JPWO2020161783A1 - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
本発明に係る空気調和機は、蒸発器として機能する室内熱交換器(100)及び室内ファン(7)を収納している筐体と、前記室内熱交換器の冷媒配管に設けられ、検出温度が減圧器の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサ(21)と、を備え、前記室内熱交換器は、前記室内ファンの前方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第1熱交換器(110)と、前記室内ファンの前方であって前記第1熱交換器の下方となる位置に配置された第2熱交換器(120)と、前記第1熱交換器の後方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第3熱交換器(130)と、を備え、前記第1温度センサは、前記第1熱交換器、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器のうちで最も冷媒が乾きやすい熱交換器の冷媒配管に設けられている。
Description
本発明は、蒸発器として機能する室内熱交換器において冷媒の乾きの抑制を図った空気調和機に関する。
従来の空気調和機の室内機は、蒸発器として機能する室内熱交換器と、該室内熱交換器に空気を供給する室内ファンと、室内熱交換器及び室内ファンを収納している筐体とを備えている。このような従来の空気調和機の室内機には、筐体の上部に吸込口が形成され、筐体の下部に吹出口が形成され、筐体内における吸込口と室内ファンとの間に室内熱交換器が配置されているものも提案されている。具体的には、このような従来の室内機の室内熱交換器は、室内ファンの前方であって室内ファンの上方となる位置に配置された第1熱交換器と、室内ファンの前方であって第1熱交換器の下方となる位置に配置された第2熱交換器と、第1熱交換器の後方であって室内ファンの上方となる位置に配置された第3熱交換器とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
気液二相冷媒が蒸発してガス状冷媒になることを、冷媒が乾くという。ガス状冷媒は、気液二相冷媒と比べ、空気との熱交換量が少ない。このため、室内熱交換器の熱交換性能の低下を抑制するには、気液二相冷媒の流れる範囲をなるべく多くし、ガス状冷媒の流れる範囲をなるべく少なくする必要がある。すなわち、室内熱交換器の熱交換性能の低下を抑制するには、室内熱交換器において冷媒が乾くことをなるべく抑制する必要がある。
ここで、近年、冷媒が環境に与える影響を抑えるため、地球温暖化係数の小さい冷媒が用いられる空気調和機が提案されている。以下、地球温暖化係数をGWP(Global
Warming Potential)という。低GWP冷媒は可燃性である。このため、室内熱交換器の伝熱管等の冷媒配管の流路断面積を削減する等により、空気調和機に用いる冷媒量を削減する必要がある。したがって、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器を流れる冷媒の圧力損失が大きくなる。
Warming Potential)という。低GWP冷媒は可燃性である。このため、室内熱交換器の伝熱管等の冷媒配管の流路断面積を削減する等により、空気調和機に用いる冷媒量を削減する必要がある。したがって、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器を流れる冷媒の圧力損失が大きくなる。
圧力損失によって室内熱交換器を流れる冷媒の圧力が低下すると、室内熱交換器を流れる冷媒の温度も低下する。このため、室内熱交換器を流れる冷媒と該冷媒の熱交換対象である室内空気との温度差が大きくなり、室内熱交換器を流れる気液二相冷媒が蒸発してガス状冷媒になりやすい。換言すると、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器においてガス状冷媒の流れる範囲が大きくなってしまう。すなわち、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器において冷媒が乾きやすくなってしまう。したがって、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器の熱交換性能が低下しやすい。このため、近年、第1熱交換器、第2熱交換器及び第3熱交換器を有する室内機を備えた従来の空気調和機において、室内熱交換器での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる空気調和機が求められているという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、室内熱交換器での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる空気調和機を提案することを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、圧縮機、凝縮器として機能する室外熱交換器、減圧器、及び蒸発器として機能する室内熱交換器を有する冷媒回路と、前記室内熱交換器に空気を供給する室内ファンと、上部に吸込口が形成され、下部に吹出口が形成され、前記室内熱交換器及び前記室内ファンを収納している筐体と、前記室内熱交換器の冷媒配管に設けられ、検出温度が前記減圧器の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサと、を備え、前記室内熱交換器は、前記室内ファンの前方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第1熱交換器と、前記室内ファンの前方であって前記第1熱交換器の下方となる位置に配置された第2熱交換器と、前記第1熱交換器の後方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第3熱交換器と、を備え、前記減圧器から流出した冷媒が前記第1熱交換器に流入し、前記第1熱交換器を流れた冷媒が前記第2熱交換器と前記第3熱交換器とに分岐して流入し、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器から流出する構成であり、前記第1温度センサは、前記第2熱交換器の冷媒配管に設けられている。
また、本発明に係る空気調和機は、圧縮機、凝縮器として機能する室外熱交換器、減圧器、及び蒸発器として機能する室内熱交換器を有する冷媒回路と、前記室内熱交換器に空気を供給する室内ファンと、上部に吸込口が形成され、下部に吹出口が形成され、前記室内熱交換器及び前記室内ファンを収納している筐体と、前記室内熱交換器の冷媒配管に設けられ、検出温度が前記減圧器の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサと、を備え、前記室内熱交換器は、前記室内ファンの前方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第1熱交換器と、前記室内ファンの前方であって前記第1熱交換器の下方となる位置に配置された第2熱交換器と、前記第1熱交換器の後方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第3熱交換器と、を備え、前記減圧器から流出した冷媒が前記第1熱交換器、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器に分岐して流入し、前記第1熱交換器、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器のそれぞれから流出する構成であり、前記第1温度センサは、前記第1熱交換器の冷媒配管に設けられている。
本発明に係る空気調和機は、室内熱交換器を構成する第1熱交換器、第2熱交換器及び第3熱交換器のうちで冷媒が最も乾きやすい熱交換器の冷媒配管に、検出温度が減圧器の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサが設けられている。このため、本発明に係る空気調和機は、第1温度センサの検出温度に基づいて減圧器の開度の大きさを制御することにより、室内熱交換器での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。
以下の各実施の形態で、本発明に係る空気調和機の一例について、図面等を参照しながら説明する。なお、以下の各図面では、各構成部材の大きさの関係が本発明を実施した実物とは異なる場合がある。また、以下の各図面において、同一の符号を付した構成は、同一又はこれに相当する構成である。また、以下の実施の形態で記載されている各構成の形態は、あくまでも例示である。本発明に係る空気調和機は、以下の実施の形態で記載されている各構成に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の一例を示す冷媒回路図である。なお、図1では、冷房運転時の冷媒の流れを実線矢印で示し、暖房運転時の冷媒の流れを破線矢印で示している。
