JP2019003863A - 電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡 - Google Patents

電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP2019003863A
JP2019003863A JP2017118599A JP2017118599A JP2019003863A JP 2019003863 A JP2019003863 A JP 2019003863A JP 2017118599 A JP2017118599 A JP 2017118599A JP 2017118599 A JP2017118599 A JP 2017118599A JP 2019003863 A JP2019003863 A JP 2019003863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
aperture member
anode
electrode
beam apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017118599A
Other languages
English (en)
Inventor
明寛 宮岡
Akihiro Miyaoka
明寛 宮岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2017118599A priority Critical patent/JP2019003863A/ja
Priority to CN201711044479.9A priority patent/CN109148245A/zh
Priority to US15/919,561 priority patent/US20180366294A1/en
Publication of JP2019003863A publication Critical patent/JP2019003863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J3/00Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J3/07Arrangements for controlling convergence of a plurality of beams
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J3/00Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J3/02Electron guns
    • H01J3/024Electron guns using thermionic emission of cathode heated by electron or ion bombardment or by irradiation by other energetic beams, e.g. by laser
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/06Cathodes
    • H01J35/066Details of electron optical components, e.g. cathode cups
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/14Arrangements for concentrating, focusing, or directing the cathode ray
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/14Arrangements for concentrating, focusing, or directing the cathode ray
    • H01J35/147Spot size control
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/06Electron sources; Electron guns
    • H01J37/063Geometrical arrangement of electrodes for beam-forming
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/06Electron sources; Electron guns
    • H01J37/075Electron guns using thermionic emission from cathodes heated by particle bombardment or by irradiation, e.g. by laser
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/10Lenses
    • H01J37/12Lenses electrostatic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
    • H01J37/28Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/06Sources
    • H01J2237/063Electron sources
