JPWO2020174873A1 - スープ入り焼き点心用包装済冷凍食材 - Google Patents

スープ入り焼き点心用包装済冷凍食材 Download PDF

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Abstract

【課題】 特にフライパン等で調理する際に、油いらず水いらずで、パリパリの羽根とジューシーな具材が楽しめる食感を実現するスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材を提供する。
【解決手段】 トレイと、トレイに収容され、過半が点心本体上面に凍結配置され、焼き上げることで点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な羽根形成用バッタ液と、点心本体と、からなるスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
凍結状態で点心本体の側周面は、トレイの収容凹部に倣った状態であるスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
凍結状態で点心本体の上面は凸ドーム状であり、前記バッタ液は、凸ドーム状の点心本体上面と、トレイの収容凹部の側面に囲まれた領域に凍結配置されているスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スープ入り焼き点心用包装済冷凍食材等に関する。特にフライパン等で焼き調理するのに好適なスープ入り焼き点心用冷凍食材に関する。点心としては、小籠包、中華まん、豚まん、ニラまんその他であって、フライパンを用いて調理する羽根つき焼き点心を作るのに適した包装された冷凍食材に関する技術である。
従来、スープ入り点心としては、例えば小籠包が広く需要者に受け入れられ、家庭においても外食においても人気のある食品である。点心は挽肉や海産物、野菜等が混ぜられて生成された具材(中具)が皮に包まれて製造されるものであり、茹で調理、焼き調理、蒸し調理等、加熱された皮の食感が点心全体の食感に大きく影響する。さらに、小籠包は調理ができあがったとき、ジューシーなスープが小籠包の食感に影響を与える。
このような小籠包を家庭で手軽に喫食できるものとして、冷凍小籠包が各社から発売され、一定の市場を獲得している。このような冷凍小籠包をフライパンに並べ、水を所定量注水し、蓋をして蒸し焼きにしたものや、冷凍小籠包を電子レンジ調理したり、せいろで
蒸し調理して喫食するものが発売されている。
一方、クリスピーな食感を与える冷凍食材として、羽根つき冷凍餃子が普及している。この冷凍餃子はバッタ液が冷凍された餃子の焼き面付近に包装状態で付着され、喫食時はフライパンに冷凍餃子を並べ、中火で7、8分間の蒸し焼調理をするとバッタ液が溶け出し、餃子の焼き面側に羽根が形成されるものであった(特許文献1)。
冷凍食材のみ、すなわち袋から取り出し、追加でバッタ液を加える等の作業なしに焼くだけでジューシーな食感の小籠包等のスープ入り点心類に羽根つき餃子のような羽根を形成するには、クリスピーな羽根やパリッとした焼き面と、ソフトな皮や皮を破ったときにジュワーとあふれ出すスープを両立する必要があるがこれは困難であった。
その原因の一つは十分な量のバッタ液を小籠包等の冷凍点心に予め凍結してかつしっかりと皮に固着して包装状態を保つのが困難であることと、それを包装から取り出してフライパン等に配する作業で付着した凍結バッタ液の剥がれ落ちによる欠損率を低くするのが難しい点が原因であった。また点心に内包されるスープ用材料が点心の羽根を含む外側焼き上げ完了時に沸騰せず、かつ、皮を破って点心を破裂させないようにタイミングを合わせる具材、バッタ液、皮の組成を見つけることも困難であったためである。
特開2018−148928号公報
特許文献1の技術では、冷凍餃子の底面付近にバッタ液を冷凍凍結するものであり、この方法をそのまま冷凍小籠包に適用して、特にフライパン等で調理する際に、パリパリの羽根とジューシー食感を兼ね備えたスープ入り焼き点心用冷凍食材を実現することが難しかった。
本発明の目的は、従来の課題を解決したものであり、特にフライパン等で調理する際に、油いらず水いらずでパリパリの羽根とジューシーな具材が楽しめる食感を実現するスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材等を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明において、以下のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材を提供する。すなわち、第一の発明として、トレイと、トレイに収容され、過半が点心本体上面に凍結配置され、焼き上げることで点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な羽根形成用バッタ液と、点心本体と、からなるスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材(請求項1対応)。
前記特徴に加え、凍結状態で点心本体の側周面は、トレイの収容凹部に倣った状態である(請求項2対応)。
前記特徴に加え、凍結状態で点心本体の上面は凸ドーム状であり、前記バッタ液は、凸ドーム状の点心本体上面と、トレイの収容凹部の側面に囲まれた領域に凍結配置されている(請求項3対応)。
前記特徴に加え、焼き上げ時に点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な前記バッタ液の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている(請求項4対応)
前記特徴に加え、トレイは、点心本体上面側から注いだ凍結前の前記バッタ液が点心本体底面に流通するように構成されたスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材(請求項5対応)。
前記特徴に加え、焼き上げ時に前記バッタ液との協働によって点心本体底面に形成されるクリスピーな皮の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている(請求項6対応)。
前記特徴に加え、点心は小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一であるスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材(請求項7対応)。
第二の発明として、全体が円筒状の形のスープ入り焼き点心用冷凍食材であって円筒の底面から円筒の過半を占め、その上面は円筒内で凸ドーム状をなす点心本体と、円筒内の凸ドーム状の上面から円筒の天面に至って凍結配置されるバッタ液と、からなるスープ入り焼き点心用冷凍食材(請求項8対応)。
