JPWO2021002416A1 - 包丁及び刀身 - Google Patents

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Abstract

操作性、及び切れ味が共に良好な包丁を提供する。包丁(1)は、刀身(3)を備えている。刀身(3)は、密度が12.9g/cc以上であり、かつ、ヤング率が345GPa以上である材料からなる。

Description

本発明は、包丁及び刀身に関する。
一般家庭や料亭、食堂などでは、鋼製の包丁が広く使用されている(例えば特許文献1参照)。鋼製の包丁は、比較的製作し易く、安価であるという特長をもっている。
この鋼製の包丁に対して、特許文献2には、高硬度で耐蝕性にすぐれたセラミックスの包丁が開示されている。セラミックスの包丁の中でも、強度が高く、靭性にすぐれた包丁として、部分安定化ジルコニアセラミックス製の包丁が知られている。
また、特許文献3には、次の刃物が開示されている。すなわち、基体部と刃先部とを有する刀身を備えた刃物が開示されている。この刃物は、基体部が第1金属を含み、刃先部が第2金属と第2金属よりも硬度の高い硬質粒子を含むことを特徴としている。
また、特許文献4には、次の包丁が開示されている。すなわち、刃体下部の全長に亘って、超鋼合金製の切断部材が接合された包丁が開示されている。
特開2016−49314号公報 特開2014−100179号公報 国際公開第2016/208646号公報 実開昭64−1671号公報
このように鋼製以外の包丁について種々の開示がされているが、切れ味、及び操作性の観点からみると、必ずしも満足できる性能を備えておらず、新規な包丁が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、操作性、及び切れ味が共に良好な包丁を提供することを目的とする。本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
〔1〕刀身を備えた包丁であって、
前記刀身は、
密度が12.9g/cc以上であり、かつ、ヤング率が345GPa以上である材料からなる包丁。
〔2〕前記材料は、ロックウェル硬度がHRA81以上である、〔1〕に記載の包丁。
〔3〕前記刀身は、該刀身の刃厚方向に垂直な仮想平面に対する正射影において、前記刀身の刃先の算術平均粗さRaが0.5μm以上20μm以下である、〔1〕又は〔2〕に記載の包丁。
〔4〕前記材料は、炭化タングステン結晶粒子を含有する超硬合金である、〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の包丁。
〔5〕前記炭化タングステン結晶粒子の平均粒径が0.4μm以上1.5μm以下である、〔4〕に記載の包丁。
〔6〕前記超硬合金は、結合相がNi基合金である、〔4〕又は〔5〕に記載の包丁。
〔7〕密度が12.9g/cc以上であり、かつ、ヤング率が345GPa以上である材料からなる刀身。
比重が12.9g/cc以上である材料から刀身がなることで、包丁自体の重さが有効に利用され、操作性及び切れ味が向上する。しかも、ヤング率が345GPa以上である材料から刀身がなることで、使用時の刃先の変形が小さくなるため、手の力が刃先に伝わり易く、操作性及び切れ味が向上する。
材料のロックウェル硬度がHRA81以上である場合には、包丁の切れ味が長持ちする。
刀身は、刀身の刃厚方向に垂直な仮想平面に対する正射影において、刀身の刃先の算術平均粗さRaが0.5μm以上20μm以下である場合には、刃先が微小の鋸刃状になり、包丁の切れ味が向上する。
材料が炭化タングステン結晶粒子を含有する超硬合金である場合には、刃身の変質が抑制され、包丁の切れ味が長持ちする。
超硬合金は炭化タングステン結晶粒子を含有し、炭化タングステン結晶粒子の平均粒径が0.4μm以上1.5μm以下である場合には、包丁の切れ味が更に向上する。
超硬合金の結合相がNi基合金である場合には、酸、アルカリに対する腐食性に優れ、包丁の切れ味がより長持ちする。
