JP6490996B2 - 警備業務支援システム、携帯端末装置、及びプログラム - Google Patents

警備業務支援システム、携帯端末装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、警備業務支援システム、携帯端末装置、及びプログラムに関する。
監視場所の異常を検出するシステムとして、特許文献1に記載の警備システムが知られている。この警備システムは、警備員に所持される携帯端末を含み、異常を検知したセンサの情報を携帯端末に表示する。これにより、異常が検出された監視場所に向かっている警備員が、監視場所の状況をある程度確認できるようになる。
特開2005−284861号公報
しかしながら、実際の警備業務においては、異常検知に対処する対処員に対して異常検知に関する情報を早い段階から詳細に開示することが好ましくないことがある。例えば、異常検知情報を得ることにより異常の場所、程度又は確度について対処員が思い込みを抱くと、侵入者などの脅威があり得る状況で油断や緊張感の低下を招くおそれがある。
本発明は、監視対象の領域において検知された異常に対処する対処員に異常検知に関する情報を開示するタイミングを改善することを目的とする。
本発明の一形態によれば、警備装置と、警備装置から信号を受信する遠隔装置と、遠隔装置と通信する携帯端末装置とを備える警備業務支援システムが与えられる。警備装置は、監視対象領域の第1範囲に設置されて異常を検知する検知器から出力される検知信号を受信する受信部と、異常を検知した検知器の識別情報を含む異常信号を遠隔装置に送信する送信部を備える。携帯端末装置は、第1範囲と異なる監視対象領域の第2範囲における点検情報の入力を受け付ける入力受付部と、点検情報の入力に応じて第2範囲における点検完了を遠隔装置へ通知する通信部を備える。遠隔装置は、検知器の識別情報及び設置位置を関連付けて記憶する記憶部と、異常信号及び記憶部に記憶された設置位置に基づいて、異常を検知した検知器の設置位置を特定する位置特定部と、第2範囲における点検が完了するまで、異常を検知した検知器の設置位置を携帯端末装置へ送信することを禁止する送信制御部を備える。
点検情報は、第2範囲の点検結果であってもよい。通信部は、入力受付部での点検結果の入力完了を通知することによって、第2範囲における点検完了を遠隔装置へ通知してもよい。送信制御部は、入力受付部での点検結果の入力が完了するまで、異常を検知した検知器の設置位置を携帯端末装置へ送信することを禁止してもよい。
携帯端末装置は表示部を備えてもよい。通信部は、異常を検知した前記検知器の設置位置を前記遠隔装置から受信し、表示部は、第1範囲を示す図面上に異常を検知した検知器の設置位置の座標を識別可能に表示してもよい。
第2範囲は、第1範囲の外周であってもよい。
遠隔装置は、異常を検知した検知器の識別情報を受信すると、第2範囲における点検が完了したか否かに関わらず、異常を検知した検知器の設置位置を表示する第2の表示部を備えてもよい。
本発明の他の形態によれば、携帯端末装置が与えられる。携帯端末装置は、表示部と、監視対象領域の第1範囲における異常を検知した検知器の第1範囲での設置位置を受信する通信部と、第1範囲と異なる監視対象領域の第2範囲の点検情報の入力を受け付ける入力受付部と、第2範囲における点検が完了するまで、表示部における検知器の設置位置の表示を禁止する表示制御部を備える。
本発明の他の形態によれば、監視対象領域の第1範囲に設置された検知器の設置位置を携帯端末装置の表示部に表示させるプログラムが与えられる。プログラムは、第1範囲における異常を検知した検知器の第1範囲での設置位置を受信する処理と、第1範囲と異なる第2範囲の点検情報の入力を受け付ける処理と、第2範囲における点検が完了するまで、表示部における検知器の設置位置の表示を禁止する処理を、携帯端末装置に実行させる命令を含む。
本発明の実施形態によれば、監視対象の領域において検知された異常に対処する対処員に異常検知に関する情報を開示するタイミングが改善される。
実施形態の警備業務支援システムの全体を示す概略構成図である。 監視施設表示画面の一例を示す図である。 点検結果入力画面の一例を示す図である。 実施形態の警備装置の構成例を示す図である。 実施形態の携帯端末装置の構成例を示す図である。 実施形態のセンタ装置の構成例を示す図である。 第1実施形態の警備業務支援システムの動作の全体の説明図である。 第1実施形態のセンタ装置による処理のフローチャートである。 第1実施形態の携帯端末装置による処理のフローチャートである。 第2実施形態の警備業務支援システムの動作の全体の説明図である。 第2実施形態のセンタ装置による処理のフローチャートである。 第2実施形態の携帯端末装置による処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(警備業務支援システムの全体構成)
図1を参照する。警備業務支援システム1は、監視対象である監視区域2内の監視対象施設3の内部に設置され異常を検知するセンサ4と、監視対象施設3の外側の外側領域5に設置され異常を検知するセンサ6を備える。警備業務支援システム1は、センサ4及び6に接続される警備装置7と、監視センタ9に設置され通信回線8を通じて警備装置7に接続されるセンタ装置10を備える。警備業務支援システム1は、センタ装置10を監視する監視員11からの対処要請により、監視区域2へ向かう対処員12によって所持される携帯端末装置13を備える。
センサ4は、例えば監視対象施設3の内部、又は窓もしくはドア等の開閉部に設置され、監視対象施設3内への侵入者又は侵入物(以下、「侵入者等」と表記する)を検知する。センサ6は、監視対象施設3の外壁、外側領域5内、監視区域2の入口の開閉部に設置され監視区域2内への侵入者等を検知する。以下、センサ4及び6を総称して「センサ4等」と表記することがある。センサ4及び6のうちセンサ4のみ示す場合には「センサ4」と表記する。センサ4等は、例えば開閉部の開閉を検知するマグネットセンサ、受光した赤外線の光量変化に基づいて探知範囲の侵入者等の有無を検知する赤外線センサであってよい。