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/06Sources
    • H01J2237/063Electron sources
    • H01J2237/06308Thermionic sources

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Abstract

【課題】高分解能で小型化できる電子ビーム装置、ならびに、これを備えるX線発生装置および走査電子顕微鏡を提供する。【解決手段】電子ビーム装置1は、電子を放出する陰極21と、陰極21から放出された電子により電子ビームが形成されるように電界を形成する電極であり、電子ビームが通過する第1の孔23aが形成された陽極23と、陽極23を通過した電子ビームの外周部を遮る開口31が形成されたアパーチャ部材30と、開口31を通過した電子ビームが集束するように電界を形成する電極であり、電子ビームが通過する第2の孔41が形成された1つの単孔電極からなる集束電極40と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電子ビーム装置、ならびに、これを備えるX線発生装置および走査電子顕微鏡に関する。
走査電子顕微鏡やX線発生装置等に用いられる電子ビーム装置では、電子ビームを集束させる電子レンズとして磁界レンズや電界レンズが用いられる。一般に、電界レンズは、磁界レンズと比較して小型化しやすい。特許文献1に記載の走査電子顕微鏡では、電子銃レンズおよび対物レンズのそれぞれを電界レンズとすることにより、電子ビーム装置を小型化している。
特開平6−111745号公報
電子ビーム装置は、X線発生装置および走査電子顕微鏡をはじめとして様々な機器に搭載される。このような背景から、電子ビーム装置自体のさらなる小型化が望まれている。
本発明の目的は、高分解能な小型電子ビーム装置、ならびに、これを備えるX線発生装置および走査電子顕微鏡を提供することにある。
本発明の電子ビーム装置の一形態は、電子を放出する陰極と、前記陰極から放出された前記電子により電子ビームが形成されるように電界を形成する電極であり、前記電子ビームが通過する第1の孔が形成された陽極と、前記陽極を通過した前記電子ビームの一部を遮蔽する開口が形成されたアパーチャ部材と、前記開口を通過した前記電子ビームが集束するように電界を形成する電極であり、前記電子ビームが通過する第2の孔が形成された1つの単孔電極からなる最終段の電子レンズと、を備える。
この構成によれば、電子ビームが集束するように電界を形成する最終段の電子レンズが1つの単孔電極で構成されているため、例えばアインツェルレンズのように電子レンズを複数の単孔電極により構成する場合に比べ、小型化できる。したがって、電子ビーム装置を小型化できる。
また、この構成によれば、アパーチャ部材により、集束特性が悪い電子ビームの外周部の電子ビームが遮蔽され、集束特性のよい電子ビームの中心部分のみがアパーチャ部材の開口を通過したうえで、最終段の電子レンズによって電子ビームが集束する。このため、分解能の低下を抑制できる。
前記電子ビーム装置の一例によれば、前記アパーチャ部材と前記単孔電極とが同電位である。
この構成によれば、単孔電極とアパーチャ部材との間の放電を防ぐための絶縁距離を設ける必要がなくなる。このため、単孔電極とアパーチャ部材との間の距離を短くできる。したがって、電子ビーム装置を小型化できる。
前記電子ビーム装置の一例によれば、前記同電位を与える方法として、前記アパーチャ部材と前記単孔電極とが真空中で導通する、電位を与える配線とは異なる第1導通部材を備える。
この構成によれば、1つの配線で単孔電極とアパーチャ部材との両方に電位を与えることができるため、配線を少なくでき、電子ビーム装置の構成を簡略化できる。
前記電子ビーム装置の一例によれば、前記陽極と前記アパーチャ部材とが同電位である。
この構成によれば、陽極とアパーチャ部材との間の放電を防ぐための絶縁距離を設ける必要がなくなる。このため、陽極とアパーチャ部材との間の距離を短くできる。したがって、電子ビーム装置を小型化できる。
前記電子ビーム装置の一例によれば、前記同電位を与える方法として、前記陽極と前記アパーチャ部材とが真空中で導通する、電位を与える配線とは異なる第2導通部材を備える。
この構成によれば、1つの配線で陽極とアパーチャ部材との両方に電位を与えることができるため、配線を少なくでき、電子ビーム装置の構成を簡略化できる。
前記電子ビーム装置の一例によれば、前記電子ビームの光軸に沿う方向における前記アパーチャ部材と前記単孔電極との距離は、前記第2の孔の半径よりも長い。
この構成によれば、アパーチャ部材による電界レンズの作用が無視できるようになるため、レンズ作用を考慮することなくアパーチャ部材の開口径を設計することができる。
前記電子ビーム装置の一例によれば、前記陰極は、前記電子を放出可能な平面である放出面を有し、前記放出面の面積は、前記第1の孔の開口面積よりも大きい。
この構成によれば、例えば陰極が尖った金属で構成される場合に比べ、第1の孔に対する陰極の高精度な位置調整が不要となるため、電子ビーム装置を容易に組立てることができる。
前記電子ビーム装置の一例によれば、前記陰極は、熱電子放出型である。
この構成によれば、例えば電界放出型の陰極を用いる構成に比べ、電子ビーム装置内の真空度が低くてもよいため、電子ビーム装置内を真空にするための真空ポンプを小型化できる。
本発明のX線発生装置は、上記電子ビーム装置を備える。
本発明の走査電子顕微鏡は、上記電子ビーム装置を備える。