包丁の一例の平面図である。 包丁の試験方法を示す説明図である(実験1)。 包丁の試験方法を示す説明図である(実験2〜5)。
以下、本発明を詳しく説明する。なお、本明細書において、数値範囲について「〜」を用いた記載では、特に断りがない限り、下限値及び上限値を含むものとする。例えば、「10〜20」という記載では、下限値である「10」、上限値である「20」のいずれも含むものとする。すなわち、「10〜20」は、「10以上20以下」と同じ意味である。
包丁1は、刀身3を備えている(図1参照)。刀身3は、密度が12.9g/cc以上であり、かつ、ヤング率が345GPa以上である材料からなる。
刀身3は、刃の付いている刃先5を備えている。刃先5の先端部分は、切っ先7とされ、薄い食材等を細かく切る場合等に使用される。刃先5の柄9(ハンドル)に近い部分は、刃元11とされ、皮むき等の繊細な作業に使用される。刃元11の柄9側に位置し、刃先5の終点部分は、あご13とされ、じゃがいもの芽取り等に使用される。
包丁1の背部分、すなわち、刀身3の背部分は、峰15とされ、手で押さえる部位として使用されるほか、ウロコ取り等にも使用される。
刀身3の材料の密度は、包丁1自体の重さを有効に利用して、操作性及び切れ味を向上させる観点から、12.9g/cc以上であり、13.6g/cc以上がより好ましく、13.9g/cc以上が更に好ましい。他方、刀身3の材料の密度は、通常、19.0g/cc以下であるが、14.9g/cc以下が好ましい。これらの観点から、刀身3の材料の密度は、12.9g/cc以上19.0g/cc以下が好ましく、13.6g/cc以上14.9g/cc以下がより好ましく、13.9g/cc以上14.9g/cc以下が更に好ましい。
なお、材料の密度は、アルキメデス法によって測定した値である。
刀身3の材料のヤング率は、包丁1使用時の刃先5の変形を小さくして、手の力が刃先5により伝わり易くし、操作性及び切れ味を向上させる観点から、345GPa以上であり、460GPa以上がより好ましく、520GPa以上が更に好ましい。他方、刀身3の材料のヤング率は、通常、714GPa以下であるが、610GPa以下が好ましい。これらの観点から、刀身3の材料のヤング率は、345GPa以上714GPa以下が好ましく、460GPa以上610GPa以下がより好ましく、520GPa以上610GPa以下が更に好ましい。
なお、ヤング率は、次のようにして測定される。
刀身3の材料が金属材料である場合には、ヤング率は、JIS Z 2280に規定する金属材料の高温ヤング率試験方法による測定値をいい、より具体的には超音波パルス法による測定値をいう。超音波パルス法では、超音波パルスが試験片を伝播するときの速度に基づいて動的弾性率を測定する。
刀身3の材料がセラミックス材料である場合には、JIS R 1602に規定する弾性率試験方法による測定値をいい、より具体的には超音波パルス法による測定値をいう。超音波パルス法では、超音波パルスが試験片を伝播するときの速度に基づいて動的弾性率を測定する。
ヤング率の具体的な測定方法を以下に記載する。刀身3に対し、縦波振動子、横波振動子を用いて、パルスの伝播速度から縦波速度V(単位:m/s)、横波速度V(単位:m/s)を測定する。刀身3のうち峰15の近辺における部位や柄9に対応する部位など、相対的に厚さのある部位において測定するのが望ましい。測定には、例えば、日本パナメトリクス社製超音波高精度厚さ計MODEL25Lを用いる。弾性率は、測定値から次の式によって算出する。尚、ρは刀身3の密度(単位:kg/m)である。
Figure 2021002416
尚、測定は、刀身3のうち峰15の近辺における部位や柄9に対応する部位など、相対的に厚さのある部位から、Φ10mm(または、□10mm)、厚さ1〜3mmの試験片を切り出し、その試験片を対象として行ってもよい。もちろん、試験片は、その弾性率が測定可能であれば、その大きさに制限はない。