また、センサ4等は、例えば撮像画像と予め記憶された正常時の画像との差分に基づいて撮像範囲の侵入者等の有無を検知する画像センサであってもよい。センサ4等は、侵入者等の検知に相当する異常を検知すると「検知信号」を警備装置7へ送信する。
警備装置7は、センサ4等からの検知信号により、監視区域2における異常の発生を監視する。警備装置7の動作モードには、警備セットモード及び警備解除モードがある。警備セットモードにて検知信号を受信した場合、警備装置7はセンタ装置10へ「異常信号」を送信する。以下、監視対象施設3内に設置されたセンサ4が侵入者等を検知した場合を説明する。
異常信号を受信したセンタ装置10は、例えば表示部に異常発生を表示することにより、監視員11に異常発生を通知する。異常発生を確認した監視員11は、監視対象施設3の警備を担当する対処員12に対して対処を要請する。対処の要請を受けた対処員12は、異常が発生した監視対象施設3に向かい異常事態の確認、復旧などの対処業務を開始する。
ここで、対処員12が所持する携帯端末装置13には、異常を検知したセンサ4の設置位置を示す「検知位置信号」をセンタ装置10から受信し、異常を検知したセンサ4の設置位置を表示する機能が備わっている。
図2を参照する。携帯端末装置13は、例えば、監視対象施設3内の配置を示す見取図となる平面図面(以下、「監視対象施設3を示す図面」と表記することがある)上に異常を検知したセンサ4の設置位置を識別可能に表示してよい。携帯端末装置13の表示部に表される監視施設表示画面20は、監視対象施設3を示す図面21と、監視対象施設3に設置されたセンサ4のうち異常を検知したセンサ4aの位置を示すマークと、異常を検知していないセンサ4bの位置を示すマークを含む。センサ4aの位置を示すマークをセンサ4bの位置を示すマークと異ならせることにより、異常を検知したセンサ4aの設置位置が監視施設表示画面20において識別可能に表示される。また、センサ4aの位置を示すマークのみを監視施設表示画面20において識別可能に表示してもよい。
なお、監視施設表示画面20は、図2に示す例に限定されない。例えば、監視施設表示画面20は、監視対象施設3だけでなく監視区域2の全体を示す画面及びセンサ6の位置の表示を含んでもよい。また、監視施設表示画面20は、異常を検知したセンサ4の設置位置を「第1倉庫」などといった文字情報により示してもよい。
なお、以下の説明において異常を検知したセンサ4aを単に「センサ4a」と表記することがある。また異常を検知したセンサ4aの設置位置を「異常検知位置」と表記することがある。
対処員12は、監視区域2に到着すると、監視対象施設3の内部に入る前に、監視対象施設3の外周の点検を開始する。監視対象施設3の外周は、監視対象施設3に連絡して当該監視対象施設3への侵入経路となりうる範囲であって、例えば、監視対象施設3の出入口、窓及び外壁、並びに外側領域5が含まれる。以下、監視対象施設3の外周の点検を「外部点検」と表記する。また、監視対象施設3の内部の点検を「内部点検」と表記する。
対処員12は、外部点検によって監視対象施設3の内部に侵入者等が侵入した形跡があるか否かを確認する。これにより監視対象施設3の内部を点検する前に、対処員12が侵入者等の存在を察知することができ、警察機関への通報や他の要員の応援を監視員11に要請することができる。
外部点検の完了前に、異常検知位置を対処員12に開示すると、対処員12の油断や緊張感の低下を招くおそれがある。例えば、異常検知位置付近を重点的に点検する一方で、異常検知位置から離れた外周部分は点検が薄くなるなど、外部点検にムラが生じるおそれがある。また、センサ4の設置位置や種類によっては、対処員12が異常の誤検出だと思い込むおそれがある。例えば、センサ4が動植物の近くに設置されている場合に、センサ4が動植物の動きを誤検出したかもしれないとの予断を対処員12が抱くおそれがある。この結果、例えば、監視対象施設3内の侵入者等の脅威のおそれがあるにも関わらず、対処員12が緊張感の低下した状態で外部点検を行い、侵入者等の形跡を見過ごすおそれがある。
そこで、第1実施形態の警備業務支援システム1は、外部点検が完了するまで、検知位置信号を携帯端末装置13へ送信することを禁止する。これによって、対処員12に対する異常検知位置の開示を外部点検が完了するまで禁止する。
外部点検の完了は、例えば、対処員12による携帯端末装置13の操作に基づいて判断してよい。図3を参照する。携帯端末装置13は、対処員12が点検結果を入力するため点検結果入力画面30を表示してよい。点検結果入力画面30は、例えば、外部点検結果入力欄31と、図面参照ボタン32の表示と、内部点検結果入力欄33と、点検終了ボタン34の表示を含んでよい。
外部点検結果入力欄31には、例えば初期状態として「未点検」が表示されており、操作によって「異常あり」又は「異常なし」などの点検結果が入力される。内部点検結果入力欄33は、例えば、「点検ポイント」欄の各点検ポイントが「点検項目」欄が示す状態であると確認したことを入力するチェックボックスを含む。
外部点検結果入力欄31に点検結果が入力されると、携帯端末装置13は、外部点検の点検結果の入力が完了したことを示す「外部点検完了信号」をセンタ装置10へ送信する。すなわち、外部点検完了信号は外部点検の完了を示す。携帯端末装置13は、外部点検の結果自身を外部点検完了信号として送信してもよい。
また、図面参照ボタン32が押下されると、携帯端末装置13は、検知位置信号の送信を要求する「要求信号」をセンタ装置10へ送信する。
センタ装置10は、外部点検完了信号を既に受信していれば、要求信号に応答して検知位置信号を送信する。これにより、携帯端末装置13は、外部点検完了後に監視施設表示画面20を表示することができる。一方、外部点検完了信号がまだ受信されていなければ、要求信号を受信しても検知位置信号を送信しない。これによって、外部点検が完了するまで、対処員12に対する異常検知位置の開示が禁止される。