前記特徴に加え、小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一であるスープ入り焼き点心用冷凍食材(請求項9対応)。
上述した構成によれば、特に特にフライパン等で調理する際に、油いらず水いらずでパリパリの羽根とジューシーな具材が楽しめる食感を実現するスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材等を提供することができる。
本実施形態のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材の断面概念図 本実施形態のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材の製造方法のフローチャート 実施形態の製造方法における製造工程を説明するための図 実施形態の空きトレイを示す図 実施形態のトレイ上での点心本体(小籠包)の蒸し上がり状態図 実施形態のトレイ上での加熱済み点心本体にバッタ液注下後に凍結した状態図 実施形態の点心本体のみの図と、バッタ液を点心本体の上面に凍結した状態の比較図 実施形態のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材のレシピの一例を示す図 実施形態におけるスープ入り焼き点心用冷凍包装済食材の製造ラインのシステム構成図 実施形態における蒸し終えた加熱済点心本体(小籠包)に羽根形成用バッタ液を充填する製造ラインのシステム構成図 実施形態のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材の調理工程説明図 実施形態の完成した羽根つきスープ入り焼き点心(小籠包)の断面図 袋から取り出したトレイ入り冷凍小籠包の図 冷凍小籠包のみとバッタ液を点心本体の上面に凍結配置した冷凍小籠包との比較図 冷凍小籠包のみとバッタ液を点心本体の上面に凍結配置した冷凍小籠包との比較図 実施形態のバッタ液を点心本体の上面に凍結配置した冷凍小籠包の横断面図 実施形態の冷凍小籠包(点心本体)のみの縦断面図 実施形態の冷凍小籠包(点心本体)のみの横断面図 フライパンに並べた冷凍小籠包の調理直後の状態図 フライパンを加熱する火力状態を示す図 フライパンに並べた冷凍小籠包の調理2分後の状態図 フライパンに並べた冷凍小籠包の調理4分後の状態図 フライパンに並べた冷凍小籠包の調理8分後の状態図 完成した羽根つき焼き小籠包を皿に盛りつけた図 実施形態のバッタ液を点心本体の上面に凍結配置した冷凍小籠包の組成を示す図
<実施形態1>
<実施形態1 概要>
実施形態1は、上記課題を解決するために、以下のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材を提供する。すなわち、第一の発明として、トレイと、トレイに収容され、過半が点心本体上面に凍結配置され、焼き上げることで点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な羽根形成用バッタ液と、点心本体と、からなる。
以下では、スープ入り焼き点心用冷凍食材の例として、冷凍小籠包について説明する。
<実施形態1 トレイ>
「トレイ」は、図4(a)(b)に示すように、例えば、小籠包の工場での製造工程は、4個口のトレイを利用し、成形した生小籠包をトレイに充填してトレイごと蒸し加熱する。なお、小籠包等のスープ入り点心類の性質としてこれを主食の副菜として喫食する場合もあるが、食間や、アルコール類のつまみとして喫食することもあり、一つのパッケージに多数の小籠包等を収容して販売することはまれである。
<実施形態1 羽根形成用バッタ液>
「羽根形成用バッタ液」とは、水、穀物粉、油、乳化剤を含み、家庭で冷凍小籠包を油や水を用いることなく、加熱調理できるように加熱済小籠包に充填(滴下)して羽根つき焼き小籠包を形成するための材料をいう。代表的には、最終的に家庭等で加熱されるまで羽根形成用の未加熱のバッタ液であり、特許第6283455号と同様なものである。未加熱とするのは小籠包等を家庭等で調理する際にフライパン等の上でバッタ液がよく広がるようにするため、及び、本件発明の特徴であるバッタ液の過半を点心本体上面に凍結配置するとともに調理時にはほぼフライパン上に流れ落ちるようにするためである。なお、加熱済みのバッタ液でも点心本体からの流れ落ちは多少高くなった粘性であってもスムーズにゆく。冷凍餃子に羽根を形成する場合は、餃子焼き面近くの底面にバッタ液を付着させると、羽根が形成できたので、トレイの底面にバッタ液を充填して凍結していた。しかしながら、このような製造法ではフライパン調理する際にきれいな羽根を形成した羽根つき焼き小籠包等のスープ入り焼き点心用の冷凍食材は実現できなかった。そこで、本発明者らによって、試行錯誤の結果、羽根形成用バッタ液がきれいに広がるように羽根形成用バッタ液の分量を大幅に増加させることとした。
「トレイに収容され」とは、羽根形成用バッタ液を加熱済小籠包に付着させるために、トレイに収容されていることを意味する。トレイはポリプロピレン等で形成される。ポリプロピレンの他にポリスチレン系、PET系等であってもよい。そしてトレイは収容凹部を有するように構成されるのが代表的な例である。点心本体(加熱済点心)の上面にもバッタ液を充填させるために、点心はトレイ収容部の側面に倣うように収容されている。すなわち、点心本体(生小籠包)が製造工程における蒸し加熱時に膨張してほとんど容器と隙間がなくなった状態である。これにより、点心本体(加熱済小籠包)の上面にバッタ液を充填することができるようになる。また側面にはバッタ液がほとんど配されないので点心をトレイから取り出す際にバッタ液が側面ではがれたり、トレイ側面に残ったりする分量を大幅に少なくできた。
「過半が点心本体上面に凍結配置され」とは、図1(a)の断面概念図に示すように、羽根形成用バッタ液の50%程度以上が点心本体上面に凍結配置されていることをいう。なお、好ましくは60%以上、さらに好ましくは70%以上が点心本体上面に凍結配置されていることが好ましい。点心の上面であればトレイから点心を取り出す際につかむ面でなく、家庭での調理時に袋から点心を取り出す手と凍結されたバッタ液とが接触する機会を大幅に少なくできる。またトレイがポリプロピレン等の柔軟な素材から構成されている場合にはトレイの底面を指などで軽く押し上げることで簡単に凍結された点心をその上に凍結されたバッタ液を載置した状態で容易に取り出すことができる。さらに凍結されたバッタ液の大半が点心の上面に乗っているので万一点心の皮と凍結されたバッタ液との界面乖離があったとしても崩れ落ちることなくフライパンまで運ばれる確率を上げることができる。さらに点心本体の上面は凸ドーム状であり、その上の凍結されたバッタ液は逆ドーム状である。つまり、点心本体上のバッタ液はドーム状の頭にかぶせられた帽子のごとくあるのでさらに凍結されたバッタ液がはく離して落下する可能性を小さくできる。さらに、前述のとおり点心本体の上面は凸ドーム状に形成されているのでフライパン等での加温が進むと溶けだすバッタ液は点心本体の上面に残らず凸ドーム状の天面に沿いながら点心からフライパンに流れてゆく。この点で点心本体の天面が凸ドーム状であることも重要である。さらに加熱されて流れるバッタ液からの熱も加わって点心本体側面が軟化し、点心本体の形態もまんじゅう状の本来の形態に変化してゆく。
