JPWO2021026021A5 - - Google Patents
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Description
本明細書に記載の様々な実施形態の特性の1つ、一部またはすべてを組み合わせて本開示の他の実施形態を形成することができることは理解されよう。本開示のこれらのおよび他の態様は、当業者に明らかになる。本開示のこれらのおよび他の実施形態は、後続の詳細な説明によってさらに説明される。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を、それを必要とする個体に投与するための方法であって、
前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与するステップ、および
前記副腎皮質ステロイド薬を投与するステップの少なくとも6時間後に前記個体に前記組成物の第1の用量を投与するステップ
を含む、方法。
(項目2)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を、それを必要とする個体に投与するための方法であって、
前記個体に前記組成物の第1の用量を投与するステップを含み、
副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、方法。
(項目3)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を、それを必要とする個体に投与するための方法であって、前記個体に前記組成物の第1の用量を投与するステップを含み、前記組成物の前記第1の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、方法。
(項目4)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与するステップをさらに含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも12時間前に投与される、項目1、2および4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第1の用量の投与前24時間以内に投与される、項目1、2、4および5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、またはプレドニゾロンである、項目1、2、および4から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
80mgのまたは0.5mg/kgより多くのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、項目7に記載の方法。
(項目9)
80mgのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも12時間前かつ投与前24時間未満に投与される、項目7に記載の方法。
(項目10)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体により自己投与される、項目1、2、および4から9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に経口投与される、項目1、2、および4から10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記組成物の前記第1の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目13)
前記第1の用量の総体積の50%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目3から12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記第1の用量の総体積の30%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第1の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間1mL/時、15分間5mL/時、30分間10mL/時、30分間15mL/時、30分間25mL/時、30分間30mL/時、30分間35mL/時、および62分間40mL/時に従って投与される、項目13または14に記載の方法。
(項目16)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において0.1mg/kg~10mg/kgの間で投与される、項目1から15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において約1mg/kg~約3mg/kgの間で投与される、項目16に記載の方法。
(項目18)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において1mg/kgまたは3mg/kgで投与される、項目16に記載の方法。
(項目19)
前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与が、少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与を伴わない前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)のリスクを低減させる、項目1、2、および4から18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与が、少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与を伴わない前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)の重症度を低減させる、項目1、2、および4から18のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
約4時間にわたっての静脈内注入による前記組成物の前記第1の用量の投与が、約4時間未満である期間にわたっての静脈内注入による前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)のリスクを低減させる、項目3から20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
約4時間にわたっての静脈内注入による前記組成物の前記第1の用量の投与が、約4時間未満である期間にわたっての静脈内注入による前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)の重症度を低減させる、項目3から21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目1から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記第1の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、またはプレドニゾロンである、項目23に記載の方法。
(項目25)
80mgのまたは0.5mg/kgより多くのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目23または24に記載の方法。
(項目26)
前記第1の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、メチルプレドニゾロンである、項目24に記載の方法。
(項目27)
100mgのメチルプレドニゾロンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目23または26に記載の方法。
(項目28)
抗ヒスタミン薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目1から27のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記抗ヒスタミン薬が、セチリジンである、項目28に記載の方法。
(項目30)
10mgのセチリジンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目29に記載の方法。
(項目31)
10mgのセチリジンが、前記個体に前記第1の用量の投与の40分~180分前に投与される、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記抗ヒスタミン薬が、前記個体に経口投与される、項目28から31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に解熱薬または非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を投与するステップをさらに含む、項目1から32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記解熱薬が、アセトアミノフェンである、項目33に記載の方法。
(項目35)
975~1000mgのアセトアミノフェンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目34に記載の方法。
(項目36)
975~1000mgのアセトアミノフェンが、前記個体に前記第1の用量の投与の180分前以降かつ40分前以前に投与される、項目34に記載の方法。
(項目37)
前記解熱薬またはNSAIDが、前記個体に経口投与される、項目33から36のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記個体に、ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物の第2の用量を投与するステップをさらに含み、前記第2の用量が、前記個体に前記第1の用量の約28日または約4週間後に投与される、項目1から37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記第2の用量が、前記第2の用量の投与の6~24時間前に前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与することなく、前記個体に投与される、項目38に記載の方法。
(項目40)
副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第2の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、項目38に記載の方法。
(項目41)
前記組成物の前記第2の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、項目38から40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記第2の用量の総体積の50%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記第2の用量の総体積の30%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記第2の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間1mL/時、15分間5mL/時、30分間10mL/時、30分間15mL/時、30分間25mL/時、30分間30mL/時、30分間35mL/時、および62分間40mL/時に従って投与される、項目42または43に記載の方法。
