JPWO2020175349A1 - 回転電機の温度検出素子の取付構造 - Google Patents

回転電機の温度検出素子の取付構造 Download PDF

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Abstract

温度検出素子の交換や保守点検等を容易に行うことができる回転電機の温度検出素子の取付構造を提供する。外部機器との接続を行う接続線21A〜21Cを内部に有するようにステータのコイルエンドを樹脂でモールド成形した樹脂モールド部10を有するモータのサーミスタ30の取付構造であって、樹脂モールド部10の外面に形成されてサーミスタ30の本体31を接続線21A〜21Cに接近させるように本体31を内側に着脱可能に保持する取付溝11A,11Bと、樹脂モールド部10に着脱可能に取り付けられて取付溝11A,11Bを跨ぐように配設されるカバー14と、カバー14の内側に着脱可能に取り付けられて取付溝11A,11B内の本体31を取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Baへ向けて付勢する板ばね15とを備えている。

Description

本発明は、外部機器との接続を行う接続線を内部に有するようにステータのコイルエンドを樹脂でモールド成形した樹脂モールド部を有する回転電機の温度検出素子の取付構造に関し、特に、電気自動車に使用される走行用のモータに適用すると有効なものである。
電気自動車に使用される走行用のモータは、高トルク性能が要求され、高出力化が求められていることから、発熱量が大きく、高温になり易くなっている。そこで、モータの温度状態を把握するため、外部機器との接続を行う接続線の周辺に温度検出素子を取り付けるようにしている。
例えば、下記特許文献1,2においては、端子を取り付ける端子台に対してブラケットを介して温度センサをボルトで固定している。
特開2018−042303号公報 特開2018−042369号公報
前記特許文献1,2に記載されている発明では、ボルトで温度センサを固定するようにしているため、温度センサの保守点検や損傷による交換等の際に工具を用いてボルトを着脱しなければならず、非常に手間がかかってしまっていた。
このような問題は、電気自動車に使用される走行用のモータに温度センサを取り付ける場合に限らず、その他の電動機や発電機等の回転電機に温度検出素子を取り付ける場合であれば、同様にして生じ得ることである。
このようなことから、本発明は、温度検出素子の交換や保守点検等を容易に行うことができる回転電機の温度検出素子の取付構造を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造は、外部機器との接続を行う接続線を内部に有するようにステータのコイルエンドを樹脂でモールド成形した樹脂モールド部を有する回転電機の温度検出素子の取付構造であって、前記樹脂モールド部の外面に形成されて前記温度検出素子を前記接続線に接近させるように当該温度検出素子を内側に着脱可能に保持する取付溝と、前記樹脂モールド部に着脱可能に取り付けられて前記取付溝を跨ぐように配設されるカバーと、前記カバーの内側に着脱可能に取り付けられて前記取付溝内の前記温度検出素子を当該取付溝の底面へ向けて付勢する付勢部材とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造は、上述した回転電機の温度検出素子の取付構造であって、前記カバーが、前記付勢部材を保持する天井板と、前記天井板の一方の縁端側と他方の縁端側とで対向するように当該天井板にそれぞれ突設されて当該天井板に基端側を連結された一対の壁板と、前記壁板の先端側の対向方向外側面にそれぞれ突設された係合爪とを備えてなり、前記取付溝を間に位置させるように前記樹脂モールド部に対をなして立設されて前記カバーの前記係合爪と着脱可能に係合する係合孔をそれぞれ形成されたブラケットを有していることを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造は、上述した回転電機の温度検出素子の取付構造であって、前記付勢部材が、切欠溝を形成された板ばねであり、前記カバーが、前記天井板の内面に突設されて前記板ばねの付勢方向に沿う方向を中心とする軸回りの回動を規制するように当該板ばねの前記切欠溝を着脱可能に差し込まれる位置決め突起と、前記天井板の内面に突設されて前記板ばねの前記切欠溝を前記位置決め突起に押し付けるように当該板ばねに係合する押さえ突起とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造は、上述した回転電機の温度検出素子の取付構造であって、前記樹脂モールド部に形成されて前記温度検出素子の導線を着脱可能に挟持する挟持部を有していることを特徴とする。この挟持部は、前記取付溝の左右の内側面にそれぞれ膨出形成され、前記取付溝の前記導線側の端面よりも前記温度検出素子側に形成することが好ましい。
