JPWO2020194725A1 - 送気装置の制御方法および送気装置 - Google Patents

送気装置の制御方法および送気装置 Download PDF

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Abstract

送気装置は、内視鏡管路に接続される内視鏡接続部と、気体を導出するコンプレッサに接続されるコンプレッサ接続部と、一端が前記内視鏡接続部に接続され、他端が前記コンプレッサ接続部に接続された送気管路と、前記送気管路に配置された開閉弁と、前記送気管路において前記他端と前記開閉弁との間に接続され、前記送気管路内からの気体の大気開放量を調整可能な大気開放弁と、前記送気管路の内圧を検知するセンサと、前記開閉弁、前記大気開放弁および前記センサに接続された制御部と、を含む。

Description

本発明は、コンプレッサから吐出される気体を内視鏡管路内に送り込む送気装置の制御方法および送気装置に関する。
医療分野において使用される内視鏡には、管路を備える形態のものがある。内視鏡が備える管路内には、コンプレッサから吐出される大気圧よりも高い圧力の気体が送り込まれることがある。
例えば、日本国特許第5642907号公報には、内視鏡が備える管路内に気体を送り込む構成を備えた内視鏡洗浄消毒装置が開示されている。当該内視鏡洗浄消毒装置が内視鏡が備える管路内送り込む気体は、管路内の液体等を管路外に排出するために用いられる。
また例えば、日本国特許第1737816号公報には、内視鏡の挿入部の先端に設けられたノズルから吐出させるための気体を内視鏡が備える管路内に送り込む内視鏡装置が開示されている。当該内視鏡装置が内視鏡が備える管路内に送り込む気体は、観察窓の水切りに用いられる。
日本国特許第5642907号公報や日本国特許第1737816号公報に開示されている装置においては、内視鏡が備える管路内に送り込む気体の圧力が所定の範囲内であることが好ましい。しかし、コンプレッサが吐出する気体の圧力は、コンプレッサを構成する部品の経年変化やコンプレッサを駆動するモータに供給される電圧や周波数の変動等により、変動する場合がある。
本発明は、上述した点を解決するものであって、コンプレッサから吐出される気体を所定の範囲内の圧力で内視鏡管路内に送り込むことができる送気装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による送気装置の制御方法は、内視鏡管路に接続される内視鏡接続部と、気体を導出するコンプレッサに接続されるコンプレッサ接続部と、一端が前記内視鏡接続部に接続され、他端が前記コンプレッサ接続部に接続された送気管路と、前記送気管路に配置された開閉弁と、前記送気管路において前記他端と前記開閉弁との間に接続され、前記送気管路内からの気体の大気開放量を調整可能な大気開放弁と、前記送気管路の内圧を検知するセンサと、を含む送気装置の制御方法であって、前記開閉弁を閉じた状態で、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入し、前記センサで前記送気管路の内圧を検知するステップIと、前記送気管路の内圧が所定の基準範囲に納まるように大気開放弁からの気体の大気開放量を調整するステップIIと、前記大気開放弁を前記ステップIIで調整した大気開放量を維持した状態で、前記開閉弁を閉じ、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入するステップIIIと、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体が導入されており、前記送気管路の内圧が所定の範囲にある状態で前記開閉弁を開き、前記送気管路内の気体を前記内視鏡接続部から導出するステップIVと、を含む。
また、本発明の一態様による送気装置は、内視鏡管路に接続される内視鏡接続部と、気体を導出するコンプレッサに接続されるコンプレッサ接続部と、一端が前記内視鏡接続部に接続され、他端が前記コンプレッサ接続部に接続された送気管路と、前記送気管路に配置された開閉弁と、前記送気管路において前記他端と前記開閉弁との間に接続され、前記送気管路内からの気体の大気開放量を調整可能な大気開放弁と、前記送気管路の内圧を検知するセンサと、前記開閉弁、前記大気開放弁および前記センサに接続された制御部と、を含み、前記制御部は、前記開閉弁を閉じた状態で、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入し、前記センサで前記送気管路の内圧を検知するステップIと、前記送気管路の内圧が所定の基準範囲に納まるように大気開放弁からの気体の大気開放量を調整するステップIIと、前記大気開放弁を前記ステップIIで調整した大気開放量を維持した状態で、前記開閉弁を閉じ、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入するステップIIIと、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体が導入されており、前記送気管路の内圧が所定の範囲にある状態で前記開閉弁を開き、前記送気管路内の気体を前記内視鏡接続部から導出するステップIVと、を実行する。
第1の実施形態の内視鏡リプロセッサおよび送気装置の構成を示す図である。 第1の実施形態の制御部の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の大気開放弁の調整処理のフローチャートである。 第1の実施形態の送気処理のフローチャートである。 第2の実施形態の内視鏡リプロセッサおよび送気装置の構成を示す図である。 第2の実施形態の送気処理のフローチャートである。 第3の実施形態の送気処理のフローチャートである。 第4の実施形態の内視鏡リプロセッサおよび送気装置の構成を示す図である。 第5の実施形態の内視鏡リプロセッサおよび送気装置の構成を示す図である。 第6の実施形態の内視鏡リプロセッサが備える保持網の斜視図である。
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