続いて、警備業務支援システム1の各部の構成について説明する。
(警備装置7の構成)
図4を参照して警備装置7の構成を説明する。警備装置7は、入出力インタフェース40と、制御部41と、記憶部42と、通信回路43を備える。入出力インタフェース40は、センサ4等に接続され、異常を検知したセンサ4aからの検知信号を受信する。
制御部41は、プロセッサ、及びその周辺回路を備える。警備装置7の動作モードが警備セットモードである間に、入出力インタフェース40を介して検知信号を受信すると、制御部41は、センサ4aの識別情報を記憶部42から読み込む。記憶部42は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部42は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部42には、制御部41により実行されるプログラム、プログラムの実行に必要なデータ、及び各センサ4及び6の識別情報が記憶される。
制御部41は、センサ4aの識別情報を記憶部42から読み込むと、異常の検知を知らせる異常信号を通信回路43を介してセンタ装置10へ送信する。異常信号には、記憶部42から読み込んだセンサ4aの識別情報が含まれている。通信回路43は、通信回線8を経由してセンタ装置10との有線通信又は無線通信を行うための回路である。
(携帯端末装置13の構成)
次に、図5を参照して携帯端末装置13の構成を説明する。携帯端末装置13として、スマートフォンや携帯電話を採用可能である。ただし携帯端末装置13はこれらに限定されるものではない。携帯端末装置13は、携帯可能であり、センタ装置10との通信機能、及び情報処理機能を有し、アプリケーションプログラムを記憶してこれらの機能を実現することができる他の装置でもよい。
携帯端末装置13は、操作部50と、表示部51と、記憶部52と、通信回路53と、制御部54を備える。
操作部50は、情報入力手段として機能し、入力ボタンや表示部51の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。操作部50は、携帯端末装置13への情報入力及び操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部50は、対処員12による外部点検及び内部点検の点検結果の入力を受け付ける。
表示部51は、表示手段として機能し、制御部54の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部51には、例えば図2に示す監視施設表示画面20及び図3に示す点検結果入力画面30が表示されてよい。
記憶部52は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部52は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部52には、制御部54により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
制御部54により実行されるコンピュータプログラムは、機械可読記録媒体に記録されて、図示しない媒体読取装置により読み取られて記憶部52にインストールされてもよい。また、このコンピュータプログラムは、通信回路53を介して通信回線8からダウンロードされ、記憶部52にインストールされてもよい。
通信回路53は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
制御部54は、処理実行部55、通信処理部56及び表示制御部57を備える。制御部54は、プロセッサ及びその周辺回路を備えており、記憶部52に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する処理実行部55、通信処理部56及び表示制御部57の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、処理実行部55、通信処理部56及び表示制御部57の処理を制御部54に実行させる命令を含む。
処理実行部55は、監視区域2にて発生した異常に対処する対処員12の業務を管理する所定の処理を実行する。例えば、異常が発生した際に、対処員12による対処を要請するための「対処要請信号」がセンタ装置10から携帯端末装置13へ送信される場合には、処理実行部55は、対処要請信号を受信したことを表示部51に表示してもよい。例えば、対処員12が外部点検の点検結果又は内部点検の点検結果の入力操作を行うと、点検結果の入力を受け付けて、入力された点検結果をセンタ装置10へ送信してもよい。例えば、内部点検の完了の入力操作を操作部50が受け付けると、処理実行部55は、内部点検が完了したことを示す「内部点検完了信号」を送信する処理を実行してもよい。内部点検の完了の入力操作は、例えば図3に示す点検終了ボタン34の押下であってよい。
通信処理部56は、通信回路53を介して、異常を検知したセンサ4aの設置位置を示す検知位置信号をセンタ装置10から取得するための処理を行う。例えば、処理実行部55が外部点検の点検結果の入力を受け付けると、通信処理部56は、点検結果の入力に応えて外部点検完了信号を送信する。
また通信処理部56は、異常検知位置を表示部51に表示することを要求する「位置要求操作」が対処員12によって行われると、位置要求操作に応答して、検知位置信号の送信を要求する要求信号をセンタ装置10へ送信する。位置要求操作は、例えば、図3に示す図面参照ボタン32の押下であってよい。
通信処理部56は、検知位置信号をセンタ装置10から受信する。検知位置信号は、例えば図3に示す監視対象施設3の図面21の画像データと、センサ4aの設置位置に対応する図面21上の座標情報を含んでよい。