本発明の電子ビーム装置、ならびに、これを備えるX線発生装置および走査電子顕微鏡によれば、高分解能でありながら小型化できる。
電子ビーム装置の一実施形態の概略構成図。 図1の集束電極およびその周辺の拡大図。 比較例の集束電極およびその周辺の拡大図。 変形例の電子ビーム装置の一部の概略構成図。 変形例の電子ビーム装置の一部の概略構成図。 変形例の電子ビーム装置の一部の概略構成図。
図1に示されるように、電子ビーム装置1は、真空ポンプ(図示略)によって内部が真空状態となる真空チャンバ10と、真空チャンバ10に収容された電子銃20、アパーチャ部材30、および、集束電極40とを備える。電子ビーム装置1は、電子銃20、アパーチャ部材30、集束電極40、および、対象物50に通電する制御装置60をさらに備える。電子ビーム装置1は、電子銃20から射出される電子ビームを、アパーチャ部材30を通すことで、電子ビームの外周部を遮蔽したうえで集束電極40によって集束させて対象物50の表面である集束面51に照射する。電子ビーム装置1は、例えばX線発生装置および走査電子顕微鏡に用いられる。電子ビーム装置1がX線発生装置に用いられた場合、対象物50はX線発生ターゲット部材であり、電子ビーム装置1が走査電子顕微鏡に用いられた場合、対象物50は披検査物である。
電子銃20は、平板状の陰極21、環状の制御電極22、環状の陽極23、および、電熱部24を有する。陰極21は、電子の発生源であり、電界放出型、ショットキー型、および、熱電子放出型のいずれかを用いることができる。本実施形態では、陰極21として熱電子放出型を用いている。本実施形態では、陰極21は直接通電加熱せず、近傍に配置された電熱部24の通電加熱により所定の温度まで加熱されて熱電子を放出する。陰極21、制御電極22、および、陽極23は、電子ビームの光軸(図1の一点鎖線)に沿った方向である光軸方向Zにおいて互いに離間して並べて配置されている。制御電極22は、光軸方向Zにおいて陰極21と陽極23との間に配置されている。制御電極22には、陰極21に対して負の電位が与えられ、陰極21から放出される電子の量を調整する。制御電極22と陰極21との電位差が小さくなるにつれて、陰極21から放出される電子の量は多くなる。
陰極21は、電子を放出可能な平面である放出面21aを有する。制御電極22には、陰極21から放出された熱電子が通過する第3の孔22aが形成されている。第3の孔22aの形状は、例えば円である。陽極23には、電子ビームが通過する第1の孔23aが形成されている。第1の孔23aの形状は、例えば円である。好ましい例では、陰極21の放出面21aの面積は、陰極21に最も近い電極、つまり本実施形態では制御電極22に形成された第3の孔22aの開口面積Bよりも広い。第3の孔22aの形状が円であり、第3の孔22aの半径がrbである場合、第3の孔22aの開口面積Bを求める計算式は、「B=π×rb2」である。
アパーチャ部材30は、陽極23に対して制御電極22とは反対側に配置されている。集束電極40は、アパーチャ部材30に対して陰極21とは反対側に配置されている。言い換えれば、アパーチャ部材30は、集束電極40よりも陰極21側に配置されている。アパーチャ部材30には、陽極23を通過した電子ビームの一部を遮蔽する開口31が形成されている。開口31の形状は、例えば円である。開口31の直径は、分解能および光量を考慮し、任意に設定可能である。一例では、開口31の直径は、2mmである。
集束電極40は、対象物50の最も近くに配置され、対象物50の集束面51に電子ビームを集束するように電界を形成する最終段の電極である。集束電極40は、例えば平板に第2の孔41が形成された単孔電極である。第2の孔41の形状は、例えば円である。第2の孔41の直径は、アパーチャ部材30の開口31の直径よりも大きい。第2の孔41の直径は、アパーチャ部材30の開口31を通過した電子ビームの外周部を遮らない大きさに決められることが好ましい。一例では、第2の孔41の直径は、陽極23の第1の孔23aの直径と等しいか、第1の孔23aの直径よりも大きい。他の一例では、集束電極40の第2の孔41の直径は、制御電極22の第3の孔22aの直径と等しいか、第3の孔22aの直径よりも大きい。図1に示されるとおり、制御電極22の第3の孔22a、陽極23の第1の孔23a、アパーチャ部材30の開口31、および、集束電極40の第2の孔41のそれぞれの中心軸は、同軸である。
電子ビーム装置1は、アパーチャ部材30と集束電極40とを真空中で導通する第1導通部材70を含む。第1導通部材70は、例えばアパーチャ部材30と集束電極40とを繋げる円筒状の部材である。また電子ビーム装置1は、陽極23とアパーチャ部材30とを真空中で導通する第2導通部材80を含む。第2導通部材80は、例えば陽極23とアパーチャ部材30とを繋げる円筒状の部材である。本実施形態では、陽極23、アパーチャ部材30、集束電極40、第1導通部材70、および、第2導通部材80は、同一の金属材料により形成された1つの部材で構成されている。
制御装置60は、ハーネス等の接続部材61、62、63、64、65を介して陰極21、制御電極22、陽極23、電熱部24、および、対象物50に電気的に接続されている。制御装置60は、電子ビーム装置1に設けられた操作部(図示略)の操作に基づいて、陰極21、制御電極22、陽極23、電熱部24、および、対象物50に与える電位を変更できる。以下、制御装置60による陰極21、制御電極22、陽極23、電熱部24、および、対象物50への通電態様、および、この通電態様によって対象物50の集束面51に照射される電子ビームについて説明する。