(項目45)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第2の用量において0.1mg/kg~10mg/kgの間で投与される、項目38から44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第2の用量において約1mg/kg~約3mg/kgの間で投与される、項目45に記載の方法。
(項目47)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第2の用量において1mg/kgまたは3mg/kgで投与される、項目45に記載の方法。
(項目48)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において1mg/kgでおよび前記第2の用量において3mg/kgで投与される、項目46または47に記載の方法。
(項目49)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目38から48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
前記第2の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、またはプレドニゾロンである、項目49に記載の方法。
(項目51)
100mgのメチルプレドニゾロンが、前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目49または50に記載の方法。
(項目52)
抗ヒスタミン薬を前記個体に、前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目38から51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記抗ヒスタミン薬が、セチリジンである、項目52に記載の方法。
(項目54)
10mgのセチリジンが、前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記抗ヒスタミン薬が、前記個体に経口投与される、項目52から54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に解熱薬または非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を投与するステップをさらに含む、項目38から55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
前記解熱薬が、アセトアミノフェンである、項目56に記載の方法。
(項目58)
975~1000mgのアセトアミノフェンが、前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記解熱薬またはNSAIDが、前記個体に経口投与される、項目56から58のいずれか一項に記載の方法。
(項目60)
前記個体に、ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物の第3の用量を投与するステップをさらに含み、前記第3の用量が、前記個体に前記第2の用量の約28日または約4週間後に投与される、項目38から59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
前記第3の用量が、前記第3の用量の投与の6~24時間前に前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与することなく、前記個体に投与される、項目60に記載の方法。
(項目62)
副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第3の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、項目60に記載の方法。
(項目63)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約2時間~約4時間にわたって投与される、項目60から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約2時間にわたって投与される、項目63に記載の方法。
(項目65)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:30分間10mL/時、15分間25mL/時、15分間40mL/時、15分間55mL/時、15分間70mL/時、15分間85mL/時、および16分間100mL/時に従って投与される、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約3時間にわたって投与される、項目63に記載の方法。
(項目67)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:30分間2mL/時、30分間10mL/時、30分間20mL/時、30分間40mL/時、および64分間60mL/時に従って投与される、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、項目63に記載の方法。
(項目69)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間1mL/時、15分間5mL/時、30分間10mL/時、30分間15mL/時、30分間25mL/時、30分間30mL/時、30分間35mL/時、および62分間40mL/時に従って投与される、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約1時間にわたって投与される、項目60から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目71)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間24mL/時、および45分間125.3mL/時に従って投与される、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記個体に前記組成物の第1の用量を1日目に投与するステップであって、前記組成物の前記第1の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、ステップ;
前記個体に前記組成物の第2の用量を29日目に投与するステップであって、前記組成物の前記第2の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、ステップ;および
前記個体に前記組成物の第3の用量を57日目に投与するステップであって、前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約1時間~約4時間にわたって投与されるステップ
を含む、項目1から60のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与するステップをさらに含む、項目72に記載の方法。
(項目74)
前記個体が、活性化好酸球の増加、Siglec-8を発現する肥満細胞の活性増大、好酸球および/もしくは肥満細胞の増加、または好酸球および/もしくは肥満細胞の活性化増加のうちの1つもしくは複数によって特徴付けられる疾患または障害を有するか、またはそのような疾患もしくは障害であると診断された、項目1から73のいずれか一項に記載の方法。
(項目75)
前記個体が、喘息を合併した慢性鼻副鼻腔炎、アスピリンによって悪化した呼吸器疾患、副鼻腔疾患を伴う成人発症の非アトピー型喘息、慢性閉塞性肺疾患、線維性疾患、前線維性疾患、進行全身性肥満細胞症、無痛性全身性肥満細胞症(ISM)、炎症性腸疾患(IBD)、好酸球性食道炎(EOE)、好酸球性胃炎(EG)、好酸球性胃腸炎(EGE)、好酸球性大腸炎(EOC)、好酸球性十二指腸炎、肥満細胞胃炎または肥満細胞胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う胃炎もしくは胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う過敏性腸症候群、機能性胃腸疾患、アレルギー性結膜炎、巨大乳頭性結膜炎、慢性じんま疹、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性喘息、好酸球性表現型もしくは肥満細胞表現型を有する喘息、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、セリアック病、胃不全麻痺、好酸球増多症候群、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、肥満細胞活性化症候群/障害、および好酸球性筋膜炎からなる群より選択される疾患もしくは障害を有するか、またはそのような疾患もしくは障害であると診断された、項目1から73のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
喘息を合併した慢性鼻副鼻腔炎、アスピリンによって悪化した呼吸器疾患、副鼻腔疾患を伴う成人発症の非アトピー型喘息、慢性閉塞性肺疾患、線維性疾患、前線維性疾患、進行全身性肥満細胞症、無痛性全身性肥満細胞症(ISM)、炎症性腸疾患(IBD)、好酸球性食道炎(EOE)、好酸球性胃炎(EG)、好酸球性胃腸炎(EGE)、好酸球性大腸炎(EOC)、好酸球性十二指腸炎、肥満細胞胃炎もしくは肥満細胞胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う胃炎もしくは胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う過敏性腸症候群、機能性胃腸疾患、アレルギー性結膜炎、巨大乳頭性結膜炎、慢性じんま疹、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性喘息、好酸球性表現型もしくは肥満細胞表現型を有する喘息、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、セリアック病、胃不全麻痺、好酸球増多症候群、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、肥満細胞活性化症候群/障害、および好酸球性筋膜炎からなる群より選択される疾患もしくは障害を有するかまたはそのような疾患もしくは障害であると診断された個体を処置するために使用される、項目1から73のいずれか一項に記載の方法。
(項目77)
前記抗体が、Fc領域と、前記Fc領域に連結されたN-グリコシド結合型炭水化物鎖とを含み、前記組成物中の前記抗体の前記N-グリコシド結合型炭水化物鎖の50%未満が、フコース残基を含有する、項目1から76のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記組成物中の前記抗体の前記N-グリコシド結合型炭水化物鎖の実質的にいずれも、フコース残基を含有しない、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記抗体が、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域が、(i)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む、および/または前記軽鎖可変領域が、(i)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