図1(a)の例では、トレイ0101bの側壁部0101aと円筒形の点心本体0102の側周面0102a、0102bとの間に隙間がほとんどないので、点心本体0102の上面に羽根形成用バッタ液の50%程度以上(好ましくは60%以上、さらに好ましくは70%以上)が凍結配置されるように構成されている。これに対し、図1(b)の例では、トレイ0103bの側壁部0103aと、点心本体0104の側周面0104a、0104bとの間に隙間があり、ドーム形状の点心本体0104の上面から羽根形成用バッタ液が流れ落ちて少量のバッタ液しか上面に凍結配置できない(図では点心本体上のバッタ液を強調して描いている。)。また、残りのバッタ液は点心本体0104の周囲にたまり、凍結配置されているので、トレイから取り出したとき、剥がれ落ちる可能性がある。図1(c)の例では、点心本体の上面にバッタ液が凍結配置されているが、点心本体の頂上が一部バッタ液から露出している。図1中、(a)(c)のタイプが本発明の例に属する。
従って、図1(a)の構成の方が優れていると言える。
「焼き上げることで点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成」とは、点心本体上面に凍結配置されたバッタ液が、冷凍食材の点心をフライパンで焼き上げると溶け出してフライパンに薄く広がり点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成することをいう。これは、未加熱の羽根形成用バッタ液を利用しているからである。ここで「クリスピー」とは、パリッとしていることを表したもので、図11(f)や図24(本図は焼き上げられた小籠包の底面側からクリスピーな羽根を観察)に示すように薄板状に広がり、お箸などでつまむとパリッと割れてしまうような状態をいう。
<実施形態1 点心本体>
「点心本体」とは、フライパンで焼き調理して喫食するスープ(肉汁等を含む)が内包した食材をいう。点心は小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一以上が挙げられ、スープには肉汁等も含まれる。点心本体は外皮を構成する皮と、皮に内包される具材とからなっている。焼き餃子のような皮と皮の綴じ目はないのがー般である。具材は綴じ目が生じないように自動包餡器によって包餡されるのが一般である。綴じ目があると加熱されたスープによって点心本体内の空間の圧力が高まり綴じ目が破れやすくなるからである。
<実施形態1 具材>
具体的には、具材としては豚肉、牛肉、鶏肉、鴨肉、馬肉、鹿肉、エビ(干しエビを含む)、カニ、魚肉、キャベツ、ニンニク、ショウガ、にら、長ネギ、玉ねぎ、チーズ、カレー粉、ニンジン、ピーマン、ザーサイ、漬物、白菜、タケノコ、シイタケ、マツタケ、ホウレンソウ、もやし、ジャガイモ、チョリソー、果物類、の一以上を細かく切り刻んだもの、煮こごり、ゼラチン、寒天、さらに粉末状ないしは細粒状の各種香辛料(アサフェティダ(ヒング)、アジョワン、アニス、オールスパイス(百味胡椒、三香子)、オレガノ(花薄荷)、カホクザンショウ(華北山椒、花椒)、カルダモン(イライチ)、カレーリーフ(南洋山椒、カリ・パッタ)、キャラウェイ(姫茴香)、クミン(ジーラ、キュマン)、グリーンペッパー(緑胡椒)、クローブ(丁字、ローング)、コショウ(ペッパー、カリ・ミルチ、サフェダ・ミルチ)、コリアンダー(ダニヤ、香菜、パクチー、コエンドロ)、サフラン(ケサル、番紅花)、サンショウ(山椒)、シソ(紫蘇)、シナモン(肉桂、ダルチニ)、ショウガ(生姜、ジンジャー)、スターアニス(八角、大茴香)、セージ、タイム、ターメリック(鬱金、ハルディ)、タデ(蓼、water pepper)、タラゴン(エストラゴン)、ディル(イノンド)、唐辛子、一味唐辛子(チリ、レッドペッパー、ラル・ミルチ)、ナツメグ(肉荳蒄、メース、ジャイファル、ジャビトゥリ)、バニラ、ハラペーニョ、パプリカ(甘唐辛子)、フェヌグリーク(メティ)、フェンネル(フェネル、茴香、ソーンフ)ブラッククミン(カロジレ)、ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)、ミント、ポピー・シード(けしの実、カスカス)、マージョラム(マヨラナ、スイートマージョラム、ハナハッカ)、マスタード(辛子、ライ、洋芥子)、ミョウガ(茗荷)、ラッキョウ、ラディッシュ(大根)、ローズマリー、ローリエ(月桂樹の葉、ベイリーフ、テジ・パッタ)、ワサビ(山葵))などのいずれか一以上が考えられる。調味料としてはオイスターソース、しょうゆ、食塩、砂糖などの一以上が考えられる。これらの具材を適宜選択組み合わせて具材を製造する。固形物はおおよそ1mmから8mm程度にランダムに切り刻む。ランダムに切り刻んだ後にそれらの材料をミックスして混錬し生の状態の具材とし、包餡器にて皮によって具材がおおわれるようにする。この際、スープの原材料となる煮こごりであるが、これは生の状態では2mmから8mm程度に切り刻む。しかし、後の蒸上げ工程では混錬された具材の中の全体に毛細管現象によって広がり具体的な形状は特定できなくなる。このように予め工場での点心の製造工程で具材の中に浸透拡散させておくことは冷凍中であっても具材に対して徐々にスープが浸透する結果となり調理時に深い味わいを感じられるようになる。つまりスープの原材料は、バッタ液をトレイに入れる際に同時に入れる工程も考えられる。なぜなら蒸上げ工程にてスープが皮に浸透して皮を弱くすることを防止する観点である。しかし、蒸上げ工程で具材の全体にスープが拡散浸透する方が皮が多少脆弱になるよりもメリットが大きいので、スープの原材料となる煮こごりは具材と同時混錬して具材と同時に蒸上げる方がよい。なお、「煮こごり」は、いわゆるゼラチン等を用いてスープを固めたものであり、ゼラチン以外の材料で構成してもよい。要は加熱されることで液状化するものの全般を指す。この観点から、寒天や、動物性の油脂、植物性の油脂、穀物粉などを用いてもよい。動物性の油脂の場合には具材等に含まれる他の油脂を調整する。
<実施形態1 皮>
皮としては、小麦粉、米粉、トウモロコシ粉、大麦粉、大豆粉、小豆粉、などの穀物粉、一以上を含み、トレハロース、オリゴ糖、デオキシ糖、ウロン糖、アミノ糖、ラクトン、ショ糖、乳糖、麦芽糖、などの糖類を含む。糖類を含ませる理由は、糖類が水を抱え込む性質があり、皮から水が出てゆくことを阻止できるからである。さらに食物油脂類が含まれることが好ましい。種類としては、菜種油、キャノーラ油、大豆油、サラダ油、トウモロコシ油、ごま油、アマニ油、オリーブ油などが該当する。さらにその他に穀物由来デンプンを含ませることが好ましい。でん粉としては天然のデンプンの他に加工デンプンを用いることも考えられる。具体的にはタピオカデンプン、米デンプン、馬鈴薯デンプン、エンドウ豆デンプン、トウモロコシデンプン、サゴデンプン、タピオカ加工デンプン等を一例として挙げることができる。このような材料に適量の水を加えて皮を作成する。