本実施形態の送気装置60は、内視鏡100が備える内視鏡管路120内に気体を送り込む装置である。図1に示すように、本実施形態では一例として、送気装置60は、内視鏡リプロセッサ1に含まれている。内視鏡リプロセッサ1は、内視鏡および内視鏡付属品の少なくとも一方に対して、再生処理を施す装置である。
ここでいう再生処理とは特に限定されるものではなく、水によるすすぎ処理、有機物等の汚れを落とす洗浄処理、所定の微生物を無効化する消毒処理、全ての微生物を排除もしくは死滅させる滅菌処理、またはこれらの組み合わせ、のいずれであってもよい。
なお、送気装置60は、内視鏡リプロセッサ1に含まれる形態に限られない。例えば、送気装置60は、内視鏡100を乾燥させる乾燥機に含まれる形態であってもよい。また、例えば、送気装置60は、内視鏡100の使用時において、内視鏡100の挿入部の先端部から送出させる気体を送り込む形態であってもよい。
内視鏡リプロセッサ1は、制御部69、電源部6、処理槽2、コンプレッサ70および送気装置60を含む。
制御部69は、プロセッサ、メモリ、入出力装置および電力制御装置等を具備し、使用者からの指示に従って所定のプログラムを実行し、内視鏡リプロセッサ1を構成する各部位の動作を制御する構成を有している。以下の説明における内視鏡リプロセッサ1および送気装置60に含まれる各構成の動作は、特に記載がない場合であっても制御部69によって制御される。
制御部69は、後述する送気装置60を構成する。制御部69は、後述する大気開放弁65の調整状態の情報を記憶するフラッシュメモリ等の記憶部69aを備える。
操作部7および表示部8は、制御部69と使用者との間の情報の授受を行うユーザインターフェースを構成する。操作部7は、例えばプッシュスイッチやタッチセンサ等の、使用者からの動作指示を受け付ける操作部材を含む。使用者からの動作指示は、操作部7により電気信号に変換され、制御部69に入力される。使用者からの動作指示とは、例えば再生処理の開始指示等である。
また、表示部8は、例えば画像や文字を表示する表示装置、光を発する発光装置、音を発するスピーカ、振動を発するバイブレータ、またはこれらの組み合わせ、を含む。表示部8は、制御部69から使用者に対して情報を出力する。
なお、操作部7および表示部8の一部または全部は、制御部69との間で有線通信または無線通信を行う、内視鏡リプロセッサ1の本体部1aから分離した電子機器に備えられる形態であってもよい。
電源部6は、内視鏡リプロセッサ1の各構成に電力を供給する。電源部6は、商用電源等の外部から得た電力を各構成に分配する。なお、電源部6は、発電装置やバッテリーを備えていてもよい。
処理槽2は、開口部を有する凹形状であり、内部に液体を貯留することが可能である。処理槽2内には、1つまたは複数の内視鏡100を配置することができる。
なお、以下の説明において、上方とは比較対象に対してより地面から遠ざかった位置のことを指し、下方とは比較対象に対してより地面に近づいた位置のことを指す。また、以下の説明における高低とは、重力方向に沿った高さ関係を示すものとする。
処理槽2の上部には、処理槽2の開口部を開閉する蓋3が設けられている。処理槽2内において内視鏡100に再生処理を施す場合には、処理槽2の開口部は蓋3によって閉じられる。蓋3には、フィルタを備えた開口部が設けられている。処理槽2が蓋3によって閉じられた状態においても、処理槽2内の気圧は大気圧と同等となる。
処理槽2には、洗浄液ノズル15、薬液ノズル12、水ノズル14および内視接続部61が設けられている。なお、図示しないが、処理槽2には、内部に存在する液体を排出する排出口が設けられている。
洗浄液ノズル15は、洗浄液管路51を介して、洗浄液を貯留する洗浄液タンク50に連通する開口部である。洗浄液は、洗浄処理に用いられる。洗浄液管路51には、洗浄液ポンプ52が設けられている。洗浄液ポンプ52は制御部69に接続されており、洗浄液ポンプ52の動作は制御部69によって制御される。洗浄液ポンプ52を運転することにより、洗浄液タンク50内の洗浄液が、処理槽2内に移送される。
薬液ノズル12は、薬液管路26を介して薬液タンク20に連通する開口部である。薬液タンク20は、薬液を貯留する。薬液タンク20が貯留する薬液の種類は特に限定されるものではないが、本実施形態では一例として、薬液は消毒処理に用いられる消毒液、または滅菌処理に用いられる滅菌液である。消毒液または滅菌液としては、過酢酸水溶液が挙げられる。
薬液管路26には、薬液ポンプ27が設けられている。薬液ポンプ27を運転することにより、薬液タンク20内の薬液が、薬液管路26および薬液ノズル12を経由して、処理槽2内に移送される。
水ノズル14は、給水管路43を介して水供給源接続部46に連通する管路である。水供給源接続部46は、例えばホース等を介して、水を送出する水道設備等の水供給源49に接続される。
給水管路43には、水導入バルブ45が設けられている。水導入バルブ45は制御部69に接続されており、水導入バルブ45の動作は制御部69によって制御される。水導入バルブ45を開状態とすることにより、水供給源49から供給された水が処理槽2内に導入される。
内視鏡接続部61は、後述する送気装置60を構成する。内視鏡接続部61は、処理槽2内に配置された内視鏡100の内視鏡管路120に接続される。内視鏡接続部61は、内視鏡管路120に直接接続されてもよいし、チューブ等を介して内視鏡管路120に接続されてもよい。
コンプレッサ70は、大気圧よりも高い圧力の気体を吐出する。コンプレッサ70が吐出する気体の種類は特に限定されないが、本実施形態ではコンプレッサ70は空気を圧縮して吐出する。コンプレッサ70は、制御部69に電気的に接続されており、コンプレッサ70の動作は制御部69によって制御される。
送気装置60は、送気管路63、内視鏡接続部61、コンプレッサ接続部62、開閉弁64、大気開放弁65、センサ66および制御部69を含む。送気装置60は、コンプレッサ70から導入された気体を内視鏡管路120内に送り込む送気処理を実行する。
