JPWO2020191361A5 - - Google Patents

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JPWO2020191361A5
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本明細書では、本開示のEV、例えばエキソソームを対象に投与することを含む、がんの転移の阻害または低減を必要とする対象においてがんの転移を阻害または低減する方法が提供される。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
(i)少なくとも1つの抗原と、(ii)少なくとも1つのアジュバントとを含む、単離された細胞外小胞(EV)。
(項目2)
少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれよりも多くの異なる抗原を含む、項目1に記載のEV。
(項目3)
少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれよりも多くの異なるアジュバントを含む、項目1または2に記載のEV。
(項目4)
前記抗原が、MHCクラスI及び/またはII分子上には提示されない、項目1~3のいずれか1項に記載のEV。
(項目5)
前記EVが、天然に存在する抗原提示細胞には由来しない、項目1~4のいずれか1項に記載のEV。
(項目6)
前記EVが、天然に存在する樹状細胞、天然に存在するB細胞、天然に存在する肥満細胞、天然に存在するマクロファージ、天然に存在する好中球、天然に存在するKupffer-Browicz細胞、これらの細胞のうちのいずれかに由来する細胞、またはそれらの任意の組み合わせには由来しない、項目1~5のいずれか1項に記載のEV。
(項目7)
細胞性免疫応答、体液性免疫応答、または細胞性免疫応答及び体液性免疫応答の両方を誘導する、項目1~6のいずれか1項に記載のEV。
(項目8)
前記細胞性免疫応答、前記体液性免疫応答、または前記細胞性免疫応答及び前記体液性免疫応答の両方の前記誘導が、(i)前記アジュバントもしくは前記抗原を含まない対応するEV、または(ii)前記EVを有しない前記アジュバントもしくは前記抗原と比較して、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、またはそれを超えて増加する、項目7に記載のEV。
(項目9)
CD4+ T細胞応答、CD8+ T細胞応答、またはCD4+ T細胞応答及びCD8+ T細胞応答の両方を誘導する、項目1~8のいずれか1項に記載のEV。
(項目10)
前記EVが、T細胞のT細胞受容体とは直接的に相互作用しない、項目1~9のいずれか1項に記載のEV。
(項目11)
前記EVが、第1の足場部分をさらに含む、項目1~10のいずれか1項に記載のEV。
(項目12)
前記抗原が、前記第1の足場部分に連結されている、項目11に記載のEV。
(項目13)
前記アジュバントが、前記第1の足場部分に連結されている、項目11または12に記載のEV。
(項目14)
前記EVが、第2の足場部分をさらに含む、項目11~13のいずれか1項に記載のEV。
(項目15)
前記抗原が、前記第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記第2の足場部分に連結されている、項目14に記載のEV。
(項目16)
前記第1の足場部分及び前記第2の足場部分が同じである、項目14または15に記載のEV。
(項目17)
前記第1の足場部分及び前記第2の足場部分が異なる、項目14または15に記載のEV。
(項目18)
前記第1の足場部分が足場Xである、項目11~17のいずれか1項に記載のEV。
(項目19)
前記第1の足場部分が足場Yである、項目11~17のいずれか1項に記載のEV。
(項目20)
前記第2の足場部分が足場Yである、項目14~19のいずれか1項に記載のEV。
(項目21)
前記第2の足場部分が足場Xである、項目14~19のいずれか1項に記載のEV。
(項目22)
前記足場Xが、(i)前記抗原を前記EVの内腔表面上に係留すること、(ii)前記抗原を前記EVの外表面上に係留すること、(iii)前記アジュバントを前記EVの内腔表面上に係留すること、(iv)前記アジュバントを前記EVの外表面上に係留すること、または(v)それらの組み合わせが可能である、項目18または21に記載のEV。
(項目23)
前記足場Xが、プロスタグランジンF2受容体の負の制御因子(PTGFRNタンパク質)、ベイシジン(BSGタンパク質)、免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー2(IGSF2タンパク質)、免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー3(IGSF3タンパク質)、免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー8(IGSF8タンパク質)、インテグリンベータ-1(ITGB1タンパク質)、インテグリンアルファ-4(ITGA4タンパク質)、4F2細胞表面抗原重鎖(SLC3A2タンパク質)、ATPトランスポータータンパク質のクラス(ATP1A1、ATP1A2、ATP1A3、ATP1A4、ATP1B3、ATP2B1、ATP2B2、ATP2B3、ATP2B4タンパク質)、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目18、21、及び22のいずれか1項に記載のEV。
(項目24)
前記足場Yが、(i)前記抗原を前記EVの内腔表面上に係留すること、(ii)前記アジュバントを前記EVの内腔表面上に係留すること、または(iii)両方が可能である、項目19または20に記載のEV。
(項目25)
前記足場Yが、ミリストイル化アラニンリッチタンパク質キナーゼC基質(MARCKSタンパク質)、ミリストイル化アラニンリッチタンパク質キナーゼC基質様1(MARCKSL1タンパク質)、脳酸可溶性タンパク質1(BASP1タンパク質)、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目19、20、及び24のいずれか1項に記載のEV。
(項目26)
前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目27)
a.前記第1の足場部分及び前記第2の足場部分の各々が足場Yであるか、
b.前記第1の足場部分が足場Yであり、前記第2の足場部分が足場Xであるか、
c.前記第1の足場部分が足場Xであり、前記第2の足場部分が足場Yであるか、または
d.前記第1の足場部分及び前記第2の足場部分の各々が足場Xである、
項目26に記載のEV。
(項目28)
前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にある、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目29)
前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目30)
前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目31)
a.前記第1の足場部分が足場Yであり、前記第2の足場部分が足場Xであるか、または
b.前記第1の足場部分及び前記第2の足場部分の各々が足場Xである、
項目28~30のいずれか1項に記載のEV。
(項目32)
前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目33)
a.前記第1の足場部分が足場Xであり、前記第2の足場部分が足場Yであるか、または
b.前記第1の足場部分及び前記第2の足場部分の各々が足場Xである、
項目32に記載のEV。
(項目34)
前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にある、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目35)
前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目36)
前記第1の足場及び前記第2の足場部分が足場Xである、項目35に記載のEV。
(項目37)
前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にある、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目38)
前記第1の足場部分が足場Xである、項目37に記載のEV。
(項目39)
前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目40)
前記第1の足場部分が足場Xである、項目39に記載のEV。
(項目41)