前記抗体が、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域が、(i)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号67~70から選択されるアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む、および/または前記軽鎖可変領域が、(i)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号71のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記抗体が、配列番号6のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号16もしくは21から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
前記抗体が、配列番号87のアミノ酸配列を含む重鎖、および/または配列番号76のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記抗体が、配列番号87のアミノ酸配列を含む重鎖、および/または配列番号77のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目84)
前記抗体が、配列番号11~14から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号23~24から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目85)
前記抗体が、配列番号2~14から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号16~24から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
前記抗体が、配列番号2~10から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号16~22から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
前記抗体が、
(a)
(1)配列番号26~29から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR1と、
(2)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、
(3)配列番号31~36から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR2と、
(4)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、
(5)配列番号38~43から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR3と、
(6)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、
(7)配列番号45~46から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR4と
を含む重鎖可変領域、および/または
(b)
(1)配列番号48~49から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR1と、
(2)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、
(3)配列番号51~53から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR2と、
(4)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、
(5)配列番号55~58から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR3と、
(6)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、
(7)配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4と
を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目88)
前記抗体が、
(a)
(1)配列番号26のアミノ酸配列を含むHC-FR1と、
(2)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、
(3)配列番号34のアミノ酸配列を含むHC-FR2と、
(4)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、
(5)配列番号38のアミノ酸配列を含むHC-FR3と、
(6)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、
(7)配列番号45のアミノ酸配列を含むHC-FR4と
を含む重鎖可変領域、および/または
(b)
(1)配列番号48のアミノ酸配列を含むLC-FR1と、
(2)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、
(3)配列番号51のアミノ酸配列を含むLC-FR2と、
(4)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、
(5)配列番号55のアミノ酸配列を含むLC-FR3と、
(6)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、
(7)配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4と
を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目89)
前記抗体が、
(a)
(1)配列番号26のアミノ酸配列を含むHC-FR1と、
(2)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、
(3)配列番号34のアミノ酸配列を含むHC-FR2と、
(4)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、
(5)配列番号38のアミノ酸配列を含むHC-FR3と、
(6)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、
(7)配列番号45のアミノ酸配列を含むHC-FR4と
を含む重鎖可変領域、および/または
(b)
(1)配列番号48のアミノ酸配列を含むLC-FR1と、
(2)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、
(3)配列番号51のアミノ酸配列を含むLC-FR2と、
(4)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、
(5)配列番号58のアミノ酸配列を含むLC-FR3と、
(6)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、
(7)配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4と
を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
前記抗体が、
(i)配列番号88のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号91のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号94のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む重鎖可変領域;および/もしくは(i)配列番号97のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号100のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号103のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む軽鎖可変領域;
(i)配列番号89のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号92のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号95のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む重鎖可変領域;および/もしくは(i)配列番号98のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号101のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号104のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む軽鎖可変領域;または
(i)配列番号90のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号93のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号96のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む重鎖可変領域;および/もしくは(i)配列番号99のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号102のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号105のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目91)
前記抗体が、
配列番号106のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および/もしくは配列番号109のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
配列番号107のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および/もしくは配列番号110のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
配列番号108のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および/もしくは配列番号111のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目92)
前記抗体が、ヒト抗体、ヒト化抗体、またはキメラ抗体である、項目79から91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記抗体が、血中好酸球を枯渇させ、肥満細胞活性化を阻害する、項目79から92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
前記抗体が、ヒトIgG Fc領域を含む重鎖Fc領域を含む、項目79から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記ヒトIgG Fc領域が、ヒトIgG1 Fc領域を含む、項目94に記載の方法。