また、本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造は、上述した回転電機の温度検出素子の取付構造であって、前記樹脂モールド部の前記取付溝の前記底面と前記接続線との間の長さtが300〜450μmであることを特徴とする。このとき前記樹脂モールド部は、前記取付溝の両サイドに肉盛り部を備えてもよい。この肉盛り部は、前記温度検出素子の導線と前記カバーとの間に配置されていることが好ましい。
また、本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造によれば、工具を使用しなくても、樹脂モールド部に対して温度検出素子を着脱することが簡単にできるので、温度検出素子の交換や保守点検等を容易に行うことができ、作業効率を向上させることができる。
実施例1に係る回転電機の温度検出素子の取付構造の要部を示す外観斜視図。 図1の断面図である。 図1の一部分解斜視図である。 図3の樹脂モールド部の抽出拡大図である。 図3のカバー及び板ばねの分解斜視図である。 実施例2に係る回転電機の温度検出素子の取付構造の外観構成図。 同 サーミスタの外観構成図。 同 取付溝の部位を示す斜視図。 実施例3に係る回転電機の温度検出素子の取付構造の構成図。
本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、図面に基づいて説明する以下の実施例1〜3のみに限定されるものではない。
<実施例1>
まず、図1〜5に基づき実施例1を説明する。ここでは本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造が、電気自動車に使用される走行用の三相交流のモータへのサーミスタの取付に適用されている。
図1,2に示すように、三相交流のモータのステータのコイルエンドをポリフェニレンスルフィド(PPS)等の耐熱性の樹脂でモールド成形した樹脂モールド部10の内部には、U相,V相,W相の各相に対応してコイルに基端側を接続された銅製の平角形の接続線21A,21B,21Cが、モータの回転軸の周方向(図2中、紙面垂直方向)に沿って長手方向を向けると共に当該回転軸の軸方向(図2中、左右方向)に沿って並ぶようにして配置されており、当該接続線21A〜21Cは、先端側が、樹脂モールド部10の外部に位置する各相の端子を介してバッテリ等の外部機器にそれぞれ接続するようになっている。
前記樹脂モールド部10の、モータの回転軸の径方向外側の外面には、温度検出素子である平坦形のサーミスタ30の本体(感温部)31を内側に着脱可能に保持する凹形に形成された位置決め用の取付溝11A,11Bが、当該回転軸の周方向に沿って長手方向を向けると共に並列する前記接続線21A〜21Cの間の各上にそれぞれ位置するように当該回転軸の軸方向に沿って並んで形成されており、当該取付溝11A,11Bは、その底面(温度測定面)11Aa,11Baと前記接続線21A〜21Cとの間の長さ(厚さ)tが、300〜450μm(300≦t≦450μm)となっている。
なぜなら、前記取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Baと前記接続線21A〜21Cとの間の長さ(厚さ)tが、300μm未満であると(t<300μm)、十分な絶縁性能を発現しにくくなって好ましくなく、450μmを超えると(t>450μm)、当該間での樹脂による熱流束が増大して、接続線21A〜21Cの温度を正確に計測しにくくなって好ましくないからである。
図1,3,4に示すように、前記樹脂モールド部11の各取付溝11A,11Bの長手方向一方端側の当該取付溝11A,11Bの短手方向両端側(取付溝11A,11Bの左右の内側面の一方端側)には、サーミスタ30の導線(リード線)32を着脱可能に挟持する膨出部12A,12Bが対をなすようにしてそれぞれ設けられおり、対をなす当該膨出部12A,12Bは、円弧面を互いに対向させるように形成されている。このように対向する膨出部12A,12Bにより、本実施例では挟持部を構成している。