表示制御部57は、表示部51に各種画面を表示する処理を行う。例えば表示制御部57は、所定のメニュー画面を表示部51に表示し、このメニュー画面で対処員12が所定の操作を行うと、図3に示す点検結果入力画面30を表示部51に表示してもよい。
表示制御部57は、検知位置信号をセンタ装置10から受信すると、検知位置信号に基づいて図2に示す監視施設表示画面20を表示してもよい。
(センタ装置10の構成)
次に、図6を参照してセンタ装置10の構成を説明する。センタ装置10は、例えば監視センタ9に設置された1又は複数のコンピュータで構成されている。センタ装置10は、操作部60と、表示部61と、記憶部62と、通信回路63と、制御部64を備える。
操作部60は、情報入力手段として機能し、センタ装置10を構成するコンピュータに含まれるキーボード、マウス、タッチペン、タッチパッド又はトラックボールや、表示部61の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。
操作部60は、監視員11によるセンタ装置10への操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部60は、異常発生時に対処員12による対処を要請する「対処要請操作」を受け付ける。
表示部61は、表示手段として機能し、制御部64の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部61には、例えば、異常発生を知らせる文字又は図形等の視覚情報や、異常検知位置を図面上に示す画面が表示されてよい。この図面は、例えば図2に示す監視施設表示画面20と同様であってよい。また、表示部61には、監視員11が対処を要請する対処員12の候補の氏名及び状態や、対処員12の候補の現在位置を表す地図を表示してもよい。
記憶部62は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部62は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部62には、制御部64により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
また、記憶部62には、監視区域2に設けられたセンサ4等のそれぞれの識別情報とセンサ4等がそれぞれ設置された監視区域2の識別情報とが「センサ登録情報」として記憶され、センサ4等の識別情報と監視区域2の識別情報とが関連付けられている。また、記憶部62には、監視区域2のそれぞれの識別情報と、それぞれの監視区域2における監視対象施設3の図面の画像データとが「図面画像情報」として記憶され、監視区域2の識別情報と画像データとが関連付けられている。さらに、記憶部62には、センサ4等のそれぞれの識別情報と設置位置とが「設置位置情報」として記憶され、センサ4等の識別情報と設置位置とが関連付けられている。設置位置は、例えば、センサ4等の設置位置にそれぞれ対応する図面上の座標情報であってよい。
通信回路63は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
制御部64は、通信処理部65と、位置特定部66と、送信制御部67と、表示制御部68を備える。制御部64は、プロセッサ及びその周辺回路を備えており、記憶部62に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する通信処理部65と、位置特定部66と、送信制御部67と、表示制御部68の処理を実施する。
通信処理部65は、通信回路63を介して、警備装置7との通信処理と携帯端末装置13との通信処理を行う。例えば通信処理部65は、警備装置7から送信される異常信号を受信してよい。通信処理部65は、監視員11による対処要請操作を操作部60が受け付けた場合に、対応する対処員12の携帯端末装置13に対処要請信号を送信してよい。通信処理部65は、携帯端末装置13から送信される外部点検完了信号、要求信号及び内部点検完了信号を受信してよい。
位置特定部66は、警備装置7から受信した異常信号に含まれているセンサ4aの識別情報と記憶部62に記憶されたセンサ登録情報に基づいて、センサ4aを特定するとともに、センサ4aが設置された監視区域2の識別情報を特定する。
位置特定部66は、特定した監視区域2の識別情報に基づいて、監視区域2における監視対象施設3の図面の画像データを記憶部62から読み出す。位置特定部66は、センサ4aの識別情報と記憶部62に記憶された設置位置情報に基づいてセンサ4aの設置位置を特定する。
通信処理部65は、監視対象施設3の図面の画像データと位置特定部66により特定されたセンサ4aの設置位置とを含む検知位置信号を携帯端末装置13に送信する。通信処理部65は、携帯端末装置13から送信される要求信号に応答して検知位置信号を送信してよい。
送信制御部67は、外部点検完了信号が受信されるまで通信処理部65による検知位置信号の送信を禁止する。すなわち、送信制御部67は、携帯端末装置13の操作部50において外部点検の点検結果の入力が完了するまで、携帯端末装置13への検知位置信号の送信を禁止する。つまり、送信制御部67は、外部点検が完了するまで、携帯端末装置13への検知位置信号の送信を禁止する。
例えば、送信制御部67は、通信処理部65により既に外部点検完了信号が受信されたか否かを判断する。外部点検完了信号が受信されていない場合には、送信制御部67は、検知位置信号の送信を禁止する。外部点検完了信号が受信された場合には、検知位置信号の送信禁止を解除する。例えば、送信制御部67は、通信処理部65が携帯端末装置13から要求信号を受信した場合に、通信処理部65により既に外部点検完了信号が受信されたか否かを判断してもよい。
表示制御部68は、監視対象施設3の図面上に、異常検知位置として位置特定部66により特定されたセンサ4aの設置位置を示す画面を表示部61に表示する。例えば、表示制御部68は、図2に示す監視施設表示画面20と同様の画面を表示してもよい。
