JPWO2020202568A1 - 多軸制御システム、多軸制御方法および多軸制御プログラム - Google Patents

多軸制御システム、多軸制御方法および多軸制御プログラム Download PDF

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Abstract

複数の軸のそれぞれと対応付けられている複数のサーボモータ(14a,14b,14c,14d)を同期制御する多軸制御システム(11)であって、それぞれが複数のサーボモータの中の1つ以上を駆動する複数のサーボアンプ(13a,13b)と、複数のサーボアンプを制御するコントローラ(12)と、を備え、サーボアンプは、エンジニアリングツールから取得した制御用の動作パラメータを記憶するパラメータ記憶部(36)と、複数のサーボモータのうち駆動対象のサーボモータをパラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従って制御するモータ制御部(35)と、を備える。

Description

本発明は、複数のサーボアンプおよびコントローラから成る多軸制御システム、多軸制御方法および多軸制御プログラムに関する。
半導体製造装置および工作機械装置といった産業用途の装置では、複数のモータを組み合わせた多軸制御システムが使用されている。多軸制御システムの例は、ガントリ機構、多関節ロボットなどである。
多軸制御システムは、各軸が制御する物体の位置によって負荷が変動する。例として、X軸、Y軸およびZ軸が互いに直交するものとし、X軸方向に移動可能なX_1軸およびX_2軸、Y軸方向に移動可能なY軸、Z軸方向に移動可能なZ軸からなるガントリ機構を考える。このガントリ機構では、X_1軸およびX_2軸は同一動作を行う必要がある。しかしながら、Z軸の機構がY軸上でX_1軸に寄っていた場合、Z軸の機構がX_1軸に影響を大きく与えるため、X_1軸に掛かる負荷がX_2軸に比べると大きい。また各々軸を運転する毎に負荷は変動する。
特許文献1には、モータを駆動する複数の下位コントローラと、下位コントローラを制御する上位コントローラとを備え、下位コントローラは予め設定された駆動内容に基づいてモータを駆動する構成の駆動系システムが記載されている。特許文献1に記載の駆動系システムでは、上位コントローラの指示によって下位コントローラがモータを駆動し、移動内容等を測定することが可能である。
特開2007−34742号公報
上述したように、多軸制御システムは、各機構がどの位置にあるかで各軸に掛かる負荷が変動する。そのため、同時に複数のモータを駆動したり、同時に測定を行ったりすることで各軸間の影響を考慮しながら制御パラメータの設定を行う必要がある。そしてその際には、多軸制御システムは、複数のモータの動作を同期させる同期制御を行う必要がある。ただし、単一のコントローラで同期制御を実現する場合、制御可能なモータの数がコントローラの性能に依存するため、制御対象のモータの数を増加させることが難しいという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、システム全体の動作を制御するコントローラの負荷が増加するのを抑制しつつ同期制御の対象のモータの数を増加させることが可能な多軸制御システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の軸のそれぞれと対応付けられている複数のサーボモータを同期制御する多軸制御システムであって、それぞれが複数のサーボモータの中の1つ以上を駆動する複数のサーボアンプと、複数のサーボアンプを制御するコントローラと、を備える。サーボアンプは、エンジニアリングツールから取得した制御用の動作パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、複数のサーボモータのうち駆動対象のサーボモータをパラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従って制御するモータ制御部と、を備える。
本発明にかかる多軸制御システムは、コントローラの負荷が増加するのを抑制しつつ同期制御の対象のサーボモータの数を増加させることができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる多軸制御システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる多軸制御システムが有する機械構成の一例を示す図 実施の形態1にかかるコントローラの構成例を示す図 実施の形態1にかかるサーボアンプの構成例を示す図 実施の形態1にかかるエンジニアリングツールの構成例を示す図 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの測定を行う場合のコントローラの動作の一例を示すフローチャート エンジニアリングツールが表示部に表示する測定画面の一例を示す図 エンジニアリングツールが表示部に表示する測定結果の一例を示す図 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの測定を行う場合のサーボアンプの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの試運転を行う場合のコントローラの動作の一例を示すフローチャート エンジニアリングツールが表示部に表示する試運転画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの試運転を行う場合のサーボアンプの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの位置決め動作を行う場合のコントローラの動作の一例を示すフローチャート エンジニアリングツールが表示部に表示する入力受け付け画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの位置決め動作を行う場合のサーボアンプの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボアンプが使用する動作パラメータを変更する場合のコントローラの動作の一例を示すフローチャート エンジニアリングツールが表示部に表示する入力受け付け画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの動作パラメータを変更する場合のサーボアンプの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの測定を行う場合のコントローラの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかる多軸制御システムにおいてサーボモータの測定を行う場合のサーボアンプの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1,2にかかる多軸制御システムのコントローラを実現するハードウェアの一例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる多軸制御システム、多軸制御方法および多軸制御プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる多軸制御システムの構成例を示す図である。図1に示す多軸制御システム11は、コントローラ12と、サーボアンプ13aおよび13bと、サーボモータ14a〜14dと、機械要素15a〜15dとを備える。機械要素15a〜15dのそれぞれは、機械を形成する部品の1つであり、サーボモータ14a〜14dにより駆動される。多軸制御システム11が備えるサーボアンプの数、サーボモータの数および機械要素の数は一例であり図1に示した数に限定するものではない。サーボアンプ、サーボモータおよび機械要素の数は2以上であればよい。これ以降の説明では、サーボアンプ13aとサーボアンプ13bとを区別する必要が無い場合、これらをサーボアンプ13と記載する。同様に、サーボモータ14a〜14dをサーボモータ14と記載し、機械要素15a〜機械要素15dを機械要素15と記載する。
