JPWO2020157861A1 - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

ステアリング装置1は、ラック軸3の一部の周囲を覆うハウジング30と、ハウジング30に形成された開口部を覆うようにハウジング30に装着されるとともに、通気用の貫通孔が形成された樹脂製のカバー100と、カバー100に形成された貫通孔に装着され、ハウジング30の内部空間と外部空間との間の通気を行う通気部材80と、を備える。

Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
従来、ハウジング内部の圧力を調整するために、ハウジングに形成された貫通孔に呼吸弁を取り付けるパワーステアリング装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載されたパワーステアリング装置は、ベルト伝達機構を収容する収容ケースに、ベルトの張力を測定するための機器を挿入する測定作業用孔を貫通形成すると共に、この測定作業用孔に、リテーナと、リテーナに保持されると共に、空気を双方向に透過可能に形成された呼吸弁体と、を有する呼吸弁を着脱自在に取り付けている。
特開2016−141277号公報
パワーステアリング装置において、ハウジングの内部空間と外部空間との間の通気を行う通気部材が取り付けられるハウジングが金属である場合には、例えば通気部材とハウジングとの間に設けられたOリングの周囲に水が溜まり、錆が進行するおそれがある。そして、この錆により、通気部材とハウジングとの間のシール性能が低下し、Oリングとハウジングとの間の隙間や、Oリングと通気部材との間の隙間から、ハウジングの内部に水が浸入するおそれがある。
本発明は、ハウジングの内部の圧力を調整することに起因してハウジングの内部に水が浸入することを抑制できるステアリング装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと完成させた本発明は、ラック軸の一部の周囲を覆うハウジングと、前記ハウジングに形成された開口部を覆うように前記ハウジングに装着されるとともに、通気用の貫通孔が形成された樹脂製のカバーと、前記カバーに形成された前記貫通孔に装着され、前記ハウジングの内部空間と外部空間との間の通気を行う通気部材と、を備えるステアリング装置である。
本発明によれば、ハウジングの内部の圧力を調整することに起因してハウジングの内部に水が浸入することを抑制できるステアリング装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の全体構成図である。 図1のII−II部の断面図であり、伝達機構部の断面図である。 図1のIII−III部の断面図であり、アシスト部の断面図である。 ウォームの回転軸心における断面図である。 図3のV部の拡大図である。 (a)は、第2の実施形態に係るアシストカバーをピニオン軸の軸心方向に見た図である。(b)は、(a)のVIb−VIb部の断面図である。 第3の実施形態に係るアシストカバーを軸方向に見た図である。 第4の実施形態に係るアシストカバーの断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の全体構成図である。
図2は、図1のII−II部の断面図であり、伝達機構部10の断面図である。
図3は、図1のIII−III部の断面図であり、アシスト部20の断面図である。
図4は、ウォームの回転軸心における断面図である。
図5は、図3のV部の拡大図である。
第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置(以下、「ステアリング装置」と称する場合もある。)1は、図1に示すように、車両の進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置である。ステアリング装置1は、いわゆるダブルピニオン型のパワーステアリング装置である。
ステアリング装置1は、転動輪としての左右の車輪(不図示)それぞれにナックルアーム(不図示)を介して連結されたタイロッド(不図示)と、タイロッドに連結されたラック軸3とを備えている。また、ステアリング装置1は、車両に設けられたステアリングホイール(不図示)からの操舵力をラック軸3に伝達する伝達機構部10を備えている。また、ステアリング装置1は、電動モータ50を有し、電動モータ50の駆動力を操舵補助力としてラック軸3に伝達してラック軸3の移動をアシストするアシスト部20を備えている。
