JPWO2020196439A1 - 偏光膜、偏光板および該偏光膜の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
y≧−0.06x+2.88 (1)
1つの実施形態においては、上記偏光膜の厚みが、8μm以下である。
1つの実施形態においては、上記偏光膜の単体透過率が41%〜43%であり、上記ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの配向関数が、0.30〜0.45である。
1つの実施形態においては、上記偏光膜の単体透過率が43%を超え45%以下であり、上記ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの配向関数が、0.20〜0.35である。
1つの実施形態においては、上記偏光膜の単体透過率が45%を超え47%以下であり、上記ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの配向関数が、0.15〜0.25である。
本発明の別の局面によれば、上記偏光膜と、上記偏光膜の少なくとも一方の側に配置された保護層とを含む、偏光板が提供される。
本発明のさらに別の局面によれば、偏光膜の製造方法が提供される。偏光膜の製造方法は、長尺状の熱可塑性樹脂基材の片側に、ハロゲン化物とポリビニルアルコール系樹脂とを含むポリビニルアルコール系樹脂層を形成して積層体とすること、および、該積層体に、空中補助延伸処理と、染色処理と、水中延伸処理と、長手方向に搬送しながら加熱することにより、幅方向に2%以上収縮させる乾燥収縮処理と、をこの順に施すこと、を含み、該空中補助延伸処理の延伸倍率が、該積層体の元長に対して2.6倍〜4.0倍であり、該水中延伸処理の延伸倍率に対する該空中補助延伸処理の延伸倍率の割合が、120%〜300%である。
1つの実施形態において、上記空中補助延伸処理および上記水中延伸処理の延伸の総倍率が、上記積層体の元長に対して5.0倍以上である。
本発明の実施形態による偏光膜は、ヨウ素を含むポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルムで構成され、単体透過率をx%とし、当該PVA系樹脂フィルムの配向関数をyとした場合に、下記式(1)を満たす。式(1)を満たす偏光膜は、優れた単体透過率を有し、かつ、高湿環境下における端部の色抜けが抑制され得る。なお、上記yは、実用上十分な単体透過率を確保する観点から、下記式(2)をさらに満たすことが好ましい。
y≧−0.06x+2.88 (1)
y≦―0.06x+3.40 (2)
偏光度(%)={(Tp−Tc)/(Tp+Tc)}1/2×100
y=(3<cos2θ>−1)/2
=(1−D)/[c(2D+1)]
=−2×(1−D)/(2D+1)
ただし、
c=(3cos2β−1)/2で、2941cm−1の振動の場合は、β=90°である。
θ:延伸方向に対する分子鎖の角度
β:分子鎖軸に対する遷移双極子モーメントの角度
D=(I⊥)/(I//) (この場合、PVA分子が配向するほどDが大きくなる)
I⊥ :測定光の偏光方向と偏光膜の延伸方向が垂直の場合の吸収強度
I// :測定光の偏光方向と偏光膜の延伸方向が平行の場合の吸収強度
図1Aおよび図1Bはそれぞれ、本発明の1つの実施形態による偏光板の概略断面図である。図1Aに示される偏光板100aは、偏光膜10と、偏光膜10の一方の側に配置された第1の保護層20と、を含む。図1Bに示される偏光板100bは、偏光膜10と、偏光膜10の一方の側に配置された第1の保護層20と、偏光膜10の他方の側に配置された第2の保護層30と、を含む。偏光膜10は、A項に記載される偏光膜である。第1の保護層および第2の保護層のうち一方は、偏光膜の製造に用いられる熱可塑性樹脂基材であってもよい。偏光膜の製造方法については、C項において詳述する。
本発明の1つの実施形態による偏光膜の製造方法は、長尺状の熱可塑性樹脂基材の片側にPVA系樹脂層を形成して積層体とすること、および、当該積層体に、空中補助延伸処理と、染色処理と、水中延伸処理と、をこの順に施すこと、を含む。好ましくは、偏光膜の製造方法は、長尺状の熱可塑性樹脂基材の片側にPVA系樹脂層を形成して積層体とすること、および、当該積層体に、空中補助延伸処理と、染色処理と、水中延伸処理と、長手方向に搬送しながら加熱することにより、幅方向に2%以上収縮させる乾燥収縮処理と、をこの順に施すこと、を含む。本実施形態の製造方法においては、空中補助延伸処理の延伸倍率が、積層体の元長に対して2.6倍〜4.0倍である。また、水中延伸処理の延伸倍率に対する空中補助延伸処理の延伸倍率の割合が、120%〜300%である。好ましくは、空中補助延伸処理および水中延伸処理の延伸の総倍率(空中補助延伸の延伸倍率と水中延伸の延伸倍率との積であり、以下、「総延伸倍率」とも称する)が、積層体の元長に対して5.0倍以上である。本実施形態の製造方法によれば、A項に記載の偏光膜が好適に得られ得る。