<実施形態1 羽根形成用バッタ液>
羽根形成用バッタ液は、水、穀物粉、油、乳化剤を含む。水は、羽根の大きさ、羽根の厚み、羽根のクリスピー感、皮のもっちり感、中具のジューシー感に影響を与えるので、スープ入り焼き点心の食感を考慮してバッタ液全体に対する重量比を決定する。具体的には、特許第6283455号と同様な重量比で構成される。穀物粉は、小麦粉、米粉、トウモロコシ粉、大麦粉、大豆粉、小豆粉、前記穀物由来の澱粉などが挙げられる。油は、菜種油、キャノーラ油、大豆油、サラダ油、トウモロコシ油、バター、ごま油、アマニ油、オリーブ油などが挙げられる。乳化剤は、互いに混じり合いにくい水と油を、一方の液中に他方を分散させる乳化作用を発生させる薬剤であり、レシチン、酵素分解レシチン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。乳化剤としては、特に、レシチンが好ましい。
<実施形態1 その他のパラメータ>
その他のパラメータとしては、スープ入り焼き点心の皮の厚さとしては、0.8mm程度から3.0mm程度であるが、包餡器の包餡精度によって多少ばらつく。なお好ましくは1.2mmから2.9mm程度が好ましい。フライパンで蓋を開けた状態で焼く小籠包としては、さらに好ましくは1.4mm以上で2.5mm以下が好ましく、さらに好ましくは、1.5mm以上、2.3mm以下が好ましい。これは、開封して凍結状態での厚さである。
レシピの一例としては、小籠包は具材17g、皮10g、バッタ液18gを配合したものをあげることができる。1個あたり45gで作製した。小籠包の直径は4cm〜6cmであり、好ましくは4.5cm〜5.5cmである。小籠包の高さは2cm〜3cmであり、好ましくは2.1cm〜2.5cmである。このサイズで作成すると、羽根つき焼き小籠包の羽根がきれいに広がった状態で形成できる。小籠包のレシピを図8に示す。具材は、豚肉30%、オイスターソース1.0%、しょうゆ2.0%、食塩0.5%、砂糖0.5%、しょうが3.0%、玉ねぎ15.0%、煮こごり(ゼラチン3%を含む)48.0%である。皮は、小麦粉50.0%、澱粉20.0%、増粘剤0.3%、食塩1.0%、サラダ油3.0%、水25.7%、バッタ液として、乳化剤0.3%、穀物粉(小麦粉)5.0%、穀物由来デンプン3.0%、サラダ油12.0%、水79.7%である。
<実施形態1 冷凍食材の製造方法>
図2に示すように、本実施形態1の冷凍小籠包の製造方法は、小籠包を成形する小籠包成形ステップ(0201)と、成形した生小籠包をトレイに充填する充填ステップ(0202)と、充填した小籠包をトレイごと蒸す蒸しステップ(0203)と、蒸し終えたトレイ入り小籠包に未加熱の羽根形成用バッタ液を充填する羽根形成用のバッタ液の充填ステップ(0204)と、羽根形成用バッタ液充填済みのトレイ入り小籠包をトレイごと凍結する凍結ステップ(0205)と、凍結後にトレイ入り小籠包を包装する包装ステップ(0206)と、からなる。
このように、本実施形態1の冷凍小籠包の製造方法では、蒸しステップ(0203)で生小籠包のみを蒸し加熱し、その後に蒸された小籠包(加熱済小籠包)が収容されたトレイの収容部の加熱済小籠包の上面側空間に未加熱の羽根形成剤用バッタ液を充填し、凍結して冷凍小籠包を作るので、バッタ液が未加熱の状態で凍結される。従って、冷凍小籠包の加熱調理時に、未加熱のバッタ液は「糊化」していない状態からフライパンで焼成するためバッタ液の粘度が低く、フライパン全体にバッタ液が行き渡り、結果として広い面積に羽根を形成することができるという格別な作用効果を奏する。
再度、実施形態1の冷凍小籠包の製造方法について説明する。
図3(a)に示すように、前工程で成形された生の小籠包0301がトレイ0302に充填され、蒸し加熱される。充填時に小籠包とトレイの収容部内側面との間には充填作業に必要なある程度の隙間(0.5mmから2.0mm程度)が空いているが、トレイごと蒸し加熱されることで生の小龍包は加熱されてふくらみ、蒸し加熱が終了した時点ではトレイの収容部の内側面と加熱済小籠包との間の隙間は十分に小さくなる。従って、後に加熱済小籠包の上面から羽根形成用バッタ液が注がれてもバッタ液がその隙間に充填される量は十分に少ない。
次に図3(b)に示すように、トレイ0302に充填され所定温度以下に冷却された加熱済小籠包に羽根形成用バッタ液が管0303、0304からそれぞれ所定量充填される。
その後図3(c)に示すように、トレイ0302内の加熱済小籠包(点心本体)0306の上面に羽根形成用バッタ液0307が所定の高さ溜まった状態で凍結され、冷凍小籠包が作られる。
これにより、未加熱の羽根形成用バッタ液が糊化していない状態で加熱済小籠包とあわさっており、家庭での加熱調理時にバッタ液が糊化していない状態からフライパンで焼成するため、フライパン全体にバッタ液が行き渡り、結果として広い面積に均一できめ細やかな羽根を展開することが可能となる。
以下では実施形態1における冷凍小籠包の製造方法を適用した製造ライン(製造装置)について説明する。
図9に示すように、冷凍小籠包の製造ライン(製造装置)は、小籠包の中具(具材)を供給する中具供給装置0901と小籠包の皮の原料(生地)を供給する皮原料供給装置0902とが設置されている。小籠包の皮の生地が皮原料供給装置0902から包餡器付きの成形装置0903へ供給され、その包餡用の皮が広げられその中に小籠包の中具が入れられた状態で成形され、包餡されたつなぎ目がない生小籠包が連続して作られる。これらの生小籠包が次の工程に搬送され、トレイ供給装置0904から供給されたトレイに小籠包充填装置0905にて生小籠包が充填される。その後、蒸し装置0906に搬送され、トレイごと生小籠包が蒸し加熱される。ここで、トレイに充填される生小籠包の数は、4個、又は6個のぐらいを単位とするが、この数量に限定されない。
次に、羽根形成用バッタ液充填装置0907にて本件発明の特徴である上述した未加熱の羽根形成用バッタ液が充填される。蒸し装置0906から取り出された加熱済小籠包は冷却レーンで冷却されるので、羽根形成用バッタ液を充填しても糊化されることはない。従って、本願発明でいうところの「未加熱」とは、羽根形成用バッタ液が摂氏30度ないし摂氏50度程度の熱を受ける場合も含まれる状態をいう。羽根形成用バッタ液充填の詳細は上述した図3の説明と同様であるので、説明を省略する。未加熱の羽根形成用バッタ液が充填されたトレイは急速冷凍装置0908へ搬送され、焼き上げることで点心本体(小籠包)底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な羽根形成用バッタ液と、過半が点心本体(小籠包)上面に凍結配置され、羽根形成用バッタ液と点心本体(小籠包)があわさって凍結される。その後、パッケージング装置0909にて包装され、梱包装置0910にて所定単位ごとに箱詰めされる。梱包された箱は出荷されるまで冷凍庫に保管される。