送気管路63は、第1の端である一端63aおよび第2の端である他端63bの双方において開口する中空の管路である。送気管路63の一端63aは、内視鏡接続部61に接続されている。また、送気管路63の他端63bは、コンプレッサ接続部62に接続されている。
内視鏡接続部61は、前述のように、内視鏡100の内視鏡管路120が接続可能である。内視鏡接続部61に内視鏡管路120が接続されている場合には、送気管路63の一端63aと内視鏡管路120とが連通する。
コンプレッサ接続部62は、コンプレッサ70に接続されている。送気管路63の他端63bは、コンプレッサ接続部62を介してコンプレッサ70に連通している。すなわち、コンプレッサ70が吐出した気体は、コンプレッサ接続部62を通って送気管路63内に導入される。
開閉弁64は、送気管路63に設けられている。開閉弁64は、第1ポート64aおよび第2ポート64bの2つのポートを備える、いわゆる2ポートの電磁弁である。第1ポート64aは、送気管路63の他端63b側に連通している。また、第2ポート64bは、送気管路63の一端63a側に連通している。
開閉弁64は、制御部69に電気的に接続されており、開閉弁64の動作は制御部69によって制御される。開閉弁64が開状態である場合には、第1ポート64aと第2ポート64bとの間の流路が開放され、第1ポート64aから第2ポート64bへ流体が流れることができる。開閉弁64が閉状態である場合には、第1ポート64aと第2ポート64bとの間の流路が遮蔽される。
大気開放弁65は、送気管路63において他端63bと開閉弁64との間の区間である第1区間63cに接続される。大気開放弁65は、送気管路63の第1区間63c内からの気体の大気開放量を調整可能である。大気開放弁65は、制御部69に電気的に接続されており、大気開放弁65の動作は制御部69によって制御される。
より具体的には、大気開放弁65は、送気管路63の第1区間63cに連通する入力ポート65aと、大気開放される出力ポート65bと、を備える。入力ポート65aおよび出力ポート65bの数は限定されず、1つであってもよいし、複数であってもよい。
なお、出力ポート65bは、直接的に大気に開放される形態に限られない。出力ポート65bは、内圧がほぼ大気圧となる容器内に接続されており、当該容器を経由して大気開放される形態であってもよい。当該容器は、例えば出力ポート65bから吐出される流体中に存在する液体を捕獲する装置を構成する。また、出力ポート65bにはフィルタやサイレンサが設けられていてもよい。
大気開放弁65が調整する、送気管路63の第1区間63c内からの気体の「大気開放量」とは、具体的には、第1区間63cの内圧(気圧)が大気圧より高い場合に、第1区間63c内から大気開放弁65を経由して第1区間63c外に吐出される気体の流量のことである。ここで、流量とは、第1区間63c内から第1区間63c外に吐出される気体の、所定の単位時間あたりの体積で表される。すなわち、大気開放弁65は、入力ポート65aから出力ポート65bへ流れる気体の流量を変化させる(調整する)構成を有する。
なお、大気開放弁65による大気開放量の調整の範囲は、第1区間63c内から第1区間63c外に吐出される気体の流量がゼロである場合が含まれていてもよい。すなわち、大気開放弁65は、入力ポート65aと出力ポート65bとの間の流路を遮蔽する構成を有していてもよい。
大気開放弁65が大気開放量を調整する具体的な構成は特に限定されない。本実施形態では一例として、大気開放弁65は、入力ポート65aと出力ポート65bとの間の流路の断面積を変化させることで、大気開放量を調整する構成を有する。より詳細には、本実施形態の大気開放弁65は、所定の流路断面積を有する複数の2ポートの電磁弁を備える。当該複数の電磁弁の一方のポートは入力ポート65aに連通し、他方のポートは出力ポート65bに接続されている。
このような構成を有する本実施形態の大気開放弁65は、開状態とする電磁弁の数を変化させることにより、入力ポート65aと出力ポート65bとの間の流路の断面積を変化させる。本実施形態の大気開放弁65は、単純な2ポートの電磁弁により構成されるため安価であり、また制御も容易である。
なお、大気開放弁65は、入力ポート65aと出力ポート65bとの間の流路の断面積を連続的に変化させる機構を備えた形態であってもよい。また、大気開放弁65は、入力ポート65aと出力ポート65bとの間の流路を開閉する電磁弁を備え、所定の単位時間あたりにおける当該電磁弁が閉状態となる時間と開状態となる時間の比率(デューティー比)を変化させることにより、大気開放量を調整する形態であってもよい。
センサ66は、送気管路63の第1区間63cの内圧を検知する圧力センサである。センサ66は、制御部69に電気的に接続されている。図1では一例として、センサ66は、送気管路63の第1区間63cにおいて、開閉弁64と大気開放弁65との間に配置されているが、センサ66は、第1区間63cにおいて、大気開放弁65と他端63bとの間に配置されてもよい。
なお、図示しないが、送気管路63の第1区間63cには、気体を濾過するフィルタが設けられていてもよい。
制御部69は、以上の構成を有する送気装置60の動作を制御する。図2、図3および図4は、送気装置60の制御方法を示すフローチャートである。
制御部69は、送気装置60(内視鏡リプロセッサ1)の電源投入時において、図2に示す処理を所定の周期で繰り返し実行する。図2に示すように、制御部69は、ステップS10において、大気開放弁65の調整を実行する時期であるか否かを判定する。
ステップS10において、制御部69は、大気開放弁65の調整を実行する時期であると判定した場合には、ステップS20に移行し、大気開放弁65の調整処理を実行した後にステップS30に移行する。ステップS10において、制御部69は、大気開放弁65の調整を実行する時期ではないと判定した場合には、ステップS20をスキップしてステップS30に移行する。
ステップS10における、大気開放弁65の調整を実行する時期であるか否かの判定基準は特に限定されない。