図1に示すように、空気調和機200は、圧縮機2、凝縮器として機能する室外熱交換器4、減圧器5、蒸発器として機能する室内熱交換器100、室外ファン6、及び室内ファン7を備えている。圧縮機2、室外熱交換器4、減圧器5、及び室内熱交換器100が冷媒配管によって接続され、冷媒回路1が形成されている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の一例を示す冷媒回路図である。なお、図1では、冷房運転時の冷媒の流れを実線矢印で示し、暖房運転時の冷媒の流れを破線矢印で示している。
図1に示すように、空気調和機200は、圧縮機2、凝縮器として機能する室外熱交換器4、減圧器5、蒸発器として機能する室内熱交換器100、室外ファン6、及び室内ファン7を備えている。圧縮機2、室外熱交換器4、減圧器5、及び室内熱交換器100が冷媒配管によって接続され、冷媒回路1が形成されている。
圧縮機2は、冷媒を圧縮するものである。圧縮機2で圧縮された冷媒は、吐出されて室外熱交換器4へ送られる。圧縮機2は、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機、又は往復圧縮機等で構成することができる。
室外熱交換器4は、冷房運転時、凝縮器として機能するものである。室外熱交換器4は、例えば、フィンアンドチューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、又はプレート熱交換器等で構成することができる。
減圧器5は、凝縮器から流出した冷媒を膨張させて減圧するものである。減圧器5は、例えば冷媒の流量を調整可能な電動膨張弁等で構成するとよい。
室内熱交換器100は、冷房運転時、蒸発器として機能するものである。室内熱交換器100は、例えば、フィンアンドチューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、又はプレート熱交換器等で構成することができる。なお、本実施の形態1では、後述のように、室内熱交換器100としてフィンアンドチューブ型熱交換器を用いている。
室外ファン6は、室外熱交換器4の近傍に設けられており、室外熱交換器4に熱交換流体である外気を供給するものである。
室内ファン7は、室内熱交換器100の近傍に設けられており、室内熱交換器100に熱交換流体である室内空気を供給するものである。なお、本実施の形態1では、室内ファン7としてクロスフローファンを用いている。
室内ファン7は、室内熱交換器100の近傍に設けられており、室内熱交換器100に熱交換流体である室内空気を供給するものである。なお、本実施の形態1では、室内ファン7としてクロスフローファンを用いている。
また、空気調和機200は、冷房運転に加えて暖房運転も可能とするため、圧縮機2の吐出側に設けられた四方弁3を備えている。四方弁3は、圧縮機2の吐出口の接続先を、室内熱交換器100又は室外熱交換器4に切り替えるものである。つまり、四方弁3は、冷房運転と暖房運転とにおいて冷媒の流れを切り替えるものである。詳しくは、四方弁3は、冷房運転時、圧縮機2の吐出口と室外熱交換器4とを接続し、圧縮機2の吸入口と室内熱交換器100とを接続するように切り替えられる。また、四方弁3は、暖房運転時、圧縮機2の吐出口と室内熱交換器100とを接続し、圧縮機2の吸入口と室外熱交換器4とを接続するように切り替えられる。すなわち、暖房運転時、室外熱交換器4が蒸発器として機能し、室内熱交換器100が凝縮器として機能する。
圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器4、減圧器5、室内熱交換器100、室外ファン6、及び室内ファン7は、室外機210又は室内機220に収納されている。本実施の形態1では、圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器4、減圧器5、及び室外ファン6が、室外機210に収納されている。また、室内熱交換器100及び室内ファン7が、室内機220に収納されている。
また、本実施の形態1に係る空気調和機200は、各種センサと、空気調和機200を構成する機器の制御を行う制御装置10とを備えている。例えば、空気調和機200は、熱電対又はサーミスタ等である第1温度センサ21を備えている。第1温度センサ21は、室内熱交換器100の冷媒配管に設けられ、該冷媒配管の温度を検出する。すなわち、第1温度センサ21は、第1温度センサ21の設置位置の冷媒配管の温度を検出することにより、第1温度センサ21の設置位置を流れる冷媒の温度を間接的に検出するものである。第1温度センサ21の検出温度は、減圧器5の開度の大きさの制御に用いられる。
制御装置10は、圧縮機2、四方弁3、減圧器5、室外ファン6、室内ファン8を制御するものである。制御装置10は、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)で構成されている。なお、CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はプロセッサともいう。
制御装置10が専用のハードウェアである場合、制御装置10は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御装置10が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御装置10がCPUの場合、制御装置10が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置10の各機能を実現する。ここで、メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、又はEEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。
なお、制御装置10の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。また、制御装置10は、室外機210に収納された機器を制御する制御装置と、室内機220に収納された機器を制御する制御装置とに分けて構成してもよい。
本実施の形態1に係る制御装置10は、減圧器5の開度の大きさを制御する機能部として、演算部11、制御部12、及び記憶部13を備えている。演算部11は、第1温度センサ21の検出温度から予め規定された規定温度を減算した温度差を演算する。なお、規定温度は、記憶部13に記憶されている。制御部12は、減圧器5の開度の大きさを制御する。例えば、制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。なお、規定温度差は、記憶部13に記憶されている。
続いて、冷房運転時の冷媒の流れについて説明する。
制御装置10によって四方弁3の流路が冷房運転時の流路に切り替えられると、圧縮機2から吐出された高圧高温のガス状態冷媒は、四方弁3を介して室外熱交換器4に流入する。室外熱交換器4に流入した高圧高温のガス状態冷媒は、室外ファン6によって供給された外気との熱交換によって凝縮することで高圧の液状冷媒となり、室外熱交換器4から流出する。室外熱交換器4から流出した高圧の液状冷媒は、減圧器5に流入し、低温低圧の気液二相冷媒となる。減圧器5から流出した低温低圧の気液二相冷媒は、室内熱交換器100に流入し、室内ファン7によって供給された室内空気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状冷媒となり、室内熱交換器100から流出する。室内熱交換器100から流出した低圧のガス状冷媒は、四方弁3を介して圧縮機2に吸入され、高圧高温のガス状態冷媒に圧縮される。
制御装置10によって四方弁3の流路が冷房運転時の流路に切り替えられると、圧縮機2から吐出された高圧高温のガス状態冷媒は、四方弁3を介して室外熱交換器4に流入する。室外熱交換器4に流入した高圧高温のガス状態冷媒は、室外ファン6によって供給された外気との熱交換によって凝縮することで高圧の液状冷媒となり、室外熱交換器4から流出する。室外熱交換器4から流出した高圧の液状冷媒は、減圧器5に流入し、低温低圧の気液二相冷媒となる。減圧器5から流出した低温低圧の気液二相冷媒は、室内熱交換器100に流入し、室内ファン7によって供給された室内空気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状冷媒となり、室内熱交換器100から流出する。室内熱交換器100から流出した低圧のガス状冷媒は、四方弁3を介して圧縮機2に吸入され、高圧高温のガス状態冷媒に圧縮される。
続いて、暖房運転時の冷媒の流れについて説明する。
制御装置10によって四方弁3の流路が暖房運転時の流路に切り替えられると、圧縮機2から吐出された高圧高温のガス状態冷媒は、四方弁3を介して室内熱交換器100に流入する。室内熱交換器100に流入した高圧高温のガス状態冷媒は、室内ファン7によって供給された室内空気との熱交換によって凝縮することで高圧の液状冷媒となり、室内熱交換器100から流出する。室内熱交換器100から流出した高圧の液状冷媒は、減圧器5に流入し、低温低圧の気液二相冷媒となる。減圧器5から流出した低温低圧の気液二相冷媒は、室外熱交換器4に流入し、室外ファン6によって供給された外気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状冷媒となり、室外熱交換器4から流出する。室外熱交換器4から流出した低圧のガス状冷媒は、四方弁3を介して圧縮機2に吸入され、高圧高温のガス状態冷媒に圧縮される。
制御装置10によって四方弁3の流路が暖房運転時の流路に切り替えられると、圧縮機2から吐出された高圧高温のガス状態冷媒は、四方弁3を介して室内熱交換器100に流入する。室内熱交換器100に流入した高圧高温のガス状態冷媒は、室内ファン7によって供給された室内空気との熱交換によって凝縮することで高圧の液状冷媒となり、室内熱交換器100から流出する。室内熱交換器100から流出した高圧の液状冷媒は、減圧器5に流入し、低温低圧の気液二相冷媒となる。減圧器5から流出した低温低圧の気液二相冷媒は、室外熱交換器4に流入し、室外ファン6によって供給された外気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状冷媒となり、室外熱交換器4から流出する。室外熱交換器4から流出した低圧のガス状冷媒は、四方弁3を介して圧縮機2に吸入され、高圧高温のガス状態冷媒に圧縮される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の内部を該室内機の側方から観察した図である。この図2は、室内機220の筐体221を切断し、室内機220の内部を観察した図となっている。なお、図2では、紙面左側が室内機220の前面側となる。また、図2に示す白抜き矢印は、筐体221内の空気の流れを示している。
室内機220は、室内熱交換器100及び室内ファン7を収納している筐体221を備えている。筐体221の上部には、吸込口222が形成されている。なお、吸込口222は、筐体221の上部に加え、筐体221の前部に形成されていてもよい。また、筐体221の下部には、吹出口223が形成されている。なお、本実施の形態1では、筐体221の下部の前方に、吹出口223が形成されている。
室内熱交換器100は、吸込口222と室内ファン7との間において、室内熱交換器100の上方及び前方を囲うように設けられている。詳しくは、室内熱交換器100は、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130を備えている。
第1熱交換器110は、室内ファン7の前方であって室内ファン7の上方となる位置に配置されている。この第1熱交換器110は、規定の間隔を空けて配置された複数のフィン111と、これらのフィン111を貫通する複数の伝熱管113とを備えている。ここで、伝熱管113は、第1熱交換器110の冷媒配管112の一部である。第1熱交換器110の冷媒配管112には、複数の伝熱管113同士を接続する接続配管114も含まれる。
第2熱交換器120は、室内ファン7の前方であって第1熱交換器110の下方となる位置に配置されている。この第2熱交換器120は、規定の間隔を空けて配置された複数のフィン121と、これらのフィン121を貫通する複数の伝熱管123とを備えている。ここで、伝熱管123は、第2熱交換器120の冷媒配管122の一部である。第2熱交換器120の冷媒配管122には、複数の伝熱管123同士を接続する接続配管124も含まれる。そして、上述の第1温度センサ21は、第2熱交換器120の冷媒配管122に設けられている。
室内熱交換器100が蒸発器として機能する際、室内熱交換器100で冷却された室内空気が露点温度以下まで低下すると、フィンの表面に凝縮水が発生する。そして、凝縮水は、フィンを伝いながら下方へ落下していく。このため、第2熱交換器120の下方には、第2熱交換器120のフィン121に発生した凝縮水を受けるドレンパン224が設けられている。なお、第1熱交換器110のフィン111に発生した凝縮水は、フィン111を伝いながら第2熱交換器120へ落下していく。このため、第1熱交換器110のフィン111に発生した凝縮水も、ドレンパン224によって受けられる。
第3熱交換器130は、第1熱交換器110の後方であって室内ファン7の上方となる位置に配置されている。この第3熱交換器130は、規定の間隔を空けて配置された複数のフィン131と、これらのフィン131を貫通する複数の伝熱管133とを備えている。ここで、伝熱管133は、第3熱交換器130の冷媒配管132の一部である。第3熱交換器130の冷媒配管132には、複数の伝熱管133同士を接続する接続配管134も含まれる。なお、第3熱交換器130の下方には、第3熱交換器130のフィン131に発生した凝縮水を受けるドレンパン224が設けられている。
第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130の各冷媒配管は、次のように接続されている。第1熱交換器110の冷媒配管112は、減圧器5と接続されている。第2熱交換器120の冷媒配管122は、冷媒配管101によって、第1熱交換器110の冷媒配管112と接続されている。第3熱交換器130の冷媒配管132は、冷媒配管102によって、第1熱交換器110の冷媒配管112と接続されている。
このため、室内熱交換器100が蒸発器として機能する冷房運転時、減圧器5から流出した冷媒は、第1熱交換器110の冷媒配管112の流入口115から、第1熱交換器110の冷媒配管112へ流入する。第1熱交換器110の冷媒配管112へ流入した冷媒は、冷媒配管112を流れた後、冷媒配管112の流出口116から流出する。第1熱交換器110の冷媒配管112の流出口116から流出した冷媒は、第2熱交換器120と第3熱交換器130とに分岐して流入し、第2熱交換器120及び第3熱交換器130から流出する。
具体的には、第1熱交換器110の冷媒配管112の流出口116から流出した冷媒の一部は、冷媒配管101を通って、第2熱交換器120の冷媒配管122の流入口125から該冷媒配管122へ流入する。第2熱交換器120の冷媒配管122へ流入した冷媒は、冷媒配管122を流れた後、冷媒配管122の流出口126から流出する。一方、第1熱交換器110の冷媒配管112の流出口116から流出した冷媒の残りの一部は、冷媒配管102を通って、第3熱交換器130の冷媒配管132の流入口135から該冷媒配管132へ流入する。第3熱交換器130の冷媒配管132へ流入した冷媒は、冷媒配管132を流れた後、冷媒配管132の流出口136から流出する。なお、冷媒配管122の流出口126から流出した冷媒及び冷媒配管132の流出口136から流出した冷媒は、四方弁3を通った後、圧縮機2に吸入される。
筐体221内において室内ファン7が回転すると、吸込口222から筐体221内に室内空気が吸い込まれる。筐体221内に吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器100に流入する。ここで、室内熱交換器100に室内空気が流入する際、第1熱交換器110の風量が最も大きくなり、第2熱交換器120の風量が第1熱交換器110に次いで大きくなり、第3熱交換器130の風量が最も小さくなる。室内熱交換器100に流入した室内空気は、該室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる冷媒と熱交換し、室内熱交換器100から流出する。室内熱交換器100から流出した室内空気は、吹出口223から筐体221の外部へ吹き出される。また、室内熱交換器100に流入した室内空気が該室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる冷媒と熱交換する際、室内熱交換器100が蒸発器として機能する冷房運転時においては、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる冷媒の状態は次のように変化する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機において冷房運転時に室内熱交換器を流れる冷媒の状態変化を示す図である。なお、図3の縦軸は、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる冷媒の温度Tを示している。また、図3の横軸は、室内熱交換器100の冷媒配管内の冷媒の流れ方向を示している。具体的には、紙面左側が冷媒の流れ方向の上流側となり、紙面右側が冷媒の流れ方向の下流側となっている。