制御装置60は、電熱部24に通電して陰極21を加熱し、かつ、陰極21の電位に対して制御電極22に負の電位を、陽極23に対して正の電位を与えるよう構成されている。また制御装置60は、対象物50の電位に対して集束電極40に負の電位を与えて、対象物50と集束電極40との間の電位差で電子が加速される構成となっている。なお、本実施形態では、上述のように陽極23と集束電極40とは同電位である。また、陰極21、制御電極22、陽極23、および、対象物50のいずれか1つは、制御装置60と接続せず、接地電位でもよい。
このような電位差により、陰極21から放出された電子は陽極23により引き出されて電子ビームを形成する。制御電極22および陽極23の間に電位差が生じることにより電界が形成される。制御電極22および陽極23の電位差に起因する制御電極22と陽極23との間の等電位面の一部が制御電極22の第3の孔22aを介して制御電極22と陰極21との間に湾曲状に膨らみ、電子ビームを集束させるための電界レンズが形成される。また、集束電極40と対象物50との電位差が生じることにより電界が形成される。図2に示されるように、集束電極40および対象物50の電位差に起因する集束電極40と対象物50との間の等電位面の一部が、集束電極40の第2の孔41を介して集束電極40とアパーチャ部材30との間に湾曲状に膨らみ、電子ビームを対象物50の集束面51に集束させるための最終段の電界レンズが形成される。なお、本実施形態では、上述のように陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40は同電位であるため、この間で電子ビームはおおよそ直進する。
図1に示されるとおり、電子ビームは、制御電極22および陽極23の間で集束してクロスオーバーを形成したうえで、陽極23の第1の孔23aを通過する。このため、陽極23から集束電極40に向けておおよそ直進する電子ビームのビーム径は、集束電極40に近づくほど広くなる。
電子ビーム装置1のようにアパーチャ部材30が設けられる場合、および、電子ビーム装置1とは異なりアパーチャ部材30が設けられていない場合のいずれの構成においても、集束電極40により形成された最終段の電界レンズにより電子ビームが集束し、電子ビームのビーム径が小さくなった状態で対象物50の集束面51に照射される。ただし、集束電極40により形成された電界により集束する電子ビームは、その電界に到達する前の電子ビームのビーム径が大きいほど、球面収差の影響が大きくなり、高分解能を得られない。アパーチャ部材30が設けられた電子ビーム装置1では、陽極23により形成された
電子ビームがアパーチャ部材30の開口31を通過する場合に、電子ビームの外周部がアパーチャ部材30により遮られ、電子ビームの中心部のみが開口31を通過する。このため、電子ビームのビーム径が、開口31を通過する前のビーム径よりも小さい開口31の直径に絞られる。これにより、集束電極40により形成された最終段の電界レンズに到達する電子ビームのビーム径が小さくなるため、球面収差の影響が小さくなり、高分解能を得られる。
次に、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40の関係について説明する。なお、以降の説明において、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40の各部材間の距離は、光軸方向Zにおける各部材間の距離を示す。
本実施形態では上述のように、第1導通部材70および第2導通部材80によって、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40が互いに同電位となるため、陽極23とアパーチャ部材30との間を放電防止のために絶縁しなくてもよく、またアパーチャ部材30と集束電極40との間を放電防止のために絶縁しなくてもよい。すなわち、放電防止の観点においては、陽極23とアパーチャ部材30との間の距離、および、アパーチャ部材30と集束電極40との間の距離のそれぞれは任意に変更でき、放電防止のために必要な絶縁距離よりも短くできる。本実施形態では、陽極23とアパーチャ部材30との間の距離がアパーチャ部材30と集束電極40との間の距離よりも大きく、電子ビームがより広がった箇所において、アパーチャ部材30は電子ビームを遮っている。
一方、アパーチャ部材30と集束電極40との間の距離は、次のような制約がある。図3に示されるように、アパーチャ部材30と集束電極40との間の距離が近いと、集束電極40の第2の孔41からアパーチャ部材30に向けて漏れる電界の等電位面の各々がアパーチャ部材30の下面に沿う方向に延びる直線状となり、電子ビームが集束しにくくなる。加えて、集束電極40の第2の孔41からアパーチャ部材30に向けて漏れる電界の等電位面の一部がアパーチャ部材30の開口31によって湾曲に変化してしまう。これにより、アパーチャ部材30の開口31を通過する電子ビームが集束してしまう。アパーチャ部材30の開口31の孔径は、球面収差の低減による分解能の向上、および、対象物50に到達させる電子量の兼ね合いのみを考慮して設計されるのがよいが、レンズとしても同時に作用すると、焦点距離などのレンズ特性の制約も同時に満たす必要がでてくるため、結果的に十分な分解能を得られなくなる可能性がある。
そこで、アパーチャ部材30と集束電極40との間の距離は、集束電極40の第2の孔41の半径よりも長くなるように設定される。より好ましくは、アパーチャ部材30と集束電極40との間の距離は、集束電極40の第2の孔41の直径以上に設定される。本実施形態では、アパーチャ部材30と集束電極40との間の距離は、集束電極40の第2の孔41の直径よりも長い。これにより、図2に示されるように、集束電極40の第2の孔41からアパーチャ部材30に向けて漏れる電界の等電位面の一部によって形成された最終段の電界レンズがアパーチャ部材30の開口31に形成されにくくなり、開口31でのレンズ作用は無視できるようになる。したがって、アパーチャ部材30の開口31の孔径は、分解能と光量のみを考慮して設計することができ、所望の電子銃性能を得られやすい。
本実施形態の電子ビーム装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)集束電極40が1つの単孔電極であるため、集束電極40を例えばアインツェルレンズのような複数の単孔電極により構成すると仮定した場合に比べ、光軸方向Zにおいて集束電極40を小型化できる。したがって、電子ビーム装置1を小型化できる。加えて、光軸方向Zにおける陽極23と対象物50との間に、電子ビームを集束するための電極が集束電極40の1つのみであるため、電子ビーム装置1をより小型化できる。
また、陽極23からアパーチャ部材30に向けて放出される電子ビームのビーム径は、アパーチャ部材30に近づくほど広がる。そして、電子ビームの中心部のみがアパーチャ部材30の開口31を通過したうえで、集束電極40によって電子ビームが集束する。このため、球面収差の影響を低減できる。このように、アパーチャ部材30を設けるようにしたため、アパーチャ部材30と対象物50の集束面51との間に存在する電極が1つであっても、高分解能を得ることができる。これにより、高分解能でありながら電子ビーム装置1を小型化できる。
また、アパーチャ部材30が集束電極40よりも対象物50側に配置され、アパーチャ部材30に対象物50と同電位を与えたと仮定した場合、球面収差の影響を小さくするためには集束電極40によって集束された電子ビームの外周部をアパーチャ部材30によって遮る必要がある。このため、アパーチャ部材30の開口31は、集束された電子ビームよりもさらに小さな径にしたうえで電子ビームの中心位置に配置する必要があり、加工精度および位置精度を高めなければならない。また、それに加えて電子ビームをアパーチャ部材30の開口31に通過させるために電子ビームの位置調整用の偏向器を設けるなどの構成部品の追加が必要になる可能性がある。
本実施形態では、集束電極40で集束される直前の電子ビーム、すなわち電子銃20により一度集束されて拡径された電子ビームがアパーチャ部材30の開口31を通過する。このため、アパーチャ部材30の開口31の加工精度および位置精度が低くても電子ビームを所望の量だけ遮ることができる。したがって、電子ビーム装置1を容易に組立てることができる。また偏向器を設ける必要もなく、電子ビーム装置1の構成を簡略化できる。
(2)アパーチャ部材30と集束電極40とに同電位を与えることにより、集束電極40とアパーチャ部材30との間の放電を防ぐための絶縁距離を設ける必要がなくなる。このため、光軸方向Zにおける集束電極40とアパーチャ部材30との間の距離を短くできる。したがって、電子ビーム装置1を小型化できる。
(3)第1導通部材70によってアパーチャ部材30と集束電極40とが真空中で導通していることにより、制御装置60と集束電極40およびアパーチャ部材30とを電気的に接続する配線を少なくしても、集束電極40とアパーチャ部材30とは同電位となる。したがって、電子ビーム装置1の構成を簡略化できる。
(4)アパーチャ部材30と集束電極40との間の距離が集束電極40の第2の孔41の半径よりも長いことにより、アパーチャ部材30による電界レンズの作用は無視できる。したがって、アパーチャ部材30の開口31の孔径を、分解能および光量のみを考慮して設計することができる。
(5)陽極23とアパーチャ部材30とに同電位を与えることにより、陽極23とアパーチャ部材30との間の放電を防ぐための絶縁距離を設ける必要がなくなる。このため、光軸方向Zにおける陽極23とアパーチャ部材30との間の距離を短くできる。したがって、電子ビーム装置1を小型化できる。
(6)第2導通部材80によって陽極23とアパーチャ部材30とが真空中で導通していることにより、制御装置60と陽極23およびアパーチャ部材30とを電気的に接続する配線を少なくしても、陽極23およびアパーチャ部材30とは同電位となる。したがって、電子ビーム装置1の構成を簡略化できる。
特に、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40が互いに導通しているた
め、制御装置60と陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40とを1つの配線で電気的に接続できる。したがって、電子ビーム装置1の構成をさらに簡略化できる。
(7)陰極21は熱電子放出型が望ましい。陰極21に熱を与える方法は、直接通電加熱する直熱型でもよいし、陰極21を加熱する電熱部24をさらに備えた傍熱型でもよい。いずれの場合でも、陰極21が熱電子放出型であることにより、例えば陰極21が電界放出型の場合に比べ、真空チャンバ10内の真空度が低くてもよい。このため、真空チャンバ10内を真空にするための真空ポンプを小型化できる。
(8)また、陰極21の形状は平面であることが望ましい。陰極21の放出面21aの面積を陰極21に最も近い電極、つまり制御電極22の第3の孔22aの開口面積よりも大きくすることにより、光軸方向Zに直交する方向において、陰極21が制御電極22に対して予め設定された位置からずれたとしても、陰極21から放出される電子ビームの光軸と制御電極22の第3の孔22aの中心軸とが一致した状態で、電子を第3の孔22aに通過させることができる。このように、制御電極22に対する陰極21の高精度な位置調整が不要となるため、電子ビーム装置1を容易に組立てることができる。
(9)また寿命や光学特性の長期安定性の観点からは、陰極21は含浸型平面熱陰極が望ましい。例えば電子銃20としてメンテナンスフリーとなる密閉型電子銃に適用した場合、密閉型電子銃の交換頻度が少なくなるため、電子ビーム装置1の維持費を低減できる。なお、密閉型電子銃は、電子銃の一部の構成要素が故障等で交換が必要となった場合に電子銃全体を交換する構成である。
(変形例)
上記実施形態に関する説明は、本発明の電子ビーム装置、X線発生装置、および、走査電子顕微鏡が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明の電子ビーム装置、X線発生装置、および、走査電子顕微鏡は、例えば以下に示される上記実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合せられた形態を取り得る。
・上記実施形態では、電子銃20の制御電極22により電子ビームのクロスオーバーを形成して分解能を高めていたが、電子銃20の構成はこれに限られない。電子銃20から制御電極22を省略してもよい。これにより、電子銃20の小型化を図ることができる。
・上記実施形態では、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40が互いに導通していたが、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40の電気的な構成はこれに限られず、次の(A)〜(H)のように変更できる。
(A)図4に示されるように、アパーチャ部材30、集束電極40、および、第1導通部材70が一体に形成され、陽極23がアパーチャ部材30、集束電極40、および、第1導通部材70とは別体に形成される。すなわち、第2導通部材80が省略されている。制御装置60は、例えばハーネス等の接続部材63aによって陽極23と電気的に接続され、接続部材63bによってアパーチャ部材30、集束電極40、および、第1導通部材70と電気的に接続される。制御装置60は、陽極23と、アパーチャ部材30および集束電極40とが互いに同電位となるように陽極23と、アパーチャ部材30および集束電極40とを通電する。この構成によれば、上記実施形態の(1)〜(5)、(7)、(8)、および、(9)と同様の効果が得られる。
(B)図5に示されるように、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40が個別に形成され、互いに導通されていない。すなわち、第1導通部材70および第2導
通部材80が省略されている。制御装置60は、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40のそれぞれと例えばハーネス等の接続部材63c,63d,63eを介して電気的に接続されている。制御装置60は、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40が互いに同電位となるように陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40のそれぞれを通電する。この構成によれば、上記実施形態の(1)、(2)、(4)、(5)、(7)、(8)、および、(9)と同様の効果が得られる。
(C)図4の変形例において、制御装置60は、アパーチャ部材30および集束電極40と、陽極23とが互いに異なる電位となるように、アパーチャ部材30および集束電極40と、陽極23との間に電位差を生じさせる。この構成によれば、上記実施形態の(1)〜(4)、(7)、(8)、および、(9)と同様の効果が得られる。
(D)図5の変形例において、制御装置60は、アパーチャ部材30および集束電極40が同電位となるようにアパーチャ部材30、集束電極40、および、第1導通部材70のいずれかに通電し、かつアパーチャ部材30と陽極23とが互いに異なる電位となるように陽極23と、アパーチャ部材30および集束電極40との間に電位差を生じさせる。この構成によれば、上記実施形態の(1)、(2)、(4)、(7)、(8)、および、(9)と同様の効果が得られる。
(E)図5の変形例において、制御装置60は、陽極23およびアパーチャ部材30が同電位となるように陽極23およびアパーチャ部材30のそれぞれに通電し、かつアパーチャ部材30と集束電極40とが互いに異なる電位となるようにアパーチャ部材30と集束電極40との間に電位差を生じさせる。この構成によれば、上記実施形態の(1)、(4)、(5)、(7)、(8)、および、(9)と同様の効果が得られる。
(F)図5の変形例において、制御装置60は、陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40の電位が互いに異なるように陽極23、アパーチャ部材30、および、集束電極40の間に電位差を生じさせる。この構成によれば、上記実施形態の(1)、(4)、(7)、(8)、および、(9)と同様の効果が得られる。
(G)図6に示されるように、陽極23およびアパーチャ部材30が一体に形成され、集束電極40が陽極23およびアパーチャ部材30とは別体に形成される。すなわち第1導通部材70が省略されている。制御装置60は、例えばハーネス等の接続部材63fによって陽極23およびアパーチャ部材30と電気的に接続され、接続部材63gによって集束電極40と電気的に接続される。制御装置60は、陽極23およびアパーチャ部材30と集束電極40とが互いに同電位となるように陽極23およびアパーチャ部材30と集束電極40とに通電する。この構成によれば、上記実施形態の(1)、(2)、および、(4)〜(9)と同様の効果が得られる。
(H)図6の変形例において、制御装置60は、陽極23およびアパーチャ部材30が同電位となるように陽極23およびアパーチャ部材30のいずれかに通電し、かつアパーチャ部材30と集束電極40とが互いに異なる電位となるように陽極23およびアパーチャ部材30と集束電極40との間に電位差を生じさせる。この構成によれば、上記実施形態の(1)、および、(4)〜(9)と同様の効果が得られる。
1 電子ビーム装置
21 陰極
21a 放出面
23 陽極
23a 第1の孔
24 電熱部
30 アパーチャ部材
31 開口
40 集束電極(最終段の電子レンズ)
41 第2の孔
70 第1導通部材
80 第2導通部材

Claims (10)

  1. 電子を放出する陰極と、
    前記陰極から放出された前記電子により電子ビームが形成されるように電界を形成する電極であり、前記電子ビームが通過する第1の孔が形成された陽極と、
    前記陽極を通過した前記電子ビームの一部を遮蔽する開口が形成されたアパーチャ部材と、
    前記開口を通過した前記電子ビームが集束するように電界を形成する電極であり、前記電子ビームが通過する第2の孔が形成された1つの単孔電極からなる最終段の電子レンズと、を備える
    電子ビーム装置。
  2. 前記アパーチャ部材と前記単孔電極とが同電位である
    請求項1に記載の電子ビーム装置。
  3. 前記アパーチャ部材と前記単孔電極とが真空中で導通する、電位を与える配線とは異なる第1導通部材を備える
    請求項2に記載の電子ビーム装置。
  4. 前記陽極と前記アパーチャ部材とが同電位である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子ビーム装置。
  5. 前記陽極と前記アパーチャ部材とが真空中で導通する、電位を与える配線とは異なる第2導通部材を備える
    請求項4に記載の電子ビーム装置。
  6. 前記電子ビームの光軸に沿う方向における前記アパーチャ部材と前記単孔電極との距離は、前記第2の孔の半径よりも長い
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子ビーム装置。
  7. 前記陰極は、前記電子を放出可能な平面である放出面を有し、
    前記放出面の面積は、前記第1の孔の開口面積よりも大きい
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子ビーム装置。
  8. 前記陰極は、熱電子放出型である
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子ビーム装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子ビーム装置を備えるX線発生装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子ビーム装置を備える走査電子顕微鏡。
JP2017118599A 2017-06-16 2017-06-16 電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡 Pending JP2019003863A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118599A JP2019003863A (ja) 2017-06-16 2017-06-16 電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡
CN201711044479.9A CN109148245A (zh) 2017-06-16 2017-10-31 电子束装置以及具备该电子束装置的x射线产生装置和扫描电子显微镜
US15/919,561 US20180366294A1 (en) 2017-06-16 2018-03-13 Electron beam apparatus, and x-ray generation apparatus and scanning electron microscope each including the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118599A JP2019003863A (ja) 2017-06-16 2017-06-16 電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019003863A true JP2019003863A (ja) 2019-01-10

Family

ID=64657592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017118599A Pending JP2019003863A (ja) 2017-06-16 2017-06-16 電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20180366294A1 (ja)
JP (1) JP2019003863A (ja)
