JPWO2020130124A1 - スラストフォイル軸受 - Google Patents

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    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
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Abstract

シャフト(1)が挿通される挿通孔(30a)を有するベースプレート(30)と、挿通孔(30a)の周囲に配置されたトップフォイル(10)と、を備え、トップフォイル(10)は、挿通孔(30a)を中心として、多重環状に配置された複数のトップフォイル片(11)を有する、スラストフォイル軸受(3)。

Description

本開示は、スラストフォイル軸受に関するものである。本願は、2018年12月20日に日本に出願された日本国特願2018−238856号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、高速回転体用の軸受として、回転軸に設けられたスラストカラーに対向して配置されるスラストフォイル軸受が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。スラストフォイル軸受は、振動や衝撃によって発生する回転軸の動き(スラストカラーの軸方向変位と傾き)を吸収できるように、軸受面が柔軟なフォイル(金属製薄板)によって形成されており、軸受面の下に軸受面を柔軟に支持するためのフォイル構造を有している。
スラストフォイル軸受には、周方向に複数のトップフォイル片とバックフォイル片が配列された形態がある。トップフォイル片は、バックフォイル片に支持されており、スラストカラーの回転により、トップフォイル片とスラストカラーとの間に潤滑流体が導入される。この潤滑流体がトップフォイル片とスラストカラーとの間に楔状の流体潤滑膜を形成し、スラストフォイル軸受の負荷能力が発揮される。
国際公開第2014/061698号
このようなスラストフォイル軸受においては、より一層の負荷能力の向上が求められている。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、スラストフォイル軸受の負荷能力の向上を目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示においては、スラストフォイル軸受に係る第1の態様として、シャフトが挿通される挿通孔を有するベースプレートと、前記挿通孔の周囲に配置されたトップフォイルと、を備え、前記トップフォイルは、前記挿通孔を中心として、多重環状に配置された複数のトップフォイル片を有する、スラストフォイル軸受を採用する。
また、本開示においては、スラストフォイル軸受に係る第2の態様として、上記第1の態様において、前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、外周側に配置された外周側トップフォイル片の数は、内周側に配置された内周側トップフォイル片の数よりも多くてもよい。
また、本開示においては、スラストフォイル軸受に係る第3の態様として、上記第1の態様または第2の態様において、前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、内周側に配置された内周側トップフォイル片の間には、前記径方向に延びる内周側周方向隙間がそれぞれ形成され、前記内周側周方向隙間の少なくとも一つは、外周側に配置された前記外周側トップフォイル片の前記挿通孔の周方向における両端の間の周方向位置に配置されていてもよい。
また、本開示においては、スラストフォイル軸受に係る第4の態様として、上記第1の態様から第3の態様のいずれか1つにおいて、前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、内周側に配置された内周側トップフォイル片の間には、前記径方向に延びる内周側周方向隙間がそれぞれ形成され、外周側に配置された外周側トップフォイル片の間には、前記径方向に延びる外周側周方向隙間がそれぞれ形成され、前記外周側周方向隙間の少なくとも一つは、前記内周側周方向隙間と周方向位置が一致していてもよい。
また、本開示においては、スラストフォイル軸受に係る第5の態様として、上記第1の態様から第4の態様のいずれか1つにおいて、前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、内周側に配置された内周側トップフォイル片が配置される前記ベースプレートの内周側の支持面と、外周側に配置された外周側トップフォイル片が配置される前記ベースプレートの外周側の支持面との間に、段差が設けられていてもよい。
本開示によれば、スラストフォイル軸受の負荷能力を向上できる。
本開示のスラストフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。 本開示のスラストフォイル軸受を示す側面図である。 本開示の第1実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図3に示す矢視A−A図である。 多重環状に配置していないトップフォイル片に作用する流体潤滑膜の圧力分布を示す解析図である。 本開示の第2実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 本開示の第3実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図7に示す矢視B−B図である。 本開示の第4実施形態に係るスラストフォイル軸受を示す平面図である。 図9に示す矢視C−C図である。 本開示の第4実施形態の変形例に係るスラストフォイル軸受を示す断面図である。
以下、図面を参照して本開示のスラストフォイル軸受を詳しく説明する。
図1は、本開示のスラストフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。図1中、符号1は回転軸(シャフト)、符号2は回転軸の先端部に設けられたインペラ、符号3は本開示に係るスラストフォイル軸受である。
回転軸1には、円板状のスラストカラー4が取り付けられている。スラストカラー4は、一対のスラストフォイル軸受3に挟まれている。インペラ2は、静止側となるハウジング5内に配置されており、ハウジング5との間にチップクリアランス6を有している。すなわち、インペラ2は、インペラ2とハウジング5との間にチップクリアランス6を形成するように、ハウジング5内に配置されている。回転軸1は、ラジアルフォイル軸受7に支持されている。
図2は、本開示のスラストフォイル軸受3を示す側面図である。スラストフォイル軸受3は、図2に示すように、スラストカラー4を挟んで両側に一対で設けられている。すなわち、スラストフォイル軸受3として、スラストカラー4を挟むようにスラストカラー4の両側に設けられた一対のスラストフォイル軸受3が、設けている。これら一対のスラストフォイル軸受3は、共に同じ構成となっている。スラストフォイル軸受3は、トップフォイル10と、バックフォイル20と、ベースプレート30と、を備える。すなわち、一対のスラストフォイル軸受3の各々は、トップフォイル10と、バックフォイル20と、ベースプレート30と、を備える。
一対のスラストフォイル軸受3のそれぞれのベースプレート30の間には、二点鎖線で示す円筒状の軸受スペーサ40が挟持されている。すなわち、一対のスラストフォイル軸受3が提供する一対のベースプレート30の間には、二点鎖線で示す円筒状の軸受スペーサ40が挟持されている。そして、これらベースプレート30は、締結ボルト41によって軸受スペーサ40を介して連結されている。ベースプレート30の外周部には、締結ボルト41を挿通するための貫通孔42が形成されている。なお、このように連結されたベースプレート30のうちの一方は、締結ボルト41による締め付けによってハウジング5に当接している。
(第1実施形態)
図3は、本開示の第1実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図4は、図3に示す矢視A−A図である。ベースプレート30は、図3に示すように、回転軸1が挿通される挿通孔30aを有する。
なお、以下の説明においては、挿通孔30aを基準に各部材の位置関係を説明することがある。具体的に、「軸方向」とは、挿通孔30aが延びる方向(回転軸1が挿通される方向)を言う。また、「径方向」とは、挿通孔30aの径方向を言う。また、「周方向」とは、挿通孔30aの内周面に沿った周方向を言う。あるいは、挿通孔30aに挿通された回転軸1の軸心を基準に、当該軸心から視た「径方向」及び「周方向」とも言える。
ベースプレート30は、軸方向におけるスラストフォイル軸受3の最外部(反スラストカラー4側)を構成している。すなわち、軸方向におけるスラストフォイル軸受3の反スラストカラー4側とは、軸方向における各スラストフォイル軸受3のうち、スラストカラー4に最も近い部分と反対に位置する部分、すなわち、スラストカラー4から最も遠い部分を意味する。ベースプレート30には、挿通孔30aが形成されている。すなわち、本開示のベースプレート30は、挿通孔30aが形成された円板状の部材である。しかし、挿通孔30aを有すれば、ベースプレート30は、円板状以外の部材(例えば矩形板状)であってもよい。また、挿通孔30aについても、必ずしも厳密な円筒形状である必要はない。
ベースプレート30は、例えば、厚さ数mm程度の金属板から形成されている。スラストカラー4と対向して配置されるベースプレート30、の平坦面30bにおける挿通孔30a(開口)の周囲には、トップフォイル10、バックフォイル20が配置されている。具体的に、トップフォイル10は、バックフォイル20に支持され、バックフォイル20は、ベースプレート30に支持されている。つまり、トップフォイル10は、バックフォイル20を介し、ベースプレート30にも支持されている。
トップフォイル10は、挿通孔30aの周囲に配列された複数の金属製の薄板(トップフォイル片11)によって形成されている。トップフォイル片11は、周方向一方側(回転軸1の回転方向上流側)から周方向他方側(回転軸1の回転方向下流側)に向かって上方(図3において紙面手前側、すなわち、紙面手前に向かう方向。あるいは、ベースプレート30からトップフォイル片11に向かう方向の軸方向側、すなわち、軸方向のうち、ベースプレート30からトップフォイル片11に向かう方向。)に傾斜する傾斜部12と、傾斜部12の周方向一方側に連設され、ベースプレート30に取り付けられる取付部13と、を有している。
傾斜部12は、図3に示すように、扇形の頂点側を切り欠いて内周側、外周側をそれぞれ円弧状とした、略台形状に形成されている。すなわち、傾斜部12は、周方向に離隔し、内周側から外周側に延びる2つの端縁と、2つの端縁を内周側で接続する内周側の端縁と、2つの端縁を外周側で接続する外周側の端縁を備えている。傾斜部12の周方向他方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向他方側の端部12aと言う)は、自由端となっている。
一方で、傾斜部12の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁は、曲げ部14を介して取付部13に接続されている。曲げ部14は、図4に示すように、第1の屈曲と、第1の屈曲の周方向他方側に位置する第2の屈曲とで構成されている。第1の屈曲は、第1の屈曲部と言い換えてもよく、第2の屈曲は、第2の屈曲部と言い換えてもよい。第1の屈曲は、トップフォイル片11のベースプレート30に対向する面の背面側に屈曲している。第2の屈曲は、トップフォイル片11のベースプレート30に対向する面側に屈曲している。つまり、曲げ部14は、階段状となっている。なお、第1の屈曲、第2の屈曲は、いずれも鈍角となっている。
曲げ部14よりも周方向他方側に位置する傾斜部12は、バックフォイル片21の支持部22に支持されている。支持部22に支持された傾斜部12は、周方向一方側から周方向他方側に向かうに連れて、ベースプレート30から漸次遠ざかるように初期傾斜角で傾斜して配置されている。ここで、初期傾斜角とは、荷重がゼロのときのベースプレート30に対するトップフォイル片11の傾斜角を意味する。すなわち、初期傾斜角とは、荷重がゼロでるときにベースプレート30とトップフォイル片11によりその間に形成される角度を意味する。本開示のベースプレート30は、軸方向に直交する方向に広がる平坦面30bを有し、傾斜部12は、当該平坦面30bに対し傾斜している。
取付部13は、曲げ部14の周方向一方側(第1の屈曲側)に接続されている。すなわち、延伸部13は、曲げ部15とその周方向一方側(第1の屈曲側)の端部を介して接続されている。本開示では、この取付部13は、径方向において曲げ部14と同じ長さで帯状に形成され、ベースプレート30に対してスポット溶接(点付溶接)されている。つまり、この溶接位置が、ベースプレート30に対するトップフォイル片11の取付位置となっている。なお、ベースプレート30に対するトップフォイル片11の取り付けについては、スポット溶接以外にも、例えばネジ止めなどによっても行うことができる。また、取付部13と曲げ部14は、必ずしも径方向において同じ長さである必要はない。
一方、バックフォイル20は、挿通孔30aの周囲に配列された複数の金属製の薄板(バックフォイル片21)によって形成されている。バックフォイル片21は、トップフォイル片11の傾斜部12を支持する支持部22を有している。支持部22は、図4に示すように、山部22aと谷部22bが交互に形成された波型のフォイル(バンプフォイル)である。支持部22は、トップフォイル片11の傾斜部12を弾性的に支持している。
なお、支持部22としては、例えば、バンプフォイル、日本国特開2006−57652号公報や日本国特開2004−270904号公報などに記載されているスプリングフォイル、日本国特開2009−299748号公報などに記載されているバックフォイルなどを用いることができる。なお、日本国特開2006−57652号公報や日本国特開2004−270904号公報に記載されているスプリングフォイル、日本国特開2009−299748号公報に記載されているバックフォイルは、ラジアル軸受に用いられるフォイルであるが、これらを平面状に展開して円環板状に形成すれば、スラストフォイル軸受3に用いられるフォイル(支持部22)となる。
本開示の支持部22は、バンプフォイルから形成されている。支持部22は、図3に示す平面視で、トップフォイル片11の傾斜部12よりも一回り小さく形成されている。したがって、支持部22は、傾斜部12に覆われている。支持部22は、傾斜部12と同様に、扇形の頂点側を切り欠いて内周側、外周側をそれぞれ円弧状とした、略台形状に形成されている。すなわち、支持部22は、周方向に離隔し、内周側から外周側に延びる2つの端縁と、2つの端縁を内周側で接続する内周側の端縁と、2つの端縁を外周側で接続する外周側の端縁を備えている。
支持部22の周方向一方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向一方側の端部)には、支持部22の周方向他方側の内周側から外周側に延びる端縁(以下、周方向他方側の端部)と平行に延びる平行部(以下、バックフォイル端部21aと言う)が形成されている。支持部22には、バックフォイル端部21aから支持部22の周方向他方側の端部に向かう第1方向において、谷部22bと山部22aが交互に連なっている。すなわち、バックフォイル端部21aないし支持部22の周方向他方側の端部とそれぞれ直交する法線方向(山部22aの稜線と直交する方向とも言う)において、谷部22bと山部22aが交互に連なっている。
図4に示すように、谷部22bは、平坦面を備えベースプレート30に対向している。また、山部22aは、隣接する谷部22bを繋ぐアーチ状の部位となっている。バックフォイル片21は、ベースプレート30に支持されている。そのため、谷部22bは、ベースプレート30と当接可能である。支持部22の両端部、すなわち、バックフォイル端部21aと、支持部22の周方向他方側の端部(以下、取付部21b)は、それぞれ谷部22bによって形成されている。
本開示では、谷部22b及び山部22aは、それぞれほぼ等ピッチで形成されている。また、山部22aの高さ(谷部22bと山部22aの高さの差)は、一定の高さで形成されている。ベースプレート30には、支持部22を支持する支持面31が形成されている。支持面31は、第1方向の他方側(図4において紙面右側)に向かうに従って漸次高くなる傾斜面となっている。なお、本開示において、第1方向他方側と、周方向他方側の向きは一致していないが、その間の角度は劣角となっている。支持面31は、ベースプレート30の平坦面30bに対して所定角度で傾いている。この角度は、トップフォイル片11の傾斜部12の初期傾斜角度に対応している。
バックフォイル片21の取付部21bは、ベースプレート30に対してスポット溶接(点付溶接)されている。つまり、この溶接位置が、ベースプレート30に対するバックフォイル片21の取付位置となっている。つまり、本開示において、バックフォイル片21の取付位置は、第1方向の他方側(図4において紙面右側)の端に位置する谷部22b(取付部21b)となっている。
また、バックフォイル片21の第1方向の一方側(図4において紙面左側)の端に位置する谷部22b(バックフォイル端部21a)は、自由端となっている。すなわち、バックフォイル片21に荷重が作用すると、バックフォイル端部21aが、第1方向一方側に向かって移動することが可能である。なお、ベースプレート30に対するバックフォイル片21の取り付けについては、スポット溶接以外にも、例えばネジ止めなどによっても行うことができる。
上記構成のトップフォイル片11、バックフォイル片21は、図3に示すように、挿通孔30aを中心として、多重環状に配置されている。本開示のベースプレート30は、径方向の内側において6枚のトップフォイル片11、バックフォイル片21を支持すると共に、径方向の外側において6枚のトップフォイル片11、バックフォイル片21を支持している。本開示において、内周側の6枚のトップフォイル片11と、外周側の6枚のトップフォイル片11はそれぞれ分離している。また、内周側の6枚のバックフォイル片11と、外周側の6枚のバックフォイル片11もそれぞれ分離している。つまり、内外周に隣接するトップフォイル片11の間の位置、及び周方向に隣接するトップフォイル片11の間の位置では、ベースプレート30が露出している。つまり、本開示のトップフォイル片11、バックフォイル片21は、互いに同数で径方向に離隔した二重環状に配置されている。
径方向の内側に配置された内周側トップフォイル片11Aは、同じく径方向の内側に配置された内周側バックフォイル片21Aに支持されている。また、径方向の外側に配置された外周側トップフォイル片11Bは、同じく径方向の外側に配置された外周側バックフォイル片21Bに支持されている。本開示において、外周側トップフォイル片11Bの径方向における寸法は、内周側トップフォイル片11Aの径方向における寸法よりも小さい。なお、外周側トップフォイル片11Bの径方向における寸法は、必ずしも内周側トップフォイル片11Aの径方向における寸法よりも小さくなくてもよい。一方で、外周側トップフォイル片11Bの周方向における寸法(最外周の寸法)は、内周側トップフォイル片11Aの周方向における寸法(最外周の寸法)よりも大きい。本開示の内周側トップフォイル片11Aと、内周側トップフォイル片11Aの外周側に位置する外周側トップフォイル片11Bは、挿通孔30a回りの、大凡同じ角度範囲にわたり延伸している。
周方向で隣り合う内周側トップフォイル片11Aの間には、径方向に延びる内周側周方向隙間S1がそれぞれ形成されている。また、周方向で隣り合う外周側トップフォイル片11Bの間には、径方向に延びる外周側周方向隙間S2がそれぞれ形成されている。図3に示すように、内周側周方向隙間S1は、外周側周方向隙間S2と周方向位置が一致している。つまり、内周側周方向隙間S1は、外周側周方向隙間S2と径方向で連通している。すなわち、内周側トップフォイル片11Aと外周側トップフォイル片11Bの周方向における配置ピッチ(配置角度)は、同じになっている。
次に、このような構成からなるベースプレート30を備えるスラストフォイル軸受3の作用について説明する。スラストフォイル軸受3は、図2に示すように、スラストカラー4を挟んだ両側に設けている。そのため、回転軸1のスラスト方向両側の移動を抑制できる。
このような状態で回転軸1が回転し、スラストカラー4が回転を始めると、スラストカラー4とトップフォイル片11は擦れ合いつつ、両者の間に形成されたくさび形の空間に周囲流体が押し込まれる。そして、スラストカラー4が一定の回転速度に達すると、両者の間に流体潤滑膜が形成される。この流体潤滑膜の圧力によってトップフォイル片11はバックフォイル片21側へ押し付けられ、スラストカラー4はトップフォイル片11との接触状態を脱し、非接触で回転するようになる。
ここで、本開示のトップフォイル片11は、図3に示すように、挿通孔30aを中心として、多重環状に配置されている。このため、従来よりもトップフォイル片11の数は、増えている(従来の配置では6枚、本開示の配置では12枚)。個々のトップフォイル片11は、従来通りの負荷能力を発揮するため、スラストフォイル軸受3全体としては、より大きな荷重を支えることができるようになる。
また、この構成によれば、トップフォイル片11を大型化せずに、スラストフォイル軸受3を大型化できる。つまり、スラストフォイル軸受3の負荷能力を向上するために、その直径を大きくすると、通常は、トップフォイル片11のサイズも大きくなる。しかし、トップフォイル片11のサイズが大きくなると、トップフォイル片11の剛性(トップフォイル片11の曲げ剛性とバックフォイル片21の支持剛性を合成したもの)を適切に配分することが困難になる。流体潤滑膜は極めて薄いため、トップフォイル片11の剛性が適切に配分されていないと軸受面(トップフォイル片11)に歪みが生じ,流体潤滑膜は容易に破断する虞がある。一方で、図3に示すように、トップフォイル片11を細分化し、多重環状に配置することで、従来と同程度の大きさのトップフォイル片11を用いることができ、スラストフォイル軸受3の大型化への対応が容易になる。
したがって、上述した第1実施形態によれば、回転軸1が挿通される挿通孔30aを有するベースプレート30と、挿通孔30aの周囲に配置されたトップフォイル10と、を備え、トップフォイル10は、挿通孔30aを中心として、多重環状に配置された複数のトップフォイル片11を有する、という構成を採用することによって、スラストフォイル軸受3の負荷能力を向上できる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図5は、多重環状に配置していないトップフォイル片に作用する流体潤滑膜の圧力分布を示す解析図である。図5においては、圧力の高低を、ドットの濃淡で示している。トップフォイル片の下流端側(回転軸の回転方向下流側(周方向の他方側))は、くさび形の空間の最も狭まった部分になるため、図5に示すように、流体潤滑膜による高い圧力が作用することになる。なお、流体潤滑膜による高い圧力は、図5では、トップフォイル片の外周側に作用しているが、バンプフォイル片の支持剛性によっては、その位置は径方向に変化し得る。しかし、トップフォイル片の外周側では、その内周側よりもスラストカラーの周速が速いので、トップフォイル片の外周側に、流体潤滑膜による高い圧力が作用しやすい傾向がある。
図6は、本開示の第2実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。第2実施形態では、上述したように流体潤滑膜による高い圧力が作用し易い外周側に配置された外周側トップフォイル片11B(及び外周側バックフォイル片21B)を、周方向に細分化し、外周側トップフォイル片11Bの数を、内周側トップフォイル片11Aの数よりも多くしている。図6に示す外周側トップフォイル片11Bは、6枚の内周側トップフォイル片11Aに対して、12枚配置されている。
図6に示す例では、外周側トップフォイル片11Bの径方向における寸法は、内周側トップフォイル片11Aの径方向における寸法よりも小さい。また、外周側トップフォイル片11Bの周方向における寸法(最外周の寸法)も、内周側トップフォイル片11Aの周方向における寸法(最外周の寸法)より小さい。なお、上記細分化された外周側トップフォイル片11Bに適切な流体潤滑膜を形成させるため、外周側トップフォイル片11Bの周方向長さと径方向長さは、概略同じになるようにするとよい。すなわち、軸受最外周(スラストカラー4の最外周ないし軸受スペーサ40の内周面の周長と同等)の周長を概略12分割した長さを外周側トップフォイル片11Bの周方向長さとし、また、外周側トップフォイル片11Bの径方向長さも、概略これと同じ長さとするとよい。
図6に示すように、内周側周方向隙間S1は、外周側トップフォイル片11Bの周方向における両端(符号13及び符号12a)の間の周方向位置に配置されている。つまり、内周側周方向隙間S1に対し、外周側トップフォイル片11Bが径方向で対向して配置される。これにより、内周側周方向隙間S1の径方向外側に、図6に示す平面視で、T字状の隙間が形成される。すなわち、内周側周方向隙間S1は、外周側周方向隙間S2と径方向において同一直線上で連通していない。つまり第2実施形態では、各内周側周方向隙間S1に対応し、内周側周方向隙間S1(の内周側の端縁)と径方向外側で対面する、外周側トップフォイル片11Bが存在する。また、いくつかの外周側トップフォイル片11B(の内周側の端縁)は内周側周方向隙間S1と径方向内側で対面していない。
上記構成の第2実施形態によれば、外周側トップフォイル片11Bの数が、内周側トップフォイル片11Aの数よりも多いため、スラストフォイル軸受3の単位面積当たりの負荷能力を向上できる。つまり、図5に示すように、流体潤滑膜による高い圧力は、外周側で発生する。また、この高い圧力は、トップフォイル片11の下流端側で発生するため、逆にトップフォイル片11の上流端側は負荷能力にあまり寄与していないと言える。このため、外周側トップフォイル片11Bを周方向に延ばさずに、周方向において細分化し、負荷能力の向上に有効な外周側トップフォイル片11Bの下流端側の合計面積を増やすことで、スラストフォイル軸受3の単位面積当たりの負荷能力を向上できる。
また、第2実施形態では、挿通孔30aの周方向で隣り合う内周側トップフォイル片11Aの間には、径方向に延びる内周側周方向隙間S1がそれぞれ形成され、内周側周方向隙間S1は、外周側トップフォイル片11Bの周方向における両端の間の周方向位置に配置されている。このため、内周側トップフォイル片11Aにおいて支えられない領域(内周側周方向隙間S1)の周方向位置における負荷を、外周側トップフォイル片11Bによって支えることができる。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図7は、本開示の第3実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図8は、図7に示す矢視B−B図である。図7に示すように、第3実施形態では、外周側トップフォイル片11Bの数が、内周側トップフォイル片11Aの数よりも多く、且つ、外周側周方向隙間S2の少なくとも一つが、内周側周方向隙間S1と周方向位置が一致している。
第3実施形態の外周側トップフォイル片11Bは、6枚の内周側トップフォイル片11Aに対して、12枚配置されている。これら外周側トップフォイル片11Bによって形成される外周側周方向隙間S2は、12個である。このうち、内周側周方向隙間S1と周方向位置が一致する外周側周方向隙間S2は、6個である。残り6個の外周側周方向隙間S2は、内周側トップフォイル片11Aの周方向における両端の間の周方向位置に配置されている。つまり、内周側周方向隙間S1に径方向で連通する外周側周方向隙間S2と、内周側周方向隙間S1に径方向で連通しない外周側周方向隙間S2が、周方向において交互に配置されている。
図7において符号Gで示す矢印は、冷却ガスの流れを示している。冷却ガスは、ベースプレート30の挿通孔30aと回転軸1との隙間に導入され、当該隙間から径方向外側に流れ、トップフォイル10及びバックフォイル20を冷却している。内周側周方向隙間S1及び外周側周方向隙間S2には、この冷却ガスが別途に吹き出す冷却孔32が形成されている。冷却孔32は、内周側周方向隙間S1及び外周側周方向隙間S2のそれぞれの外周側から内周側に向かって、径方向に間隔をあけて複数形成されている。
また、図8に示すように、トップフォイル片11及びバックフォイル片21が配置される支持面31にも、冷却ガスが吹き出す冷却孔33が形成されている。冷却孔33は、バックフォイル片21の山部22aの裏面(非接地領域)に対向している。冷却孔33は、第1方向の他方側(図8において紙面右側)の端に位置する山部22aと、その山部22aに隣接する山部22aの裏面にそれぞれ対向するように、第1方向に間隔をあけて複数形成されている。
上記構成の第3実施形態によれば、図7に示すように、外周側周方向隙間S2の少なくとも一つが、内周側周方向隙間S1と周方向位置が一致しているため、挿通孔30aから導入される冷却ガスが、内周側周方向隙間S1に連通する外周側周方向隙間S2を通って、外周側トップフォイル片11Bに届きやすくなる。外周側は、内周側よりもスラストカラー4の周速が速くなるため発熱量が大きくなるが、冷却ガスが外周側に行き届いて、外周側トップフォイル片11Bの特に下流端側の温度上昇が抑えられることによって、より大きな荷重を支えることが可能となる。また、ベースプレート30の要所に冷却孔32,33を設け、冷却ガスを吹き出させることで、温度上昇がし易い部分を効率的に冷却することができる。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図9は、本開示の第4実施形態に係るスラストフォイル軸受3を示す平面図である。図10は、図9に示す矢視C−C図である。図10に示すように、第3実施形態では、内周側トップフォイル片11Aが配置されるベースプレート30の内周側の支持面31Aと、外周側トップフォイル片11Bが配置されるベースプレート30の外周側の支持面31Bとの間に、段差34が設けられている。なお、図9に示すトップフォイル片11及びバックフォイル片21の配置は、上述した図7に示す配置と同じであるため、その説明は割愛する。
図10に示すように、内周側の支持面31Aは、外周側の支持面31Bよりも高くなっている。つまり、内周側の支持面31Aにおいて、内周側バックフォイル片21Aを介して支持される内周側トップフォイル片11Aは、外周側トップフォイル片11Bよりもスラストカラー4に近づく。このため、スラストカラー4の低負荷回転時には、外周側トップフォイル片11Bより先に、内周側トップフォイル片11Aが流体潤滑膜を形成する。したがって、この構成によれば、スラストカラー4の低負荷回転時において、外周側トップフォイル片11Bにかかる負荷を低減できる。また、この負荷の低減に関連して、外周側トップフォイル片11Bで発生する損失も低減できる。このような第4実施形態によれば、スラストカラー4が低負荷回転を繰り返すような場合に、スラストフォイル軸受3の全体としての軸受損失を低減することができる。
また、第4実施形態では、図11に示すような変形例を採用し得る。図11は、本開示の第4実施形態の変形例に係るスラストフォイル軸受3を示す断面図である。なお、図11は、上述した図9のC−C断面に対応している。図11に示すように、外周側の支持面31Bが、内周側の支持面31Aよりも高くなっていてもよい。つまり、外周側トップフォイル片11Bが、内周側バックフォイル片21Aよりもスラストカラー4に近づいていてもよい。
この構成によれば、スラストカラー4の回転時には、内周側トップフォイル片11Aより先に、外周側トップフォイル片11Bが流体潤滑膜を形成する。その後、スラストカラー4が高負荷回転し、軸受荷重が増えてくると、外周側トップフォイル片11Bがベースプレート30側に押し下げられ、内周側トップフォイル片11Aが後から軸受荷重を支えるようになる。内周側トップフォイル片11Aは、スラストカラー4の周速が遅く、軸受面積が小さいため、支持面31Aと支持面31Bが同じ高さであるなら、外周側トップフォイル片11Bよりも焼き付きが生じ易いと言える。しかし、内周側トップフォイル片11Aが後から軸受荷重を支えることで、その分、内周側トップフォイル片11Aの負担が減るため、内周側トップフォイル片11Aの焼き付きを遅らせることができ、スラストフォイル軸受3全体としての限界負荷能力は高くなる。したがって、このような第4実施形態の変形例によれば、スラストカラー4が高負荷回転を繰り返すような場合に、スラストフォイル軸受3全体の限界負荷能力を向上することができる。
以上、図面を参照しながら本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、トップフォイル片11が挿通孔30aの周りに二重環状に配置される構成について例示したが、トップフォイル片11は三重環状や四重環状、それ以上の多重環状に配置されていてもよい。
本開示によれば、スラストフォイル軸受の負荷能力を向上できる。
1 回転軸(シャフト)
3 スラストフォイル軸受
10 トップフォイル
11 トップフォイル片
11A 内周側トップフォイル片
11B 外周側トップフォイル片
12 傾斜部
12a 端部
13 取付部
14 曲げ部
20 バックフォイル
21 バックフォイル片
21a バックフォイル端部
21b 取付部
21A 内周側バックフォイル片
21B 外周側バックフォイル片
22 支持部
22a 山部
22b 谷部
30 ベースプレート
30a 挿通孔
30b 平坦面
31 支持面
31A 支持面
31B 支持面
32 冷却孔
33 冷却孔
34 段差
S1 内周側周方向隙間
S2 外周側周方向隙間

Claims (5)

  1. シャフトが挿通される挿通孔を有するベースプレートと、
    前記挿通孔の周囲に配置されたトップフォイルと、を備え、
    前記トップフォイルは、前記挿通孔を中心として、多重環状に配置された複数のトップフォイル片を有する、スラストフォイル軸受。
  2. 前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、外周側に配置された外周側トップフォイル片の数は、内周側に配置された内周側トップフォイル片の数よりも多い、請求項1に記載のスラストフォイル軸受。
  3. 前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、内周側に配置された内周側トップフォイル片の間には、前記径方向に延びる内周側周方向隙間がそれぞれ形成され、
    前記内周側周方向隙間の少なくとも一つは、外周側に配置された外周側トップフォイル片の前記挿通孔の周方向における両端の間の周方向位置に配置されている、請求項1または2に記載のスラストフォイル軸受。
  4. 前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、内周側に配置された内周側トップフォイル片の間には、前記径方向に延びる内周側周方向隙間がそれぞれ形成され、外周側に配置された外周側トップフォイル片の間には、前記径方向に延びる外周側周方向隙間がそれぞれ形成され、
    前記外周側周方向隙間の少なくとも一つは、前記内周側周方向隙間と周方向位置が一致している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスラストフォイル軸受。
  5. 前記複数のトップフォイル片のうち、前記挿通孔の径方向において、内周側に配置された内周側トップフォイル片が配置される前記ベースプレートの内周側の支持面と、外周側に配置された外周側トップフォイル片が配置される前記ベースプレートの外周側の支持面との間に、段差が設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のスラストフォイル軸受。
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