気液二相冷媒は、ガス状冷媒成分と液状冷媒成分とが混ざった状態となっている。冷房運転時、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる気液二相冷媒は、室内空気から熱を吸収して液状冷媒成分が蒸発していくことで、気液二相冷媒中におけるガス状冷媒成分の比率が大きくなっていく。この過程では、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる際の冷媒の圧力損失よって、冷媒の温度が徐々に低下していく。室内空気から熱を吸収して気液二相冷媒中の液状冷媒成分が全て蒸発すると、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる冷媒はガス状冷媒となる。室内熱交換器100の冷媒配管内をガス状冷媒が流れる場合、当該ガス状冷媒は、室内空気から熱を吸収して温度が上昇していく。
気液二相冷媒が蒸発してガス状冷媒になることを、冷媒が乾くという。ガス状冷媒は、気液二相冷媒と比べ、空気との熱交換量が少ない。このため、室内熱交換器100の熱交換性能の低下を抑制するには、気液二相冷媒の流れる範囲をなるべく多くし、ガス状冷媒の流れる範囲をなるべく少なくする必要がある。すなわち、室内熱交換器100の熱交換性能の低下を抑制するには、室内熱交換器において冷媒が乾くことをなるべく抑制する必要がある。
また、近年、冷媒が環境に与える影響を抑えるため、地球温暖化係数の小さい冷媒が用いられる空気調和機が提案されている。以下、地球温暖化係数をGWP(Global Warming Potential)という。低GWP冷媒は可燃性である。このため、室内熱交換器の伝熱管等の冷媒配管の流路断面積を削減する等により、空気調和機に用いる冷媒量を削減する必要がある。したがって、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器を流れる冷媒の圧力損失が大きくなる。
圧力損失によって室内熱交換器を流れる冷媒の圧力が低下すると、室内熱交換器を流れる冷媒の温度も低下する。このため、室内熱交換器を流れる冷媒と該冷媒の熱交換対象である室内空気との温度差が大きくなり、室内熱交換器を流れる気液二相冷媒が蒸発してガス状冷媒になりやすい。換言すると、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器においてガス状冷媒の流れる範囲が大きくなってしまう。すなわち、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器において冷媒が乾きやすくなってしまう。したがって、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、低GWP冷媒を用いていない空気調和機と比べ、室内熱交換器の熱交換性能が低下しやすい。このため、低GWP冷媒を用いる空気調和機は、室内熱交換器での冷媒の乾きを従来よりも抑制することがより重要となる。
ここで、本実施の形態1に係る室内熱交換器100に着目すると、上述のように、冷房運転時、第1熱交換器110の冷媒配管112を流れた冷媒は、第2熱交換器120と第3熱交換器130とに分岐して流入する。また、第2熱交換器120の風量は、第3熱交換器130の風量よりも大きい。このため、本実施の形態1に係る室内熱交換器100においては、第2熱交換器120において冷媒が乾いて室内熱交換器100の熱交換性能が低下することが懸念される。
しかしながら、本実施の形態1に係る空気調和機200は、第2熱交換器120の冷媒配管122に、第1温度センサ21が設けられている。このため、第1温度センサ21の検出温度が所定の温度以上とならないようにすれば、本実施の形態1に係る空気調和機200は、第2熱交換器120において冷媒が乾くことを抑制でき、室内熱交換器100の熱交換性能の低下を抑制できる。具体的には、本実施の形態1に係る空気調和機200では、第1温度センサ21の検出温度が所定の温度以上とならないように、以下のように減圧器5の開度の大きさが制御される。
第1温度センサ21は、第2熱交換器120の冷媒配管122において、ガス状冷媒が流れる位置に設けられている。図3では、第1温度センサ21の検出温度を検出温度T1として示している。また、制御装置10の記憶部13に記憶されている上記の規定温度は、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる気液二相冷媒の温度となっている。図3では、この規定温度を規定温度Tsetとして示している。制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1からこの規定温度Tsetを減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td1以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、下記式(1)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
T1−Tset≧Td1・・・(1)
T1−Tset≧Td1・・・(1)
上述のように、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れるガス状冷媒は、室内空気から熱を吸収して温度が上昇していく。このため、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる冷媒が所望の位置よりも上流側においてガス状冷媒になると、第1温度センサ21の検出温度T1が高くなり、第1温度センサ21の検出温度T1からこの規定温度Tsetを減算した温度差も高くなる。この際、減圧器5の開度の大きさを大きくすることにより、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる気液二相冷媒の温度が上昇する。これにより、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる気液二相冷媒と室内空気との温度差が小さくなる。そして、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる冷媒がガス状冷媒となる位置が、下流側へ移動する。このため、第2熱交換器120において冷媒が乾くことを抑制でき、室内熱交換器100の熱交換性能の低下を抑制できる。
なお、上述の規定温度差Td1は、2℃であることが好ましい。規定温度差Td1が小さい方が、第1温度センサ21の検出温度T1がより低い時点で、減圧器5の開度の大きさを制御することができる。このため、第2熱交換器120の冷媒配管122においてガス状冷媒が流れる範囲をより小さくでき、室内熱交換器100の熱交換性能の低下をより抑制できる。一方、室内熱交換器100から流出する冷媒が気液二相冷媒となった場合等には、従来の空気調和機と同様に減圧器5の開度の大きさを小さくする制御が行われる。このため、第1温度センサ21の検出誤差等を考慮すると、規定温度差Td1を2℃よりも小さくした場合、減圧器5の開度制御が頻繁に行われて空気調和機200の運転状態が安定せず、部屋等の空調対象空間の快適性が損なわれる可能性がある。このため、上述の規定温度差Td1は、2℃であることが好ましい。
また、空気調和機200の運転条件により、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる冷媒の温度が異なる。このため、空気調和機200の運転条件に応じて、規定温度Tsetの値を変更してもよい。例えば、空気調和機200の運転条件と規定温度Tsetの値との関係を示すデータを制御装置10の記憶部13に記憶させておくことにより、空気調和機200の運転条件に応じて、規定温度Tsetの値を変更することができる。
以上、本実施の形態1に係る空気調和機200は、圧縮機2、凝縮器として機能する室外熱交換器4、減圧器5、及び蒸発器として機能する室内熱交換器100を有する冷媒回路1を備えている。また、本実施の形態1に係る空気調和機200は、室内熱交換器100に空気を供給する室内ファン7を備えている。また、本実施の形態1に係る空気調和機200は、上部に吸込口222が形成され、下部に吹出口223が形成され、室内熱交換器100及び室内ファン7を収納している筐体221を備えている。また、本実施の形態1に係る空気調和機200は、室内熱交換器100の冷媒配管に設けられ、検出温度が減圧器5の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサ21を備えている。また、室内熱交換器100は、室内ファン7の前方であって室内ファン7の上方となる位置に配置された第1熱交換器110と、室内ファン7の前方であって第1熱交換器110の下方となる位置に配置された第2熱交換器120と、第1熱交換器110の後方であって室内ファン7の上方となる位置に配置された第3熱交換器130とを備えている。また、室内熱交換器100は、減圧器5から流出した冷媒が第1熱交換器110に流入し、第1熱交換器110を流れた冷媒が第2熱交換器120と第3熱交換器130とに分岐して流入し、第2熱交換器120及び第3熱交換器130から流出する構成となっている。そして、第1温度センサ21は、第2熱交換器120の冷媒配管122に設けられている。