前記抗原が、前記EVの前記表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の前記第1の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目42)
前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の前記第1の足場部分に連結されている、項目11~25のいずれか1項に記載のEV。
(項目43)
前記第1の足場部分が足場Xである、項目41または42に記載のEV。
(項目44)
(i)前記抗原が、リンカーによって前記第1の足場部分に連結されているか、(ii)前記抗原が、リンカーによって前記第2の足場部分に連結されているか、(iii)前記アジュバントが、リンカーによって前記第1の足場部分に連結されているか、(iv)前記アジュバントが、リンカーによって前記第2の足場部分に連結されているか、または(v)それらの組み合わせである、項目11~43のいずれか1項に記載のEV。
(項目45)
前記リンカーが、ポリペプチドである、項目44に記載のEV。
(項目46)
前記リンカーが、非ポリペプチド部分である、項目44に記載のEV。
(項目47)
前記リンカーが、マレイミド部分を含む、項目44~46のいずれか1項に記載のEV。
(項目48)
前記リンカーが、コレステロール部分を含む、項目44~47のいずれか1項に記載のEV。
(項目49)
前記第1の足場部分または前記第2の足場部分が、PTGFRNタンパク質である、項目11~48のいずれか1項に記載のEV。
(項目50)
前記第1の足場部分または前記第2の足場部分が、配列番号33に定められるようなアミノ酸配列を含む、項目11~48のいずれか1項に記載のEV。
(項目51)
前記第1の足場部分または前記第2の足場部分が、配列番号1と少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または約100%同一のアミノ酸配列を含む、項目11~49のいずれか1項に記載のEV。
(項目52)
前記第1の足場部分または前記第2の足場部分が、BASP1タンパク質である、項目9~51のいずれか1項に記載のEV。
(項目53)
前記第1の足場部分または前記第2の足場部分が、(M)(G)(π)(X)(Φ/π)(π)(+)(+)または(G)(π)(X)(Φ/π)(π)(+)(+)のペプチドを含み、ここで、各括弧付きの位置がアミノ酸を表し、πが、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択される任意のアミノ酸であり、Xが、任意のアミノ酸であり、Φが、Val、Ile、Leu、Phe、Trp、Tyr、及びMetからなる群から選択される任意のアミノ酸であり、(+)が、Lys、Arg、及びHisからなる群から選択される任意のアミノ酸であり、位置5が(+)ではなく、かつ位置6が(+)でも(AspまたはGlu)でもない、項目9~51のいずれか1項に記載のEV。
(項目54)
前記第1の足場部分または前記第2の足場部分が、配列番号50~155のうちのいずれか1つに定められるアミノ酸配列を含む、項目9~51のいずれか1項に記載のEV。
(項目55)
前記第1の足場部分または前記第2の足場部分が、配列番号3と少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または約100%同一のアミノ酸配列を含む、項目9~54のいずれか1項に記載のEV。
(項目56)
(i)抗原と、(ii)アジュバントとを含む、単離された細胞外小胞であって、
a.前記抗原が、内腔表面上の第1の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場Yに連結されているか、
b.前記抗原が、内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
c.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
d.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
e.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
f.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
g.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
h.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の前記足場Xに連結されているか、
i.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
j.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
k.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
l.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の前記足場Xに連結されているか、
m.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
n.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
o.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
p.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
q.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
r.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
s.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
t.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
u.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
v.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
w.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
x.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
y.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
z.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
aa.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
bb.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
cc.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、または
dd.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの外側に直接的に連結されている、
前記単離された細胞外小胞。
(項目57)
前記EVが、免疫調節剤をさらに含む、項目1~56のいずれか1項に記載のEV。
(項目58)
前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面または外表面に直接的に連結されている、項目57に記載のEV。
(項目59)
前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上または前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されている、項目57または58に記載のEV。
(項目60)
前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されている、項目57または58に記載のEV。
(項目61)
(i)前記抗原が、リンカーによって内腔表面に直接的に連結されているか、(ii)前記アジュバントが、リンカーによって内腔表面に直接的に連結されているか、(iii)前記免疫調節剤が、リンカーによって内腔表面に直接的に連結されているか、(iv)前記抗原が、リンカーによって外表面に直接的に連結されているか、(v)前記アジュバントが、リンカーによって外表面に直接的に連結されているか、(vi)前記免疫調節剤が、リンカーによって外表面に直接的に連結されているか、または(vii)それらの組み合わせである、項目56~60のいずれか1項に記載のEV。
(項目62)