表示制御部68は、例えば、通信処理部65が警備装置7から異常信号を受信すると、通信処理部65が外部点検完了信号を受信したか否かに関わらず、異常検知位置を示す画面を表示部61に表示してよい。すなわち、表示制御部68は、携帯端末装置13の操作部50において外部点検の点検結果の入力が完了したか否かに関わらず、異常検知位置を示す画面を表示部61に表示してよい。つまり、表示制御部68は、外部点検が完了したか否かに関わらず、異常検知位置を示す画面を表示部61に表示してよい。
なお、センタ装置10は特許請求の範囲に記載の遠隔装置の一例である。監視区域2は監視対象領域の一例である。監視対象施設3の内部は第1範囲の一例である。監視対象施設3の外周は第2範囲の一例である。センサ4は検知器の一例である。警備装置7の入出力インタフェース40は受信部の一例である。通信回路43は送信部の一例である。携帯端末装置13の操作部50及び処理実行部55は入力受付部の一例である。通信処理部56は、通信部の一例である。外部点検の点検結果は、第2範囲の点検情報の一例である。
(警備業務支援システム1の動作)
次に、図7を参照して警備業務支援システムの動作の全体を説明する。
監視対象施設3の内部に設置されたセンサ4aは、異常を検知すると、ステップS10において検知信号を警備装置7へ送信する。警備装置7の動作モードが警備セットモードである場合、警備装置7はステップS11においてセンサ4aの識別情報を含んだ異常信号をセンタ装置10へ送信する。
ステップS12においてセンタ装置10は、異常検知位置を示す画面をセンタ装置10の表示部61に表示する。異常の発生を確認した監視員11による対処要請操作を受け付けると、センタ装置10はステップS13において監視員11により選定された対処員12が所持する携帯端末装置13へ対処要請信号を送信する。
対処要請信号を受信した携帯端末装置13を所持する対処員12は、監視区域2に到着すると、まず監視対象施設3の外部点検を行う。外部点検が完了すると、携帯端末装置13はステップS14において対処員12による外部点検の点検結果の入力を受け付ける。ステップS15において携帯端末装置13は、外部点検完了信号をセンタ装置10へ送信する。外部点検完了信号を受信したセンタ装置10は、異常検知位置を示す検知位置信号の送信禁止を解除する。
対処員12が監視対象施設3内部の異常検知位置を知りたい場合には、位置要求操作が対処員12によって行われる。ステップS16において携帯端末装置13は、対処員12による位置要求操作を受け付ける。位置要求操作を受け付けると、携帯端末装置13はステップS17において要求信号をセンタ装置10に送信する。
ここで、ステップS15で検知位置信号の送信禁止が解除されているため、要求信号を受信したセンタ装置10は、ステップS18において携帯端末装置13へ検知位置信号を送信する。携帯端末装置13は検知位置信号を受信すると、ステップS19においてセンサ4aの設置位置、すなわち異常検知位置を示す画面を携帯端末装置13の表示部51に表示する。
その後、対処員12は監視対象施設3の内部点検を行う。ステップS20において携帯端末装置13は、対処員12による内部点検の点検結果の入力を受け付ける。内部点検が完了し、ステップS21において対処員12による点検終了ボタン34の押下を受け付けると、携帯端末装置13は、内部点検完了信号を送信する。
なお、ステップS11の動作は、図4に示す警備装置7の制御部41の動作に相当する。ステップS12の動作は、図6に示すセンタ装置10の位置特定部66及び表示制御部68の動作に相当する。ステップS13の動作は通信処理部65の動作に相当する。ステップS18の動作は、通信処理部65及び送信制御部67の動作に相当する。
ステップS14、S16、S20及びS21の動作は、図5に示す携帯端末装置13の操作部50及び処理実行部55の動作に相当する。ステップS15及びS17の動作は、通信処理部56の動作に相当する。ステップS19の動作は表示制御部57の動作に相当する。
(センタ装置10による処理)
次に、図8を参照して警備装置7から異常信号を受信した場合のセンタ装置10の処理を説明する。
ステップS30において位置特定部66は、異常信号に含まれるセンサ4aの識別情報と記憶部62に記憶されたセンサ登録情報に基づいて、センサ4aを特定する。また位置特定部66は、センサ4aが設置された監視区域2の識別情報を特定する。
ステップS31において位置特定部66は、監視区域2の識別情報に基づいて、監視対象施設3の図面の画像データを記憶部62から読み出す。位置特定部66は、センサ4aの識別情報と記憶部62に記憶された設置位置情報に基づいてセンサ4aの設置位置、すなわち異常検知位置を特定する。
ステップS32において表示制御部68は、ステップS31で得た画像データ及びセンサ4aの設置位置に基づいて、異常検知位置を示す画面を表示部61に表示する。
ステップS33において送信制御部67は、既に外部点検完了信号が受信済みであるか否かを判断する。外部点検完了信号が受信済みである場合(ステップS33:Yes)に処理はステップS34に進む。ステップS34において送信制御部67は、検知位置信号の送信禁止を解除する。その後に処理はステップS35へ進む。
一方で、外部点検完了信号が受信済みでない場合(ステップS33:No)には、処理がステップS34に進まずにステップS33に戻る。このため、検知位置信号の送信が禁止される。
ステップS35において通信処理部65は、携帯端末装置13から要求信号を受信したか否かを判断する。要求信号が受信された場合(ステップS35:Yes)に処理はステップS36へ進む。要求信号が受信されていない場合(ステップS35:No)に処理はステップS38へ進む。
ステップS36において通信処理部65は、検知位置信号を携帯端末装置13へ送信する。ステップS37において通信処理部65は、内部点検完了信号が受信済みか否かを判断する。