本実施形態では一例として、制御部69は、送気装置60(内視鏡リプロセッサ1)の電源投入後に初めてステップS10を実行する場合に、大気開放弁65の調整を実行する時期であると判定し、2度目以降のステップS10を実行する場合には、大気開放弁65の調整を実行する時期ではないと判定する。また本実施形態の制御部69は、当日の最初の送気処理を実行する前である場合に、ステップS10において大気開放弁65の調整を実行する時期であると判定する。
なお、制御部69は、例えば過去に大気開放弁65の調整を実行した日時を記憶部69aに記憶し、当該記憶した日時からの経過時間が所定の値を超えた場合に、ステップS10において大気開放弁65の調整を実行する時期であると判定する。この場合、制御部69は、記憶した日時からの経過時間が所定の値を超えており、かつ当日の最初の送気処理を実行する前である場合に大気開放弁65の調整を実行する時期であると判定する、としてもよい。
また例えば、制御部69は、過去に大気開放弁65の調整を実行した日時を記憶部69aに記憶し、当該記憶した日時からのコンプレッサ70の運転時間が所定の値を超えた場合に、ステップS10において大気開放弁65の調整を実行する時期であると判定する。
また例えば、制御部69は、操作部7を介した使用者からの指示の有無に基づいて、ステップS10において大気開放弁65の調整を実行する時期であるか否かを判定してもよい。
ステップS30では、制御部69は、内視鏡管路120内への送気処理を実行する時期であるか否かを判定する。
ステップS30において、制御部69は、送気処理を実行する時期であると判定した場合には、ステップS40に移行して送気処理を実行した後に、図2に示す処理を終了する。また、ステップS30において、制御部69は、送気処理を実行する時期ではないと判定した場合には、ステップS40をスキップして図2に示す処理を終了する。
本実施形態では、送気処理を実行する時期は、内視鏡リプロセッサ1が内視鏡100に対して再生処理を施す期間中に予め定められている。内視鏡リプロセッサ1による再生処理における送気処理を行う時期は従来と同様であるため詳細な説明を省略する。
図3は、大気開放弁65の調整処理のフローチャートである。なお、大気開放弁65の調整処理の実行時には、内視鏡接続部61に内視鏡管路120が接続されていてもよいし、接続されていなくてもよい。
ステップS20の大気開放弁65の調整処理では、まずステップS100において、制御部69は、開閉弁64を閉状態とする。次に、ステップS110において、制御部69は、コンプレッサ70の運転を開始し、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入を開始する。ステップS120において、制御部69は、センサ66からの出力に基づいて、送気管路63の第1区間63cの内圧の検知を開始する。なお、ステップS100、ステップS110およびステップS120の実行は、順序が異なっていてもよいし、同時であってもよい。
次に、ステップS130において、制御部69は、送気管路63の第1区間63cの内圧が、所定の基準範囲に納まるように、大気開放弁65の大気開放量を調整する。
ここで、所定の基準範囲は、再生処理において内視鏡管路120内に送り込む気体に適正とされる気圧の範囲である。所定の基準範囲を最低気圧Pmin以上、かつ最高気圧Pmax以下とする。基準範囲の最低気圧Pminは、再生処理において内視鏡管路120内に送り込む気体に必要とされる気圧よりも高い。基準範囲の最高気圧Pmaxは、内視鏡管路120内において許容される気圧の上限よりも低く、かつコンプレッサ70が吐出する気体の仕様上の最高気圧よりも低い。
具体的には、ステップS130では、制御部69は、第1区間63cの内圧が基準範囲の最高気圧Pmaxよりも高ければ、大気開放弁65の大気開放量を増加させる。本実施形態では、制御部69は、第1区間63cの内圧が基準範囲の最高気圧Pmaxよりも高ければ、大気開放弁65の入力ポート65aと出力ポート65bとの間の流路の断面積を大きくする。
また、制御部69は、第1区間63cの内圧が基準範囲の最低気圧Pminよりも低ければ、大気開放弁65の大気開放量を減少させる。本実施形態では、制御部69は、第1区間63cの内圧が基準範囲の最低気圧Pminよりも低ければ、大気開放弁65の入力ポート65aと出力ポート65bとの間の流路の断面積を小さくする。
次に、ステップS140において、制御部69は、第1区間63cの内圧が基準範囲となる大気開放弁65の調整状態を、記憶部69aに記憶する。ステップS140の実行時において、記憶部69aに大気開放弁65の調整状態が既に記憶されている場合には、当該情報を新たな調整状態に書き換える。なお、制御部69は、大気開放弁65の調整状態を記憶せずに、ステップS130での大気開放弁65の調整状態を維持し続ける構成であってもよい。
そして、ステップS150において、制御部69は、コンプレッサ70の運転を停止し、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入を停止する。ステップS150の実行後、制御部69は、大気開放弁65の調整処理を終了し、図2のフローチャートに戻る。
なお、図示しないが、ステップS130において、大気開放弁65の大気開放量を調整しても第1区間63cの内圧が基準範囲内に収まらない場合には、制御部130は、表示部8を介して異常の発生を使用者に知らせる。
以上に説明した大気開放弁の調整処理では、ステップS100、ステップS110およびステップS120に示すように、制御部69は、開閉弁64を閉じた状態で、コンプレッサ70から送気管路63内に気体を導入し、センサ66で送気管路63の内圧を検知するステップIを実行する。また、大気開放弁の調整処理では、ステップS130に示すように、制御部69は、送気管路63の内圧が所定の基準範囲に納まるように大気開放弁65からの気体の大気開放量を調整するステップIIを実行する。
図4は、送気処理のフローチャートである。送気処理の実行前には、使用者の操作により、内視鏡接続部61に内視鏡管路120が接続される。すなわち、前記ステップIIの後には、内視鏡接続部61に内視鏡管路120を接続するステップII'が実施される。