本実施の形態1に係る空気調和機200は、室内熱交換器100を構成する第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130のうちで冷媒が最も乾きやすい熱交換器の冷媒配管に、検出温度が減圧器5の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサ21が設けられている。このため、本実施の形態1に係る空気調和機200は、第1温度センサ21の検出温度に基づいて減圧器5の開度の大きさを制御することにより、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。
また、本実施の形態1に係る空気調和機200は、次のような効果を得ることもできる。上述のように、室内熱交換器100が蒸発器として機能する際、室内熱交換器100で冷却された室内空気が露点温度以下まで低下すると、フィンの表面に凝縮水が発生する。この際、室内熱交換器100の冷媒配管に気液二相冷媒が流れている範囲では、室内熱交換器100で冷却された室内空気が露点温度以下まで低下し、フィンの表面に凝縮水が発生する。一方、室内熱交換器100の冷媒配管にガス状冷媒が流れている範囲では、室内熱交換器100で冷却された室内空気が露点温度まで低下せず、フィンの表面が乾いた状態になる場合がある。
フィンの表面に発生した凝縮水は、フィンを伝いながら下方へ落下していき、ドレンパンで受けられる。しかしながら、フィンの表面に乾いた箇所があると、フィンを伝いながら下方へ落下してきた凝縮水は、フィン上の濡れた箇所と乾いた箇所との境界で、水滴として保持される。また、空気調和機200の冷房運転が続くと、上記境界に保持されている水滴は、上方からフィンを伝って落下してきた凝縮水と結合し、次第に大きくなっていく。そして、上記境界に保持されている水滴は、やがて、フィンを伝うことなく落下していく。この落下した水滴がドレンパン以外の場所に落下してしまうと、室内機から吹き出される空気と共に、室内機外へ飛び出してしまう。すなわち、所謂、露飛びが発生してしまう。
ここで、本実施の形態1に係る空気調和機200において、第1熱交換器110からフィン111を伝うことなく水滴が落下した場合と、第2熱交換器120からフィン121を伝うことなく水滴が落下した場合と、第3熱交換器130からフィン131を伝うことなく水滴が落下した場合とを比較する。フィンを伝うことなく水滴が落下するこれらの状況を比較すると、第1熱交換器110からフィン111を伝うことなく水滴が落下した場合が最も、落下した水滴がドレンパン224及びドレンパン225以外の場所に落下しやすく、露飛びが発生しやすい。
しかしながら、本実施の形態1に係る空気調和機200においては、上述のように、冷房運転時、室内熱交換器100を流れる冷媒は、最初に第1熱交換器110を流れ、その後に第2熱交換器120及び第3熱交換器130を流れる構成となっている。このため、本実施の形態1に係る空気調和機200においては、第1熱交換器110を流れる冷媒が気液二相冷媒となるため、第1熱交換器110のフィン111に乾いた部分が発生しない。したがって、フィン111を伝うことなく水滴が落下することを抑制できる。このため、本実施の形態1に係る空気調和機200は、露飛びの発生を抑制できるという効果も得られる。
[実施の形態1に係る空気調和機200の変形例]
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。また、図5は、この空気調和機の別の一例において冷房運転時に室内熱交換器を流れる冷媒の状態変化を示す図である。
図4に示す空気調和機200は、第1熱交換器110と第2熱交換器120とを接続する冷媒配管101に、第2温度センサ22が設けられている。なお、第2温度センサ22は、第2熱交換器120内を流れる気液二相冷媒の温度を間接的に検出できればよい。このため、第2熱交換器120の冷媒配管122のうちで第1温度センサ21が設けられている位置よりも冷房運転時の冷媒の流れ方向において上流側となる位置に、第2温度センサ22が設けられていてもよい。なお、図5では、第2温度センサ22の検出温度を検出温度T2として示している。
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。また、図5は、この空気調和機の別の一例において冷房運転時に室内熱交換器を流れる冷媒の状態変化を示す図である。
図4に示す空気調和機200は、第1熱交換器110と第2熱交換器120とを接続する冷媒配管101に、第2温度センサ22が設けられている。なお、第2温度センサ22は、第2熱交換器120内を流れる気液二相冷媒の温度を間接的に検出できればよい。このため、第2熱交換器120の冷媒配管122のうちで第1温度センサ21が設けられている位置よりも冷房運転時の冷媒の流れ方向において上流側となる位置に、第2温度センサ22が設けられていてもよい。なお、図5では、第2温度センサ22の検出温度を検出温度T2として示している。
空気調和機200が第2温度センサ22を備える場合、制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1から第2温度センサ22の検出温度T2を減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td2以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、下記式(2)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
T1−T2≧Td2・・・(2)
T1−T2≧Td2・・・(2)
図1〜図3で示した空気調和機200においては、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる気液二相冷媒の温度を規定温度Tsetと予め規定していた。そして、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れるガス状冷媒の温度を示す第1温度センサ21の検出温度T1と、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる気液二相冷媒の温度を示す規定温度Tsetとに基づいて、制御部12は、減圧器5の開度の大きさを制御していた。
一方、図4及び図5で示す空気調和機200においては、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる気液二相冷媒の実際の温度を、第2温度センサ22において検出している。そして、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れるガス状冷媒の温度を示す第1温度センサ21の検出温度T1と、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる気液二相冷媒の温度を示す第2温度センサ22の検出温度T2とに基づいて、制御部12は、減圧器5の開度の大きさを制御している。上述のように、空気調和機200の運転条件により、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる冷媒の温度が異なる。このため、図4及び図5で示す空気調和機200のように減圧器5の開度の大きさを制御することにより、第2熱交換器120の冷媒配管122においてガス状冷媒が流れる範囲を小さくする際の減圧器5の開度の大きさの制御をより正確に行うことができ、室内熱交換器100での冷媒の乾きをより抑制することができる。
なお、上述の規定温度差Td2は、2℃であることが好ましい。規定温度差Td2が小さい方が、第1温度センサ21の検出温度T1がより低い時点で、減圧器5の開度の大きさを制御することができる。このため、第2熱交換器120の冷媒配管122においてガス状冷媒が流れる範囲をより小さくでき、室内熱交換器100の熱交換性能の低下をより抑制できる。一方、規定温度差Td2を2℃よりも小さくした場合、減圧器5の開度制御が頻繁に行われて空気調和機200の運転状態が安定せず、部屋等の空調対象空間の快適性が損なわれる可能性がある。このため、上述の規定温度差Td2は、2℃であることが好ましい。
実施の形態2.