コントローラ12および各サーボアンプ13は、ネットワーク18に接続される。ネットワーク18には、エンジニアリングツール17を含む端末16がさらに接続される。端末16は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末などである。エンジニアリングツール17は、ユーザがコントローラ12および各サーボアンプ13に対して各種設定を行う場合に用いられる。また、エンジニアリングツール17は、ユーザがコントローラ12および各サーボアンプ13に対して指示を行う場合にも用いられる。エンジニアリングツール17は、エンジニアリングツール17として動作するためのプログラムを端末16にインストールすることにより実現される。なお、端末16がコントローラ12の機能を包含していてもよい。
サーボアンプ13aには、サーボモータ14aおよび14bが接続される。サーボモータ14aにはX_1軸の機械要素15aが接続され、サーボモータ14bにはX_2軸の機械要素15bが接続される。サーボアンプ13bには、サーボモータ14cおよび14dが接続される。サーボモータ14cにはY軸の機械要素15cが接続され、サーボモータ14dにはZ軸の機械要素15dが接続される。なお、図1に示した多軸制御システム11では1台のサーボアンプ13が2台のサーボモータ14を駆動する構成としているが、この構成に限定されない。1台のサーボアンプ13が1台のサーボモータ14を駆動してもよいし、1台のサーボアンプ13が3台以上のサーボモータ14を駆動してもよい。また、各サーボアンプ13が駆動するサーボモータ14の数が同じである必要もない。例えば、1台目のサーボアンプ13が1台のサーボモータ14を駆動し、2台目のサーボアンプ13が3台のサーボモータ14を駆動するといった構成であってもよい。
図1に示した多軸制御システム11は、各サーボアンプ13がサーボモータ14を駆動する際に使用する動作パラメータをエンジニアリングツール17から取得し、取得した動作パラメータに従い各サーボアンプ13が個別にサーボモータ14を駆動して複数のサーボモータの動作を同期させる機能を有する。すなわち、多軸制御システム11において、各サーボアンプ13は、コントローラ12からの指示を受けることなく、エンジニアリングツール17から取得済みの動作パラメータに従いサーボモータ14を駆動して同期制御を行う。つまり、多軸制御システム11は、従来のシステムではシステム全体を制御する制御装置がトップダウン的に行っていたサーボモータの同期制御を、コントローラ12から各サーボアンプ14に分散させたものである。動作パラメータについては別途説明する。
多軸制御システム11において、コントローラ12は、各サーボアンプ13と定周期通信を行い、システム全体の動作を制御する。定周期通信では、コントローラ12と各サーボアンプ13とがシステムで予め定められた周期で繰り返し通信を行う。
各サーボアンプ13は、各種動作の動作パラメータをエンジニアリングツール17から受け取った場合はこれを保持し、動作パラメータに従った動作を行う。動作パラメータに従った動作については別途説明する。
図2は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11が有する機械構成の一例を示す図である。図2に示す多軸制御システム11は、サーボモータ14aとサーボモータ14bとの2軸のサーボモータにより駆動されるX軸の機械要素15aおよび15bを有する。サーボモータ14aにより駆動される軸をX_1軸とし、サーボモータ14bにより駆動される軸をX_2軸とする。また、X_1軸とX_2軸は平行である。また、多軸制御システム11は1軸のサーボモータ14cによって駆動されるY軸を有し、Y軸はX軸と直交するようにX軸に機械的に接続されている。また、多軸制御システム11は1軸のサーボモータ14dにより駆動されるZ軸の機械要素を有し、Z軸はX軸およびY軸と直交するようにY軸に機械的に接続されている。ここでは、互いに平行に設けられたX_1軸とX_2軸がガントリ軸となる。すなわち、X_1軸とX_2軸とがガントリ機構を構成している。
図3は、実施の形態1にかかるコントローラ12の構成例を示す図である。コントローラ12は、各サーボアンプ13と定周期通信を行う定周期通信部21と、各サーボアンプ13を制御するサーボアンプ制御部22と、各サーボモータ14を同期制御する際に使用する動作パラメータをエンジニアリングツール17から取得して保持するパラメータ取得部23と、エンジニアリングツール17と任意のタイミングで通信を行う通信部24とを備える。これらの各部は内部バス20に接続され、相互に通信が可能である。
図4は、実施の形態1にかかるサーボアンプ13の構成例を示す図である。サーボアンプ13は、通信部31と、測定開始条件判断部32と、測定処理部33と、測定データ記憶部34と、モータ制御部35と、パラメータ記憶部36と、パラメータ設定部37と、時刻管理部38とを備える。これらの各部は内部バス30に接続され、相互に通信が可能である。
通信部31は、コントローラ12と定周期通信または非定周期通信を行う。非定周期通信は、予め定められた周期で通信を繰り返し行う定周期通信に該当しない通常の通信であり、通信を行うタイミングは決まっておらず、任意のタイミングで行う通信である。測定開始条件判断部32は、測定処理部33がデータ測定動作を開始する条件である測定開始条件を満たしたか否かを判断する。測定処理部33は、測定開始条件を満たした場合にデータ測定処理を行う。データ測定処理の詳細については後述する。測定データ記憶部34は、測定処理部33がデータ測定処理を実行して得られる測定データを記憶する。
モータ制御部35は、試運転処理部351および位置決め処理部352を含み、サーボアンプ13に接続されているサーボモータ14を駆動させる制御を行う。試運転処理部351は、多軸制御システム11が後述する試運転を行う際に、パラメータ記憶部36が記憶している動作パラメータのうち、試運転に関連する動作パラメータである試運転条件に従ってサーボモータ14を駆動する。位置決め処理部352は、多軸制御システム11が後述する位置決め動作を行う際に、パラメータ記憶部36が記憶している動作パラメータのうち、位置決め動作のパラメータに従ってサーボモータ14を駆動する。
パラメータ記憶部36は、主記憶部361および補助記憶部362を含み、エンジニアリングツール17から取得する同期制御用の動作パラメータを記憶する。主記憶部361は、サーボアンプ13が動作する際に実際に使用される動作パラメータを記憶する。補助記憶部362は、主記憶部361が動作パラメータを記憶している状態のときに通信部31が新たな動作パラメータを受信した場合に、受信した新たな動作パラメータを記憶する。なお、主記憶部361および補助記憶部362への動作パラメータの書き込みはパラメータ設定部37が行う。
