JP6757495B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6757495B2 JP6757495B2 JP2016208880A JP2016208880A JP6757495B2 JP 6757495 B2 JP6757495 B2 JP 6757495B2 JP 2016208880 A JP2016208880 A JP 2016208880A JP 2016208880 A JP2016208880 A JP 2016208880A JP 6757495 B2 JP6757495 B2 JP 6757495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- speed reducer
- housing
- pinion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
請求項3に記載の発明は、前記軸受は、前記減速機ハウジング内で前記ピニオンシャフトを支持する唯一の軸受であって、前記減速機ハウジングに内嵌された外輪(86)と、前記ピニオンシャフトに軸方向(X)に位置決めされた状態で外嵌された内輪(85)とを有し、前記減速機ハウジングは、前記ウォームホイール側から前記外輪に接触する環状の外輪位置決め部(72Q)を有し、前記シール部材は、前記ピニオンシャフトと前記減速機ハウジングの前記外輪位置決め部との隙間に配置されて該隙間をシールするように構成されている、請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置である。
なお、以上における括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項4の発明によれば、付勢部材によってピニオンギア側から付勢された第1軸受と、シール部材位置決め部によって軸方向に位置決めされたシール部材との間に、軸方向隙間が設けられる。このため、第1軸受および第2軸受に予圧を付与するために、付勢部材によって第1軸受が軸方向に変位させられた場合にも、シール部材が軸方向に圧縮される力を受けることがなく、シール部材の耐久性を向上することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト2と、インターミディエイトシャフト3と、転舵機構4と、操舵補助機構5と、トルクセンサ6とを含む。
外輪位置決め部74Cは、第2軸受82の外輪89に他方側X2から接触している。プラグ83の締め込みによって第1軸受81の外輪86に与えられる付勢力は、第1軸受81の内輪85、第2ピニオンシャフト31の第1内輪位置決め部34Dおよび第2内輪位置決め部34E、第2軸受82の内輪88および外輪89を順次に介して、閉塞部74の外輪位置決め部74Cによって受けられる。これにより、第1軸受81および第2軸受82に予圧が与えられ、第1軸受81および第2軸受82の軸受隙間が除去される。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る操舵補助機構5Pの断面図である。図4において、今まで説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。前述した第1実施形態では、シール部材84は、ウォームホイール36と第1軸受81との間において第2ピニオンシャフト31の軸本体34に対して外嵌されていたが(図2参照)、第2実施形態では、シール部材84は、第1軸受81よりも一方側X1において軸本体34に対して外嵌され、プラグ83に圧入されている。具体的には、シール部材84は、軸方向Xにおけるプラグ83の張出部83Aと第1軸受81との間に配置され、プラグ83において張出部83Aよりも他方側X2の部分に対して内嵌されている。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る操舵補助機構5Qの断面図である。図4において、今まで説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。図5の第3実施形態に係る操舵補助機構5Qが、図2の第1実施形態に係る操舵補助機構5と主に異なるのは、下記である。
すなわち、第1軸受81は、減速機ハウジング52Q内で第2ピニオンシャフト31Qを支持する唯一の軸受である。すなわち、減速機ハウジング52Q内でウォームホイール36に対して第1軸受81の反対側に、第2ピニオンシャフト31Qを支持する軸受(図2の第1実施形態における第2軸受82に相当)は設けられていない。このため、減速機ハウジング52Qの閉塞部74Qや第2ピニオンシャフト31Qにおいて、当該軸受(図2の第1実施形態における第2軸受82に相当)を嵌合する構造を設ける必要がなく、構造を簡素化することができる。
第3実施形態では、閉塞部74Qには、減速機ハウジング52Qの内部空間52Aを外部空間に開放させる貫通孔75が形成されており、貫通孔75にブリーザ76が取り付けられている。図示していないが、ブリーザ76には、ラビリンス構造の空気通路が設けられている。ブリーザ76は、内部空間52Aと外部空間との間で、前記空気通路を介して空気の流通を許容する一方、水分の流通を阻止する。ブリーザ76の働きで、内部空間52Aが負圧になることが抑制される。すなわち、外部空間から内部空間52Aへ異物(例えば水分)が吸い込む負圧の発生が、ブリーザ76の働きで未然に防止される。なお、ブリーザ76は、図2の第1実施形態および図4の第2実施形態における閉塞部74に設けられてもよい。
