JP4036835B2 - 安否動静管理サーバ、安否動静管理方法、及び安否確認管理プログラム - Google Patents
安否動静管理サーバ、安否動静管理方法、及び安否確認管理プログラム Download PDFInfo
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Description
この種の作業をもっと広く解釈すると、従来の連絡・監視装置として、特許文献1の「連絡業務支援システム」において、管理所側に連絡業務支援装置と音声応答システムを備えて、作業現場にPHS(登録商標)電話機等の形態電話機を持つ作業者と電話連絡をするシステムが示されている。連絡業務支援装置はパソコンによる音声応答シーケンス制御を含む連絡ソフトウェアを持ち、受信が自動制御されている。更に作業者から連絡する入退場データがない場合は、当該作業者の形態電話を呼び出して、応答確認を自動発信している。
しかし作業者側で応答ができない原因が発生しても、迅速な対応方法を述べていないので、応援とかフォローができない。つまり作業者の安否に関する管理に関しては、何も開示がない。
しかしこの例でも、保守技術者が自身の応答が出来ない不測の事故等が発生した等の、作業者安否を確認することは、何も開示がない。
上記携帯端末からの入力を上記動静情報データベースに記憶制御し、かつ上記携帯端末から所定の期間内に無応答が続くと、動静問い合わせ確認送信を行い、
上記動静問い合わせ送信に対する無応答が所定回続くと、上記動静データベースを参照して、近隣場所にある携帯端末に対して支援指示を送信する、安否動静管理部、とを備えた。
本発明の主旨は、現場作業者の安否の動静を確認して管理するために、現場作業者はGPS(位置情報)機能付きの携帯電話を含む携帯端末を持ち、この携帯端末から現場作業者の動静情報を定期的に入力する。管理側の安否動静管理サーバはこの動静入力を受けて動静情報データベースの最新位置と作業情報を更新する。そして所定の監視間隔で安全管理動作をスタートさせて、各携帯端末に問合せ発信を行い、所定時間内に応答が無い携帯端末があれば、近隣場所に居る他の作業者等の携帯端末に支援を指示することで安全管理を行う、ようにしたことである。
図1は上記の主旨に基づく本実施の形態における安否動静管理サーバとシステム構成を示す図である。また図2は、動静情報の更新動作を示すフロー図である。図3は、動静情報データベースが記憶する各作業者毎の最新の動静例を示す図である。更に図4は、安否動静管理サーバと現場作業者側の携帯端末との通信シーケンスを示す図であり、図5は安否動静管理サーバの安否管理動作を示すフロー図である。
また現場作業者が持つGPS(位置情報)機能付携帯端末3、3bは、各作業現場A,Bにあり、回線網を経由して安否動静管理サーバ1と通信を行う。携帯端末はGPS機能を持ち、安否動静管理サーバ1と通信を行う際に自身の位置データを同時に送信する機能を持つ。
図2において、安否動静管理サーバ1は、電源投入で安否動静情報の取得を開始する。そして動静入力検出ステップS11で絶えず携帯端末からの動静情報の入力を監視している。例えば作業現場Aにいる位置情報機能付携帯端末3からS12で、位置情報付動静情報が入力されると、安否動静管理部12は、動静入力検出ステップS11においてY(Yes)になり、S13で図3に示す、動静情報データベース14の該当する位置情報機能付携帯端末3を持つ社員IDの該当欄、例えば作業状態、開始時刻の実績、現在位置の欄の値を更新する。こうして携帯端末からは作業の区切り毎に例えばボタン押下により作業状態や時刻が入力される。
ここで安否動静管理部12は、作業開始実績の入力が無い場合は、出動前の移動中であると判定し、作業状態に移動中の1を記録する。また終了実績があって帰着実績が無い場合も移動中の1を記録する。開始実績時刻の記録があり、かつ終了実績が無い場合は作業中の2を記録する。また社内に留まっている場合は、作業状態を0と記録し、退社した場合は作業状態の記録を3とする。
従って上記データの取得動作により、安否動静管理サーバ1は、携帯端末からの動静入力を得て、動静情報データベース14には、常に社員毎の最新の動静情報が記憶されている。
また図4の最上段は、現場からの動静入力のシーケンスを示している。
図4の通信シーケンスと、図5の安否管理動作フローを用いてその動作を説明する。
安全監視の設定は、予めシステムで設定してスタートする。当日朝からの設定であれば、動静情報データベース14の社員ID毎のデータを、前日から引き続いて実施している人はそのままの値とし、それを除いて他の人のデータを初期化する。そして動静情報の入力を待つ。
図4で各位置情報機能付携帯端末3から動静情報の入力があると、これに基づいて動静情報データベース14の各欄の値が記録されて行く。
位置情報機能付携帯端末3は、問合せに対応して作業としては変化がなくても、S12の安否応答(動静入力)を返送する。このとき携帯端末の位置を表すGPS値も同時に送られ、この値は動静情報データベース14の現在位置が更新されて記憶される。