パラメータ設定部37は、主記憶部361が動作パラメータを記憶している状態のときに通信部31経由でエンジニアリングツール17から新たな動作パラメータを受け取ると、補助記憶部362に書き込む。また、パラメータ設定部37は、予め定められた条件を満たした場合、補助記憶部362から動作パラメータを読み出して主記憶部361に書き込む。
時刻管理部38は、内蔵時計381および時刻記憶部382を含み、パラメータ記憶部36が記憶している動作パラメータを使用した動作の開始時刻を管理する。内蔵時計381は時刻情報を出力する。時刻管理部38は、NTP(Network Time Protocol)等を利用することで、内蔵時計381を他のサーボアンプ13が備える内蔵時計381と同期させる。時刻記憶部382は、コントローラ12から動作の開始時刻が通知された場合にこれを記憶する。
図5は、実施の形態1にかかるエンジニアリングツール17の構成例を示す図である。エンジニアリングツール17は、コントローラ12と任意のタイミングで通信を行う通信部71と、コントローラ12または各サーボアンプ13に設定する各種データをユーザから取得するデータ取得部72と、ユーザから取得した各種データをコントローラ12または各サーボアンプ13に設定するデータ設定部73と、各種データの入力画面、多軸制御システム11の状態表示画面などを表示する表示部74とを備える。これらの各部は内部バス70に接続され、相互に通信が可能である。
つづいて、多軸制御システム11の動作について、具体例を挙げて説明する。本実施の形態では、サーボモータ14の測定を行う場合の動作、サーボモータ14の試運転を行う場合の動作、サーボモータ14の位置決め動作、サーボアンプ13が使用する動作パラメータを変更する場合の動作について、図面を参照しながら説明する。各動作の説明では、コントローラ12の動作とサーボアンプ13の動作とに分けて説明を行う。
<サーボモータ14の測定を行う場合の動作>
図6は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の測定を行う場合のコントローラ12の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図6では、「サーボモータ」を単に「モータ」と記載している。これ以降の説明に用いる図面についても同様であり、「モータ」は「サーボモータ」を意味するものとする。
サーボモータ14の測定を行う場合、コントローラ12は、まず、サーボモータ14の測定条件を動作パラメータとしてエンジニアリングツール17から取得する(ステップS11)。詳細には、エンジニアリングツール17がサーボモータ14の測定条件の入力をユーザから受け付け、入力された測定条件をコントローラ12へ送信する。すなわち、コントローラ12は、ステップS11において、エンジニアリングツール17が送信した測定条件を受信する。ステップS11の処理はパラメータ取得部23が行う。
エンジニアリングツール17が測定条件をユーザから取得する方法はどのような方法であってもよい。例えば、エンジニアリングツール17は、図7に示した測定画面210を表示し、測定条件の入力を受け付ける。図7は、エンジニアリングツール17が表示部74に表示する測定画面210の一例を示す図である。
測定画面210は、測定条件の入力をユーザから受け付けるための入力領域211を含む。ユーザは、予め定められた操作をエンジニアリングツール17に対して行って測定画面210を表示させ、測定条件の入力領域211に測定条件を入力する。図7に示したように、測定条件の例は、測定時間、開始条件、測定対象軸および測定対象データである。図7は、測定条件の入力が完了した後の表示例を示している。エンジニアリングツール17は、図7に示した測定画面210の右上に配置されている「測定開始」ボタンが押下されると、測定条件を示す測定条件データを生成してコントローラ12へ送信する。具体的には、エンジニアリングツール17は、「開始条件」が「X_1軸速度>100r/min AND Y軸速度>100r/min」であることを示し、かつ、「測定対象軸」が「X_1軸、X_2軸、Y軸」であることを示す測定条件データを生成してコントローラ12へ送信する。また、このとき、エンジニアリングツール17は、「測定時間」が「4.0sec」であること、「測定対象データ」が「モータ速度、トルク、速度指令」であることを示す測定データを生成して、「測定対象軸」とされているX_1軸、X_2軸およびY軸のそれぞれのサーボモータ14を駆動する各サーボアンプ13へ送信する。以下の説明では、説明の便宜上、測定条件データを単に測定条件と記載する場合がある。
図6の説明に戻り、コントローラ12は、測定条件を取得すると、次に、各サーボモータ14の状態を示す情報を各サーボアンプ13から取得する(ステップS12)。コントローラ12が取得する情報は、各サーボアンプ13から定期的に送信される。各サーボアンプ13が情報を送信する周期は予め定められており、サーボアンプ13は、駆動させているサーボモータ14の状態を示す情報を予め定められた周期で繰り返し送信する。情報を送信する周期は、各サーボアンプ13とコントローラ12とが定周期通信を行う周期の整数倍となる。サーボモータ14の状態を示す情報、すなわち、測定対象軸のサーボモータ14の状態を示す情報には、測定対象軸の速度である、単位時間あたりの回転数を示す情報が含まれる。コントローラ12では、サーボアンプ制御部22がステップS12の処理を行う。なお、これ以降のステップS13〜S15の処理についてもサーボアンプ制御部22が行う。
コントローラ12は、次に、上述した「開始条件」である測定開始条件を満足するか否かを確認する(ステップS13)。図7に示した例では「X_1軸速度>100r/min AND Y軸速度>100r/min」とされているため、コントローラ12は、X_1軸の速度が100r/minを超え、かつ、Y軸の速度が100r/minを超えた場合、測定開始条件を満足すると判断する。
測定開始条件を満足しない場合(ステップS13:No)、コントローラ12は、ステップS12に戻って動作を続ける。また、測定開始条件を満足する場合(ステップS13:Yes)、コントローラ12は、測定対象の各サーボモータ14を駆動する各サーボアンプ13に測定開始を指示する(ステップS14)。コントローラ12は、測定対象の各サーボモータ14を駆動する各サーボアンプ13に対して測定開始を同時に指示する。なお、この指示を受けた各サーボアンプ13は、エンジニアリングツール17から予め取得している動作パラメータ、具体的には、図7に示す「測定時間」および「測定対象データ」としてユーザが入力した内容を示す動作パラメータに従って測定を行い、測定結果を示す測定データをコントローラ12へ送信する。
コントローラ12は、ステップS14を実行して測定開始を指示した後、各サーボアンプ13から測定データを取得してエンジニアリングツール17へ出力する(ステップS15)。エンジニアリングツール17は、コントローラ12から測定データを受信すると、図7に示した測定画面210を更新して測定結果を表示する。エンジニアリングツール17は、例えば、測定画面210の表示を図8に示した内容に更新する。図8は、エンジニアリングツール17が表示部74に表示する測定結果の一例を示す図である。