実施の形態1で示した第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130のうちの少なくとも1つの熱交換器が補助熱交換器を備えていても、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、実施の形態1と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
実施の形態1で示した第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130のうちの少なくとも1つの熱交換器が補助熱交換器を備えていても、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、実施の形態1と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内熱交換器を側方から観察した図である。
従来の空気調和機の室内熱交換器には、本実施の形態2の第1熱交換器110と同様の位置に配置された第1熱交換器、本実施の形態2の第2熱交換器120と同様の位置に配置された第2熱交換器、及び本実施の形態2の第3熱交換器130と同様の位置に配置された第3熱交換器を備えたものが知られている。また、このような従来の室内熱交換器は、第1熱交換器、第2熱交換器120及び第3熱交換器のうちの少なくとも1つに補助熱交換器を備えている場合がある。換言すると、従来の室内熱交換器における第1熱交換器、第2熱交換器120及び第3熱交換器のうちの少なくとも1つは、主熱交換器と、空気の流れ方向において主熱交換器の上流側に配置された補助熱交換器とを備えている場合がある。主熱交換器及び補助熱交換器を備えた熱交換器においては、冷房運転時に補助熱交換器に流れた冷媒が主熱交換器に流入するように主熱交換器及び補助熱交換器を接続することにより、熱交換性能が向上することが知られている。
従来の空気調和機の室内熱交換器には、本実施の形態2の第1熱交換器110と同様の位置に配置された第1熱交換器、本実施の形態2の第2熱交換器120と同様の位置に配置された第2熱交換器、及び本実施の形態2の第3熱交換器130と同様の位置に配置された第3熱交換器を備えたものが知られている。また、このような従来の室内熱交換器は、第1熱交換器、第2熱交換器120及び第3熱交換器のうちの少なくとも1つに補助熱交換器を備えている場合がある。換言すると、従来の室内熱交換器における第1熱交換器、第2熱交換器120及び第3熱交換器のうちの少なくとも1つは、主熱交換器と、空気の流れ方向において主熱交換器の上流側に配置された補助熱交換器とを備えている場合がある。主熱交換器及び補助熱交換器を備えた熱交換器においては、冷房運転時に補助熱交換器に流れた冷媒が主熱交換器に流入するように主熱交換器及び補助熱交換器を接続することにより、熱交換性能が向上することが知られている。
本実施の形態2に係る空気調和機200においても、室内熱交換器100を構成する第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130のうちの少なくとも1つの熱交換器が補助熱交換器を備えていてもよい。例えば図6に示すように、第1熱交換器110は、主熱交換器117と、第1熱交換器110を通る空気の流れ方向において主熱交換器117の上流側に配置された補助熱交換器118とを備えていてもよい。また、図6では示されていないが、第2熱交換器120及び第3熱交換器130も、補助熱交換器を備える構成としてもよい。具体的には、後述の図10に示すように、第2熱交換器120は、主熱交換器127と、第2熱交換器120を通る空気の流れ方向において主熱交換器127の上流側に配置された補助熱交換器128とを備えていてもよい。また、後述の図10に示すように、第3熱交換器130は、主熱交換器137と、第3熱交換器130を通る空気の流れ方向において主熱交換器137の上流側に配置された補助熱交換器138とを備えていてもよい。
第1熱交換器110の補助熱交換器118の有無、第2熱交換器120の補助熱交換器128の有無、及び第3熱交換器130の補助熱交換器138の有無に関わらず、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130の風量の関係は、実施の形態1と同じとなる。すなわち、第1熱交換器110の風量が最も大きくなり、第2熱交換器120の風量が第1熱交換器110に次いで大きくなり、第3熱交換器130の風量が最も小さくなる。このため、本実施の形態2に係る空気調和機200においても、冷房運転時、実施の形態1と同様に室内熱交換器100に冷媒を流し、実施の形態1と同様に減圧器5の開度の大きさを制御すれば、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。
具体的には、室内熱交換器100が蒸発器として機能する冷房運転時、減圧器5から流出した冷媒は、第1熱交換器110へ流入する。この際、第1熱交換器110が補助熱交換器118を有している場合には、減圧器5から流出した冷媒は、補助熱交換器118へ流入する。そして、補助熱交換器118から流出した冷媒は、第1熱交換器110の主熱交換器117へ流入して流れた後、該主熱交換器117から流出する。
第1熱交換器110から流出した冷媒は、第2熱交換器120と第3熱交換器130とに分岐して流入し、第2熱交換器120及び第3熱交換器130から流出する。この際、第2熱交換器120が補助熱交換器128を有している場合には、第1熱交換器110から流出した冷媒の一部は、補助熱交換器128へ流入する。そして、補助熱交換器128から流出した冷媒は、第2熱交換器120の主熱交換器127へ流入して流れた後、該主熱交換器127から流出する。また、第3熱交換器130が補助熱交換器138を有している場合には、第1熱交換器110から流出した冷媒の一部は、補助熱交換器138へ流入する。そして、補助熱交換器138から流出した冷媒は、第3熱交換器130の主熱交換器137へ流入して流れた後、該主熱交換器137から流出する。
また、図6に示すように、第2熱交換器120の冷媒配管122に第1温度センサ21が設けられている本実施の形態2に係る空気調和機200においては、制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1から規定温度Tsetを減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td1以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、上述の式(1)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
これにより、本実施の形態2に係る空気調和機200においても、実施の形態1で示した空気調和機200と同様に、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる気液二相冷媒と室内空気との温度差が小さくなる。そして、第2熱交換器120の冷媒配管122を流れる冷媒がガス状冷媒となる位置が、下流側へ移動する。このため、本実施の形態2に係る空気調和機200においても、実施の形態1で示した空気調和機200と同様に、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。
[実施の形態2に係る空気調和機200の変形例]
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。
空気調和機200が第2温度センサ22を備える場合、実施の形態1と同様に、制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1から第2温度センサ22の検出温度T2を減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td2以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、上述の式(2)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
このように減圧器5の開度の大きさを制御することにより、第2熱交換器120の冷媒配管122においてガス状冷媒が流れる範囲を小さくする際の減圧器5の開度の大きさの制御をより正確に行うことができ、室内熱交換器100での冷媒の乾きをより抑制することができる。
実施の形態3.