図1〜4に示すように、前記樹脂モールド部10の、モータの回転軸の軸方向両端側(図2中、左右端側)には、当該回転軸の径方向外側(図2中、上側)へ向けて突出する一対のブラケット13が前記取付溝11A,11Bを対向間に位置させるようにして立設されている。前記ブラケット13には、前記回転軸の周方向(図2中、紙面垂直方向)に沿って長手方向を向けて当該回転軸の軸方向(図2中、左右方向)に貫通する係合孔13aがそれぞれ形成されている。
図1〜3,5に示すように、前記樹脂モールド部10の前記取付溝11A,11B上には、コ字形をなすPPS等の耐熱性の樹脂からなるカバー14が当該取付溝11A,11Bを跨ぐようにして配設されており、当該カバー14は、天井板14aと、天井板14aの一方の縁端側と他方の縁端側とで対向するように当該天井板14aにそれぞれ突設されて当該天井板14aに基端側を連結された一対の壁板14bと、前記壁板14bの先端側(図2中、下側)の対向方向外側面にそれぞれ突設されて前記樹脂モールド部10の前記ブラケット13の前記係合孔13aに着脱可能に係合する係合爪14cとを有している。
前記カバー14の内側には、前記樹脂モールド部10の前記取付溝11A,11B内に入れられたサーミスタ30の本体31を当該取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Baへ向けて付勢して押し付ける付勢部材であるSUS304の鋼等からなる板ばね15が配設されている。
前記カバー14の前記天井板14aの内面には、前記板ばね15に形成された凹形の切欠溝15aを着脱可能に差し込まれる位置決め突起14dと、当該板ばね15の当該切欠溝15aを当該位置決め突起14dに押し付けるように当該板ばね15に係合する押さえ突起14eとがそれぞれ突設されており、上記位置決め突起14dは、上記板ばね15の付勢方向(図2中、下方向)に沿う方向を中心とする軸回りでの当該板ばね15の回動を規制するように、当該板ばね15の前記切欠溝15aと係合する角形を有している。
このような本実施形態に係るモータのサーミスタ30の取付構造においては、まず、前記樹脂モールド部10の取付溝11A,11B内にサーミスタ30の本体31をそれぞれ載置して導線32を膨出部12A,12Bでそれぞれ挟持する。
これと併せて、カバー14の位置決め突起14dに板ばね15の切欠溝15aを差し込んで当該位置決め突起14dに当該切欠溝15aを押し付けるように当該位置決め突起14dと押さえ突起14eとの間に板ばね15を挟み込むと、板ばね15がカバー14の天井板14aに対して簡単に位置決め保持されて固定される。
そして、カバー14の係合爪14cを樹脂モールド部10のブラケット13の係合孔13aに係合させるように当該カバー14を当該ブラケット13に取り付けると、板ばね15が、サーミスタ30の本体31を樹脂モールド部10の取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Baに押し付けるように付勢して当該本体31を当該取付溝11A,11Bの内部に密接させると共に、カバー14の係合爪14cをブラケット13の係合孔13aの内面に押し付けるように付勢して当該カバー14を当該ブラケット13に密接させる。
これにより、モータに各種方向から振動が加わっても、カバー14を樹脂モールド部10に対して確実に固定することができると共に、サーミスタ30の本体31を取付溝11A,11Bに対して確実に固定することができる。
そして、サーミスタ30の損傷による交換や保守点検等を行う場合には、カバー14の壁板14bの先端側(図2中、下端側)を互いに接近させるように当該壁板14bに力を加えると、樹脂モールド部10のブラケット13の係合孔13aからカバー14の係合爪14cが容易に外れ、カバー14及び板ばね15を樹脂モールド部10から取り外すことが簡単にできる。
これにより、樹脂モールド部10の膨出部12A,12Bの間からサーミスタ30の導線32を取り外して取付溝11A,11B内から本体31を取り出すことができ、樹脂モールド部10からサーミスタ30を容易に取り出すことができる。
したがって、本実施例によれば、工具を使用しなくても、樹脂モールド部10に対してサーミスタ30を着脱することが簡単にできるので、サーミスタ30の交換や保守点検等を容易に行うことができ、作業効率を向上させることができる。