図10に示すように、蒸し装置1000から蒸し加熱を終えたトレイに充填された加熱済小籠包は、次の未加熱の羽根形成用バッタ液充填工程に移る。水供給装置1001、穀物粉供給装置1002、油供給装置1003、乳化剤供給装置1004にてそれぞれ、水、穀物粉、油、乳化剤が供給される。これらの供給装置1001〜1004から供給された材料を供給量制御装置1005で制御して、撹拌混合装置1006にて撹拌されて、未加熱の羽根形成用バッタ液が製造される。そのとき、撹拌混合装置1006は冷却装置1007にて一定温度に制御されている。これは、雑菌等の繁殖防止及び良好な乳化状態を保持するためである。具体的には摂氏10度から摂氏21度の範囲に羽根形成用バッタ液の温度を保つように構成する。また、工場全体の室温が20度以下に温度制御されていれば、冷却装置1007を設けなくてもよい。蒸し装置から搬送されたトレイに充填された加熱済餃子は冷却レーン上を搬送され、冷却・供給装置1008にて未加熱の羽根形成用バッタ液が充填される。蒸し装置から取り出された加熱済小籠包は冷却レーンで羽根形成用バッタ液が糊化しない表面温度にまで冷却されるので、羽根形成用バッタ液を充填しても糊化されることはない。以後の工程は、上述した図9の工程と同様であるので、説明を省略する。
このように、実施形態1によれば、特にフライパン等で調理する際に、油いらず水いらずで、パリパリの羽根とジューシーな具材が楽しめる食感を実現するスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材を提供することができる。
<実施形態2>
<実施形態2 概要>
本実施形態では、実施形態1を基本としつつ、凍結状態で点心本体の側周面は、トレイの収容凹部に倣った状態である(請求項2対応)。
<実施形態2 トレイの収容凹部>
「トレイの収容凹部」は、前述のようにポリプロピレンで構成され凍結状態の小籠包を収容するための部分であり、底と側壁とからなり、上面は全面的に解放されている。上面から収容凹部を観察した場合一般的な形状は円形である。つまり収容凹部は筒状の空間を有する。しかし収容されている凍結状態のスープ入焼き点心用冷凍食材を取り出せる形状であれば限定されない。例えば矩形状の筒型空間であってもよいし、これに限らず楕円状、多角形上その他であってもよい。さらに上面と底面が同一面積同一形状のものに限定されることはない。面積に関しては、上面面積が底面面積よりも広く凍結状態の点心に引っかかりがなくトレイから取り出せる形状であれば問題ない。一つのトレイで形状にバリエーションを付けることも可能である。また、底面は平面が一般的である。底面を平面にすると、その底面に倣った小籠包の底面がフライパンの焼き面に全面的に面して小籠包の底面の皮を良く加熱してパリッとした感触の焼き小籠包を調理することができる。収容凹部の内側面は凹凸がない面であってもよいが小籠包が収容凹部内で回転しないようにこれを防止する溝を形成してもよい。この場合には生の小籠包を蒸し上げる段階で小籠包の皮がその溝に入り込み凍結時や凍結状態での運搬時に小籠包が収容凹部内で回転することを防止することができる。輸送時などは短時間であるが常温の環境にさらされることがあり、その際に微小ではあるが凍結が表面上で緩むことがあるからである。
<実施形態2 トレイの収容凹部に倣った状態>
「トレイの収容凹部に倣った状態」とは、図1(a)の断面概念図に示すように、点心本体の側周面がトレイ凹部の側壁部とほとんど隙間がない状態となっていることをいう。これにより、羽根形成用のバッタ液が点心本体の上面に凍結配置することができる。図1(a)と図1(b)については、上述したので、ここでは説明を省略する。なお、凍結状態の小籠包の側面は倣った状態では円筒形となっているが、調理の段階で上面から流れ落ちるバッタ液や、フライパンの加熱、バッタ液からの加熱による蒸気などで柔らかくなり、図11(f)や、図12の断面図、図22に示すように柔らかな曲面を構成するように変化する。これはもともと生の小籠包が団子状に成形されたものだからである。
<実施形態3>
<実施形態3 概要>
本実施形態では、実施形態2を基本としつつ、凍結状態で点心本体の上面は凸ドーム状であり、前記バッタ液は、凸ドーム状の点心本体上面と、トレイの収容凹部の側面に囲まれた領域に凍結配置されている(請求項3対応)。
<実施形態3 凍結状態で点心本体の上面は凸ドーム状>
「凍結状態で点心本体の上面は凸ドーム状」とは、点心本体の上面が凸ドーム状になっていることをいう。この形状により、点心本体の上面に凍結配置されたバッタ液がフライパン加熱調理時に溶け出してフライパン上に薄く均一に広がりやすくなる。
<実施形態3 バッタ液の凍結配置について>
「バッタ液の凍結配置」は、前記バッタ液を、凸ドーム状の点心本体上面と、トレイの収容凹部の側面に囲まれた領域に凍結配置することである。図5に示すようなトレイ上に蒸し上がったスープ入り点心の上面に、未加熱の羽根形成用バッタ液を注下(充填)し、凍結配置すると、図6(a)(b)に示したバッタ液が付着したスープ入り冷凍点心となる。図7(a)は、バッタ液を付着していないスープ入り冷凍点心の点心本体0702aの断面を示す。図7(b)は、バッタ液0701が点心本体0702bに付着したスープ入り冷凍点心の断面を示す。実際に作成したスープ入り冷凍小籠包のみと凍結バッタ液ありの実施例を図14、図15に示す。バッタ液ありの冷凍小籠包の断面図を図16に示す。これらの図14、図15、図16では、冷凍小籠包の上面はドーム状の形状をしており、凍結バッタ液を配置した形状は円筒形である。
<実施形態4>
<実施形態4 概要>
本実施形態では、実施形態1から実施形態3を基本としつつ、焼き上げ時に点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な前記バッタ液の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている(請求項4対応)
<実施形態4 羽根形成用バッタ液の凍結状態の組成>
「羽根形成用バッタ液の凍結状態の組成」は、冷凍点心内に内包する凍結されたスープ原材料がフライパン加熱調理時に喫食可能な温度のスープを形成するとともに、同時に点心本体周辺にクリスピーな羽根が形成できる焼き上がりとなるように調整されている。以下、冷凍点心(冷凍小籠包)の最適な組成について説明する。図25(a)(b)(c)に示すように、レシピ1、レシピ2、レシピ3の組成比で冷凍小籠包を作製した。図25(a)(b)(c)の例では、凍結スープの加熱と焼き上がり時の比較を行うため、冷凍小籠包に用いた具材、皮、バッタ液の材料は主要な材料を記載している。これらの一例としては、図8に示すような材料を挙げることができる。加熱調理用のフライパンは同じ直径26cmのものを用い、火加減、加熱時間、蒸し調理時間、焼き上げ時間(羽根形成の仕上げ時間)等の加熱調理条件は同じで家庭用のガスコンロで調理した。すべてのレシピにおいて、煮こごりに入れるゼラチンは3%と統一した。具材17g、皮10g、バッタ液18gとし、1個あたり45gで作製した。これらの具材、皮で実際に作製した冷凍小籠包のみの横断面を上から見た図(写真)を図17に示し、横から見た図(写真)を図18に示す。冷凍小籠包の点心本体は細かくランダムに切り刻んだ具材が配置されており、その中にスープの素となる煮こごりが分散して配置されている。