室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制できる空気調和機200の構成は、実施の形態1及び実施の形態2で示した構成に限定されない。例えば、本実施の形態3のように空気調和機200を構成してもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、実施の形態1又は実施の形態2と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制できる空気調和機200の構成は、実施の形態1及び実施の形態2で示した構成に限定されない。例えば、本実施の形態3のように空気調和機200を構成してもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、実施の形態1又は実施の形態2と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図8は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内熱交換器を側方から観察した図である。
本実施の形態3に係る空気調和機200の室内熱交換器100においては、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130の各冷媒配管は、次のように接続されている。第1熱交換器110の冷媒配管112は、減圧器5と接続されている。第2熱交換器120の冷媒配管122もまた、減圧器5と接続されている。第3熱交換器130の冷媒配管132もまた、減圧器5と接続されている。
本実施の形態3に係る空気調和機200の室内熱交換器100においては、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130の各冷媒配管は、次のように接続されている。第1熱交換器110の冷媒配管112は、減圧器5と接続されている。第2熱交換器120の冷媒配管122もまた、減圧器5と接続されている。第3熱交換器130の冷媒配管132もまた、減圧器5と接続されている。
このため、室内熱交換器100が蒸発器として機能する冷房運転時、減圧器5から流出した冷媒は、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130に分岐して流入する。そして、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130のそれぞれから流出する。
具体的には、減圧器5から流出した冷媒の一部は、第1熱交換器110の冷媒配管112の流入口115から、第1熱交換器110の冷媒配管112へ流入する。第1熱交換器110の冷媒配管112へ流入した冷媒は、冷媒配管112を流れた後、冷媒配管112の流出口116から流出する。また、減圧器5から流出した冷媒の一部は、第2熱交換器120の冷媒配管122の流入口125から、第2熱交換器120の冷媒配管122へ流入する。第2熱交換器120の冷媒配管122へ流入した冷媒は、冷媒配管122を流れた後、冷媒配管122の流出口126から流出する。また、減圧器5から流出した冷媒の一部は、第3熱交換器130の冷媒配管132の流入口135から、第3熱交換器130の冷媒配管132へ流入する。第3熱交換器130の冷媒配管132へ流入した冷媒は、冷媒配管132を流れた後、冷媒配管132の流出口136から流出する。なお、冷媒配管112の流出口116から流出した冷媒、冷媒配管122の流出口126から流出した冷媒、及び冷媒配管132の流出口136から流出した冷媒は、四方弁3を通った後、圧縮機2に吸入される。
上述のように、室内熱交換器100に室内空気が流入する際、第1熱交換器110の風量が最も大きくなり、第2熱交換器120の風量が第1熱交換器110に次いで大きくなり、第3熱交換器130の風量が最も小さくなる。このため、本実施の形態3のように室内熱交換器100において冷媒が流れる場合、第1熱交換器110において冷媒が乾いて室内熱交換器100の熱交換性能が低下することが懸念される。
そこで、本実施の形態3では、第1熱交換器110の冷媒配管112に、第1温度センサ21が設けられている。そして、制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1から規定温度Tsetを減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td1以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、上述の式(1)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
これにより、本実施の形態3に係る空気調和機200においても、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる気液二相冷媒と室内空気との温度差が小さくなる。そして、第1熱交換器110の冷媒配管112を流れる冷媒がガス状冷媒となる位置が、下流側へ移動する。このため、本実施の形態3に係る空気調和機200においても、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。
[実施の形態3に係る空気調和機200の変形例]
図9は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。
図9は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。
図9に示す空気調和機200は、第1熱交換器110の冷媒配管112のうちで第1温度センサ21が設けられている位置よりも冷房運転時の冷媒の流れ方向において上流側となる位置に、第2温度センサ22が設けられている。
空気調和機200が第2温度センサ22を備える場合、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1から第2温度センサ22の検出温度T2を減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td2以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、上述の式(2)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
このように減圧器5の開度の大きさを制御することにより、第1熱交換器110の冷媒配管112においてガス状冷媒が流れる範囲を小さくする際の減圧器5の開度の大きさの制御をより正確に行うことができ、室内熱交換器100での冷媒の乾きをより抑制することができる。
実施の形態4.
実施の形態3で示した空気調和機200においても、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130のうちの少なくとも1つの熱交換器が補助熱交換器を備えていてもよい。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3のいずれかと同様とし、実施の形態1〜実施の形態3のいずれかと同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
実施の形態3で示した空気調和機200においても、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130のうちの少なくとも1つの熱交換器が補助熱交換器を備えていてもよい。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3のいずれかと同様とし、実施の形態1〜実施の形態3のいずれかと同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図10は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室内熱交換器を側方から観察した図である。
第1熱交換器110は、主熱交換器117と、第1熱交換器110を通る空気の流れ方向において主熱交換器117の上流側に配置された補助熱交換器118とを備えている。第2熱交換器120は、主熱交換器127と、第2熱交換器120を通る空気の流れ方向において主熱交換器127の上流側に配置された補助熱交換器128とを備えている。また、第3熱交換器130は、主熱交換器137と、第3熱交換器130を通る空気の流れ方向において主熱交換器137の上流側に配置された補助熱交換器138とを備えている。
第1熱交換器110の補助熱交換器118の有無、第2熱交換器120の補助熱交換器128の有無、及び第3熱交換器130の補助熱交換器138の有無に関わらず、第1熱交換器110、第2熱交換器120及び第3熱交換器130の風量の関係は、実施の形態3と同じとなる。すなわち、第1熱交換器110の風量が最も大きくなり、第2熱交換器120の風量が第1熱交換器110に次いで大きくなり、第3熱交換器130の風量が最も小さくなる。このため、本実施の形態4に係る空気調和機200においても、冷房運転時、実施の形態3と同様に室内熱交換器100に冷媒を流し、実施の形態3と同様に減圧器5の開度の大きさを制御すれば、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。
具体的には、室内熱交換器100が蒸発器として機能する冷房運転時、減圧器5から流出した冷媒の一部は、第1熱交換器110へ流入する。この際、減圧器5から流出した冷媒の一部は、補助熱交換器118へ流入する。そして、補助熱交換器118から流出した冷媒は、第1熱交換器110の主熱交換器117へ流入して流れた後、該主熱交換器117から流出する。また、減圧器5から流出した冷媒の一部は、第2熱交換器120へ流入する。この際、減圧器5から流出した冷媒の一部は、補助熱交換器128へ流入する。そして、補助熱交換器128から流出した冷媒は、第2熱交換器120の主熱交換器127へ流入して流れた後、該主熱交換器127から流出する。また、減圧器5から流出した冷媒の一部は、第3熱交換器130へ流入する。この際、減圧器5から流出した冷媒の残りの一部は、補助熱交換器138へ流入する。そして、補助熱交換器138から流出した冷媒は、第3熱交換器130の主熱交換器137へ流入して流れた後、該主熱交換器137から流出する。