(項目96)
前記ヒトIgG1 Fc領域が、フコシル化されていない、項目95に記載の方法。
(項目97)
前記ヒトIgG Fc領域が、ヒトIgG4 Fc領域を含む、項目94に記載の方法。
(項目98)
前記ヒトIgG4 Fc領域が、アミノ酸置換S228Pを含み、アミノ酸残基が、KabatにみられるEUインデックスに従って番号付けされている、項目97に記載の方法。
(項目99)
前記抗体が、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)活性を向上させるように操作された、項目79から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目100)
前記抗体が、前記Fc領域に、ADCC活性を向上させる少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、項目99に記載の方法。
(項目101)
前記抗体の前記重鎖の少なくとも1つまたは2つが、フコシル化されていない、項目79から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目102)
前記抗体が、モノクローナル抗体である、項目1から101のいずれか一項に記載の方法。
(項目103)
前記個体が、ヒトである、項目1から102のいずれか一項に記載の方法。
(項目104)
前記組成物が、前記抗体および薬学的に許容される担体を含む、項目1から103のいずれか一項に記載の方法。
(項目105)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を含む医薬と、項目1から104のいずれか一項にしたがって、それを必要とする個体における前記医薬の投与のための指示を含む添付文書とを含むキット。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を、それを必要とする個体に投与するための方法であって、
前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与するステップ、および
前記副腎皮質ステロイド薬を投与するステップの少なくとも6時間後に前記個体に前記組成物の第1の用量を投与するステップ
を含む、方法。
(項目2)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を、それを必要とする個体に投与するための方法であって、
前記個体に前記組成物の第1の用量を投与するステップを含み、
副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、方法。
(項目3)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を、それを必要とする個体に投与するための方法であって、前記個体に前記組成物の第1の用量を投与するステップを含み、前記組成物の前記第1の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、方法。
(項目4)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与するステップをさらに含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも12時間前に投与される、項目1、2および4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第1の用量の投与前24時間以内に投与される、項目1、2、4および5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、またはプレドニゾロンである、項目1、2、および4から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
80mgのまたは0.5mg/kgより多くのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、項目7に記載の方法。
(項目9)
80mgのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも12時間前かつ投与前24時間未満に投与される、項目7に記載の方法。
(項目10)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体により自己投与される、項目1、2、および4から9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に経口投与される、項目1、2、および4から10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記組成物の前記第1の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目13)
前記第1の用量の総体積の50%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目3から12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記第1の用量の総体積の30%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第1の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間1mL/時、15分間5mL/時、30分間10mL/時、30分間15mL/時、30分間25mL/時、30分間30mL/時、30分間35mL/時、および62分間40mL/時に従って投与される、項目13または14に記載の方法。
(項目16)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において0.1mg/kg~10mg/kgの間で投与される、項目1から15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において約1mg/kg~約3mg/kgの間で投与される、項目16に記載の方法。
(項目18)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において1mg/kgまたは3mg/kgで投与される、項目16に記載の方法。
(項目19)
前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与が、少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与を伴わない前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)のリスクを低減させる、項目1、2、および4から18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与が、少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与を伴わない前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)の重症度を低減させる、項目1、2、および4から18のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
約4時間にわたっての静脈内注入による前記組成物の前記第1の用量の投与が、約4時間未満である期間にわたっての静脈内注入による前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)のリスクを低減させる、項目3から20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
約4時間にわたっての静脈内注入による前記組成物の前記第1の用量の投与が、約4時間未満である期間にわたっての静脈内注入による前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)の重症度を低減させる、項目3から21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目1から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記第1の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、またはプレドニゾロンである、項目23に記載の方法。
(項目25)
80mgのまたは0.5mg/kgより多くのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目23または24に記載の方法。
(項目26)
前記第1の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、メチルプレドニゾロンである、項目24に記載の方法。
(項目27)
100mgのメチルプレドニゾロンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目23または26に記載の方法。
(項目28)
抗ヒスタミン薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目1から27のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記抗ヒスタミン薬が、セチリジンである、項目28に記載の方法。
(項目30)
10mgのセチリジンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目29に記載の方法。
(項目31)
10mgのセチリジンが、前記個体に前記第1の用量の投与の40分~180分前に投与される、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記抗ヒスタミン薬が、前記個体に経口投与される、項目28から31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に解熱薬または非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を投与するステップをさらに含む、項目1から32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記解熱薬が、アセトアミノフェンである、項目33に記載の方法。
(項目35)
975~1000mgのアセトアミノフェンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目34に記載の方法。
(項目36)
975~1000mgのアセトアミノフェンが、前記個体に前記第1の用量の投与の180分前以降かつ40分前以前に投与される、項目34に記載の方法。
(項目37)
前記解熱薬またはNSAIDが、前記個体に経口投与される、項目33から36のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記個体に、ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物の第2の用量を投与するステップをさらに含み、前記第2の用量が、前記個体に前記第1の用量の約28日または約4週間後に投与される、項目1から37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記第2の用量が、前記第2の用量の投与の6~24時間前に前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与することなく、前記個体に投与される、項目38に記載の方法。