レシピ1は、具材として肉類25%、野菜類28%、調味料類(固体)1%、調味料類(液体)3%、煮こごり43%(煮こごり100%とした場合にゼラチン粉体分が3%、以下煮こごりの組成は同じ。)、皮として小麦粉類(でんぷん含む)75%、添加物(固体)2%、添加剤(液体)3%、水20%である。
レシピ2は、具材として肉類30%、野菜類18%、調味料類(固体)1%、調味料類(液体)3%、煮こごり48%、皮として小麦粉類(でんぷん含む)70%、添加物(固体)2%、添加剤(液体)3%、水25%である。
レシピ3は、具材として肉類35%、野菜類8%、調味料類(固体)1%、調味料類(液体)3%、煮こごり53%、皮として小麦粉類(でんぷん含む)65%、添加物(固体)2%、添加剤(液体)3%、水30%である。
(評価結果)
被験者5人による官能評価を行った。◎はスープのジューシーさとクリスピーな皮、羽根の食感も両方とも非常に良い。○はスープのジューシーさとクリスピーな皮、羽根の食感も両方とも良い。
レシピ2の組成においては、スープのジューシーさとクリスピーな皮、羽根の食感も両方とも非常に良いという評価結果が得られた。
レシピ1と3の組成においては、スープのジューシーさとクリスピーな皮、羽根の食感も両方ともに良いという評価結果が得られた。
これらの評価結果から、具材の中でスープのジューシーさに大きく影響を与える煮こごりは重量%で43%〜53%が適切であると言える。特に48%ぐらいが好ましい。図25(a)(b)(c)には示していないが、煮こごりの重量%を43%より少なくすると、ジューシーな食感が少し失われる。煮こごりの重量%を53%より多くすると、加熱したときスープの量が多くなり、焼き小籠包の柔らかくなり、食感が良くない。
皮の中でクリスピーな食感に大きく影響を与えるのは小麦粉類と水との割合である。評価結果から、小麦粉類は重量%で70%〜60%が適切であると言える。特に65%ぐらいが好ましい。水は重量%で25%〜35%が適切であると言える。特に30%ぐらいが好ましい。図25(a)(b)(c)には示していないが、水の重量%を25%より少なくし小麦粉類の重量%を70%より多くすると、皮が焦げやすくなり、クリスピーな食感が失われる。
羽根形成用バッタ液の中でクリスピーな食感に大きく影響を与えるのは油類と水との割合である。評価結果から、油類は重量%で5%〜24%が適切であると言える。特に12%ぐらいが好ましい。水は重量%で70%〜85%が適切であると言える。特に80%ぐらいが好ましい。図25(a)(b)(c)には示していないが、水の重量%を70%より少なくし油類の重量%を24%より多くすると、羽根が焦げやすくなり、クリスピーな食感が失われる。水の重量%を85%より多くし油類の重量%を5%より少なくすると、皮に小麦色の焼き目ができず、白く終わりやすい。
このように、実施形態4によれば、上述したような組成により、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるようになり、羽根や皮底面のクリスピーな食感と皮を含めてスープのジューシーな食感とを同時に味わえる。
<実施形態5>
<実施形態5 概要>
本実施形態では、実施形態1から実施形態3を基本としつつ、トレイは、点心本体上面側から注いだ凍結前の前記バッタ液が点心本体底面に流通するように構成されたスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材(請求項5対応)。
「トレイが点心本体上面側から注いだ凍結前の前記バッタ液が点心本体底面に流通するように構成された」とは、トレイの上面に配置されたバッタ液供給口、ないしはバッタ液供給パイプなどから供給されるバッタ液がトレイに収容されている点心の下面にもたまるように構成するものである。具体的にはトレイの収容凹部の側面にバッタ液を底面まで流通させるための溝を設けるかあるいは、収容凹部でなく底面でのみ収容凹部と連結するパイプをトレイ上面から設けてトレイ上面から供給されるバッタ液をトレイ底面部に供給するものである。また収容されている点心類、例えば小籠包の底面にバッタ液が滞留できるように収容凹部の底面ではー部に凸部を設けて小籠包などを底面から浮き上がらせ、底面と小籠包の底面との間にバッタ液を滞留するための空間を設けておくことが好ましい。トレイの底面側へのバッタ液の供給はトレイの点心収容凹部以外に設けられたパイプに十分に深くバッタ液供給パイプを侵入させてからバッタ液を抽出するように構成してもよい。この場合にバッタ液で小籠包等の底面部分を十分に満たす体積が明らかであるのでパイプからの抽出量はその体積に達したらストップするように構成することもできる。そうすればトレイに設けられているパイプの大部分には余分なバッタ液が残留せずにバッタ液の原材料の節約を図ることができる。このようにバッタ液が凍結状態で小籠包の少なくとも底面の一部に十分な量固着されていれば、フライパン等の上で加熱された際には小籠包等の底面全体にバッタ液が広がり、小籠包等の底面の全体がバッタ液と相まってカリッとした状態で調理を終了することが可能となる。
<実施形態6>
<実施形態6 概要>
本実施形態では、実施形態5を基本としつつ、焼き上げ時に前記バッタ液との協働によって点心本体底面に形成されるクリスピーな皮の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている(請求項6対応)。
「焼き上げ時に前記バッタ液との協働によって点心本体底面に形成されるクリスピーな皮の凍結状態の組成」は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている。フライパン加熱調理時に、凍結スープ原材料が喫食可能な温度のスープになったときに、ちょうど凍結バッタ液が付着した皮の底面がクリスピーな焼き上がりとなる。このような組成は、実施形態4の組成と同様であるので、ここでは説明を省略する。
<実施形態7>
<実施形態7 概要>
本実施形態では、全体が円筒状の形のスープ入り焼き点心用冷凍食材であって円筒の底面から円筒の過半を占め、その上面は円筒内で凸ドーム状をなす点心本体と、円筒内の凸ドーム状の上面から円筒の天面に至って凍結配置されるバッタ液と、からなるスープ入り焼き点心用冷凍食材(請求項8対応)。ここで、点心は小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一であるスープ入り焼き点心用冷凍食材(請求項9対応)。
<実施形態7 スープ入り焼き点心用冷凍食材>