また、板ばね15が、サーミスタ30の本体31を樹脂モールド部10の取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Baに押し付けるように付勢して当該本体31を当該取付溝11A,11Bの内部に密接させると共に、カバー14の係合爪14cをブラケット13の係合孔13aの内面に押し付けるように付勢して当該カバー14を当該ブラケット13に密接させるので、モータに各種方向から振動が加わっても、カバー14を樹脂モールド部10に対して確実に固定することができると共に、サーミスタ30の本体31を取付溝11A,11Bに対して確実に固定することができ、耐振動性を向上させることができる。
また、カバー14の位置決め突起14dに板ばね15の切欠溝15aを差し込んで当該位置決め突起14dに当該切欠溝15aを押し付けるように当該位置決め突起14dと押さえ突起14eとの間に板ばね15を挟み込むことにより、板ばね15をカバー14の天井板14aに対して簡単に位置決め保持して固定することができるので、モータに各種方向から振動が加わっても、板ばね15の位置ずれを防止することができ、耐振動性を向上させることができる。
また、樹脂モールド部10の取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Baと接続線21A〜21Cとの間の長さ(厚さ)tが、300〜450μm(300≦t≦450μm)であるので、十分な絶縁性能を発現しつつ、当該間での樹脂による熱流束の増大を防ぐことができ、接続線21A〜21Cの温度をより正確且つ迅速に検出することができる。
なお、本実施例は電気自動車に使用される走行用のモータへのサーミスタ30の取付構造に適用した場合について説明したが、その他の電動機や発電機等の回転電機に温度検出素子を取り付ける場合であれば、同様に適用することが可能である。
<実施例2>
つぎに図6〜8に基づき実施例2を説明する。実施例2は、取付溝11A,11Bの溝形状に関する。実施例1では、サーミスタ(感温部)30の本体31を取付溝11A,11Bにカバー14で固定する方法が採用されている。
ところが、本体31を渡り線40(図6参照)から引き抜くような引張荷重が導線32に加わると、本体31の端面43が取付溝11A,11Bの端面11Ab,11Bbと接触するまで引っ張られ、本体31と渡り線40との間に隙間が生じ、正確なモータコイル温度の正確な推定が難しくなるおそれがある。
そこで実施例2では前記隙間の原因、即ち本体31と渡り線40との間に隙間が発生することの防止を図った。具体的には、図8に示すように、膨出部12A,12Bの形成位置を取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Ba側に移動させた。ここでは膨出部12A,12Bは、底面11Aa,11Baに応じた位置に形成され、取付溝11A,11Bの導線32側(渡り線40の反対側)の端面11Ab,11Bbよりも本体31側(渡り線40側)に形成されている。
この構成によれば、導線32に前記引張荷重が加わった場合に本体31の端面43が膨出部12A,12Bに衝突し、本体31の導線32側への引張が規制される。したがって、前記両面43・11Ab,11Bbの接触まで本体31が引っ張られることはなく、これにより前記隙間が解消されてモータコイル温度の正確な推定が可能となる。なお、実施例2でも実施例1と同様にカバー14を用いて本体31を取付溝11A,11Bに対して固定するものとする。
<実施例3>
最後に図9に基づき実施例3を説明する。実施例3は、サーミスタ30の本体31の抜け防止を図っている。
実施例1では、図2に示すように、カバー14と取付溝11A,11Bの開口上端部44との間に大きな隙間S1が形成されている。そのため、組立時に板ばね15のばね力による押付力を越えた引張荷重が導線32に加わると本体31が抜けるおそれがあり、実施例3では本体31を抜け難くする構造を提案する。
具体的には樹脂モールド部10は、取付溝11A,11Bの両サイド(取付溝11A,11Bの開口上端部)44に樹脂製の肉盛り部45が一体成型されている。この肉盛り部45は、カバー14と導線32と間に縦断面略長方形状に立設され、両者14・32間の隙間S2が隙間S1よりも狭められている。