第3実施形態においても、ラックハウジング51から減速機ハウジング52Q内への異物の侵入を防止することができる。また、第3実施形態では、第2軸受82の組付が不要になる点、および第1軸受81を第2ピニオンシャフト31Qに組み付けた後、第2ピニオンシャフト31Qの周溝に位置決め部材39を嵌合させて第1軸受81を第2ピニオンシャフト31Qの軸方向に位置決めする点を除いて、第1実施形態と同じ組み付け手順で電動パワーステアリング装置1が組み立てられる。すなわち、第3実施形態においても、電動パワーステアリング装置1の組立に際して、シール部材84を傷つけないように第2ピニオンギア35を覆う治具(図3参照)を用いることができる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係る操舵補助機構5Rの断面図である。図6において、今まで説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。図6の第4実施形態に係る操舵補助機構5Rでは、第2ピニオンシャフトの支持に関しては、図5の第3実施形態に係る操舵補助機構5Qと同じ構成が採用され、シール部材84の配置に関しては、図4の第2実施形態に係る操舵補助機構5Pと同じ構成が採用されている。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
Claims (8)
- 転舵輪に連結されるラックシャフトと、
前記ラックシャフトを収容するラックハウジングと、
前記ラックシャフトのラックギアと噛み合うピニオンギアが設けられたピニオンシャフトと、
前記ピニオンシャフトにおいて前記ラックハウジングからはみ出した部分に対して一体回転可能に連結されたウォームホイールと、前記ウォームホイールと噛み合うウォームシャフトとを有する減速機と、
前記ウォームシャフトを駆動回転させる電動モータと、
前記減速機を収容する減速機ハウジングと、
前記減速機ハウジング内に配置され、前記ピニオンシャフトを回転可能に支持する軸受と、
前記減速機ハウジング内において前記ウォームホイールよりも前記ピニオンギア側に配置され、前記ピニオンシャフトと前記減速機ハウジングとの隙間をシールする環状のシール部材とを含む、電動パワーステアリング装置。 - 前記軸受は、前記ウォームホイールよりも前記ピニオンギア側に配置され、
前記シール部材は、前記ウォームホイールと前記軸受との間に配置されている、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記軸受は、前記減速機ハウジング内で前記ピニオンシャフトを支持する唯一の軸受であって、前記減速機ハウジングに内嵌された外輪と、前記ピニオンシャフトに軸方向に位置決めされた状態で外嵌された内輪とを有し、
前記減速機ハウジングは、前記ウォームホイール側から前記外輪に接触する環状の外輪位置決め部を有し、
前記シール部材は、前記ピニオンシャフトと前記減速機ハウジングの前記外輪位置決め部との隙間に配置されて該隙間をシールするように構成されている、請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記ウォームホイールよりも前記ピニオンギア側に配置された、前記軸受としての第1軸受と、
前記ウォームホイールに対して前記第1軸受と反対側に配置された第2軸受と、
前記第1軸受および前記第2軸受に予圧を付与する予圧付与機構と、を含み、
前記第1軸受および前記第2軸受のそれぞれは、前記減速機ハウジングに内嵌された外輪と、前記ピニオンシャフトに前記ピニオンシャフトに対する軸方向移動が規制された状態で外嵌された内輪とを有し、
前記予圧付与機構は、前記減速機ハウジングに設けられ前記第2軸受の前記外輪に前記ウォームホイールとは反対側から接触する外輪位置決め部と、前記減速機ハウジングに保持され、前記第1軸受の前記外輪に前記ピニオンギア側から付勢接触する付勢部材と、を有し、
前記シール部材は、前記ウォームホイールと前記第1軸受との間に配置され、
前記減速機ハウジングは、前記シール部材に前記ウォームホイール側から接触し、前記シール部材を位置決めするシール部材位置決め部を有し、
前記シール部材と前記第1軸受との間に、軸方向隙間が介在している、請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置。 - 転舵輪に連結されるラックシャフトと、
前記ラックシャフトを収容するラックハウジングと、
前記ラックシャフトのラックギアと噛み合うピニオンギアが設けられたピニオンシャフトと、
前記ピニオンシャフトにおいて前記ラックハウジングからはみ出した部分に対して一体回転可能に連結されたウォームホイールと、前記ウォームホイールと噛み合うウォームシャフトとを有する減速機と、
前記ウォームシャフトを駆動回転させる電動モータと、
前記ピニオンシャフトが挿通されて前記ラックハウジング内に臨む挿通穴を有し、前記減速機を収容する減速機ハウジングと、
前記挿通穴における前記減速機ハウジングの内周面に対して内嵌される外輪と、前記ピニオンシャフトに対して外嵌される内輪とを有し、前記挿通穴において前記ピニオンシャフトを回転可能に支持する軸受と、
前記挿通穴における前記減速機ハウジングの内周面に螺合して前記ピニオンシャフトを取り囲み、前記ピニオンギア側から前記外輪に接触する環状のプラグと、
前記ピニオンシャフトと前記プラグとの隙間をシールする環状のシール部材とを含む、電動パワーステアリング装置。 - 前記軸受は、前記減速機ハウジング内で前記ピニオンシャフトを支持する唯一の軸受であり、
前記減速機ハウジングは、前記ウォームホイール側から前記外輪に接触する外輪位置決め部を有し、
前記プラグは、前記シール部材に前記ピニオンギア側から接触するシール部材位置決め部を有し、
前記シール部材と前記軸受との間に、軸方向隙間が形成されている、請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記ウォームホイールよりも前記ピニオンギア側に配置された、前記軸受としての第1軸受と、
前記ウォームホイールに対して前記第1軸受と反対側に配置された第2軸受と、
前記第1軸受および前記第2軸受に予圧を付与する予圧付与機構と、を含み、
前記第1軸受および前記第2軸受のそれぞれは、前記減速機ハウジングに内嵌された外輪と、前記ピニオンシャフトに前記ピニオンシャフトに対する軸方向移動が規制された状態で外嵌された内輪とを有し、
前記予圧付与機構は、前記減速機ハウジングに設けられ前記第2軸受の前記外輪に前記ウォームホイールとは反対側から接触する外輪位置決め部と、前記第1軸受の前記外輪に前記ピニオンギア側から付勢接触する付勢部材としての前記プラグと、を有し、
前記プラグは、前記シール部材に前記ピニオンギア側から接触するシール部材位置決め部を有し、