ステップS40の送気処理では、まずステップS300において、制御部69は、開閉弁64を閉状態とする。次に、ステップS310において、制御部69は、記憶部69aに記憶されている大気開放弁65の調整状態を読み出し、大気開放弁65を読み出した調整状態とする。なお、制御部69がステップS130の実行後に大気開放弁65の調整状態を変化させずに維持し続けている場合には、ステップS310はスキップ可能である。
次に、ステップS320において、制御部69は、コンプレッサ70の運転を開始し、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入を開始する。なお、ステップS300、ステップS310およびステップS320の実行は、順序が異なっていてもよいし、同時であってもよい。
次に、ステップS330において、制御部69は、予め定められた時間だけ待機する。ステップS330の待機中に、送気管路63の第1区間63cの内圧が基準範囲内となる。なお、ステップS330では、制御部69は、センサ66により第1区間63cの内圧が基準範囲内となったことを確認した後に待機を終了してもよい。
次に、ステップS340において、制御部69は、開閉弁64を開状態とする。開閉弁64が開状態となることにより、送気管路63の第1区間63c内の気体が、内視鏡接続部61から導出される。すなわち、ステップS340の実行により、送気装置60から内視鏡管路120内への気体の送出が始まる。ステップS340の実行時において、コンプレッサ70は運転状態であり、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入は継続している。
次に、ステップS350において、制御部69は、予め定められた時間だけ待機する。ステップS350における待機時間は、再生処理において内視鏡管路120内への気体の送り込みを継続する時間である。
次に、ステップS360において、制御部69は、開閉弁64を閉状態とする。ステップS360の実行により、送気装置60から内視鏡管路120内への気体の送出が停止する。
次に、ステップS370において、制御部69は、コンプレッサ70の運転を停止し、コンプレッサ70から送気管路63内への気体の導入を停止する。ステップS370の実行後、制御部69は、送気処理を終了し、図2のフローチャートに戻る。なお、ステップS350の後、ステップS360を飛ばしてステップS370を実行することで、送気装置60から内視鏡管路120内への気体の送出を停止してもよい。
以上に説明した送気処理では、ステップS300、ステップS310およびステップS320に示すように、制御部69は、大気開放弁65をステップIIで記憶した調整状態に維持し、開閉弁64を閉じ、コンプレッサ70から送気管路63内に気体を導入する、ステップIIIを実行する。そして、送気処理では、ステップS330およびステップS340に示すように、制御部69は、コンプレッサ70から送気管路63内に気体が導入されており、送気管路63の内圧が所定の基準範囲にある状態で開閉弁64を開き、送気管路63内の気体を内視鏡接続部61から導出するステップIVを実行する。
以上に説明した本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、コンプレッサ70が吐出する気体の圧力が変動した場合であっても、ステップIおよびII(ステップS100からステップS140)を実行した後に、ステップIII(ステップS300からステップS320)を実行することにより、送気管路63の第1区間63cの内圧を所定の基準範囲内に収めることができる。そして本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、ステップIIIの後にステップIV(ステップS330およびステップS340)を実行することにより、第1区間63c内の気圧が所定の基準範囲内である気体を、内視鏡管路120内に送り込むことができる。
このように、本実施形態の送気装置60およびその制御方法によれば、コンプレッサ70から吐出される気体を、所定の範囲内の圧力で内視鏡管路120内に送り込むことができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態を説明する。以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略する。
図5に示す本実施形態の送気装置60は、送液管路80、液体導入部81および逆止弁67を含む。
送液管路80および液体導入部81は、送気管路63の開閉弁64と大気開放弁65との間の区間に液体を導入する。送液管路80は、送気管路63の開閉弁64と大気開放弁65との間の区間に接続されている。液体導入部81は、送液管路80内に液体を導入する。
液体導入部81が送液管路80内に導入する液体の種類は特に限定されない。液体導入部81が送液管路80内に導入する液体は、水であってもよいし、洗浄液であってもよいし、消毒液であってもよいし、アルコールであってもよい。
本実施形態では一例として、液体導入部81は、処理槽2内に貯留されている液体を、送液管路80内に導入する。前述のように、内視鏡リプロセッサ1は、処理槽2内に、液体である水、洗浄液および消毒液を導入する構成を有している。
より具体的に、送液管路80の第1の端である一端80aは、送気管路63の開閉弁64と大気開放弁65との間の区間に接続されている。また、送液管路80の第2の端である他端80bは、処理槽2に接続されている。そして、液体導入部81は、送液管路80に設けられたポンプを含む。
液体導入部81は、制御部69に電気的に接続されており、液体導入部81の動作は制御部69によって制御される。液体導入部81の駆動により、処理槽2内の液体が、送液管路80を経由して送気管路63内に導入される。なお、液体導入部81は、処理槽とは異なる容器内に貯留されている液体を送気管路63内に導入する形態であってもよい。
逆止弁67は、送気管路63の送液管路80との接続部分63dと大気開放弁65との間の区間に配置されている。逆止弁67は、送気管路63において、大気開放弁65から送液管路80との接続部分63dに向かう方向の流体の流れを許容し、その反対の方向の流体の流れを規制する。