内部点検完了信号が受信済みでない場合(ステップS37:No)に処理はステップS37に戻る。内部点検完了信号が受信済みの場合(ステップS37:Yes)に処理は終了する。ステップS38において通信処理部65は、内部点検完了信号が受信済みか否かを判断する。内部点検完了信号が受信済みでない場合(ステップS38:No)に処理はステップS35に戻る。内部点検完了信号が受信済みの場合(ステップS38:Yes)に処理は終了する。
(携帯端末装置13による処理)
次に、図9を参照して対処要請を受けた場合の携帯端末装置13の処理を説明する。
ステップS40において通信処理部56は、外部点検の点検結果の入力が処理実行部55により受け付けられたか否かを判断する。入力が受け付けられていない場合(ステップS40:No)に処理はステップS40に戻る。入力が受け付けられている場合(ステップS40:Yes)に処理はステップS41へ進む。
ステップS41において通信処理部56は、外部点検完了信号をセンタ装置10へ送信する。
ステップS42において通信処理部56は、位置要求操作が操作部50に受け付けられたか否かを判断する。位置要求操作が受け付けられた場合(ステップS42:Yes)に処理はステップS43へ進む。位置要求操作が受け付けられない場合(ステップS42:No)に処理はステップS47へ進む。
ステップS43において通信処理部56は、要求信号をセンタ装置10へ送信する。ステップS44において通信処理部56は、検知位置信号をセンタ装置10から受信する。ステップS45において表示制御部57は、異常検知位置を示す図2の監視施設表示画面20を表示部51に表示する。
ステップS46において処理実行部55は、内部点検の完了の入力操作を操作部50が受け付けたか否かを判断する。入力操作が受け付けられない場合(ステップS46:No)に処理はステップS46に戻る。入力操作が受け付けられた場合(ステップS46:Yen)に、処理実行部55は内部点検完了信号をセンタ装置10へ送信し、処理は終了する。
ステップS47において処理実行部55は、内部点検の完了の入力操作を操作部50が受け付けたか否かを判断する。入力操作が受け付けられない場合(ステップS47:No)に処理はステップS42に戻る。入力操作が受け付けられた場合(ステップS47:Yen)に、処理実行部55は内部点検完了信号をセンタ装置10へ送信し、処理は終了する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態によれば、異常が検知された監視区域2において、対処員12が監視対象施設3に内部に入る前に外部点検を完了するまで、異常を検知したセンサ4aの検知位置信号をセンタ装置10から携帯端末装置13へ送信することが禁止される。すなわち、外部点検を完了するまで、センサ4aの設置位置、すなわち異常検知位置を対処員12へ開示することが禁止される。
これにより、外部点検を行う際に、監視対象施設3内の異常検知位置を知ることで検知した異常について対処員12が予断を抱くことが防止される。このようにして、異常検知位置の開示により監視対象施設3の内部点検を容易にする一方で、異常検知位置の開示を外部点検完了まで禁止することで、監視対象施設3への侵入の形跡の有無を確認する外部点検における油断や緊張感の低下を防止できる。この結果、対処員12による外部点検の品質を高く維持することができ、例えば、侵入者等の脅威があり得る状況で対処員12が不用意に監視対象施設3内へ立ち入ることを防ぐことができる。すなわち第1実施形態によれば、対処員12に異常検知位置を開示するタイミングが改善される。
第1実施形態によれば、携帯端末装置13は、監視対象施設3を示す図面上に異常検知位置を識別可能に表示する。このため、監視対象施設3の内部点検を行う際に、異常検知位置を容易に識別できるため内部点検が容易になる。また、警備装置7や他のセンサの設置位置へ行かなくても異常検知位置が分かるので内部点検を効率化できる。さらに対処員12は、表示された異常検知位置の情報を危険箇所の予想に用いることもできる。例えば、対処員12は、異常検知位置に基づいて侵入者等が潜伏場所の候補を予想することができる。監視対象施設3内に立ち入って警備装置7やセンサ4等の設置位置へ行く前に危険箇所が予想できることによって、内部点検の安全性が向上する。
第1実施形態によれば、センタ装置10では、外部点検の点検結果の入力が完了したか否かに関わらず異常検知位置を表示する。このため、状況判断や対処員12への指示を行う監視員11に対して、できるだけ早い段階で異常検知位置を開示することができる。
(変形例)
(1)以上、監視対象施設3の外周の点検の完了まで携帯端末装置13への検知位置信号の送信を禁止する例を示したが、外周以外の範囲の点検が完了するまで検知位置信号の送信を禁止してもよい。検知位置信号の送信禁止を解除するために点検を完了すべき範囲は、監視対象施設3内部の範囲以外の範囲であって監視対象施設3への侵入経路となりうる範囲であってもよい。例えば、監視区域2内に監視対象施設3以外の第2の施設があり、監視対象施設3と第2の施設とが連絡通路を経由して連絡している場合に、第2の施設の外周や第2の施設から連絡通路に入る入口の点検が完了するまで、検知位置信号の送信を禁止してもよい。後述する第2実施形態でも同様である。
(2)第1実施形態では、対処員12による外部点検の点検結果の入力に応じて外部点検の完了を判断したが、他の点検情報の入力に応じて外部点検の完了を判断してもよい。例えば、点検情報は、監視対象施設3の外周に設置された無線送信機から送信される識別信号であってよい。例えば、無線送信機は、近距離通信により識別信号を送信するRFID(Radio Frequency IDentification)タグであってよい。監視対象施設3の外周の全ての無線送信機の識別信号を受信したとき、外部点検が完了したと判断してもよい。
また、対処員12による点検結果の入力があり、且つ全ての無線送信機の識別信号を受信したときに外部点検が完了したと判断してもよい。後述する第2実施形態でも同様である。