刀身3の材料のロックウェル硬度は、包丁の切れ味が長期間持続するという観点から、HRA81以上が好ましく、HRA84以上がより好ましく、HRA85.5以上が更に好ましい。他方、刀身3の材料のロックウェル硬度は、通常、HRA95以下である。これらの観点から、刀身3の材料のロックウェル硬度は、HRA81以上HRA95以下が好ましく、HRA84以上HRA95以下がより好ましく、HRA85.5以上HRA95以下が更に好ましい。
なお、ロックウェル硬度は、JIS Z 2245に規定するロックウェル硬さ試験の試験方法による測定値である。
ロックウェル硬度の具体的な測定方法を以下に記載する。刀身3に対し圧子の先端の曲率半径が0.2mm、かつ、円錐角度120°のダイヤモンド圧子を圧入する。まず、98N(10kgf)の初試験力で試料にセットして、ついで1471N(150kgf)の試験力で押し付けて、再び98N(10kgf)の初試験力に戻す。最初に初試験力を加えたときのくぼみの深さと、最後に初試験力に戻した時のくぼみの深さとの差h(単位:mm)を求める。刀身3のうち峰15の近辺における部位や柄9に対応する部位など、相対的に厚さのある部位において測定するのが望ましい。測定には、例えば、松沢精機・DTR−FAを用いる。
ロックウェル硬さはHRA=100−(h/0.002)で求められる。
尚、測定は、刀身3のうち峰15の近辺における部位や柄9に対応する部位など、相対的に厚さのある部位から、Φ10mm(または、□10mm)、厚さ1〜3mmの試験片を切り出し、その試験片を対象として行ってもよい。もちろん、試験片は、そのロックウェル硬さが測定可能であれば、その大きさに制限はない。
刀身3の刃厚方向に垂直な仮想平面に対する正射影において、刀身3の刃先5の算術平均粗さRaは、包丁1の切れ味がより向上するという観点から、0.5μm以上20μm以下が好ましく、1.0μm以上10μm以下がより好ましい。
なお、算術平均粗さRaは、より具体的には、次のようにして測定される。まず、デジタルマイクロスコープを用いて、刀身3の刃先5を刀身3の側面方向から300倍の倍率で撮影する。次に、撮影して取得した画像データを画像解析ソフトに取り込む。画像解析ソフトには三谷商事株式会社製のWinroofを用いることができる。刃先5の長手方向に沿って300μm分の画像を取り込み、刃先5の稜線データから算術平均粗さRaを算出する。これを刃先5の異なる5箇所で行い、それらの平均を刃先5の算術平均粗さRaとして採用する。
刀身3の材料は、超硬合金、タングステン(W)が好ましい。超硬合金としては、炭化タングステン結晶粒子を含有する超硬合金(以下「炭化タングステン(WC)系超硬合金」ともいう)を好適に挙げることができる。
炭化タングステン系超硬合金としては、WC−Ni−Cr系超硬合金、WC−Co系超硬合金、WC−Co−Cr系超硬合金を例示できる。
炭化タングステン系超硬合金における結合相(金属結合相)の含有量は特に限定されない。炭化タングステン系超硬合金全体を100体積%とした場合に、結合相の含有量は、欠けにくさの観点から、8体積%〜40体積%が好ましくい。ここでいう「結合相」は、WC−Ni−Cr系超硬合金では「Ni−Cr」、WC−Co系超硬合金では「Co」、WC−Co−Cr系超硬合金では「Co−Cr」をそれぞれ意味する。
また、酸、アルカリに対する腐食性に優れており、包丁1の切れ味がより長持ちするという観点から、WC−Ni−Cr系超硬合金の場合には、結合相がNi基合金であることが好ましい。すなわち、「結合相」たる「Ni−Cr」を100体積%とした場合に、「Ni」が50体積%よりも多く含まれていることが好ましい。さらには、「結合相」たる「Ni−Cr」100体積%に対して、「Cr」が1体積%〜10体積%含まれており、残部が「Ni」であることが好ましい。
炭化タングステン系超硬合金における炭化タングステン結晶粒子の平均粒径は、特に限定されないが、包丁1の切れ味が向上するという観点から、0.4μm以上1.5μm以下が好ましく、0.7μm以上1.1μm以下がより好ましい。
なお、平均粒径(平均結晶粒径)は、材料の断面を鏡面研磨した後にプラズマエッチングを施し、その後、SEM(走査型電子顕微鏡)を用いて断面を観察し、インターセプト法を用いて各結晶粒の平均粒径を算出して求める。