CN (1) CN109148245A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020136912A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 キヤノンアネルバ株式会社 電子銃、x線発生装置およびx線撮像装置
CN113764246A (zh) * 2020-06-03 2021-12-07 聚束科技(北京)有限公司 一种显微镜
CN117637417A (zh) * 2024-01-24 2024-03-01 电子科技大学 一种使用光阑结构进行辅助聚焦的微焦点电子枪

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4447773A (en) * 1981-06-22 1984-05-08 California Institute Of Technology Ion beam accelerator system
JP2851213B2 (ja) * 1992-09-28 1999-01-27 株式会社東芝 走査電子顕微鏡
EP1122761B1 (en) * 2000-02-01 2004-05-26 ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH Optical column for charged particle beam device
EP1271606A1 (en) * 2000-11-02 2003-01-02 Ebara Corporation Electron beam apparatus and device production method using the apparatus
US6853143B2 (en) * 2002-01-09 2005-02-08 Ebara Corporation Electron beam system and method of manufacturing devices using the system
WO2003107383A1 (ja) * 2002-06-13 2003-12-24 Okumura Katsuya 電子光学鏡筒およびその製造方法
JP5959326B2 (ja) * 2012-06-11 2016-08-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子ビーム発生装置、荷電粒子線装置、高電圧発生装置、および高電位装置
US8933414B2 (en) * 2013-02-27 2015-01-13 Fei Company Focused ion beam low kV enhancement
JP6340165B2 (ja) * 2013-04-25 2018-06-06 株式会社日立ハイテクノロジーズ 電子銃、荷電粒子銃およびそれらを用いた荷電粒子線装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20180366294A1 (en) 2018-12-20
CN109148245A (zh) 2019-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6438207B1 (en) X-ray tube having improved focal spot control
US9653248B2 (en) X-ray tube
JP6114981B2 (ja) X線発生装置
JP6619916B1 (ja) X線発生管、x線発生装置およびx線撮像装置
JP4619176B2 (ja) マイクロフォーカスx線管
US9431206B2 (en) X-ray generation tube, X-ray generation device including the X-ray generation tube, and X-ray imaging system
JP2008103326A (ja) X線装置の電子ビームを集束し偏向するための方法及び装置
JP2015191795A (ja) X線発生装置
JP2019003863A (ja) 電子ビーム装置、ならびに、これを備えるx線発生装置および走査電子顕微鏡
JP7068117B2 (ja) 荷電粒子線装置
JP2012234810A (ja) X線管およびx線管の動作方法
US9741523B2 (en) X-ray tube
US9647367B1 (en) Current restrictive spring-loaded electrical connection device
JP6816921B2 (ja) X線管
JP7196046B2 (ja) X線管
KR102361378B1 (ko) 전자총, x선 발생 장치 및 x선 촬상 장치
JP4091217B2 (ja) X線管
JP2005190757A (ja) X線発生装置
CN210535623U (zh) X射线源和x射线成像设备
KR101869753B1 (ko) 전자빔제어수단을 포함하는 엑스선 발생장치
US20230411106A1 (en) Multi-beam x-ray source and method for forming same
CN105723494A (zh) 电子枪和辐射产生设备
US10176964B2 (en) Focused ion beam apparatus
US20150228442A1 (en) Device for producing x-ray radiation
JP6202317B2 (ja) X線発生装置及びx線照射装置