(項目40)
副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第2の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、項目38に記載の方法。
(項目41)
前記組成物の前記第2の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、項目38から40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記第2の用量の総体積の50%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記第2の用量の総体積の30%未満が、前記個体に前記注入の最初の2時間で投与される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記第2の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間1mL/時、15分間5mL/時、30分間10mL/時、30分間15mL/時、30分間25mL/時、30分間30mL/時、30分間35mL/時、および62分間40mL/時に従って投与される、項目42または43に記載の方法。
(項目45)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第2の用量において0.1mg/kg~10mg/kgの間で投与される、項目38から44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第2の用量において約1mg/kg~約3mg/kgの間で投与される、項目45に記載の方法。
(項目47)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第2の用量において1mg/kgまたは3mg/kgで投与される、項目45に記載の方法。
(項目48)
ヒトSiglec-8に結合する前記抗体が、前記個体に前記第1の用量において1mg/kgでおよび前記第2の用量において3mg/kgで投与される、項目46または47に記載の方法。
(項目49)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目38から48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
前記第2の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、またはプレドニゾロンである、項目49に記載の方法。
(項目51)
100mgのメチルプレドニゾロンが、前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目49または50に記載の方法。
(項目52)
抗ヒスタミン薬を前記個体に、前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与するステップをさらに含む、項目38から51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記抗ヒスタミン薬が、セチリジンである、項目52に記載の方法。
(項目54)
10mgのセチリジンが、前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記抗ヒスタミン薬が、前記個体に経口投与される、項目52から54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に解熱薬または非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を投与するステップをさらに含む、項目38から55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
前記解熱薬が、アセトアミノフェンである、項目56に記載の方法。
(項目58)
975~1000mgのアセトアミノフェンが、前記個体に前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与される、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記解熱薬またはNSAIDが、前記個体に経口投与される、項目56から58のいずれか一項に記載の方法。
(項目60)
前記個体に、ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物の第3の用量を投与するステップをさらに含み、前記第3の用量が、前記個体に前記第2の用量の約28日または約4週間後に投与される、項目38から59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
前記第3の用量が、前記第3の用量の投与の6~24時間前に前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与することなく、前記個体に投与される、項目60に記載の方法。
(項目62)
副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第3の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、項目60に記載の方法。
(項目63)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約2時間~約4時間にわたって投与される、項目60から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約2時間にわたって投与される、項目63に記載の方法。
(項目65)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:30分間10mL/時、15分間25mL/時、15分間40mL/時、15分間55mL/時、15分間70mL/時、15分間85mL/時、および16分間100mL/時に従って投与される、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約3時間にわたって投与される、項目63に記載の方法。
(項目67)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:30分間2mL/時、30分間10mL/時、30分間20mL/時、30分間40mL/時、および64分間60mL/時に従って投与される、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、項目63に記載の方法。
(項目69)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間1mL/時、15分間5mL/時、30分間10mL/時、30分間15mL/時、30分間25mL/時、30分間30mL/時、30分間35mL/時、および62分間40mL/時に従って投与される、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約1時間にわたって投与される、項目60から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目71)
前記第3の用量が、前記個体に、静脈内注入により、時系列で、以下のスケジュール:15分間24mL/時、および45分間125.3mL/時に従って投与される、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記個体に前記組成物の第1の用量を1日目に投与するステップであって、前記組成物の前記第1の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、ステップ;
前記個体に前記組成物の第2の用量を29日目に投与するステップであって、前記組成物の前記第2の用量が、前記個体に静脈内注入により約4時間にわたって投与される、ステップ;および
前記個体に前記組成物の第3の用量を57日目に投与するステップであって、前記組成物の前記第3の用量が、前記個体に静脈内注入により約1時間~約4時間にわたって投与されるステップ
を含む、項目1から60のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
副腎皮質ステロイド薬を前記個体に、前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与するステップをさらに含む、項目72に記載の方法。
(項目74)
前記個体が、活性化好酸球の増加、Siglec-8を発現する肥満細胞の活性増大、好酸球および/もしくは肥満細胞の増加、または好酸球および/もしくは肥満細胞の活性化増加のうちの1つもしくは複数によって特徴付けられる疾患または障害を有するか、またはそのような疾患もしくは障害であると診断された、項目1から73のいずれか一項に記載の方法。
(項目75)
前記個体が、喘息を合併した慢性鼻副鼻腔炎、アスピリンによって悪化した呼吸器疾患、副鼻腔疾患を伴う成人発症の非アトピー型喘息、慢性閉塞性肺疾患、線維性疾患、前線維性疾患、進行全身性肥満細胞症、無痛性全身性肥満細胞症(ISM)、炎症性腸疾患(IBD)、好酸球性食道炎(EOE)、好酸球性胃炎(EG)、好酸球性胃腸炎(EGE)、好酸球性大腸炎(EOC)、好酸球性十二指腸炎、肥満細胞胃炎または肥満細胞胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う胃炎もしくは胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う過敏性腸症候群、機能性胃腸疾患、アレルギー性結膜炎、巨大乳頭性結膜炎、慢性じんま疹、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性喘息、好酸球性表現型もしくは肥満細胞表現型を有する喘息、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、セリアック病、胃不全麻痺、好酸球増多症候群、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、肥満細胞活性化症候群/障害、および好酸球性筋膜炎からなる群より選択される疾患もしくは障害を有するか、またはそのような疾患もしくは障害であると診断された、項目1から73のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
喘息を合併した慢性鼻副鼻腔炎、アスピリンによって悪化した呼吸器疾患、副鼻腔疾患を伴う成人発症の非アトピー型喘息、慢性閉塞性肺疾患、線維性疾患、前線維性疾患、進行全身性肥満細胞症、無痛性全身性肥満細胞症(ISM)、炎症性腸疾患(IBD)、好酸球性食道炎(EOE)、好酸球性胃炎(EG)、好酸球性胃腸炎(EGE)、好酸球性大腸炎(EOC)、好酸球性十二指腸炎、肥満細胞胃炎もしくは肥満細胞胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う胃炎もしくは胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う過敏性腸症候群、機能性胃腸疾患、アレルギー性結膜炎、巨大乳頭性結膜炎、慢性じんま疹、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性喘息、好酸球性表現型もしくは肥満細胞表現型を有する喘息、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、セリアック病、胃不全麻痺、好酸球増多症候群、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、肥満細胞活性化症候群/障害、および好酸球性筋膜炎からなる群より選択される疾患もしくは障害を有するかまたはそのような疾患もしくは障害であると診断された個体を処置するために使用される、項目1から73のいずれか一項に記載の方法。