(3)通信処理部65は、監視対象施設3の図面の画像データとセンサ4aの設置位置とを別々に携帯端末装置13に送信してもよい。例えば、通信処理部65は、センサ4aの設置位置を検知位置信号として送信し、検知位置信号の送信前に画像データを送信してもよい。例えば、通信処理部65は、対処要請信号の送信と同時に画像データを送信してもよく、画像データを含んだ対処要請信号を送信してもよい。センサ4aの設置位置を示すデータは画像データよりも小さいため、検知位置信号よりも先に画像データを送信することにより検知位置信号の送受信時間を低減することができる。これにより、対処員12が位置要求操作を行ってから表示部51にセンサ4aの設置位置が表示されるまでの時間を短縮することができる。
(4)検知位置信号の送信を要求する要求信号を、外部点検完了信号として兼用してもよい。例えば、対処員12が位置要求操作を行った場合に、通信処理部56は、外部点検の点検結果が入力済みか否かを判断する。外部点検の点検結果が入力済みである場合に、通信処理部56は要求信号をセンタ装置10へ送信する。外部点検の点検結果が入力済みでない場合に、通信処理部56は要求信号をセンタ装置10へ送信しない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、携帯端末装置13の処理によって、外部点検が完了するまで、異常を検知したセンサ4aの設置位置すなわち異常検知位置の表示を禁止する。
図6を参照する。第2実施形態のセンタ装置10の通信処理部65は、外部点検が完了したか否かに関わらず携帯端末装置13へ検知位置信号を送信する。例えば、通信処理部65は、対処要請信号の送信と同時に検知位置信号を送信してよく、対処要請信号を含んだ検知位置信号を送信してもよい。なお、第2実施形態では送信制御部67を省略してもよい。
図5を参照する。第2実施形態の携帯端末装置13の表示制御部57は、外部点検が完了するまで、表示部51に異常検知位置を表示することを禁止する。例えば表示制御部57は、外部点検の点検結果の入力が処理実行部55により受け付けられたか否かを判断する。入力が受け付けられていない場合に、表示制御部57は異常検知位置の表示を禁止する。入力が受け付けられている場合に、表示制御部57は異常検知位置の表示の禁止を解除する。
異常検知位置の表示の禁止が解除されると、表示制御部57は、対処員12による位置要求操作に応えて異常検知位置を表示部51に表示する。なお、この時点で検知位置信号が受信済みでない場合には、表示制御部57は、検知位置信号が未受信であることを表示部51に表示してもよい。異常検知位置の表示が禁止されている間は、対処員12が位置要求操作を行っても表示制御部57は異常検知位置を表示しない。
(警備業務支援システム1の動作)
次に、図10を参照して第2実施形態の警備業務支援システムの動作の全体を説明する。ステップS50〜S53の動作は、図7に示すステップS10〜S13の動作と同様である。
ステップS54において、センタ装置10は、対処要請信号に続けて携帯端末装置13へ検知位置信号を送信する。
対処要請信号を受信した携帯端末装置13を所持する対処員12は、監視対象施設3の外部点検を行う。外部点検が完了すると、ステップS55において携帯端末装置13は、対処員12による外部点検の点検結果の入力を受け付ける。外部点検の点検結果の入力を受け付けると、携帯端末装置13は、異常検知位置の表示の禁止を解除する。
ステップS56の動作は、図7に示すステップS16の動作と同様である。
位置要求操作をステップS16で受け付けた時点では、既に異常検知位置の表示の禁止が解除されているので、携帯端末装置13はステップS57において異常検知位置を表示する。ステップS58の動作は、図7に示すステップS20の動作と同様である。
なお、ステップS54の動作は、図6に示すセンタ装置10の通信処理部65の動作に相当する。ステップS55の動作は、図5に示す携帯端末装置13の操作部50、処理実行部55及び表示制御部57の動作に相当する。ステップS57の動作は、表示制御部57の動作に相当する。
(センタ装置10による処理)
次に、図11を参照して警備装置7から異常信号を受信した場合の第2実施形態のセンタ装置10の処理を説明する。ステップS60〜S62の処理は、図8に示すステップS30〜S32の動作と同様である。ステップS63において通信処理部65は、外部点検が完了したか否かに関わらず携帯端末装置13へ検知位置信号を送信する。
(携帯端末装置13による処理)
次に、図12を参照して対処要請を受けた場合の第2実施形態の携帯端末装置13の処理を説明する。
ステップS70において表示制御部57は、外部点検の点検結果の入力が処理実行部55により受け付けられたか否かを判断する。入力が受け付けられている場合(ステップS70:Yes)に処理はステップS71へ進む。ステップS71において表示制御部57は、異常検知位置の表示の禁止を解除する。その後に処理はステップS72へ進む。
入力が受け付けられていない場合(ステップS70:No)には処理はステップS71に進まずにステップS70に戻る。このため、異常検知位置の表示が禁止される。
ステップS72において表示制御部57は、位置要求操作が操作部50に受け付けられたか否かを判断する。位置要求操作が受け付けられた場合(ステップS72:Yes)に処理はステップS73へ進む。位置要求操作が受け付けられない場合(ステップS72:No)に処理はステップS77へ進む。
ステップS73において表示制御部57は、検知位置信号が既にセンタ装置10から受信されているか否かを判断する。検知位置信号が受信されていない場合(ステップS73:No)に処理はステップS74に進む。検知位置信号が受信済みの場合(ステップS73:Yes)に処理はステップS75に進む。
ステップS74において表示制御部57は、検知位置信号が未受信であることを表示部51に表示する。その後に処理はステップS72に戻る。