刀身3の材料である超硬合金としては、具体的には、CIS(超硬工具協会規格)019D−2005における「V30」「V40」「V50」「V60」「V70」「V80」が好適に例示される。
以下、実施例により更に具体的に説明する。表において、「1*」のように、「*」が付されている場合には、比較例であることを示している。
1.実験1
(1)包丁1の作製
表1に記載の各材料の刀身3を備えた包丁1を作製した。なお、表1の備考の欄は、材料の組成、グレードが示されている。材料の物性(密度、ヤング率)は、既述の方法で測定された値が示されている。
Figure 2021002416
(2)包丁1の試験方法(評価方法)
(2.1)切れ味の試験方法
切断対象物としては、7.5mm幅の新聞紙相当の紙を重ねた紙束21を用いた。
図2に示すように、包丁1を、その刃先5が下に向くようにして固定した。
刃先5に紙束21を接触した状態で、刃先5の長手方向に沿って紙束21を往復運動させた(図2の両矢印参照)。往復運動は、片道20mm(往復40mm)とした。
往復運動の際には、刃先5から紙束21にかかる荷重を約750gとなるように調整した。図2では、刃先5から紙束21にかかる荷重は、白抜き矢印で概念的に示されている。荷重は、包丁1の重量も含めた合計が約750gとなるように調整した。
紙束21の1往復の往復運動を切断回数1回と数えた。切断回数ごとに、完全に切断された紙の枚数を数えた。
実験1では、切断回数が100回の時の切断枚数により、包丁1の切れ味を評価した。
評価の点数は以下の1〜5とした。
点数1:切断枚数60枚以下
点数2:切断枚数61〜80枚
点数3:切断枚数81〜100枚
点数4:切断枚数101〜120枚
点数5:切断枚数121枚以上
(2.2)操作性の試験方法
5人の被験者に包丁1で大根を切ってもらい、次の3段階で評価をした。
点数1:操作性悪い
点数2:操作性普通
点数3:操作性良好
(2.3)包丁1の総合評価
切れ味の試験での点数と、操作性の試験での点数とを合計して、合計点数により包丁1の総合評価を行った。
(3)包丁1の評価結果
評価結果を表1に併記する。
実験例1−7は、下記要件(a)(b)の少なくとも1つを満たさない。
実験例8,9,10は、下記要件(a)(b)を全て満たしている。
・要件(a):刀身の材料は、密度が12.9g/cc以上である。
・要件(b):刀身の材料は、ヤング率が345GPa以上である。
要件(a)(b)を全て満たしている実験例8,9,10は、いずれも総合評価が8以上であり、操作性及び切れ味が優れていた。これに対して、要件(a)(b)の少なくとも1つを満たさない実験例1−7は、いずれも総合評価が7以下であり、操作性及び切れ味の少なくとも一方が劣っていた。
2.実験2
(1)包丁1の作製
表2に記載の各材料の刀身3を備えた包丁1を作製した。なお、表2の備考の欄は、材料の組成、グレードが示されている。材料の物性(密度、ヤング率、HRA)は、既述の方法で測定された値が示されている。
Figure 2021002416
(2)包丁1の試験方法(評価方法)
実験2では、切れ味の試験を行った。
切断対象物としては、7.5mm幅の新聞紙相当の紙を重ねた紙束21を用いた。
図3に示すように、包丁1を、その刃先5が上に向くようにして固定した。
刃先5に紙束21を接触した状態で、刃先5の長手方向に沿って紙束21を往復運動させた(図3の両矢印参照)。往復運動は、片道20mm(往復40mm)とした。
往復運動の際には、刃先5から紙束21にかかる荷重を約750gとなるように調整した。図3では、刃先5から紙束21にかかる荷重は、白抜き矢印で概念的に示されている。荷重は、包丁1の重量も含めた合計が約750gとなるように調整した。
紙束21の1往復の往復運動を切断回数1回と数えた。切断回数ごとに、完全に切断された紙の枚数を数えた。
実験2では、切断回数が100回の時の切断枚数により、包丁1の初期の切れ味を評価した。また、切断回数が300回の時の切断枚数により、包丁1の末期の切れ味を評価した。
評価の点数は以下の1〜5とした。