(i)前記抗原が、リンカーによって足場Xに連結されているか、(ii)前記アジュバントが、リンカーによって足場Xに連結されているか、(iii)前記免疫調節剤が、リンカーによって足場Xに連結されているか、(iv)前記抗原が、リンカーによって足場Yに連結されているか、(v)前記アジュバントが、リンカーによって足場Yに連結されているか、(vi)前記免疫調節剤が、リンカーによって足場Yに連結されているか、または(vii)それらの組み合わせである、項目56~61のいずれか1項に記載のEV。
(項目63)
前記リンカーが、ポリペプチドである、項目61または62に記載のEV。
(項目64)
前記リンカーが、非ポリペプチド部分である、項目61または62に記載のEV。
(項目65)
前記リンカーが、マレイミド部分を含む、項目61~64のいずれか1項に記載のEV。
(項目66)
前記リンカーが、コレステロール部分を含む、項目61~64のいずれか1項に記載のEV。
(項目67)
前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にある、項目57または58に記載のEV。
(項目68)
前記免疫調節剤が、負のチェックポイント制御因子の阻害剤または負のチェックポイント制御因子の結合パートナーの阻害剤を含む、項目57~67のいずれか1項に記載のEV。
(項目69)
前記負のチェックポイント制御因子が、細胞傷害性Tリンパ球関連タンパク質4(CTLA-4)、プログラム細胞死タンパク質1(PD-1)、リンパ球活性化遺伝子3(LAG-3)、T細胞免疫グロブリンムチン含有タンパク質3(TIM-3)、Bリンパ球及びTリンパ球減弱因子(BTLA)、Ig及びITIMドメインを有するT細胞免疫受容体(TIGIT)、T細胞活性化のVドメインIg抑制因子(VISTA)、アデノシンA2a受容体(A2aR)、キラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)、CD20、CD39、CD73、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目68に記載のEV。
(項目70)
前記免疫調節剤が、正の共刺激分子の活性化剤または正の共刺激分子の結合パートナーの活性化剤を含む、項目57~67のいずれか1項に記載のEV。
(項目71)
前記正の共刺激分子が、TNF受容体スーパーファミリーメンバー(例えば、CD120a、CD120b、CD18、OX40、CD40、Fas受容体、M68、CD27、CD30、4-1BB、TRAILR1、TRAILR2、TRAILR3、TRAILR4、RANK、OCIF、TWEAK受容体、TACI、BAFF受容体、ATAR、CD271、CD269、AITR、TROY、CD358、TRAMP、及びXEDAR)である、項目70に記載のEV。
(項目72)
正の共刺激分子の前記活性化剤が、TNFスーパーファミリーメンバー(例えば、TNFα、TNF-C、OX40L、CD40L、FasL、LIGHT、TL1A、CD27L、Siva、CD153、4-1BBリガンド、TRAIL、RANKL、TWEAK、APRIL、BAFF、CAMLG、NGF、BDNF、NT-3、NT-4、GITRリガンド、及びEDA-2)である、項目70に記載のEV。
(項目73)
前記正の共刺激分子が、CD28-スーパーファミリー共刺激分子(例えば、ICOSまたはCD28)である、項目70に記載のEV。
(項目74)
正の共刺激分子の前記活性化剤が、ICOSL、CD80、またはCD86である、項目70に記載のEV。
(項目75)
前記免疫調節剤が、サイトカインまたはサイトカインの結合パートナーを含む、項目57~67のいずれか1項に記載のEV。
(項目76)
前記サイトカインが、IL-2、IL-4、IL-7、IL-10、IL-12、IL-15、IL-21、IFN-γ、IL-1α、IL-1β、IL-1ra、IL-18、IL-33、IL-36α、IL-36β、IL-36γ、IL-36ra、IL-37、IL-38、IL-3、IL-5、IL-6、IL-11、IL-13、IL-23、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)、白血病抑制因子(LIF)、幹細胞因子(SCF)、トロンボポエチン(TPO)、マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)、エリスロポエチン(EPO)、Flt-3、IFN-α、IFN-β、IFN-γ、IL-19、IL-20、IL-22、IL-24、TNF-α、TNF-β、BAFF、APRIL、リンホトキシンベータ(TNF-γ)、IL-17A、IL-17B、IL-17C、IL-17D、IL-17E、IL-17F、IL-25、TSLP、IL-35、IL-27、TGF-β、またはそれらの組み合わせを含む、項目75に記載のEV。
(項目77)
前記免疫調節剤が、胚中心応答に必要とされる細胞内相互作用を支持するタンパク質を含む、項目57~67のいずれか1項に記載のEV。
(項目78)
胚中心応答に必要とされる細胞内相互作用を支持する前記タンパク質が、シグナル伝達リンパ球活性化分子(SLAM)ファミリーメンバー、SLAM関連タンパク質(SAP)、ICOS-ICOSL、CD40-40L、CD28/B7、PD-1/L1、IL-4/IL4R、IL21/IL21R、TLR4、TLR7、TLR8、TLR9、CD180、CD22、またはそれらの組み合わせを含む、項目77に記載のEV。
(項目79)
前記SLAMファミリーメンバーが、SLAM、CD48、CD229(Ly9)、Ly108、2B4、CD84、NTB-A、CRACC、BLAME、CD2F-10、またはそれらの組み合わせを含む、項目78に記載のEV。
(項目80)
(i)抗原と、(ii)免疫調節剤とを含む、単離された細胞外小胞であって、
a.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の第2の足場Yに連結されているか、
b.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
c.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
d.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、外表面前記EV上の足場Xに連結されているか、
e.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
f.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
g.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
h.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の前記足場Xに連結されているか、
i.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
j.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
k.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
l.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の前記足場Xに連結されているか、
m.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
n.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
o.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
p.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
q.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
r.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
s.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
t.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
u.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
v.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
w.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されているか、
x.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側上の足場Xに連結されているか、
y.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