熱可塑性樹脂基材とPVA系樹脂層との積層体を作製する方法としては、任意の適切な方法が採用され得る。好ましくは、熱可塑性樹脂基材の表面に、PVA系樹脂を含む塗布液を塗布し、乾燥することにより、熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂層を形成する。
特に、高い光学特性を得るためには、乾式延伸(補助延伸)とホウ酸水中延伸を組み合わせる、2段延伸の方法が選択される。2段延伸のように、補助延伸を導入することにより、熱可塑性樹脂基材の結晶化を抑制しながら延伸することができる。さらには、熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂を塗布する場合、熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度の影響を抑制するために、通常の金属ドラム上にPVA系樹脂を塗布する場合と比べて塗布温度を低くする必要があり、その結果、PVA系樹脂の結晶化が相対的に低くなり、十分な光学特性が得られない、という問題が生じ得る。これに対して、補助延伸を導入することにより、熱可塑性樹脂上にPVA系樹脂を塗布する場合でも、PVA系樹脂の結晶性を高めることが可能となり、高い光学特性を達成することが可能となる。また、同時にPVA系樹脂の配向性を事前に高めることで、後の染色工程や延伸工程で水に浸漬された時に、PVA系樹脂の配向性の低下や溶解等の問題を防止することができ、高い光学特性を達成することが可能になる。
必要に応じて、空中補助延伸処理の後、水中延伸処理や染色処理の前に、不溶化処理を施す。上記不溶化処理は、代表的には、ホウ酸水溶液にPVA系樹脂層を浸漬することにより行う。上記染色処理は、代表的には、PVA系樹脂層をヨウ素で染色することにより行う。必要に応じて、染色処理の後、水中延伸処理の前に、架橋処理を施す。上記架橋処理は、代表的には、ホウ酸水溶液にPVA系樹脂層を浸漬させることにより行う。不溶化処理、染色処理および架橋処理の詳細については、例えば特開2012−73580号公報(上記)に記載されている。
水中延伸処理は、積層体を延伸浴に浸漬させて行う。水中延伸処理によれば、上記熱可塑性樹脂基材やPVA系樹脂層のガラス転移温度(代表的には、80℃程度)よりも低い温度で延伸し得、PVA系樹脂層を、その結晶化を抑えながら延伸することができる。その結果、優れた光学特性を有する偏光膜を製造することができる。
上記乾燥収縮処理は、ゾーン全体を加熱して行うゾーン加熱により行っても良いし、搬送ロールを加熱する(いわゆる加熱ロールを用いる)ことにより行う(加熱ロール乾燥方式)こともできる。好ましくは、その両方を用いる。加熱ロールを用いて乾燥させることにより、効率的に積層体の加熱カールを抑制して、外観に優れた偏光膜を製造することができる。具体的には、加熱ロールに積層体を沿わせた状態で乾燥することにより、上記熱可塑性樹脂基材の結晶化を効率的に促進させて結晶化度を増加させることができ、比較的低い乾燥温度であっても、熱可塑性樹脂基材の結晶化度を良好に増加させることができる。その結果、熱可塑性樹脂基材は、その剛性が増加して、乾燥によるPVA系樹脂層の収縮に耐え得る状態となり、カール(反り)が抑制される。また、加熱ロールを用いることにより、積層体を平らな状態に維持しながら乾燥できるので、カールだけでなくシワの発生も抑制することができる。この時、積層体は、乾燥収縮処理により幅方向に収縮させることにより、光学特性を向上させることができる。PVAおよびPVA/ヨウ素錯体の配向性を効果的に高めることができるからである。乾燥収縮処理による積層体の幅方向の収縮率は、好ましくは1%〜10%であり、より好ましくは2%〜8%であり、特に好ましくは4%〜6%である。
好ましくは、水中延伸処理の後、乾燥収縮処理の前に、洗浄処理を施す。上記洗浄処理は、代表的には、ヨウ化カリウム水溶液にPVA系樹脂層を浸漬させることにより行う。
(1)厚み
干渉膜厚計(大塚電子社製、製品名「MCPD−3000」)を用いて測定した。
(2)単体透過率
実施例および比較例で得られた偏光膜/保護層の積層体(偏光板)について、紫外可視分光光度計(日本分光社製「V−7100」)を用いて単体透過率(Ts)を測定し、偏光膜のTsとした。単体透過率は、JIS Z8701の2度視野(C光源)により測定して視感度補正を行なったY値である。
(3)PVA系樹脂層の配向関数(y)