点数1:切断枚数60枚以下
点数2:切断枚数61〜80枚
点数3:切断枚数81〜100枚
点数4:切断枚数101〜120枚
点数5:切断枚数121枚以上
(3)包丁1の評価結果
評価結果を表2に併記する。
実験例12は、下記要件(a)(b)を満たしているが、下記要件(c)を満たさない。
実験例13,14,15,16,17,18は、下記要件(a)(b)(c)を全て満たしている。
・要件(a):刀身の材料は、密度が12.9g/cc以上である。
・要件(b):刀身の材料は、ヤング率が345GPa以上である。
・要件(c):刀身の材料は、ロックウェル硬度がHRA81以上である。
要件(c)を満たしている実験例13,14,15,16,17,18は、初期の切れ味が「4」と優れ、末期においても評価が「4」以上であり、切れ味が持続していた。
これに対して、要件(c)を満たさない実験例12は、初期の切れ味が「4」と優れていたが、末期における評価は「3」であり、切れ味が低下していた。
3.実験3
(1)包丁1の作製
表3に記載の各材料の刀身3を備えた包丁1を作製した。なお、表3の備考の欄は、材料の組成、グレードが示されている。材料の物性(Ra)は、既述の方法で測定された値が示されている。
Figure 2021002416
(2)包丁1の試験方法(評価方法)
実験3では、切れ味の試験を行った。
切断対象物としては、7.5mm幅の新聞紙相当の紙を重ねた紙束21を用いた。
図3に示すように、包丁1を、その刃先5が上に向くようにして固定した。
刃先5に紙束21を接触した状態で、刃先5の長手方向に沿って紙束21を往復運動させた(図3の両矢印参照)。往復運動は、片道20mm(往復40mm)とした。
往復運動の際には、刃先5から紙束21にかかる荷重を約750gとなるように調整した。図3では、刃先5から紙束21にかかる荷重は、白抜き矢印で概念的に示されている。荷重は、包丁1の重量も含めた合計が約750gとなるように調整した。
紙束21の1往復の往復運動を切断回数1回と数えた。切断回数ごとに、完全に切断された紙の枚数を数えた。
実験3では、切断回数が50回の時の切断枚数により、包丁1の切れ味を評価した。
評価の点数は以下の1〜5とした。
点数1:切断枚数100枚以下
点数2:切断枚数101〜120枚
点数3:切断枚数121〜140枚
点数4:切断枚数141〜160枚
点数5:切断枚数161枚以上
(3)包丁1の評価結果
評価結果を表3に併記する。
実験3において、各要件の充足状況を説明する。なお、表3には、下記要件(a)(b)(c)は、記載されていないが、充足状況は次のようになっている。
実験例19の材料は、実験例4(表1)及び実験例11(表2)の材料と同じであり、下記要件(a)(b)(c)のいずれも満たしていない。
実験例21,22,23,24,25は、下記要件(a)(b)(c)(d)を全て満たしている。
実験例20,26は、下記要件(a)(b)(c)は満たしているが、要件(d)を満たさない。
・要件(a):刀身の材料は、密度が12.9g/cc以上である。
・要件(b):刀身の材料は、ヤング率が345GPa以上である。
・要件(c):刀身の材料は、ロックウェル硬度がHRA81以上である。
・要件(d):刀身の刃先の算術平均粗さRaが0.5μm以上20μm以下である。
要件(d)を満たしている実験例21,22,23,24,25は、評価が「4」以上であり、刃先が微小の鋸刃状になり、包丁1の切れ味が優れていた。実験例22,23,24は、評価が「5」であり、包丁1の切れ味が特に優れていた。
これに対して、要件(d)を満たさない実験例20,26は、評価が「3」であり、包丁1の切れ味がやや劣っていた。
4.実験4
(1)包丁1の作製
表4に記載の各材料の刀身3を備えた包丁1を作製した。なお、表4の備考の欄は、材料のグレード、結合相が示されている。材料の物性(炭化タングステン結晶粒子の平均粒径)は、既述の方法で測定された値が示されている。
Figure 2021002416
(2)包丁1の試験方法(評価方法)