図9は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の測定を行う場合のサーボアンプ13の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボアンプ13は、まず、測定条件を取得する(ステップS21)。このステップS21では、エンジニアリングツール17から通知されてくる測定条件、具体的には、エンジニアリングツール17が図7に示す測定画面210を表示してユーザから入力を受け付けた「測定時間」および「測定対象データ」の内容を測定条件として取得する。サーボアンプ13は、次に、取得した測定条件を設定し、サーボモータ14を駆動する(ステップS22)。ステップS21において測定条件を取得する処理およびステップS22において測定条件を設定する処理はパラメータ設定部37が行う。また、サーボモータ14を駆動させる制御はモータ制御部35が行う。本実施の形態では、モータ制御部35が、サーボモータ14の測定を行う場合のサーボモータ14の速度の情報を予め保持しているものとする。サーボモータ14の速度とは、単位時間当たりのサーボモータ14の回転子の回転数である。なお、サーボモータ14の速度の情報は、モータ制御部35が、予め保持しておくのではなく、ステップS21で取得する測定条件に含まれるようにしてもよい。ステップS22において、パラメータ設定部37は、取得した測定条件、具体的には、測定時間および測定対象データのそれぞれを示す情報をパラメータ記憶部36に書き込むことで、測定条件を設定する。パラメータ設定部37は、パラメータ記憶部36の主記憶部361または補助記憶部362に、測定時間および測定対象データのそれぞれを示す情報を書き込む。測定時間および測定対象データのそれぞれを示す情報はサーボモータ14の測定を行う動作で用いる動作パラメータである。
サーボアンプ13は、次に、サーボモータ14の状態を示す情報を生成してコントローラ12へ送信する(ステップS23)。サーボモータ14の状態は、サーボモータ14が駆動する軸の速度とする。このステップS23の処理は測定処理部33が行う。
サーボアンプ13は、次に、コントローラ12から測定開始の指示を受けたか否かを確認し(ステップS24)、指示を受けていない場合(ステップS24:No)、ステップS23に戻って動作を続ける。
サーボアンプ13は、測定開始の指示を受けた場合(ステップS24:Yes)、ステップS22で設定した測定条件に従って測定を行い、測定データをコントローラ12へ送信する(ステップS25)。ステップS24の処理は測定開始条件判断部32が行う。測定開始条件判断部32は、測定開始の指示を受けた場合、測定開始条件を満たしたと判断する。また、ステップS25の処理は測定処理部33が行う。ステップS25において、測定処理部33は、測定条件で指定された測定時間(本実施の形態では4.0sec)が経過するまで測定を繰り返し、測定を行うごとに得られる測定結果を測定データとして測定データ記憶部34に格納する。測定処理部33は、その後、測定データ記憶部34から測定データを読み出してコントローラ12へ送信する。なお、ユーザが入力した測定時間が長いために、測定時間での測定で得られる測定データを測定データ記憶部34が記憶しきれない場合があり得る。この場合、測定処理部33は、測定データ記憶部34を構成する記憶領域を2つの領域に分割して使用し、一方の領域に測定データを書き込む処理と、もう一方の領域から測定データを読み出してコントローラ12へ送信する処理とを並列に行う。これにより、コントローラ12への測定データの送信が途切れるのを防止できる。
このように、サーボアンプ13は、測定開始の指示を受けると、測定を開始して測定データを測定データ記憶部34に格納し、測定時間が経過すると、測定データ記憶部34に格納されている測定データをコントローラ12へ送信する。多軸制御システム11では、サーボアンプ13が測定データを定周期通信にてコントローラ12へ随時送信する必要が無く、測定データのデータ量が1回の定周期通信で送信可能なデータ量に制限されない。そのため、コントローラ12は、高精細な測定データを得ることができ、各サーボモータ14および各機械要素15の正確な状態を把握することができる。また、複数のサーボモータ14に対して複雑な条件で測定を開始できるため、期待した状況でのデータ測定が容易となる。複数のモータに対して測定開始条件のAND、ORといった複雑な条件で測定を開始できるため、期待した状況でのデータ測定が容易となり、ユーザは測定データの取捨選択に要する時間を削減できる。また、コントローラ12はサーボアンプ13から送信される測定データを常時監視する必要がないため負荷を軽減でき、測定条件の測定対象軸に指定できる軸の数の制限を緩和することができる。
<サーボモータ14の試運転を行う場合の動作>
図10は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の試運転を行う場合のコントローラ12の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボモータ14の試運転を行う場合、コントローラ12は、試運転の開始操作をエンジニアリングツール17経由でユーザから受け付け、各サーボアンプ13に試運転開始を指示する(ステップS31)。詳細には、エンジニアリングツール17がサーボモータ14の試運転開始操作をユーザから受け付け、その旨を示す信号をコントローラ12へ送信する。すなわち、コントローラ12は、ステップS31において、エンジニアリングツール17が送信した試運転開始を示す信号を受信する。この信号を受信すると、コントローラ12は各サーボアンプ13に試運転開始を指示する。ステップS31の処理はサーボアンプ制御部22が行う。
エンジニアリングツール17が試運転の開始操作をユーザから受け付ける方法はどのような方法であってもよい。例えば、エンジニアリングツール17は、図11に示した試運転画面220を表示し、試運転条件の入力と試運転開始の開始操作とを受け付ける。図11は、エンジニアリングツール17が表示部74に表示する試運転画面220の一例を示す図である。なお、試運転条件としてユーザが入力した情報はエンジニアリングツール17から各サーボアンプ13へ送信される。
ユーザは、予め定められた操作をエンジニアリングツール17に対して行って試運転画面220を表示させ、モータ回転速度、加減速時定数および運転継続時間を試運転条件として入力する。試運転条件には、試運転の対象軸も含まれる。ユーザは、試運転画面220の左上に配置されているプルダウンメニューを使用して、試運転の対象軸を指定する。図11は、試運転条件の入力が完了した後の表示例を示している。エンジニアリングツール17は、図11に示した試運転画面220の左下に配置されている「正転」ボタン、または「逆転」ボタンが押下されると、試運転の開始を示す情報を生成してコントローラ12へ送信する。また、このとき、エンジニアリングツール17は、試運転条件を示す試運転条件データを生成して各サーボアンプ13へ送信する。試運転条件データは、試運転の対象軸、モータ回転速度、加減速時定数、運転継続時間および回転方向(正転か逆転)のそれぞれを示す情報を含む。以下の説明では、説明の便宜上、試運転条件データを単に試運転条件と記載する場合がある。なお、「正転」ボタンは試運転の各対象軸を正転させる試運転の開始指示を受け付けるためのボタン、「逆転」ボタンは試運転の各対象軸を逆転させる試運転の開始指示を受け付けるためのボタンである。正転および逆転の方向は予め定められているものとする。