「スープ入り焼き点心用冷凍食材」は、実施形態1の中で説明したような製造方法により製造されたスープ入り焼き点心用冷凍食材であり、全体が円筒状の形の構造をしている。冷凍食材は円筒の底面から円筒の約50%以上を占め、その上面は円筒内で凸ドーム状をなす点心本体を有している。凸ドーム状については実施形態1や実施形態3と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。点心本体の円筒内の凸ドーム状の上面から円筒の天面に至ってバッタ液が凍結配置されている。スープ入り焼き点心用冷凍食材としては、例えば点心は小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一の冷凍食材が挙げられる。すなわち、トレイに包装されたスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材ではなく、トレイから取り出した状態のスープ入り焼き点心用冷凍食材であり、このようなスープ入り焼き点心用冷凍食材であっても、冷凍保存状態であれば、バッタ液も溶け出すことはないので、問題なく羽根つきスープ入り焼き点心が調理することができる。商品イメージとしては、多数の小籠包を数十個単位で袋詰めをしたようなパッケージングである。こうすることにより、スープ入り焼き点心用冷凍食材(冷凍小籠包)の業務用としての利用も可能となる。
以下では、実施形態にて説明したスープ入り焼き点心用冷凍食材として冷凍小籠包の実施例について説明する。
以上の実施形態を踏まえて一例としての実施例を以下に示す。小籠包は、一個あたりの重量が45gで、内訳は具材17g、皮10g、バッタ液18gで作成した。詳細の組成は図8に示す。ここでは詳細説明は省略する。
加熱調理は、家庭用ガスコンロ(カセットコンロ)及び底面が直径26cmのフライパンを用いて行った。まず、袋から冷凍小籠包を取り出す(ステップ1)。1回あたり4個の冷凍小籠包をほぼ均等配置してフライパンへ整列する(ステップ2)。次にガスコンロの火をつけてフライパンに蓋をして蒸し焼きするとともに羽根を形成する(ステップ3)。蒸し焼き時間終了後、火をつけた状態でフライパンの蓋をとって、羽根全体に焼き色をつける(ステップ4)。その後、火を止めて羽根つき焼き小籠包が完成する(ステップ5)。完成した羽根つき焼き小籠包をお皿などに盛りつけて喫食する(ステップ6)。このような加熱調理及び喫食の工程を図11に示す。以下、図11にしたがって加熱調理及び喫食について説明する。
<ステップ1:取り出し>
図11(a)に示すように、トレイに入った凍結バッタ液1101付きの冷凍小籠包を取り出す。袋に入った小籠包は、図13の写真に示すように、4個入りとなっている。
<ステップ2:フライパンに整列>
図11(b)に示すように、この4個の凍結バッタ液1101付きの冷凍小籠包をフライパン1100上にほぼ均等になるように分散配置する。このとき、トレイ底面に接した面を下にしてフライパン1100に並べる。図11(b)では図を省略して描いているが、実際は、図19の写真に示すとおりである。
<ステップ3:蒸し焼き>
図11(c)に示すように、フライパン1100に蓋1110をして、コンロに火をつけて蒸し焼きにする。点心本体1102の上面の凍結バッタ液が溶け出して、凸ドーム状の上面から流れ落ち、点心本体の底面周辺に羽根を形成する。同時に凍結スープ材料が溶けて喫食可能な温度のスープになる。図11(c)では、点心本体1102上のバッタ液1103が溶け出して羽根1104が形成途中の状態を示している。図20に示すように、加熱時の火力は写真のとおりである。以下、蒸し焼き調理について詳細に説明する。
調理開始直後は、図19に示す写真のように、4個並べた冷凍小籠包の上面の凍結バッタ液は溶けていない。すなわち、円筒形の形状をしている。実際の蒸し焼き調理では、調理開始から8分後まではフライパンに蓋をしている。以下の図面(写真)では、フライパンの蓋がないが、写真を撮影するために一瞬だけ蓋を取り外している。
調理2分後は、図21に示すように、冷凍小籠包をフライパンに並べて蓋をし、蒸し始めてから2分後の状態を示す。加熱により、各冷凍小籠包の上部に凍結配置されたバッタ液が、徐々に部分的に溶け出しているが、溶け出して流れ落ちたバッタ液は各冷凍小籠包の底面周辺近くのフライパン上に留まっている状態である。
調理4分後は、図22に示すように、各冷凍小籠包の上部に凍結配置されていたバッタ液がほぼすべて溶けて流れ落ち、フライパンの各小籠包のまわりに均一に薄く広がりほぼフライパンの底面全域にバッタ液が広がる状態となっている。また、この時点では冷凍されていた小籠包が徐々に解凍し始めている。バッタ液が流れ落ちたために、小籠包本来のドーム状の上面も現れた状態となっている。
調理8分後は、図23に示すように、焼き上がりの状態である。図23の例では、バッタ液がフライパン上に薄く広がり4分後の状態では泡が残っていたバッタ液の泡がしぼみ、小さな泡を多数含むバッタ液による固体状羽根の形成初期段階を迎える。この羽根は小籠包同士をつなげるように形成されている。それと同時に冷凍小籠包の蒸し上りが完成する。
<ステップ4:蓋を取ってカリカリ焼き>
次に、図11(d)に示すように、火をつけた状態でフライパン1100の蓋1110を取り外して羽根形成の仕上げ作業(カリカリ焼き)を行う。蒸し上がったら蓋を取り水分を飛ばし、焼き小籠包1105まわりに形成された羽根1106全体に焼き色をつけると、クリスピーな羽根が形成され、小籠包の底面の皮もクリスピーな焼き上がりとなる。この仕上げ作業かかる時間は、約2〜3分程度である。
<ステップ5:完成火を止め>
図11(e)に示すように、コンロの火を止めて、クリスピーな羽根1106がついた羽根つき焼き小籠包の完成となる。
<ステップ6:お箸で喫食>
図11(f)に示すように、喫食時に羽根つき焼き小籠包を箸1107でつまんで食すると、焼き小籠包1108はじゅわーとした食感が得られ、羽根1109はパリッと、底面の皮はカリッとした食感が得られる。図12に出来上がりの羽根つき焼き小籠包の断面を示す。それぞれ具材1201,皮1202、スープ1203、クリスピーな羽根1204を示す。このようにして出来上がった羽根つき焼き小籠包の写真を図24に示す。図24の例では、フライパンの蓋をとり、引き続き加熱により水気を飛ばし、羽根全体に焼き色をつけて完成させた羽根つき焼き小籠包を、フライパンに皿をかぶせた後、皿が下、フライパンが上になるようにひっくり返して焼きあがった小籠包を皿に盛り付けた。完成した羽根つき焼き小籠包は、各小籠包の底面と周囲にパリッとこんがりとした羽根がその形状を保ったままで皿に盛り付けることができた。
<実施例についてのその他の情報>
点心類のサイズにもよるが、パッケージに含まれる個数は、おおよそ4個から10個程度である。調理の際に最もよく用いられるフライパンは直径26センチメートル程度であり、4個の小籠包等を焼き調理するにはこの程度のフライパンが適している。つまり、フライパンの焼き面の13%から20%程度を冷凍状態で取り出した小籠包等の底面が占有する程度に調理するのが好ましい。さらに好ましくはフライパンの焼き面の14%から17%程度が好ましい。以下、調理はこのような条件の下に行われるとさらに本発明の効果を最大限に引き出すことができる。