実験4では、水中に放置する前後の包丁1の切れ味を測定した。包丁1を水中に放置する前に下記の方法で切れ味を評価した。その後、包丁1を水中に24時間放置した後に、放置前と同様の以下の方法で切れ味を評価した。
切れ味の評価方法を以下に記載する。
切断対象物としては、7.5mm幅の新聞紙相当の紙を重ねた紙束21を用いた。
図3に示すように、包丁1を、その刃先5が上に向くようにして固定した。
刃先5に紙束21を接触した状態で、刃先5の長手方向に沿って紙束21を往復運動させた(図3の両矢印参照)。往復運動は、片道20mm(往復40mm)とした。
往復運動の際には、刃先5から紙束21にかかる荷重を約750gとなるように調整した。図3では、刃先5から紙束21にかかる荷重は、白抜き矢印で概念的に示されている。荷重は、包丁1の重量も含めた合計が約750gとなるように調整した。
紙束21の1往復の往復運動を切断回数1回と数えた。切断回数ごとに、完全に切断された紙の枚数を数えた。
実験4では、切断回数が50回の時の切断枚数により、包丁1の切れ味を評価した。
評価の点数は以下の1〜5とした。
点数1:切断枚数100枚以下
点数2:切断枚数101〜120枚
点数3:切断枚数121〜140枚
点数4:切断枚数141〜160枚
点数5:切断枚数161枚以上
(3)包丁1の評価結果
評価結果を表4に併記する。
実験4において、各要件の充足状況を説明する。なお、表4には、下記要件(a)(b)(c)は、記載されていないが、充足状況は次のようになっている。
実験例27の材料は、実験例4(表1)、実験例11(表2)及び実験例19(表3)の材料と同じであり、下記要件(a)(b)(c)のいずれも満たしていない。
実験例29,30,31,32,33は、下記要件(a)(b)(c)(e)を全て満たしている。
実験例28,34は、下記要件(a)(b)(c)は満たすが、要件(e)を満たしていない。
・要件(a):刀身の材料は、密度が12.9g/cc以上である。
・要件(b):刀身の材料は、ヤング率が345GPa以上である。
・要件(c):刀身の材料は、ロックウェル硬度がHRA81以上である。
・要件(e):炭化タングステン結晶粒子の平均粒径が0.4μm以上1.5μm以下である。
要件(e)を満たさない実験例28,34に比べて、要件(e)を満たす実験例29,30,31,32,33は、水中に放置前後においても評価が「4」以上であり、切れ味が優れていた。炭化タングステン結晶粒子の平均粒径が0.7μm以上1.1μm以下である実験例31,32は、水中に24時間放置前後においても評価が「5」以上であり、切れ味が特に優れていた。
5.実験5
(1)包丁1の作製
表5に記載の各材料の刀身3を備えた包丁1を作製した。なお、表5の備考の欄は、材料のグレード、結合相が示されている。
Figure 2021002416
(2)包丁1の試験方法(評価方法)
実験5では、塩水中に放置する前後の包丁1の切れ味を測定した。包丁1を塩水中に放置する前に下記の方法で切れ味を評価した。その後、包丁1を塩水中に、48時間、72時間放置した後に、放置前と同様の以下の方法で切れ味を評価した。
切れ味の評価方法を以下に記載する。
切断対象物としては、7.5mm幅の新聞紙相当の紙を重ねた紙束21を用いた。
図3に示すように、包丁1を、その刃先5が上に向くようにして固定した。
刃先5に紙束21を接触した状態で、刃先5の長手方向に沿って紙束21を往復運動させた(図3の両矢印参照)。往復運動は、片道20mm(往復40mm)とした。
往復運動の際には、刃先5から紙束21にかかる荷重を約750gとなるように調整した。図3では、刃先5から紙束21にかかる荷重は、白抜き矢印で概念的に示されている。荷重は、包丁1の重量も含めた合計が約750gとなるように調整した。
紙束21の1往復の往復運動を切断回数1回と数えた。切断回数ごとに、完全に切断された紙の枚数を数えた。
実験5では、切断回数が50回の時の切断枚数により、包丁1の切れ味を評価した。
評価の点数は以下の1〜5とした。
点数1:切断枚数100枚以下
点数2:切断枚数101〜120枚
点数3:切断枚数121〜140枚