図12は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の試運転を行う場合のサーボアンプ13の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボアンプ13は、まず、試運転条件を取得する(ステップS41)。このステップS41では、エンジニアリングツール17から通知されてくる試運転条件を取得する。ここでは、サーボアンプが取得する試運転条件が、モータ回転速度=200r/min、加減速時定数=1000ms、運転継続時間=30s、回転方向=正転を示すものとする。サーボアンプ13は、次に、取得した試運転条件を設定し、その後、サーボモータ14の試運転の開始指示をコントローラ12から受けると試運転を実施する(ステップS42)。サーボアンプ13は、サーボモータ14の試運転では、軸の正転を開始させた後、回転速度が200r/minとなるまで、時定数1000msでサーボモータ14を加速させる。その後、30sが経過すると、時定数1000msでサーボモータ14を減速させて試運転を終了する。この制御はモータ制御部35の試運転処理部351が行う。
<サーボモータ14の位置決め動作>
図13は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の位置決め動作を行う場合のコントローラ12の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボモータ14の位置決め動作を行う場合、コントローラ12は、位置決め動作の開始操作をエンジニアリングツール17経由でユーザから受け付け、各サーボアンプ13に位置決め動作の開始を指示する(ステップS51)。詳細には、エンジニアリングツール17がサーボモータ14の位置決め動作開始操作をユーザから受け付け、その旨を示す信号をコントローラ12へ送信する。すなわち、コントローラ12は、ステップS51において、エンジニアリングツール17が送信した位置決め動作開始を示す信号を受信する。この信号を受信すると、コントローラ12は各サーボアンプ13に位置決め動作の開始を指示する。ステップS51の処理はサーボアンプ制御部22が行う。
エンジニアリングツール17が位置決め動作の開始操作をユーザから受け付ける方法はどのような方法であってもよい。例えば、エンジニアリングツール17は、図14に示した入力受け付け画面230を表示し、位置決め動作のパラメータの入力と位置決め動作の開始操作とを受け付ける。図14は、エンジニアリングツール17が表示部74に表示する入力受け付け画面230の一例を示す図である。なお、位置決め動作のパラメータとしてユーザが入力した情報はエンジニアリングツール17から各サーボアンプ13へ送信される。
ユーザは、予め定められた操作をエンジニアリングツール17に対して行って入力受け付け画面230を表示させ、パラメータテーブル231に対して、目標位置、回転速度、加速時定数、減速時定数、ドウェル時間、補助機能およびMコードの組を入力する。位置決め動作のパラメータには、位置決め動作の対象軸も含まれる。ユーザは、入力受け付け画面230の左上に配置されているプルダウンメニューを使用して、位置決め動作の対象軸を指定する。図14は、パラメータの入力が完了した後の表示例を示している。エンジニアリングツール17は、図14に示した入力受け付け画面230の右上に配置されている「選択項目書込」ボタン、または「一括書込」ボタンが押下されると、位置決め動作の開始を示す情報を生成してコントローラ12へ送信する。また、このとき、エンジニアリングツール17は、位置決め動作のパラメータをサーボアンプ13へ送信する。「選択項目書込」ボタンが押下された場合、エンジニアリングツール17は、入力済みの複数の組の中から、書き込みの対象とする組をユーザに選択させ、選択された組をサーボアンプ13へ送信する。「一括書込」ボタンが押下された場合、エンジニアリングツール17は、入力済みの全ての組をサーボアンプ13へ送信する。エンジニアリングツール17は、目標位置、回転速度、加速時定数、減速時定数、ドウェル時間、補助機能およびMコードのそれぞれを示す情報を位置決め動作のパラメータとして各サーボアンプ13へ送信する。
図15は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の位置決め動作を行う場合のサーボアンプ13の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボアンプ13は、まず、位置決め動作のパラメータを取得する(ステップS61)。このステップS61では、エンジニアリングツール17から送信されてくる位置決め動作のパラメータ、例えば図14に示した目標位置、回転速度、加速時定数、減速時定数、ドウェル時間、補助機能およびMコードを取得する。サーボアンプ13は、次に、取得した位置決め動作のパラメータを設定する(ステップS62)。ステップS61およびS62はパラメータ設定部37が行う。
サーボアンプ13は、ステップS62を実行後、コントローラ12から動作開始の指示があるか否かを確認し(ステップS63)、指示がない場合(ステップS63:No)、ステップS63を繰り返す。動作開始の指示がある場合(ステップS63:Yes)、サーボアンプ13は、ステップS62で設定したパラメータに従って位置決め動作を実施する(ステップS64)。ステップS63およびS64はモータ制御部35の位置決め処理部352が行う。図14に示したパラメータが設定されている場合、モータ制御部35は、サーボモータ14の位置が0.500mmかつ軸の回転速度が100r/minとなるようサーボモータ14を制御する。モータ制御部35は、この時の加速時定数および減速時定数を10msとする。次に、モータ制御部35は、サーボモータ14の位置が300.000mmかつ軸の回転速度が200r/minとなるようサーボモータ14を制御する。モータ制御部35は、この時の加速時定数および減速時定数を50msとする。以下、同様に、モータ制御部35は、設定済みの動作パラメータに従ってサーボモータ14を制御する。
このように、複数のサーボモータ14の動作を同期させて試運転および位置決めを行うことができ、図2に記載のX_1軸およびX_2軸のようなタイミングを合わせて駆動する必要がある機構での故障を低減することができる。また、動作を同期させる必要がある機構の調整が容易となる。また、位置決め動作を用いる場合、予め設定された位置決めデータに基づきサーボモータ14が駆動されるため、コントローラ12が各サーボアンプ13に対して位置を指定するための位置指令を逐次送信する必要がない。そのためコントローラ12の負荷が軽減され、同時に位置決め可能となるサーボモータ14の数の制限を緩和することができる。
<サーボアンプ13が使用する動作パラメータを変更する場合の動作>
図16は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボアンプ13が使用する動作パラメータを変更する場合のコントローラ12の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボアンプ13が使用する動作パラメータを変更する場合、コントローラ12は、動作パラメータの切り替え開始操作をエンジニアリングツール17経由でユーザから受け付け、各サーボアンプ13に動作パラメータの切り替えを指示する(ステップS71)。詳細には、エンジニアリングツール17が、動作パラメータの切り替え開始操作をユーザから受け付け、その旨を示す信号をコントローラ12へ送信する。すなわち、コントローラ12は、ステップS71において、エンジニアリングツール17が送信した動作パラメータ切り替え開始を示す信号を受信する。この信号を受信すると、コントローラ12は各サーボアンプ13に動作パラメータの切り替えを指示する。このとき、コントローラ12は、各サーボアンプ13に対して、動作パラメータの切り替えを同時に指示する。ステップS71の処理はサーボアンプ制御部22が行う。