ステップS75において表示制御部57は、異常検知位置を表示部51に表示する。ステップS76及びS77の動作は、図9に示すステップS46及びS47の動作と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態によれば、異常が検知された監視区域2において、対処員12が監視対象施設3に内部に入る前に外部点検を完了するまで、携帯端末装置13における異常検知位置の表示が禁止される。これにより、異常検知位置の開示により監視対象施設3の内部点検を容易にする一方で、異常検知位置の表示を外部点検完了まで禁止することで、監視対象施設3への侵入の形跡の有無を確認する外部点検時における油断や緊張感の低下を防止できる。すなわち第2実施形態によれば、対処員12に異常検知位置を開示するタイミングが改善される。
(変形例)
警備装置7は、異常を検知したセンサ4aの識別情報を、通信回線8を経由して携帯端末装置13に送信してもよい。携帯端末装置13の通信処理部56は、センサ4aの識別情報を警備装置7から受信してもよい。また、携帯端末装置13の記憶部52に、センタ装置10の記憶部62に記憶されているセンサ登録情報、図面画像情報及び設置位置情報と同様の情報を記憶してもよい。表示制御部57は、警備装置7から受信したセンサ4aの識別情報と、記憶部52に記憶されるセンサ登録情報、図面画像情報及び設置位置情報に基づいて、異常検知位置を表示部51に表示してもよい。
1 警備業務支援システム、2 監視区域、3 監視対象施設、4 センサ、5 外側領域、6 センサ、7 警備装置、8 通信回線、9 監視センタ、10 センタ装置、11 監視員、12 対処員、13 携帯端末装置、20 監視施設表示画面、30 点検結果入力画面、31 外部点検結果入力欄、32 図面参照ボタン、33 内部点検結果入力欄、34 点検終了ボタン、40 入出力インタフェース、41 制御部、42 記憶部、43 通信回路、50 操作部、51 表示部、52 記憶部、53 通信回路、54 制御部、55 処理実行部、56 通信処理部、57 表示制御部、60 操作部、61 表示部、62 記憶部、63 通信回路、64 制御部、65 通信処理部、66 位置特定部、67 送信制御部、68 表示制御部

Claims (7)

  1. 警備装置と、前記警備装置から信号を受信する遠隔装置と、前記遠隔装置と通信する携帯端末装置とを備える警備業務支援システムであって、
    前記警備装置は、
    監視対象領域の第1範囲に設置されて異常を検知する検知器から出力される検知信号を受信する受信部と、
    異常を検知した前記検知器の識別情報を含む異常信号を前記遠隔装置に送信する送信部と、を備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記第1範囲と異なる前記監視対象領域の第2範囲における点検情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記点検情報の入力に応じて前記第2範囲における点検完了を前記遠隔装置へ通知する通信部と、を備え、
    前記遠隔装置は、
    前記検知器の識別情報及び設置位置を関連付けて記憶する記憶部と、
    前記異常信号及び前記記憶部に記憶された前記設置位置に基づいて、異常を検知した前記検知器の設置位置を特定する位置特定部と、
    前記第2範囲における点検が完了するまで、異常を検知した前記検知器の設置位置を前記携帯端末装置へ送信することを禁止する送信制御部と、
    を備えることを特徴とする警備業務支援システム。
  2. 前記点検情報は、前記第2範囲の点検結果であり、
    前記通信部は、前記入力受付部での前記点検結果の入力完了を通知することによって、前記第2範囲における点検完了を前記遠隔装置へ通知し、
    前記送信制御部は、前記入力受付部での前記点検結果の入力が完了するまで、異常を検知した前記検知器の設置位置を前記携帯端末装置へ送信することを禁止する請求項1に記載の警備業務支援システム。
  3. 前記携帯端末装置は表示部を備え、
    前記通信部は、異常を検知した前記検知器の設置位置を前記遠隔装置から受信し、
    前記表示部は、前記第1範囲を示す図面上に異常を検知した前記検知器の設置位置の座標を識別可能に表示することを特徴とする請求項1に記載の警備業務支援システム。
  4. 前記第2範囲は、前記第1範囲の外周であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の警備業務支援システム。
  5. 前記遠隔装置は、異常を検知した前記検知器の識別情報を受信すると、前記第2範囲における点検が完了したか否かに関わらず、異常を検知した前記検知器の設置位置を表示する第2の表示部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の警備業務支援システム。
  6. 表示部と、
    監視対象領域の第1範囲における異常を検知した検知器の前記第1範囲での設置位置を受信する通信部と、
    前記第1範囲と異なる前記監視対象領域の第2範囲の点検情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記第2範囲における点検が完了するまで、前記表示部における前記検知器の前記設置位置の表示を禁止する表示制御部と、
    を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  7. 監視対象領域の第1範囲に設置された検知器の設置位置を携帯端末装置の表示部に表示させるプログラムであって、
    前記携帯端末装置に、
    前記第1範囲における異常を検知した検知器の前記第1範囲での設置位置を受信する処理と、
    前記第1範囲と異なる第2範囲の点検情報の入力を受け付ける処理と、
    前記第2範囲における点検が完了するまで、前記表示部における前記検知器の前記設置位置の表示を禁止する処理と、
    を実行させる命令を含むことを特徴とするプログラム。
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