実施例および比較例で得られた偏光膜について、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)(Perkin Elmer社製、商品名:「Frontier」)を用い、偏光された赤外光を測定光として、偏光膜表面の全反射減衰分光(ATR:attenuated total reflection)測定を行った。偏光膜を密着させる結晶子はゲルマニウムを用い、測定光の入射角は45°入射とした。配向関数の算出は以下の手順で行った。入射させる偏光された赤外光(測定光)は、ゲルマニウム結晶のサンプルを密着させる面に平行に振動する偏光(s偏光)とし、測定光の偏光方向に対し、偏光膜の延伸方向を垂直(⊥)および平行(//)に配置した状態で各々の吸光度スペクトルを測定した。得られた吸光度スペクトルから、(3330cm−1強度)を参照とした(2941cm−1強度)Iを算出した。I⊥は、測定光の偏光方向に対し偏光膜の延伸方向を垂直(⊥)に配置した場合に得られる吸光度スペクトルから得られる(2941cm−1強度)/(3330cm−1強度)である。また、I//は、測定光の偏光方向に対し偏光膜の延伸方向を平行(//)に配置した場合に得られる吸光度スペクトルから得られる(2941cm−1強度)/(3330cm−1強度)である。ここで、(2941cm−1強度)は、吸光度スペクトルのボトムである、2770cm−1と2990cm−1をベースラインとしたときの2941cm−1の吸光度であり、(3330cm−1強度)は、2990cm−1と3650cm−1をベースラインとしたときの3330cm−1の吸光度である。得られたI⊥およびI//を用い、式1に従って配向関数yを算出した。なお、y=1のとき完全配向、y=0のときランダムとなる。また、2941cm−1のピークは、偏光膜中のPVAの主鎖(−CH2−)の振動起因の吸収といわれている。また、3330cm−1のピークは、PVAの水酸基の振動起因の吸収といわれている。
(式1)y=(3<cos2θ>−1)/2
=(1−D)/[c(2D+1)]
但し
c=(3cos2β−1)/2
で、上記のように2941cm−1を用いた場合、β=90°⇒y=−2×(1−D)/(2D+1)である。
θ:延伸方向に対する分子鎖の角度
β:分子鎖軸に対する遷移双極子モーメントの角度
D=(I⊥)/(I//)
I⊥:測定光の偏光方向と偏光膜の延伸方向が垂直の場合の吸収強度
I//:測定光の偏光方向と偏光膜の延伸方向が平行の場合の吸収強度
熱可塑性樹脂基材として、長尺状で、Tg約75℃である、非晶質のイソフタル共重合ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み:100μm)を用い、樹脂基材の片面に、コロナ処理を施した。
ポリビニルアルコール(重合度4200、ケン化度99.2モル%)およびアセトアセチル変性PVA(日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセファイマー」)を9:1で混合したPVA系樹脂100重量部に、ヨウ化カリウム13重量部を添加したものを水に溶かし、PVA水溶液(塗布液)を調製した。
樹脂基材のコロナ処理面に、上記PVA水溶液を塗布して60℃で乾燥することにより、厚み13μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。
得られた積層体を、130℃のオーブン内で縦方向(長手方向)に3.0倍に一軸延伸した(空中補助延伸処理)。
次いで、積層体を、液温40℃の不溶化浴(水100重量部に対して、ホウ酸を4重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(不溶化処理)。
次いで、液温30℃の染色浴(水100重量部に対して、ヨウ素とヨウ化カリウムを1:7の重量比で配合して得られたヨウ素水溶液)に、最終的に得られる偏光膜の単体透過率(Ts)が45.1%となるように濃度を調整しながら60秒間浸漬させた(染色処理)。
次いで、液温40℃の架橋浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを3重量部配合し、ホウ酸を5重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(架橋処理)。
その後、積層体を、液温70℃のホウ酸水溶液(ホウ酸濃度4重量%、ヨウ化カリウム濃度5重量%)に浸漬させながら、周速の異なるロール間で縦方向(長手方向)に総延伸倍率が5.5倍となるように一軸延伸を行った(水中延伸処理:水中延伸処理における延伸倍率は1.83倍)。
その後、積層体を液温20℃の洗浄浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを4重量部配合して得られた水溶液)に浸漬させた(洗浄処理)。