エンジニアリングツール17が動作パラメータの切り替え開始操作をユーザから受け付ける方法はどのような方法であってもよい。例えば、エンジニアリングツール17は、図17に示した入力受け付け画面240を表示し、サーボアンプ13が使用する動作パラメータの入力と動作パラメータの切り替え開始操作とを受け付ける。図17は、エンジニアリングツール17が表示部74に表示する入力受け付け画面240の一例を示す図である。なお、動作パラメータとしてユーザが入力した情報はエンジニアリングツール17から各サーボアンプ13へ送信される。
ユーザは、予め定められた操作をエンジニアリングツール17に対して行って入力受け付け画面240を表示させ、パラメータテーブル241に対して、動作パラメータを変更する対象の軸それぞれのパラメータ、すなわち、PB01〜PB11の各パラメータを入力する。ユーザは、入力受け付け画面240の右上に配置されている「軸選択」ボタンを押下することで、動作パラメータを変更する対象軸の選択メニューを呼び出し、動作パラメータを変更する軸の選択を行う。図17は、動作パラメータを変更する対象軸として軸X_1および軸X_2が選択され、動作パラメータの入力が完了した後の表示例を示している。エンジニアリングツール17は、入力受け付け画面240の「書込」ボタンが押下されると、動作パラメータの切り替え開始を示す情報を生成してコントローラ12へ送信する。また、このとき、エンジニアリングツール17は、動作パラメータをコントローラ12へ送信する。エンジニアリングツール17は、サーボアンプ13に対して、図17に示す各項目(No.、略称、名称、単位、…)のそれぞれを示す情報を変更用の動作パラメータとして送信する。
図18は、実施の形態1にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の動作パラメータを変更する場合のサーボアンプ13の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボアンプ13は、まず、変更用の動作パラメータを取得する(ステップS81)。このステップS81では、エンジニアリングツール17から送信されてくる変更用の動作パラメータを取得する。サーボアンプ13は、次に、取得した変更用の動作パラメータをパラメータ記憶部36の補助記憶部362に格納する(ステップS82)。ステップS81およびS82はパラメータ設定部37が行う。補助記憶部362が記憶する変更用の動作パラメータは、サーボアンプ13がサーボモータ14を駆動する動作での使用を開始する前の動作パラメータである。
サーボアンプ13は、ステップS82を実行後、コントローラ12から動作パラメータの切り替え指示があるか否かを確認し(ステップS83)、指示がない場合(ステップS83:No)、ステップS83を繰り返す。動作パラメータの切り替え指示がある場合(ステップS83:Yes)、サーボアンプ13は、補助記憶部362が記憶している動作パラメータの使用を開始する(ステップS84)。具体的には、サーボアンプ13のパラメータ設定部37が、補助記憶部362から動作パラメータを読み出して主記憶部361に書き込み、サーボモータ14を駆動する際に使用する動作パラメータを切り替える。なお、主記憶部361は、サーボアンプ13がサーボモータ14を駆動する動作で使用中の動作パラメータを記憶する第1の記憶部である。また、補助記憶部362は、サーボアンプ13がサーボモータ14を駆動する動作での使用を開始する前の動作パラメータを記憶する第2の記憶部である。
これにより、複数のサーボアンプ13の動作パラメータを一斉に変更でき、動作パラメータの偏差からくる複数のサーボモータ14の動作の差異を最小限に抑えることができ、調整が容易となる。また、対象の各サーボアンプ13の動作パラメータをネットワーク18に一度に送信する必要がなくなるため、動作パラメータを一斉に変更できるサーボアンプ13の数の制限を緩和できる。
なお、パラメータ設定部37は、パラメータ記憶部36の主記憶部361と補助記憶部362のどちらを有効にするかをフラグ等の識別子にて管理し、この識別子を変更することで有効となるパラメータを変更してもよい。また、補助記憶部362を複数備える構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態にかかる多軸制御システム11において、システム全体の動作を制御するコントローラ12は、サーボモータ14を駆動する動作で使用する動作パラメータを対象のサーボアンプ13へ送信し、動作パラメータの送信先の各サーボアンプ13に対して、送信済みの動作パラメータを使用した動作の開始を指示する。各サーボアンプ13は、コントローラ12から受信した動作パラメータを記憶しておき、動作開始の指示を受けると、記憶している動作パラメータに従い個別に動作を行い、サーボモータ14を駆動する。これにより、複数のサーボアンプ13の各々が駆動するサーボモータ14の動作を同期させることができ、複数の軸の同期制御を実現できる。また、コントローラ12は、各サーボアンプ13に動作開始を指示した後は、サーボモータ14の制御情報をサーボアンプ13に送信する必要が無い。そのため、コントローラ12の負荷を軽減することができる。また、多軸制御システム11が備えるサーボモータ14の数が増加してもコントローラ12の負荷が大きく増加することがない。すなわち、コントローラ12の負荷が増加するのを抑制しつつ同期制御の対象のモータを増加させることができる。また、コントローラ12とサーボアンプ13が接続されたネットワーク18の負荷を軽減できる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる多軸制御システムを説明する。本実施の形態にかかる多軸制御システムの構成は実施の形態1と同様である。また、多軸制御システムを構成するコントローラおよびサーボアンプの構成も実施の形態1と同様である。
上述したように、実施の形態1にかかる多軸制御システム11では、同期制御の対象軸のサーボモータ14を駆動するサーボアンプ13である対象のサーボアンプ13に動作パラメータを設定し、コントローラ12が対象の各サーボアンプ13に対して動作の開始を同時に指示することで、対象の各サーボアンプ13が動作を開始して同期制御を実現する。これに対して、本実施の形態にかかる多軸制御システム11は、各サーボアンプ13に動作の開始時刻および動作パラメータを設定し、各サーボアンプ13は、動作の開始時刻になると、動作パラメータに従った動作を開始する。
一例として、実施の形態2にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の測定を行う場合の動作について説明する。