(項目77)
前記抗体が、Fc領域と、前記Fc領域に連結されたN-グリコシド結合型炭水化物鎖とを含み、前記組成物中の前記抗体の前記N-グリコシド結合型炭水化物鎖の50%未満が、フコース残基を含有する、項目1から76のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記組成物中の前記抗体の前記N-グリコシド結合型炭水化物鎖の実質的にいずれも、フコース残基を含有しない、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記抗体が、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域が、(i)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む、および/または前記軽鎖可変領域が、(i)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
前記抗体が、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域が、(i)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号67~70から選択されるアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む、および/または前記軽鎖可変領域が、(i)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号71のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記抗体が、配列番号6のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号16もしくは21から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
前記抗体が、配列番号87のアミノ酸配列を含む重鎖、および/または配列番号76のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記抗体が、配列番号87のアミノ酸配列を含む重鎖、および/または配列番号77のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目84)
前記抗体が、配列番号11~14から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号23~24から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目85)
前記抗体が、配列番号2~14から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号16~24から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
前記抗体が、配列番号2~10から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号16~22から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
前記抗体が、
(a)
(1)配列番号26~29から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR1と、
(2)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、
(3)配列番号31~36から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR2と、
(4)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、
(5)配列番号38~43から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR3と、
(6)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、
(7)配列番号45~46から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR4と
を含む重鎖可変領域、および/または
(b)
(1)配列番号48~49から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR1と、
(2)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、
(3)配列番号51~53から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR2と、
(4)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、
(5)配列番号55~58から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR3と、
(6)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、
(7)配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4と
を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目88)
前記抗体が、
(a)
(1)配列番号26のアミノ酸配列を含むHC-FR1と、
(2)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、
(3)配列番号34のアミノ酸配列を含むHC-FR2と、
(4)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、
(5)配列番号38のアミノ酸配列を含むHC-FR3と、
(6)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、
(7)配列番号45のアミノ酸配列を含むHC-FR4と
を含む重鎖可変領域、および/または
(b)
(1)配列番号48のアミノ酸配列を含むLC-FR1と、
(2)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、
(3)配列番号51のアミノ酸配列を含むLC-FR2と、
(4)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、
(5)配列番号55のアミノ酸配列を含むLC-FR3と、
(6)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、
(7)配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4と
を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目89)
前記抗体が、
(a)
(1)配列番号26のアミノ酸配列を含むHC-FR1と、
(2)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、
(3)配列番号34のアミノ酸配列を含むHC-FR2と、
(4)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、
(5)配列番号38のアミノ酸配列を含むHC-FR3と、
(6)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、
(7)配列番号45のアミノ酸配列を含むHC-FR4と
を含む重鎖可変領域、および/または
(b)
(1)配列番号48のアミノ酸配列を含むLC-FR1と、
(2)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、
(3)配列番号51のアミノ酸配列を含むLC-FR2と、
(4)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、
(5)配列番号58のアミノ酸配列を含むLC-FR3と、
(6)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、
(7)配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4と
を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
前記抗体が、
(i)配列番号88のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号91のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号94のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む重鎖可変領域;および/もしくは(i)配列番号97のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号100のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号103のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む軽鎖可変領域;
(i)配列番号89のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号92のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号95のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む重鎖可変領域;および/もしくは(i)配列番号98のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号101のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号104のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む軽鎖可変領域;または
(i)配列番号90のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号93のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号96のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含む重鎖可変領域;および/もしくは(i)配列番号99のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号102のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号105のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目91)