また、ステアリング装置1は、ラック軸3の外周面の一部の周囲を覆い、ラック軸3を軸方向に移動可能に支持するとともに、電動モータ50を支持するハウジング30を備えている。ハウジング30は、ラック軸3の一部を収容する、第1ハウジングの一例としてのラックハウジング31と、後述するトルクセンサ14の周囲を覆う伝達ハウジング32とを有している。また、ハウジング30は、後述する減速部60の周囲を覆うとともに、電動モータ50を支持する支持部330を有する、第2ハウジングの一例としてのアシストハウジング33を備えている。
また、ステアリング装置1は、伝達ハウジング32の開口部を覆う伝達カバー34と、アシストハウジング33の開口部を覆うアシストカバー100とを有している。
ラックハウジング31は、車両の車両本体(不図示)等に固定される脚部311を有している。脚部311には、車両本体(不図示)に固定される際に用いられるボルト(不図示)を通す貫通孔が形成されている。ステアリング装置1は、脚部311における、後述する入力軸12が突出する方向とは反対側の面が、車両本体に固定される際に車両本体に載せられる取付座面となり、車両本体の鉛直方向下方側が図1に示した下側、鉛直方向上方側が図1に示した上側となるように車両本体に固定される。また、ラックハウジング31における、ラック軸3の軸方向の両端部それぞれには、ダストブーツ4が取り付けられている。伝達ハウジング32は、ラックハウジング31にボルト(不図示)によって固定され、伝達カバー34は、伝達ハウジング32にボルトによって固定されている。また、アシストハウジング33は、ラックハウジング31にボルト(不図示)によって固定され、アシストカバー100は、アシストハウジング33にボルト102によって固定されている。
伝達機構部10は、図2に示すように、ラック軸3に形成されたラック3aとともにラック・アンド・ピニオンを構成するピニオン11aが形成されたピニオン軸11と、ステアリングホイール(不図示)からの操舵力が入力される入力軸12とを有している。また、伝達機構部10は、ピニオン軸11と入力軸12とに連結されるトーションバー13と、トーションバー13の捩れ量に基づいてステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルクセンサ14とを有している。
ラックハウジング31及び伝達ハウジング32は、それぞれ、ピニオン軸11を回転可能に支持する、軸受31a、軸受32aを有している。伝達カバー34は、入力軸12を回転可能に支持する軸受34aを有している。
また、伝達機構部10は、ラック軸3のラック3aをピニオン軸11のピニオン11aに押し付けるとともに、ラック軸3を摺動自在に支持するラックガイド40を有している。
アシスト部20は、図3、図4に示すように、ラック軸3に形成されたラック3bとともにラック・アンド・ピニオンを構成するピニオン21aが形成されたピニオン軸21を有している。また、アシスト部20は、電動モータ50と、電動モータ50の回転速度を減速する減速部60と、電動モータ50の回転駆動力を減速部60に伝達する軸継手70とを備えている。
ラックハウジング31及びアシストハウジング33は、それぞれ、ピニオン軸21を回転可能に支持する、軸受31b、軸受33aを有している。
また、アシスト部20は、ラック軸3のラック3bをピニオン軸21のピニオン21aに押し付けるとともに、ラック軸3を摺動自在に支持するラックガイド45を有している。
また、アシスト部20は、アシストカバー100に装着されて、気体がハウジング30の外部(外側)とハウジング30の内部(内側)との間で流通するのを許容する通気部材80を有している。
減速部60は、ウォームギヤを構成する、ウォームホイール61と、ねじ状の歯車である円筒ウォームであるウォーム62とを備えている。ウォームホイール61は、ピニオン軸21に保持されている。
軸継手70は、電動モータ50の出力軸51に保持される金属製のモータ側部材71と、減速部60のウォーム62に保持される金属製のウォーム側部材72と、モータ側部材71とウォーム側部材72との間に介在するゴム製の弾性部材73とを備えている。
電動モータ50は、周知のブラシレスモータであり、図4に示すように、出力軸51に装着された磁石52と、鉄心53と、巻線54と、磁石52、鉄心53及び巻線54を収容するフレーム55と、を有している。また、電動モータ50は、フレーム55を保持するとともにアシストハウジング33の支持部330に締め付けられるブラケット56を有している。フレーム55及びブラケット56は、それぞれ、出力軸51を回転可能に支持する、軸受57、軸受58を有している。
電動モータ50は、ブラケット56がアシストハウジング33の支持部330に締め付けられることで、アシストハウジング33に支持される。
(通気部材80)