逆止弁67は、送液管路80を経由して送気管路63内に導入された液体が、開放弁65およびンプレッサ接続部62に流れ込むことを防止する。すなわち、逆止弁67が設けられていることにより、送液管路80を経由して送気管路63内に導入された液体は、開閉弁64が開状態であれば、内視鏡接続部61に流れ込む。
本実施形態の制御部69の動作は、送気処理が第1の実施形態と異なる。図6は、本実施形態の送気処理のフローチャートである。図6に示す本実施形態の送気処理は、ステップS300の前に、ステップS200からS230を実行する点が、第1の実施形態と異なる。
なお、第1の実施形態と同様に、送気処理の実行前には、使用者の操作により、内視鏡接続部61に内視鏡管路120を接続するステップII'が実施される。
本実施形態の送気処理では、まずステップS200において、制御部69は、開閉弁64を開状態とする。次に、ステップS210において、制御部69は、液体導入部81の駆動を開始し、送気管路63内への液体の導入を開始する。なお、ステップS210の実行時には、処理槽2内に、液体が貯留されている。
ステップS210の実行により、処理槽2内の液体は、送液管路80、送気管路63および内視鏡接続部61を経由して、内視鏡管路120内に導入される。次に、ステップS220において、制御部69は、予め定められた時間だけ待機する。ステップS220の待機中に、内視鏡管路120内が液体により満たされる。次に、ステップS230において、制御部69は、液体導入部81の駆動を停止し、送気管路63内への液体の導入を停止する。
ステップS230の実行後、制御部69は、第1の実施形態と同様に、ステップS300以降を実行する。
以上に説明した本実施形態の送気処理では、制御部69は、ステップIIIの前に、ステップS200からステップS230に示すように、開閉弁64を開放し、液体導入部81を駆動して内視鏡管路120内を液体で満たすステップIII'を実行する。
以上に説明した本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、内視鏡管路120内を液体で満たした状態で、第1区間63c内の気圧が所定の基準範囲内である気体を、内視鏡管路120内に送り込むことにより、内視鏡管路120内に液体と気体が混ざった混相流(気液二相流)を発生させることができる。
気液二相流は、内視鏡管路120内に気体のみまたは液体のみを流す場合に比して、壁面の付着物を剥離させる効果が高い。したがって、本実施形態の送気装置60を備える内視鏡リプロセッサ1は、内視鏡管路120内について高い洗浄力を発揮することができる。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態を説明する。以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略する。
本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、送気処理が第1の実施形態と異なる。図7は、本実施形態の送気処理のフローチャートである。図7に示す本実施形態の送気処理は、ステップS340とステップS350の間に、ステップS341およびステップS342を実行する点が、第1の実施形態と異なる。
本実施形態の送気処理では、まずステップS300において、制御部69は、開閉弁64を閉状態とする。次に、ステップS310において、制御部69は、記憶部69aに記憶されている大気開放弁65の調整状態を読み出し、大気開放弁65を読み出した調整状態とする。
次に、ステップS320において、制御部69は、コンプレッサ70の運転を開始し、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入を開始する。なお、ステップS300、ステップS310およびステップS320の実行は、順序が異なっていてもよいし、同時であってもよい。
次に、ステップS330において、制御部69は、予め定められた時間だけ待機する。ステップS330の待機中に、送気管路63の第1区間63cの内圧が基準範囲内となる。なお、ステップS330では、制御部69は、センサ66により第1区間63cの内圧が基準範囲内となったことを確認した後に待機を終了してもよい。
次に、ステップS340において、制御部69は、開閉弁64を開状態とする。開閉弁64が開状態となることにより、送気管路63の第1区間63c内の気体が、内視鏡接続部61から導出される。すなわち、ステップS340の実行により、送気装置60から内視鏡管路120内への気体の送出が始まる。ステップS340の実行時において、コンプレッサ70は運転状態であり、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入は継続している。
次に、ステップS341において、制御部69は、予め定められた時間だけ待機する。そして、ステップS342において、制御部69は、大気開放弁65の大気開放量を減少させる。ステップS342では、制御部69は、大気開放弁65を閉塞し、大気開放量をゼロとしてもよい。
次に、ステップS350において、制御部69は、予め定められた時間だけ待機する。ステップS350における待機時間は、再生処理において内視鏡管路120内への気体の送り込みを継続する時間である。
本実施形態では、ステップS342の実行により大気開放弁65の大気開放量を減少させることによって、第1の実施形態よりもステップS350の実行時において内視鏡管路120内を流れる気体の流速を高めることができる。
次に、ステップS370において、制御部69は、コンプレッサ70の運転を停止し、コンプレッサ70から送気管路63内への気体の導入を停止する。なお、ステップS350の後、ステップS360を飛ばしてステップS370を実行することで、送気装置60から内視鏡管路120内への気体の送出を停止してもよい。
以上に説明した本実施形態の送気処理では、制御部69は、ステップIVの後に、ステップS341およびステップS342に示すように、コンプレッサ70からの送気管路63内への気体の導入を維持しつつ、大気開放弁65の大気開放量を減らすステップVを実行する。
以上に説明した本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、内視鏡管路120内を流れる気体の流速を第1の実施形態よりも高くすることができ、内視鏡管路120内からの液滴の除去等を素早く行うことができる。
なお、本実施形態のステップS341およびステップS342は、図6に示す第2の実施形態の送気処理のステップS340の次に実行されてもよい。第2の実施形態の送気処理において、本実施形態のステップS341およびステップS342を実行すれば、内視鏡管路120内における気液二相流の流速を高めることができるため、より高い洗浄力を得られる。
(第4の実施形態)
以下に、本発明の第4の実施形態を説明する。以下では第2の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第2の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略する。
図8に示す本実施形態の送気装置60は、第2開閉弁68を含む。第2開閉弁68は、送気管路63の逆止弁67と大気開放弁65との間の区間に配置されている。第2開閉弁68は、制御部69に電気的に接続されており、第2開閉弁68の動作は制御部69によって制御される。また、本実施形態のセンサ66は、送気管路63の第2開閉弁68と他端63bとの間の区間に配置されている。
本実施形態の送気装置60は、図6に示す送気処理において、ステップS200からステップS230に示す内視鏡管路120内を液体で満たすステップIII'の実行中に、開閉弁64の代わりに第2開閉弁68を閉じ、ステップS310からステップS330に示すステップの実行を開始することができる。この場合、S340では開閉弁64および第2開閉弁68を開ける。これより、本実施形態の送気装置60は、送気処理をより短い時間で実行することができる。
(第5の実施形態)
以下に、本発明の第5の実施形態を説明する。以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略する。
第1の実施形態では、コンプレッサ70が内視鏡リプロセッサ1に含まれており、コンプレッサ70の動作が制御部69により制御される形態であるが、コンプレッサ70は、内視鏡リプロセッサ1の外部に配置されていてもよい。
図9に示す本実施形態の内視鏡リプロセッサ1は、コンプレッサ70が外部に配置されている。本実施形態のコンプレッサ70は、所定の圧力の気体を内視鏡リプロセッサ1に供給し続ける。
本実施形態の送気装置60は、コンプレッサ接続部62に、気体供給弁62aを備える。気体供給弁62aは、制御部69に電気的に接続されており、気体供給弁62aの動作は制御部69によって制御される。
気体供給弁62aが開状態である場合に、コンプレッサ70が吐出する気体が、送気管路63の第1区間63c内に導入される。すなわち、本実施形態の制御部69は、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入を開始する場合に、気体供給弁62aを閉状態から開状態に切り替える。また、制御部69は、コンプレッサ70から送気管路63の第1区間63c内への気体の導入を停止する場合に、気体供給弁62aを開状態から閉状態に切り替える。
具体的には、図3に示す大気開放弁の調整処理では、ステップS110において、制御部69は、気体供給弁62aを開状態とする。また、ステップS150において、制御部69は、気体供給弁62aを閉状態とする。図4に示す送気処理では、ステップS320において、制御部69は、気体供給弁62aを開状態とする。また、ステップS370において、制御部69は、気体供給弁62aを閉状態とする。
本実施形態の送気装置60は、コンプレッサ70から送気管路63内に気体を導入するための構成とその制御が第1の実施形態と異なるのみであり、その他の構成および制御は第1の実施形態と同様である。したがって、本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、第1の実施形態と同様に、コンプレッサ70から吐出される気体を、所定の範囲内の圧力で内視鏡管路120内に送り込むことができる。
なお、本実施形態の送気装置60は、第2の実施形態のように、送液管路80、液体導入部81および逆止弁67を含んでいてもよい。この場合、本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、内視鏡管路120内に気液二相流を生じさせることができる。
また、本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、第3の実施形態の図7に示す送気処理を実行してもよい。この場合、本実施形態の送気装置60およびその制御方法は、内視鏡管路120内を流れる気体の流速をより高くすることができる。
(第6の実施形態)
以下に、本発明の第6の実施形態を説明する。以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略する。
図10は、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1が備える保持網90の斜視図である。図10に示す保持網90は、ダイレーターのような管状の医療器具200を、処理槽2内において保持する装置である。図10は、処理槽2内に配置された保持網90を、斜め上から見た図である。
保持網90は、本体部91、複数の脚部92および複数の規制部93を含む。本体部91は、外周形状が略円形の網状の部位である。本体部91は、処理槽2内において略水平となる。脚部92は、本体部91から下方に向かって延出する。脚部92が、処理槽2の底面と接触することにより、本体部91が処理槽2の底面から上方に離隔する。
複数の規制部93は、本体部91の外縁から、上方に向かって延出する柱状の部材である。すなわち、複数の規制部93は、概ね同一の円周状に配置されている。複数の規制部93は、本体部91の上方に載置された管状の医療器具200の形状を、円弧状に保持する。図10では、管状の医療器具200の外形を2点鎖線で示している。
本実施形態の保持網90は、内視鏡リプロセッサ1の処理槽2内において内視鏡を保持する内視鏡用の保持網に比して、複数の規制部93の配置が異なる。ダイレーターのような管状の医療器具200は、内視鏡の挿入部やケーブルよりも外径が大きい。本実施形態の保持網90は、太径の管状の医療器具200を保持することが可能なように、内視鏡用の保持網よりも規制部93の数が少なくなっている。
本実施形態の保持網90は、内視鏡用の保持網との識別を容易にするため、1つまたは複数の識別用ラベル94を備えている。本実施形態では、識別用ラベル94は、規制部93の外周に固定されている。
本実施形態の保持網90を用いれば、内視鏡リプロセッサ1により管状の医療器具200に対して再生処理を施すことができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う送気装置の制御方法および送気装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。

Claims (8)

  1. 内視鏡管路に接続される内視鏡接続部と、
    気体を導出するコンプレッサに接続されるコンプレッサ接続部と、
    一端が前記内視鏡接続部に接続され、他端が前記コンプレッサ接続部に接続された送気管路と、
    前記送気管路に配置された開閉弁と、
    前記送気管路において前記他端と前記開閉弁との間に接続され、前記送気管路内からの気体の大気開放量を調整可能な大気開放弁と、
    前記送気管路の内圧を検知するセンサと、を含む送気装置の制御方法であって、
    前記開閉弁を閉じた状態で、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入し、前記センサで前記送気管路の内圧を検知するステップIと、
    前記送気管路の内圧が所定の基準範囲に納まるように前記大気開放弁からの気体の大気開放量を調整するステップIIと、
    前記大気開放弁を前記ステップIIで調整した大気開放量を維持した状態で、前記開閉弁を閉じ、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入するステップIIIと、
    前記コンプレッサから前記送気管路内に気体が導入されており、前記送気管路の内圧が所定の範囲にある状態で前記開閉弁を開き、前記送気管路内の気体を前記内視鏡接続部から導出するステップIVと、
    を含むことを特徴とする送気装置の制御方法。
  2. 前記送気装置は、
    前記送気管路の前記開閉弁と前記大気開放弁との間に接続された送液管路と、
    前記送液管路に液体を導入する液体導入部と、
    前記送気管路の前記送液管路との接続部分および前記大気開放弁の間に配置された逆止弁と、を含み、
    前記ステップIIIの前に、
    前記開閉弁を開放し、前記液体導入部を駆動して前記内視鏡管路内を液体で満たすステップIII'を含むことを特徴とする請求項1に記載の送気装置の制御方法。
  3. 前記ステップIIの後に前記内視鏡接続部に前記内視鏡管路を接続するステップII'を含み、
    前記ステップIII'は前記ステップII'の後に実施されることを特徴とする請求項2に記載の送気装置の制御方法。
  4. 前記ステップIVの後に、
    前記コンプレッサからの前記送気管路内への気体の導入を維持しつつ、前記大気開放弁の大気開放量を減らすステップVを含むことを特徴とする請求項1に記載の送気装置の制御方法。
  5. 内視鏡管路に接続される内視鏡接続部と、
    気体を導出するコンプレッサに接続されるコンプレッサ接続部と、
    一端が前記内視鏡接続部に接続され、他端が前記コンプレッサ接続部に接続された送気管路と、
    前記送気管路に配置された開閉弁と、
    前記送気管路において前記他端と前記開閉弁との間に接続され、前記送気管路内からの気体の大気開放量を調整可能な大気開放弁と、
    前記送気管路の内圧を検知するセンサと、
    前記開閉弁、前記大気開放弁および前記センサに接続された制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記開閉弁を閉じた状態で、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入し、前記センサで前記送気管路の内圧を検知するステップIと、
    前記送気管路の内圧が所定の基準範囲に納まるように前記大気開放弁からの気体の大気開放量を調整するステップIIと、
    前記大気開放弁を前記ステップIIで調整した大気開放量を維持した状態で、前記開閉弁を閉じ、前記コンプレッサから前記送気管路内に気体を導入するステップIIIと、
    前記コンプレッサから前記送気管路内に気体が導入されており、前記送気管路の内圧が所定の範囲にある状態で前記開閉弁を開き、前記送気管路内の気体を前記内視鏡接続部から導出するステップIVと、
    を実行することを特徴とする送気装置。
  6. 前記送気管路の前記開閉弁と前記大気開放弁との間に接続された送液管路と、
    前記送液管路に液体を導入する液体導入部と、
    前記送気管路の前記送液管路との接続部分および前記大気開放弁の間に配置された逆止弁と、を含み、
    前記制御部は、
    前記ステップIIIの前に、
    前記開閉弁を開放し、前記液体導入部を駆動して前記内視鏡管路内を液体で満たすステップIII'を実行することを特徴とする請求項5に記載の送気装置。
  7. 前記制御部は、
    前記ステップIIの後に前記内視鏡接続部に前記内視鏡管路を接続するステップII'を実行し、
    前記ステップIII'を前記ステップII'の後に実行することを特徴とする請求項6に記載の送気装置。
  8. 前記制御部は、
    前記ステップIVの後に、前記コンプレッサからの前記送気管路内への気体の導入を維持しつつ、前記大気開放弁の大気開放量を減らすステップVを実行することを特徴とする請求項5に記載の送気装置。
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