前記抗体が、
配列番号106のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および/もしくは配列番号109のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
配列番号107のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および/もしくは配列番号110のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
配列番号108のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および/もしくは配列番号111のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、項目1から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目92)
前記抗体が、ヒト抗体、ヒト化抗体、またはキメラ抗体である、項目79から91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記抗体が、血中好酸球を枯渇させ、肥満細胞活性化を阻害する、項目79から92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
前記抗体が、ヒトIgG Fc領域を含む重鎖Fc領域を含む、項目79から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記ヒトIgG Fc領域が、ヒトIgG1 Fc領域を含む、項目94に記載の方法。
(項目96)
前記ヒトIgG1 Fc領域が、フコシル化されていない、項目95に記載の方法。
(項目97)
前記ヒトIgG Fc領域が、ヒトIgG4 Fc領域を含む、項目94に記載の方法。
(項目98)
前記ヒトIgG4 Fc領域が、アミノ酸置換S228Pを含み、アミノ酸残基が、KabatにみられるEUインデックスに従って番号付けされている、項目97に記載の方法。
(項目99)
前記抗体が、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)活性を向上させるように操作された、項目79から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目100)
前記抗体が、前記Fc領域に、ADCC活性を向上させる少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、項目99に記載の方法。
(項目101)
前記抗体の前記重鎖の少なくとも1つまたは2つが、フコシル化されていない、項目79から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目102)
前記抗体が、モノクローナル抗体である、項目1から101のいずれか一項に記載の方法。
(項目103)
前記個体が、ヒトである、項目1から102のいずれか一項に記載の方法。
(項目104)
前記組成物が、前記抗体および薬学的に許容される担体を含む、項目1から103のいずれか一項に記載の方法。
(項目105)
ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物を含む医薬と、項目1から104のいずれか一項にしたがって、それを必要とする個体における前記医薬の投与のための指示を含む添付文書とを含むキット。
Claims (19)
- 投与を必要とする個体に投与するための方法における使用のための、ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物であって、前記方法は、前記個体に前記組成物の第1の用量を投与するステップを含み、副腎皮質ステロイド薬が前記個体に、前記組成物の前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与され、必要に応じて、前記個体がヒトである、組成物。
- 前記副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも12時間前および/または前記第1の用量の投与前24時間以内に投与される、請求項1に記載の使用のための組成物。
- 前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、またはプレドニゾロンであり、必要に応じて、80mgのまたは0.5mg/kgより多くのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、または80mgのまたは0.5mg/kgより多くのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、請求項1から2のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記第1の用量が、0.1mg/kg~10mg/kgの間、約1mg/kg~約3mg/kgの間、1mg/kgまたは3mg/kgのヒトSiglec-8に結合する前記抗体を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記第1の用量の投与の少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与が、少なくとも6時間前の前記副腎皮質ステロイド薬の投与を伴わない前記第1の用量の投与と比較して、前記個体における注入に伴う反応(IRR)のリスクまたは重症度を低減させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 副腎皮質ステロイド薬が前記個体に、前記第1の用量の投与の1~2時間前にさらに投与され、必要に応じて、
(a)前記第1の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、もしくはプレドニゾロンである;
(b)80mgのもしくは0.5mg/kgより多くのプレドニゾンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される;
(c)前記第1の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、メチルプレドニゾロンである;または
(d)100mgのメチルプレドニゾロンが、前記個体に前記第1の用量の投与の1~2時間前に投与される、
請求項1から5のいずれか一項に記載の使用のための組成物。 - 抗ヒスタミン薬および/または解熱薬もしくは非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)が前記個体に、前記第1の用量の投与の1~2時間前にさらに投与され、必要に応じて、前記抗ヒスタミン薬が、セチリジンである、および/または前記解熱薬が、アセトアミノフェンである、請求項1から6のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記方法が、前記個体に、ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物の第2の用量を投与するステップをさらに含み、前記第2の用量が、前記個体に前記第1の用量の約28日または約4週間後に投与され、必要に応じて、前記第2の用量が、前記第2の用量の投与の6~24時間前に前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与することなく、前記個体に投与されるか、または副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第2の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、請求項1から7のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記第2の用量は、前記第2の用量中に0.1mg/kg~10mg/kgの間、約1mg/kg~約3mg/kgの間、1mg/kgまたは3mg/kgのヒトSiglec-8に結合する前記抗体を含む、請求項8に記載の使用のための組成物。
- 副腎皮質ステロイド薬、抗ヒスタミン薬、および/または解熱薬もしくは非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)が前記個体に、前記第2の用量の投与の1~2時間前に投与され、必要に応じて、
(a)前記第2の用量の投与の1~2時間前に前記個体に投与される前記副腎皮質ステロイド薬が、プレドニゾン、コルチゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、もしくはプレドニゾロンである;
(b)前記抗ヒスタミン薬が、セチリジンである;および/または
(c)前記解熱薬が、アセトアミノフェンである、
請求項8または請求項9に記載の使用のための組成物。 - 前記方法は、前記個体に、ヒトSiglec-8に結合する抗体を含む組成物の第3の用量を投与するステップをさらに含み、前記第3の用量が、前記個体に前記第2の用量の約28日または約4週間後に投与され、必要に応じて、前記第3の用量が、前記第3の用量の投与の6~24時間前に前記個体に副腎皮質ステロイド薬を投与することなく、前記個体に投与されるか、または副腎皮質ステロイド薬が、前記個体に前記第3の用量の投与の少なくとも6時間前に投与される、請求項8から10のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- (a)前記個体が、活性化好酸球の増加、Siglec-8を発現する肥満細胞の活性増大、好酸球および/もしくは肥満細胞の増加、または好酸球および/もしくは肥満細胞の活性化増加のうちの1つもしくは複数によって特徴付けられる疾患または障害を有するか、またはそのような疾患もしくは障害であると診断された、
(b)前記個体が、喘息を合併した慢性鼻副鼻腔炎、アスピリンによって悪化した呼吸器疾患、副鼻腔疾患を伴う成人発症の非アトピー型喘息、慢性閉塞性肺疾患、線維性疾患、前線維性疾患、進行全身性肥満細胞症、無痛性全身性肥満細胞症(ISM)、炎症性腸疾患(IBD)、好酸球性食道炎(EOE)、好酸球性胃炎(EG)、好酸球性胃腸炎(EGE)、好酸球性大腸炎(EOC)、好酸球性十二指腸炎、肥満細胞胃炎または肥満細胞胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う胃炎もしくは胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う過敏性腸症候群、機能性胃腸疾患、アレルギー性結膜炎、巨大乳頭性結膜炎、慢性じんま疹、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性喘息、好酸球性表現型もしくは肥満細胞表現型を有する喘息、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、セリアック病、胃不全麻痺、好酸球増多症候群、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、肥満細胞活性化症候群/障害、および好酸球性筋膜炎からなる群より選択される疾患もしくは障害を有するか、またはそのような疾患もしくは障害であると診断された、または