通気部材80は、図5に示すように、気体がハウジング30の内部空間とハウジング30の外部空間との間で流通するのを許容する通気膜81を有している。また、通気部材80は、通気膜81を保持するとともに、アシストカバー100に形成された貫通孔の一例としての挿入孔121に装着される保持体82を有している。また、通気部材80は、通気膜81を保護する膜カバー83を有している。また、通気部材80は、保持体82とアシストカバー100との間に配置されて保持体82とアシストカバー100との間の隙間をシールするOリング84を有している。
保持体82は、円筒状の円筒状部821を有している。以下では、円筒状部821の中心線Cの方向を中心線方向と称する場合がある。また、図5における下側を、中心線方向の一方側、図5における上側を、中心線方向の他方側と称する場合がある。中心線方向の一方側はハウジング30(アシストハウジング33)の内側であり、中心線方向の他方側はハウジング30(アシストハウジング33)の外側でもある。
保持体82は、円筒状部821における一方側の端部から中心線C側に向かう内向部822と、内向部822から一方側に突出するとともにアシストカバー100の挿入孔121に挿入される挿入部823とを有している。保持体82の中央部には、内向部822及び挿入部823を貫通することにより、ハウジング30の内側と外側とを連通する連通孔824が形成されている。
円筒状部821における他方側の端部には、外周面から内側に凹んだ凹部821aが形成されている。凹部821aに、膜カバー83の後述する内側突出部833が嵌め込まれることで、保持体82は膜カバー83を保持する。また、円筒状部821における他方側の端部には、円筒状部821の内部と外部とを連通する連通孔821bが形成されている。
内向部822は、円筒状部821側の部位に他方側に突出するとともに通気膜81を保持する保持部822aを有している。
挿入部823は、アシストカバー100の挿入孔121に挿入開始される側(一方側)である先端部に、外面から半径方向の外側に突出した外側突出部823aを有している。外側突出部823aは、周方向に等間隔に2箇所設けられている。また、挿入部823における外側突出部823aが設けられていない部位は、先端部から他方側に向けて凹部823bが形成されている。
保持体82の材料は、樹脂であることを例示することができる。保持体82の成形方法は、特に限定されるものではなく、例えば射出成形、圧縮成形または切削などを例示することができる。
膜カバー83は、円盤状の頂部831と、頂部831における最外周部から一方側(保持体82側)に延びた円筒状の円筒状部832と、円筒状部832における一方側の端部から内側に突出した内側突出部833とを有している。
頂部831の外径は、通気膜81の外径よりも大きく、頂部831は、通気膜81と所定の間隔を隔てた位置にて通気膜81を覆っている。
内側突出部833が保持体82の円筒状部821に形成された凹部821aに嵌め込まれる。
膜カバー83が通気膜81を覆うことで、外力によって通気膜81が損傷することや、砂、泥などが通気膜81の表面に蓄積することで通気が阻害されることなどが抑制される。
膜カバー83の材料は、樹脂であることを例示することができる。
通気膜81は、通気性を備えつつ、外側から水分や泥等が進入することを抑制する機能を備える、円盤状の膜である。通気膜81の外径は、保持体82に形成された連通孔824の孔径よりも大きく、連通孔824を覆うように保持体82の保持部822aに保持されている。保持する手法としては、通気膜81を保持部822aに溶着することや、接着剤や両面テープにて接着することを例示することができる。
通気膜81の材料、構造、形態は、特に限定されないが、ゴア(登録商標)メンブレンであることを例示することができる。
(アシストカバー100)
アシストカバー100は、図5に示すように、樹脂にて成形された円盤状の部材であり、締付部材の一例としてのボルト102にてアシストハウジング33に締め付けられることで、アシストハウジング33の開口部331を覆う。以下では、アシストハウジング33の内部側を「内側」、アシストハウジング33の外部側を「外側」と称する場合がある。
アシストカバー100は、リング状であり、アシストハウジング33における外側の端面に接触する接触部110と、接触部110よりも内側に設けられた円環状の底部120とを有している。
接触部110には、ボルトを通す貫通孔である締付孔111が、接触部110の中心に対して対称に2つ形成されている。なお、接触部110の中心は、アシストカバー100の中心でもあり、アシストカバー100の中心は、ピニオン軸21の軸心と同じになるように装着される。
底部120には、中央位置に通気部材80が挿入される挿入孔121が形成されている。挿入孔121は、外側から内側に行くに従って孔径が徐々に小さくなっている。
また、アシストカバー100は、接触部110における、外側かつ中心側の端部と、底部120における、外側かつ外径側の端部とを接続するように、ボルト102の締付方向(ピニオン軸21の軸心方向、中心線方向)に対して傾斜した傾斜面130を有している。また、アシストカバー100は、接触部110における中心側の部位と、底部120における外側の面(底面)とを接続するように傾斜面130の傾斜角度よりも大きな角度を有するリブ140を有している。リブ140は、挿入孔121の周囲に、周方向に等間隔に複数(図1に示した例では8個)設けられている。複数のリブ140の内の2つのリブ140は、それぞれ、接触部110の締付孔111の中心と、底部120の挿入孔121の中心とを結ぶ線上に形成されている。
また、アシストカバー100は、アシストハウジング33における外側の端部の内周面332と対向する外周面150と、外周面150から中心側に凹んだ凹部160を有している。凹部160には、アシストカバー100とアシストハウジング33との間の隙間をシールするOリング170が嵌め込まれている。
アシストカバー100が上述した形状であることにより、アシストカバー100は、ボルトによる締付方向の最外面である接触部110における外側の面(最外面)から、アシストハウジング側(内側)に凹んだ凹部180を有する。
以上のように構成されたアシストカバー100は、外周面150がアシストハウジング33の内周面332の内側に嵌め込まれた状態で、接触部110に形成された締付孔111に通されたボルト102にて、アシストハウジング33に締め付けられる。
そして、底部120に形成された挿入孔121に、通気部材80の保持体82に設けられた挿入部823が外側から挿入される。そして、通気部材80の挿入部823が弾性変形した後に、外側突出部823aが、アシストカバー100の底部120における内側の面よりも内側の位置にて挿入孔121の孔径よりも大きくなるように復帰する。つまり、通気部材80の挿入部823は、底部120に形成された挿入孔121に弾性変形しながら挿入されるとともに底部120における内側の面に引掛けられる爪部の一例としての外側突出部823aを有する。これにより、通気部材80が、アシストカバー100に対して外側に移動して脱落することが抑制される。
そして、上述した通気部材80おける挿入孔121から外側に突出した部分は、通気部材80がアシストカバー100に装着された状態で凹部180内に収まるように、その大きさが設定されている。すなわち、通気部材80の保持体82及び膜カバー83の外径は、底部120における外径側の端部の径よりも小さい。また、通気部材80の膜カバー83における外側の面の高さである、底部120における外側の面(底面)から膜カバー83における外側の面までの距離L80は、底部120における外側の面(底面)から接触部110における外側の面(最外面)までの距離L100よりも小さい。
(作用・機能)
以上のように構成されたステアリング装置1においては、アシストカバー100に通気部材80が装着されていることにより、アシストハウジング33の外側から内側へ水分、泥あるいは埃等の飛散物が進入することを抑制しながら、ハウジング30の内側における温度変化に伴う圧力変化を抑制する。
具体的には、アシストハウジング33の内部は、ラック軸3の一部を収容するラックハウジング31の内部、トルクセンサ14の周囲を覆う伝達ハウジング32の内部と連続している。また、ラックハウジング31の内部は、ラック軸3の両端部に設けられたダストブーツ4の内部と連続している。
ステアリング装置1が、例えば高地などの気圧が低くかつ高温という、低圧高温の環境で使用された場合、ハウジング30およびダストブーツ4内の空気の体積が増加し、ダストブーツ4が膨らむおそれがある。また、ハウジング30の内部が、電動モータ50の巻線54への通電や減速部60の作動による摩擦等により発熱すると、ハウジング30の内部の空気が膨張し、ダストブーツ4が膨らむおそれがある。そして、この膨らんだダストブーツ4は、ラック軸3の移動に抵抗力を加え得る。
しかしながら、本実施形態に係るステアリング装置1によれば、通気部材80が、ハウジング30の内部の空気を、連通孔824、通気膜81、連通孔821bを介して外部へと排出する。これにより、膨らんだダストブーツ4がラック軸3に抵抗力を加えることが抑制される。また、膨張した空気によってハウジング30の内部の圧力がハウジング30の外部の圧力に対して大きくなった場合、通気部材80を介して、ハウジング30の内部の空気がハウジング30の外部へ放出されるので、例えば、ラックハウジング31とアシストハウジング33との間の隙間や、アシストハウジング33とアシストカバー100との間の隙間等から空気が放出されることが抑制される。
一方、電動モータ50の巻線54への通電や減速部60の作動が停止した場合には、ハウジング30の内部の空気が収縮する。そして、ハウジング30の内部の圧力がハウジング30の外部の圧力に対して負圧となり、ハウジング30の外部の空気が、通気部材80を介して、ハウジング30の内部へ引き込まれる。
通気部材80の通気膜81は、ハウジング30の外部の空気をハウジング30の内部へ導く際、ハウジング30の外部からハウジング30の内部へ液体および固体が侵入することを阻止する。そのため、通気部材80は、水や粉塵などがハウジング30の内部へ侵入することを抑制する。
このように、ステアリング装置1によれば、アシストカバー100に通気部材80を備えることにより、1つの通気部材80でハウジング30全体の内部の空気を外部に排出したり外部の空気を内部に吸引したりすることが可能となる。そして、ステアリング装置1によれば、このように機能する通気部材80を、電動モータ50を支持する支持部330を有するアシストハウジング33に形成された開口部331を覆うアシストカバー100に装着する。それゆえ、発熱する電動モータ50の近くにあり、膨張したり収縮したりし易い空気が存在するアシストハウジング33の内部空間の圧力変化を抑制することが可能となる。
また、通気部材80がアシストカバー100に装着された状態で凹部180内に収まっているので、路面側からの飛散物が通気部材80に付着し難い。
また、通気部材80の保持体82及び膜カバー83の材料は樹脂であるとともに、アシストカバー100の材料も樹脂である。それゆえ、たとえ、通気部材80の周囲、例えば、通気部材80の保持体82とアシストカバー100との間の隙間に水が溜まったとしても、錆は進行しない。
また、アシストカバー100における底部120の挿入孔121の表面粗さを、Oリング84を用いて通気部材80の保持体82とアシストカバー100との間の隙間への水の浸入を防止するのに十分な小ささに、樹脂を用いた射出成形にて形成することが可能である。例えば、アシストカバー100を、固定型と、この固定型に対して中心線方向に移動する可動型を用いて射出成形し、挿入孔121を可動型にて成形することが可能である。それゆえ、アシストカバー100によれば、例えば、通気部材80を装着する部材をアルミダイキャストにて成形し、通気部材80を挿入する孔の表面を機械加工しなければならないのに比べると、アシストカバー100の製造コストを削減することが可能になる。
<第2の実施形態>
図6(a)は、第2の実施形態に係るアシストカバー200をピニオン軸21の軸心方向に見た図である。図6(b)は、図6(a)のVIb−VIb部の断面図である。
第2の実施形態に係るアシストカバー200は、第1の実施形態に係るアシストカバー100に対して、通気部材80の周囲に外周壁290を有する点が異なる。以下、アシストカバー100と異なる点について説明する。アシストカバー200とアシストカバー100とで、同じ形状、機能を有する部位については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、第2の実施形態に係るアシストカバー200は、底部120から外側に突出するとともに、通気部材80の保持体82及び膜カバー83の外周面の周囲を覆う外周壁290を有している。外周壁290における底部120からの高さは、通気部材80の膜カバー83における外側の面までの高さと同一であることを例示することができる。そして、外周壁290には、周方向の他の部分よりも、底部120からの高さが低くなるように、先端部から凹んだ切り欠き291が形成されている。第2の実施形態に係るアシストカバー200においては、切り欠き291が形成されている部位は、通気部材80が装着される挿入孔121の鉛直方向下方側である。また、切り欠き291が形成されている部位における幅(周方向長さ)は、作業者の指が入らない程度の寸法、例えば約10mm以下であることを例示することができる。なお、切り欠き291が形成されている部位の底部120からの高さは、0であっても良い。
以上のように構成されたアシストカバー200においては、通気部材80の周囲に外周壁290が設けられているので、ステアリング装置1を車両に装着する際に、作業者が通気部材80に意図せず触れることや、通気部材80が外部からの力を受けてアシストカバー200から脱落すること等を抑制する。特に、通気部材80のように、挿入部823の外側突出部823aが底部120における内側の面に引掛けられることにより装着している構成においては、例えば接着等により固定される構成と比較して通気部材80が外れ易くなり得るが、この外周壁290により、通気部材80が外れることが抑制される。
また、外周壁290は、通気部材80の保持体82に形成された連通孔821bに飛散物である水や泥が到達することを抑制する。
また、アシストカバー200によれば、通気部材80と外周壁290との間に、水や泥が到達したとしても、通気部材80に対して鉛直方向下方側に形成された切り欠き291により、水や泥が溜まることが抑制される。その結果、通気部材80と外周壁290との間に溜まった水や泥により、通気部材80に形成された連通孔821bを介する通気が妨げられることが抑制される。
また、アシストカバー200によれば、樹脂を用いた射出成形にて容易に形成することが可能である。
<第3の実施形態>
図7は、第3の実施形態に係るアシストカバー300を軸方向に見た図である。
第3の実施形態に係るアシストカバー300は、第2の実施形態に係るアシストカバー200に対して、外周壁290に相当する外周壁390が異なる。以下、アシストカバー200と異なる点について説明する。アシストカバー300とアシストカバー200とで、同じ形状、機能を有する部位については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3の実施形態に係るアシストカバー300の外周壁390には、周方向の他の部分よりも、底部120からの高さが低くなるように先端部から凹んだ切り欠き391が、通気部材80が装着される挿入孔121の中心に対して対称に2つ形成されている。2つの切り欠き391の内の一の切り欠き391は、第2の実施形態に係るアシストカバー200における切り欠き291と同様に挿入孔121の鉛直方向下方側である。そして、2つの切り欠き391の内の他の切り欠き391は、挿入孔121の鉛直方向上方側である。また、2つの接触部110の締付孔111の中心同士を結んだ線と、2つの切り欠き391における周方向の中心同士を結んだ線は、軸方向に見た場合に直交する。つまり、第3の実施形態に係るアシストカバー300は、接触部110に形成された2つの締付孔111の内のどちらが、アシストハウジング33に形成された2つの雌ネジのどちらに合わせられてもボルト102にて締め付け可能である。つまり、アシストカバー300は、アシストハウジング33に対して方向性を持たない。
その結果、第3の実施形態に係るアシストカバー300によれば、第2の実施形態に係るアシストカバー200が有する効果に加えて、アシストカバー300をアシストハウジング33に容易に組み付けることができるという効果を有する。
<第4の実施形態>
図8は、第4の実施形態に係るアシストカバー400の断面図である。
第4の実施形態に係るアシストカバー400は、第1の実施形態に係るアシストカバー100に対して、底部120に相当する底部420が異なる。以下、アシストカバー100と異なる点について説明する。アシストカバー400とアシストカバー100とで、同じ形状、機能を有する部位については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、第4の実施形態に係るアシストカバー400の底部420は、中央部が外側(他方側)に凸状となるように形成されている。つまり、底部420は、外径側の部位であるリング状の外径部421と、挿入孔121の周囲に設けられたリング状の周囲部422とを有している。また、底部420は、外径部421と周囲部422とを接続するように設けられ、中心側の部位が外径側の部位よりも外側(他方側)に位置するように、外径部421における中心側の端部から周囲部422における外径側の端部までピニオン軸21の軸心方向に対して傾斜した傾斜部423を有している。
以上、説明したように、アシストカバー400は、ハウジング30に対してボルト102にて締め付けられるとともに、ボルト102による締付方向の最外面から、ハウジング30側(内側)に凹んだ凹部180を有し、凹部180は、貫通孔121の周囲がハウジング30側とは反対側(外側)に凸状となるように形成されている。このように構成されたアシストカバー400によれば、通気部材80の周囲に、水や泥が到達したとしても、通気部材80の周囲が外側(他方側)に凸状となるように形成されているので、通気部材80の周囲に水や泥が溜まることが抑制される。その結果、通気部材80に到達した水や泥により、通気部材80に形成された連通孔821bを介する通気が妨げられることが抑制される。
なお、第4の実施形態に係るアシストカバー400は、通気部材80の周囲に、第2の実施形態に係るアシストカバー200が有する外周壁290、又は、第3の実施形態に係るアシストカバー300が有する外周壁390を有していても良い。これにより、ステアリング装置1を車両に装着する際に、作業者が通気部材80に意図せず触れることや、通気部材80が外部からの力を受けてアシストカバー400から脱落すること等を抑制することが可能になる。また、通気部材80の保持体82に形成された連通孔821bに飛散物である水や泥が到達することを抑制することが可能になる。
