め登録した条件を満足するか否かの判断結果を前記表示部に表示し、
    前記遠隔装置は、
    前記携帯端末装置から前記状態情報を受信する第2通信部と、
    前記要求信号に応答して、前記区域に設けられた前記設備の前記現在の設備状態を前記携帯端末装置に送信する状態情報通知部と、
    前記状態情報通知部が前記現在の設備状態を送信するまで、前記利用者が前記区域から移動することを示す前記状態情報を記憶部に登録することを禁止する登録制御部と、
    を備えることを特徴とする行動管理システム。
  10. 前記携帯端末装置は、前記携帯端末装置の現在位置情報を取得する位置取得部を備え、
    前記第1通信部は、前記現在位置情報を前記遠隔装置へ送信し、
    前記遠隔装置は、前記利用者が前記区域から移動する状態を示す前記状態情報が前記記憶部に登録されず且つ前記現在位置情報が変化したと判断される場合に警報を生成する警報生成部を備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の行動管理システム。
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