したがって、組立時に導線32に板ばね15の前記押付力を越えた引張荷重が発生したとしても肉盛り部45に干渉され、本体31が抜け難くなる。これによりサーミスタ30の脱落に配慮しながら組み立てる必要がなく、組立の効率が向上する。なお、実施例2と同様に膨出部12A,12Bの形成位置を取付溝11A,11Bの底面11Aa,11Ba側に移動させる構成としてもよいものとする。
本発明に係る回転電機の温度検出素子の取付構造は、温度検出素子の交換や保守点検等を容易に行うことができ、作業効率を向上させることができるので、産業上、極めて有益に利用することができる。
10 樹脂モールド部
11A,11B 取付溝
11Aa,11Ba 底面
11Ab,11Bb 取付溝の端面
12A,12B 膨出部
13 ブラケット
13a 係合孔
14 カバー
14a 天井板
14b 壁板
14c 係合爪
14d 位置決め突起
14e 押さえ突起
15 板ばね
15a 切欠溝
21A〜21C 接続線
30 サーミスタ
31 本体
32 導線
40 渡り線
41 ステータコア
42 平角線コイル
43 本体の端面
45 肉盛り部

Claims (7)

  1. 外部機器との接続を行う接続線を内部に有するようにステータのコイルエンドを樹脂でモールド成形した樹脂モールド部を有する回転電機の温度検出素子の取付構造であって、
    前記樹脂モールド部の外面に形成されて前記温度検出素子を前記接続線に接近させるように当該温度検出素子を内側に着脱可能に保持する取付溝と、
    前記樹脂モールド部に着脱可能に取り付けられて前記取付溝を跨ぐように配設されるカバーと、
    前記カバーの内側に着脱可能に取り付けられて前記取付溝内の前記温度検出素子を当該取付溝の底面へ向けて付勢する付勢部材と
    を備えていることを特徴とする回転電機の温度検出素子の取付構造。
  2. 請求項1に記載の回転電機の温度検出素子の取付構造であって、
    前記カバーが、
    前記付勢部材を保持する天井板と、
    前記天井板の一方の縁端側と他方の縁端側とで対向するように当該天井板にそれぞれ突設されて当該天井板に基端側を連結された一対の壁板と、
    前記壁板の先端側の対向方向外側面にそれぞれ突設された係合爪と
    を備えてなり、
    前記取付溝を間に位置させるように前記樹脂モールド部に対をなして立設されて前記カバーの前記係合爪と着脱可能に係合する係合孔をそれぞれ形成されたブラケットを有している
    ことを特徴とする回転電機の温度検出素子の取付構造。
  3. 請求項2に記載の回転電機の温度検出素子の取付構造であって、
    前記付勢部材が、切欠溝を形成された板ばねであり、
    前記カバーが、
    前記天井板の内面に突設されて前記板ばねの付勢方向に沿う方向を中心とする軸回りの回動を規制するように当該板ばねの前記切欠溝を着脱可能に差し込まれる位置決め突起と、
    前記天井板の内面に突設されて前記板ばねの前記切欠溝を前記位置決め突起に押し付けるように当該板ばねに係合する押さえ突起と
    を備えている
    ことを特徴とする回転電機の温度検出素子の取付構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転電機の温度検出素子の取付構造であって、
    前記樹脂モールド部に形成されて前記温度検出素子の導線を着脱可能に挟持する挟持部を有している
    ことを特徴とする回転電機の温度検出素子の取付構造。
  5. 前記挟持部は、前記取付溝の左右の内側面にそれぞれ膨出形成され、前記取付溝の前記導線側の端面よりも前記温度検出素子側に形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の回転電機の温度検出素子の取付構造。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転電機の温度検出素子の取付構造であって、
    前記樹脂モールド部の前記取付溝の前記底面と前記接続線との間の長さtが300〜450μmである
    ことを特徴とする回転電機の温度検出素子の取付構造。
  7. 前記樹脂モールド部は、前記取付溝の両サイドに肉盛り部を備え、
    前記肉盛り部は、前記温度検出素子の導線と前記カバーとの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の回転電機の温度検出素子の取付構造。
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