(c)前記方法が、喘息を合併した慢性鼻副鼻腔炎、アスピリンによって悪化した呼吸器疾患、副鼻腔疾患を伴う成人発症の非アトピー型喘息、慢性閉塞性肺疾患、線維性疾患、前線維性疾患、進行全身性肥満細胞症、無痛性全身性肥満細胞症(ISM)、炎症性腸疾患(IBD)、好酸球性食道炎(EOE)、好酸球性胃炎(EG)、好酸球性胃腸炎(EGE)、好酸球性大腸炎(EOC)、好酸球性十二指腸炎、肥満細胞胃炎もしくは肥満細胞胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う胃炎もしくは胃腸炎、肥満細胞上昇に伴う過敏性腸症候群、機能性胃腸疾患、アレルギー性結膜炎、巨大乳頭性結膜炎、慢性じんま疹、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性喘息、好酸球性表現型もしくは肥満細胞表現型を有する喘息、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、セリアック病、胃不全麻痺、好酸球増多症候群、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー、血管性浮腫、肥満細胞活性化症候群/障害、および好酸球性筋膜炎からなる群より選択される疾患もしくは障害を有するかまたはそのような疾患もしくは障害であると診断された個体を処置するために使用される、
請求項1から11のいずれか一項に記載の使用のための組成物。 - 前記抗体が、Fc領域と、前記Fc領域に連結されたN-グリコシド結合型炭水化物鎖とを含み、前記組成物中の前記抗体の前記N-グリコシド結合型炭水化物鎖の50%未満が、フコース残基を含有し、必要に応じて、前記組成物中の前記抗体の前記N-グリコシド結合型炭水化物鎖の実質的にいずれも、フコース残基を含有しない、請求項1から12のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記抗体が、重鎖可変領域を含む重鎖および軽鎖可変領域を含む軽鎖を含むモノクローナル抗体であり、
(A)前記重鎖可変領域が配列番号6のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が配列番号16もしくは21のアミノ酸配列を含む;
(B)前記重鎖可変領域が、(i)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号67~70から選択されるアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含み、前記軽鎖可変領域が、(i)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号71のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む;
(C)前記重鎖可変領域が、(i)配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含み、前記軽鎖可変領域が、(i)配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む;
(D)前記重鎖可変領域が、配列番号11~14から選択されるアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が配列番号23~24から選択されるアミノ酸配列を含む;
(E)前記重鎖可変領域が、配列番号2~14から選択されるアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が配列番号16~24から選択されるアミノ酸配列を含む;
(F)前記重鎖可変領域が、配列番号2~10から選択されるアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が配列番号16~22から選択されるアミノ酸配列を含む;
(G)前記重鎖可変領域が、配列番号26~29から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR1と、配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号31~36から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR2と、配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号38~43から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR3と、配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、配列番号45~46から選択されるアミノ酸配列を含むHC-FR4とを含み、前記軽鎖可変領域が、配列番号48~49から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR1と、配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号51~53から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR2と、配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、配列番号55~58から選択されるアミノ酸配列を含むLC-FR3と、配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4とを含む;
(H)前記重鎖可変領域が配列番号26のアミノ酸配列を含むHC-FR1と、配列番号61のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号34のアミノ酸配列を含むHC-FR2と、配列番号62のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号38のアミノ酸配列を含むHC-FR3と、配列番号63のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、配列番号45のアミノ酸配列を含むHC-FR4とを含み、前記軽鎖可変領域が、配列番号48のアミノ酸配列を含むLC-FR1と、配列番号64のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号51のアミノ酸配列を含むLC-FR2と、配列番号65のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、配列番号55もしくは58のアミノ酸配列を含むLC-FR3と、配列番号66のアミノ酸配列を含むHVR-L3と、配列番号60のアミノ酸配列を含むLC-FR4とを含む;
(I)前記重鎖可変領域が(i)配列番号88のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号91のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号94のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含み、前記軽鎖可変領域が(i)配列番号97のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号100のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号103のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む;
(J)前記重鎖可変領域が(i)配列番号89のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号92のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号95のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含み、前記軽鎖可変領域が(i)配列番号98のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号101のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号104のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む;
(K)前記重鎖可変領域が(i)配列番号90のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、(ii)配列番号93のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、(iii)配列番号96のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含み、前記軽鎖可変領域が(i)配列番号99のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(ii)配列番号102のアミノ酸配列を含むHVR-L2と、(iii)配列番号105のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含む;
(L)前記重鎖可変領域が配列番号106のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が配列番号109のアミノ酸配列を含む;
(M)前記重鎖可変領域が配列番号107のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が配列番号110のアミノ酸配列を含む;
(N)前記重鎖可変領域が配列番号108のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域が配列番号111のアミノ酸配列を含む;
(O)前記重鎖が配列番号75のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖が配列番号76もしくは77のアミノ酸配列を含む;または
(P)前記重鎖が配列番号87のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖が配列番号76もしくは77のアミノ酸配列を含む、
請求項1から13のいずれか一項に記載の使用のための組成物。 - 前記抗体が、ヒト抗体、ヒト化抗体、またはキメラ抗体である、請求項14に記載の使用のための組成物。
- 前記抗体が、血中好酸球を枯渇させ、肥満細胞活性化を阻害する、請求項14から15のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記抗体が、ヒトIgG Fc領域を含む重鎖Fc領域を含み、
必要に応じて、前記ヒトIgG Fc領域が、ヒトIgG1 Fc領域を含み、必要に応じて、前記ヒトIgG1 Fc領域が、フコシル化されていない、または
必要に応じて、前記ヒトIgG Fc領域が、ヒトIgG4 Fc領域を含み、必要に応じて、前記ヒトIgG4 Fc領域が、アミノ酸置換S228Pを含み、アミノ酸残基が、KabatにみられるEUインデックスに従って番号付けされている、
請求項14から16のいずれか一項に記載の使用のための組成物。 - 前記抗体の前記重鎖の少なくとも1つまたは2つが、フコシル化されていない、請求項14から16のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記組成物が、前記抗体および薬学的に許容される担体を含む、請求項1から18のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
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