点数4:切断枚数141〜160枚
点数5:切断枚数161枚以上
(3)包丁1の評価結果
評価結果を表5に併記する。
実験5において、各要件の充足状況を説明する。なお、表5には、下記要件(a)(b)(c)は、記載されていないが、充足状況は次のようになっている。
実験例35の材料は、実験例4(表1)、実験例11(表2)、実験例19(表3)及び実験例27(表4)の材料と同じであり、下記要件(a)(b)(c)のいずれも満たしていない。
実験例36の材料は、実験例3(表1)の材料と同じであり、下記要件(a)(b)(c)のいずれも満たしていない。
実験例39は、下記要件(a)(b)(c)(f)を全て満たしている。
実験例37,38は、下記要件(a)(b)(c)は満たすが、要件(f)を満たしていない。
・要件(a):刀身の材料は、密度が12.9g/cc以上である。
・要件(b):刀身の材料は、ヤング率が345GPa以上である。
・要件(c):刀身の材料は、ロックウェル硬度がHRA81以上である。
・要件(f):超硬合金は、結合相がNi基合金である。
要件(f)を満たさない実験例37,38は、塩水中に72時間放置すると評価が「5」から「4」に低下し、切れ味が低下した。これに対して、要件(f)を満たしている実験例39は、塩水中に72時間放置する前後において、評価が「5」であり、切れ味が持続していた。
6.実験結果のまとめ
比重が12.9g/cc以上である材料から刀身3がなることで、包丁1自体の重さが有効に利用され、操作性及び切れ味が向上した。しかも、ヤング率が345GPa以上である材料から刀身3がなることで、使用時の刃先の変形が小さくなるため、手の力が刃先に伝わり易く、操作性及び切れ味が向上した。
材料のロックウェル硬度がHRA81以上である場合には、包丁の切れ味を持続させることができた。
刀身3の刃先の算術平均粗さRaが0.5μm以上20μm以下である場合には、刃先が微小の鋸刃状になり、包丁の切れ味が向上した。
材料が炭化タングステン結晶粒子を含有する超硬合金である場合には、刃身の変質が抑制され、包丁の切れ味が長持ちした。
超硬合金は炭化タングステン結晶粒子を含有し、炭化タングステン結晶粒子の平均粒径が0.4μm以上1.5μm以下である場合には、包丁1の切れ味が優れていた。
超硬合金の結合相がNi基合金である場合には、薬品に対する腐食性に優れ、包丁1の切れ味がより長持ちした。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形又は変更が可能である。
(1)上記実施形態では、刀身3の峰15の基端側に、刀身3と別の部材である柄9が設けられている態様を示したが、別部材からなる柄9は必須ではない。例えば、刀身3の基端側を加工して手で持つ柄として機能させてもよい。
1 …包丁
3 …刀身
5 …刃先
7 …切っ先
9 …柄
11…刃元
15…峰
21…紙束

Claims (7)

  1. 刀身を備えた包丁であって、
    前記刀身は、
    密度が12.9g/cc以上であり、かつ、ヤング率が345GPa以上である材料からなる包丁。
  2. 前記材料は、ロックウェル硬度がHRA81以上である、請求項1に記載の包丁。
  3. 前記刀身は、該刀身の刃厚方向に垂直な仮想平面に対する正射影において、前記刀身の刃先の算術平均粗さRaが0.5μm以上20μm以下である、請求項1又は2に記載の包丁。
  4. 前記材料は、炭化タングステン結晶粒子を含有する超硬合金である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の包丁。
  5. 前記炭化タングステン結晶粒子の平均粒径が0.4μm以上1.5μm以下である、請求項4に記載の包丁。
  6. 前記超硬合金は、結合相がNi基合金である、請求項4又は5に記載の包丁。
  7. 密度が12.9g/cc以上であり、かつ、ヤング率が345GPa以上である材料からなる刀身。
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