前記シール部材と前記第1軸受との間に、軸方向隙間が介在している、請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記挿通穴における前記減速機ハウジングと前記プラグとの螺合部分に設けられた液体パッキンを含む、請求項5から7の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/598,884 US10167009B2 (en) | 2016-05-25 | 2017-05-18 | Electric power steering system |
EP17171989.1A EP3248855B1 (en) | 2016-05-25 | 2017-05-19 | Electric power steering system |
CN201710367695.0A CN107444476B (zh) | 2016-05-25 | 2017-05-23 | 电动助力转向装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016104557 | 2016-05-25 | ||
JP2016104557 | 2016-05-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017214048A JP2017214048A (ja) | 2017-12-07 |
JP6757495B2 true JP6757495B2 (ja) | 2020-09-23 |
Family
ID=60575204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016208880A Active JP6757495B2 (ja) | 2016-05-25 | 2016-10-25 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6757495B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7054650B2 (ja) * | 2018-06-14 | 2022-04-14 | 日立Astemo株式会社 | 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 |
JP6592219B1 (ja) * | 2019-01-30 | 2019-10-16 | 株式会社ショーワ | ステアリング装置 |
JP7331687B2 (ja) | 2019-12-25 | 2023-08-23 | 株式会社ジェイテクト | 操舵装置 |
-
2016
- 2016-10-25 JP JP2016208880A patent/JP6757495B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017214048A (ja) | 2017-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107444476B (zh) | 电动助力转向装置 | |
JP6757495B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
CN108725572B (zh) | 蜗轮减速器以及电动助力转向装置 | |
GB2524626A (en) | Steering apparatus | |
CN111114616B (zh) | 车辆转向装置 | |
JP6052988B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
US20160264171A1 (en) | Housing structure and power steering apparatus | |
JP2020011623A (ja) | ステアリング装置 | |
JP2016003760A (ja) | ウォーム減速機およびそれを備えた電動パワーステアリング装置 | |
JP2019018730A (ja) | コラムホールカバー | |
JP2009067166A (ja) | ステアリング装置 | |
JP6900681B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2016141277A (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP2018103734A (ja) | ステアリング装置 | |
WO2018055804A1 (ja) | パワーステアリング装置の製造方法 | |
JP2012154432A (ja) | ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2020090262A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP6795640B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP2014210479A (ja) | ステアリング装置 | |
JP2020093556A (ja) | ステアリング装置 | |
JP2017136955A (ja) | ステアリング装置及びステアリング装置用のカバー部材 | |
JP2017206122A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2007314114A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
KR102395667B1 (ko) | 전동식 동력 보조 조향장치 | |
JP2022064358A (ja) | ステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190912 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6757495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |