JPWO2020261339A1 - X線発生管、x線発生装置およびx線撮像装置 - Google Patents

X線発生管、x線発生装置およびx線撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020261339A1
JPWO2020261339A1 JP2019554005A JP2019554005A JPWO2020261339A1 JP WO2020261339 A1 JPWO2020261339 A1 JP WO2020261339A1 JP 2019554005 A JP2019554005 A JP 2019554005A JP 2019554005 A JP2019554005 A JP 2019554005A JP WO2020261339 A1 JPWO2020261339 A1 JP WO2020261339A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray generator
ray
space
electron
anode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019554005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6619916B1 (ja
Inventor
和哉 辻野
和哉 辻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Anelva Corp
Original Assignee
Canon Anelva Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Anelva Corp filed Critical Canon Anelva Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6619916B1 publication Critical patent/JP6619916B1/ja
Publication of JPWO2020261339A1 publication Critical patent/JPWO2020261339A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/14Arrangements for concentrating, focusing, or directing the cathode ray
    • H01J35/147Spot size control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/32Transforming X-rays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/14Arrangements for concentrating, focusing, or directing the cathode ray
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/06Cathodes
    • H01J35/064Details of the emitter, e.g. material or structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/30Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from X-rays
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/10Power supply arrangements for feeding the X-ray tube
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/20Arrangements for controlling gases within the X-ray tube
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/16Vessels; Containers; Shields associated therewith
    • H01J35/18Windows
    • H01J35/186Windows used as targets or X-ray converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

X線発生装置は、電子銃と、前記電子銃からの電子が衝突することによってX線を発生するターゲットを有するアノードとを備える。前記電子銃は、電子放出部を有するカソードと、前記電子放出部から放出された電子を引き出す引出電極と、前記引出電極によって引き出された電子を集束させる集束電極とを含む。前記集束電極は、管形状を有する第1部分と、前記第1部分の内側に配置された第2部分とを含む。前記第1部分は、前記アノードに対面する先端部を有し、前記第2部分は、前記アノードに対向する対向面を有し、前記対向面は、前記電子放出部からの電子を通過させる電子通過孔を有する。前記先端部と前記アノードとの距離は、前記対向面と前記アノードとの距離より小さい。前記先端部の熱伝導率は、前記第2部分の熱伝導率より小さい。

Description

本発明は、X線発生管、X線発生装置およびX線撮像装置に関するものである。
X線発生装置は、例えば、X線によって被検物を撮像するX線撮像装置において利用されている。特許文献1には、X線を発生するX線発生管が記載されている。特許文献1に記載されたX線発生管は、カソードと、ターゲットと、カソードとターゲットとの間に配置された第1制御グリッドと、第1制御グリッドとターゲットとの間に配置された第2制御グリッドとを含む。第2制御グリッドは、電子線の拡がりを抑制する開口制限素子を有する。開口制限素子を設けることによって電子線寸法を縮小させることができる。
特開2007−265917号公報
しかしながら、X線発生管に上記のような開口制限素子を設けてX線焦点寸法を微小化させたところ、X線焦点寸法が安定しないという新たな問題が生じた。
本発明の第1側面は、電子銃と、前記電子銃からの電子が衝突することによってX線を発生するターゲットを有するアノードとを備えるX線発生管に係り、前記電子銃は、電子放出部を有するカソードと、前記電子放出部から放出された電子を引き出す引出電極と、前記引出電極によって引き出された電子を集束させる集束電極とを含み、前記集束電極は、管形状を有する第1部分と、前記第1部分の内側に配置された第2部分とを含み、前記第1部分は、前記アノードに対面する先端部を有し、前記第2部分は、前記アノードに対向する対向面を有し、前記対向面は、前記電子放出部からの電子を通過させる電子通過孔を有し、前記先端部と前記アノードとの距離は、前記対向面と前記アノードとの距離より小さく、前記先端部の熱伝導率は、前記第2部分の熱伝導率より小さい。
本発明の第2側面は、X線発生装置に係り、前記X線発生装置は、前記第1側面のX線発生管と、前記X線発生管を駆動する駆動回路と、を含む。
本発明の第3側面は、前記第2側面のX線発生装置と、前記X線発生装置から放射され物体を透過したX線を検出するX線検出装置と、を備える。
本発明の一実施形態のX線発生装置の構成を模式的に示す図。 本発明の第1実施形態の電子銃の構成を模式的に示す断面図。 本発明の第2実施形態の電子銃の構成を模式的に示す断面図。 図3におけるB−B’断面を例示する図。 図3におけるA−A’断面を例示する図。 本発明の一実施形態のX線発生装置の構成を模式的に示す断面図。 本発明の一実施形態のX線撮像装置の構成を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1には、本発明の一実施形態のX線発生管1の構成が模式的に示されている。X線発生管1は、電子銃EGと、電子銃EGからの電子が衝突することによってX線を発生するターゲット933を有するアノード93と、絶縁管92とを備えうる。X線発生管1は、絶縁管92の2つの開口端の一方を閉塞するようにアノード93が配置され、絶縁管92の2つの開口端の他方を閉塞するように、電子銃EGを含む閉塞部材91が配置されうる。
アノード93は、ターゲット933と、ターゲット933を保持するターゲット保持板932と、ターゲット保持板932を保持する電極931とを含みうる。電極931は、ターゲット933に電気的に接続されていて、ターゲット933に電位を与える。ターゲット933は、電子銃EGからの電子がターゲット933に衝突することによってX線を発生する。発生したX線は、ターゲット保持板932を透過してX線発生管1の外部に放射される。アノード93は、例えば、接地電位に維持されうるが、他の電位に維持されてもよい。ターゲット933は、融点が高く、X線の発生効率が高い材料、例えば、タングステン、タンタルまたはモリブデン等で構成されうる。ターゲット保持板932は、例えば、X線を透過し易い材料、例えば、ベリリウム、ダイヤモンド等で構成されうる。
図2には、本発明の第1実施形態のX線発生管1の構成が模式的に示されている。図2では、電子銃EGとアノード93とが近接して示されているが、電子銃EGとアノード93とは、より離隔して配置されうる。電子銃EGは、電子を放出する電子放出部を有するカソード10と、該電子放出部から放出された電子を引き出す引出電極30と、引出電極30によって引き出された電子を集束させる集束電極40とを備えうる。カソード10は、電子放出部として、例えば、酸化物カソード、含浸型カソード、又は、熱フィラメント等を有しうる。カソード10を加熱することによって電子が放出されうる。引出電極30は、電子を通過させる通過孔32を有する。電子銃EGは、カソード10と引出電極30との間にゲート電極20を備えてもよい。ゲート電極20は、電子を通過させる通過孔22を有する。
集束電極40は、管形状を有する第1部分41と、第1部分41から管径方向内側に延在していて、電子線の中心付近の電子を選択的に通過させる電子通過孔422を有する第2部分42とを含みうる。第1部分41および第2部分42は、互いに電気的に接続され、同一電位が与えられうる。あるいは、第1部分41および第2部分42は、互いに絶縁され、異なる電位が与えられてもよい。第2部分42は、カソード10の側に位置する内側面(LW1)と、該内側面と反対側の面であってアノード93に対向する対向面UP1とを有しうる。第1部分41は、アノード93に対面する先端部E2を有しうる。第2部分42は、板部421を含み、対向面UP1は、板部421に設けられうる。板部421あるいは対向面UP1は、カソード10の電子放出部からの電子線の拡がりを抑制する電子通過孔422を有しうる。第1部分41の先端部E2とアノード93との距離は、第2部分42の対向面UP1とアノード93との距離より小さい。先端部E2の熱伝導率は、第2部分42(板部421)の熱伝導率より小さい。

先端部E2の熱伝導率が第2部分42(板部421)の熱伝導率より小さい構成とすることによって、X線発生管1の製造時あるいは初期調整時において、第1部分41とアノード93との間に、X線発生管1の駆動時に印加するX線発生用電子加速電圧よりも高い電圧を印加することによって、先端部E2の表面に存在し得る微小な凸部を容易に熱によって破壊することができる。その結果、X線発生管1の使用時(X線の発生時)に先端部E2から電子が放出されることを抑制することができる。これにより、先端部E2から放出された電子が電極931のような部材、即ちターゲット933ではない箇所に衝突することによって当該箇所からX線が放射されることを抑制することができる。また、先端部E2の熱伝導率が第2部分42(板部421)の熱伝導率より小さい構成(即ち、第2部分42の熱伝導率が先端部E2の熱伝導率より大きい構成)とすることによって、X線発生管1の使用時(X線の発生時)において、第2部分42への電子の衝突により第2部分42で発生する熱を速やかに拡散させることができる。これにより、第2部分42が熱によって変形することによる電子通過孔422の形状の変化を低減させることができ、微小化させたX線焦点寸法を安定化させることも可能となる。
一例において、第1部分41は、ステンレス鋼で構成され、第2部分42は、モリブデンまたはモリブデン合金で構成される。第1部分41を構成するステンレス鋼は、例えば、SUS304、SUS304L、SUS316、SUS316L等でありうる。これらのステンレス鋼の熱伝導率は、100℃において13.8〜27.2(W/(m・℃))でありうる。モリブデンの熱伝導率は、300Kにおいて128(W/(m・℃))である。
他の例において、第1部分41は、ステンレス鋼で構成され、第2部分42は、タングステン、タングステン合金、銅、銅合金、タンタル、タンタル合金、ニオブ、または、ニオブ合金等で構成されうる。更に他の例において、第1部分41は、ステンレス鋼で構成され、第2部分42は、炭化ケイ素で構成されうる。
第1部分41と第2部分42とは、電気的に接続されうる。第1部分41と引出電極30とは、電気的に接続されうる。カソード10と引出電極30との間には、電子を通過させる通過孔22を有するゲート電極20が配置されうる。ゲート電極20には、カソード10に与えられる電位よりも低い電位が与えられうる。
第2部分42は、柱状の第1空間SP1の少なくとも一部を規定しうる。図2に示された例では、第2部分42によって柱状の第1空間SP1の一部が規定され、第1部分41の内側面IS1によって柱状の第1空間SP1の他の一部が規定され、引出電極30によって柱状の第1空間SP1の更に他の一部が形成される。第1空間SP1は、例えば、円柱形状を有しうる。第2部分42の対向面UP1と第1部分41の内側面IS1とは、第2空間SP2の少なくとも一部を規定しうる。
図3には、本発明の第2実施形態のX線発生管1の構成が模式的に示されている。図4には、図3におけるB−B’断面が例示されている。図5には、図3におけるA−A’断面の第1の例が例示されている。図3では、電子銃EGとアノード93とが近接して示されているが、電子銃EGとアノード93とは、より離隔して配置されうる。第2実施形態として言及しない事項は、第1実施形態に従いうる。
電子銃EGは、電子を放出する電子放出部を有するカソード10と、該電子放出部から放出された電子を引き出す引出電極30と、引出電極30によって引き出された電子を集束させる集束電極40とを備えうる。カソード10は、電子放出部として、例えば、近傍に配置されたヒーターで加熱されることによって電子が放出されうる。引出電極30は、電子を通過させる通過孔32を有する。電子銃EGは、カソード10と引出電極30との間にゲート電極20を備えてもよい。ゲート電極20は、電子を通過させる通過孔22を有する。
集束電極40は、管形状を有する第1部分41と、第1部分41の内側に配置された第2部分42とを含みうる。第2部分42は、カソード10の側に位置するカソード側面(カソード側の面)と、該カソード側面と反対側のアノード側面(アノード側の面)とを有しうる。第2部分42の該カソード側面は、第1面LW1と、第1面LW1と角度を有する第2面LW2とを有しうる。第2部分42の該アノード側面は、第1面LW1の反対側の第3面UP1(対向面)と、第2面LW2の反対側であって第3面(対向面)UP1と角度を有する第4面UP2(外側面)とを有しうる。
第2部分42の第1面LW1および第2面LW2によって第1空間SP1の少なくとも一部が規定されうる。他の観点において、第2部分42(の第1面LW1および第2面LW2)は、第2部分42の内側に、柱状(例えば、円柱状)の第1空間SP1の少なくとも一部を規定しうる。
また、第2部分42の第3面(対向面)UP1と第1部分41の内側面IS1とによって、第2空間SP2が規定されうる。また、第2部分42の第4面UP2(外側面)と第1部分41の内側面IS1とによって、第3空間SP3の一部が規定されうる。第2部分42は、電子を通過させる電子通過孔422と、第1空間SP1と第3空間SP3とを連通させる連通部431とを有しうる。他の観点において、連通部431は、第2部分42の内側空間(第1空間SP1)と、第2部分42の外側面UP1、UP2と第1部分41の内側面IS1とによって形成される外側空間(第2空間SP2および第3空間SP3)とを連通させる。
第2部分42は、電子通過孔422を有する板部421と、管形状を有する管形状部43とを有しうる。他の観点において、管形状部43の一端は、板部421に接続されうる。集束電極40は、管形状部43の他端と第1部分41とを接続する接続部44を更に含みうる。接続部44は、導電部材で構成されてもよいし、絶縁体で構成されてもよい。第2部分42の連通部431は、第3空間SP3を介して第1空間SP1と第2空間SP2とを連通させうる。連通部431は、管形状部43に設けられうる。
第1部分41および第2部分42は、軸AXに関して同軸構造を有するように構成されうる。第1部分41は、軸AXを中心軸とする円筒部を含みうる。第2部分42は、軸AXを中心軸とする円筒部を含みうる。第1部分41は、第2部分42の側方を全周にわたって取り囲むように配置されうる。あるいは、第1部分41は、第2部分42を切断するように軸AXに直交する断面のいずれにおいても、第2部分42を全周にわたって取り囲むように配置されうる。他の観点において、第1部分41は、第2部分42の連通部431を取り囲むように配置されうる。あるいは、第1部分41は、第2部分42の連通部431を切断するように軸AXに直交する断面のいずれにおいても、第2部分42の連通部431を取り囲むように配置されうる。以上のような構成は、集束電極40の第2部分42と、集束電極40の外側に配置されうる不図示の部材との間における放電を抑制するために効果的である。これは、第2部分42が、放電を誘発しうるような曲率半径が小さい部分(曲率が大きい部分)を有する場合に特に有利に作用する。
一例において、第1空間SP1は、第2部分42の他、引出電極30によって規定されうる。第1空間SP1は、密閉空間ではなく、電子通過孔422および連通部431を介して第2空間SP2に連通する。また、第1空間SP1は、通過孔32を介して、カソード10の側の空間と連通する。
第1部分41および第2部分42は、互いに電気的に接続され、同一電位が与えられうる。あるいは、第1部分41、第2部分42および接続部44は、互いに電気的に接続され、同一電位が与えられうる。引出電極30は、第2部分42に電気的に接続されてもよいし、第2部分42に対して電気的に絶縁され、第2部分42に与えられる電位とは異なる電位が与えられてもよい。一例において、引出電極30は、集束電極40に固定されている。
集束電極40の第2部分42に設けられた板部421は、第2空間SP2に至る電子線の径を制限する。板部421に設けられた電子通過孔422を通過した電子のみが第2空間SP2に至る電子線を構成する。他の電子は、板部421に衝突し、板部421によって吸収される。電子通過孔422を有する板部421を第2部分42に設けることによって、電子銃EGから放射される電子線をより小さい領域に集束させることができる。
カソード10からの電子が板部421の第1面LW1に衝突することによって第1面LW1からガスが放出され、ガスが第1空間SP1に長時間にわたって滞留すると、カソード10からの電子がガスと衝突する確率が高まる。電子とガスとの衝突によってガスがイオン化されうる。このようにして発生するイオンは、カソード10に向かって加速され、カソード10に衝突しうる。これによってカソード10が劣化しうる。
そこで、第2実施形態の電子銃EGでは、第1空間SP1と第2空間SP2とを連通させる連通部431が第2部分42に設けられている。連通部431は、それに対して電子が入射しない位置、あるいは、それに対して電子が入射する可能性が低い位置に配置されうる。他の観点において、連通部431は、電子を通過させない位置に配置されうる。連通部431は、第1空間SP1において発生しうるガスが速やかに第1空間SP1から第2空間SP2に排出されることを可能にし、これは、カソード10の劣化を抑制するように機能する。
集束電極40は、板部421のうち電子が衝突しうる領域と第1部分41の内側面IS1との間に連通部431を介した直線経路が存在するように構成されてもよい。あるいは、集束電極40は、板部421に設けられた電子通過孔422と第1部分41の内側面IS1との間に連通部431を介した直線経路が存在するように構成されてもよい。このような構成は、板部421に対する電子の衝突によって発生しうるがガスが速やかに第2空間SP2(あるいは第3空間SP3)に排出されることを可能にする。
第1部分41は、カソード10の電子放出部の側の先端部(第1端部)E2と、先端部E2の反対側の後端部(第2端部)E1とを有し、後端部E1は、角部を有しないように構成されうる。このような構成は、第1部分41とその外側に配置されうる部材との間における放電を抑制するために効果的である。
図6には、本発明の一実施形態のX線発生装置100の構成が示されている。X線発生装置100は、上記のX線発生管1と、X線発生管1を駆動する駆動回路3とを備えうる。X線発生装置100は、駆動回路3に昇圧された電圧を供給する昇圧回路2を更に備えうる。X線発生装置100は、X線発生管1、駆動回路3および昇圧回路2を収納する収納容器4を更に備えうる。収納容器4の中には、絶縁油が充填されうる。
図7には、本発明の一実施形態のX線撮像装置200の構成が示されている。X線撮像装置200は、X線発生装置100と、X線発生装置100から放射され物体106を透過したX線104を検出するX線検出装置110を備えうる。X線撮像装置200は、制御装置120および表示装置130を更に備えてもよい。X線検出装置110は、X線検出器112と、信号処理部114とを含みうる。制御装置120は、X線発生装置100およびX線検出装置110を制御しうる。X線検出器112は、X線発生装置100から放射され物体106を透過したX線104を検出あるいは撮像する。信号処理部114は、X線検出器112から出力される信号を処理して、処理された信号を制御装置120に供給しうる。制御装置120は、信号処理部114から供給される信号に基づいて、表示装置130に画像を表示させる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。

Claims (13)

  1. 電子銃と、前記電子銃からの電子が衝突することによってX線を発生するターゲットを有するアノードとを備えるX線発生管置であって、
    前記電子銃は、電子放出部を有するカソードと、前記電子放出部から放出された電子を引き出す引出電極と、前記引出電極によって引き出された電子を集束させる集束電極とを含み、
    前記集束電極は、管形状を有する第1部分と、前記第1部分の内側に配置された第2部分とを含み、前記第1部分は、前記アノードに対面する先端部を有し、前記第2部分は、前記アノードに対向する対向面を有し、前記対向面は、前記電子放出部からの電子を通過させる電子通過孔を有し、
    前記先端部と前記アノードとの距離は、前記対向面と前記アノードとの距離より小さく、
    前記先端部の熱伝導率は、前記第2部分の熱伝導率より小さい、
    ことを特徴とするX線発生管。
  2. 前記第1部分は、前記先端部を含む円筒形状部を含み、前記第2部分は、前記電子通過孔を有する円盤形状部を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線発生管。
  3. 前記第1部分と前記第2部分とは、電気的に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のX線発生管。
  4. 前記第1部分と前記引出電極とは、電気的に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のX線発生管。
  5. 前記カソードと前記引出電極との間に配置されたゲート電極を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のX線発生管。
  6. 前記ゲート電極には、前記カソードに与えられる電位よりも低い電位が与えられる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のX線発生管。
  7. 前記第1部分は、ステンレス鋼で構成され、前記第2部分は、モリブデンで構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のX線発生管。
  8. 前記第2部分は、柱状の第1空間の少なくとも一部を規定し、前記第1部分の内側面および前記第2部分の前記対向面は、第2空間の少なくとも一部を規定し、
    前記第2部分は、前記第1空間と前記第2空間とを連通させる連通部とを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のX線発生管。
  9. 前記第1部分は、前記連通部を取り囲んでいる、
    ことを特徴とする請求項8に記載のX線発生管。
  10. 前記第2部分は、前記電子通過孔を有する板部と、管形状を有する管形状部とを有し、前記管形状部の一端が前記板部に接続され、
    前記連通部は、前記管形状部に設けられている
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のX線発生管。
  11. 前記管形状部の外側面と前記第1部分の前記内側面との間に第3空間が規定され、前記第2部分の前記連通部は、前記第3空間を介して前記第1空間と前記第2空間とを連通させる、
    ことを特徴とする請求項10に記載のX線発生管。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のX線発生管と、
    前記X線発生管を駆動する駆動回路と、
    を含むことを特徴とするX線発生装置。
  13. 請求項12に記載のX線発生装置と、前記X線発生装置から放射され物体を透過したX線を検出するX線検出装置と、を備えることを特徴とするX線撮像装置。
JP2019554005A 2019-06-24 2019-06-24 X線発生管、x線発生装置およびx線撮像装置 Active JP6619916B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/024986 WO2020261339A1 (ja) 2019-06-24 2019-06-24 X線発生管、x線発生装置およびx線撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6619916B1 JP6619916B1 (ja) 2019-12-11
JPWO2020261339A1 true JPWO2020261339A1 (ja) 2021-09-13

Family

ID=68836043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019554005A Active JP6619916B1 (ja) 2019-06-24 2019-06-24 X線発生管、x線発生装置およびx線撮像装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10841515B1 (ja)
EP (1) EP3971937B1 (ja)
JP (1) JP6619916B1 (ja)
KR (1) KR102414965B1 (ja)
CN (1) CN114008733B (ja)
TW (1) TWI731717B (ja)
WO (1) WO2020261339A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019002822T5 (de) 2018-06-04 2021-02-18 Sigray, Inc. Wellenlängendispersives röntgenspektrometer
JP7117452B2 (ja) 2018-07-26 2022-08-12 シグレイ、インコーポレイテッド 高輝度反射型x線源
CN112823280A (zh) 2018-09-07 2021-05-18 斯格瑞公司 用于深度可选x射线分析的系统和方法
US11152183B2 (en) 2019-07-15 2021-10-19 Sigray, Inc. X-ray source with rotating anode at atmospheric pressure
JP7278464B1 (ja) * 2022-06-28 2023-05-19 浜松ホトニクス株式会社 X線管

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619855A (en) * 1979-07-27 1981-02-24 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> X-ray generator
US5428658A (en) * 1994-01-21 1995-06-27 Photoelectron Corporation X-ray source with flexible probe
JP4230565B2 (ja) * 1998-07-09 2009-02-25 浜松ホトニクス株式会社 X線管
EP1096543B1 (en) * 1998-07-09 2009-03-25 Hamamatsu Photonics K.K. X-ray tube
JP2007265917A (ja) 2006-03-29 2007-10-11 Toshiba Corp X線管及びその制御方法
JP2010021011A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Toshiba Corp 回転陽極型x線管装置
JP5214361B2 (ja) * 2008-07-31 2013-06-19 株式会社東芝 X線管およびx線分析装置
JP5322888B2 (ja) * 2009-10-30 2013-10-23 株式会社東芝 X線管
JP5800578B2 (ja) * 2011-05-31 2015-10-28 キヤノン株式会社 X線管
KR101868009B1 (ko) * 2012-06-18 2018-06-18 한국전자통신연구원 전계 방출 엑스선원 및 이를 이용한 전자 빔 집속 방법
US9208986B2 (en) * 2012-11-08 2015-12-08 General Electric Company Systems and methods for monitoring and controlling an electron beam
JP2014160547A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Canon Inc 放射線発生管及びそれを用いた放射線撮影システム
US9282622B2 (en) * 2013-10-08 2016-03-08 Moxtek, Inc. Modular x-ray source
JP6821304B2 (ja) * 2016-01-29 2021-01-27 キヤノン株式会社 電子銃、x線発生管、x線発生装置およびx線撮影システム
JP6525941B2 (ja) * 2016-10-28 2019-06-05 キヤノン株式会社 X線発生装置及び、x線撮影システム
CN113316833B (zh) * 2018-12-28 2022-10-04 佳能安内华股份有限公司 电子枪、x射线产生装置以及x射线成像装置
WO2020213039A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 キヤノンアネルバ株式会社 X線発生装置およびx線撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020261339A1 (ja) 2020-12-30
TWI731717B (zh) 2021-06-21
CN114008733B (zh) 2022-10-28
TW202107504A (zh) 2021-02-16
KR102414965B1 (ko) 2022-07-01
EP3971937B1 (en) 2024-04-03
CN114008733A (zh) 2022-02-01
JP6619916B1 (ja) 2019-12-11
EP3971937A4 (en) 2022-06-01
EP3971937A1 (en) 2022-03-23
US10841515B1 (en) 2020-11-17
KR20220002683A (ko) 2022-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6619916B1 (ja) X線発生管、x線発生装置およびx線撮像装置
US6438207B1 (en) X-ray tube having improved focal spot control
US20120307974A1 (en) X-ray tube and radiation imaging apparatus
US9818569B2 (en) High dose output, through transmission target X-ray system and methods of use
KR20140049471A (ko) X선 발생 장치
US20070064872A1 (en) X-ray radiator with thermionic emission of electrons from a laser-irradiated cathode
WO2021015036A1 (ja) X線管
US11101096B2 (en) High dose output, through transmission and relective target X-ray system and methods of use
JP2002528878A (ja) 可変結像スポットサイズを提供するx線管
JP2019003863A (ja) 電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡
US10971322B2 (en) Electron gun, X-ray generation apparatus, and X-ray imaging apparatus
JP7196046B2 (ja) X線管
JP2007287501A (ja) 透過型x線管
JP4091217B2 (ja) X線管
US11183355B2 (en) X-ray tube
KR101869753B1 (ko) 전자빔제어수단을 포함하는 엑스선 발생장치
JP6372571B2 (ja) X線管
JP6202317B2 (ja) X線発生装置及びx線照射装置
CN114551192A (zh) 冷阴极x射线管及x射线发生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190930

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190930

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6619916

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250