z.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されているか、
aa.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
bb.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されているか、
cc.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、または
dd.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されている、
前記単離された細胞外小胞。
(項目81)
アジュバントをさらに含む、項目80に記載のEV。
(項目82)
前記アジュバントが、前記EVの内腔表面または外表面に直接的に連結されている、項目81に記載のEV。
(項目83)
前記アジュバントが、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、または前記EVの内腔中にある、項目81に記載のEV。
(項目84)
前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されている、項目81に記載のEV。
(項目85)
前記アジュバントが、前記EVの内腔中にある、項目81に記載のEV。
(項目86)
前記抗原が、腫瘍抗原である、項目1~85のいずれか1項に記載のEV。
(項目87)
前記腫瘍抗原が、アルファ-フェトプロテイン(AFP)、がん胎児性抗原(CEA)、上皮性腫瘍抗原(ETA)、ムチン1(MUC1)、Tn-MUC1、ムチン16(MUC16)、チロシナーゼ、黒色腫関連抗原(MAGE)、腫瘍タンパク質p53(p53)、CD4、CD8、CD45、CD80、CD86、プログラム死リガンド1(PD-L1)、プログラム死リガンド2(PD-L2)、NY-ESO-1、PSMA、TAG-72、HER2、GD2、cMET、EGFR、メソテリン、VEGFR、アルファ-葉酸受容体、CE7R、IL-3、がん-精巣抗原、MART-1 gp100、TNF関連アポトーシス誘導リガンド、ブラキュリ(例えば、黒色腫における抗原(PRAME))、ウィルムス腫瘍1(WT1)、CD19、CD22、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目86に記載のEV。
(項目88)
前記抗原が、細菌、ウイルス、真菌、原虫、またはそれらの任意の組み合わせに由来する、項目1~85のいずれか1項に記載のEV。
(項目89)
前記抗原が、発がんウイルスに由来する、項目88に記載のEV。
(項目90)
前記抗原が、ヒトガンマヘルペスウイルス4(エプスタイン・バールウイルス)、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、サイトメガロウイルス、staphylococcus aureus、mycobacterium tuberculosis、chlamydia trachomatis、HIV(例えば、HIV-2)、コロナウイルス(例えば、COVID-19、MERS-CoV、及びSARS CoV)、フィロウイルス(例えば、マールブルグ及びエボラ)、Streptococcus pyogenes、Streptococcus pneumoniae、Plasmodia種(例えば、vivax及びfalciparum)、チクングニアウイルス、ヒトパピローマウイルス(HPV)、B型肝炎、C型肝炎、ヒトヘルペスウイルス8、メルケル細胞ポリオーマウイルス(MCV)、ブニヤウイルス(例えば、ハンタウイルス)、アレナウイルス(例えば、LCMV及びラッサウイルス)、フラビウイルス(例えば、デング熱、ジカ熱、日本脳炎、西ナイル熱、及び黄熱)、エンテロウイルス(例えば、ポリオ)、アストロウイルス(例えば、胃腸炎)、rhabdoviridae(例えば、狂犬病)、Borrelia burgdorferi及びBurrelia mayonii(例えば、ライム病)、単純ヘルペスウイルス2(HSV2)、Klebsiella属菌、Pseudomonas aeruginosa、Enterococcus属菌、Proteus属菌、Enterobacter属菌、Actinobacter属菌、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CoNS)、Mycoplasma属菌、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス(AAV)、またはそれらの組み合わせに由来する、項目88に記載のEV。
(項目91)
前記アジュバントが、インターフェロン遺伝子刺激因子(STING)アゴニスト、トル様受容体(TLR)アゴニスト、炎症メディエーター、RIG-Iアゴニスト、アルファ-gal-cer(NKTアゴニスト)、熱ショックタンパク質(例えば、HSP65及びHSP70)、C型レクチンアゴニスト(例えば、ベータグルカン(デクチン1)、キチン、及びカードラン)、またはそれらの任意の組み合わせである、項目1~79及び81~90のいずれか1項に記載のEV。
(項目92)
前記アジュバントが、STINGアゴニストである、項目91に記載のEV。
(項目93)
前記STINGアゴニストが、環状ジヌクレオチドSTINGアゴニストまたは非環状ジヌクレオチドSTINGアゴニストを含む、項目92に記載のEV。
(項目94)
前記アジュバントが、TLRアゴニストである、項目91に記載のEV。
(項目95)
前記TLRアゴニストが、TLR2アゴニスト(例えば、リポタイコ酸、非定型LPS、MALP-2及びMALP-404、OspA、ポリン、LcrV、リポマンナン、GPIアンカー、リゾホスファチジルセリン、リポホスホグリカン(LPG)、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)、ザイモサン、hsp60、gH/gL糖タンパク質、ヘマグルチニン)、TLR3アゴニスト(例えば、二本鎖RNA、例えば、ポリ(I:C))、TLR4アゴニスト(例えば、リポ多糖(LPS)、リポタイコ酸、β-ディフェンシン2、フィブロネクチンEDA、HMGB1、スナピン、テネイシンC)、TLR5アゴニスト(例えば、フラジェリン)、TLR6アゴニスト、TLR7/8アゴニスト(例えば、一本鎖RNA、CpG-A、ポリG10、ポリG3、レシキモド)、TLR9アゴニスト(例えば、非メチル化CpG DNA)、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目94に記載のEV。
(項目96)
前記EVが、エキソソームである、項目1~95のいずれか1項に記載のEV。
(項目97)
標的化部分をさらに含む、項目1~96のいずれか1項に記載のEV。
(項目98)
前記標的化部分が、樹状細胞のマーカーに特異的に結合する、項目97に記載のEV。
(項目99)
前記マーカーが、前記樹状細胞上にのみ存在する、項目98に記載のEV。
(項目100)
前記樹状細胞が、形質細胞様樹状細胞(pDC)、骨髄系/古典的樹状細胞1(cDC1)、骨髄系/古典的樹状細胞2(cDC2)、炎症性単球由来樹状細胞、ランゲルハンス細胞、真皮樹状細胞、リゾチーム発現樹状細胞(LysoDC)、クッパー細胞、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目98または99に記載のEV。
(項目101)
前記樹状細胞がcDC1である、項目100に記載のEV。
(項目102)
前記マーカーが、C型レクチンドメインファミリー9メンバーA(Clec9a)タンパク質、樹状細胞特異的細胞間接着分子-3捕捉非インテグリン(DC-SIGN)、CD207、CD40、Clec6、樹状細胞免疫受容体(DCIR)、DEC-205、レクチン様酸化低密度リポタンパク質受容体-1(LOX-1)、MARCO、Clec12a、Clec10a、DC-アシアロ糖タンパク質受容体(DC-ASGPR)、DC免疫受容体2(DCIR2)、デクチン-1、マクロファージマンノース受容体(MMR)、BDCA-1(CD303、Clec4c)、デクチン-2、Bst-2(CD317)、ランゲリン、CD206、CD11b、CD11c、CD123、CD304、XCR1、AXL、シグレック6、CD209、SIRPA、CX3CR1、GPR182、CD14、CD16、CD32、CD34、CD38、CD10、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目98~101のいずれか1項に記載のEV。
(項目103)
前記マーカーが、Clec9aタンパク質である、項目102に記載のEV。
(項目104)
前記標的化部分が、T細胞のマーカーに特異的に結合する、項目97に記載のEV。
(項目105)
前記マーカーが、CD3分子を含む、項目104に記載のEV。
(項目106)
前記標的化部分が、前記EVの外表面に直接的に連結されている、項目97~105のいずれか1項に記載のEV。
(項目107)
前記標的化部分が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されている、項目97~105のいずれか1項に記載のEV。
(項目108)
前記標的化部分が、リンカーによって前記EVの外表面に直接的に連結されている、項目106に記載のEV。
(項目109)
前記標的化部分が、リンカーによって前記足場Xに連結されている、項目107に記載のEV。
(項目110)
前記リンカーが、ポリペプチドである、項目108または109に記載のEV。
(項目111)
前記リンカーが、非ポリペプチド部分である、項目108または109に記載のEV。
(項目112)
前記リンカーが、マレイミド部分を含む、項目108~111のいずれか1項に記載のEV。
(項目113)
前記リンカーが、コレステロール部分を含む、項目108~111のいずれか1項に記載のEV。
(項目114)
項目1~113のいずれか1項に記載のEVと、薬学的に許容される担体とを含む、薬学的組成物。
(項目115)
項目1~113のいずれか1項に記載のEVを産生する細胞。
(項目116)
1つまたは複数のベクターを含む細胞であって、前記ベクターが、(i)項目1~113のいずれか1項に記載の抗原、(ii)項目1~79及び81~113のいずれか1項に記載のアジュバント、(iii)項目57~113のいずれか1項に記載の免疫調節剤、(iv)項目97~113のいずれか1項に記載の標的化部分、または(v)それらの組み合わせをコードする核酸配列を含む、前記細胞。
(項目117)
項目1~113のいずれか1項に記載のEVと、使用説明書とを含む、キット。
(項目118)
項目1~113のいずれか1項に記載のEVを含む、EV-薬物コンジュゲート。
(項目119)
EVを作製する方法であって、項目115または116に記載の細胞を好適な条件下で培養することと、前記EVを得ることとを含む、前記方法。
(項目120)
免疫応答の誘導を必要とする対象において前記免疫応答を誘導する方法であって、項目1~113のいずれか1項に記載のEVを前記対象に投与することを含む、前記方法。
(項目121)
疾患の予防または処置を必要とする対象において前記疾患を予防または処置する方法であって、項目1~113のいずれか1項に記載のEV投与することを含み、前記疾患が、前記抗原に関連する、前記方法。
(項目122)
前記疾患が、がんである、項目121に記載の方法。
(項目123)
前記がんが、膀胱癌、子宮頸癌、腎細胞癌、精巣癌、結腸直腸癌、肺癌、頭頸部癌、卵巣、リンパ腫、肝臓癌、膠芽腫、黒色腫、骨髄腫、白血病、膵臓癌、またはそれらの組み合わせを含む、項目122に記載の方法。
(項目124)
前記疾患が、感染症である、項目121に記載の方法。
(項目125)
前記EVが、非経口、経口、静脈内、筋肉内、腫瘍内、鼻腔内、皮下、または腹腔内投与される、項目120~124のいずれか1項に記載の方法。
(項目126)
追加の治療剤を投与することを含む、項目120~125のいずれか1項に記載の方法。
(項目127)
対象においてがんの転移を阻害または低減する方法であって、前記方法が、それを必要とする前記対象に、項目1~113のいずれか1項に記載のEVを投与することを含む、前記方法。
(項目128)
前記足場Yが、N末端ドメイン(ND)及びエフェクタードメイン(ED)を含み、前記ND及び/または前記EDが、前記EVの内腔表面に会合している、項目19、20、及び24~113のいずれか1項に記載のEV、項目114に記載の薬学的組成物、項目115もしくは116に記載の細胞、項目117に記載のキット、項目118に記載のEV-薬物コンジュゲート、または項目119~127のいずれか1項に記載の方法。
(項目129)
前記NDが、ミリストイル化を介して前記エキソソームの内腔表面に会合している、項目128に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目130)
前記EDが、イオン性相互作用によって前記エキソソームの内腔表面に会合している、項目128または129に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目131)
前記EDが、(i)ある塩基性アミノ酸、または(ii)連続的に2つ以上の塩基性アミノ酸を含み、前記塩基性アミノ酸が、Lys、Arg、His、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目128~130のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目132)
前記塩基性アミノ酸が、(Lys)nであり、ここで、nが、1~10の整数である、項目131に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目133)
前記EDが、Lys(K)、KK、KKK、KKKK(配列番号205)、KKKKK(配列番号206)、Arg(R)、RR、RRR、RRRR(配列番号207);RRRRR(配列番号208)、KR、RK、KKR、KRK、RKK、KRR、RRK、(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(配列番号209)、(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(配列番号210)、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目128~132のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目134)
前記NDが、G:X2:X3:X4:X5:X6に定められるようなアミノ酸配列を含み、ここで、Gが、Glyを表し、「:」が、ペプチド結合を表し、前記X2~前記X6の各々が独立して、アミノ酸であり、前記X6が、塩基性アミノ酸を含む、項目128~133のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目135)
(i)前記X2が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるか、
(ii)前記X4が、Pro、Gly、Ala、Ser、Val、Ile、Leu、Phe、Trp、Tyr、Gln、及びMetからなる群から選択されるか、
(iii)前記X5が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるか、
(iv)前記X6が、Lys、Arg、及びHisからなる群から選択されるか、または
(v)(i)~(iv)の任意の組み合わせである、
項目134に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目136)
前記NDが、G:X2:X3:X4:X5:X6のアミノ酸配列を含み、ここで、
(i)Gが、Glyを表し、
(ii)「:」が、ペプチド結合を表し、
(iii)前記X2が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるアミノ酸であり、
(iv)前記X3が、アミノ酸であり、
(v)前記X4が、Pro、Gly、Ala、Ser、Val、Ile、Leu、Phe、Trp、Tyr、Gln、及びMetからなる群から選択されるアミノ酸であり、
(vi)前記X5が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるアミノ酸であり、
(vii)前記X6が、Lys、Arg、及びHisからなる群から選択されるアミノ酸である、
項目128~135のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目137)
前記X3が、Asn、Gln、Ser、Thr、Asp、Glu、Lys、His、及びArgからなる群から選択される、項目134~136のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目138)
前記ND及び前記EDが、リンカーによって結合している、項目128~137のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目139)
前記リンカーが、1つまたは複数のアミノ酸を含む、項目138に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目140)
前記NDが、(i)GGKLSKK(配列番号211)、(ii)GAKLSKK(配列番号212)、(iii)GGKQSKK(配列番号213)、(iv)GGKLAKK(配列番号214)、(v)GGKLSK(配列番号215)、または(vi)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目128~139のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目141)
前記NDが、(i)GGKLSKKK(配列番号238)、(ii)GGKLSKKS(配列番号239)、(iii)GAKLSKKK(配列番号240)、(iv)GAKLSKKS(配列番号241)、(v)GGKQSKKK(配列番号242)、(vi)GGKQSKKS(配列番号243)、(vii)GGKLAKKK(配列番号244)、(viii)GGKLAKKS(配列番号245)、及び(ix)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目140に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目142)
前記NDが、アミノ酸配列GGKLSKK(配列番号211)を含む、項目128~141のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目143)
前記足場Yが、長さが少なくとも約8、少なくとも約9、少なくとも約10、少なくとも約11、少なくとも約12、少なくとも約13、少なくとも約14、少なくとも約15、少なくとも約16、少なくとも約17、少なくとも約18、少なくとも約19、少なくとも約20、少なくとも約21、少なくとも約22、少なくとも約23、少なくとも約24、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約55、少なくとも約60、少なくとも約65、少なくとも約70、少なくとも約75、少なくとも約80、少なくとも約85、少なくとも約90、少なくとも約95、少なくとも約100、少なくとも約105、少なくとも約110、少なくとも約120、少なくとも約130、少なくとも約140、少なくとも約150、少なくとも約160、少なくとも約170、少なくとも約180、少なくとも約190、または少なくとも約200アミノ酸である、項目128~142のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目144)
前記足場Yが、(i)GGKLSKKKKGYNVN(配列番号246)、(ii)GAKLSKKKKGYNVN(配列番号247)、(iii)GGKQSKKKKGYNVN(配列番号248)、(iv)GGKLAKKKKGYNVN(配列番号249)、(v)GGKLSKKKKGYSGG(配列番号250)、(vi)GGKLSKKKKGSGGS(配列番号251)、(vii)GGKLSKKKKSGGSG(配列番号252)、(viii)GGKLSKKKSGGSGG(配列番号253)、(ix)GGKLSKKSGGSGGS(配列番号254)、(x)GGKLSKSGGSGGSV(配列番号255)、または(xi)GAKKSKKRFSFKKS(配列番号256)を含む、項目128~143のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目145)
前記足場Yが、(i)GGKLSKKKKGYNVN(配列番号246)、(ii)GAKLSKKKKGYNVN(配列番号247)、(iii)GGKQSKKKKGYNVN(配列番号248)、(iv)GGKLAKKKKGYNVN(配列番号249)、(v)GGKLSKKKKGYSGG(配列番号250)、(vi)GGKLSKKKKGSGGS(配列番号251)、(vii)GGKLSKKKKSGGSG(配列番号252)、(viii)GGKLSKKKSGGSGG(配列番号253)、(ix)GGKLSKKSGGSGGS(配列番号254)、(x)GGKLSKSGGSGGSV(配列番号255)、または(xi)GAKKSKKRFSFKKS(配列番号256)からなる、項目128~143のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目146)
前記足場Yが、前記N末端にMetを含まない、項目128~145のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目147)
前記足場Yが、足場タンパク質の前記N末端にミリストイル化アミノ酸残基を含む、項目128~146のいずれか1項に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目148)
前記足場Yの前記N末端における前記アミノ酸残基が、Glyである、項目147に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目149)
前記足場Yの前記N末端における前記アミノ酸残基が、合成である、項目147または148に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。
(項目150)
前記足場Yの前記N末端における前記アミノ酸残基が、グリシン類似体である、項目147または1482に記載のEV、薬学的組成物、細胞、キット、または方法。

Claims (32)

  1. (i)少なくとも1つの抗原と、(ii)少なくとも1つのアジュバントとを含む、単離された細胞外小胞(EV)。
  2. 前記抗原が、(i)ウイルス、細菌、真菌、原虫、またはそれらの任意の組み合わせに由来するか、(ii)MHCクラスI及び/またはII分子上には提示されないか、(iii)腫瘍抗原であるか、または(iv)それらの組合せである、請求項に記載のEV。
  3. (i)天然に存在する抗原提示細胞には由来しないか、(ii)対象に投与された場合に細胞性免疫応答、体液性免疫応答、または両方を誘導できるか、(iii)T細胞受容体とは直接的に相互作用しないか、または(iv)それらの組合せである、請求項1または2に記載のEV。
  4. 1の足場部分をさらに含む、請求項1~のいずれか1項に記載のEV。
  5. 前記抗原、前記アジュバントまたは前記抗原および前記アジュバントの両方が、前記第1の足場部分に連結されている、請求項に記載のEV。
  6. 2の足場部分をさらに含む、請求項4または5に記載のEV。
  7. 前記抗原が、前記第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記第2の足場部分に連結されている、請求項に記載のEV。
  8. 前記第1の足場部分が足場Xまたは足場Yである、請求項4~7のいずれか1項に記載のEV。
  9. 前記第2の足場部分が足場Yまたは足場Xである、請求項6~8のいずれか1項に記載のEV。
  10. (i)前記足場Xが、プロスタグランジンF2受容体の負の制御因子(PTGFRNタンパク質)、ベイシジン(BSGタンパク質)、免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー2(IGSF2タンパク質)、免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー3(IGSF3タンパク質)、免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー8(IGSF8タンパク質)、インテグリンベータ-1(ITGB1タンパク質)、インテグリンアルファ-4(ITGA4タンパク質)、4F2細胞表面抗原重鎖(SLC3A2タンパク質)、ATPトランスポータータンパク質、またはその断片、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択されるか、
    (ii)前記足場Yが、脳酸可溶性タンパク質1(BASP1タンパク質)、ミリストイル化アラニンリッチタンパク質キナーゼC基質(MARCKSタンパク質)、ミリストイル化アラニンリッチタンパク質キナーゼC基質様1(MARCKSL1タンパク質)、またはその断片、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択されるか、または
    (iii)(i)および(ii)の両方である、
    請求項8または9に記載のEV。
  11. (a)前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔の内腔中にあるか、
    (b)前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔の内腔中にあるか、
    (c)前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場部分に連結されている
    (d)前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    (e)前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場部分に連結されているか、
    (f)前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
    (g)前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場部分に連結されているか、
    (h)前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    (i)前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場部分に連結されているか、
    (j)前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
    (k)前記抗原が、前記EVの内腔の内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されているか、
    (l)前記抗原が、前記EVの内腔の内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    (m)前記抗原が、前記EVの内腔の内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔の内腔中にあるか、
    (n)前記抗原が、前記EVの内腔の内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されているか、
    (o)前記抗原が、前記EVの内腔の内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
    (p)前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されているか、
    (q)前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    (r)前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔の内腔中にあるか、
    (s)前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されているか、
    (t)前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
    (u)前記抗原が、前記EVの外表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第1の足場部分に連結されているか、
    (v)前記抗原が、前記EVの外表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    (w)前記抗原が、前記EVの外表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔の内腔中にあるか、
    (x)前記抗原が、前記EVの外表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第1の足場部分に連結されているか、または
    (y)前記抗原が、前記EVの外表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されている
    請求項4~10のいずれか1項に記載のEV。
  12. (i)前記抗原が、リンカーによって前記第1の足場部分に連結されているか、(ii)前記抗原が、リンカーによって前記第2の足場部分に連結されているか、(iii)前記アジュバントが、リンカーによって前記第1の足場部分に連結されているか、(iv)前記アジュバントが、リンカーによって前記第2の足場部分に連結されているか、または(v)それらの組み合わせである、請求項4~11のいずれか1項に記載のEV。
  13. 前記足場Xが、PTGFRNタンパク質またはその断片を含む、請求項10~12のいずれか1項に記載のEV。
  14. 前記足場Xが、(i)配列番号1に定められるアミノ酸配列、(ii)配列番号33に定められるアミノ酸配列または(iii)配列番号1のアミノ酸26~879を含む、請求項13に記載のEV。
  15. 前記足場Yが、BASP1タンパク質またはその断片を含む、請求項10~14のいずれか1項に記載のEV。
  16. 前記第1の足場部分または前記第2の足場部分足場Yが、(i)配列番号50~155および246~256のうちのいずれか1つに定められるアミノ酸配列、あるいは(ii)配列番号49に定められるアミノ酸配列と少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または約100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項15に記載のEV。
  17. (i)抗原と、(ii)アジュバントとを含む、単離された細胞外小胞(EV)であって、
    a.前記抗原が、内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
    .前記抗原が、内腔表面上の第1の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場Yに連結されているか、
    c.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    d.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
    e.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
    f.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
    g.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
    h.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の前記足場Xに連結されているか、
    i.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    j.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    k.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
    l.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の前記足場Xに連結されているか、
    m.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    n.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    o.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
    p.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    q.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    r.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
    s.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    t.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔中にあるか、
    u.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    v.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
    w.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
    x.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
    y.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    z.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
    aa.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    bb.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記アジュバントが、前記EVの外表面に直接的に連結されているか、
    cc.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、または
    dd.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記アジュバントが、前記EVの外側に直接的に連結されている、
    EV
  18. 疫調節剤、標的化部分または両方をさらに含む、請求項17に記載のEV。
  19. 前記抗原、アジュバント、免疫調節剤、標的化部分またはそれらの組合せが、(i)リンカーによって内腔表面に直接的に連結されているか、(ii)リンカーによって外表面に直接的に連結されているか、(iii)リンカーによって足場Xに連結されているか、(iv)リンカーによって足場Yに連結されているか、または(v)それらの組み合わせである、請求項18に記載のEV。