動静問い合わせステップS21を送信後、設定時間たっても応答問い合わせ確認ステップS22で無応答であった場合で、ステップS23においてシステムで決めた規定回数内の回数であれば更に、元のループに戻って再度、動静問い合わせS21を行う。こうすれば現場作業者からの報告忘れも催促できる。また必要に応じて同一所属の上長に同一メールを送信するようにしてもよい。
このように移動中でなくて、何度も現場の位置情報機能付携帯端末3に対して問合せを行ったにも関わらず応答が無いのは、現場で何かが発生したと考えられる。これらの場合にアラーム記録ステップS25でアラームとされた携帯端末に対して、近隣作業者検索ステップS26において、支援作業者の候補を検索する。この動作は、動静情報データベース14の現在位置欄をサーチして、応答が無かった携帯端末の現在位置に近い現在位置にいる、複数の社員IDを抽出することである。
更に支援指示ステップS27では、応答が無かった携帯端末を持つ社員IDと同一所属欄をサーチして、決められた役職、例えばKの人を抽出して、その人に対してアラーム情報を所定フォーマットで送信する。また役職がKのみでなく、他の作業責任者に対しても同時に送信するようにしてもよい。あるいは所属によるサーチでなく、他に欄を設けて、予め連絡者を定めておくようにしてもよい。
サーバ側からのポーリングにより、携帯端末が積極的に応答しなくとも、そのGPS値をサーバ側に送る、位置取得サービスが注目されている。図5における安否管理動作を示すフロー図において、移動中を示す右側のフローは、このサービスを利用した動作を示している。
十分に何度も問合せを行ったにも関わらず、規定回数問い合わせステップS23で安否を気遣う現場作業者の位置情報機能付携帯端末3から応答が無かった場合は、移動中かを確認するステップS24において、動静情報データベース14を参照する。開始実績時刻が記録されていないか、または終了実績時刻が記録されていて、かつ帰着実績時刻が記録されていない場合は、移動中と判定する。その場合は上記位置取得サービスを利用する。即ちS31で携帯端末にポーリングをかけて、位置取得サービスにより携帯端末の位置情報を取得する。そしてS32で動静情報データベース14の現在位置と比較して、位置更新がなされていなければ、不都合があるとして動静情報データベースのアラーム欄に記録する。
以降のアラーム処理は、実施の形態1と同様である。
上記実施の形態では、社員は単独で現場作業を行う場合を想定して説明した。ここでは複数の現場作業者が同一作業場所で作業している場合の安否管理を説明する。
本実施の形態においては、図5に示す動作フローにおいて、応答問い合わせ確認ステップS22を、その同一作業場所で作業している複数の社員IDの携帯端末全てから無応答であるとするAND条件で、無応答(N)とする。
この場合は規定回数問い合わせステップS23の回数を1回等、少なくする。即ち全員から応答が無いのは、現場で何かが起こっている可能性が強い。
上記各実施の形態では、安否動静管理サーバはハードウェアで構成されているとして説明した。しかし図2と図5で示す動作フローのステップをソフトウェアのプログラムで構成して、安否動静管理部と同等の機能を備え、携帯端末との間で図4のシーケンスを行う様にしてもよい。
また動静情報データベースは、汎用のメモリか外部メモリを使用して、それらに図3相当のデータを蓄積するようにしてもよい。
Claims (5)
- 携帯端末から入力される動静情報を更新して記憶する動静情報データベースと、
携帯端末からの動静情報の入力を監視するとともに、携帯端末から所定の期間にわたって動静情報の入力がない場合、動静情報の入力がない無入力携帯端末へ、上記無入力携帯端末の動静を問合せる動静問い合わせ送信を行い、
上記動静問い合わせ送信に対して上記無入力携帯端末から所定回続けて応答が無い場合、上記動静情報データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中であるか否かを判定し、
上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中でないと判定した場合、上記動静データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末の近隣場所にある携帯端末に対して上記無入力携帯端末を使用する作業者を支援する支援指示を送信する、安否動静管理部、とを備え、
動静情報データベースは、携帯端末から取得した位置情報を記憶する現在位置欄を有し、
安否動静管理部は、上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中であると動静情報により判定した場合、上記無入力携帯端末から現在位置を示す位置情報を取得し、上記現在位置欄に既に記憶した上記無入力携帯端末の位置情報と取得した位置情報とを比較して、位置情報が更新されているか否かを判定し、