図19は、実施の形態2にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の測定を行う場合のコントローラ12の動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態2にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の測定を行う場合、コントローラ12は、まず、測定開始時刻および動作パラメータである測定条件をエンジニアリングツール17から取得する(ステップS91)。詳細には、エンジニアリングツール17が測定開始時刻および測定条件の入力をユーザから受け付け、入力された測定開始時刻および測定条件をコントローラ12へ送信する。コントローラ12は、実施の形態1で説明したステップS11と同様の方法によって、測定開始時刻および測定条件を取得する。例えば、エンジニアリングツール17が、図7に示した測定画面210と同様の画面を表示部74に表示し、測定開始時刻および測定条件の入力を受け付ける。このとき、図7に示した入力領域211に含まれる開始条件として、軸の速度の代わりに測定開始時刻の入力を受け付ける。コントローラ12がステップS91で取得する測定条件は、測定対象軸である。すなわち、コントローラ12は、ステップS91において、測定開始時刻および測定対象軸を取得する。また、エンジニアリングツール17は、コントローラ12へ測定開始時刻および測定条件を送信するとき、これと並行して、測定対象軸のサーボモータ14を駆動するサーボアンプ13へ測定開始時刻および測定条件を送信する。具体的には、エンジニアリングツール17は、測定開始時刻、測定時間および測定対象データをサーボアンプ13へ送信する。
その後、コントローラ12は、各サーボアンプ13から測定データを取得してエンジニアリングツール17へ出力する(ステップS92)。ステップS92は実施の形態1で説明したステップS15と同様の処理である。
図20は、実施の形態2にかかる多軸制御システム11においてサーボモータ14の測定を行う場合のサーボアンプ13の動作の一例を示すフローチャートである。
サーボアンプ13は、まず、測定開始時刻および測定条件を取得する(ステップS101)。このステップS101では、エンジニアリングツール17から通知されてくる測定開始時刻および測定条件を取得する。サーボアンプ13は、次に、取得した測定開始時刻および測定条件を設定し、サーボモータ14を駆動する(ステップS102)。ステップS101およびS102の処理は、図9に示したステップS21およびS22と同様の処理である。なお、ステップS102では、時刻管理部38の時刻記憶部382が、測定条件に含まれる測定開始時刻を記憶する。
サーボアンプ13は、次に、測定開始時刻か否かを確認し(ステップS103)、測定開始時刻ではない場合(ステップS103:No)、ステップS103を繰り返す。測定開始時刻の場合(ステップS103:Yes)、ステップS102で設定した測定条件に従って測定を行い、測定データをコントローラ12へ送信する(ステップS104)。サーボアンプ13の時刻管理部38がステップS103の判定処理を行う。ステップS104の処理は、図9に示したステップS25と同様の処理である。
本実施の形態では、サーボモータ14の測定を行う場合の例について説明したが、実施の形態1で説明したその他の動作、具体的には、サーボモータ14の試運転、位置決め動作および動作パラメータを切り替える動作において、動作の開始時刻をサーボアンプ13に設定するようにしてもよい。動作の開始時刻が設定されたサーボアンプ13は、動作の開始時刻になると、動作を実行する。
以上のように、本実施の形態にかかる多軸制御システムにおいて、コントローラ12は、動作の開始時刻の情報を含む動作パラメータをサーボアンプ13へ送信し、動作パラメータを受信したサーボアンプ13は、動作の開始時刻になると、動作パラメータに従い個別に動作を行い、サーボモータ14を駆動する。本実施の形態にかかる多軸制御システムは、実施の形態1にかかる多軸制御システムと同様に、複数のサーボアンプ13の各々が駆動するサーボモータ14の動作を同期させることができ、複数の軸の同期制御を実現できる。
なお、実施の形態1および2では、ガントリ機構を備える多軸制御システムについて説明したが、あくまで一例であり、これ以外の構成の多軸制御システムに対しても、実施の形態1,2で説明した制御を適用することが可能である。
つづいて、上記の各実施の形態で説明したコントローラ12のハードウェア構成について説明する。図21は、実施の形態1,2にかかる多軸制御システム11のコントローラ12を実現するハードウェアの一例を示す図である。実施の形態1,2で説明したコントローラ12を構成する構成要素のそれぞれは、例えば、図21に示したプロセッサ101、メモリ102および通信装置103で構成される処理回路で実現される。図21に示したプロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)等である。また、図21に示したメモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等である。
コントローラ12のサーボアンプ制御部22およびパラメータ取得部23は、これらの各部として動作するためのプログラムをプロセッサ101が実行することにより実現される。サーボアンプ制御部22およびパラメータ取得部23として動作するためのプログラムはメモリ102に予め格納されている。プロセッサ101は、上記プログラムをメモリ102から読み出して実行することにより、サーボアンプ制御部22およびパラメータ取得部23として動作する。また、定周期通信部21および通信部24は、通信装置103により実現される。
なお、プロセッサ101がコントローラ12のサーボアンプ制御部22およびパラメータ取得部23として動作するためのプログラムは、メモリ102に予め格納されているものとしたがこれに限定されない。上記のプログラムは、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMなどの記録媒体に書き込まれた状態でユーザに供給され、ユーザがメモリ102にインストールする形態であってもよい。この場合、プロセッサ101を実現するハードウェアは、記録媒体からプログラムを読み出すための読み取り装置、または、読み取り装置を接続するためのインタフェース回路を含む構成となる。また、上記のプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してユーザに提供され、メモリ102にインストールされる形態であってもよい。
コントローラ12を実現するハードウェアについて説明したが、サーボアンプ13も同様のハードウェアで実現できる。すなわち、図4に示したサーボアンプ13の各構成要素は、図21に示したプロセッサ101、メモリ102および通信装置103で構成される処理回路で実現される。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