また、図10に示すように、第1熱交換器110の冷媒配管112に第1温度センサ21が設けられている本実施の形態4に係る空気調和機200においては、制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1から規定温度Tsetを減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td1以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、上述の式(1)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
これにより、本実施の形態4に係る空気調和機200においても、実施の形態3で示した空気調和機200と同様に、室内熱交換器100の冷媒配管内を流れる気液二相冷媒と室内空気との温度差が小さくなる。そして、第1熱交換器110の冷媒配管112を流れる冷媒がガス状冷媒となる位置が、下流側へ移動する。このため、本実施の形態4に係る空気調和機200においても、実施の形態3で示した空気調和機200と同様に、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。
[実施の形態4に係る空気調和機200の変形例]
図11は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。
図11は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の別の一例における室内熱交換器を側方から観察した図である。
空気調和機200が第2温度センサ22を備える場合、実施の形態3と同様に、制御装置10の演算部11は、第1温度センサ21の検出温度T1から第2温度センサ22の検出温度T2を減算した温度差を演算する。そして、制御装置10の制御部12は、演算部11が演算した上記の温度差が規定温度差Td2以上となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。すなわち、制御部12は、上述の式(2)の状態となった際、減圧器5の開度の大きさを大きくする。
このように減圧器5の開度の大きさを制御することにより、第1熱交換器110の冷媒配管112においてガス状冷媒が流れる範囲を小さくする際の減圧器5の開度の大きさの制御をより正確に行うことができ、室内熱交換器100での冷媒の乾きをより抑制することができる。
以上、実施の形態1〜実施の形態4で示した空気調和機200は、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる。このため、実施の形態1〜実施の形態4で示した空気調和機200は、冷媒回路1を流れる冷媒の種類に限定されず、従来の空気調和機よりも性能を向上させることができる。ただし、室内熱交換器100での冷媒の乾きを従来よりも抑制することができる実施の形態1〜実施の形態4で示した空気調和機200は、室内熱交換器100での圧力損失が大きくなる低GWP冷媒を用いる場合、特に有効である。すなわち、実施の形態1〜実施の形態4で示した空気調和機200は、冷媒回路1を流れる冷媒が低GWP冷媒であるとより良い。さらには、低GWP冷媒の中でも、R290は、R32に比べて、室内熱交換器100での圧力損失が大きくなる。このため、実施の形態1〜実施の形態4で示した空気調和機200は、冷媒回路1を流れる冷媒がR290であるとさらに良い。
1 冷媒回路、2 圧縮機、3 四方弁、4 室外熱交換器、5 減圧器、6 室外ファン、7 室内ファン、10 制御装置、11 演算部、12 制御部、13 記憶部、21 第1温度センサ、22 第2温度センサ、100 室内熱交換器、101 冷媒配管、102 冷媒配管、110 第1熱交換器、111 フィン、112 冷媒配管、113 伝熱管、114 接続配管、115 流入口、116 流出口、117 主熱交換器、118 補助熱交換器、120 第2熱交換器、121 フィン、122 冷媒配管、123 伝熱管、124 接続配管、125 流入口、126 流出口、127 主熱交換器、128 補助熱交換器、130 第3熱交換器、131 フィン、132 冷媒配管、133 伝熱管、134 接続配管、135 流入口、136 流出口、137 主熱交換器、138 補助熱交換器、200 空気調和機、210 室外機、220 室内機、221 筐体、222 吸込口、223 吹出口、224 ドレンパン、225 ドレンパン。
Claims (8)
- 圧縮機、凝縮器として機能する室外熱交換器、減圧器、及び蒸発器として機能する室内熱交換器を有する冷媒回路と、
前記室内熱交換器に空気を供給する室内ファンと、
上部に吸込口が形成され、下部に吹出口が形成され、前記室内熱交換器及び前記室内ファンを収納している筐体と、
前記室内熱交換器の冷媒配管に設けられ、検出温度が前記減圧器の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサと、
を備え、
前記室内熱交換器は、
前記室内ファンの前方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第1熱交換器と、
前記室内ファンの前方であって前記第1熱交換器の下方となる位置に配置された第2熱交換器と、
前記第1熱交換器の後方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第3熱交換器と、
を備え、
前記減圧器から流出した冷媒が前記第1熱交換器に流入し、前記第1熱交換器を流れた冷媒が前記第2熱交換器と前記第3熱交換器とに分岐して流入し、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器から流出する構成であり、
前記第1温度センサは、前記第2熱交換器の冷媒配管に設けられている
空気調和機。 - 圧縮機、凝縮器として機能する室外熱交換器、減圧器、及び蒸発器として機能する室内熱交換器を有する冷媒回路と、
前記室内熱交換器に空気を供給する室内ファンと、
上部に吸込口が形成され、下部に吹出口が形成され、前記室内熱交換器及び前記室内ファンを収納している筐体と、
前記室内熱交換器の冷媒配管に設けられ、検出温度が前記減圧器の開度の大きさの制御に用いられる第1温度センサと、
を備え、
前記室内熱交換器は、
前記室内ファンの前方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第1熱交換器と、
前記室内ファンの前方であって前記第1熱交換器の下方となる位置に配置された第2熱交換器と、
前記第1熱交換器の後方であって前記室内ファンの上方となる位置に配置された第3熱交換器と、
を備え、
前記減圧器から流出した冷媒が前記第1熱交換器、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器に分岐して流入し、前記第1熱交換器、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器のそれぞれから流出する構成であり、
前記第1温度センサは、前記第1熱交換器の冷媒配管に設けられている
空気調和機。 - 前記減圧器の開度の大きさを制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記第1温度センサの検出温度から予め規定された規定温度を減算した温度差が規定温度差以上となった際、前記減圧器の開度を大きくする構成である
請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。 - 前記減圧器の開度の大きさを制御する制御装置と、
前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とを接続する冷媒配管、又は前記第2熱交換器の冷媒配管のうちで前記第1温度センサが設けられている位置よりも冷媒の流れ方向において上流側となる位置に設けられた第2温度センサと、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1温度センサの検出温度から前記第2温度センサの検出温度を減算した温度差が規定温度差以上となった際、前記減圧器の開度を大きくする構成である
請求項1に記載の空気調和機。 - 前記減圧器の開度の大きさを制御する制御装置と、
前記第1熱交換器の冷媒配管のうちで前記第1温度センサが設けられている位置よりも冷媒の流れ方向において上流側となる位置に設けられた第2温度センサと、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1温度センサの検出温度から前記第2温度センサの検出温度を減算した温度差が規定温度差以上となった際、前記減圧器の開度を大きくする構成である
請求項2に記載の空気調和機。 - 前記規定温度差は2℃である
請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記第1熱交換器、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器のうちの少なくとも1つは、主熱交換器と、空気の流れ方向において前記主熱交換器の上流側に配置された補助熱交換器とを備えており、
前記第1熱交換器、前記第2熱交換器及び前記第3熱交換器のうち、前記主熱交換器及び前記補助熱交換器を備えている熱交換器は、前記補助熱交換器から流出した冷媒が前記主熱交換器に流入する構成である
請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記冷媒回路を流れる冷媒がR290である
請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の空気調和機。
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