位置情報が更新されていないと判定した場合、上記動静データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末を使用する作業者の近隣場所にある携帯端末に対して支援指示を送信する
たことを特徴とする安否動静管理サーバ。 - 動静情報データベースは、作業の開始時刻と終了時刻とをそれぞれ記憶する開始時刻欄と終了時刻欄とを有し、
安否動静管理部は、上記開始時刻欄と終了時刻欄を参照して、上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中か否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の安否動静管理サーバ。 - 安否動静管理部は、近隣場所にある携帯端末に対する支援指示を送信するに際しては、所定の優先順位で携帯端末を選択し抽出して、抽出した携帯端末に対して順に支援指示を送信することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の安否動静管理サーバ。
- 動静情報データベースが、携帯端末から入力される動静入力を更新して記憶するステップと、
プロセッサが、携帯端末からの動静情報の入力を監視するとともに、通信部が、携帯端末から所定の期間にわたって動静情報の入力がない場合、動静情報の入力がない無入力携帯端末へ、上記無入力携帯端末の動静を問合せる動静問い合わせ送信を行うステップと、
プロセッサが、上記動静問い合わせ送信に対して上記携帯端末から所定回続けて応答が無い場合、上記動静情報データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中であるか否かを判定するステップと、
通信部が、上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中でないと判定した場合、上記動静データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末の近隣場所にある携帯端末に対して上記無入力携帯端末を使用する作業者を支援する支援指示を送信するステップと、
動静情報データベースが、携帯端末から取得した位置情報を現在位置欄に記憶するステップと、
プロセッサが、上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中であると動静情報により判定した場合、上記無入力携帯端末から現在位置を示す位置情報を取得し、上記現在位置欄に既に記憶した上記無入力携帯端末の位置情報と取得した位置情報とを比較して、位置情報が更新されているか否かを判定するステップと、
通信部が、位置情報が更新されていないと判定した場合、上記動静データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末を使用する作業者の近隣場所にある携帯端末に対して支援指示を送信するステップと
を備えたことを特徴とする安否動静管理方法。 - 携帯端末から入力された動静入力を動静情報データベースに記憶するステップと、
携帯端末からの動静情報の入力を監視するとともに、携帯端末から所定の期間にわたって動静情報の入力がない場合、動静情報の入力がない無入力携帯端末へ、上記無入力携帯端末の動静を問合せる動静問い合わせ送信を行うステップと、
上記動静問い合わせ送信に対して上記無入力携帯端末から所定回続けて応答が無い場合、上記動静情報データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中であるか否かを判定するステップと、
上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中でないと判定した場合、上記動静データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末の近隣場所にある携帯端末に対して上記無入力携帯端末を使用する作業者を支援する支援指示を送信するステップと、
携帯端末から取得した位置情報を動静情報データベースの現在位置欄に記憶するするステップと、
上記無入力携帯端末を使用する作業者が移動中であると動静情報により判定した場合、上記無入力携帯端末から現在位置を示す位置情報を取得し、上記現在位置欄に既に記憶した上記無入力携帯端末の位置情報と取得した位置情報とを比較して、位置情報が更新されているか否かを判定するステップと、
位置情報が更新されていないと判定した場合、上記動静データベースの動静情報を参照して、上記無入力携帯端末を使用する作業者の近隣場所にある携帯端末に対して支援指示を送信するステップと
を計算機に実行させることを特徴とする安否動静管理プログラム。
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