11 多軸制御システム、12 コントローラ、13,13a,13b サーボアンプ、14a,14b,14c,14d サーボモータ、15a,15b,15c,15d 機械要素、16 端末、17 エンジニアリングツール、18 ネットワーク、20,30,70 内部バス、21 定周期通信部、22 サーボアンプ制御部、23 パラメータ取得部、24,31,71 通信部、32 測定開始条件判断部、33 測定処理部、34 測定データ記憶部、35 モータ制御部、36 パラメータ記憶部、37 パラメータ設定部、38 時刻管理部、72 データ取得部、73 データ設定部、74 表示部、351 試運転処理部、352 位置決め処理部、361 主記憶部、362 補助記憶部、381 内蔵時計、382 時刻記憶部。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の軸のそれぞれと対応付けられている複数のサーボモータを同期制御する多軸制御システムであって、それぞれが複数のサーボモータの中の1つ以上を駆動する複数のサーボアンプと、複数のサーボアンプを制御するコントローラと、を備える。サーボアンプは、エンジニアリングツールから取得した制御用の動作パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、複数のサーボモータのうち駆動対象のサーボモータをパラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従って制御するモータ制御部と、を備える。コントローラは、複数のサーボアンプのそれぞれと、予め定められた周期で繰り返し通信を行う定周期通信を行い、同期制御の対象のサーボモータを駆動する複数のサーボアンプに対して、パラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従った動作の開始を定周期通信の同一周期で同時に指示する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の軸のそれぞれと対応付けられている複数のサーボモータを同期制御する多軸制御システムであって、それぞれが複数のサーボモータの中の1つ以上を駆動する複数のサーボアンプと、複数のサーボアンプを制御するコントローラと、を備える。サーボアンプは、エンジニアリングツールから取得した、サーボモータの制御で使用する動作パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、複数のサーボモータのうち駆動対象のサーボモータをパラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従って制御するモータ制御部と、を備える。コントローラは、複数のサーボアンプのそれぞれと、予め定められた周期で繰り返し通信を行う定周期通信を行い、同期制御の対象のサーボモータを駆動する複数のサーボアンプに対して、パラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従った動作の開始を定周期通信の同一周期で同時に指示する。

Claims (11)

  1. 複数の軸のそれぞれと対応付けられている複数のサーボモータを同期制御する多軸制御システムであって、
    それぞれが複数の前記サーボモータの中の1つ以上を駆動する複数のサーボアンプと、
    複数の前記サーボアンプを制御するコントローラと、
    を備え、
    前記サーボアンプは、
    エンジニアリングツールから取得した制御用の動作パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、
    複数の前記サーボモータのうち駆動対象の前記サーボモータを前記パラメータ記憶部が記憶している前記動作パラメータに従って制御するモータ制御部と、
    を備えることを特徴とする多軸制御システム。
  2. 前記コントローラは、前記同期制御の対象のサーボモータを駆動する複数のサーボアンプに対して、前記パラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従った動作の開始を同時に指示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の多軸制御システム。
  3. 前記コントローラは、複数の前記サーボアンプのそれぞれと、予め定められた周期で繰り返し通信を行う定周期通信を行い、前記同期制御の対象のサーボモータを駆動する複数のサーボアンプに対して、前記パラメータ記憶部が記憶している動作パラメータに従った動作の開始を前記定周期通信の同一周期で指示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の多軸制御システム。
  4. 前記サーボアンプは、前記動作パラメータに従い駆動対象のサーボモータを制御する動作の開始時刻を示す開始時刻情報を前記エンジニアリングツールから取得して前記パラメータ記憶部で記憶し、
    前記モータ制御部は、前記開始時刻になると、前記駆動対象のサーボモータを前記動作パラメータに従って制御する動作を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の多軸制御システム。
  5. 前記サーボアンプは、前記動作パラメータに従って、制御対象のサーボモータの測定を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の多軸制御システム。
  6. 前記動作パラメータは、サーボモータの測定開始条件を含み、
    前記サーボアンプは、前記駆動対象のサーボモータの制御を開始後、前記測定開始条件を満たした場合に、前記測定開始条件を満たしていることを前記コントローラに通知し、
    前記コントローラは、前記測定開始条件に含まれるサーボモータを駆動する複数のサーボアンプから前記通知を受けると、測定対象となるサーボモータを駆動する複数のサーボアンプに対してサーボモータの測定開始を指示する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の多軸制御システム。
  7. 前記サーボアンプは、前記動作パラメータに従ってサーボモータの試運転を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の多軸制御システム。
  8. 前記サーボアンプは、前記動作パラメータに従ってサーボモータの位置決め動作を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の多軸制御システム。
  9. 複数の前記サーボアンプの各々は、
    前記サーボモータを駆動する動作で使用中の動作パラメータを記憶する第1の記憶部と、
    前記サーボモータを駆動する動作での使用を開始する前の動作パラメータを記憶する第2の記憶部と、
    を備え、
    前記コントローラからの指示に従い、前記第2の記憶部が記憶している動作パラメータの使用を開始する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の多軸制御システム。
  10. それぞれが複数のサーボモータの中の1つ以上を駆動する複数のサーボアンプと、複数の前記サーボアンプを制御するコントローラと、を備える多軸制御システムにおいて、複数の軸のそれぞれと対応付けられている複数の前記サーボモータを同期制御する多軸制御方法であって、
    前記サーボアンプが、エンジニアリングツールから制御用の動作パラメータを取得する第1のステップと、
    前記サーボアンプが、複数の前記サーボモータのうち駆動対象のサーボモータを前記第1のステップで取得した動作パラメータに従って制御する第2のステップと、
    を含むことを特徴とする多軸制御方法。
  11. 複数の軸のそれぞれと対応付けられている複数のサーボモータを同期制御する多軸制御システムを構成するサーボアンプの処理をコンピュータに実行させる多軸制御プログラムであって、
    エンジニアリングツールから制御用の動作パラメータを取得する第1のステップと、
    複数の前記サーボモータのうち駆動対象のサーボモータを前記第1のステップで取得した動作パラメータに従って制御する第2のステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする多軸制御プログラム。
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