JPWO2020149421A1 - スラストフォイル軸受 - Google Patents

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Abstract

このスラストフォイル軸受(3)は、シャフト(1)が挿通される挿通孔(30a)を有するベースプレート(30)と、挿通孔の周囲に配置されたトップフォイル(10)と、を備え、トップフォイルは、挿通孔の径方向において、内側の領域と外側の領域に分けるスリット(17)と、外側の領域に配置された被挟持部(14)と、被挟持部から内側の領域まで延伸する延伸部(13)と、内側の領域において、挿通孔の周方向一方側の端縁が延伸部に接続され、且つ延伸部から周方向他方側に延伸すると共に、挿通孔の軸方向に直交する方向に広がるベースプレートの平坦面に対して傾斜した傾斜部(12)と、を有する。

Description

本開示は、スラストフォイル軸受に関する。
本願は、2019年1月18日に日本に出願された特願2019−006811号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、高速回転体用の軸受として、回転軸に設けられたスラストカラーに対向して配置されるスラストフォイル軸受が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。スラストフォイル軸受は、振動や衝撃によって発生する回転軸の動き(スラストカラーの軸方向変位と傾き)を吸収できるように、軸受面が柔軟なフォイル(金属製薄板)によって形成されており、軸受面の下に軸受面を柔軟に支持するためのフォイル構造を有している。
スラストフォイル軸受には、周方向に複数のトップフォイル片とバックフォイル片が配列された形態がある。トップフォイル片は、バックフォイル片に支持されており、スラストカラーの回転により、トップフォイル片とスラストカラーとの間に潤滑流体が導入される。この潤滑流体がトップフォイル片とスラストカラーとの間に楔状の流体潤滑膜を形成し、スラストフォイル軸受の負荷能力が発揮される。
国際公開第2014/061698号
ところで、上記従来技術では、トップフォイルがベースプレートから脱落する可能性があるために、溶接(スポット溶接)を用いて、トップフォイルをベースプレートに取り付けている。しかし、溶接を用いると、トップフォイルが熱により変形する場合がある。その結果、トップフォイルに歪みが生じ、流体潤滑膜の形成に影響を及ぼし、十分なスラストフォイル軸受の負荷能力が得られない可能性がある。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、挟持によるトップフォイルの取り付け方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の第1の態様のスラストフォイル軸受は、シャフトが挿通される挿通孔を有するベースプレートと、前記挿通孔の周囲に配置されたトップフォイルと、を備え、前記トップフォイルは、前記挿通孔の径方向において、内側の領域と外側の領域に分けるスリットと、前記外側の領域に配置された被挟持部と、前記被挟持部から前記内側の領域まで延伸する延伸部と、前記内側の領域において、前記挿通孔の周方向一方側の端縁が前記延伸部に接続され、且つ前記延伸部から周方向他方側に延伸すると共に、前記挿通孔の軸方向に直交する方向に広がる前記ベースプレートの平坦面に対して傾斜した傾斜部と、を有する。
本開示の第2の態様は、前記第1の態様のスラストフォイル軸受において、前記ベースプレートには、環状部材が取り付けられ、前記被挟持部は、前記ベースプレートと前記環状部材との間に挟持されている。
本開示の第3の態様は、前記第2の態様のスラストフォイル軸受が、前記環状部材を前記ベースプレートに取り付ける締結部材を有し、前記被挟持部には、前記締結部材が挿通される貫通孔が形成されている。
本開示の第4の態様は、前記第3の態様のスラストフォイル軸受において、前記貫通孔は、前記被挟持部に複数形成されている。
本開示の第5の態様は、前記第1〜第4のいずれか1つの態様のスラストフォイル軸受において、前記被挟持部は、環状に形成されている。
本開示の第6の態様は、前記第1〜第5のいずれか1つの態様のスラストフォイル軸受において、前記被挟持部には、複数の前記延伸部を介して前記傾斜部が複数接続されており、前記スリットは、前記傾斜部の周方向他方側の端縁から周方向一方側に向かって延伸し、前記トップフォイルには、前記傾斜部の周方向他方側の端縁に沿って内周側から外周側に延伸すると共に、前記傾斜部の外周側において前記スリットと接続される第2のスリットが形成されている。
本開示の第7の態様は、前記第1〜第6のいずれか1つの態様のスラストフォイル軸受において、前記傾斜部の周方向他方側の端部は、自由端となっている。
本開示の第8の態様は、前記第1〜第7のいずれか1つの態様のスラストフォイル軸受において、前記延伸部の周方向一方側の端部には、前記ベースプレートに向かって曲がる、若しくは、前記ベースプレートと反対側に向かって曲がる曲げ部が形成されている。
本開示の第9の態様は、前記第8の態様のスラストフォイル軸受において、前記ベースプレートには、前記ベースプレートに向かって曲がる前記曲げ部が挿入される挿入溝が形成されている。
本開示の第10の態様は、前記第1又は第2の態様のスラストフォイル軸受において、前記延伸部は、前記ベースプレートに固定された固定部を有する。
本開示によれば、トップフォイルの歪みによるスラストフォイル軸受の負荷能力の低下を抑制することができる。
本開示のスラストフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。 本開示の第1実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す側面図である。 本開示の第1実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図3に示すスラストフォイル軸受からトップフォイルを取り外した状態を示す平面図である。 図3のA−A線矢視断面図である。 図3に示すスラストフォイル軸受が備えるトップフォイルを示す平面図である。 図3に示すスラストフォイル軸受が備えるバックフォイルを示す平面図である。 図3のB−B線矢視断面図である。 本開示の第2実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図9に示すスラストフォイル軸受が備えるトップフォイル片を示す平面図である。 図9に示すスラストフォイル軸受からトップフォイルを取り外した状態を示す平面図である。 図9に示すスラストフォイル軸受が備えるバックフォイル片を示す平面図である。 本開示の第3実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図13に示すスラストフォイル軸受からトップフォイルを取り外した状態を示す平面図である。 本開示の第4実施形態に係るトップフォイルを示す平面図である。 図15に示すトップフォイルの傾斜部及び延伸部を通る周方向の断面図である。 本開示の第4実施形態の変形例に係るトップフォイルを示す平面図である。 図17に示すトップフォイルの傾斜部及び延伸部を通る周方向の断面図である。 本開示の第5実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図19に示すスラストフォイル軸受からトップフォイルを取り外した状態を示す平面図である。 図19のC−C線矢視断面図である。 本開示の第5実施形態の変形例に係るバックフォイルを示す平面図である。 本開示の第5実施形態の別の変形例に係るバックフォイルの側面図である。 本開示の第6実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図24のD−D線矢視断面図である。 本開示の第1実施形態の第1変形例に係るスラストフォイル軸受のトップフォイルを示す平面図である。 図26のE−E線矢視断面図である。 本開示の第1実施形態の第2変形例に係るスラストフォイル軸受のトップフォイルを示す平面図である。 図28のF−F線矢視断面図である。 本開示の第1実施形態の第3変形例に係るスラストフォイル軸受のトップフォイルを示す平面図である。 図30のG−G線矢視断面図である。 図30のH−H線矢視断面図である。 本開示の第1実施形態の第4変形例に係るスラストフォイル軸受のトップフォイルを示す平面図である。 図33のI−I線矢視断面図である。 本開示の第2実施形態の変形例に係るスラストフォイル軸受のトップフォイルを示す平面図である。 本開示の第3実施形態の変形例に係るスラストフォイル軸受のトップフォイルを示す平面図である。 本開示の第1実施形態の第5変形例に係るスラストフォイル軸受を示す断面図である。 本開示の第1実施形態の第5変形例に係るスラストフォイル軸受のバックフォイル片の平面図である。 本開示の第1実施形態の第6変形例に係るスラストフォイル軸受を示す断面図である。 本開示の第1実施形態の第7変形例に係るスラストフォイル軸受を示す断面図である。 本開示の第1実施形態の第8変形例に係るスラストフォイル軸受を示す断面図である。
以下、図面を参照して本開示のスラストフォイル軸受を詳しく説明する。
図1は、本開示のスラストフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。
図1中、符号1は回転軸(シャフト)、符号2は回転軸の先端部に設けられたインペラ、符号3は本開示に係るスラストフォイル軸受を示している。
回転軸1には、円板状のスラストカラー4が取り付けられている。スラストカラー4は、一対のスラストフォイル軸受3に挟まれている。インペラ2は、静止側となるハウジング5内に配置されており、ハウジング5との間にチップクリアランス6を有している。回転軸1は、ラジアルフォイル軸受7に支持されている。
(第1実施形態)
図2は、本開示の第1実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す側面図である。
スラストフォイル軸受3は、図2に示すように、スラストカラー4を挟んで両側に一対で設けられている。これら一対のスラストフォイル軸受3は、共に同じ構成となっている。スラストフォイル軸受3は、トップフォイル10と、バックフォイル20と、ベースプレート30と、を備える。
一対のスラストフォイル軸受3のそれぞれのベースプレート30の間には、図2に二点鎖線で示す円筒状の軸受スペーサ40(環状部材)が挟持されている。そして、これらベースプレート30は、締結ボルト41(締結部材)によって軸受スペーサ40を介して連結されている。ベースプレート30の外周部には、締結ボルト41を挿通するための貫通孔42が形成されている。なお、本開示のベースプレート30のうちの一方は、締結ボルト41による締め付けによってハウジング5に当接している。
図3は、本開示の第1実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図4は、図3に示すスラストフォイル軸受3からトップフォイル10を取り外した状態を示す平面図である。図5は、図3のA−A線矢視断面図である。図6は、図3に示すスラストフォイル軸受3が備えるトップフォイル10を示す平面図である。図7は、図3に示すスラストフォイル軸受3が備えるバックフォイル20を示す平面図である。図8は、図3のB−B線矢視断面図である。
ベースプレート30は、図3に示すように、回転軸1が挿通される挿通孔30aを有する。
なお、以下の説明においては、挿通孔30aを基準に各部材の位置関係を説明することがある。具体的に、「軸方向」とは、挿通孔30aが延びる方向(回転軸1が挿通される方向)を言う。また、「径方向」とは、挿通孔30aの径方向を言う。また、「周方向」とは、挿通孔30aの内周面に沿った周方向を言う。あるいは、挿通孔30aに挿通された回転軸1の軸心を基準に、当該軸心から視た「径方向」及び「周方向」とも言える。
また、「平面視」とは、軸方向から見た図をいう。
ベースプレート30は、軸方向におけるスラストフォイル軸受3の最外部(スラストカラーの反対側)を構成している。ベースプレート30には、挿通孔30aが形成されている。すなわち、本開示のベースプレート30は、挿通孔30aが形成された円板状の部材である。しかし、挿通孔30aを有すれば、ベースプレート30は、円板状以外の部材(例えば矩形板状)であってもよい。また、挿通孔30aについても、必ずしも厳密な円筒形状(平面視円形)である必要はない。
ベースプレート30は、例えば、厚さ数mm程度の金属板から形成されている。スラストカラー4と対向して配置されるベースプレート30の平坦面における挿通孔30a(開口)の周囲には、トップフォイル10、バックフォイル20が配置されている。具体的に、トップフォイル10は、バックフォイル20に支持され、バックフォイル20は、ベースプレート30に支持されている。つまり、トップフォイル10は、バックフォイル20を介し、ベースプレート30にも支持されている。
本開示では、トップフォイル10、バックフォイル20がいずれも複数枚(6枚)のトップフォイル片11、バックフォイル片21によって形成されている。ベースプレート30は、スラストカラー4に対向する平坦面の周方向において等間隔に6枚のトップフォイル片11、バックフォイル片21を支持している。なお、トップフォイル片11、バックフォイル片21の枚数は、6枚に限定されるものではない。
例えば、トップフォイル片11及びバックフォイル片21の各枚数が、3枚、4枚、5枚、7枚、8枚、9枚等であってもよい。
図3に示すように、トップフォイル10は、周方向に配列された6枚の金属製の薄板(トップフォイル片11)によって形成されている。トップフォイル片11は、周方向一方側(回転軸1の回転方向上流側)から周方向他方側(回転軸1の回転方向下流側)に向かって上方(図3において紙面手前側。スラストカラー4(図3では不図示)に向かう方向。あるいは、軸方向においてベースプレート30からあるいはトップフォイル片11に向かう方向)に傾斜する傾斜部12と、傾斜部12の周方向一方側に連設され、径方向外側に延伸する延伸部13と、傾斜部12よりも径方向外側において延伸部13に連設され、周方向他方側に延伸する被挟持部14と、を有している。
傾斜部12は、図6に示すように、扇形の頂点側を切り欠いて内周側、外周側をそれぞれ円弧状とした、略台形状に形成されている。すなわち、傾斜部12は、周方向に離隔し、内周側から外周側に延びる2つの端縁と、2つの端縁を内周側で接続する内周側の端縁と、2つの端縁を外周側で接続する外周側の端縁を備えている。傾斜部12の周方向他方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向他方側の端部12aと言う)は、自由端となっている。
一方で、傾斜部12の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁は、曲げ部15を介して延伸部13に接続されている。曲げ部15は、図5に示すように、第1の屈曲と、第1の屈曲の周方向他方側に位置する第2の屈曲とで構成されている。第1の屈曲は、トップフォイル片11のベースプレート30に対向する面の背面側に屈曲している。第2の屈曲は、トップフォイル片11のベースプレート30に対向する面側に屈曲している。つまり、曲げ部15は、階段状となっている。なお、第1の屈曲、第2の屈曲は、いずれも鈍角となっている。
言い換えれば、曲げ部15の第1の屈曲は、ベースプレート30に向けて凸となるように屈曲し、第2の屈曲は、スラストカラー4(図5では不図示)に向けて凸となるように屈曲している。
曲げ部15よりも周方向他方側に位置する傾斜部12は、バックフォイル片21の後述する支持部22に支持されている。支持部22に支持された傾斜部12は、周方向一方側から周方向他方側に向かうに連れて、ベースプレート30から漸次遠ざかるように初期傾斜角で傾斜して配置されている。ここで、初期傾斜角とは、荷重がゼロのときのベースプレート30(ベースプレート30の平坦面)に対するトップフォイル片11の傾斜角を意味する。本開示のベースプレート30は、軸方向に直交する方向に広がる平坦面を有し、傾斜部12は、当該平坦面に対し傾斜している。
延伸部13は、曲げ部15の周方向一方側(第1の屈曲側)に接続されている。この延伸部13は、図6に示すように、径方向外側に延伸する帯状に形成され、被挟持部14に接続されている。
被挟持部14は、傾斜部12と同様に、扇形の頂点側を切り欠いて内周側、外周側をそれぞれ円弧状とした、略台形状に形成されている。すなわち、被挟持部14は、周方向に離隔し、内周側から外周側に延びる2つの端縁と、2つの端縁を内周側で接続する内周側の端縁と、2つの端縁を外周側で接続する外周側の端縁を備えている。
被挟持部14の周方向他方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向他方側の端部14aと言う)の周方向位置は、傾斜部12の周方向他方側の端部12aの周方向位置と一致している。但し、被挟持部14の端部14aと傾斜部12の端部12aの周方向位置は、必ずしも一致する必要は無い。また、被挟持部14の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁の周方向位置は、延伸部13の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向一方側の端部13aと言う)の周方向位置と一致している。
被挟持部14の内周側から外周側に延びる2つの端縁を内周側で接続する端縁(以下、径方向内側の端部14bと言う)は、傾斜部12の内周側から外周側に延びる2つの端縁を外周側で接続する端縁(以下、径方向外側の端部12bと言う)と、径方向において離隔している。すなわち、被挟持部14の径方向内側の端部14bと、傾斜部12の径方向外側の端部12bとの間には、スリット17が形成されている。
スリット17は、トップフォイル片11を径方向において内側の領域と外側の領域に分けている。スリット17は、トップフォイル片11の周方向他方側において内周側から外周側に延びる第1の側端から、トップフォイル片11の周方向一方側において内周側から外周側に延びる第2の側端に向かって、周方向に延伸している。すなわち、トップフォイル片11の第1の側端は、スリット17によって離隔した傾斜部12の周方向他方側の端部12aと、被挟持部14の周方向他方側の端部14aによって形成されている。また、トップフォイル10の第2の側端は、延伸部13の周方向一方側の端部13aによって離隔することなく形成されている。本開示のスリット17は、曲げ部15より周方向一方側まで延伸している。また、スリット17の周方向一方側には、R形状(丸み形状)が形成されている。
被挟持部14の周方向他方側の端部14aの径方向における寸法R14は、傾斜部12の周方向他方側の端部12aの径方向における寸法R12よりも小さい。本開示の寸法R12と寸法R14の比は、2:1程度である。なお、スリット17の径方向における寸法R17は、被挟持部14の径方向における寸法R14よりも十分に小さい。
スリット17よりも内側の領域には、傾斜部12が配置され、スリット17よりも外側の領域には、被挟持部14が配置されている。ここで、スリット17よりも外側の領域は、図3に示すように、軸受スペーサ40が配置される径方向位置まで延設されている。つまり、被挟持部14は、ベースプレート30と軸受スペーサ40との間に軸方向において挟持される。
被挟持部14には、軸受スペーサ40をベースプレート30に取り付ける締結ボルト41が挿通される貫通孔16が形成されている。被挟持部14の貫通孔16は、ベースプレート30の貫通孔42と、軸方向において重なっている。被挟持部14の貫通孔16は、延伸部13との接続位置の近傍に配置されている。延伸部13が被挟持部14に接続する周方向における寸法W13(図6参照)は、貫通孔16の直径よりも大きい。
また、本開示の被挟持部14の径方向の寸法R14は、貫通孔16の直径よりも大きい。被挟持部14の径方向の寸法R14は、図3に示すように、軸受スペーサ40と略全体が当接可能なように、軸受スペーサ40の内周面から外周面までの径方向の寸法と同程度であってもよい。また、被挟持部14は、軸受スペーサ40の全周360°のうち、60°程度(全周の1/6程度)の周長を有してもよい。これにより、6枚のトップフォイル片11(被挟持部14)が、軸受スペーサ40の略全周で挟持される。
図4に示すように、バックフォイル20は、周方向に配列された6枚の金属製の薄板(バックフォイル片21)によって形成されている。バックフォイル片21は、トップフォイル片11の傾斜部12を支持する支持部22と、支持部22の周方向他方側に連設された平坦部23と、平坦部23から径方向外側に延設された被挟持部24と、を有している。
支持部22は、図5に示すように、山部22aと谷部22bが交互に形成された波型のフォイル(バンプフォイル)である。支持部22は、トップフォイル片11の傾斜部12を弾性的に支持している。なお、支持部22としては、例えば、バンプフォイル、日本国特開2006−57652号公報や日本国特開2004−270904号公報などに記載されているスプリングフォイル、日本国特開2009−299748号公報などに記載されているバックフォイルなどを用いることができる。
なお、日本国特開2006−57652号公報や日本国特開2004−270904号公報に記載されているスプリングフォイル、日本国特開2009−299748号公報に記載されているバックフォイルは、ラジアル軸受に用いられるフォイルであるが、これらを平面状に展開して円環板状に形成すれば、スラストフォイル軸受3に用いられるフォイル(支持部22)となる。
本開示の支持部22は、バンプフォイルから形成されている。支持部22は、図3に示す平面視で、トップフォイル片11の傾斜部12よりも一回り小さく形成されている。したがって、支持部22は、傾斜部12に覆われている。支持部22は、図7に示すように、扇形の頂点側を切り欠いて内周側、外周側をそれぞれ円弧状とした、略台形状に形成されている。すなわち、支持部22は、周方向に離隔し、内周側から外周側に延びる2つの端縁と、2つの端縁を内周側で接続する内周側の端縁と、2つの端縁を外周側で接続する外周側の端縁を備えている。
支持部22の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向一方側の端部)には、支持部22の周方向他方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向他方側の端部)と平行に延びる平行部(以下、バックフォイル端部21aと言う)が形成されている。支持部22には、バックフォイル端部21aから支持部22の周方向他方側の端部に向かい、すなわち、バックフォイル端部21aないし支持部22の周方向他方側の端部とそれぞれ直交する法線方向(山部22aの稜線と直交する方向とも言う)において、谷部22bと山部22aが交互に連なっている。
図5に示すように、谷部22bは、平坦面を備えベースプレート30に対向している。また、山部22aは、隣接する谷部22bを繋ぐアーチ状の部位となっている。バックフォイル片21は、ベースプレート30に支持されている。そのため、谷部22bは、ベースプレート30と当接可能である。支持部22の両端部、すなわち、バックフォイル端部21aと、支持部22の周方向他方側の端部には、それぞれ谷部22bが形成されている。
本開示では、谷部22b及び山部22aは、それぞれほぼ等ピッチで形成されている。また、山部22aの高さは、バックフォイル端部21aから支持部22の周方向他方側の端部に向かって、すなわち図3中に矢印で示す回転軸1(スラストカラー4)の回転方向の下流側(周方向一方側から他方側)に向かうに連れて、図5に示すように順に高くなるように形成されている。傾斜部12の周方向他方側の端部12aは、支持部22の最も周方向他方側に位置する山部22aに支持される仮想直線Xよりも周方向他方側に位置する。ここで、仮想直線Xとは、回転軸1の回転方向の最も下流側で、支持部22が傾斜部12に接する接線である。
平坦部23は、図7に示すように、支持部22の周方向他方側の端部に配置された谷部22bを周方向他方側に延長させたような形状を有している。つまり、平坦部23は、谷部22bと面一の平坦面を備えている。平坦部23の周方向他方側の端部23aには、ベースプレート30に向かって曲がる曲げ部25が形成されている。曲げ部25は、図5に示すように、ベースプレート30側に略直角に折り曲げられている。曲げ部25の折り曲げ線は、図7に示すように、径方向に直線状に延びている。すなわち、曲げ部25の折り曲げ線は、平坦部23の周方向他方側の端部23aと平行に延びている。
図5に示すように、ベースプレート30には、バックフォイル片21の曲げ部25が挿入される挿入溝31が形成されている。挿入溝31は、図4に示す平面視で、径方向に延伸する長方形状を有すると共に、周方向に間隔をあけて、ベースプレート30に複数(6つ)形成されている。6つの挿入溝31には、6枚のバックフォイル片21の曲げ部15がそれぞれ挿入される。
図5に示すように、曲げ部15は、挿入溝31の周方向他方側の側壁面に当接可能とされている。これにより、バックフォイル片21(支持部22)の周方向他方側への移動が規制される。すなわち、支持部22に傾斜部12から荷重が作用すると、曲げ部25が挿入溝31の周方向他方側の側壁面に当接し、周方向他方側への移動が規制されると共に、反対に、自由端となっているバックフォイル端部21aが、周方向一方側に向かって移動する。また、図5に示すように、平坦部23上には、トップフォイル片11の延伸部13が重なって配置されている。これにより、挿入溝31から曲げ部25が抜けることが抑制される。
被挟持部24は、図7に示すように、平坦部23の径方向外側に延設され、周方向他方側に延伸している。被挟持部24は、支持部22と略同様に、扇形の頂点側を切り欠いて内周側、外周側をそれぞれ円弧状とした、略台形状に形成されている。すなわち、被挟持部24は、周方向に離隔し、内周側から外周側に延びる2つの端縁と、2つの端縁を内周側で接続する内周側の端縁と、2つの端縁を外周側で接続する外周側の端縁を備えている。
被挟持部24の周方向他方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向他方側の端部24aと言う)の周方向位置は、平坦部23の周方向他方側の端部23aの周方向位置よりも周方向他方側に位置している。また、被挟持部24の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁の周方向位置は、平坦部23の周方向他方側の端部23aの周方向位置よりも周方向一方側に位置している。なお、被挟持部24の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁の周方向位置は、支持部22の周方向他方側の端部(谷部22b)よりも周方向他方側に位置している。
被挟持部24の径方向における寸法R24は、平坦部23の径方向における寸法R23よりも小さい。寸法R23と寸法R24の比は、2:1程度である。被挟持部24は、図4に示すように、軸受スペーサ40が配置される径方向位置まで延設されている。つまり、被挟持部24は、トップフォイル片11の被挟持部14と同様に、ベースプレート30と軸受スペーサ40との間に軸方向において挟持される。つまり、バックフォイル片21の被挟持部24は、図8に示すように、トップフォイル片11の被挟持部14と重なって、ベースプレート30と軸受スペーサ40との間に挟持される。
被挟持部24には、図4に示すように、軸受スペーサ40をベースプレート30に取り付ける締結ボルト41が挿通される貫通孔26が形成されている。被挟持部24の貫通孔26は、ベースプレート30の貫通孔42と軸方向において重なっている。被挟持部24の貫通孔26は、平坦部23との接続位置の近傍に配置されている。平坦部23が被挟持部24に接続する周方向における寸法W23(図7参照)は、貫通孔26の直径よりも大きい。
ベースプレート30には、周方向に複数枚のトップフォイル片11が配列される。また、周方向に隣接するトップフォイル片11の間には周方向に離隔する隙間が形成される。同様に、周方向に隣接するトップフォイル片11の被挟持部14の間にも周方向に離隔する隙間が形成される。本開示の被挟持部24は、被挟持部14の間の隙間と軸方向に重なる位置まで延伸している。
また、本開示の被挟持部24の径方向の寸法R14は、貫通孔26の直径よりも大きい。被挟持部24の径方向の寸法R24は、図4に示すように、軸受スペーサ40の略全体が当接可能なように、軸受スペーサ40の内周面から外周面までの径方向の寸法と同程度であってもよい。また、被挟持部24は、軸受スペーサ40の全周360°のうち、60°程度の周長を有してもよい。これにより、6枚のバックフォイル片21(被挟持部24)が、軸受スペーサ40の全周に亘って挟持される。
次に、このような構成からなるスラストフォイル軸受3の作用について説明する。
スラストフォイル軸受3は、図2に示すように、スラストカラー4を挟んだ両側に設けている。そのため、回転軸1のスラスト方向(軸方向)両側の移動を抑制できる。
このような状態で回転軸1が回転し、スラストカラー4が回転を始めると、スラストカラー4とトップフォイル片11は擦れ合いつつ、両者の間に形成されたくさび形の空間に周囲流体が押し込まれる。そして、スラストカラー4が一定の回転速度に達すると、両者の間に流体潤滑膜が形成される。この流体潤滑膜の圧力によってトップフォイル片11はバックフォイル片21側へ押し付けられ、スラストカラー4はトップフォイル片11との接触状態を脱し、非接触で回転するようになる。
ここで、本開示のトップフォイル10は、図3に示すように、挿通孔30aの径方向において、内側の領域と外側の領域に分けるスリット17と、スリット17より外側の領域に配置された被挟持部14と、被挟持部14からスリット17より内側の領域まで延伸する延伸部13と、内側の領域において、延伸部13に対し挿通孔30aの周方向一方側から周方向他方側に延伸すると共に、挿通孔30aの軸方向に直交する方向に広がるベースプレート30の平坦面に対して傾斜した傾斜部12と、を有する。
言い換えれば、本実施形態のトップフォイル10は、挿通孔30aの径方向において、トップフォイル10を内側の領域と外側の領域とに分けるスリット17と、外側の領域に配置された被挟持部14と、被挟持部14から内側の領域まで延伸する延伸部13と、内側の領域において、挿通孔30aの周方向一方側の端縁が延伸部13に接続され、且つ延伸部13から周方向他方側に延伸すると共に、挿通孔30aの軸方向に直交する方向に広がるベースプレート30の平坦面に対して傾斜した傾斜部12と、を有する。なお、延伸部13は、被挟持部14からスリット17よりも径方向内側に延伸している。
この構成によれば、挟持によるトップフォイル10の取り付け方法を提供することができる。つまり、被挟持部14が挟持されることで、ベースプレート30にトップフォイル10を溶接することなく取り付けることができる。したがって、トップフォイル10(特に、傾斜部12)が熱により変形することを防止でき、トップフォイル10の歪みによるスラストフォイル軸受3の負荷能力の低下を抑制することができる。また、スリット17によって、被挟持部14(外側の領域)と傾斜部12(内側の領域)を分けることにより、傾斜部12(内側の領域)では、従来通りの変形(バックフォイル20及びベースプレート30側への押し付け変形)が可能となる。
さらに、傾斜部12に、スラストカラー4と擦れ合うときの摩擦力(流体潤滑膜形成前)や、非接触回転時、流体潤滑膜による摩擦力が作用しても、傾斜部12が延伸部13を介して被挟持部14に接続されているので、傾斜部12が定位置から動くことが抑制される。
また、本開示においては、軸受スペーサ40をベースプレート30に取り付ける締結ボルト41を有し、被挟持部14には、締結ボルト41が挿通される貫通孔16が形成されている。締結ボルト41が貫通孔16に挿通されることで、被挟持部14を位置決めできるため、ベースプレート30と軸受スペーサ40との間に被挟持部14を挟み易くなる。
また、本開示においては、図5に示すように、傾斜部12の周方向他方側の端部12aは、自由端となっている。これにより、傾斜部12に荷重が作用すると、傾斜部12の周方向他方側の端部12aが、周方向他方側に向かって移動することが可能となる。つまり、傾斜部12は、バックフォイル20及びベースプレート30側への押し付け変形が従来通り可能となる。
また、本開示のスラストフォイル軸受3は、図4に示すように、回転軸1が挿通される挿通孔30aを有するベースプレート30と、挿通孔30aの周囲に配置されたバックフォイル20と、を備え、挿通孔30aの周方向におけるバックフォイル20の端部(平坦部23)から、挿通孔30aの径方向外側に延設された被挟持部24を有する。
この構成によれば、挟持によるバックフォイル20の取り付け方法を提供することができる。つまり、被挟持部24によってベースプレート30にバックフォイル20を溶接することなく取り付けることができる。したがって、バックフォイル20(特に、支持部22)が熱により変形することを防止できる。このため、バックフォイル20に支持されるトップフォイル10(特に、傾斜部12)の歪みが抑制される。また、被挟持部24が挟持されることで、バックフォイル20が定位置から動くことが抑制される。
また、本開示においては、ベースプレート30には、軸受スペーサ40が取り付けられ、被挟持部14,24は、ベースプレート30と軸受スペーサ40との間に挟持されている。これにより、一対のスラストフォイル軸受3のベースプレート30のスペースを確保する軸受スペーサ40を利用して、トップフォイル10と共にバックフォイル20を挟持することができる。
また、本開示においては、軸受スペーサ40をベースプレート30に取り付ける締結ボルト41を有し、被挟持部24には、締結ボルト41が挿通される貫通孔26が形成されていてもよい。締結ボルト41が貫通孔26に挿通されることで、被挟持部24を位置決めできるため、ベースプレート30と軸受スペーサ40との間に被挟持部24を挟み易くなる。
また、本開示においては、バックフォイル20は、図5に示すように、山部22aと谷部22bが交互に形成された支持部22と、支持部22の端部に配置された谷部22bから周方向に延伸する平坦部23と、を有し、被挟持部24は、平坦部23に接続されている。これにより、支持部22が平坦部23を介して被挟持部24に接続されているので、傾斜部12から押し付け荷重を受けた支持部22が定位置から動くことが抑制される。
また、本開示においては、平坦部23の周方向の端部23aには、ベースプレート30に向かって曲がる曲げ部25が形成されている。これにより、平坦部23の径方向における曲げに対する剛性(断面二次モーメント)を高めることができる。したがって、径方向外側において、平坦部23によって片持ち支持された支持部22の径方向内側における浮きを抑制することができる。
また、本開示においては、ベースプレート30には、曲げ部25が挿入される挿入溝31が形成されている。これにより、傾斜部12によって支持部22がベースプレート30側に押し付けられたとき、挿入溝31の周方向他方側の側壁面に、曲げ部15が当接することで、バックフォイル片21(支持部22)の周方向他方側への移動を規制し、自由端となっているバックフォイル端部21aを、周方向一方側に向かって移動させることができる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図9は、本開示の第2実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図10は、図9に示すスラストフォイル軸受3が備えるトップフォイル片11を示す平面図である。図11は、図9に示すスラストフォイル軸受3からトップフォイル10を取り外した状態を示す平面図である。図12は、図9に示すスラストフォイル軸受3が備えるバックフォイル片21を示す平面図である。
これらの図に示すように、第2実施形態では、第1実施形態に係るトップフォイル片11、バックフォイル片21を2枚ずつ組み合わせた構成となっている。つまり、トップフォイル10、バックフォイル20が、いずれも3枚のトップフォイル片11、バックフォイル片21によって形成されている。
図10に示すように、トップフォイル片11の被挟持部14には、延伸部13を介して傾斜部12が2つ接続されている。2つの傾斜部12のうち、周方向一方側に配置された傾斜部12Aは、延伸部13を介して被挟持部14の周方向一方側の端部に接続されている。また、2つの傾斜部12のうち、周方向他方側に配置された傾斜部12Bは、別の延伸部13を介して被挟持部14の周方向中間位置に接続されている。
傾斜部12Aの周方向他方側の端部12aは、傾斜部12Bが接続された延伸部13の周方向一方側の端部13aと、周方向において離隔している。すなわち、傾斜部12Aと、傾斜部12Bが接続された延伸部13との間には、第2のスリット18が形成されている。本開示の第2のスリット18の周方向における寸法W18は、径方向外側に向かうに従って漸次大きくなる。また、本開示の第2のスリット18の周方向における最大の寸法W18は、貫通孔16の直径より小さく、スリット17の径方向の寸法R17より大きい。なお、上述した第2のスリット18の寸法は一例であって、必ずしも上述した寸法関係を有さなくてもよい。
すなわち、トップフォイル10には、第2のスリット18が形成されている。
第2のスリット18は、傾斜部12Aの周方向他方側の端部12aに沿って内周側から外周側まで延びると共に、外周側の端部がスリット17に接続されている。すなわち、傾斜部12Aの周囲には、平面視でL字状に接続されたスリット17及び第2のスリット18(つまり、曲げが形成されたスリット)が配置される。これにより、傾斜部12Aが、径方向で隣り合う被挟持部14や、周方向で隣り合う延伸部13から分離でき、拘束されないようにすることができる。
被挟持部14には、2つの貫通孔16が形成されている。2つの貫通孔16は、2つの延伸部13のそれぞれの接続位置の近傍に配置されている。また、被挟持部14は、軸受スペーサ40の全周360°のうち、120°程度(全周の1/3程度)の周長を有している。これにより、3枚のトップフォイル片11(被挟持部14)が、軸受スペーサ40の略全周で挟持される。
図11に示すように、バックフォイル20は、周方向に配列された3枚のバックフォイル片21によって形成されている。バックフォイル片21の被挟持部24には、平坦部23を介して支持部22が2つ接続されている。2つの支持部22のうち、周方向一方側に配置された支持部22Aは、平坦部23を介して被挟持部24の周方向一方側の端部に接続されている。また、2つの支持部22のうち、周方向他方側に配置された支持部22Bは、別の平坦部23を介して被挟持部24の周方向中間位置に接続されている。
図12に示すように、支持部22Aが接続された平坦部23の周方向他方側の端部23aは、支持部22Bの周方向一方側の端部及びバックフォイル端部21aと、周方向において離隔している。すなわち、支持部22Aが接続された平坦部23と、支持部22Bとの間には、第1スリット27が形成されている。本開示では、第1スリット27の周方向における寸法W27は、一定であり、貫通孔16の直径より小さい。なお、上述した第1スリット27の寸法は一例であって、必ずしも上述した寸法関係を有さなくてもよい。
第1スリット27は、支持部22Aが接続された平坦部23の周方向他方側の端部23aに沿って内周側から外周側まで延びると共に、外周側の端部が第2スリット28に接続されている。第2スリット28は、支持部22Bの径方向外側の端部と、被挟持部24の径方向内側の端部とを、径方向に離隔させている。第2スリット28は、第1スリット27との接続位置から周方向他方側に延伸している。
第2スリット28の径方向における寸法R28は、上述したトップフォイル10のスリット17の径方向における寸法R17(図10参照)と同程度である。すなわち、支持部22Bの周囲には、平面視でL字状に接続された第1スリット27及び第2スリット28が配置される。これにより、支持部22Bが、径方向で隣り合う被挟持部14や、周方向で隣り合う平坦部23から分離でき、拘束されないようにすることができる。
被挟持部24には、2つの貫通孔16が形成されている。2つの貫通孔16は、2つの平坦部23のそれぞれの接続位置の近傍に配置されている。また、被挟持部24は、軸受スペーサ40の全周360°のうち、120°程度(全周の1/3程度)の周長を有している。これにより、3枚のバックフォイル片21(被挟持部24)が、軸受スペーサ40の略全周で挟持される。
上記構成のスラストフォイル軸受3によれば、上述した第1実施形態と同様に、トップフォイル片11及びバックフォイル片21を溶接することなく、被挟持部14,24における挟持によって、ベースプレート30に取り付けることができる。
このため、トップフォイル10に歪みが発生し、スラストフォイル軸受3の負荷能力が低下することを抑制することができる。
また、第2実施形態においては、トップフォイル片11の被挟持部14に、延伸部13を介して傾斜部12が複数接続されると共に、バックフォイル片21の被挟持部24に、平坦部23を介して支持部22が複数接続されている。このため、第1実施形態よりもトップフォイル片11、バックフォイル片21の枚数を減らし、部品点数を削減でき、また組み立て工数も削減できる。
すなわち、トップフォイル片11の被挟持部14に、複数の延伸部13を介して傾斜部12が複数接続されると共に、バックフォイル片21の被挟持部24に、複数の平坦部23を介して支持部22が複数接続されている。
また、第2実施形態においては、トップフォイル片11の被挟持部14に、複数の貫通孔16が形成されると共に、バックフォイル片21の被挟持部24に、複数の貫通孔26が形成されている。複数の貫通孔16、26に締結ボルト41が挿通されることで、トップフォイル片11及びバックフォイル片21の締結ボルト41回りの回転が規制されるため、被挟持部14、24の位置決めをより簡単に行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図13は、本開示の第3実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図14は、図13に示すスラストフォイル軸受3からトップフォイル10を取り外した状態を示す平面図である。
これらの図に示すように、第3実施形態では、上記実施形態に係るトップフォイル片11、バックフォイル片21をそれぞれ組み合わせた構成となっている。つまり、トップフォイル10、バックフォイル20が、いずれも1枚のフォイル(トップフォイル片11、バックフォイル片21)によって形成されている。
図13に示すように、トップフォイル10は、6つの傾斜部12を有する。つまり、トップフォイル10の被挟持部14には、延伸部13を介して傾斜部12が6つ接続されている。被挟持部14は、軸受スペーサ40と同様に環状に形成されている。6つの傾斜部12は、延伸部13を介して、被挟持部14の周方向に60°間隔で接続されている。6つの傾斜部12のそれぞれは、スリット17及び第2のスリット18によって、径方向で隣り合う被挟持部14や、周方向で隣り合う延伸部13から分離され、拘束されないようになっている。また、被挟持部14には、周方向に60°間隔で6つの貫通孔16が形成されている。
また、図14に示すように、バックフォイル20は、6つの支持部22を有する。つまり、バックフォイル20の被挟持部24には、平坦部23を介して支持部22が6つ接続されている。被挟持部24は、軸受スペーサ40と同様に環状に形成されている。6つの支持部22は、平坦部23を介して、被挟持部24の周方向に60°間隔で接続されている。6つの支持部22のそれぞれは、スリット17及び第2のスリット18によって、径方向で隣り合う被挟持部24や、周方向で隣り合う平坦部23から分離され、拘束されないようになっている。また、被挟持部24には、周方向に60°間隔で6つの貫通孔26が形成されている。
上記構成のスラストフォイル軸受3によれば、上述した実施形態と同様に、トップフォイル10及びバックフォイル20を溶接することなく、被挟持部14,24における挟持によって、ベースプレート30に取り付けることができる。
このため、トップフォイル10に歪みが発生することなく、スラストフォイル軸受3の負荷能力の低下を抑制することができる。
また、第3実施形態においては、被挟持部14、24は、環状に形成されている。このため、被挟持部14、24を軸受スペーサ40によって全周に亘って挟持することができる。また、被挟持部14、24が、環状に形成されることで、トップフォイル10、バックフォイル20が、いずれも1枚のフォイルになるため、部品点数を削減でき、また組み立て工数も削減できる。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図15は、本開示の第4実施形態に係るトップフォイル10を示す平面図である。図16は、図15に示すトップフォイル10の傾斜部12及び延伸部13を通る周方向の断面図である。
これらの図に示すように、第4実施形態では、トップフォイル10の延伸部13の周方向一方側の端部13aに、ベースプレート30と反対側に向かって曲がる曲げ部19が形成されている。
曲げ部19は、図16に示すように、ベースプレート30と反対側(図16において紙面上側)に略直角に折り曲げられている。曲げ部19の先端の軸方向位置は、傾斜部12の周方向一方側の端部の軸方向位置よりも下側(ベースプレート30側)に位置している。曲げ部19の折り曲げ線は、図15に示すように、径方向に直線状に延びている。すなわち、曲げ部19の折り曲げ線は、延伸部13の周方向一方側の端部13aと平行に延びている。
曲げ部19の径方向における寸法R19は、傾斜部12の径方向における寸法R12と略同一となっている。なお、曲げ部19の径方向における寸法R19は、傾斜部12の径方向における寸法R12よりも大きくてもよい。すなわち、曲げ部19の径方向における寸法R19は、傾斜部12の径方向における寸法R12に、スリット17の径方向における寸法R17を加算した長さであってもよい。これにより、延伸部13と被挟持部14との接続部(ネック部)まで、曲げ部19が延伸する。
上記構成のトップフォイル10によれば、延伸部13の周方向一方側の端部13aに、ベースプレート30と反対側に向かって曲がる曲げ部19が形成されているため、延伸部13の径方向における曲げに対する剛性(断面二次モーメント)を高めることができる。したがって、径方向外側において、延伸部13によって片持ち支持された傾斜部12の径方向内側における浮きを抑制することができる。
すなわち、バックフォイル20の支持部22の傾斜方向は、支持部22の周方向他方側の端部に対して直角方向であるが、トップフォイル10の傾斜部12の傾斜方向は、傾斜部12の周方向一方側の端部に対して直角方向なので、両者の傾斜方向は異なる。加えて、傾斜部12は、支持部22に対して予め押し付けられた状態で設置される。このため、傾斜部12の径方向内側が径方向外側よりも先に支持部22に接することになり、傾斜部12の径方向内側が支持部22から力を受けて押し上げられ、浮きが生じやすい。また、径方向内側は、スラストカラー4の周速が低いため、流体潤滑膜の圧力が低く、スラストカラー4との接触が起こり易い。このため、傾斜部12に曲げ部19を形成し、速度0の状態のときから予め径方向内側の支持部22を押し込んで高さを低くすることができる。
また、第4実施形態では、図17及び図18に示すような変形例を採用し得る。
図17は、本開示の第4実施形態の変形例に係るトップフォイル10を示す平面図である。図18は、図17に示すトップフォイル10の傾斜部12及び延伸部13を通る周方向の断面図である。
これらの図に示すように、トップフォイル10は、延伸部13の周方向一方側の端部13aに、ベースプレート30に向かって曲がる曲げ部19Aを有していてもよい。
曲げ部19Aは、上述した曲げ部19を、図18に示すように、ベースプレート30に向かう側(図18において紙面下側)に略直角に折り曲げて形成されている。ベースプレート30には、トップフォイル10の曲げ部19Aが挿入される挿入溝32が形成されている。挿入溝32は、バックフォイル20の曲げ部25が挿入される挿入溝31とは、周方向に隔離して形成されている。挿入溝32に挿入された曲げ部19Aは、挿入溝32の周方向他方側の側壁面に当接可能とされている。
上記構成のトップフォイル10によれば、上述した曲げ部19と同様に、ベースプレート30に向かって曲がる曲げ部19Aによって延伸部13の径方向における曲げに対する剛性(断面二次モーメント)を高めることができる。したがって、径方向外側において、延伸部13によって片持ち支持された傾斜部12の径方向内側における浮きを抑制することができる。
また、この形態においては、ベースプレート30には、曲げ部19Aが挿入される挿入溝32が形成されている。これにより、傾斜部12がベースプレート30側に押し付けられたとき、挿入溝32の周方向他方側の側壁面に、曲げ部19Aが当接することで、トップフォイル10(傾斜部12)の周方向他方側への移動を規制することができる。
(第5実施形態)
次に、本開示の第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図19は、本開示の第5実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図20は、図19に示すスラストフォイル軸受3からトップフォイル10を取り外した状態を示す平面図である。図21は、図19のC−C線矢視断面図である。
これらの図に示すように、第5実施形態では、トップフォイル10の傾斜部12の傾斜方向と、バックフォイル20の支持部22の傾斜方向とが一致している。なお、トップフォイル10及びバックフォイル20は、上述した第3実施形態と同様に、いずれも1枚のフォイル(トップフォイル片11、バックフォイル片21)によって形成されている。
図21に示すように、ベースプレート30には、バックフォイル20の支持部22が配置される部分に、傾斜面33が形成されている。傾斜面33は、バックフォイル端部21aに向かうに連れて、漸次低くなるように形成されている。一方で、支持部22の山部22aは、いずれも一定の高さで形成されている。したがって、傾斜面33に配置された支持部22に支持される、トップフォイル10の傾斜部12は、傾斜面33とは平行であるが、ベースプレート30の平坦面に対して漸次遠ざかるように初期傾斜角で傾斜する。つまり、傾斜部12は、傾斜面33に対しては平行であるが、ベースプレート30の軸方向と直交する平坦面に対しては傾斜している。
図19に示すように、トップフォイル10の傾斜部12の周方向他方側の端部(曲げ部15A)は、バックフォイル20のバックフォイル端部21aと平行に延びている。傾斜部12の傾斜方向は、曲げ部15A(バックフォイル端部21a)に対して直角方向となるため、バックフォイル20の支持部22の傾斜方向と一致する。トップフォイル10の延伸部13Aは、この曲げ部15Aを被挟持部14に接続するために、図19に示す平面視で略直角三角形状に形成されている。なお、図20に示すバックフォイル20は、上述した第3実施形態におけるバックフォイル20と同様の構成となっている。
上記構成のスラストフォイル軸受3によれば、バックフォイル20の支持部22の傾斜方向と、トップフォイル10の傾斜部12の傾斜方向が一致するため、傾斜部12の径方向内側が径方向外側よりも先に支持部22に接することが無くなり、傾斜部12の径方向内側における浮きが生じ難くなる。
また、第5実施形態では、図22及び図23に示すような変形例を採用し得る。
図22は、本開示の第5実施形態の変形例に係るバックフォイル20を示す平面図である。図23は、本開示の第5実施形態の別の変形例に係るバックフォイル20の側面図である。
これらの図に示すように、バックフォイル20が、第1実施形態と同様の複数のバックフォイル片21によって形成されている構成であってもよい。
図22に示すバックフォイル片21には、支持部22と平坦部23との接続部に、径方向に延びる折り曲げ線Yが形成されている。なお、支持部22の山部22aの高さは、一定であり、上述した傾斜面33に配置されている。
一方、図23に示すバックフォイル片21の支持部22の山部22aの高さは、バックフォイル端部21aから支持部22の周方向他方側の端部に向かって、順に高くなっている。この支持部22は、ベースプレート30の平坦面に支持されている。
図22及び図23のいずれのバックフォイル片21においても、曲げ部25が形成されている。
(第6実施形態)
次に、本開示の第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図24は、本開示の第6実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図25は、図24のD−D線矢視断面図である。
これらの図に示すように、第6実施形態では、トップフォイル10には被挟持部14が設けられているが、バックフォイル20には被挟持部24が設けられておらず、バックフォイル片21が支持部22のみから形成されている。
図25に示すように、バックフォイル片21は、周方向他方側の端部21bがベースプレート30に対してスポット溶接(点付溶接)されている。つまり、この溶接位置が、ベースプレート30に対するバックフォイル片21の取付位置となっている。また、バックフォイル片21の取付位置は、谷部22bとなっている。本開示において、バックフォイル片21の取付位置は、最も周方向他方側に位置する谷部22bとなっている。
また、バックフォイル片21の周方向一方側の端部(バックフォイル端部21a)は、自由端となっている。すなわち、バックフォイル片21に荷重が作用すると、周方向一方側のバックフォイル端部21aが、周方向一方側に向かって移動することが可能である。なお、ベースプレート30に対するバックフォイル片21の取り付けについては、スポット溶接以外にも、例えばネジ止めなどによっても行うことができる。
以上、図面を参照しながら本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、以下の変形例が考えられる。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図26は、上記第1実施形態の第1変形例に係るスラストフォイル軸受3のトップフォイル10を示す平面図である。図27は、図26のE−E線矢視断面図である。
図26,27に示すように、第1変形例のトップフォイル10におけるトップフォイル片11の延伸部13は、ベースプレート30に固定された固定部51を有する。延伸部13の固定部51は、溶接(スポット溶接)によってベースプレート30に固定されている。固定部51は、延伸部13がバックフォイル20におけるバックフォイル片21の平坦部23に重ねられた状態でベースプレート30に溶接されており、延伸部13と平坦部23のいずれもが固定部51においてベースプレート30に固定されている。
固定部51の平面視における領域は、延伸部13の周方向幅と径方向長さのいずれよりも小さい。固定部51は、延伸部13のうちいずれの位置に設けてもよい。なお、延伸部13の内周側に固定部51を設けてもよく、具体的には、延伸部13の径方向中央と、延伸部13の径方向内端との間に固定部51を設けてもよい。この場合、固定部51と被挟持部14とによって効果的に延伸部13を保持することができる。
スラストフォイル軸受3の始動時においては、トップフォイル片11の傾斜部12とスラストカラー4とが接触しているため、回転軸1が回転しスラストカラー4が回転し始めると、傾斜部12には周方向他方側(回転方向下流側)に向かう摩擦力(固体摩擦力)が作用する。また、スラストカラー4の回転中において流体潤滑膜が形成されている場合でも、スラストカラー4からトップフォイル片11に対して大きな荷重が加えられると、スラストカラー4が傾斜部12に接触し、傾斜部12に周方向他方側に向かう摩擦力が作用する場合がある。
このように、トップフォイル片11の傾斜部12に周方向他方側に向かう力が作用しても、第1変形例では固定部51を介して延伸部13がベースプレート30に固定されているので、上記力を、延伸部13と被挟持部14との接続部13bだけでなく、固定部51によっても支持することができる。このため、延伸部13の被挟持部14による片持ち梁状態を解消し、接続部13bに高い応力が作用することを抑制でき、よってトップフォイル片11に周方向他方側に向かう摩擦力が生じてもトップフォイル片11が変形又は破損することを防止できる。
第1変形例の固定部51では、トップフォイル10に歪みを生じさせる可能性のある溶接が用いられている。しかし、第1変形例のトップフォイル10におけるトップフォイル片11は、被挟持部14と固定部51とによって保持されているので、従来よりも溶接の箇所を大幅に減らすことができる。よって、トップフォイル10に生じる歪みを低減させて、トップフォイル10の歪みによるスラストフォイル軸受3の負荷能力の低下を抑制することができる。
なお、第1変形例においては、バックフォイル片21の平坦部23も固定部51を介してベースプレート30に固定されている。このため、バックフォイル片21の支持部22に傾斜部12から荷重が加えられても、この荷重を、被挟持部24と固定部51とによって適切に支持することができる。よって、適切なスラストフォイル軸受3の負荷能力を維持できる。
なお、図27においては、第1実施形態の曲げ部25及び挿入溝31の図示を省略している。固定部51を用いる場合において、曲げ部25及び挿入溝31は、スラストフォイル軸受3に設けずともよいし、スラストフォイル軸受3に設けてもよい。
また、上記第1変形例に代えて、以下の変形例を採用してもよい。
図28は、上記第1実施形態の第2変形例に係るスラストフォイル軸受3のトップフォイル10を示す平面図である。図29は、図28のF−F線矢視断面図である。
図28,29に示すように、第2変形例では、第1変形例の固定部51に代えて、固定部52が設けられている。すなわち、第2変形例のトップフォイル片11の延伸部13は、ベースプレート30に固定された固定部52を有する。延伸部13の固定部52は、カシメによってベースプレート30に固定されている。ベースプレート30には、平面視円形の穴部53が形成されている。延伸部13がバックフォイル片21の平坦部23に重ねられた状態で不図示の押圧具によって押圧され、延伸部13と平坦部23のそれぞれの一部分が穴部53内に向けて塑性変形により突出して、穴部53内に嵌入して固定されている。第2変形例の他の構成は第1変形例と同等である。
図30は、上記第1実施形態の第3変形例に係るスラストフォイル軸受3のトップフォイル10を示す平面図である。図31は、図30のG−G線矢視断面図である。図32は、図30のH−H線矢視断面図である。
図30〜32に示すように、第3変形例では、第1変形例の固定部51に代えて、固定部54が設けられている。すなわち、第3変形例のトップフォイル片11の延伸部13は、ベースプレート30に固定された固定部54を有する。延伸部13の固定部54は、カシメによってベースプレート30に固定されている。ベースプレート30には、平面視矩形の穴部55が形成されている。延伸部13がバックフォイル片21の平坦部23に重ねられた状態で不図示の押圧具によって押圧され、延伸部13と平坦部23のそれぞれの一部分が穴部55内に向けて塑性変形により突出して、穴部55内に嵌入して固定されている。第3変形例の他の構成は第1変形例と同等である。
図33は、上記第1実施形態の第4変形例に係るスラストフォイル軸受3のトップフォイル10を示す平面図である。図34は、図33のI−I線矢視断面図である。
図33,34に示すように、第4変形例では、第1変形例の固定部51に代えて、固定部57が設けられている。すなわち、第4変形例のトップフォイル片11の延伸部13は、ベースプレート30に固定された固定部57を有する。延伸部13の固定部57は、リベット58を用いてベースプレート30に固定されている。リベット58は、ベースプレート30に形成された貫通孔30c、平坦部23に形成された貫通孔23c、及び延伸部13に形成された貫通孔13cに挿通されている。リベット58の一方の頭部58aがベースプレート30に係止され、リベット58の他方の頭部58bが延伸部13に係止されることで、延伸部13と平坦部23とがベースプレート30に固定されている。頭部58bは、傾斜部12の周方向一方側の端部よりも、軸方向においてベースプレート30に近い位置に配置されている。このため、スラストカラー4がトップフォイル片11を押し込んだ場合でも、スラストカラー4が頭部58bに接触することを抑制できる。第4変形例の他の構成は第1変形例と同等である。
上述した第1実施形態の第1〜第4変形例の各々は、他の実施形態、すなわち上記第2〜第5実施形態に適用することも可能である。例えば第1変形例を第2実施形態に適用した場合は、図35に示すように、トップフォイル片11が有する2つの延伸部13の内周側のそれぞれに固定部51が設けられる。第1変形例を第3実施形態に適用した場合は、図36に示すように、トップフォイル片11が有する6つの延伸部13の内周側のそれぞれに固定部51が設けられる。
なお、上記第1〜第4変形例では、延伸部13は平坦部23を介してベースプレート30に固定され、すなわち延伸部13と平坦部23とのいずれもが固定部によってベースプレート30に固定されているが、この構成に限定されない。上記第1〜第4変形例の固定部が、バックフォイル片21の平坦部23をベースプレート30に固定し、トップフォイル片11の延伸部13を固定せず、延伸部13は、ベースプレート30と軸受スペーサ40との間に挟持されている被挟持部14のみによって保持される構成であってもよい。
一方、上記第1〜第4変形例の固定部が、トップフォイル片11の延伸部13のみをベースプレート30に固定し、バックフォイル20には被挟持部24が設けられておらず、バックフォイル片21が支持部22のみから形成されている構成であってもよい。
図37は、上記第1実施形態の第5変形例に係るスラストフォイル軸受3を示す断面図である。図38は、上記第1実施形態の第5変形例に係るスラストフォイル軸受3のバックフォイル片21の平面図である。
図37,38に示すように、第5変形例は、第1変形例の固定部51が延伸部13のみをベースプレート30に固定した構成を有しており、バックフォイル片21は支持部22のみから形成されている。
図38に示すように、バックフォイル片21は、周方向他方側の端部21bがベースプレート30に対して複数の箇所で溶接(スポット溶接)されている。すなわち、バックフォイル片21は複数の溶接部21cを介してベースプレート30に固定されている。
図39は、上記第1実施形態の第6変形例に係るスラストフォイル軸受3を示す断面図である。
図39に示すように、第6変形例は、第2変形例の固定部52が延伸部13のみをベースプレート30に固定した構成を有している。第6変形例の他の構成は、第5変形例と同等である。
図40は、上記第1実施形態の第7変形例に係るスラストフォイル軸受3を示す断面図である。
図40に示すように、第7変形例は、第3変形例の固定部54が延伸部13のみをベースプレート30に固定した構成を有している。第7変形例の他の構成は、第5変形例と同等である。
図41は、上記第1実施形態の第8変形例に係るスラストフォイル軸受3を示す断面図である。
図41に示すように、第8変形例は、第4変形例の固定部57が延伸部13のみをベースプレート30に固定した構成を有している。第8変形例の他の構成は、第5変形例と同等である。
なお、上述した第1実施形態の第5〜第8変形例の各々は、他の実施形態、すなわち上記第2〜第5実施形態に適用することも可能である。
また、上記第1〜第8変形例においては、溶接(スポット溶接)、カシメ及びリベットを用いて延伸部13や平坦部23をベースプレート30に固定しているが、これに限定されず、固定部が、接着やネジ止めによって延伸部13や平坦部23をベースプレート30に固定する構成であってもよい。
本開示は、回転軸に設けられたスラストカラーに対向して配置されるスラストフォイル軸受に利用することができる。
1 回転軸(シャフト)
2 インペラ
3 スラストフォイル軸受
4 スラストカラー
5 ハウジング
6 チップクリアランス
7 ラジアルフォイル軸受
10 トップフォイル
11 トップフォイル片
12 傾斜部
13 延伸部
14 被挟持部
15 曲げ部
15A 曲げ部
16 貫通孔
17 スリット
18 第2のスリット
19 曲げ部
19A 曲げ部
20 バックフォイル
21 バックフォイル片
22 支持部
22a 山部
22b 谷部
23 平坦部
24 被挟持部
25 曲げ部
26 貫通孔
27 第1スリット
28 第2スリット
30 ベースプレート
30a 挿通孔
31 挿入溝
32 挿入溝
33 傾斜面
40 軸受スペーサ
41 締結ボルト
42 貫通孔
51,52,54,57 固定部

Claims (10)

  1. シャフトが挿通される挿通孔を有するベースプレートと、
    前記挿通孔の周囲に配置されたトップフォイルと、を備え、
    前記トップフォイルは、
    前記挿通孔の径方向において、内側の領域と外側の領域に分けるスリットと、
    前記外側の領域に配置された被挟持部と、
    前記被挟持部から前記内側の領域まで延伸する延伸部と、
    前記内側の領域において、前記挿通孔の周方向一方側の端縁が前記延伸部に接続され、且つ前記延伸部から周方向他方側に延伸すると共に、前記挿通孔の軸方向に直交する方向に広がる前記ベースプレートの平坦面に対して傾斜した傾斜部と、を有する、スラストフォイル軸受。
  2. 前記ベースプレートには、環状部材が取り付けられ、
    前記被挟持部は、前記ベースプレートと前記環状部材との間に挟持されている、請求項1に記載のスラストフォイル軸受。
  3. 前記環状部材を前記ベースプレートに取り付ける締結部材を有し、
    前記被挟持部には、前記締結部材が挿通される貫通孔が形成されている、請求項2に記載のスラストフォイル軸受。
  4. 前記貫通孔は、前記被挟持部に複数形成されている、請求項3に記載のスラストフォイル軸受。
  5. 前記被挟持部は、環状に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のスラストフォイル軸受。
  6. 前記被挟持部には、複数の前記延伸部を介して前記傾斜部が複数接続されており、
    前記スリットは、前記傾斜部の周方向他方側の端縁から周方向一方側に向かって延伸し、
    前記トップフォイルには、前記傾斜部の周方向他方側の端縁に沿って内周側から外周側に延伸すると共に、前記傾斜部の外周側において前記スリットと接続される第2のスリットが形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のスラストフォイル軸受。
  7. 前記傾斜部の周方向他方側の端部は、自由端となっている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のスラストフォイル軸受。
  8. 前記延伸部の周方向一方側の端部には、前記ベースプレートに向かって曲がる、若しくは、前記ベースプレートと反対側に向かって曲がる曲げ部が形成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のスラストフォイル軸受。
  9. 前記ベースプレートには、前記ベースプレートに向かって曲がる前記曲げ部が挿入される挿入溝が形成されている、請求項8に記載のスラストフォイル軸受。
  10. 前記延伸部は、前記ベースプレートに固定された固定部を有する、請求項1又は2に記載のスラストフォイル軸受。
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