その後、約90℃に保たれたオーブン中で乾燥しながら、表面温度が約75℃に保たれたSUS製の加熱ロールに接触させた(乾燥収縮処理)。乾燥収縮処理による積層体の幅方向の収縮率は2%であった。
このようにして、樹脂基材上に厚み約5μmの偏光膜を形成し、樹脂基材/偏光膜の構成を有する偏光板を得た。
さらに、得られた偏光膜の表面(樹脂基材とは反対側の面)に、保護基材として、シクロオレフィン系フィルム(日本ゼオン社製、ZF−12、23μm)を紫外線硬化型接着剤を介して貼り合せた。具体的には、硬化型接着剤の総厚みが約1.0μmになるように塗工し、ロール機を使用して貼り合わせた。その後、UV光線をシクロオレフィン系フィルム側から照射して接着剤を硬化させた。次いで、樹脂基材を剥離してシクロオレフィン系フィルム(保護基材)/偏光膜の構成を有する偏光板を得た。
処理液との接触前の偏光膜の単体透過率が41.9%となるように染色浴の濃度を調整したこと以外は実施例1と同様にして偏光板を作製した。
処理液との接触前の偏光膜の単体透過率が45.3%となるように染色浴の濃度を調整したこと以外は実施例1と同様にして偏光板を作製した。
処理液との接触前の偏光膜の単体透過率が43.8%となるように染色浴の濃度を調整したこと以外は実施例1と同様にして偏光板を作製した。
処理液との接触前の偏光膜の単体透過率が41.8%となるように染色浴の濃度を調整したこと、空中補助延伸処理における延伸倍率を2.4倍にしたこと、および、水中延伸処理における延伸倍率を2.3倍にしたこと(総延伸倍率は5.5倍)以外は実施例1と同様にして偏光板を作製した。
処理液との接触前の偏光膜の単体透過率が42.7%となるように染色浴の濃度を調整したこと以外は比較例1と同様にして偏光板を作製した。
処理液との接触前の偏光膜の単体透過率が43.8%となるように染色浴の濃度を調整したこと以外は比較例1と同様にして偏光板を作製した。
処理液との接触前の偏光膜の単体透過率が45.0%となるように染色浴の濃度を調整したこと以外は比較例1と同様にして偏光板を作製した。
実施例および比較例で得られた偏光板を矩形状に切断し、周縁部全体にグリセリンを塗布した。ついで、偏光板を65℃、90%RHの条件下に72時間置いた。次いで、偏光膜の幅方向(MD方向と直交する方向)の両端部において、色抜けの有無を光学顕微鏡で確認し、色抜け部分の長さを測定した。なお、最も長く色抜けした部分の長さを色抜け長さとし、両端部の色抜け長さの平均値を色抜け量(μm)として求めた。各偏光板に関して、単体透過率(Ts)と色抜け量との関係を図4に示す。
20 第1の保護層
30 第2の保護層
100 偏光板
Claims (8)
- ヨウ素を含むポリビニルアルコール系樹脂フィルムで構成され、
単体透過率をx%とし、該ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの配向関数をyとした場合に、下記式(1)を満たす、偏光膜。
y≧−0.06x+2.88 (1) - 厚みが、8μm以下である、請求項1に記載の偏光膜。
- 単体透過率が41%〜43%であり、
前記ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの配向関数が、0.30〜0.45である、請求項1または2に記載の偏光膜。 - 単体透過率が43%を超え45%以下であり、
前記ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの配向関数が、0.20〜0.35である、請求項1または2に記載の偏光膜。 - 単体透過率が45%を超え47%以下であり、
前記ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの配向関数が、0.15〜0.25である、請求項1または2に記載の偏光膜。 - 請求項1から5のいずれかに記載の偏光膜と、該偏光膜の少なくとも一方の側に配置された保護層とを含む、偏光板。
- 請求項1から5のいずれかに記載の偏光膜の製造方法であって、
長尺状の熱可塑性樹脂基材の片側に、ハロゲン化物とポリビニルアルコール系樹脂とを含むポリビニルアルコール系樹脂層を形成して積層体とすること、および
該積層体に、空中補助延伸処理と、染色処理と、水中延伸処理と、長手方向に搬送しながら加熱することにより、幅方向に2%以上収縮させる乾燥収縮処理と、をこの順に施すこと、を含み、
該空中補助延伸処理の延伸倍率が、該積層体の元長に対して2.6倍〜4.0倍であり、
該水中延伸処理の延伸倍率に対する該空中補助延伸処理の延伸倍率の割合が、120%〜300%である、製造方法。 - 前記空中補助延伸処理および前記水中延伸処理の延伸の総倍率が、前記積層体の元長に対して5.0倍以上である、請求項7に記載の製造方法。
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