1…ステアリング装置、3…ラック軸、4…ダストブーツ、10…伝達機構部、20…アシスト部、30…ハウジング、31…ラックハウジング、32…伝達ハウジング、33…アシストハウジング、50…電動モータ、80…通気部材、100,200,300,400…アシストカバー
かかる目的のもと完成させた本発明は、ラック軸の一部の周囲を覆うとともに、電動モータにて回転駆動されるウォームとともに減速部を構成するウォームホイールを収容するハウジングと、前記ハウジングに形成された開口部を覆うように前記ハウジングに装着されるとともに、通気用の貫通孔が形成された樹脂製のカバーと、前記カバーに形成された前記貫通孔に装着され、前記ハウジングの内部空間と外部空間との間の通気を行う通気部材と、を備えるステアリング装置である。
かかる目的のもと完成させた本発明は、ラック軸の一部の周囲を覆うとともに、電動モータにて回転駆動されるウォームとともに減速部を構成するウォームホイールを収容するハウジングと、前記ハウジングに形成された開口部を覆うように前記ハウジングに装着されるとともに、通気用の貫通孔が形成された樹脂製のカバーと、前記カバーに形成された前記貫通孔に装着され、前記ハウジングの内部空間と外部空間との間の通気を行う通気部材と、を備え、前記カバーは、前記ハウジングに対して締付部材にて締め付けられるとともに、前記締付部材による締付方向の最外面から、前記ハウジング側に凹んだ凹部を有し、前記凹部は、前記貫通孔の周囲が前記ハウジング側とは反対側に凸状となるように形成されているステアリング装置である。

Claims (8)

  1. ラック軸の一部の周囲を覆うハウジングと、
    前記ハウジングに形成された開口部を覆うように前記ハウジングに装着されるとともに、通気用の貫通孔が形成された樹脂製のカバーと、
    前記カバーに形成された前記貫通孔に装着され、前記ハウジングの内部空間と外部空間との間の通気を行う通気部材と、
    を備えるステアリング装置。
  2. 前記カバーは、前記通気部材の外周に沿って設けられる外周壁を有する
    請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記外周壁には、鉛直方向下方側に切り欠きが形成されている
    請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 前記カバーは、前記ハウジングに対して締付部材にて締め付けられるとともに、前記締付部材による締付方向の最外面から、前記ハウジング側に凹んだ凹部を有し、
    前記通気部材における前記貫通孔から突出した部分は、前記凹部内に収まっている
    請求項1から3のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  5. 前記カバーは、前記ハウジングに対して締付部材にて締め付けられるとともに、前記締付部材による締付方向の最外面から、前記ハウジング側に凹んだ凹部を有し、前記凹部は、前記貫通孔の周囲が前記ハウジング側とは反対側に凸状となるように形成されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  6. 前記カバーの前記凹部は、円環状の前記最外面よりも前記ハウジング側に設けられた底面と、前記最外面から前記底面側に行くに従って前記締付方向に対して傾斜した傾斜面とにより形成され、
    前記カバーは、前記最外面と前記底面とを接続するように前記傾斜面の傾斜角度よりも大きな角度を有するリブをさらに有する
    請求項4又は5に記載のステアリング装置。
  7. 前記カバーの前記貫通孔は、前記底面における中央位置に形成され、前記リブは、前記貫通孔の周囲に等間隔に複数設けられている
    請求項6に記載のステアリング装置。
  8. 前記ハウジングは、
    前記ラック軸の一部の周囲を覆う第1ハウジングと、
    電動モータを支持する支持部を有し、前記電動モータにて回転駆動されるとともに、前記ラック軸に形成されたラックと噛み合うピニオンが形成されたピニオン軸を収容する第2ハウジングと、
    を有し、
    前記カバーは、前記第2ハウジングに形成された前記開口部を覆う
    請求項1から7のいずれか1項に記載のステアリング装置。
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