  20. (1)前記免疫調節剤が、負のチェックポイント制御因子の阻害剤、負のチェックポイント制御因子の結合パートナーの阻害剤、正の共刺激分子の活性化剤、正の共刺激分子の結合パートナーの活性化剤、サイトカイン、サイトカインの結合パートナー、胚中心応答に必要とされる細胞内相互作用を支持するタンパク質、またはそれらの組み合わせを含むか、
    (2)前記アジュバントが、インターフェロン遺伝子刺激因子(STING)アゴニスト、トル様受容体(TLR)アゴニスト、炎症メディエーター、RIG-Iアゴニスト、アルファ-gal-cer(NKTアゴニスト)、熱ショックタンパク質(例えば、HSP65及びHSP70)、C型レクチンアゴニスト(例えば、ベータグルカン(デクチン1)、キチン、及びカードラン)、またはそれらの任意の組み合わせを含むか、
    (3)前記標的化部分が、樹状細胞のマーカー、T細胞のマーカーまたは両方を含むか、あるいは
    (4)それらの組み合わせである、
    請求項18または19に記載のEV。
  21. (i)抗原と、(ii)免疫調節剤とを含む、単離された細胞外小胞(EV)であって、
    a.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の第2の足場Yに連結されているか、
    b.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
    c.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    d.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、外表面前記EV上の足場Xに連結されているか、
    e.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されているか、
    f.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
    g.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
    h.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の前記足場Xに連結されているか、
    i.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    j.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    k.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
    l.前記抗原が、前記EVの外表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の前記足場Xに連結されているか、
    m.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    n.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    o.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
    p.前記抗原が、前記EVの外表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    q.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の第1の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外表面上の第2の足場Xに連結されているか、
    r.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
    s.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    t.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔中にあるか、
    u.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されているか、
    v.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されているか、
    w.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されているか、
    x.前記抗原が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側上の足場Xに連結されているか、
    y.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    z.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Yに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されているか、
    aa.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、
    bb.前記抗原が、前記EVの内腔表面上の足場Xに連結されており、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されているか、
    cc.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの内腔表面に直接的に連結されているか、または
    dd.前記抗原が、前記EVの内腔中にあり、前記免疫調節剤が、前記EVの外側に直接的に連結されている、
    EV
  22. アジュバント、標的化部分または両方をさらに含む、請求項19に記載のEV。
  23. 前記抗原、免疫調節剤、アジュバント、標的化部分またはそれらの組合せが、(i)リンカーによって内腔表面に直接的に連結されているか、(ii)リンカーによって外表面に直接的に連結されているか、(iii)リンカーによって足場Xに連結されているか、(iv)リンカーによって足場Yに連結されているか、または(v)それらの組み合わせである、請求項22に記載のEV。
  24. 1)前記アジュバントが、インターフェロン遺伝子刺激因子(STING)アゴニスト、トル様受容体(TLR)アゴニスト、炎症メディエーター、RIG-Iアゴニスト、アルファ-gal-cer(NKTアゴニスト)、熱ショックタンパク質(例えば、HSP65及びHSP70)、C型レクチンアゴニスト(例えば、ベータグルカン(デクチン1)、キチン、及びカードラン)、またはそれらの任意の組み合わせを含むか、
    (2)前記免疫調節剤が、負のチェックポイント制御因子の阻害剤、負のチェックポイント制御因子の結合パートナーの阻害剤、正の共刺激分子の活性化剤、正の共刺激分子の結合パートナーの活性化剤、サイトカイン、サイトカインの結合パートナー、胚中心応答に必要とされる細胞内相互作用を支持するタンパク質、またはそれらの組み合わせを含むか、
    (3)前記標的化部分が、樹状細胞のマーカー、T細胞のマーカーまたは両方を含むか、あるいは
    (4)それらの組合せである、
    請求項1~23のいずれか1項に記載のEV。
  25. キソソームである、請求項1~24のいずれか1項に記載のEV。
  26. 請求項1~25のいずれか1項に記載のEVと、薬学的に許容される担体とを含む、薬学的組成物。
  27. 請求項1~25のいずれか1項に記載のEVの抗原、アジュバント、免疫調節剤、標的化部分、またはそれらの組み合わせを含む、1つまたは複数のベクターを含む細胞。
  28. EVを作製する方法であって、請求項27に記載の細胞を好適な条件下で培養することと、前記EVを得ることとを含む、方法。
  29. 免疫応答の誘導を必要とする対象において免疫応答を誘導するための、請求項1~25のいずれか1項に記載のEVであって、前記EVが前記対象への投与のために好適である、EV
  30. 疾患の予防または処置を必要とする対象において疾患を予防または処置するための、請求項1~25のいずれか1項に記載のEVであって、前記EVが前記対象への投与のために好適であり、前記疾患が、前記抗原に関連する、EV
  31. 前記疾患が、がん、感染症または両方を含む、請求項30に記載の使用のためのEV
  32. んの転移を阻害または低減することを必要とする対象においてがんの転移を阻害または低減するための、請求項1~25のいずれか1項に記載のEVであって、前記EVが前記対象への投与のために好適である、EV


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