0101a、0103a トレイ側壁部
0101b、0103b トレイ
0102、0104 点心本体
0102a、0102b 点心本体側周面
0101a、0103a トレイ側壁部
0102、0104 点心本体
0104a、0104b 点心本体側周面
0201 小籠包成形ステップ
0202 充填ステップ
0203 蒸しステップ
0204 羽根形成用バッタ液充填ステップ
0205 凍結ステップ
0206 包装ステップ
0301 小籠包(生小籠包)
0302 トレイ
0303、0304 管
0305 羽根形成用未加熱バッタ液
0306 加熱済小籠包(点心本体)
0307 羽根形成用未加熱バッタ液(凍結)
0701 バッタ液
0702a、0702b 点心本体
1100 フライパン
1101 凍結バッタ液
1102 点心本体
1103 バッタ液
1104 形成途中の羽根
1105 スープ入り焼き小籠包(焼き点心)
1106 羽根
1107 箸
1108 焼き上がりの焼き小籠包
1109、1204 クリスピーな羽根
1201 具材
1202 皮
1203 スープ
上記課題を解決するために本発明において、以下のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材を提供する。すなわち、第一の発明として、円筒状収容凹部であって、その円筒内側壁面は後記収容される点心用冷凍食材の上面より高く形成されたものを備えたトレイと、トレイの前記収容凹部に収容され、過半が点心本体上面に凍結配置され、焼き上げることで点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な羽根形成用バッタ液と、点心本体と、からなり、凍結状態で点心本体の上面は凸ドーム状であり、前記バッタ液は、凸ドーム状の点心本体上面と、トレイの収容凹部の側壁面に囲まれた領域に凍結配置されているスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材(請求項1対応)。
前記特徴に加え、焼き上げ時に点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な前記バッタ液の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている(請求項対応)
前記特徴に加え、トレイは、点心本体上面側から注いだ凍結前の前記バッタ液が点心本体底面に流通するように構成されたスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材(請求項対応)。
前記特徴に加え、焼き上げ時に前記バッタ液との協働によって点心本体底面に形成されるクリスピーな皮の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている(請求項対応)。
前記特徴に加え、点心は小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一であるスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材(請求項対応)。
第二の発明として、円筒状収容部に一つずつ収容され、その円筒内側壁面は収容された点心用冷凍食材の上面より高く形成されたものに収容される全体が円筒状の形のスープ入り焼き点心用冷凍食材であって、円筒の底面から円筒の過半を占め、その上面は円筒内で凸ドーム状をなす点心本体と、円筒内の凸ドーム状の上面から円筒の天面に至って凍結配置されて円筒の前記点心本体が占める部分以外を占めるバッタ液と、からなるスープ入り焼き点心用冷凍食材(請求項対応)。
前記特徴に加え、小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一であるスープ入り焼き点心用冷凍食材(請求項対応)。

Claims (9)

  1. トレイと、トレイに収容され、過半が点心本体上面に凍結配置され、焼き上げることで点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な羽根形成用バッタ液と、点心本体と、からなるスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
  2. 凍結状態で点心本体の側周面は、トレイの収容凹部に倣った状態である請求項1に記載のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
  3. 凍結状態で点心本体の上面は凸ドーム状であり、前記バッタ液は、凸ドーム状の点心本体上面と、トレイの収容凹部の側面に囲まれた領域に凍結配置されている請求項1又は請求項2に記載のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
  4. 焼き上げ時に点心本体底面周辺にクリスピーな羽根を形成可能な前記バッタ液の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている請求項1から請求項3のいずれか一に記載のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
  5. トレイは、点心本体上面側から注いだ凍結前の前記バッタ液が点心本体底面に流通するように構成された請求項1から請求項4のいずれか一に記載のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
  6. 焼き上げ時に前記バッタ液との協働によって点心本体底面に形成されるクリスピーな皮の凍結状態の組成は、凍結されたスープ原材料が加熱によって喫食可能な温度のスープを形成する際に同時にクリスピーな焼き上がりとなるように調整されている請求項1から請求項5のいずれか一に記載のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
  7. 点心は小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一である請求項1から請求項6のいずれか一に記載のスープ入り焼き点心用包装済冷凍食材。
  8. 全体が円筒状の形のスープ入り焼き点心用冷凍食材であって、円筒の底面から円筒の過半を占め、その上面は円筒内で凸ドーム状をなす点心本体と、円筒内の凸ドーム状の上面から円筒の天面に至って凍結配置されるバッタ液と、からなるスープ入り焼き点心用冷凍食材。
  9. 点心は小籠包、内部にスープを含む中華まん、内部にスープを含む豚まん、内部にスープを含むニラまん、のいずれか一である請求項8に記載のスープ入り焼き点心用冷凍食材。
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